JP4367187B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、引出し装置を備えた冷蔵庫に関し、特に引出しレール取付けの構成に関するものである。
近年、冷蔵庫は大型化に伴い、収納量が増加の傾向にあり、収納量の増加、使い勝手の向上を図るため、引出し装置を備えたものが主流となってきている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上記従来の引出し装置を備えた冷蔵庫について説明する。
図7は、従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図である。図8は従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図である。図9は、従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図である。従来技術の冷蔵庫の引出し装置17は、冷蔵庫本体前面の開閉自在の扉1と、この扉裏面左右に一端を固定したフレーム2と、後端を連結した連結フレーム16と、フレーム2の後端に取り付けられた可動ローラー3と、内箱側壁4に固定,取付けられた前記フレーム2と可動ローラー3を摺動支持する固定レール5と固定ローラー6と、前記フレーム2と、連結フレーム16に載置された庫内ケース15で構成される。また、フレーム側面9は平面であり、固定レール5の溝部12も平面である。
そして、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2の後端に取り付けられた可動ローラー3を、冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5の溝部12に挿入し、フレーム2の底面と固定ローラー6が接して摺動するように組み込まれるものである。
上記構成において、扉1を開閉すると、扉1に一端を固定したフレーム2と、フレーム2に連結された連結フレーム16と、これらに載置された庫内ケース15と可動ローラー3が、固定レール5と固定ローラー6上を摺動し、扉1と同期した前後方向の動きを可能としている。
実公昭60−27913号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2を冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5に組み込んで使用するため、フレーム2あるいは固定レール5の取付ばらつき、組立性を考慮して、組み込み状態でレールとローラー間には、ある程度のクリアランスを設定して設計している。このクリアランスにより扉1の開閉時に左右のガタツキが生じ、操作性が損なわれたり、操作時の品位が上がらないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、固定レールと移動レールとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材の固定レールを位置規制部材を兼ねた仕切壁に設けた補強部材の垂直部に固定し、その後、容器をレール部材に支持するものである。
これによって固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。
また、固定レールと移動レールとの間を回転支持部材で支持することにより容器に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レールが移動できるので引出しの操作力を低減することができる。
また、レール部材の位置規制を行なう補強部材を設けたのでレール部材の操作性の確保、組立信頼性の向上を図ることができる。
本発明の冷蔵庫は、ガタが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い引出し収納を構成することができる。
内箱と、外箱と、前記内箱と前記外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、前記容器を前後に移動可能とするレール部材と、前記レール部材の固定位置を規制する位置規制部材とからなる冷蔵庫において、前記レール部材は前記容器の両側部に設け、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記固定レールと前記移動レールはそれぞれ回転支持部材で支持され前記固定レールと前記移動レールを予め組み込んだ状態で前記固定レールを前記位置規制部材に固定し、その後前記容器を前記レール部材に支持するものであって、前記位置規制部材は前記断熱箱体内部の水平面である前記断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に備えた補強部材であり、前記補強部材は前記仕切壁によって区画された上部貯蔵室側には前記仕切壁から上方に向かって垂直部を有し、前記上部貯蔵室の容器は下方両側部で前記レール部材に支持され、下部貯蔵室側には前記仕切壁から下方に向かって垂直部を有し、前記下部貯蔵室の容器は上方両側部で前記レール部材に支持することにより、前記固定レールと前記移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、がたつきの少ない高品位な引き出しを構成することができる。
また、前記固定レールと前記移動レールとの間を前記回転支持部材で支持することにより、前記容器に荷重を加えた場合でも滑らかに前記移動レールが移動するので操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、前記レール部材の位置規制を行う位置規制部材を兼ねた仕切壁に設けた補強部材を同一平面上に設けたので、貯蔵室内の温度変動による断熱壁の挙動の影響を抑制できるため前記レール部材の操作性を確保できるとともに、組み立て信頼性の向上を図ることができる。
また、レール部材の固定位置を規制する補強部材が仕切壁を兼ねていることにより複数の貯蔵室の収納容積の低減を抑制できる。
また、一つの仕切壁に複数の前記レール部材を固定できるので、部品点数の削減によりコストダウンを図ることができる。
