JP4200320B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、引出し装置を備えた冷蔵庫に関し、特に引出しレール取付けの構成に関するものである。
近年、冷蔵庫は大型化に伴い、収納量が増加の傾向にあり、収納量の増加、使い勝手の向上を図るため、引出し装置を備えたものが主流となってきている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上記従来の引出し装置を備えた冷蔵庫について説明する。
図6は、従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図である。図7は従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図である。図8は、従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図である。従来技術の冷蔵庫の引出し装置17は、冷蔵庫本体前面の開閉自在の扉1と、この扉裏面左右に一端を固定したフレーム2と、後端を連結した連結フレーム16と、フレーム2の後端に取り付けられた可動ローラー3と、内箱側壁4に固定,取付けられた前記フレーム2と可動ローラー3を摺動支持する固定レール5と固定ローラー6と、前記フレーム2と、連結フレーム16に載置された庫内ケース15で構成される。また、フレーム側面9は平面であり、固定レール5の溝部12も平面である。
そして、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2の後端に取り付けられた可動ローラー3を、冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5の溝部12に挿入し、フレーム2の底面と固定ローラー6が接して摺動するように組み込まれるものである。
上記構成において、扉1を開閉すると、扉1に一端を固定したフレーム2と、フレーム2に連結された連結フレーム16と、これらに載置された庫内ケース15と可動ローラー3が、固定レール5と固定ローラー6上を摺動し、扉1と同期した前後方向の動きを可能としている。
実公昭60−27913号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2を冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5に組み込んで使用するため、フレーム2あるいは固定レール5の取付ばらつき、組立性を考慮して、組み込み状態でレールとローラー間には、ある程度のクリアランスを設定して設計している。このクリアランスにより扉1の開閉時に左右のガタツキが生じ、操作性が損なわれたり、操作時の品位が上がらないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを有する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、固定レールと移動レールと中間走行レールとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材の固定レールを内箱壁面に固定し、移動レールを引出し扉に連結支持し、容器を移動レールに支持するとともに、引出し扉の最大開放時、容器の奥面が断熱箱体の前面開口面より前方に位置するものである。
これによって、固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタツキの少ない高品位な引出し扉を構成することができるとともに、引出し扉開放時に容器の上面開口部を最大化することができる。
本発明の冷蔵庫は、ガタツキが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位に引出し扉の引き出し操作ができるとともに、容器からの食品取り出し性、さらに容器自身の着脱性が向上する。
請求項1に記載の発明は、 内箱と、外箱と、前記内箱と外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内に形成された貯蔵室と、前記貯蔵室の前面開口部を閉鎖する引出し扉と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、前記容器を前後に移動可能とするレール部材とからなり、前記レール部材は固定レールと移動レールと中間走行レールとを有し、前記固定レールと移動レールと中間走行レールはそれぞれベアリングで予め組み込んだ状態で支持され、前記固定レールは前記断熱箱体内の貯蔵室内面左右に固定し、前記移動レールは前記引出し扉に連結支持され、前記容器を前記移動レールに支持するとともに、収納物の出し入れを通常行う前記引出し扉の最大開放時、前記容器の奥面が前記断熱箱体の前面開口面より前方に位置して、前記容器内の奥部まで前記貯蔵室外に開放され、かつ、前記容器を上方向に着脱可能としたものであり、固定レールと移動レールとのクリアランスを小さくすることができ、ガタツキが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位に引出し扉の引き出し操作ができるとともに、容器からの食品取り出し性、さらに容器自身の着脱性が向上する。
請求項2に記載の発明は、 内箱と、外箱と、前記内箱と外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内に形成された貯蔵室と、前記貯蔵室の前面開口部を閉鎖する引出し扉と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、前記容器を前後に移動可能とするレール部材とからなり、前記レール部材は固定レールと移動レールと中間走行レールとを有し、前記固定レールと移動レールと中間走行レールはそれぞれベアリングで予め組み込んだ状態で支持され、前記固定レールは前記断熱箱体内の貯蔵室内面左右に固定し、前記移動レールは前記引出し扉に連結支持され、前記容器を前記移動レールに支持するとともに、収納物の出し入れを通常行う前記引出し扉の最大引出し代を前記容器の奥行内寸よりも大きくし、前記引き出し扉の最大引き出し時に、前記容器内の奥部まで前記貯蔵室外に開放され、かつ、前記容器を上方向に着脱可能としたものであり、引出し扉の操作性が向上するとともに、容器からの食品取り出し性、さらに容器自身の着脱性が向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、レール部材の移動レールの全長寸法を固定レールより大きく設定したものであり、移動レールの引き出し代を大きくすