JP2006177997A - 光書込装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 偏向器で発生する熱が不均一に光学素子に伝わり、プラスチックレンズ自身に生じる局部的な歪みを解消した光書込装置、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 光源ユニットからの光ビームを光偏向器により偏向走査し、該光偏向器からの光を少なくとも一つ以上のプラスチック製のレンズを通じて像担持体の被走査面上に導き結像する光学系を有し、当該光偏向器は光ビームを透過する開口部、及び開口部を塞ぐ透明板を有するカバーに覆われた密閉型光偏向器である光書込装置において、光偏向器の光学ハウジングに対する接触位置を、レンズの光軸に対して、略対称な位置に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、像担持体の被走査面上に光ビームを照射して潜像を書き込み、像担持体に形成された潜像を現像剤で現像した後、順次転写材に転写して定着手段により定着される光書込装置、及び画像形成装置に関する。
近年、光走査装置の印刷速度の向上が求められ、それに伴い光走査装置の構成部品である偏向器は、高速回転することが要求されている。
高速回転領域で用いられる光偏向器としては、ミラーの回転に伴う風切り音等により増大する騒音の静音化の目的で、あるいは風損を減らし、消費電力量を低下する目的で、光ビームを透過する開口部、及び開口部を塞ぐ透明板を有するカバーに覆われた密閉型光偏向器が使用される。
高速回転化にともない、偏向器を構成するモータへ供給する電力の電流値は大きくなり、このため、モータの構成部品であるステータの発熱量は極めて大きなものとなる。
ここで、光源からの光束を、光偏向器により偏向させオプティカルハウジングに取り付けられる走査レンズにより光導電性の感光体に光スポットとして集光し、感光体を走査する走査型の画像形成装置において、走査レンズを、レンズ接着台上に接着層の厚みを0.2mm以上確保して固定することによって、オプティカルハウジング周囲の環境変動の影響を受けにくく、高品位な画像を提供することができるレンズ保持機構を備える画像形成装置を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−279610号公報
しかしながら、上述した従来例においては次のような問題点があった。
偏向器で発生する熱量が極めて大きいため、この熱が偏向器を固定しているハウジングを通じて、プラスチックレンズに伝わりレンズ自身が歪んでしまい、画像に悪影響を及ぼすという課題がある。
また前述した密閉型光偏向器においては、その構成上、偏向ミラー周囲にカバーを有しない開放型光偏向器と比べて、発生した熱が密閉された内部にこもるため、その温度上昇量はより大きいものとなり、ハウジングを通じてのプラスチックレンズへの伝熱量も極めて大きいものとなる。
さらに、ハウジングを通じてのプラスチックレンズへの熱の伝わり方も通常では熱源を中心に同心円状に伝わるため、プラスチックレンズ上でも温度偏差が生じ、プラスチックレンズ内部各所における膨張率、或いは屈折率が異なり、局部的な倍率ズレ、一定長の倍率の偏差が異なるといった不具合が発生してしまう。
図9に従来例を示す。
偏向ミラー101の配置は、通常、入射光ビームの反射点がレンズ105a、105bの光軸上に設定されるため、偏向器102の回転中心はレンズ光軸と一致しない。
偏向器102のハウジングケース103、及び図示しない光学ハウジングへの取付け位置104a〜cは、偏向器102の回転中心に対称となるように設定されることが多く、この場合、光学ハウジングへの取付け位置は、レンズ光軸に対しては対称とならない。
プラスチックレンズへの光学ハウジングを通じての熱の伝導は、偏向器のハウジングケースと光学ハウジングが接触する取付け位置を中心として、同心円状に伝わるため、図中破線で示すように熱が伝わっていく。
同心円状に伝わる熱分布がレンズ光軸に対して非対称であるため、プラスチックレンズ内部に生じる温度分布もレンズ光軸に対して非対称となり、プラスチックレンズ片側の温度がもう片側の温度よりも高い(或いは低い)分布となり、局部的な倍率ズレ、一定長の倍率の偏差が画像の左右で異なるといった不具合が発生してしまう。
