JP2007303780A - レール部材および冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】引出し装置を備えた冷蔵庫において、高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良いレール部材を提供する。
【解決手段】レール部材31は、冷蔵庫18への取付け性を確保し、摺動性の向上のために固定レール31aを基準として移動レールと31b中間走行レール31cの横フレを0.5〜3.0mm程度もたせたものであるのでレール部材31を断熱箱体に固定する際の冷蔵庫18への取付け時に生じる応力を回避することが出来、固定レール31aと中間走行レール31cの間、中間走行レール31cと移動レール31aの間の摺動性を向上させることが出来、容器に荷重を加えた場合でも摺動性が優れ、滑らかに移動レールと中間走行レールが移動するので、使い勝手の向上を図ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、引出し装置を備えた冷蔵庫に関し、特に引出し用レール部材の構成に関するものである。
近年、冷蔵庫は大型化に伴い、収納量が増加の傾向にあり、収納量の増加、使い勝手の向上を図るため、引出し装置を備えたものが主流となってきている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上記従来の引出し装置を備えた冷蔵庫について説明する。
図6は、従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図である。図7は従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図である。図8は、従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図である。従来技術の冷蔵庫の引出し装置17は、冷蔵庫本体前面の開閉自在の扉1と、この扉裏面左右に一端を固定したフレーム2と、後端を連結した連結フレーム16と、フレーム2の後端に取り付けられた可動ローラ3と、内箱側壁4に固定,取り付けられたフレーム2と可動ローラ3を摺動支持する固定レール5と固定ローラ6と、フレーム2と、連結フレーム16に載置された庫内ケース15で構成される。また、フレーム側面9は平面であり、固定レール5の溝部12も平面である。
そして、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2の後端に取り付けられた可動ローラ3を、冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5の溝部12に挿入し、フレーム2の底面と固定ローラ6が接して摺動するように組み込まれるものである。
上記構成において、扉1を開閉すると、扉1に一端を固定したフレーム2と、フレーム2に連結された連結フレーム16と、これらに載置された庫内ケース15と可動ローラ3が、固定レール5と固定ローラ6上を摺動し、扉1と同期した前後方向の動きを可能としている。
実公昭60−27913号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、扉1の扉裏面左右にあらかじめ固定したフレーム2を冷蔵庫本体側にあらかじめ取り付けた固定レール5に組み込んで使用するため、フレーム2あるいは固定レール5の取付けのばらつき、組立性を考慮して、組み込み状態でレールとローラ間には、ある程度のクリアランスを設定して設計している。このクリアランスにより扉1の開閉時に左右のガタツキが生じ、操作性が損なわれたり、操作時の品位が上がらないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、冷蔵庫への取付け性を向上させ,高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出し用のレール部材を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のレール部材は、固定レールと中間走行レールと移動レールとを有し、前記レール部材は固定レールを基準として回転支持部材と中間走行レールのクリアランスと回転支持部材と中間走行レールと移動レールのクリアランスとからなる横フレを0.5〜3.0mm程度になるように組み立てられたものである。
これによってレール部材を冷蔵庫への取付け時に生じる応力を回避することが出来、固定レールと中間走行レールの間、中間走行レールと移動レールの間の摺動性を向上させ、高品位な引出しを構成することができるとともに、容器に荷重を加えた場合でも摺動性が優れ、滑らかに移動レールと中間走行レールが移動できる。
