JP2006177646A - 建物内温度調節システム及びこれを用いた建物 - Google Patents

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Kunihisa Kuwabara
邦寿 桑原
Atsushi Uetake
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Abstract

【課題】 建物の特性による温熱環境を制御条件に反映することができる建物内温度調節システム及びこれを用いた建物を提供すること。
【解決手段】建物1内の温度を調節する床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器と、建物1の温熱環境状況を検出して温熱環境状況情報を出力する室温検知センサ13,床温検知センサ14と、温熱環境状況情報に基づいて住宅内機器を作動制御する制御回路9と、制御回路9による住宅内機器の制御モードを選択するリモコン8を備えている。しかも、リモコン8は快適な温熱条件を選択する快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モードのいずれかを選択可能に設けられていると共に、制御回路9は温熱環境情報に基づいて前記モード選択手段により選択されたモードの設定条件になるように住宅内機器の制御を行うようになっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば省エネモード等の温熱条件を選択する複数のモードを有する建物内温度調節システム及びこれを用いた建物に関するものである。
従来、建物内の温熱環境を制御するために、気象情報提供会社の気象情報からの気温情報や気温,湿度情報から不快指数を算出して、この算出した不快指数に基づいて空気調和装置の制御条件を決定し、この制御条件に基づいて空気調和装置を制御するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−118366号公報
しかしながら、制御条件は、気象情報からの情報であり,立地条件,断熱気密性能,熱取得状況などの個々の住宅(建物)の特性による温熱環境を制御条件に反映することができないものであった。
そこで、この発明は、建物の特性による温熱環境を制御条件に反映することができる建物内温度調節システム及びこれを用いた建物を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、建物内の温度を調節する温度調節手段と、前記建物の温熱環境状況を検出して温熱環境状況情報を出力する温熱環境検出手段と、前記温熱環境状況情報に基づいて前記温度調節手段を作動制御する制御手段と、前記制御手段による前記温度調節手段の制御モードを選択するモード選択手段を備える建物内温度調整システムであって、前記モード選択手段は快適な温熱条件を選択する快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モードのいずれかを選択可能に設けられていると共に、前記制御手段は前記温熱環境情報に基づいて前記モード選択手段により選択されたモードの設定条件になるように前記温度調節手段の制御を行う建物内温度調整システムとしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記温熱環境検出手段は前記建物の高さ方向の温度を検出する複数のセンサを備え、前記モード選択手段は更に生活スタイルに応じた温度設定条件を選択する複数の生活モードを備えると共に、前記制御手段は、前記センサで検出された温度に基づき、前記モード選択手段で選択され た生活モードの温度設定条件となるように前記温度調節手段を作動制御して、前記建物内の高さ方向の温度を調節するように設定されていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、前記温度調節手段は床の温度を調節する床温度調節手段と室内の空気の温度を調節する空気調和装置を備え、前記センサは前記床の温度を検出する床温度検知センサ及び前記空気の温度を検出する室内温度検知センサであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の建物内温度調節システムを備える建物としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、快適な温熱条件を選択する快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モードのいずれかを選択して、建物内の温熱環境を制御できるので、建物の特性による温熱環境を制御条件に反映することができる。
また、請求項2の発明によれば、生活スタイルに応じて前記建物内の高さ方向の温度を調節することができる。
更に、請求項3の発明によれば、床の温度と室内の空気の温度を制御することにより、室内の高さ方向の温度を生活スタイルに応じて容易に制御できる。
