JP2006177655A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Hiroichi Fukui
博一 福井
Shinichi Horii
愼一 堀井
Hiroyuki Matsumoto
博幸 松本
Masaru Fukuda
勝 福田
Tatsuo Miyaji
辰男 宮地
Hidetomo Takanishi
英知 高西
Masaki Ito
正貴 伊藤
Tsuyoki Hirai
剛樹 平井
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Abstract

【課題】引出し装置を備えた冷蔵庫に関し、ガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを有する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】レール部材31は、固定レール31aと移動レール31bと中間走行レール31cとベアリング31dとを予め組み込んだ状態で固定レール31aを内箱20の両側壁面に補強部材33を設けて固定し、レール部材31の固定レール31aが取付られる内箱20の取付面35の内箱奥行方向の抜き勾配角度は、レール部材取付面35に連続した上方または下方の内箱奥行方向の抜き勾配角度より小さく設定しているので、左右のレール部材間の寸法精度を高めることができ、滑らかに移動レール31bが移動でき、引出しの操作性を高め高品位で信頼性が高く使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、引出し装置を備えた冷蔵庫に関し、特に引出しレール取付けの構成に関するものである。
近年、冷蔵庫は大型化に伴い、収納量が増加の傾向にあり、収納量の増加、使い勝手の向上を図るため、引出し装置を備えたものが主流となってきている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上記従来の引出し装置を備えた冷蔵庫について説明する。
図29は、従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図である。図30は従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図である。図31は、従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図である。従来技術の冷蔵庫の引出し装置17は、冷蔵庫本体前面の開閉自在の扉1と、この扉裏面左右に一端を固定したフレーム2と、後端を連結した連結フレーム16と、フレーム2の後端に取り付けられた可動ローラ3と、内箱側壁4に固定,取付けられたフレーム2と可動ローラ3を摺動支持する固定レール5と固定ローラ6と、フレーム2と、連結フレーム16に載置された庫内ケース15で構成される。また、フレーム側面9は平面であり、固定レール5の溝部12も平面である。
そして、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2の後端に取り付けられた可動ローラ3を、冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5の溝部12に挿入し、フレーム2の底面と固定ローラ6が接して摺動するように組み込まれるものである。
上記構成において、扉1を開閉すると、扉1に一端を固定したフレーム2と、フレーム2に連結された連結フレーム16と、これらに載置された庫内ケース15と可動ローラ3が、固定レール5と固定ローラ6上を摺動し、扉1と同期した前後方向の動きを可能としている。
実公昭60−27913号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2を冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5に組み込んで使用するため、フレーム2あるいは固定レール5の取付ばらつき、組立性を考慮して、組み込み状態でレールとローラ間には、ある程度のクリアランスを設定して設計している。このクリアランスにより扉1の開閉時に左右のガタツキが生じ、操作性が損なわれたり、操作時の品位が上がらないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、内箱と、外箱と、前記内箱と前記外箱との間に充填した断熱材を備え前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体の内部に備えられた容器と、前記容器の左右に設けられ前記容器を前後に移動可能とするレール部材とを備え、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記レール部材の内箱への取付面であるレール部材取付面の内箱奥行方向の抜き勾配角度を、レール部材取付面に連続した上方または下方の内箱奥行方向の抜き勾配角度より小さく設定することで内箱のレール部材取付面が段差部を有するものである。
これによって、ガタツキの少ない高品位な引出しを構成することができるとともに、左右のレ−ル部材間の寸法精度を高めることで使用者の使い勝手を向上させる目的で、引出し式貯蔵室を奥まで引き出せるような貯蔵室を備えた冷蔵庫で、従来の引出ししろの少ない冷蔵庫に比べて引出し式扉に大きな負荷がかかる場合でも、ガタツキ部分を中心にレールに発生する偏荷重の発生を抑制し、この偏荷重によるレールの変形や取り付け面の変形等を低減することができ、冷蔵庫の信頼性を低下させることなく引出し扉開放時に容器の上面開口部を最大化することができ、容器からの食品取り出し性、さらに容器自身の着脱性を向上させることができる。
本発明の冷蔵庫は、ガタツキが小さく、寸法精度を高め、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、内箱と、外箱と、前記内箱と前記外箱との間に充填した断熱材を備え前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体の内部に備えられた容器と、前記容器の左右に設けられ前記容器を前後に移動可能とするレール部材とを備え、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記レール部材の内箱への取付面であるレール部材取付面の内箱奥行方向の抜き勾配角度を、レール部材取付面に連続した上方または下方の内箱奥行方向の抜き勾配角度より小さく設定することで内箱のレール部材取付面が段差部を有するものである。
これによって、固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタツキの少ない高品位な引出しを構成することができるとともに、左右のレ−ル部材間の寸法精度を高めることができ、高品位で使い勝手の良い冷蔵庫を提供することができる。
また、使用者の使い勝手を向上させる目的で、引出し式貯蔵室を奥まで引き出せるような貯蔵室を備えた冷蔵庫で、従来の引出ししろの少ない冷蔵庫に比べて引出し式扉に大きな負荷がかかる場合でも、ガタツキ部分を中心にレールに発生する偏荷重の発生を抑制し、この偏荷重によるレールの変形や取り付け面の変形等を低減することができ、冷蔵庫の信頼性を低下させることなく引出し扉開放時に容器の上面開口部を最大化することができ、容器からの食品取り出し性、さらに容器自身の着脱性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、内箱の左右のレール部材取付面は略平行となるように設定したものである。
これによって、左右レール間の寸法が略同一となり、扉引出し時および収納時の操作性を更に高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、レール部材取付面の内箱の発泡断熱材側に補強部材を備え、前記内箱のレール部材取付け面近傍の段差部に相対応して補強部材も段差を有する補強部材段差部を備えたものである。
これによって、補強部材が段差を有する複雑な形状となることで補強部材の強度をより高めることができる。
