JP2005175796A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】手ぶれ補正を行うデジタルカメラにおいて、消費電力を低減することが可能な技術を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ1は、撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示するLCD81と、デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、を備える。この補正手段は、LCD81が表示状態(オン状態)となっている場合において、本撮影画像の露光期間TM1中に手ぶれ補正処理を実行する一方で、本撮影画像についてのフレーミング期間の一部または全部における手ぶれ補正処理の実行状態を変更する。
【選択図】図9
【解決手段】デジタルカメラ1は、撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示するLCD81と、デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、を備える。この補正手段は、LCD81が表示状態(オン状態)となっている場合において、本撮影画像の露光期間TM1中に手ぶれ補正処理を実行する一方で、本撮影画像についてのフレーミング期間の一部または全部における手ぶれ補正処理の実行状態を変更する。
【選択図】図9
Description
本発明は、デジタルカメラに関し、特に手ぶれ補正処理に関する。
デジタルカメラに対する手ぶれを補正する技術が存在する(たとえば、特許文献1等)。
しかしながら、このような手ぶれ補正処理は、比較的多くの電力を消費する。特に、撮影レンズ等の光学系とCCDなどの撮像素子とを相対的に移動させる光学的補正処理を行う場合には、駆動動作を伴うため、電力が比較的大量に消費されることになる。
デジタルカメラでは消費電力低減の要請が大きく、手ぶれ補正処理を行うタイミングをできるだけ最小限に止めることが好ましい。
特許文献1には、手ぶれ補正における消費電力を低減する技術として、電子ファインダの有効(表示状態)、無効(非表示状態)の切替が可能なデジタルカメラであって、電子ファインダが有効な場合(あるいは無効な場合)にのみ手ぶれ補正処理を実行する技術が開示されている。
しかしながら、上記の従来技術は、電子ファインダの有効・無効のみに応じて手ぶれ補正処理の実行・非実行を切り替えるものに過ぎず、必ずしも十分に消費電力を低減するものではない。
そこで、この発明の課題は、手ぶれ補正を行うデジタルカメラにおいて、消費電力を低減することが可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、デジタルカメラであって、撮影レンズと、前記撮影レンズからの被写体像を画像として取得する撮像素子と、前記撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示する表示手段と、前記表示手段の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える切替手段と、前記デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、を備え、前記補正手段は、前記表示手段が前記表示状態となっている場合において、前記撮像素子による本撮影画像の露光期間中に前記手ぶれ補正処理を実行する一方で、前記本撮影画像の前記露光期間よりも前のフレーミング期間の一部または全部における前記手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、操作者による撮影指令を受け付ける手段、をさらに備え、前記補正手段は、前記フレーミング期間中において、前記撮影指令を受け付けるまで前記手ぶれ補正処理を実行しないことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、操作者による撮影準備開始指令を受け付ける手段、をさらに備え、前記補正手段は、前記フレーミング期間中において、前記撮影準備開始指令を受け付けるまでは前記手ぶれ補正処理を実行せず、前記撮影準備開始指令に応じた前記本撮影画像に関する撮影準備中に前記手ぶれ補正処理を実行することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記手ぶれ補正処理の実行期間を、少なくともその始期が互いに異なる複数の期間の中から選択して設定する手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係るデジタルカメラにおいて、前記撮影レンズと前記撮像素子との相対移動を行う駆動手段、をさらに備え、前記補正手段は、前記駆動手段を用いて前記手ぶれを補正することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、デジタルカメラであって、撮影レンズと、前記撮影レンズからの被写体像を画像として取得する撮像素子と、前記撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示する表示手段と、前記デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、を備え、前記補正手段は、前記撮像素子による本撮影画像の露光期間中に前記手ぶれ補正処理を実行する一方で、前記本撮影画像についてのフレーミング期間の一部または全部における前記手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6の発明に係るデジタルカメラにおいて、前記表示手段の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える切替手段、をさらに備え、前記補正手段は、前記表示手段が前記非表示状態となっている場合において、前記撮像素子による本撮影画像の露光期間中に前記手ぶれ補正処理を実行する一方で、前記本撮影画像の前記露光期間よりも前のフレーミング期間の全部における前記手ぶれ補正処理を実行しないことを特徴とする。
請求項1ないし請求項5に記載の発明によれば、フレーミング期間の一部または全部における手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であるので、消費電力を低減することが可能である。特に、表示手段が表示状態となっている場合には、そうでない場合に比べて消費電力低減の要請が特に大きく、このような要請に応えて消費電力を低減することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、フレーミング期間中において、撮影指令を受け付けるまで手ぶれ補正処理を実行しないので、特に消費電力を低減することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、撮影準備開始指令を受け付けるまでは手ぶれ補正処理を実行しないので、消費電力を低減することができる。また、撮影準備開始指令に応じた本撮影画像に関する撮影準備中に手ぶれ補正処理を実行するので、操作性を確保することが可能である。
特に、請求項4に記載の発明によれば、操作性を確保することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、消費電力が比較的大きな、駆動手段を用いた手ぶれ補正を行う場合に、フレーミング期間の一部または全部における手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であるので、消費電力を特に低減することができる。