本発明のレール部材は、冷蔵庫への取付け時に生じる応力を回避することが出来、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い、信頼性の高い引出し収納を構成することができる。
請求項1に記載の発明は、固定レールと中間走行レールと移動レールとを有し、それぞれ回転支持部材で支持されたレール部材において、前記レール部材は、固定レールを基準として回転支持部材と中間走行レールのクリアランスと回転支持部材と中間走行レールと移動レールのクリアランスとからなる横フレを0.5〜3.0mm程度になるように組み立てられたものであり、固定レールと中間走行レールと移動レールをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材を断熱箱体に固定する際の冷蔵庫への取付け時に生じる応力を回避することが出来、固定レールと中間走行レールの間、中間走行レールと移動レールの間の摺動性を向上させ、高品位な引出しを構成することができるとともに、容器に荷重を加えた場合でも摺動性が優れ、滑らかに移動レールと中間走行レールが移動するので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、移動レールと中間走行レールの間で摺動する回転支持部材の枠体の移動距離は、移動レールの摺動部間と中間走行レールの摺動部間で同じ寸法としたものであり、確実にレール部材のスムーズな動きを得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、固定レールと中間走行レールの間で摺動する回転支持部材の枠体の移動距離は、固定レールの摺動部間と中間走行レールの摺動部間で同じ寸法としたものであり、確実にレール部材のスムーズな動きを確保することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、レール部材は、複数の異なる温度帯の室に用い、回転支持部材であるボールベアリング内径の大小にて使い分けることにより、前記レール部材のクリアランスを変えるものであり、レール部材の摺動クリアランスを変えることにより、冷蔵庫の引き出し装置の使用温度帯に応じて、レール部材のスムーズな動きを確保することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のレール部材を備えた冷蔵庫であり、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い、信頼性の高い引出し収納を構成する冷蔵庫を提供することが出来る。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は、同実施の形態の冷蔵庫レール部材の分解組立図、図4(a)は同実施の形態の冷蔵庫レール部材の断面図、図4(b)は同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の横フレを示す図、図5は同実施の形態の冷蔵庫レール部材の組立図である。
図1から図5において、冷蔵庫18の断熱箱体19は内箱20と外箱21との間に発泡断熱材22を充填したものであり、前面開口部19aを有し、仕切壁23a、23b、26により、上部より冷蔵室24、切替室25、野菜室27、冷凍室28を形成している。
また、仕切壁26の両側面は開放部26aを有し、仕切壁26内部には断熱箱体19と同様に発泡断熱材22が充填されている。
また、仕切壁26の上部に配置する野菜室27は冷却温度が5℃程度、下部に配置する冷凍室28は冷却温度が−20℃程度というように仕切壁26を介して上下に異なる温度帯に設定されている。
野菜室27と冷凍室28とはそれぞれ前面開口部19aを野菜室ドア29と冷凍室ドア30にて閉塞され、更に野菜室27と野菜室ドア29および冷凍室28と冷凍室ドア30とはそれぞれレール部材31にて連結されることにより前後方向に引出し摺動可能となっている。
レール部材31は固定レール31aと、移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間に備えられた中間走行レール31cと、中間走行レール31cと固定レール31aおよび移動レール31bとの係合を支持するベアリング等の複数の回転支持部材31dと、回転支持部材31dを保持する回転支持部材の枠体31fとからなり、低温でも潤滑性を有し、金属部材の摺動性に優れた潤滑剤31eをベアリング等の複数の回転支持部材31dの移動する範囲の摺動部に塗布している。