また、この段差によって内箱と外箱の間に発泡断熱材を充填した場合に、補強部材が発泡断熱材と接する表面積がより増えることで、補強部材の発泡断熱材による保持力をより高めることができ、すなわちレールの取付け強度をより高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、レール部材取付面の内箱発泡断熱材側に補強部材を備え、前記補強部材は内箱奥行方向の異なる抜き勾配角度を一体に形成したものであり、レール取付面の強度を高めるとともに、さらに左右レール間の寸法精度を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、内箱のレール部材取付面に連続した下方に凸部を設け、前記凸部にレール部材の下部を位置させるものである。
これによって、レール部材取付時の作業効率を高めることができる。また、レール取付面の強度をさらに高めることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、左右レール部材の幅方向の位置規制に発泡断熱材を発泡する際の発泡治具を用いるものである。
これによって、レール部材の固定レールの断熱箱体の幅方向の固定位置を規制する位置規制手段として、発泡断熱材を発泡する際の発泡治具を用いたものであり、レール部材の位置規制を行なうことでレール部材の操作性の確保、組立信頼性の確保を図ることができる。また、固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくしたため内箱側壁に凹部を設けず固定レールを設置しても、容器の幅方向の容量減を抑えることができるので、内箱の成形が容易になるとともに寸法精度の向上が図れる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、補強部材と発泡治具を奥行き側ほど幅が狭いように固定し発泡したものである。
これによって、発泡断熱材の発泡後、断熱箱体から発泡治具の取出しをスムーズに行うことができるので、成形サイクル、製品品質の向上を図ることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、発泡断熱材の発泡後に、レール部材をスペーサを介して補強部材に固定したものである。
これによって、レール部材をスペーサを介して補強部材に固定したことにより、スペーサの厚さを調整することで、レール部材の幅方向の位置の微調整を容易に行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、引出し式貯蔵室には、前記引出し式貯蔵室が閉まる際に扉を自閉させる自閉手段を備え、前記自閉手段は前記引出し式貯蔵室を移動可能とするレール部材に備えられたものである。
これによって、自閉手段を有することで、断熱箱体と扉との気密性が向上し、消費電力量の削減と操作感をより向上させた引出し式貯蔵室を構成することができる。
また、レールに自閉手段を備えることによって、自閉手段の為のスペースを最小限にすることができ食品収納スペースを向上させることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明に加えて、断熱箱体は内箱と外箱との間に発泡断熱材が充填されたものであって、前記発泡断熱材が充填によって前記断熱箱体が形成された後に、引出し式貯蔵室を移動可能とするレール部材が取り付けられたものである。
これによって、固定レールと中間レールと移動レールとをあらかじめ組み込んだ状態のクリアランスの小さい高精度なレール部材を断熱箱体に備える際に、断熱箱体の発泡に伴う温度上昇および異物の混入等を防ぎ、高精度なレールの信頼性を低下させることなく、断熱箱体にレールを備えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図、図4は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図、図5は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図、図6は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材取付面の要部斜視図、図7は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材取付面の要部断面図である。
図において、冷蔵庫18の断熱箱体19は内箱20と外箱21との間に発泡断熱材22を充填したものであり、前面開口部19aを有し、仕切壁23、23a、26により、上部より冷蔵室24、切替室25、野菜室27、冷凍室28を形成している。
また、仕切壁26の上部に配置する野菜室27は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室28は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁26を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室27と冷凍室28とはそれぞれ前面開口部22aを野菜室ドア29と冷凍室ドア30にて閉塞され、更に野菜室27と野菜室ドア29および冷凍室28と冷凍室ドア30とはそれぞれレール部材31にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
レール部材31は固定レール31aと、移動レール31bと、固定レール31aおよび移動レール31bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング31dとからなり、固定レール31aと移動レール31bとベアリング31dとを予め組み込んだ状態で固定レール31aを内箱20の両側壁面に固定し、移動レール31bをそれぞれの貯蔵室ドアに固定することでそれぞれの貯蔵室と貯蔵室ドアとを連結している。
なお、固定レール31aと移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間にベアリング31dを配設したレール部材31は予め組み込んだものであり、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
更に内箱20の両側壁面に固定された左右のレール部材31は左右対称の形状を有し、左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
各貯蔵室の容器32はレール部材31を内箱20に固定後にレール部材31の移動レール31bに支持し、各貯蔵室ドアを前後方向に引出すのと同期して移動レール31bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室ドアを少なくとも全開した時に容器32は上方向に着脱自在となっている。
また、レール部材31の固定レール31aは補強部材33によってそれぞれ内箱20を介して取付孔34で固定され、固定レール31aの取り付け強度を高めている。
また、各貯蔵室に備えてあるレール部材31の固定レール31aを1枚の補強部材33で一体に固定することで、上下に配置した複数のレール部材31を同時に補強できる。
補強部材33は、内箱20の発泡断熱材22を充填した側に配置されるので補強部材33は各貯蔵室内に露出しない構造となっている。
また、補強部材33の両端はそれぞれ野菜室27と冷凍室28との上下方向の中心部付近まで達し、各貯蔵室内のレール部材31の固定レール31aは補強部材33の固定部33cに固定され、少なくとも補強部材33の固定部33cは内箱20の発泡断熱材22を充填した側の面に接している。更に左右の補強部材33には孔33dを設けている。
なお、補強部材33が大きくなる場合には上下に分割し、固定部33cを備え、必要に応じて孔33dを設けると補強部材33を一体とした場合と同様の効果が得られる。
また、ベアリング31dは回転支持部材であればよく、たとえばローラ等を用いてもよい。
そして、図6に示すように、レール部材31の固定レール31aが取付られる内箱20のレール部材取付面35の内箱奥行方向の抜き勾配角度は、レール部材取付面35に連続した上方または下方の内箱奥行方向の抜き勾配角度より小さく設定している。
この段差20aは外観上目立たないように、内箱の真空成形加工等で連続的にだらした曲面形状にすることが好ましい。
また、この段差20aが形成されるレール部材取付け面35と内箱の連なる他の面との抜き勾配角度の差は、0.2°以上0.7°以下が望ましい。