また、発熱を抑えるために従来から一般的にはファンモータを使用し、ダクトによりポリゴンモータ近傍、書込装置自体を冷却するといったような強制冷却を行い光学素子に伝熱しないようにしているが、書込装置が複雑化し、コストが掛かるという問題がある。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、書込装置を複雑化することなく、さらにコストをかけずに偏向器で発生する熱が不均一に光学素子に伝わる(レンズ全体に均一に温度を伝える)のを防ぐ構成とすることにより、プラスチックレンズ自身に生じる局部的な歪みという課題を解消した光書込装置、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、光源ユニットからの光ビームを光偏向器により偏向走査し、該光偏向器からの光を少なくとも一つ以上のプラスチック製のレンズを通じて像担持体の被走査面上に導き結像する光学系を有し、当該光偏向器は光ビームを透過する開口部、及び開口部を塞ぐ透明板を有するカバーに覆われた密閉型光偏向器である光書込装置において、光偏向器の光学ハウジングに対する接触位置を、レンズの光軸に対して、略対称な位置に配置した光書込装置である。
光源ユニットからの光ビームを光偏向器により偏向走査し、該光偏向器からの光を少なくとも一つ以上のプラスチック製のレンズを通じて像担持体の被走査面上に導き結像する光学系を有し、当該光偏向器は光ビームを透過する開口部、及び開口部を塞ぐ透明板を有するカバーに覆われた密閉型光偏向器である光書込装置において、当該密閉型光偏向器の光学ハウジングに対する接触位置を、当該密閉型光偏向器により偏向走査された光ビームが最初に透過するレンズの光軸に対して、略対称な位置に配置した構成としたため、熱の伝わり方をレンズの光軸に対して対称とすることができるため、該光偏向器で発生した熱を、レンズに対して左右均等に伝熱させることが可能となり、このことにより、プラスチックレンズ内部に温度偏差が生ずるのを抑制することができ、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光書込装置において、前記レンズの高さ方向の位置決めを行う複数のレンズ配置部を設け、該レンズを固定するように配置したものであり、該複数のレンズ配置部をリブでつなぐことを特徴とする。
レンズの高さ方向の位置決めを行うための複数のレンズ配置部を設け、該レンズを固定するようにしたものであり、当該複数のレンズ配置部をリブつないだ構成としたため、それぞれのレンズ配置部間に温度差が生じても、効果的な熱伝達が行われることにより、該レンズ203の温度分布をより均一にすることが可能となり、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の光書込装置において、前記複数のレンズ配置部を前記レンズの光軸に対して、対称な位置に配置したことを特徴とする。
複数のレンズ配置部を該レンズの光軸に対して、略対称な位置に配置した構成としたため、該レンズに対して左右均等に伝熱させることが可能となり、プラスチックレンズ内部に温度偏差が生ずるのを抑制することができ、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の光書込装置において、前記密閉型光偏向器の光学ハウジングと接触する位置と、前記レンズ配置部をリブでつないだことを特徴とする。
密閉型光偏向器の光学ハウジングと接触する位置と、該レンズ配置部をリブでつないだ構成としたため、より積極的かつ効率的に、該偏向器で発生した熱を、リブでつながれた複数のレンズ配置部に伝熱することができるため、レンズの温度分布をより均一にすることが可能となり、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の光書込装置において、前記レンズ下部にレンズ材質より熱伝導率の高い部材を配置したことを特徴とする。
レンズと該レンズが固定される光学ハウジングとの間に、レンズ材質より熱伝導率の高い部材を配置した構成としたため、レンズへ伝達する熱の温度分布を均一とすることができるため、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の光書込装置を備えること特徴とする画像形成装置である。
光書込装置を画像形成装置に搭載することにより、より良好な画像を得ることが可能になる。
本発明の光書込装置、及び画像形成装置によれば、書込装置を複雑化することなく、さらにコストをかけずに偏向器で発生する熱が不均一に光学素子に伝わる(レンズ全体に均一に温度を伝える)のを防ぐ構成とすることにより、プラスチックレンズ自身に生じる局部的な歪みを解消することができる。
以下に、一般的な画像形成装置の概略構成を示す。