そして、固定レール31aと移動レール31bと中間走行レール31cと回転支持部材31dと回転支持部材の枠体31fと潤滑剤31eとを予め組み込んだ状態で固定レール31aを内箱20の両側壁面に固定し、移動レール31bをそれぞれの貯蔵室ドアに固定することでそれぞれの貯蔵室と貯蔵室ドアとを連結している。
上記構成により、固定レール31aと移動レール31bと、固定レール31aと移動レール31bとの間に回転支持部材31dと回転支持部材の枠体31fと潤滑剤31eを介して配設した中間走行レール31cとからなるレール部材31は予め組み込んだものである。
尚、レール部材31は、冷蔵庫18への取付け性を確保し、摺動性の向上のためにレール部材31は固定レール31aを基準として回転支持部材31dと中間走行レール31cのクリアランスと回転支持部材31dと中間走行レール31cと移動レール31aのクリアランスとからなる横フレを0.5〜3.0mm程度になるように組み立てられたものである。具体的には、中間走行レール31cの垂直方向の中心線の下部と固定レール31aとの交点を軸に移動レール31bの上端部の左右方向の移動可能間隔を前記横フレとしたものである。
また、レール部材31の摺動性の向上として、移動レール31bと中間走行レール31cの間で摺動する回転支持部材の枠体31fの移動距離は、移動レール31bの摺動部間と中間走行レール31cの摺動部間とで同じ寸法である。
また、固定レール31aと中間走行レール31cの間で摺動する回転支持部材の枠体31fの移動距離も固定レール31aの摺動部間と中間走行レール31cの摺動部間とで同じ寸法である。
また、レール部材31の操作性を高めるために温度帯の異なる野菜室27と冷凍室28で回転支持部材31dであるボール内径の大小により使い分けている。
更に内箱20の両側壁面に固定された左右のレール部材31は左右対称の形状を有し左右共に備えることでより良い摺動性を発揮する。
各貯蔵室の容器32はレール部材31を内箱20に固定後にレール部材31の移動レール31bに支持し、各貯蔵室ドアを前後方向に引き出すのと同期して移動レール31bと共に前後に移動し、更に各貯蔵室ドアを少なくとも全開した時に容器32は上方向に着脱自在となっている。
また、左右一対のレール部材31の固定レール31aは位置規制手段である連結部材33によってそれぞれ内箱20を介して固定位置を規制される。
連結部材33は水平部33aと、水平部33aの両端に垂直部33bを有する断面H形状で水平部33aは仕切壁26内部で上仕切壁26bと下仕切壁26cとにはさまれて固定され、垂直部33bは仕切壁26の開放部26aより仕切壁26の外部に突出し、内箱20の発泡断熱材22を充填した側に配置されるので連結部材33は各貯蔵室内に露出しない構造となっている。
また、垂直部33bの両端はそれぞれ野菜室27と冷凍室28との上下方向の中心部付近まで達しており、各貯蔵室内の左右のレール部材31の固定レール31aは垂直部33bの固定部33cに固定され、少なくとも垂直部33bの固定部33cは内箱20の発泡断熱材22を充填した側の面に接している。更に左右の垂直部33bには孔33dを設けている。
なお、連結部材33が大きくなる場合には前後に複数に分割し、それぞれに水平部33aと垂直部33bと固定部33cとを備え、必要に応じて孔33dを設けると連結部材33を一体とした場合と同様の効果が得られる。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、各貯蔵室ドアを手前に引き出すと各貯蔵室の両側部に備えられたレール部材31の移動レール31bと中間走行レール31cと中間走行レール31cと固定レール31aとが回転支持部材31dが回転することと回転支持部材31dの移動範囲に塗布された潤滑剤31eにより滑らかに手前側に摺動する。
それに伴い、レール部材31に支持された容器32も手前に引出され、容器32内に収納された被冷却物の取出し及び新たな被冷却物の収納が可能となる。
以上のように本実施の形態においては固定レール31aと移動レール31bと中間走行レール31cとをあらかじめ組み込んだ状態のレール部材31を内箱20の両側壁面に固定する際の冷蔵庫18への取付け時に生じる応力を回避することが出来、固定レール31aと中間走行レール31cの間、中間走行レール31cと移動レール31bの間の摺動性を向上させ、高品位な引出しを構成することができる。