これは、一般的な冷蔵庫の寸法で説明すると奥行きが520mm横幅が620mm程度の冷蔵庫において、レール部材取付け面35以外の部分の抜き勾配が一般的に0.5°〜1.0°程度であるので、それに対して0.2°より小さいと、レール部材取付け面35の抜き勾配は片面で最大7mm程度となるものがあって、レール取付け部の平行度を保つことが難しく、仮に平行度が悪く前面側から奥行き方向に対して左右のレール幅が大幅に小さくなっていくと、摺動部のクリアランスが小さい高精度のレール部材31を用いた場合では、そのクリアランスによって平行度のブレを吸収することができないので、動作不良を起こし、レールの前後移動ができなくなってしまう懸念がある。
また、抜き勾配角度の差が0.7°より大きいと、レール部材取付け面35の抜き勾配自体は片面で3mm以下程度となってレール取付け部の平行度を保ちやすくなるが、レール部材取付け面35以外の部分との間に最大7mm程度の段差が生じることになるので、段差20aが目立ち、製品の庫内の外観上、美観を損ない、また内箱20の成型後の型抜き作業がレール部材取付け面35のみ勾配が小さすぎる為に難しく生産性が悪くなる。
よって、この勾配角度の差が0.2°以上0.7°以下であるとレール部材取付け面35の平行度と段差20aの外観、内箱の生産性をほぼ満足することができて望ましい。
また、断熱壁の薄壁化による庫内容積の拡大が進む昨今の流れで、レール部材取付け面35以外の部分の抜き勾配も下限に近いものが多くなっている背景を鑑みれば、さらに好ましくは、この勾配角度の差の上限を0.5°以下とすると、庫内の外観を損なわず、生産性も高いままで内箱20の成型が行え、レール部材取付け面35の平行度も実質的には平行と言っても差し支えないレールの取り付け構成となって、高精度のレール部材31を備えた場合において高信頼性,高品位の引出し扉装置を提供できる。
このように内箱20の奥行方向の抜き勾配角度がレール部材取付け面35と他の部分とで異なることによって段差部20aが形成される。
さらに、内箱20の左右のレール部材取付面35は略並行に設定することが望ましい。
そしてまた、レール部材取付面35の内箱発泡断熱材側に備えた補強部材33は、内箱奥行方向の異なる抜き勾配角度を一体に少なくともレール部材取付面35を覆うように上下に延出して形成し、位置決め部材、例えば図示しないピン等で内箱20に固定しその後、発泡断熱材が充填される。すなわち、補強部材33に備えられた補強部材段差部33aは内箱20の段差部20aと相対応する形状となっている。
また、内箱20のレール部材取付面35に連続した下方に凸部36を設け、凸部36にレール部材31の下部を位置させ、ビス37で内箱20を介して補強部材33に固定される。そして、レール部材31固定時に、凸部36とレール部材31の下部の一部は凸部36に接して位置し、一部は凸部36との間に空間38を形成している。なお、レール部材31を内箱20に組み立て取付時、レール部材31の下部が凸部36に接した状態でビス37と締結される補強部材33の取付孔はビス37より若干上方に位置することが望ましい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材31の移動レール31bと中間走行レール31cとが回転支持部材31dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール31aと移動レール31bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31を内箱20の両側壁面に固定することにより固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタツキの少ない高品位な引出しを構成することができる。また、固定レール31aと移動レール31bとの間を回転支持部材であるベアリング31dで支持することにより容器32に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール31bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、補強部材33によりレール部材31の固定レール31aの取付強度を高めることで引出しの操作性を安定して行うことができるとともに、長期にわたって操作性を維持することができる。
また、各貯蔵室に備えてあるレール部材31の固定レール31aを1枚の補強部材33で一体に固定することで、上下に配置した複数のレール部材31を同時に補強できるので、複数の貯蔵室にレール部材を備える場合のレール部材の操作性の確保、長期信頼性の確保を図ることができるとともに、組立作業性が簡素化され低コスト化が図れる。
なお、レール部材31の前後、左右、上下寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できるように、左右の補強部材33の位置を規制する位置規制手段を備えてもよい。
また、補強部材33を各貯蔵室内に露出させないようにしたので補強部材33を各貯蔵室内部に配置した場合に比べ収納内容積の低減を抑制することができる。
また、上下の固定レール31aを連結する補強部材33を断熱箱体19の発泡断熱材22内に埋設したので、冷蔵庫18の使用時に補強部材33の結露,着霜の防止を図ることができ、更に補強部材33が空気と接することが無いので補強部材33の耐食性を向上させることができる。
また、通常、断熱箱体に発泡断熱材を充填発泡する際、発泡圧での内箱変形を防止するため内部に抑えのための冶具(発泡時具)を配置する。そして発泡後、発泡時具を取り出し容易にするために、発泡時具および内箱に抜き勾配を形成しているのが一般的である。
そのような中で、本実施の形態では、レール部材31の固定レール31aが取付られる内箱20の取付面35の内箱奥行方向の抜き勾配角度は、レール部材取付面35に連続した上方または下方の内箱奥行方向の抜き勾配角度より小さく設定しているので、左右のレール部材間の寸法精度を高めることができ、レールを前後に移動時に、前後での寸法差を最小限におさえることで、高品位で使い勝手の良い引き出し扉を備えた冷蔵庫を提供することができる。
また、内箱20のレール部材31を備えるレール部材取付け面35は他の部分に対して段差部20aを形成し、この段差部20aに相対応して補強部材33のも補強部材段差部35aを有するので、補強部材33が段差を有する複雑な形状となることで補強部材33の強度をより高めることができる。
また、この補強部材段差部35aによって内箱20と外箱21の間に発泡断熱材22を充填した場合に、補強部材35が発泡断熱材22と接する表面積がより増えることで、補強部材25の発泡断熱材22による保持力をより高めることができ、すなわちレール部材31の取付け強度をより高めることができる。
また、内箱20の左右のレール部材取付面35は略並行に設定することで、左右レール間の寸法が略同一となり、さらに扉引出し時および収納時の操作性を高めることができる。
また、レール部材取付面35の内箱発泡断熱材側に備えた補強部材33は、内箱奥行方向の異なる抜き勾配角度を一体に少なくともレール部材取付面35を覆うように上下に延出して形成しているので、レール取付面の強度を高めるとともに、さらに左右レール間の寸法精度を補強部材33により高めることができる。また、補強部材33は、内箱奥行方向の異なる抜き勾配角度を一体形成したものを用いることで、発泡時の発泡圧による内箱の異なる抜き勾配部分の変形を防止でき、レール部材取付面35の抜き勾配を最小限に設定しても発泡時具の動作をスムーズに行うことができる。
また、内箱20のレール部材取付面35に連続した下方に凸部36を設け、凸部36にレール部材31の下部を位置させ、ビス37で内箱20を介して補強部材33に固定するものであり、レール部材31組込時、凸部36を利用してスムーズが組立が可能となる。
また、レール部材31固定時に、凸部36とレール部材31の下部の一部は凸部36に接して位置し、一部は凸部36との間に空間38を形成しているので、空間38が冷気の流れを促進でき、レール近傍の着霜、結露等の発生を防止できる。
なお、このとき、レール部材31を内箱20に組み立て取付時、レール部材31の下部が凸部36に接した状態でビス37と締結される補強部材33の取付孔はビス37より若干上方に位置させることで、レール部材取付時の取付ばらつき、内箱の成形ばらつき等を吸収することができ、さらに作業効率を高めることができる。
なお、補強部材33に孔33dを設けることで、複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に補強部材33からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。また、補強部材33に設ける孔33dは強度を維持できる程度に複数設けることで、熱移動量を効果的に低減できる。さらに、発泡断熱材22が孔33dに充填するため、冷蔵庫18の強度が向上する。