また、一つの仕切壁に複数の前記レール部材を固定できるので、さらなる部品点数の削減によりコストダウンを図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、レール部材の固定レールを連結する補強部材を仕切壁の内部に配置し、発泡断熱材内に埋設するもので、発泡断熱材により仕切壁の強度がさらに向上するのでさらに前記レール部材の操作性の確保、組み立て信頼性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、仕切壁の両側面には開放部を有し、内箱と、外箱と、前記仕切壁を組み立てた後、同時に断熱材を充填し発泡するので、前記仕切壁が断熱箱体の両側面と発泡断熱材により内部が一体的につながることで、さらに強度が向上するので前記レール部材の操作性の確保、組み立て信頼性の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、レール部材を補強部材に固定した後断熱材を充填し発泡するので、断熱材を充填発泡するための発泡治具で前記レール部材が固定された状態となるため、発泡時に生じる熱及び発泡後冷却の過程における断熱材の収縮の影響を受けにくくなる。そのため前記レール部材の取り付け位置、前記レール部材間の寸法を規制できるので、さらに前記レール部材の操作性の確保、組み立て信頼性の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、レール部材の固定レールを連結する補強部材は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃としたものであり、補強部材を線膨張率が小さい材料で形成することにより、冷蔵庫の冷却運転時に位置規制部材が収縮することによる操作性への影響を低減できるのでレール部材の操作信頼性を向上することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、レール部材の固定レールを連結する補強部材は熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kとしたものであり、補強部材を熱伝導率が小さい材料で形成することにより、特に複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に補強部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の横断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図、図4は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図、図5は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図である。
図1から図5において、冷蔵庫18の断熱箱体19は内箱20と外箱21との間に発泡断熱材22を充填したものであり、前面開口部19aを有し、仕切壁26により、上部より冷蔵室24、切替室25、野菜室27、冷凍室28を形成している。
また、仕切壁26の両側面は開放部26aを有し、仕切壁26内部には断熱箱体19と同様に発泡断熱材22が充填されている。
また、仕切壁26の上部に配置する野菜室27は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室28は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁26を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室27と冷凍室28とはそれぞれ前面開口部22aを野菜室ドア29と冷凍室ドア30にて閉塞され、更に野菜室27と野菜室ドア29および冷凍室28と冷凍室ドア30とはそれぞれレール部材31にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
レール部材31は固定レール31aと、移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング31cとからなり、固定レール31aと移動レール31bとベアリング31cとを予め組み込んだ状態で固定レール31aを仕切壁26内に形成したレール部材の固定レールを連結する補強部材33となる垂直部33aの両側部に固定し、移動レール31bをそれぞれの貯蔵室ドアに固定することでそれぞれの貯蔵室と貯蔵室ドアとを連結している。
なお、ここでは図示しないがレール部材31は内箱20の両側面部に配置させ固定しても良い。
なお、固定レール31aと移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間にベアリング31cを介して配設したレール部材31は予め組み込んだものであり、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
更に仕切壁26内に形成した補強部材33に固定された左右のレール部材31は左右対称の形状を有し、左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
各貯蔵室の容器32はレール部材31を仕切壁26内に形成した補強部材33に固定した後にレール部材31の移動レール31bに支持し、各貯蔵室ドアを前後方向に引出すのと同期して移動レール31bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室ドアを少なくとも全開した時に容器32は上方向に着脱自在となっている。
また、左右一対のレール部材31の固定レール31aは仕切壁26内に形成した補強部材33にそれぞれ固定され位置を規制されることになる。
仕切壁26は上仕切壁26bと下仕切壁26cにより構成されており、仕切壁26内に形成したレール部材31の固定レール31aを連結する補強部材33は両端に垂直部33aを有し、内箱20と外箱21とを組み合わせた後、仕切壁26を組み込み、発泡断熱材22を充填し、同時に発泡できる構造となっているので、補強部材33は各貯蔵室内に露出しない構造となっている。
ここで、仕切壁26内に形成したレール部材31の固定レール31aを連結する補強部材33は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃である材料にて形成されることが望ましい。また、熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料にて形成されることが望ましい。
また、ベアリング31cは回転支持部材であればよく、たとえばローラー等を用いてもよい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引出すと各貯蔵室に備えられたレール部材31の移動レール31bが回転支持部材31cが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール31aと移動レール31bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31を仕切壁26内に形成した補強部材33の垂直部33aに固定することにより固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。