また、請求項6または請求項7に記載の発明によれば、フレーミング期間の一部または全部における手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であるので、消費電力を低減することが可能である。
特に、請求項7に記載の発明によれば、本撮影画像についてのフレーミング期間の全部における手ぶれ補正処理を実行しないので、消費電力を特に低減することができる。
<1.第1実施形態>
<1A.構成>
<概要>
図1は、第1実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)の主たる構成を示す断面図である。このデジタルカメラ(より詳細にはデジタルスチルカメラ)1は、手ぶれによる画像中の被写体像のぶれを補正(抑制)する手ぶれ補正機能を有している。図に示すようにデジタルカメラ1は、主としてカメラ本体部2と、カメラ本体部2に固設される撮影レンズ(撮影光学系)3とから構成される。なお、以下の説明においては、図に示すXYZ3次元直交座標系を適宜用いて、方向および向きを示すこととする。ここで、Z軸方向は撮影レンズ3の光軸Lに沿った方向であり、Z軸正方向は入射光の入射先となる向き(図において右向き)である。また、Y軸方向は鉛直方向であり、Y軸正方向は鉛直上向き(図において上向き)である。さらに、X軸方向は図面(紙面)に対しての垂直方向であり、X軸正方向は図面(紙面)に対する垂直下向きである。これらXYZ軸は、カメラ本体部2のハウジング2aに対して相対的に固定される。
<1A.構成>
<概要>
図1は、第1実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)の主たる構成を示す断面図である。このデジタルカメラ(より詳細にはデジタルスチルカメラ)1は、手ぶれによる画像中の被写体像のぶれを補正(抑制)する手ぶれ補正機能を有している。図に示すようにデジタルカメラ1は、主としてカメラ本体部2と、カメラ本体部2に固設される撮影レンズ(撮影光学系)3とから構成される。なお、以下の説明においては、図に示すXYZ3次元直交座標系を適宜用いて、方向および向きを示すこととする。ここで、Z軸方向は撮影レンズ3の光軸Lに沿った方向であり、Z軸正方向は入射光の入射先となる向き(図において右向き)である。また、Y軸方向は鉛直方向であり、Y軸正方向は鉛直上向き(図において上向き)である。さらに、X軸方向は図面(紙面)に対しての垂直方向であり、X軸正方向は図面(紙面)に対する垂直下向きである。これらXYZ軸は、カメラ本体部2のハウジング2aに対して相対的に固定される。
撮影レンズ3は主として、鏡胴31、ならびに、鏡胴31の内部に設けられる複数のレンズ群32および絞り33から構成される。撮影レンズ3はズームレンズとして構成され、レンズ群32の配置をZ軸方向に変更することにより、焦点距離(撮像倍率)を変更可能とされている。撮影レンズ3を介して形成される被写体の光像は、図2に示すように、結像されるXY平面(以下、「結像平面」という。)上において略円形の形状となり、イメージサークルICと呼ばれる。なお、イメージサークルの中心位置CCは、撮影レンズ3の結像平面と撮影レンズ3の光軸との交点であるとも表現できる。
撮影レンズ3の光軸Lの後方(Z軸正方向側)には、カメラ本体部2のハウジング2aに収容されたCCD5が配置されている。CCD5は、カラーフィルタがそれぞれ付された微細な画素群で構成される撮像素子であり、撮影レンズ3によって結像される被写体の光像(被写体像)を、例えばRGBの色成分を有する画像信号に光電変換する。
CCD5の受光面は結像平面と一致するように配置され、イメージサークルを含む結像平面の一部の領域が画像データ(本明細書中では、適宜単に「画像」ともいう。)として取得されることとなる。図2において、矩形の領域PAは結像平面上におけるCCD5の有効画素群の配置の例を示している。この領域は結像平面上にて画像として取得される領域であるため「画像取得領域」PAともいう。
CCD5はCCD移動部50内に固定されて配置される。CCD5は、このCCD移動部50によりZ軸に直交するXY平面内にて移動することが可能とされている。図3は、CCD5を含めたCCD移動部50の分解斜視図である。
図3に示すように、CCD移動部50は主として、ハウジング2aに固設されるベース板51、ベース板51に対してX軸方向に移動する第1スライダ52、および、第1スライダ51に対してY軸方向に移動する第2スライダ53の3つの部材から構成される。
ベース板51は、撮影レンズ3からの入射光を通過可能に中央部が開口しており、X軸方向に延設される第1アクチュエータ511、および、スプリング55を掛けるための第1スプリング掛け512を備えている。第2スライダ53は、CCD5を固定可能な開口部533がその中央部に形成されるとともに、Y軸方向に延設される第2アクチュエータ531、および、剛球54をZ軸方向両面に遊嵌する剛球受け532を備えている。また、第1スライダ52は中央部が開口しており、第1アクチュエータ511と対向する位置に第1摩擦結合部521、および、第2アクチュエータ531と対向する位置に第2摩擦結合部522がそれぞれ設けられ、さらに、第1スプリング掛け512と対向する位置に第2スプリング掛け523が設けられる。
第1アクチュエータ511および第2アクチュエータ531はそれぞれ、圧電素子と延設方向に駆動可能な駆動ロッドとを備えており、圧電素子に印加される駆動パルスに応じた量および向きに駆動ロッドが移動するようになっている。
CCD移動部50が組み上げられるときには、CCD5が第2スライダ53の開口部533に嵌合して固設されるとともに、第1アクチュエータ511の駆動ロッドと第1摩擦結合部521とが摩擦結合され、第2アクチュエータ531の駆動ロッドと第2摩擦結合部522とが摩擦結合される。また、ベース板51と第1スライダ52とは、スプリング55によって相互に接近する向きに付勢される。このとき、第2スライダ53は、ベース板51と第1スライダ52とに剛球54を介して挟み込まれた状態とされる。これにより、Z軸負方向側から正方向側に向かって、ベース板51、第2スライダ53、第1スライダ52の順に重なって、これら部材51,53,52が配置されることとなる。
このようなCCD移動部50が組み上げられた状態で、第1アクチュエータ511の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第1摩擦結合部521により第1スライダ52がベース板51に対してX軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52の移動にあわせて第2スライダ53もベース板51に対してX軸方向に移動する。第1アクチュエータ511の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第1スライダ52は停止する。また、第2アクチュエータ531の駆動ロッドが緩速で移動すると、これに摩擦結合する第2摩擦結合部522により第2スライダ53が第1スライダ52に対してY軸方向に移動する。このとき、第1スライダ52のベース板51に対する移動はなされないため、第2スライダ53は単独でベース板51に対してY軸方向に移動することとなる。第2アクチュエータ531の駆動ロッドが急速に移動すると、慣性により第2スライダ53は停止する。つまり、各圧電素子に与えられる駆動パルスによって各駆動ロッドが速度の異なる往動および復動(振動)を行うことにより、第2スライダ53がX軸・Y軸方向に移動することとなる。