また、本実施の形態ではレール部材31と容器32とを野菜27と冷凍室28とで共通としたが、実使用の収納形態などによりそれぞれ貯蔵室別に違う材料で形成したものを使用するとさらにコスト低減、信頼性向上を図ることができる。
また、本実施の形態では、野菜室27と冷凍室28にレール部材31を用いたもので説明したが、引出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室27の上部に位置する切替室25や、切替室25の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
また、本実施の形態では、補強部材33は、野菜室27と冷凍室28のそれぞれのレール部材31を一体に固定したもので説明したが、野菜室27と冷凍室28のそれぞれに独立の補強部材を用いてもよい。この場合、野菜室27と冷凍室28が上下に併設していない冷蔵庫において、それぞれガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを提供することができる。また、複数のレール部材を一つの連結部材に固定した場合に比べ複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に更に連結部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、本実施の形態では、補強部材33の両端はそれぞれ野菜室27と冷凍室28との上下方向の中心部付近まで達しすることで野菜室27と冷凍室28のレール補強部材33を一つの補強部材33で支持するものとしたが、この場合は補強部材33が大きくなる為、上下に分割しても良い。
すなわち複数の引出し式貯蔵室である野菜室27と冷凍室28のそれぞれにレール部材を備え、このそれぞれのレール部材の固定レール31aを独立した補強部材33で位置規制し固定したものである。
これによって、補強部材33を小型することで組立性に優れ、また、それぞれの補強部材において位置規制することで組み立て信頼性の確保を図ることができる。また、このようにレール部材31のそれぞれに補強部材33を独立して設ける場合にはそれぞれの補強部材33に固定部33cを備え、孔33dを設けると補強部材33を一体とした場合と同様の精度が得られる
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の側断面図、図9は図8のA−A断面図、図10は同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図、図11は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図、図12は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図である。
図において、冷蔵庫218の断熱箱体219は内箱220と外箱221との間に発泡断熱材222を充填したものであり、前面開口部219aを有し、仕切壁223、223a、226により、上部より冷蔵室224、切替室225、野菜室227、冷凍室228を形成している。
また、仕切壁226の上部に配置する野菜室227は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室228は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁226を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室227と冷凍室228とはそれぞれ前面開口部222aを野菜室ドア229と冷凍室ドア230にて閉塞され、更に野菜室227と野菜室ドア229および冷凍室228と冷凍室ドア230とはそれぞれレール部材231にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
レール部材231は固定レール231aと、移動レール231bと、固定レール231aおよび移動レール231bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング231dとからなり、固定レール231aと移動レール231bとベアリング231dとを予め組み込んだ状態で固定レール231aを内箱220の両側壁面に固定し、移動レール231bをそれぞれの貯蔵室ドアに固定することでそれぞれの貯蔵室と貯蔵室ドアとを連結している。ここで、図記しないが、レール部材31は、貯蔵室を区画する仕切壁226に固定してもよい。
なお、固定レール231aと移動レール231bと、固定レール231aと移動レール231bとの間にベアリング231dを配設したレール部材231は予め組み込んだものであり、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
更に内箱220の両側壁面に固定された左右のレール部材231は左右対称の形状を有し、左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
各貯蔵室の容器232はレール部材231を内箱220に固定後にレール部材231の移動レール231bに支持し、各貯蔵室ドアを前後方向に引出すのと同期して移動レール231bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室ドアを少なくとも全開した時に容器232は上方向に着脱自在となっている。
また、左右一対のレール部材31の固定レール231aは位置規制手段である補強部材233bによってそれぞれ内箱20を介して固定位置を規制される。
また、各貯蔵室に備えてあるレール部材231の固定レール231aを補強部材33bで一体に固定することで、貯蔵室間の前後、上下、左右のレール部材231の位置規制ができる。
補強部材233bは、内箱220の発泡断熱材22を充填した側に配置されるので補強部材233bは各貯蔵室内に露出しない構造となっている。
また、補強部材233bの両端はそれぞれ野菜室227と冷凍室228との上下方向の中心部付近まで達し、各貯蔵室内のレール部材231の固定レール231aは補強部材233bの固定部233cに固定され、少なくとも補強部材233bの固定部233cは内箱220の発泡断熱材222を充填した側の面に接している。
また、内箱220のレール部材231の固定レール231aを固定する部分の幅方向位置規制は、発泡断熱材222を発泡する際の発泡治具234によって行われる。すなわち、内箱220の発泡断熱材222を充填した側の面に接して固定した左右の補強部材233bの幅寸法が発泡治具234の位置規制により確保され、補強部材233bに固定されるレール部材231の左右寸法精度が高まる。
また、ベアリング231dは回転支持部材であればよく、たとえばローラ等を用いてもよい。
また、補強部材233bと内箱220の固定レール231a固定部分と発泡治具234を奥行き側ほど幅が狭いようした。
また、発泡断熱材222の発泡前あるいは発泡後に、固定レール231aをスペーサ235を介して補強部材233bに固定している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材231の移動レール231bと中間走行レール231cとが回転支持部材231dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材231に支持された容器232も手前に引出され、容器232内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール231aと移動レール231bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材231を内箱220の両側壁面に固定することにより固定レール231aと移動レール231bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。また、固定レール231aと移動レール231bとの間を回転支持部材であるベアリング231dで支持することにより容器232に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール231bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、補強部材233bによりレール部材231の固定レール231aの取付位置を規制することでレール部材231の前後、左右、上下寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できることと、内箱220の固定レール231a固定部分の左右幅方向の位置規制は発泡断熱材222を発泡する際の発泡治具234により精度よく規定できることと、補強部材233bにより断熱箱体219の発泡断熱材222充填後の冷却時の熱収縮等による寸法変化を抑制することで、固定レール231aと移動レール231bとのクリアランスを小さく設定したレール部材231をあらかじめ組み込んだ状態で内箱220の両側壁面に固定する仕様としても左右一対のレール部材231間の寸法精度を高く保てるので容器232の引出し時の操作性を位置規制手段である補強部材33bにより高めることができる。また、長期にわたって操作信頼性の確保も図ることができる。