図1に示す画像形成装置は、複数の像担持体として、複数のドラム状の光導電性感光体(以下、感光体ドラム)1、2、3、4を並置したフルカラー画像形成装置であり、この4つの感光体ドラム1、2、3、4は、例えば、図に対して右から順に、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色に対応した画像を形成するものである(尚、色の順はこの限りではなく任意に設定することが可能である)。その4つの感光体ドラム1、2、3、4の各々の周囲には、電子写真プロセスにより画像形成を行うための、帯電部(帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電チャージャ等)6、7、8、9と、光書込装置5からの光ビームの露光部と、現像部(Bk、C、M、Yの各色の現像装置)13等と、転写搬送ベルト及びその裏面に配置された転写手段(転写ローラ、転写ブラシ等)14等を備えた転写搬送装置と、クリーニング部(クリーニングブレード、クリーニングブラシ等)21などが配設されており、それぞれの感光体ドラム1、2、3、4に各色の画像形成を行うことが可能となっている。
より詳しく述べると、図1において、図中のZ方向を鉛直上方向、X、Y方向を水平方向とした場合、4つの感光体ドラム1、2、3、4の並設方向は水平面に対して傾斜しており(尚、図4の場合はX方向に対して傾斜している)、転写搬送装置は4つの感光体ドラム1、2、3、4の並設方向と略平行となるように水平面に対して傾斜して配置され、転写材はその傾斜方向の下方側から給紙され転写搬送ベルトにより上方側に向けて4つの感光体ドラム1、2、3、4の転写部を順次搬送される構成であり、その転写材の搬送方向下流側で前記傾斜方向の上方側には定着装置26が配設されている。また、光書込装置5は、4つの感光体ドラム1、2、3、4が並設された作像部の斜め上方に配置され、且つ光書込装置5のハウジング50は、4つの感光体ドラム1、2、3、4の並設方向と略平行となるように水平面(図中のX方向)に対して傾斜して配置されており、画像形成装置本体の傾斜したフレームに固定されている。
ここで、光書込装置5は、図2に構成例を示すように、4つの光源ユニット52、53、54、55と、各光源ユニットからの光ビームL1、L2、L3、L4を対称な2方向に振り分けて偏向走査する光偏向器62と、この光偏向器62を中心にして前記2方向に対称に配置され光偏向器62により偏向走査される複数の光ビームL1、L2、L3、L4をそれぞれ対応する感光体ドラム1、2、3、4の被走査面上に導き結像する光学系(結像用レンズ63、64、69、70、71、72、光路折り返し用ミラー65、66、67、68、73、74、75、76、77、78、79、80等の光学部材からなる)を備えており、これらの構成部材は一つのハウジング50内に収納されている。
より具体的には、図3の断面図でも示したようにハウジング50は、光偏向器62や光学系が配設される基盤50Aと、基盤50Aの周囲を囲む枠状の側壁50Bとを有すると共に、基盤50Aが側壁50Bの略中央部に設けられてハウジング50を上下に仕切る構造であり、4つの光源ユニット52、53、54、55はハウジング50の側壁50Bに配置され感光体の並設方向と略同方向に並設されており、光偏向器62はハウジング50の基盤50Aの略中央部に配置され、光学系を構成する光学部材(結像用レンズ63、64、69、70、71、72、光路折り返し用ミラー65、66、67、68、73、74、75、76、77、78、79、80等)は基盤50Aの両面(上面側と下面側)に分けて配設されている。また、ハウジング50の上部と下部にはカバー87、88が設けられており、下部側のカバー87には光ビームを通過する開口が設けられ、その開口には防塵ガラス83、84、85、86が取り付けられている。
この光書込装置5では、図示しない原稿読み取り装置(スキャナー)あるいは画像データ出力装置(パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリの受信部等)から入力される色分解された画像データを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各光源ユニット52、53、54、55内の光源(半導体レーザ(LD))を駆動して光ビームを出射する。各光源ユニット52、53、54、55から出射された光ビームは、面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ56、57、58、59を通り直接またはミラー60、61を介して光偏向器62に至り、ポリゴンモータ62cで等速回転されている2段のポリゴンミラー62a、62bで対称な2方向に偏向走査される。
尚、図1、2、3の構成ではポリゴンミラーはL2、L3の光ビーム用と、L1、L4の光ビーム用の上下2段に分けた構成となっているが、1つの厚めのポリゴンミラーで偏向走査する構成としてもよい。