また、前述したように、ベース板51はカメラ本体部2のハウジング2aに固設され、CCD5は第2スライダ53に固設されることから、CCD5はカメラ本体部2のハウジング2aに対してXY平面内にて相対的に移動することとなる。これにより、撮影レンズ3により形成されるイメージサークルICと、CCD5との相対位置が変更可能とされ、イメージサークルIC中において画像として取得される領域が変更されることとなる。
図1に戻り、CCD5のZ軸正方向側には、移動するCCD5の位置を検出するためのCCD位置センサ58が配置されている。CCD位置センサ58は、発光ダイオード等で構成される2つの投光部56a,56b、および、フォトダイオード等で構成される2つの受光部57a,57bを備えている。投光部56a,56bはCCD5の裏面側(Z軸正方向側)に固設される一方、受光部57a,57bは投光部56a,56bにそれぞれ対向するようにカメラ本体部2のハウジング2aに固設される。投光部56a,56bから投光された光は受光部57a,57bにて受光可能となっており、この受光部57a,57bにて受光する光の位置の変化から、CCD5の位置がXY座標位置として求められる。具体的には、第1投光部56aおよび第1受光部57aにてCCD5のX軸方向の位置を検出し、第2投光部56bおよび第2受光部57bにてCCD5のY軸方向の位置を検出するようになっている。
また、カメラ本体部2のハウジング2aの内部には、デジタルカメラ1の手ぶれによる振動を検出する振動センサ40が設けられている。振動センサ40は、2つの角速度センサ(第1角速度センサ41および第2角速度センサ42)を備えており、第1角速度センサ41にてX軸を中心とした回転振動(ピッチング)Piの角速度が検出され、第2角速度センサ42にてY軸を中心とした回転振動(ヨーイング)Yaの角速度が検出される。この振動センサ40により検出される2つの角速度に基づいて、CCD5がX軸およびY軸のそれぞれの方向に移動されることにより、画像中の被写体像のぶれの補正、すなわち、手ぶれ補正がなされることとなる。
カメラ本体部2の上面側にはシャッタボタン61が設けられる。シャッタボタン61は、撮影準備の開始や撮像(露光開始)の指示をユーザから受け付けるボタンであり、半押し状態(以下、S1状態とも称する)と全押し状態(以下、S2状態とも称する)とが検出可能な2段階スイッチになっている。
デジタルカメラ1は、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下されると「撮影準備開始指令」が入力されたものと判定し、シャッタボタン61が全押し状態S2にまで押下されると「撮影指令」が入力されたものと判定する。
また、カメラ本体部2の背面側には、操作部60(図4参照)、LCD81、および光学ファインダ82が設けられる。
操作部60は、デジタルカメラ1の各種指示や設定をユーザから受け付けるものである。操作部60は、独立して設けられた複数の操作部材(ボタン、スイッチなど)を有している。具体的には、操作部60は、前述のシャッタボタン61の他、モードスイッチ62(図4参照)、表示切替ボタン63、および手ぶれ補正切替ボタン64、十字カーソルボタン65などを有している。なお、モードスイッチ62、表示切替ボタン63、および手ぶれ補正切替ボタン64は、図示の都合上、図1には示していないが、カメラ本体部2の表面の適宜の位置に設けられている。また、これら複数の操作部材は、カメラ本体部2の背面だけでなく、カメラ本体部2の側面および上面などにも適宜設けられる。
操作者(ユーザ)は、この操作部60にて所定の操作を行うことにより、各種の設定操作を行うことができる。
例えば、操作者は、モードスイッチ62を操作することによって、デジタルカメラ1のモードを再生モードと撮影モードとの間で切り替えることができる。また、モードスイッチ62は、電源スイッチを兼ねており、電源のオン・オフ操作も行うことができる。
また、操作者は、表示切替ボタン63を操作することによって、デジタルカメラ1のLCD81の状態を表示状態および非表示状態との間で切り替えることができる。具体的には、操作者が表示切替ボタン63を押下するごとに、LCD81の表示状態と非表示状態とが順次に切り替わる。
さらに、操作者は、手ぶれ補正切替ボタン64を操作することによって、デジタルカメラ1における手ぶれ補正の有効・無効を切り替えることができる。具体的には、操作者が手ぶれ補正切替ボタン64を押下するごとに、手ぶれ補正処理が有効に設定された状態と無効に設定された状態とが順次に切り替わる。
また、十字カーソルボタン65を用いることによって、撮影レンズ3の焦点距離の設定、あるいは手ぶれ補正処理の実行期間(後述)の設定等を行うことができるようになっている。
LCD81は、各種の情報や画像を表示する表示部である。このLCD81は撮影待機状態において、CCD5にて所定時間ごとに取得される画像を表示(ライブビュー表示)し、被写体像をユーザに確認させつつフレーミングを行わせるビューファインダとして機能する。すなわち、LCD81は電子式ファインダである。また、LCD81は、後述の光学ファインダとは異なり、眼を離した状態でその表示内容を視認するための「非接眼式」のファインダである。
なお、この明細書においては、フレーミングのためなどに用いられるプレビュー用の画像を「ライブビュー画像」と称し、シャッタボタン61の全押し状態S2までの押下に応じて記録用の画像として取得される画像を「本撮影画像」とも称する。
また、光学ファインダ82は、眼を近づけた状態で被写体像を確認するための「接眼式」のファインダである。また、鏡胴31の内部の複数のレンズ群32を介して入射した光線(被写体像)は、図示しないハーフミラーおよびプリズム等を介して、光学ファインダ82に到達する。すなわち、この光学ファインダ82は、光学式(より詳細にはTTL方式)のファインダである。操作者は、この光学ファインダ82を覗くことによって被写体像を確認することができる。なお、これに限定されず、TTL方式(内光式)ではなく、外光式の光学ファインダを用いるようにしてもよい。
また、カメラ本体部2の内部には、各種データを記録するメモリカード9(図4参照)を挿入して装着することが可能とされ、CCD5にて取得された記録用の画像(本撮影画像)はメモリカード9に記録されるようになっている。
<機能ブロック>
デジタルカメラ1の手ぶれ補正機能やセンタリング情報取得機能等を含む各種の機能は、カメラ本体部2のハウジング2a内に設けられる全体制御部の制御に基づいて行われる。図4は、この全体制御部7を含めたデジタルカメラ1の主たる機能構成を機能ブロックとして示す図である。
デジタルカメラ1の手ぶれ補正機能やセンタリング情報取得機能等を含む各種の機能は、カメラ本体部2のハウジング2a内に設けられる全体制御部の制御に基づいて行われる。図4は、この全体制御部7を含めたデジタルカメラ1の主たる機能構成を機能ブロックとして示す図である。
図4に示すように、CCD5、CCD移動部50、CCD位置センサ58、振動センサ40、操作部60およびLCD81等のデジタルカメラ1の各処理部は全体制御部7に電気的に接続され、全体制御部7の制御下にて動作することとなる。これとともに、CCD位置センサ58にて検出されるCCD5の位置、振動センサ40にて検出される角速度、シャッタボタン61を含む操作部60の操作内容等は、それぞれ信号として全体制御部7に入力される。
撮影レンズ3は、ズーム・フォーカス駆動部321および絞り駆動部331を備えている。ズーム・フォーカス駆動部321は、ユーザにより設定される焦点距離となるように、また、焦点が合うように(フォーカシング)レンズ群32に含まれるレンズを適宜Z軸方向に駆動するものである。また、絞り駆動部331は、全体制御部7により設定される絞り値となるように絞り33の開口径を調整するものである。ズーム・フォーカス駆動部321および絞り駆動部331も電気的に全体制御部7に接続され、全体制御部7の制御下にて動作する。