また、固定レール231aと移動レール231bとのクリアランスを小さくしたため内箱220側壁に凹部を設けず固定レール231aを設置しても、容器232の幅方向の容量減を抑えることができるので、内箱220の成形が容易になるとともに寸法精度の向上が図れる。
また、各貯蔵室に備えてあるレール部材231の固定レール231aを補強部材233bで一体に固定することで、貯蔵室間の前後、上下、左右のレール部材231の位置規制ができ操作性、品位、組立信頼性の向上を図ることができる。さらに、一体にすることで部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
また、補強部材233bを各貯蔵室内に露出させないようにしたので補強部材233bを各貯蔵室内部に配置した場合に比べ収納内容積の低減を抑制することができる。
また、上下の固定レール231aを連結する補強部材233bを断熱箱体219の発泡断熱材222内に埋設したので、冷蔵庫218の使用時に補強部材233bの結露,着霜の防止を図ることができ、更に補強部材233bが空気と接することが無いので補強部材233bの耐食性を向上させることができる。
また、固定レール231aを固定する補強部材233bと発泡治具234を奥行き側ほど幅が狭いようにしたので、発泡断熱材の発泡後、断熱箱体から発泡治具の取出しをスムーズに行うことができるので、成形サイクル、製品品質の向上を図ることができる。
また、発泡断熱材222の発泡前あるいは発泡後に、スペーサ235を設置し、その後レール部材231の固定レール231aをスペーサ235を介し補強部材233bに固定したことにより、スペーサ235の厚さを調整することで、ガタの少ない高品位な引出しを構成するためのレール部材231の幅方向の位置の微調整を容易に行うことができる。
また、レール部材231の固定レール231aを前後方向に複数の補強部材233bで連結した場合には、特にレール部材231を大型冷蔵庫に使用した場合に、補強部材233bを複数に分割することにより補強部材233bの小型化を図れるのでコストダウンを図ることができる。
なお、本実施の形態ではレール部材231と容器232とを野菜227と冷凍室228とで共通としたが、実使用の収納形態などによりそれぞれ貯蔵室別に違う材料で形成したものを使用するとさらにコスト低減、信頼性向上を図ることができる。
なお、本実施の形態では、野菜室227と冷凍室228にレール部材231を用いたもので説明したが、引出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室227の上部に位置する切替室225や、切替室225の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
また、本実施の形態では、補強部材233bは、野菜室227と冷凍室228のそれぞれのレール部材231を一体に固定したもので説明したが、野菜室227と冷凍室28のそれぞれに独立の補強部材を用いてもよい。この場合、野菜室227と冷凍室228が上下に併設していない冷蔵庫において、それぞれガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを提供することができる。また、複数のレール部材を一つの連結部材に固定した場合に比べ複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に更に連結部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、レール部材の固定レールを複数の補強部材で連結してもよい。この場合、連結部材を複数に分割することにより連結部材の小型化を図れるのでコストダウン、軽量化を図ることができる。
(実施の形態3)
図13は本発明の実施の形態3における冷蔵庫の縦断面図、図14は図13の要部拡大図、図15は図13のA−A断面図、図16は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図、図17は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図である。
図において、冷蔵庫318の断熱箱体319は内箱320と真空断熱材321aを配設した外箱321との間に発泡断熱材322を充填したものであり、前面開口部319aを有し、仕切壁323、323a、326により、上部より冷蔵室324、切替室325、野菜室327、冷凍室328を形成している。
また、仕切壁326の両側面は開放部326aを有し、仕切壁326内部には断熱箱体319と同様に発泡断熱材322が充填されている。
野菜室327と冷凍室328とはそれぞれ前面開口部319aを野菜室ドア329と冷凍室ドア330にて閉塞され、更に野菜室327と野菜室ドア329および冷凍室328と冷凍室ドア330とはそれぞれレール部材331にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
また各貯蔵室の容器333はレール部材331を庫内に取り付け後、移動レール331bに扉支持部材337を配置、固定され、各貯蔵庫室ドアを前後方向に引き出すのと同期して移動し、更に各貯蔵室を少なくとも全開したときに容器333は上方向に着脱自在となっている。
補強部材332はレール部材331の位置規制手段であり、レール部材331を前後方向に摺動可能とする前面開口部19aから貯蔵室の両側部に備えられレール部材31の固定レール331aと固定されている。更に補強部材332は真空断熱材321aと10mm以上の距離を設けて内箱320に固定され発泡断熱材322により埋設されている。
レール部材331は固定レール331aと、扉支持部材337を配置し固定した移動レール331bと、固定レール331aと移動レール331bとの間に備えられた中間走行レール331cと、中間走行レール331cと固定レール331aおよび移動レール331bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング331dよりなる。
なお、固定レール31aと移動レール331bと、固定レール331aと移動レール331bとの間にベアリング331dを介して配設した中間走行レール331cとを有するレール部材331は、予め組み込んだ状態で固定された固定レール331aを、補強部材32とで位置規制され固定されており、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
また、貯蔵室ドアの発泡断熱材側に扉支持部材337の取付け用扉補強材336を設けたことにより移動レール331bの固定が安定したものとなり、レール部材331の位置規制がさらに確実なものになる。