これらの効果はレール部材31の引出し代が大きいほど効果的である。また、固定レール31aと中間走行レール31cの間、移動レール31bと中間走行レール31cの間を回転支持部材31dと潤滑剤31eで支持することにより容器32に荷重を加えた場合でも滑らかに移動レール31bと中間走行レールが移動できるので引出しの操作力を低減することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、レール部材31は、冷蔵庫18への取付け性を確保し、摺動性の向上のためにレール部材31は固定レール31aを基準として回転支持部材31dと中間走行レール31cのクリアランスと回転支持部材31dと中間走行レール31cと移動レール31aのクリアランスとからなる横フレを0.5〜3.0mm程度になるように組み立てられたものであるのでレール部材31を断熱箱体に固定する際の冷蔵庫18への取付け時に生じる応力を回避することが出来、固定レール31aと中間走行レール31cの間、中間走行レール31cと移動レール31aの間の摺動性を向上させることが出来、容器に荷重を加えた場合でも摺動性が優れ、滑らかに移動レールと中間走行レールが移動するので、使い勝手の向上を図ることができる。
また、レール部材31の摺動性の向上として、ドア開閉時に移動レール31bと中間走行レール31cの間で摺動する回転支持部材の枠体31fの移動距離は、回転支持部材の枠体31fが前後に摺動する時に、移動レール31bのカシメ部によって区切られた寸法と中間走行レール31cのカシメ部によって区切られた寸法を同じとしているので確実にレール部材31のスムーズな動きを確保することができる。
また、固定レール31aと中間走行レール31cの間で摺動する回転支持部材の枠体31fの移動距離も固定レール31aと中間走行レール31cで同じである。
また、レール部材31の操作性を高めるために、温度帯の異なる野菜室27と冷凍室28で回転支持部材31dであるボール径の大小で使い分けている、例えば、冷凍室28で使用する場合は、潤滑剤31eの粘度が固くなることにより、レール部材31の摺動性が悪くなるので、小さい径のボールを使用し、それぞれのレールのクリアランスを大きく持たせることにより、確実にレール部材31のスムーズな動きを確保することができる。
また、連結部材33によりレール部材31の固定レール31aの取付け位置を規制することで左右一対のレール部材31の幅寸法あるいは平行度が規定どおりに保持できることと、連結部材33により断熱箱体19の発泡断熱材22充填後の冷却時の熱収縮等による寸法変化を抑制することで、固定レール31aと移動レール31bとのクリアランスを小さく設定したレール部材31をあらかじめ組み込んだ状態で内箱20の両側壁面に固定する仕様としても左右一対のレール部材31間の寸法精度を高く保てるので容器32の引出し時の操作性を位置規制手段である連結部材33により高めることができ、また、固定レール31aと中間走行レール31cとの間、中間走行レール31cと移動レール31bとの間を回転支持部材31dと潤滑剤31eとで支持しているので摺動部の磨耗などが防止され長期にわたって操作信頼性の確保も図ることができる。
また、中間走行レール31cを備えることによりレール部材31の移動レール31bの引出し代を大きくすることができるので容器32の奥部まで引き出す事ができ、容器32の奥部まで見渡すことが可能となり、容器32内の被冷却物の使い忘れによるロスを防止したり、容器32をレール部材31に着脱することが容易となるので使い勝手の向上を図ることができる。
特に各貯蔵室の容器32の奥行きを大きくしたものを手前まで引き出したい場合には中間走行レール31cを備えることにより、引出し時のレール部材31の強度や操作性に有効となる。
また、左右の固定レール31aを連結する連結部材33を断熱箱体19の発泡断熱材22内に埋設したので、冷蔵庫18の使用時に連結部材33の結露,着霜の防止を図ることができ、更に連結部材33が空気と接することが無いので連結部材33の耐食性を向上させることができ、連結部材33の防錆処理も軽減できるのでコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の周辺に発泡断熱材22があることで連結部材33の取付け強度も向上し、位置規制の信頼性やレール部材31の取付け強度の向上を図ることができる。
また、上下に隣り合った野菜室27と冷凍室28にそれぞれレール部材31を備え、それぞれのレール部材31の固定レール31aを連結部材33で一体に固定したので、複数の貯蔵室の操作性を同時に高めることができる。
また、連結部材33を両端に垂直部33bを有する断面H形状とし、垂直部33bに上下に隣り合った野菜室27と冷凍室28のレール部材31の固定レール31aを一体に固定したので、一つの連結部材33に複数のレール部材31の固定レール31aを固定することにより部品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