また、図4において、A/D変換部21、画像処理部22および画像メモリ23は、CCD5にて取得された画像を扱う処理部を示している。すなわち、CCD5にて取得されたアナログ信号の画像は、A/D変換部21にてデジタル信号に変換され、画像処理部22にて所定の画像処理がなされた後、画像メモリ23に一時的に格納される。画像メモリ23に格納された画像は、記録用画像としてメモリカード9へ記録されたり、ライブビュー表示用画像としてLCD81に表示されることとなる。このような画像に対する各種の処理も全体制御部7の制御に基づいて行われる。
全体制御部7は、マイクロコンピュータを備えて構成される。すなわち、全体制御部7は、各種演算処理を行うCPU70と、演算を行うための作業領域となるRAM75と、制御プログラム等が記憶されるROM76とを備え、上述したようなデジタルカメラ1の各処理部の動作を統括的に制御する。不揮発性メモリであるROM76としては、例えば、データの電気的な書き換えが可能なEEPROMが採用される。これにより、ROM76は、データの書き換えが可能で、かつ、電源を落とした場合でもそのデータの内容を保持する。
全体制御部7は、自動合焦制御(AF制御)、自動露出制御(AE制御)、手ぶれ補正制御などの各種の制御機能を有する。全体制御部7の各種の機能は、予めROM76内に記憶される制御プログラムに従ってCPU70が演算処理を行うことにより実現される。また、図4においては、各機能を実現する機能部(AF制御部71、AE制御部72、手ぶれ補正制御部73)を便宜的に示している。
AF制御部71は、ユーザによってシャッタボタン61が半押し状態とされた場合に機能し、山登り方式(ビデオ方式あるいはコントラスト方式とも称する)の自動合焦制御を行うための評価値演算動作等を行う。ここでは、画像内の所定のAF評価領域に対応する画像成分について、水平方向に隣接する2画素間での差分絶対値の総和がAF用評価値(合焦用評価値)として算出される。そして、AF制御部71は、このAF用評価値を利用して合焦位置を求め、撮影レンズ3を合焦位置に向けて駆動する。言い換えれば、AF制御部71は、合焦用評価値を用いて撮影レンズ3の焦点位置を調整することによって自動合焦制御を実現する。
AE制御部72は、画像を複数のブロックに分割し、各ブロックの代表輝度値に基づいてAE用評価値を算出する。このAE用評価値を用いて自動露出制御が実現される。
手ぶれ補正制御部73は、手ぶれ補正機能を実現するための制御を行う。具体的には、手ぶれ補正制御部73は、振動センサ40から入力される2つの角速度に基づいて、振動による被写体像のぶれ量およびその向きに対応するCCD5の移動すべき位置(以下、「移動先位置」という。)を導出する。
手ぶれ補正制御部73は、CCD位置センサ58から得られるCCD5の現在位置(測定位置)と、導出した移動先位置(目標位置)とを比較してCCD5の移動すべき移動量および向きを導出する。さらに、導出した移動量および向きに応じた駆動パルスを生成し、この駆動パルスをCCD移動部50のアクチュエータ511,531に送信することにより、CCD5を移動先位置に移動させる。このように、デジタルカメラ1の振動に応じた移動先位置を導出し、CCD5の現在位置と移動先位置とを比較してCCD5の位置を移動先位置に順次移動させるクローズドループ制御が行われることにより、画像中の被写体像のぶれが補正されることとなる。
このようにして、デジタルカメラ1に対する手ぶれを補正する「手ぶれ補正処理」が施される。なお、CCD移動部50は、全体制御部7の制御下において、手ぶれ補正機構(光学的補正機構)として機能する。
また、図4に示すように、デジタルカメラ1の各部は、電池83(一次電池あるいは二次電池)から電力供給を受ける。電池83から供給される電力量には限りがあるので、デジタルカメラ1における消費電力は低減されることが好ましい。
<1B.動作>
図5〜図7は、デジタルカメラ1における動作を示すフローチャートである。ここでは、電源投入後の最初の1枚の本撮影画像の撮影動作について説明する。
図5〜図7は、デジタルカメラ1における動作を示すフローチャートである。ここでは、電源投入後の最初の1枚の本撮影画像の撮影動作について説明する。
電源スイッチ(モードスイッチ)62の操作によってカメラの電源がオン状態にされると、まず、ステップSP1(図5)において、カメラのモードが再生モードであるのか、撮影モードであるのかが判定される。上述したように、操作者は、モードスイッチ62を操作することによって、デジタルカメラ1のモードを再生モードと撮影モードとの間で切り替えることができる。デジタルカメラ1は、ステップSP1において、このモードスイッチ62による設定状態を検出する。再生モードに設定されていることが検出された場合には、ステップSP2に進み、再生モードにおける処理が行われる。一方、撮影モードに設定されていることが検出された場合には、ステップSP3に進み、撮影モードにおける処理が行われる。
ステップSP3においては、全体制御部7は、LCD81の表示設定を切り替える表示切替ボタン63による設定状態を検出する。そして、この設定内容に応じて、LCD81の状態を切り替える。具体的には、全体制御部7は、LCD81を表示状態(ON状態)にする旨が設定されていることを検出すると、LCD81を表示状態(ON状態)にする(ステップSP4)。一方、全体制御部7は、LCD81を非表示状態(OFF状態)にする旨が設定されていることを検出すると、LCD81を非表示状態(OFF状態)にする(ステップSP5)。
また、ステップSP6,SP7においては、全体制御部7は、手ぶれ補正処理を有効にするか否かを切り替える手ぶれ補正切替ボタン64による設定状態を検出する。そして、この検出結果(すなわち手ぶれ補正処理の有効・無効に関する設定内容)と、上記のLCD81の表示に関する設定内容とに応じて、分岐処理が行われる。
この分岐処理の結果、次の4通りに分岐する。すなわち、
(1)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
(2)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(3)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(4)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
の4通りである。
(1)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
(2)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(3)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(4)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
の4通りである。
以下では、(4),(3),(1),(2)の順に説明する。
まず、(4)の場合の動作について説明する。この場合には、手ぶれ補正処理を行わない旨が設定されていることに対応して、手ぶれ補正処理を全く行わない。
具体的には、まずステップSP5(図5)からステップSP61(図7)に進む。ステップSP61では、LCD81はオフ状態となり、操作者は、光学ファインダ82で被写体像を確認しながら、フレーミングを行う。また、このフレーミングの際には、手ぶれ補正処理は行われない。
その後、適宜のタイミングで、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下され、さらに全押し状態S2にまで押下されると(ステップSP62)、本撮影画像(静止画像)の撮影が行われる(ステップSP63)。