また補強部材332は独立してレール部材31の固定レール331aと位置規制されており、その線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃である材料にて構成されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材331の移動レール331bと中間走行レール331cとが回転支持部材331dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材331に配置された扉支持部材337により支持された容器332も手前に引き出され、容器333内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール331aと移動レール331bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31を両側壁面に固定することにより固定レール331aと移動レール331bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。また、クリアランスを小さくすることにより取り付けのバラツキも小さくできるのでドアの取り付け不具合による傾きやほかのドアとの感覚の不均一化という概観不良も抑制することができる。また、固定レール331aと移動レール331bとの間を回転支持部材であるベアリング331dで支持することにより容器333に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール331bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、補強部材332によりレール部材331の固定レール331aの取付けを位置規制することで左右一対のレール部材331の幅寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できることと、補強部材332は、真空断熱材321aを配設した断熱箱体319の発泡断熱材322充填後の冷却時の熱収縮による寸法変化を抑制できる。また固定レール331aと移動レール331bとのクリアランスを小さく設定したレール部材331をあらかじめ組み込んだ状態で両側面の固定部側に固定する使用としても左右一対のレール部材31間の寸法制度を高く保てるので容器333の引き出し時の操作性を、位置規制手段である補強部材332により高めることができる。また、長期にわたって操作性信頼性の確保も図ることができる。
また中間レール331cを備えることにより、レール部材331の移動レール331bの引き出し代を大きくすることができ、容器333の奥まで引き出せるため、容器333の奥部まで見渡すことが可能で容器33内の被冷却物の使い忘れによるロスの防止、容器333の取り外しが容易となり使い勝手の向上を図ることができる。
また左右の固定レール331aを位置規制した補強部材332を真空断熱材321aを配設した断熱箱体319の発泡断熱材322内に埋設したので冷蔵庫318の使用時による結露、着霜が生じることがなく、さらに空気と接しないため耐食性に優れ、安価な構造体とすることが出来る。また真空断熱材321aを配設した断熱箱体としているため外気からの吸熱に影響されにくく省エネ効果を図ることができる。さらに真空断熱材321aは発泡断熱材322よりも圧縮強度、曲げ強度の高いものを適用することで、断熱箱体自身の構造強度を高めながら引出し扉の摺動性を高めることができる。
また固定レール331aを位置規制する補強部材332は、真空断熱材321aと10mm以上の距離を確保しているため発泡断熱材322の流動性を確保でき所定の断熱性能を備えた断熱箱体319を提供できる。
また補強部材332は、それぞれ独立してレール部材331の固定レール331aを位置規制しているため各貯蔵室からの熱伝達による熱リークがなく省エネにも寄与するとともに小型化できコストダウンを図ることもできる。
また補強部材332の線膨張率を1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃としたことになり冷蔵庫18の運転時収縮することによる影響を抑えレール部材31の操作信頼性を向上することができる。
(実施の形態4)
図18は本発明の実施の形態4における冷蔵庫の側断面図、図19は図18のA−A断面図、図20は同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図、図21は、図20の扉部のB矢視図、図22は、図20のC−C断面図、図23は、図21のD−D断面図である。
図1から図6において、冷蔵庫418の断熱箱体419は内箱420と外箱421との間に発泡断熱材22を充填したものであり、前面開口部419aを有し、仕切壁423、423a、426により、上部より冷蔵室424、切替室425、野菜室427、冷凍室428を形成している。
仕切壁426の両側面は開放部426aを有し、仕切壁426内部には断熱箱体419と同様に発泡断熱材422が充填されている。また、仕切壁426の上部に配置する野菜室427は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室428は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁426を介して上下に異なる温度帯に設定されている。また、野菜室扉429、冷凍室扉430は内板435と外板436との間に発泡断熱材437を充填したものである。
野菜室427と冷凍室428はそれぞれ前面開口部419aを野菜室扉429と冷凍室扉430にて閉塞され、更に野菜室扉429および冷凍室扉430は、それぞれ扉支持部材434およびレール部材432により前後方向に引出し摺動可能となっている。
レール部材432は、固定レール432aと、移動レール432bと、固定レール432aと移動レール432bとの間に備えられた中間走行レール432cと、中間走行レール432cと固定レール432aおよび移動レール432bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング432dとからなり、固定レール432aと移動レール432bと中間走行レール432cとベアリング432dとを予め組み込んだ状態で、固定レール432aを、内箱420を介して発泡断熱材422側に設けた位置規制を兼ねた補強部材431に左右それぞれ固定される。
また、扉支持部材434は、下方を段付したフレーム434aと取付部434bとからなり、左右それぞれ別々に野菜室扉429に連結固定される。この時、内板435の発泡断熱材437側には扉支持部材434の固定と補強を兼ねた、内板435よりも高剛性材料、例えば鋼板からなる1枚ものの扉補強部材438を設けており、扉支持部材434側に設けた位置決めピン(図示せず)と取付部434bの取付穴434cで位置決めするとともに取付ネジ434dでそれぞれ固定される。
そして、野菜室扉429に扉支持部材434を連結固定した状態で、レール部材432の移動レール432bと扉支持部材434の段付したフレーム434aを固定穴434eと取付ネジ434dにより連結固定し、フレーム434aの上方から容器433を載置する。
また、扉支持部材434の段付したフレーム434aの移動レール432bとの嵌め込み部は下方を開口し,下端の幅寸法Fより段付上部の幅寸法Eを狭くした台形形状で形成している。
また、扉支持部材434は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃である材料にて形成している。
また、扉支持部材434は熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料にて形成している。
なお、固定レール432aと移動レール32bと、固定レール432aと移動レール432bとの間にベアリング32dを介して配設した中間走行レール432cとを有するレール部材432は予め組み込んだものであり、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
また、ベアリング432dは回転支持部材であればよく、たとえばローラ等を用いてもよい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室扉を手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材32の移動レール432bと中間走行レール432cとがベアリング432dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。それに伴い、扉支持部材434のフレーム434aに支持された容器433も手前に引出され、容器433内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