光偏向器62のポリゴンミラー62a、62bで2ビームづつ2方向に偏向走査された光ビームは、例えば上下2層構成のFOレンズ等からなる結像用レンズ63、64をそれぞれ通過し、第1折り返しミラー65、66、67、68により折り返されて基盤51の開口部を通過した後、例えば長尺トロイダルレンズ等からなる第2の結像用レンズ69、70、71、72を通過し、第2 折り返しミラー73、75、77、79、第3折り返しミラー74、76、78、80防塵ガラス83、84、85、86を介して各色用の感光体ドラム1、2、3、4の被走査面上に照射され静電潜像を書き込む。
次に、図1に示すように、並設された4つの感光体ドラム1、2、3、4の下には駆動ローラと複数の従動ローラに張架された転写搬送ベルト22aが配設されており、駆動ローラにより図中に矢印で示す方向に搬送されている。また、画像形成装置の本体下部には記録用紙等の転写材を収納した複数の給紙部23、24が設置されており、この給紙部23 、24に収納された転写材が、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラ25を介して転写搬送ベルト22aに給紙され、転写搬送ベルト22aにより担持され搬送される。
前記光書込装置5により各感光体1、2、3、4に形成された各潜像は、各現像部10、11、12、13のBk、C、M、Yの各色のトナーで現像されて顕像化され、その顕像化されたBk、C、M、Yの各色のトナー画像は、転写搬送装置22の各転写手段14、15、16、17により転写搬送ベルト22a上に担持された転写材に順次重ね合わせて転写される。そして、4色の画像が転写された転写材は定着装置26に搬送され、定着装置26で画像が定着された後、排紙ローラ27により排紙トレイ28上に排出される。
以下に、本実施の形態の詳細な構成を説明する。
図4は、本発明の第1の実施例の主要部を示す図である。
光源201から出射された光ビームは、偏向器202により偏向走査され、偏向走査された光ビームが最初に透過するレンズ203を透過した後、図示しない光学素子を透過し、或いは反射され、図示しない感光体ドラムに潜像を形成する。
該偏向器202は、多角形形状である偏向ミラー204、光ビームを透過する開口部を有し該偏向ミラー近傍の空間を覆うハウジングケース205、該開口部を塞ぐ防音ガラス206、及び図示しないモータ部により構成されている。
該ハウジングケース205は、締結個所207a〜dにて、図示しない光学ハウジングに接触し、ネジ止め固定される。
該締結個所207a〜dを、該レンズ203の光軸と、略対称に配置しているため、図中破線で示すように、熱の伝わり方も該レンズ203の光軸と略対称となり、該偏向器202にて発生した熱を、該レンズ203に対して左右均等に伝熱させることが可能となる。
このことにより、プラスチックレンズ内部に温度偏差が生ずるのを抑制することができ、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
図5は、本発明の第2の実施例の主要部を示す図である。
プラスチックレンズ203は、高さ方向の位置決めを行う複数のレンズ配置部208を介して、光学ハウジング210に固定されている。
該複数のレンズ配置部208は、該レンズ203の光軸に対して略対称に配置され、また該複数のレンズ配置部208はリブ209でつながれている。
該複数のレンズ配置部208がリプ209で互いにつながれているため、それぞれのレンズ配置部間に温度差が生じても、効果的な熱伝達が行われることにより、該レンズ203の温度分布をより均一にすることが可能となり、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
また、該複数のレンズ配置部208が、該レンズ203の光軸に対して略対称に配置されているため、該レンズ203に対して左右均等に伝熱させることが可能となる。
このことにより、プラスチックレンズ内部に温度偏差が生ずるのを抑制することができ、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
図6は、本発明の第3の実施例の主要部を示す図である。
前述した第1の実施例、及び第2の実施例の構成に加えて、リブ209でつながれた複数のレンズ配置部208を、さらに偏向器202の締結個所207とリプ211によってつないでいる。
リブ211を設けることにより、より積極的かつ効率的に、偏向器202で発生した熱を、リブ209でつながれた複数のレンズ配置部208に伝熱することができるため、レンズ203の温度分布をより均一にすることが可能となる。
このことにより、プラスチックレンズ内部に温度偏差が生ずるのを抑制することができ、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