詳細には、半押し状態S1では、AF制御動作およびAE制御動作が行われ、全押し状態S2では、本撮影画像の露光動作等が行われる。より具体的には、デジタルカメラ1は、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下されると「撮影準備開始指令」が入力されたものと判定し、AF制御動作およびAE制御動作を行う。また、デジタルカメラ1は、シャッタボタン61が全押し状態S2にまで押下されると「撮影指令」が入力されたものと判定し、本撮影画像を撮影するための露光動作等を行う。なお、この(4)の場合には、本撮影画像の露光動作の際にも、手ぶれ補正処理は行われない。
また、フレーミング(動作)は、「撮影指令」が受け付けられるまで継続されるものであり、この撮影指令が受け付けられるまでの期間を「フレーミング期間」と称するものとする。この「フレーミング期間」は、電源がオンされた時点、再生モードから撮影モードへと移行した時点、あるいは、直前の本撮影画像の撮影動作が終了した時点など、或る本撮影画像のためのフレーミング動作が始まる時点において開始する。また、「フレーミング期間」は、本撮影画像の撮影のための露光期間を含まないものとする。
つぎに、(3)の場合の動作について説明する。この場合には、手ぶれ補正処理を行う旨が設定されていることに対応して、本撮影画像の露光期間中のみ、手ぶれ補正処理を行う。
具体的には、まず、ステップSP5(図5)からステップSP51(図7)に進む。ステップSP51は、ステップSP61と同様である。ステップSP51では、LCD81はオフ状態となり、操作者は、光学ファインダ82で被写体像を確認しながら、フレーミングを行う。このフレーミングの際には、手ぶれ補正処理は未だ行われない。
その後、操作者は、光学ファインダ82を見ながら、適宜のタイミングで、シャッタボタン61を半押し状態S1にまで押下し、さらに全押し状態S2にまで押下する(ステップSP52)。半押し状態S1では、AF制御動作およびAE制御動作が行われる。また、手ぶれ補正処理を行う旨が設定されていることに対応して、全押し状態S2では、手ぶれ補正制御部73が、手ぶれ補正処理を開始(ステップSP53)した後に、本撮影画像(静止画像)の撮影(より詳細には露光動作等)が行われる(ステップSP54)。そして、本撮影画像の露光が終了すると、手ぶれ補正処理が終了する(ステップSP55)。
このように、手ぶれ補正処理は、シャッタボタン61が全押し状態S2にまで押下された後に開始され、本撮影画像の露光動作終了まで継続される。したがって、本撮影画像の露光動作の際にも手ぶれ補正処理が行われる。これによって、手ぶれが抑制された本撮影画像を取得することができる。
この場合において、撮影指令が受け付けられるまで(シャッタボタン61が全押し状態S2になるまで)は手ぶれ補正処理が実行されず、一方、その撮影指令に応じた本撮影画像(静止画像)の露光期間中には手ぶれ補正処理が実行される。これによれば、撮影指令が受け付けられるまでは手ぶれ補正処理が開始されないので、消費電力を低減することができる。
つぎに、(1)の場合の動作について説明する。
この場合には、ステップSP8(図5)においてライブビュー画像がLCD81に表示される。操作者は、LCD81に表示されるライブビュー画像を見ながら、フレーミングを行う(図6、ステップSP11)。このフレーミングの際には、手ぶれ補正処理は行われない。
その後、適宜のタイミングで、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下され、さらに全押し状態S2にまで押下されると(ステップSP12)、本撮影画像(静止画像)の撮影が行われる(ステップSP13)。
詳細には、半押し状態S1では、AF制御動作およびAE制御動作が行われ、全押し状態S2では、露光動作等が行われる。より具体的には、デジタルカメラ1は、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下されると「撮影準備開始指令」が入力されたものと判定し、AF制御動作およびAE制御動作を行う。また、シャッタボタン61が全押し状態S2にまで押下されると「撮影指令」が入力されたものと判定し、本撮影画像を撮影するための露光動作等が行われる。なお、この(1)の場合には、本撮影画像の露光動作の際にも、手ぶれ補正処理は行われない。
最後に、(2)の場合の動作について説明する。
この場合、まずステップSP9(図5)においてライブビュー画像がLCD81に表示される。
そして、ステップSP15(図6)において、手ぶれ補正処理の実行期間の設定内容による分岐処理が行われる。
操作者は、手ぶれ補正処理の実行期間を、複数(ここでは3つ)の期間の中から、予め選択しておくことが可能である。これら3つの期間は、始期(開始時点)および終期(終了時点)の少なくとも一方が互いに異なっており、具体的には、「常時」、「半押し〜露光終了」、「露光中のみ」の各期間である。実行期間の選択操作は、設定用画面G1(次述)を用いて予め行われる。
図8は、手ぶれ補正処理の実行期間を設定する設定用画面G1を示す図である。この画面G1は、適宜の操作によって、メニュー画面としてLCD81に表示される。操作者は、この画面G1の3つの選択肢(「常時」、「半押し〜露光終了」、「露光中のみ」)の中から、所望の選択肢を十字カーソルボタン65などを用いて選択することによって、プレビュー時の手ぶれ補正処理の実行期間を変更することができる。
また、図9は、手ぶれ補正処理の実行タイミングおよびライブビュー画像の表示タイミングと、撮影準備開始指令SD1、撮影指令SD2、本撮影画像の露光期間TM1との関係を示すタイミングチャートである。図9(a)は「常時」という選択肢が選択されているときのタイミングチャートであり、図9(b)は「半押し〜露光終了」という選択肢が選択されているときのタイミングチャートであり、図9(c)は「露光中のみ」という選択肢が選択されているときのタイミングチャートである。
以下では、図5〜図7、および図9を参照しながら、各選択肢が選択された場合における動作について説明する。
まず、「常時」の選択肢が予め選択されている場合について説明する。この場合には、プレビュー期間中において常時手ぶれ補正処理が実行される。
具体的には、まず、ステップSP21(図6)において、手ぶれ補正処理が開始される。操作者は、LCD81に表示されるライブビュー画像を見ながら、フレーミングを行う(ステップSP22)。このフレーミングの際には、常に手ぶれ補正処理が行われるとともに、手ぶれが抑制されたライブビュー画像がLCD81に表示される(図9(a)参照)。
その後、操作者は、手ぶれが抑制されたライブビュー画像を見ながら、適宜のタイミングで、シャッタボタン61を半押し状態S1にまで押下し、さらに全押し状態S2にまで押下すると(ステップSP23)、本撮影画像(静止画像)の撮影が行われる(ステップSP24)。より詳細には、半押し状態S1では、AF制御動作およびAE制御動作が行われ、全押し状態S2では、露光動作等が行われる。この露光動作の際にも、手ぶれ補正処理が行われ、手ぶれが抑制された本撮影画像を取得することができる(図9(a)参照)。
つぎに、「半押し〜露光終了」の選択肢が予め選択されている場合について説明する。この場合には、プレビュー期間中のうち、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下された直後から、本撮影画像の露光終了時点までの間にわたって、手ぶれ補正処理が実行される。一方、プレビュー期間中のうち、シャッタボタン61が半押し状態S1にされるまでの期間は、手ぶれ補正処理が実行されない。