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、断熱箱内部を仕切壁にて区画された複数の貯蔵室と、レール部材と容器、引出し扉を前記複数の貯蔵室に設けたものであり、ガタツキの少ない高品位で使い勝手のよい引出しを各貯蔵室に提供できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、容器の上部に、前記容器より浅い小物容器を設けたものであり、それぞれ食品の大きさに合った区分収納が出来、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、床面から引出し扉上端の高さを1000mm以下としたものであり、人の肘から下に容器を配置出来、食品の出し入れ動作が楽に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の横断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図、図4は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図、図5は、同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図である。
図1から図5において、冷蔵庫18の断熱箱体19は内箱20と外箱21との間に発泡断熱材22を充填したものであり、前面開口部19aを有し、仕切壁23、23a、24により、上部より冷蔵室25、切替室26、野菜室27、冷凍室28を形成している。
また、仕切壁24の両側面は開放部24aを有し、仕切壁24内部には断熱箱体19と同様に発泡断熱材22が充填されている。
また、仕切壁24の上部に配置する野菜室27は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室28は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁24を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室27と冷凍室28にはそれぞれ前面開口部19aを野菜室引出し扉29と冷凍室引出し扉30にて閉塞され、更に野菜室27と野菜室引出し扉29および冷凍室28と冷凍室引出し扉30とはそれぞれレール部材31にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
また、野菜室引出し扉29の上端部は床面から人の肘の高さに相当する1000mm以下に位置するように設定されている。
レール部材31は固定レール31aと、移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間に備えられた中間走行レール31cと、中間走行レール31cと固定レール31aおよび移動レール31bとの係合を支持する回転支持部材である複数のベアリング31dとからなり、固定レール31aと移動レール31bと中間走行レール31cとベアリング31dとを予め組み込んだ状態で固定レール31aを内箱20の両側壁面に固定し、移動レール31bを、仕切壁24を介して上下に配置する野菜室引出し扉29と冷凍室引出し扉30に連結支持している。
そして、各貯蔵室の容器32はレール部材31を内箱20に固定後にレール部材31の移動レール31bに支持し、各貯蔵室引出し扉を前後方向に引出すのと同期して移動レール31bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室引出し扉を少なくとも全開した時に容器32は上方向に着脱自在となっている。
なお、ここでは図示しないがレール部材31は仕切壁24に配置しても良い。
また、固定レール31aと移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間にベアリング31dを介して配設した中間走行レール31cとからなるレール部材31は予め組み込んだものであり、それぞれのレール間のクリアランスを最小限に設定することができる。
また、容器32の奥行(P寸法)は深さ(H寸法)より大きく設定するとともに、野菜室引出し扉29および冷凍室引出し扉30の引出し代(L寸法)は容器32の奥行(P寸法)より大きく設定している。
また、野菜室引出し扉29および冷凍室引出し扉30を最大開放したとき、容器32の奥面(C面)は断熱箱体19の前面開口面(B面)より前方に位置するように設定している。
そして、上記扉開閉仕様を実施するために、レール部材31の移動レール31bの全長(D寸法)を固定レール31a(E寸法)より大きく設定している。
なお、固定レール31aと移動レール31bとの間にベアリング31dを介して配設した中間走行レール31cの全長(F寸法)は、固定レール31a(E寸法)と略同一としている。そして、野菜室引出し扉29および冷凍室引出し扉30の閉時、固定レール31aと移動レール31bの先端部は略同一面とし、移動レール31bと中間走行レール31cの後端部を略同一面となる。また、野菜室引出し扉29および冷凍室引出し扉30の全開時、固定レール31aの先端部は移動レール31bの後端部が略同一位置となるとともに、中間走行レール31cの固定レール31aおよび移動レール31bとのラップ代が略同一寸法となるように中間走行レール31cは摺動動作する。
なお、内箱20の両側壁面に固定された左右のレール部材31は左右対称の形状を有し、左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
また、冷凍室28の容器32の上部には、容器32より浅い小物容器32aが設置されていて、食品の区分収納を可能にしている。
また、左右一対のレール部材31の固定レール31aは位置規制手段である連結部材33によってそれぞれ内箱20を介して固定位置を規制される。
連結部材33は水平部33aと、水平部33aの両端に垂直部33bを有する断面H形状で水平部33aは仕切壁24内部で上仕切壁24bと下仕切壁24cとにはさまれて固定され、垂直部33bは仕切壁24の開放部24aより仕切壁24の外部に突出し、内箱20の発泡断熱材22を充填した側に配置されるので連結部材33は各貯蔵室内に露出しない構造となっている。
また、垂直部33bの両端はそれぞれ野菜室27と冷凍室28との上下方向の中心部付近まで達し、各貯蔵室内の左右のレール部材31の固定レール31aは垂直部33bの固定部33cに固定され、少なくとも垂直部33bの固定部33cは内箱20の発泡断熱材22を充填した側の面に接している。更に左右の垂直部33bには孔33dを設けている。