また、クリアランスを小さくすることにより取付けのバラツキも小さくできるのでドアの取付け不具合による傾きや他のドアとの間隔の不均一化という外観不良も抑制することができる。これらの効果はレール部材31の引出し代が大きいほど効果的である。
また、固定レール31aと移動レール31bとの間を回転支持部材であるベアリング31cで支持することにより容器32に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール31bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、仕切壁26内に形成した補強部材33の垂直部33aによりレール部材31の固定レール31aの取付位置を規制することで左右一対のレール部材31の幅寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できることと、仕切壁26内に形成したレール部材の固定レールを連結する補強部材33の垂直部33aにより断熱箱体19の発泡断熱材22充填後の冷却時の熱収縮等による寸法変化を抑制することで、固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さく設定したレール部材31をあらかじめ組み込んだ状態で仕切壁26内に形成した補強部材33の垂直部33aに固定する仕様としても左右一対のレール部材31間の寸法精度を高く保てるので容器32の引出し時の操作性を、補強部材33により高めることができる。また、長期にわたって操作信頼性の確保も図ることができる。
また、レール部材31の位置規制を行う補強部材33を同一平面上に設けたので、貯蔵室内の温度変動による断熱壁の挙動の影響を抑制できるため前記レール部材の操作性を確保できるとともに、組み立て信頼性の向上を図ることができる。
また、一つの仕切壁26に複数のレール部材31の固定レール31aを固定したので部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
また、断熱箱体19を野菜室27と冷凍室28に区画する仕切壁26を設け、左右の固定レール31aを固定する補強部材33を仕切壁26内に設けたので、複数の貯蔵空間を有する場合、仕切壁26内にレール部材の固定レールを連結する補強部材33を配置することによる収納内容積の低減を抑制することができる。
また、仕切壁26内に形成したレール部材31の固定レール31aを連結する補強部材33の垂直部33aの周辺にも発泡断熱材22があることで仕切壁26内に形成した補強部材33の取付け強度も向上し、位置規制の信頼性やレール部材31の取付け強度の向上を図ることができる。
また、仕切壁26内に形成したレール部材31の固定レール31aを連結する補強部材33の線膨張率を1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃とした線膨張率が小さい材料で形成することにより、冷蔵庫18の運転時に仕切壁26内に形成したレール部材の固定レールを連結する補強部材33が収縮することによる操作性への影響を低減できるのでレール部材31の操作信頼性を向上することができる。
また、仕切壁26内に形成したレール部材の固定レールを連結する補強部材33の熱伝導率を0.1〜0.2W/m・Kとしたので熱伝導率が小さい材料で形成することにより、特に複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に仕切壁26内に形成した補強部材33からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、本実施の形態ではレール部材31と容器32とを野菜27と冷凍室28とで共通としたが、実使用の収納形態などによりそれぞれ貯蔵室別に違う材料で形成したものを使用するとさらにコスト低減、信頼性向上を図ることができる。
また、仕切壁26内に形成した補強部材33は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃、熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料としたが、一般的には線膨張率に関しては金属類が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃で樹脂類は1.0〜15.0×10−5cm/cm・℃であり、熱伝導率は金属類が1.0〜400.0W/m・Kで樹脂類は0.1〜0.2W/m・Kである。
従って、仕切壁26内に形成した補強部材33の材料としては冷蔵庫18の運転時にレール部材31の取付け位置精度が要求される場合には線膨張率の小さい金属類を使用し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加の抑制が要求される場合には熱伝導率の小さい樹脂類を使用することがのぞましい。また、複数の貯蔵室に対して両者を一体化して用いてもよい。
また、本実施の形態では、補強部材33は両端に垂直部33aを有する断面コの字形状のもので説明したが、一つの仕切壁26内から上下の貯蔵室にレールを設置する場合は断面コの字形状の補強部材33を複数個使用せず、上下に垂直部を有する断面H形状の補強部材を用いても良い。この場合、部品点数を削減できコスト低減につながる。
また、本実施の形態では、野菜室27と冷凍室28にレール部材31を用いたもので説明したが、引出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室26の上部に位置する切替室25や、切替室25の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
また、本実施の形態では、レール部材31は、固定レール31aと、移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング31cとから構成されているものとしたが、さらに固定レール31aと、移動レール31bが、中間走行レール31dを介して回転支持部材である複数のベアリング31cと係合する構成にすることにより、引き出し長さが大きくなり収納容器32の奥まで引き出せるので操作性が向上する。