具体的には、まず、ステップSP31(図6)において、操作者は、LCD81に表示されるライブビュー画像を見ながら、フレーミングを行う。この時点においては、未だ手ぶれ補正処理が実行されていないので、手ぶれ補正処理が施されていないライブビュー画像がLCD81に表示される(図9(b)参照)。
その後、操作者は、ライブビュー画像を見ながら、適宜のタイミングで、シャッタボタン61を半押し状態S1にまで押下する(ステップSP32)。この押下に応答して、AF制御部71およびAE制御部72は、それぞれ、AF制御動作およびAE制御動作を行うとともに、全体制御部7の手ぶれ補正制御部73は、手ぶれ補正処理を開始する(ステップSP33)。
シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下された後(すなわち、撮影準備開始指令SD1が受け付けられた後)には、手ぶれ補正処理が実行されており、LCD81に表示されるライブビュー画像は手ぶれが抑制された画像となっている(図9(b)参照)。
さらに、操作者がシャッタボタン61を全押し状態S2にまで押下する(ステップSP34)と、本撮影画像(静止画像)の撮影が行われる(ステップSP35)。本撮影画像の露光が終了すると、手ぶれ補正処理が終了する(ステップSP36)。
図9(b)にも示すように、シャッタボタン61が半押し状態S1にまで押下された後から開始された手ぶれ補正処理は、本撮影画像の露光動作終了まで継続される。したがって、本撮影画像の露光動作の際にも手ぶれ補正処理が行われる。これによって、手ぶれが抑制された本撮影画像を取得することができる。
つぎに、「露光中のみ」の選択肢が予め選択されている場合について説明する。この場合には、シャッタボタン61が全押し状態S2にまで押下された直後から、本撮影画像の露光終了時点までの間にわたって、手ぶれ補正処理が実行される。一方、プレビュー期間中のうちシャッタボタン61が全押し状態S2にされるまでの期間(言い換えれば、プレビュー期間の全期間)において、手ぶれ補正処理が実行されない。
具体的には、まず、ステップSP41(図6)において、操作者は、LCD81に表示されるライブビュー画像を見ながら、フレーミングを行う。この時点においては、未だ手ぶれ補正処理が実行されていないので、手ぶれ補正処理が施されていないライブビュー画像がLCD81に表示される(図9(c)参照)。
その後、操作者は、ライブビュー画像を見ながら、適宜のタイミングで、シャッタボタン61を半押し状態S1にまで押下し、さらに全押し状態S2にまで押下する(ステップSP42)。半押し状態S1では、AF制御動作およびAE制御動作が行われる。また、全押し状態S2では、手ぶれ補正制御部73が、手ぶれ補正処理を開始(ステップSP43)した後に、本撮影画像(静止画像)の撮影が行われる(ステップSP44)。そして、本撮影画像の露光が終了すると、手ぶれ補正処理が終了する(ステップSP45)。
図9(c)にも示すように、シャッタボタン61が全押し状態S2にまで押下された後(すなわち、撮影指令SD2が受け付けられた後)から開始された手ぶれ補正処理は、本撮影画像の露光期間TM1の終了まで継続される。したがって、本撮影画像の露光動作の際にも手ぶれ補正処理が行われる。これによって、手ぶれが抑制された本撮影画像を取得することができる。
なお、上記における1枚の本撮影画像の撮影動作が終了した後においては、同様の動作を繰り返すことによって、次の1枚の本撮影画像を撮影することができる。
以上のように、このデジタルカメラ1によれば、手ぶれ補正処理を撮影モードにおいて(特にLCD81が表示状態(オン状態)となっている場合において)「常時」行うのではなく、フレーミング期間の一部または全部における手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能である。より詳細には、手ぶれ補正処理の実行・非実行を切り替えることによって、手ぶれ補正処理期間を限定するように(短くするように)変更することが可能である(図9(b),(c)参照)。これによれば、「常時」手ぶれ補正処理を実行する場合に比べて、消費電力を低減することが可能である。
具体的には、「半押し〜露光終了」の選択肢を選択することによって、フレーミング期間の一部において手ぶれ補正処理を実行しないようにすることができる(図9(b)参照)。この場合には、撮影準備開始指令SD1が受け付けられるまで(シャッタボタン61が半押し状態S1になるまで)は、手ぶれ補正処理が実行されず、その撮影準備開始指令SD1に応じた本撮影画像(静止画像)の撮影準備中に手ぶれ補正処理が実行される。これによれば、撮影準備開始指令SD1が受け付けられるまでは手ぶれ補正処理が開始されないので、消費電力を低減することができる。また、撮影準備開始指令SD1に応じた本撮影画像に関する撮影準備中に手ぶれ補正処理を実行することによって、この撮影準備中には手ぶれ補正処理が施されたライブビュー画像をLCD81に表示させることができるので、操作性も確保することができる。
あるいは、「露光中のみ」の選択肢を選択することによって、フレーミング期間の全部において手ぶれ補正処理を実行しないようにすることができる(図9(c)参照)。この場合には、撮影指令SD2が受け付けられるまで(シャッタボタン61が全押し状態S2になるまで)は、手ぶれ補正処理が実行されず、その撮影指令SD2に応じた本撮影画像(静止画像)の露光期間TM1中に手ぶれ補正処理が実行される。これによれば、撮影指令SD2が受け付けられるまでは手ぶれ補正処理が開始されないので、消費電力をさらに低減することができる。
また、上記実施形態においては、手ぶれ補正処理の実行期間を、少なくともその始期が互いに異なる3つの期間(具体的には、「常時」、「半押し〜露光終了」、「露光中のみ」)の中から選択して設定することができるので、操作が簡単である。
また、上記実施形態においては、手ぶれ補正を有効にする旨が設定されている場合(すなわち、上記の(2)または(3)の場合)には、LCD81の状態に応じて、手ぶれ補正処理の実行および非実行が自動的に制御される。具体的には、手ぶれ補正制御部73は、LCD81が表示状態(ON状態)になっていることを検出すると、手ぶれが生じ易い状態であると判定して、少なくとも本撮影画像の露光期間TM1中に手ぶれ補正処理を実行する。一方、手ぶれ補正制御部73は、LCD81が非表示状態(OFF状態)になっていることを検出すると、少なくともフレーミング期間中には手ぶれ補正処理を実行しないように制御する。このように、LCD81の状態に応じて、自動的に手ぶれ補正処理の実行および非実行が制御されるので、操作者の手を煩わせることなく、簡易に且つ確実に消費電力を低減することができる。
また、光学的な手ぶれ補正機構(光学的補正機構)は駆動機構を伴うため消費電力が比較的大きいが、このような光学的補正機構を用いて手ぶれ補正を行う場合に、フレーミング期間の一部または全部において手ぶれ補正処理を実行しないことによって、消費電力を特に低減することができる。
また、上記実施形態において、LCD81が表示状態(オン状態)となっている場合には、そうでない場合に比べて消費電力が大きいため、特に消費電力低減の要請が大きい。このような場合(LCD81の状態が表示状態となっている場合)において、上記のように手ぶれ補正実行期間を短縮することによれば、このような要請に応えることができる。
<変形例>