なお、連結部材33が大きくなる場合には前後に複数に分割し、それぞれに水平部33aと垂直部33bと固定部33cとを備え、必要に応じて孔33dを設けると連結部材33を一体とした場合と同様の効果が得られる。
また、ベアリング31dは回転支持部材であればよく、たとえばローラー等を用いてもよい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室引出し扉を手前に引出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材31の移動レール31bと中間走行レール31cとが回転支持部材31dが回転することにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように、固定レール31aと移動レール31bとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31を内箱20の両側壁面に固定することにより固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さくすることができ、ガタの少ない高品位な引出しを構成することができる。また、クリアランスを小さくすることにより取付けのバラツキも小さくできるので引出し扉の取付け不具合による傾きや他の引出し扉との間隔の不均一化という外観不良も抑制することができる。これらの効果はレール部材31の引出し代が大きいほど効果的である。また、固定レール31aと移動レール31bとの間を回転支持部材であるベアリング31dで支持することにより容器32に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール31bが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、連結部材33によりレール部材31の固定レール31aの取付位置を規制することで左右一対のレール部材31の幅寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できることと、連結部材33により断熱箱体19の発泡断熱材22充填後の冷却時の熱収縮等による寸法変化を抑制することで、固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さく設定したレール部材31をあらかじめ組み込んだ状態で内箱20の両側壁面に固定する仕様としても左右一対のレール部材31間の寸法精度を高く保てるので容器32の引出し時の操作性を、位置規制手段である連結部材33により高めることができる。また、長期にわたって操作信頼性の確保も図ることができる。
また、中間走行レール31cを備え、レール部材31の移動レール31bの全長(D寸法)を固定レール31a(E寸法)より大きく設定しているので、野菜室引出し扉29および冷凍室引出し扉30を最大開放したとき、引出し代(L寸法)は容器32の奥行(P寸法)より大きく設定でき、容器32の奥面(C面)は断熱箱体19の前面開口面(B面)より前方に位置することが可能となる。
したがって、野菜室27と冷凍室28使用時、野菜室引出し扉29および冷凍室引出し扉30と連動した容器32の奥部まで引き出す事ができ、容器32の奥部まで見渡すことが可能となり、容器32内の被冷却物の使い忘れによるロスを防止できるとともに、容器32をレール部材31に着脱することが容易となるので使い勝手の向上を図ることができる。
また、冷凍室28の容器32の上部には、容器32より浅い小物容器32aが設置されているので、食品の区分収納が可能となり、さらに使い勝手が向上する。
また、野菜室引出し扉29の上端部を人の肘の位置より低い1000mm以下に設定しているので、容器32内の食品の出し入れを楽に行なうことができる。
また、連結部材33を各貯蔵室内に露出させないようにしたので連結部材33を各貯蔵室内部に配置した場合に比べ収納内容積の低減を抑制することができる。
また、連結部材33を金属材料で形成した場合に端面のエッジによる怪我を防止できるので安全性を向上させることができ、更に端面のエッジ削除処理を廃止できるのでコストダウンを図ることができる。
また、左右の固定レール31aを連結する連結部材33を断熱箱体19の発泡断熱材22内に埋設したので、冷蔵庫18の使用時に連結部材33の結露,着霜の防止を図ることができ、更に連結部材33が空気と接することが無いので連結部材33の耐食性を向上させることができ、連結部材33の防錆処理も軽減できるのでコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の周辺に発泡断熱材22があることで連結部材33の取付け強度も向上し、位置規制の信頼性やレール部材31の取付け強度の向上を図ることができる。
また、断熱箱体19を野菜室27と冷凍室28に区画する仕切壁26を設け、左右の固定レール31aを連結する連結部材33を仕切壁26の内部に設けたので、複数の貯蔵空間を有する場合に連結部材33を配置することによる収納内容積の低減を抑制することができる。
また、上下に隣り合った野菜室27と冷凍室28にそれぞれレール部材31を備え、それぞれのレール部材31の固定レール31aを連結部材33で一体に固定したので、複数の貯蔵室の操作性を同時に高めることができる。
また、連結部材33を両端に垂直部33bを有する断面H形状とし、垂直部33bに上下に隣り合った野菜室27と冷凍室28のレール部材31の固定レール31aを一体に固定したので、一つの連結部材33に複数のレール部材31の固定レール31aを固定することにより部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の両端の垂直部31bに孔31cを設けたので、複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に連結部材33からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、垂直部31bに設ける孔31cは強度を維持できる程度に複数設けることで、熱移動量を効果的に低減できる。
また、左右の一対のレール部材31の固定レール31aを前後方向に複数の連結部材33で連結した場合には、特にレール部材31を大型冷蔵庫に使用した場合に、連結部材33を複数に分割することにより連結部材33の小型化を図れるのでコストダウンを図ることができる。
なお、本実施の形態ではレール部材31を野菜室27と冷凍室28とで共通としたが、実使用の収納形態などによりそれぞれ貯蔵室別に違う材料で形成したものを使用するとさらにコスト低減、信頼性向上を図ることができる。