特に、レール部材432は、固定レール432aと、移動レール432bと、固定レール432aと移動レール432bとの間に備えられた中間走行レール432cと、中間走行レール432cと固定レール432aおよび移動レール432bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング432dとからなり、固定レール432aと移動レール432bと中間走行レール432cとベアリング432dとを予め組み込んだ状態で、固定レール432aを、内箱20を介して発泡断熱材422側に設けた位置規制を兼ねた補強部材431に左右それぞれ固定しているので、固定レール432aと移動レール432bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。また、クリアランスを小さくすることにより取付けのバラツキも小さくできるので扉の取付け不具合による傾きや他の扉との間隔の不均一化という外観不良も抑制することができる。これらの効果はレール部材432の引出し代が大きいほど効果的である。また、固定レール432aと移動レール432bとの間を回転支持部材であるベアリング432dで支持することにより容器433に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール432bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、野菜室扉429に扉支持部材434を連結した状態で、レール部材432の移動レール432bと扉支持部材434の段付したフレーム434aを固定穴434eと取付ネジ434dにより固定し、フレーム434aの上方から容器433を載置することで、扉支持部材434とレール部材432の移動レール432bとの固定が確実となり容器433の着脱性が向上するとともに、レール部材432の操作性の確保、組立作業性の向上を図ることができる。
また、内板436の発泡断熱材37側には扉支持部材434の固定と補強を兼ねた扉補強部材438を設けたことにより、扉支持構造強度を高めるとともに組立作業性向上を図ることができる。また、扉補強部材38が扉支持部材434の幅寸法あるいは平行度を規制できることで、固定レール432aと移動レール432bとのクリアランスを小さく設定したレール部材432をあらかじめ組み込んだ状態での適用が可能となり、長期にわたって操作信頼性の確保も図ることができる。
また、扉支持部材434の段付したフレーム434aの移動レール432bとの嵌め込み部は下方を開口し,下端の幅寸法Fより段付上部の幅寸法Eを狭くした台形形状で形成しているので、扉支持部材434の移動レール432bへの組込みが容易となる。
また、扉支持部材34は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃である材料にて形成しているので、扉支持部材34を線膨張率が小さい材料で形成することにより、冷蔵庫の冷却運転時に扉支持部材が収縮することによる操作性への影響を低減できるのでレール部材の操作信頼性を向上することができる。
また、扉支持部材434は熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料にて形成しているので、扉支持部材434を熱伝導率が小さい材料で形成することにより、特に複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に扉支持部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
また、扉補強部材438は内板436よりも高剛性材料で形成しているので、扉支持部材の固定強度がさらに高まり、長期的に操作信頼性を確保することができる。
また、扉支持部材434は、下方を段付したフレーム434aと取付部434bとからなり、左右それぞれ別々に野菜室扉29に連結固定されるので、扉支持部材434の兼用化が可能となりコスト低減、さらに軽量化を図ることができる。
なお、本実施の形態では野菜室扉429で説明したが、冷凍室扉430、あるいは野菜室427の上部に位置する切替室425や、切替室4525の横に併設した製氷室(図示せず)等の引き出し扉に用いてもよい。
(実施の形態5)
図24は本発明の実施の形態5における冷蔵庫の側断面図、図25は図24のA−A断面図、図26は同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図、図27は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図、図28は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図である。
図において、冷蔵庫55518の断熱箱体519は内箱520と外箱521との間に発泡断熱材522を充填したものであり、前面開口部519aを有し、仕切壁523、523a、526により、上部より冷蔵室524、切替室525、野菜室527、冷凍室528を形成している。
また、仕切壁526の上部に配置する野菜室527は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室528は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁526を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室527と冷凍室528とはそれぞれ前面開口部519aを扉529と扉530にて閉塞され、更に野菜室527と扉529および冷凍室528と扉530とはそれぞれレール部材531にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
また、扉519を自閉させる自閉手段を有することで断熱箱体519と扉529、530との確実な気密性確保が可能となっている。
レール部材531は固定レール531aと、移動レール531bと、固定レール531aと移動レール531bとの間に備えられた中間走行レール531cと、中間走行レール531cと固定レール531aおよび移動レール531bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング531dとからなり、固定レール531aと移動レール531bと中間走行レール531cとベアリング531dとを予め組み込んだ状態で固定レール531aを内箱520の両側壁面に固定し、移動レール31bをそれぞれの貯蔵室ドアに固定することでそれぞれの貯蔵室と貯蔵室ドアとを連結している。ここで、図記しないが、レール部材531は、貯蔵室を区画する仕切壁526に固定してもよい。
なお、固定レール531aと移動レール531bと、固定レール531aと移動レール531bとの間にベアリング531dを介して配設した中間走行レール531cとからなるレール部材531は予め組み込んだものであり、爪541と自閉ユニット542は断熱箱体519に影響されず固定することができる。ここで、冷蔵庫奥行きに十分なスペースがある場合、中間走行レールがなく固定レールと移動レール間に回転支持部材を配設してもかまわない。
更に内箱520の両側壁面に固定された左右のレール部材531は左右対称の形状を有し、左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
各貯蔵室の容器532はレール部材531を内箱520に固定後にレール部材531の移動レール531bに支持し、各貯蔵室ドアを前後方向に引出すのと同期して移動レール531bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室ドアを少なくとも全開した時に容器532は上方向に着脱自在となっている。
また、ベアリング531dは回転支持部材であればよく、たとえばローラ等を用いてもよい。
自閉手段は、左右一対のレール部材31に配設されており、爪541と自閉ユニット542で構成され、自閉ユニット542はフック543とバネ544を配設している。爪41は移動レール531bに固定されており、自閉ユニット542は固定レール531aに固定されている。
ここで、扉529,530を前後方向に開時、爪541と爪541と係合しているフック543が扉529、530と同期し移動する、ある一定距離L(自閉距離)移動後爪541とフック543の係合が外れフック543はその位置で保持される。閉時は、開時の逆となり爪541とフック543が係合するとバネ544の弾性力F(自閉力)により引き戻され扉529,530は断熱箱体519と嵌合する。ここで、図示しないが、自閉手段を持つ事でガスケット550内のマグネットを廃止することができ、前面開口部519aを金属にする必要がなくなり、冷蔵庫518の消費電力量低減とコスト削減が可能となる。