また、連結部材33の両端の垂直部31bに孔31cを設けたので、複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に連結部材33からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
また、左右一対のレール部材31の固定レール31aを前後方向に複数の連結部材33で連結した場合には、特にレール部材31を大型冷蔵庫に使用した場合に、連結部材33を複数に分割することにより連結部材33の小型化を図れるのでコストダウンを図ることができる。
尚、本実施の形態ではレール部材31と容器32とを野菜27と冷凍室28とで共通としたが、実使用の収納形態などによりそれぞれ貯蔵室別に違う材料で形成したものを使用するとさらにコスト低減、信頼性向上を図ることができる。
また、本実施の形態では、野菜室27と冷凍室28にレール部材31を用いたもので説明したが、引き出し容器を備えた貯蔵室に適宜適用できる。たとえば、野菜室27の上部に位置する切替室25や、切替室25の横に併設した製氷室(図示せず)等に用いてもよい。
また、本実施の形態では、連結部材33は水平部33aと、水平部33aの両端に垂直部33bを有する断面H形状とし、野菜室27と冷凍室28のそれぞれのレール部材31を一体に固定したもので説明したが、野菜室27と冷凍室28のそれぞれに両端に垂直部を有する断面コの字状の連結部材を用いてもよい。この場合、野菜室27と冷凍室28が上下に併設していない冷蔵庫において、それぞれガタツキの少ない高品位かつ荷重を加えても操作力の小さい使い勝手の良い引出しを提供することができる。また、複数のレール部材を一つの連結部材に固定した場合に比べ複数の貯蔵室の温度帯が異なる場合に更に連結部材からの熱伝達を抑制し、温度帯の高い貯蔵室側の結露の防止や熱リークによる消費電力の増加を抑制できる。
なお、左右の一対のレール部材の固定レールを複数の連結部材で連結してもよい。この場合、連結部材を複数に分割することにより連結部材の小型化を図れるのでコストダウン、軽量化を図ることができる。
以上のように、本発明にかかるレール部材は、容器に荷重を加えた場合でも滑らかに引出しを開閉することができ、高品位で使い勝手の良い引出し収納ができるので、冷凍装置を備えた冷却貯蔵庫の引出し装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の側断面図 図1のA−A線断面図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の分解組立図 (a)同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の断面図(b)同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の横フレを示す図 同実施の形態の冷蔵庫のレール部材の組立図 従来の冷蔵庫の引出し式扉の斜視図 従来の冷蔵庫の引出し装置の要部断面図 従来の冷蔵庫の引出し装置の断面図
符号の説明
18 冷蔵庫
31 レール部材
31a 固定レール
31b 移動レール
31c 中間走行レール
31d 回転支持部材
31f 回転支持部材の枠体

Claims (5)

  1. 固定レールと中間走行レールと移動レールを有し、それぞれ回転支持部材で支持されたレール部材において、前記レール部材は、固定レールを基準として回転支持部材と中間走行レールのクリアランスと回転支持部材と中間走行レールと移動レールのクリアランスとからなる横フレを0.5〜3.0mm程度になるように組み立てられたレール部材。
  2. 移動レールと中間走行レールの間で摺動する回転支持部材の枠体の移動距離は、移動レールの摺動部間と中間走行レールの摺動部間で同じ寸法であることを特徴とする請求項1に記載のレール部材。
  3. 固定レールと中間走行レールの間で摺動する回転支持部材の枠体の移動距離は、固定レールの摺動部間と中間走行レールの摺動部間で同じ寸法であることを特徴とする請求項1または2に記載のレール部材。
  4. レール部材は、複数の異なる温度帯の室に用い、回転支持部材であるボールベアリング内径の大小にて使い分けることにより、前記レール部材のクリアランスを変えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレール部材。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のレール部材を備えた冷蔵庫。
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