上記実施形態においては、画面G1(図8)を用いて3つの選択肢の中から所望の選択肢を選択する場合について説明したがこれに限定されない。たとえば、選択肢を設定するための専用のボタンを設けるようにしてもよい。より詳細には、手ぶれ補正実行期間選択用の専用ボタンをデジタルカメラ1の表面のいずれかの部位に設け、そのボタンを押下するごとに、上記の3つの選択肢が循環的(サイクリック)に且つ選択的に選択されるようにすればよい。あるいは、上記の手ぶれ補正切替ボタン64に、手ぶれ補正の有効無効の切替機能と手ぶれ補正実行期間選択機能との両方を付与するようにしてもよい。具体的には、手ぶれ補正切替ボタン64を押下するごとに、手ぶれ補正が「有効」であることを前提にする実行期間に関する上記3つの選択肢(「常時」、「半押し〜露光終了」、「露光中のみ」)に「無効」の選択肢を加えた合計4つの選択肢のうちの1つが、循環的に選択されるようにすればよい。
上記実施形態においては、画面G1(図8)を用いて3つの選択肢の中から所望の選択肢を選択する場合について説明したがこれに限定されない。たとえば、選択肢を設定するための専用のボタンを設けるようにしてもよい。より詳細には、手ぶれ補正実行期間選択用の専用ボタンをデジタルカメラ1の表面のいずれかの部位に設け、そのボタンを押下するごとに、上記の3つの選択肢が循環的(サイクリック)に且つ選択的に選択されるようにすればよい。あるいは、上記の手ぶれ補正切替ボタン64に、手ぶれ補正の有効無効の切替機能と手ぶれ補正実行期間選択機能との両方を付与するようにしてもよい。具体的には、手ぶれ補正切替ボタン64を押下するごとに、手ぶれ補正が「有効」であることを前提にする実行期間に関する上記3つの選択肢(「常時」、「半押し〜露光終了」、「露光中のみ」)に「無効」の選択肢を加えた合計4つの選択肢のうちの1つが、循環的に選択されるようにすればよい。
また、上記実施形態においては、表示切替ボタン63の押下によって、LCD81の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、操作者の眼が光学ファインダ82に接近したことを検出する接眼検出センサを用いるようにしてもよい。具体的には、接眼検知センサを光学ファインダ82の近傍に設けておく。そして、その接眼検知センサを用いて操作者の眼が光学ファインダ82に接近したことが検出されない間は、光学ファインダ82が用いられておらずLCD81による表示が必要であると判定して、LCD81の状態を表示状態(オン状態)とする。一方、その接眼検知センサを用いて操作者の眼が光学ファインダ82に接近したことが検出されると、光学ファインダ82が用いられていると判定して、その表示が不要なLCD81の状態を非表示状態(オフ状態)とする。このようにして、接眼検知センサによる(接眼状態の)検出結果を用いて、LCD81の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、光学的な手ぶれ補正処理が行われる場合について説明したが、画像処理による手ぶれ補正処理を行う場合にも、上記の思想を適用することができる。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対する変形例である。第2実施形態に係るデジタルカメラは、第1実施形態と同様の構成を有する一方、その動作が若干相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
第2実施形態は、第1実施形態に対する変形例である。第2実施形態に係るデジタルカメラは、第1実施形態と同様の構成を有する一方、その動作が若干相違する。以下では、相違点を中心に説明する。
図10は、第2実施形態に係るデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。なお、図10には、図5〜図7における動作と同様の動作が存在し、同様の動作には同一のステップ番号を付している。また、重複を避けるため、同様の動作については適宜説明を省略する。
ステップSP1〜SP7までは上述の動作と同様である。以降の処理は、上記と同様、4つの場合に分岐する。すなわち、
(1)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
(2)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(3)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(4)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
の4通りである。
(1)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
(2)LCD81をONにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(3)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合、
(4)LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行わない(手ぶれ補正を無効にする)旨が設定されている場合、
の4通りである。
このうち、(1)(4)の場合は、第1実施形態と同様である。
また、(2)の場合には、第1実施形態において「常時」が選択された場合と同様の処理(ステップSP9,SP21,SP23,SP24)が実行される。
そして、(3)の場合、具体的には、LCD81をOFFにし、且つ、手ぶれ補正処理を行う(手ぶれ補正を有効にする)旨が設定されている場合には次の動作を行う。具体的には、LCD81が非表示状態(オフ状態)にすべき旨が設定されていたとしても、手ぶれ補正処理が有効にされている場合には、LCD81を表示状態(オン状態)にする。このような動作は、全体制御部7によって実現される。
これによれば、手ぶれ補正処理が行われているときには、常にLCD81を表示状態とし、LCD81にライブビュー画像を表示させることができる。
ここにおいて、従来の手ぶれ補正処理実行時においては、光学ファインダ82で確認される被写体像と実際の撮影画像(本撮影画像)での被写体像とが異なることがある。
図11および図12は、このような事情を説明するための図である。
図11は、手ぶれが存在しない場合の撮影画像(本撮影画像)の撮影範囲R1を示している。ここでは、このような画像を撮影しようとする際に、図12に示すような矢印AR1の方向(画面の左上側と右下側とを結ぶ方向)における往復振動を生起するような手ぶれが存在する状態で、操作者が光学ファインダ82を用いてその撮影領域を確認する状況を想定する。
この状況においては、光学ファインダ82によって左上側の領域R1が撮影範囲であると認識されたにもかかわらず、(撮像のための)露光タイミングによっては実際の撮影範囲が右下側の領域R2になる、などの事態が発生することがある。言い換えれば、露光タイミングによっては実際に撮影される画像の撮影範囲とフレーミングによる視認範囲との間にずれが生じることがある。すなわち、正確なフレーミング動作が困難になるという問題がある。
これに対して、図10に示す動作によれば、手ぶれ補正処理が実行されるときには、LCD10の表示・非表示に関する設定状態にかかわらず、LCD81において手ぶれが抑制されたライブビュー画像が常に表示されることになるので、操作者はこのライブビュー画像を見て、実際の撮影範囲を正確に認識することができる。すなわち、より正確なフレーミング動作が可能になる。
なお、上記においては、光学的な手ぶれ補正処理が行われる場合について説明したが、画像処理による手ぶれ補正処理を行う場合にも、上記の思想を適用することができる。画像処理としては、例えば、CCDによって撮像した画像を、手ぶれ量に応じてその手ぶれ方向と逆向きにずらした画像を用いて補正処理を行うなどの手法を用いることが可能である。