また、連結部材33は線膨張率が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃、熱伝導率が0.1〜0.2W/m・Kである材料としたが、一般的には線膨張率に関しては金属類が1.0〜3.0×10−6cm/cm・℃で樹脂類は1.0〜15.0×10−5cm/cm・℃であり、熱伝導率は金属類が1.0〜400.0W/m・Kで樹脂類は0.1〜0.2W/m・Kである。
従って、連結部材33の材料としては冷蔵庫18の運転時にレール部材31の取付け位置精度が要求される場合には線膨張率の小さい金属類を使用し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加の抑制が要求される場合には熱伝導率の小さい樹脂類を使用することがのぞましい。また、複数の貯蔵室に対して両者を一体化して用いてもよい。
なお、本実施の形態では、野菜室27と冷凍室28にレール部材31を用いたもので説明したが、引出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室26の上部に位置する切替室25や、切替室25の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
また、本実施の形態では、連結部材33は水平部33aと、水平部33aの両端に垂直部33bを有する断面H形状とし、野菜室27と冷凍室28のそれぞれのレール部材31を一体に固定したもので説明したが、野菜室27と冷凍室28のそれぞれに両端に垂直部を有する断面コの字状の連結部材を用いてもよい。この場合、野菜室27と冷凍室28が上下に併設していない冷蔵庫において、それぞれガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを提供することができる。また、複数のレール部材を一つの連結部材に固定した場合に比べ複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に更に連結部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、左右の一対のレール部材の固定レールを複数の連結部材で連結してもよい。この場合、連結部材を複数に分割することにより連結部材の小型化を図れるのでコストダウン、軽量化を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、ガタツキが小さく、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い引出し収納ができるので、冷凍装置を備えた冷却貯蔵庫の引出し装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の横断面図 図1のA−A断面図 同実施の形態の冷蔵庫の概略組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図 従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図 従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図 従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図
符号の説明
18 冷蔵庫
19 断熱箱体
19a 前面開口部
20 内箱
21 外箱
22 発泡断熱材
24 仕切壁
27 野菜室
28 冷凍室
31 レール部材
31a 固定レール
31b 移動レール
31c 中間走行レール
31d ベアリング
32 容器
32a 小物容器

Claims (5)

  1. 内箱と、外箱と、前記内箱と外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内に形成された貯蔵室と、前記貯蔵室の前面開口部を閉鎖する引出し扉と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、前記容器を前後に移動可能とするレール部材とからなり、前記レール部材は固定レールと移動レールと中間走行レールとを有し、
    前記レール部材の移動レールの全長寸法を固定レールより大きく設定し、前記固定レールと移動レールと中間走行レールはそれぞれベアリングで予め組み込んだ状態で支持され、前記固定レールは前記断熱箱体内の貯蔵室内面に固定した後に、前記移動レール前記引出し扉に連結支持し、その後前記容器を前記移動レールに支持するものであって、前記容器に対して収納物の出し入れを通常行う前記引出し扉の最大開放時、前記容器の奥面が前記断熱箱体の前面開口面より前方に位置して、前記容器内の奥部まで前記貯蔵室外に開放され、かつ、前記容器を上方向に着脱可能としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 内箱と、外箱と、前記内箱と外箱間に充填した発泡断熱材とよりなる前面開口部を有する断熱箱体と、前記断熱箱体内に形成された貯蔵室と、前記貯蔵室の前面開口部を閉鎖する引出し扉と、前記断熱箱体内部に備えた容器と、前記容器を前後に移動可能とするレール部材とからなり、前記レール部材は固定レールと移動レールと中間走行レールとを有し、前記レール部材の移動レールの全長寸法を固定レールより大きく設定し、前記固定レールと移動レールと中間走行レールはそれぞれベアリングで予め組み込んだ状態で支持され、前記固定レールは前記断熱箱体内の貯蔵室内面に固定した後に、前記移動レール前記引出し扉に連結支持し、その後前記容器を前記移動レールに支持するものであって、前記容器に対して収納物の出し入れを通常行う前記引出し扉の最大引出し代を前記容器の奥行内寸よりも大きくし、前記引き出し扉の最大引き出し時に、前記容器内の奥部まで前記貯蔵室外に開放され、かつ、前記容器を上方向に着脱可能としたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 断熱箱内部を仕切壁にて区画された複数の貯蔵室と、レール部材と容器、引出し扉を前記複数の貯蔵室に設けたことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  4. 容器の上部に、前記容器より浅い小物容器を設けたことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 床面から引出し扉上端の高さを1000mm以下としたことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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