図7、8は、本発明の第4の実施例の主要部を示す図である。
プラスチックレンズ203は、高さ方向の位置決めを行う複数のレンズ配置部208を介して、光学ハウジング210に固定されている。
さらに、光学ハウジング210の基盤部より距離を設けて固定されるプラスチックレンズ203と、光学ハウジング210との間に、伝熱部材212を配置する構成としている。
伝熱部材212は、プラスチックレンズ203より熱伝導率の高い材質、例えばアルミや銅から成るものであり、光学ハウジング210に図示しない接着層、或いはネジ締結等による固定方法で光学ハウジング210に固定されている。
本実施例では、該伝熱部材212は、光学ハウジング210に接して固定されており、プラスチックレンズ203とはある間隙をもって対する構成としているが、プラスチックレンズ203と接触する構成としてもよい。
該伝熱部材212は、プラスチックレンズ203より熱伝導率の高い材質から成るものであるから、複数のレンズ配置部208間の熱伝達を効率的に行えるため、該レンズ配置部208間の温度分布をより均一にすることが可能であり、これに固定されるレンズ203が受ける熱影響を均一とすることができる。
また、該伝熱部材212内部の温度分布は略一定となるため、その輻射熱を受けているプラスチックレンズ203の温度分布も均一とすることができる。(該伝熱部材212とプラスチックレンズ203を接触させる構成とした場合には、さらに効果が期待される。)
このことにより、プラスチックレンズ内部に温度偏差が生ずるのを抑制することができ、プラスチックレンズ内部に温度差が生ずることに起因する、レンズ内部各所における熱膨張率、屈折率の偏差を最低限に留めることが可能となるため、局所的な倍率ずれや、一定長の倍率が異なるといった問題を低減することができる。
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、第1〜第4の実施例に係る光書込装置を、画像形成装置に搭載することにより、良好な画像を得ることができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の構成図である。 光書込装置の構成図である。 ハウジングの内部構成図である。 本発明の第1の実施例における主要部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例における主要部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施例における主要部の構成を示す図である。 本発明の第4の実施例における主要部の構成を示す図である。 本発明の第5の実施例における主要部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態における光書込装置の構成図である。
符号の説明
1、2、3、4 感光体ドラム
5 光書込装置
6、7、8、9 帯電部
13 現像部
14 転写手段
21 クリーニング部
50 ハウジング

Claims (6)

  1. 光源ユニットからの光ビームを光偏向器により偏向走査し、該光偏向器からの光を少なくとも一つ以上のプラスチック製のレンズを通じて像担持体の被走査面上に導き結像する光学系を有し、当該光偏向器は光ビームを透過する開口部、及び開口部を塞ぐ透明板を有するカバーに覆われた密閉型光偏向器である光書込装置において、
    光偏向器の光学ハウジングに対する接触位置を、レンズの光軸に対して、略対称な位置に配置した光書込装置。
  2. 前記レンズの高さ方向の位置決めを行う複数のレンズ配置部を設け、該レンズを固定するように配置したものであり、該複数のレンズ配置部をリブでつなぐことを特徴とする請求項1記載の光書込装置。
  3. 前記複数のレンズ配置部を前記レンズの光軸に対して、対称な位置に配置したことを特徴とする請求項1または2記載の光書込装置。
  4. 前記密閉型光偏向器の光学ハウジングと接触する位置と、前記レンズ配置部をリブでつないだことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光書込装置。
  5. 前記レンズ下部にレンズ材質より熱伝導率の高い部材を配置したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光書込装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の光書込装置を備えること特徴とする画像形成装置。
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