このような画像処理による手ぶれ補正処理による場合には、矢印AR1方向にずれた複数の画像領域R1,R2などの和領域R3(図12の二点鎖線で囲まれる領域)のうち、それら複数の画像の積領域(共通領域)R4(図12の一点鎖線で囲まれる領域)を撮影範囲とする画像を生成することができる。
この場合において、光学ファインダ82を用いてフレーミングを行うと、操作者は、領域R1あるいは領域R2、又は両領域R1,R2の和領域R3(図12の破線で囲まれる領域)等を、撮影範囲として認識することになる。これらの領域R1,R2,R3は、いずれも領域R4よりも大きな領域、言い換えれば、領域R4は、領域R1,R2,R3のいずれよりも小さな領域である。したがって、実際に撮影される本撮影画像の撮影範囲R4は、光学ファインダ82で撮影範囲として認識された領域R1,R2,R3のいずれよりも狭くなることになる。このように、実際の撮影領域の範囲とフレーミング時の視認範囲の範囲とが相違するため、正確なフレーミング動作が困難になるという問題がある。
これに対して、画像処理による手ぶれ補正処理を行う場合にも図10に示す動作を行うことによれば、手ぶれ補正処理が実行されるときには、LCD81においてライブビュー画像が常に表示される。より詳細には、ライブビュー画像として、手ぶれ補正処理後の画像をLCD81に表示する。そして、このライブビュー画像は、領域R4を撮影範囲とする画像である。したがって、操作者は、光学ファインダ82を用いるのではなく、LCD81に表示されたライブビュー画像を見て、実際の撮影範囲R4を正確に認識することができる。具体的には、操作者は、本撮影画像と同じ撮影範囲R4をLCD81で確実に確認することが可能である。
このように、この第2実施形態には以下の構成を有する発明等が含まれている。
(A)デジタルカメラであって、
撮影レンズと、
前記撮影レンズからの被写体像を画像として取得する撮像素子と、
前記撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える制御手段と、
前記デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、
前記手ぶれ補正処理の実行および非実行を切り替える切替手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記切替手段によって前記手ぶれ補正処理が実行されることに連動して、前記表示手段において前記ライブビュー画像を表示させることを特徴とするデジタルカメラ。これによれば、手ぶれ補正処理を行う際には常に表示手段にライブビュー画像が表示されるので、操作者は撮影画像と同じ画像を表示手段で確実に確認することが可能である。
撮影レンズと、
前記撮影レンズからの被写体像を画像として取得する撮像素子と、
前記撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える制御手段と、
前記デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、
前記手ぶれ補正処理の実行および非実行を切り替える切替手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記切替手段によって前記手ぶれ補正処理が実行されることに連動して、前記表示手段において前記ライブビュー画像を表示させることを特徴とするデジタルカメラ。これによれば、手ぶれ補正処理を行う際には常に表示手段にライブビュー画像が表示されるので、操作者は撮影画像と同じ画像を表示手段で確実に確認することが可能である。
なお、上記の特許文献1に記載の技術は、単に、撮影者が光学ファインダを使用するのか電子ファインダを使用するのかに応じて、手ぶれ補正制御のオン・オフを切り替えるものに過ぎず、この第2実施形態の思想とも相違する。
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体部
3 撮影レンズ
5 CCD
40 振動センサ
50 CCD移動部
61 シャッタボタン
81 LCD
82 光学ファインダ
G1 設定用画面
L 光軸
SD1 撮影準備開始指令
SD2 撮影指令
TM1 (本撮影画像の)露光期間
2 カメラ本体部
3 撮影レンズ
5 CCD
40 振動センサ
50 CCD移動部
61 シャッタボタン
81 LCD
82 光学ファインダ
G1 設定用画面
L 光軸
SD1 撮影準備開始指令
SD2 撮影指令
TM1 (本撮影画像の)露光期間
Claims (7)
- デジタルカメラであって、
撮影レンズと、
前記撮影レンズからの被写体像を画像として取得する撮像素子と、
前記撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える切替手段と、
前記デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、
を備え、
前記補正手段は、前記表示手段が前記表示状態となっている場合において、前記撮像素子による本撮影画像の露光期間中に前記手ぶれ補正処理を実行する一方で、前記本撮影画像の前記露光期間よりも前のフレーミング期間の一部または全部における前記手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
操作者による撮影指令を受け付ける手段、
をさらに備え、
前記補正手段は、前記フレーミング期間中において、前記撮影指令を受け付けるまで前記手ぶれ補正処理を実行しないことを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
操作者による撮影準備開始指令を受け付ける手段、
をさらに備え、
前記補正手段は、前記フレーミング期間中において、前記撮影準備開始指令を受け付けるまでは前記手ぶれ補正処理を実行せず、前記撮影準備開始指令に応じた前記本撮影画像に関する撮影準備中に前記手ぶれ補正処理を実行することを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記手ぶれ補正処理の実行期間を、少なくともその始期が互いに異なる複数の期間の中から選択して設定する手段、
をさらに備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載のデジタルカメラにおいて、
前記撮影レンズと前記撮像素子との相対移動を行う駆動手段、
をさらに備え、
前記補正手段は、前記駆動手段を用いて前記手ぶれを補正することを特徴とするデジタルカメラ。 - デジタルカメラであって、
撮影レンズと、
前記撮影レンズからの被写体像を画像として取得する撮像素子と、
前記撮像素子により取得されたライブビュー画像を表示する表示手段と、
前記デジタルカメラにおける手ぶれを補正する手ぶれ補正処理を行う補正手段と、
を備え、
前記補正手段は、前記撮像素子による本撮影画像の露光期間中に前記手ぶれ補正処理を実行する一方で、前記本撮影画像についてのフレーミング期間の一部または全部における前記手ぶれ補正処理の実行状態を変更することが可能であることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項6に記載のデジタルカメラにおいて、
前記表示手段の状態を表示状態と非表示状態との間で切り替える切替手段、
をさらに備え、
前記補正手段は、前記表示手段が前記非表示状態となっている場合において、前記撮像素子による本撮影画像の露光期間中に前記手ぶれ補正処理を実行する一方で、前記本撮影画像の前記露光期間よりも前のフレーミング期間の全部における前記手ぶれ補正処理を実行しないことを特徴とするデジタルカメラ。
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