また、自閉力F及び自閉距離Lは、F=KL、F>f、(ただし、K:バネ定数、f:扉に作用する負荷量)で表すことができ、負荷量fに合せバネ定数K、自閉距離Lを変えることで自閉力、自閉距離を調整することが可能となる。また、負荷量だけでなく、扉位置や、断熱箱体と扉との嵌合強化等を考慮し自閉力、自閉距離を変えることも可能である。
また、扉529、530の全閉状態で自閉手段であるバネ544の弾性力F(自閉力)を残留させるように設定されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材531の移動レール531bと中間走行レール531cとがベアリング531dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。その際、爪541と爪541と係合しているフック543が扉529、530と同期し移動する、ある一定距離L(自閉距離)移動後爪541とフック543の係合が外れフック543はその位置で保持される。閉時は、開時の逆となり爪541とフック543が係合するとバネ44の弾性力F(自閉力)により引き戻され扉529,530は断熱箱体と嵌合する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール531aと移動レール531bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31に自閉手段を配設することにより断熱箱体519と扉529,530の気密性が向上し、消費電力量の削減と操作感の良い引出しを構成することができる。また、断熱箱体519に影響されず、爪541とフック543を係合することができ安定性の高い自閉構造にすることができる。また、固定レール531aと移動レール531bとの間を回転支持部材であるベアリング531dで支持することにより容器532に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール531bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、バネの弾性で自閉させるため、温度変化の影響を少なくすることができ、構成要素が簡素であるため、自閉性のばらつきを押さえることができる。
また、自閉力、自閉距離を容易に変えることができ、木目細かな操作性を実現できる。
また、中間走行レール531cを備えることによりレール部材531の移動レール531bの引出し代を大きくすることができるので容器32の奥部まで引き出す事ができ、容器532の奥部まで見渡すことが可能となり、容器532内の被冷却物の使い忘れによるロスを防止したり、容器532をレール部材531に着脱することが容易となるので使い勝手の向上を図ることができる。
また、扉529、530の全閉状態で自閉手段であるバネ544の弾性力F(自閉力)を残留させるように設定されているので、扉と断熱箱体とのシール性をさらに高めることができ消費電力量の更なる低減が可能となる。
なお、本実施の形態では、野菜室527と冷凍室528にレール部材531を用いたもので説明したが、引出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室527の上部に位置する切替室525や、切替室525の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、ガタツキが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い引出し収納ができるので、冷凍装置を備えた冷却貯蔵庫の引出し装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図 図1のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材取付面の要部斜視図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材取付面の要部断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の側断面図 図8のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 本発明の実施の形態3における冷蔵庫の縦断面図 図13の要部拡大図 図13のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 本発明の実施の形態4における冷蔵庫の側断面図 図18のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図 図20の扉部のB矢視図 図20のC−C断面図 図21のD−D断面図 本発明の実施の形態5における冷蔵庫の側断面図 図24のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図 従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図 従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図
符号の説明
18 冷蔵庫
19 断熱箱体
19a 前面開口部
20 内箱
20a 段差部
21 外箱
22 発泡断熱材
26 仕切壁
27 野菜室
28 冷凍室
31 レール部材
31a 固定レール
31b 移動レール
31d ベアリング
32 容器
33 補強部材
33a 補強部材段差部
35 取付面
36 凸部
38 空間

Claims (10)

  1. 内箱と、外箱と、前記内箱と前記外箱との間に充填した断熱材を備え前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体の内部に備えられた容器と、前記容器の左右に設けられ前記容器を前後に移動可能とするレール部材とを備え、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記レール部材の内箱への取付面であるレール部材取付面の内箱奥行方向の抜き勾配角度を、レール部材取付面に連続した上方または下方の内箱奥行方向の抜き勾配角度より小さく設定することで内箱のレール部材取付面が段差部を有する冷蔵庫。
  2. 内箱の左右のレール部材取付面は略平行となるように設定した請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. レール部材取付面の内箱の発泡断熱材側に補強部材を備え、前記内箱のレール部材取付け面近傍の段差部に相対応して補強部材も段差を有する補強部材段差部を備えた請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. レール部材取付面の内箱発泡断熱材側に補強部材を備え、前記補強部材は内箱奥行方向の異なる抜き勾配角度を一体に形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 内箱のレール部材取付面に連続した下方に凸部を設け、前記凸部にレール部材の下部を位置させる請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 左右レール部材の幅方向の位置規制に発泡断熱材を発泡する際の発泡治具を用いる請求項1から5のいずれか一項に記載冷蔵庫。
  7. 補強部材と発泡治具を奥行き側ほど幅が狭いように固定し発泡したことを特徴とする請求項1から6いずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 発泡断熱材の発泡後に、レール部材をスペーサを介して補強部材に固定したことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 引出し式貯蔵室には、前記引出し式貯蔵室が閉まる際に扉を自閉させる自閉手段を備え、前記自閉手段は前記引出し式貯蔵室を移動可能とするレール部材に備えられた請求項1から8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 断熱箱体は内箱と外箱との間に発泡断熱材が充填されたものであって、前記発泡断熱材が充填によって前記断熱箱体が形成された後に、引出し式貯蔵室を移動可能とするレール部材が取り付けられた請求項1から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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