また、仕切壁26内に形成したレール部材の固定レールを連結する補強部材33となる垂直部33aに左右のレール部材31を左右に備え、容器32を両側部で支持するとしたが、容器32の底面で支持する構成としても良い。
また、本実施の形態では、発泡断熱材22を充填し発泡した後、レール部材31を固定することとしたが、充填発泡する前にレール部材31を固定し、発泡治具によりレール部材31を固定した状態で充填発泡しても良い。この場合、発泡治具により左右のレール部材が固定されているので、発泡時に生じる熱及び発泡後冷却の過程における断熱材の収縮の影響を受けにくくなる。そのため前記レール部材の取り付け位置、前記レール部材間の寸法を規制できるので、さらに前記レール部材の操作性の確保、組み立て信頼性の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態のシステムキッチンにビルトインされる保冷庫の斜視図である。図6においてシステムキッチンの一部37のシンク38の下方に食品収納部39が設置されている。近年、システムキッチンの引き出し収納部においてレール部材31をシステムキッチン外枠40に取り付け操作性を向上させている。
取り付け構造に関しては、実施の形態1と同等であるので詳細については省略する。
このシステムキッチンに冷蔵庫や保冷庫、冷凍庫をビルトインする場合、その他の収納部と同様にレール部材31を採用することが必要となる。この場合においても実施の形態1と同様にレール部材31を保冷庫の食品収納部39の内部に対して取り付ける。
以上のように構成されたシステムキッチンの一部にビルトインする保冷庫について、以下その動作、作用を説明する。
食品収納部39のドアを手前に引出すとレール部材31の移動レール31bが回転支持部材31cが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
また、固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。
また、クリアランスを小さくすることにより取付けのバラツキも小さくできるのでドアの取付け不具合による傾きや他のドアとの間隔の不均一化という外観不良も抑制することができる。これらの効果はレール部材31の引出し代が大きいほど効果的である。
また、固定レール31aと移動レール31bとの間を回転支持部材であるベアリング31cで支持することにより容器32に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール31bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、ガタが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い引出し収納ができるので、冷凍装置を備えた冷却貯蔵庫の引出し装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の横断面図 図1のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 本発明の実施の形態2におけるシステムキッチンにビルトインした保冷庫の斜視図 従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図 従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図 従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図
符号の説明
18 冷蔵庫
19 断熱箱体
19a 前面開口部
20 内箱
21 外箱
22 発泡断熱材
24 冷蔵室
23 水平面
26 仕切壁
27 野菜室
28 冷凍室
31 レール部材
31a 固定レール
31b 移動レール
31c ベアリング
32 容器
33 レール部材の固定レールを連結する補強部材
33a 補強部材の垂直部
37 システムキッチンの一部
38 シンク
39 保冷室
40 システムキッチンの外枠

Claims (6)

  1. 内箱と、外箱と、前記内箱と前記外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、前記容器を前後に移動可能とするレール部材と、前記レール部材の固定位置を規制する位置規制部材とからなる冷蔵庫において、前記レール部材は前記容器の両側部に設け、前記レール部材は固定レールと移動レールとを有し、前記固定レールと前記移動レールはそれぞれ回転支持部材で支持され前記固定レールと前記移動レールを予め組み込んだ状態で前記固定レールを前記位置規制部材に固定し、その後前記容器を前記レール部材に支持するものであって、前記位置規制部材は前記断熱箱体内部の水平面である前記断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する仕切壁に備えた補強部材であり、前記補強部材は前記仕切壁によって区画された上部貯蔵室側には前記仕切壁から上方に向かって垂直部を有し、前記上部貯蔵室の容器は下方両側部で前記レール部材に支持され、下部貯蔵室側には前記仕切壁から下方に向かって垂直部を有し、前記下部貯蔵室の容器は上方両側部で前記レール部材に支持されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. レール部材の固定レールを連結する補強部材を仕切壁の内部に配置し、発泡断熱材内に埋設することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 仕切壁の両側面には開放部を有し、内箱と、外箱と、前記仕切壁を組み立てた後、同時に断熱材を充填し発泡することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. レール部材を補強部材に固定した後、断熱材を充填し発泡することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. レール部材の固定レールを連結する補強部材は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. レール部材の固定レールを連結する補強部材は熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kとしたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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