また、請求項4の発明によれば、上述した請求項1〜3の効果を有する建物を提供できる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1において、1は住宅(建物)、2は住宅1の居室、3,4は居室2の側壁,5は床暖房手段(住宅内機器としての床温度調節手段)、6は側壁3に取り付けられた床暖房手段5のリモコン(コントローラ)である。この床暖房手段5は、ホットカーペット(電気カーペット)やヒータが内蔵された熱輻射パネルであっても良いし、床下蓄熱装置や床下暖房手段であっても良い。
また、側壁4の上部には居室2内に配設されたエアコン(空気調和装置)7が取り付けられている。このエアコン7は側壁4に取り付けられた有線のリモコン(コントローラ)8により操作されるようになっている。
このエアコン7は、図2に示した演算制御回路等の制御回路(制御手段)9,ヒータ10,ブロワ11,除湿・冷房手段12,室温検知センサ13,床温検知センサ14及びメモリ15を有する。
この室温検知センサ13からの室温検出信号及び床温検知センサ14からの床温検出信号は制御回路9に入力されるようになっている。尚、この床温検知センサ14には、赤外線センサやCCDカメラを利用した温度検知センサを用いることができる。
この制御回路9は、リモコン8の選択操作によりヒータ10,ブロワ11,除湿・冷房手段12等を作動制御するようになっている。そして、エアコン7は、ブロワ11により居室2内の空気を吸い込んで、この吸い込んだ空気を除湿・冷房手段12の図示しない熱交換手段及びヒータ10の部分を流して居室2内に吹き出させるようになっている。
尚、除湿・冷房手段12が作動しているときには居室2内に除湿された空気又は冷却された空気が吹き出され、ヒータ10が作動しているときには加熱されて暖められた空気が居室2内に吹き出されるようになっている。このようなエアコン7の冷却や暖房の構成には周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。また、冬季等において暖房装置として用いる場合には、除湿・冷房手段12がない構成であっても良い。
さらに、リモコン8は、床座生活や椅子座生活等の生活スタイルの選択や、快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モード等の選択ができるようになっている。
そして、床座生活が選択された後に、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれかが選択されると、制御回路9は図3に示した温度特性線図の快適ラインy1,省エネラインy2,倹約ラインy3のデータに基づいてヒータ10,ブロワ11の制御を行うようになっている。尚、快適ラインy1,省エネラインy2,倹約ラインy3は、y1>y2>y3の関係となっている。
この床座生活の生活スタイルにおいて、快適ラインy1は図5の「床座」の「快適」に対応する関数Y1に基づいて求められ、省エネラインy2は図5の「床座」の「省エネ」に対応する関数Y2に基づいて求められ、倹約ラインy3は図5の「床座」の「倹約」に対応する関数Y3に基づいて求められる。
ここで、床座生活の生活スタイルの関数Y1,Y2,Y3は、例えば図5の「床座」に示したように
Y1=0.0394X2−2.5620X+60.256 …(1)
Y2=0.0615X2−3.4773X+66.644 …(2)
Y3=0.0538X2−0.0735X+58.737 …(3)
として求められる。しかも、変数Xには床温が代入される。
また、椅子座生活が選択された後に、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれかが選択されると、制御回路9は図4に示した温度特性線図の快適ラインy1,省エネラインy2,倹約ラインy3のデータに基づいてヒータ10,ブロワ11の制御を行うようになっている。
この椅子座生活の生活スタイルにおいて、快適ラインy1は図5の「椅子座」の「快適」に対応する関数Y1に基づいて求められ、省エネラインy2は図5の「椅子座」の「省エネ」に対応する関数Y2に基づいて求められ、倹約ラインy3は図5の「椅子座」の「倹約」に対応する関数Y3に基づいて求められる。
ここで、椅子座生活の生活スタイルの関数Y1,Y2,Y3は、例えば図5の「椅子座」に示したように
Y1=0.056X2−3.288X+66.650 …(4)
Y2=0.0685X2−3.7231X+67.255 …(5)
Y3=0.0505X2−2.8586X+54.297 …(6)
として求められる。しかも、変数Xには床温が代入される。
[作用]
次に、このような構成の建物内温度調節システムの制御回路9による制御作用を図6のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS1
このような構成においてエアコン7の電源がONされると、制御回路9は図6のステップS1において床座生活や椅子座生活等のいずれの生活スタイルが選択されているか否かを判断する。そして、制御回路9は、リモコン8の操作により椅子座生活の生活スタイルが選択されていると判断すると、ステップS2に移行して椅子座生活における制御を開始する。
<椅子座生活における制御>
ステップS2
このステップS2において制御回路9は、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれが選択されかを判断して、ステップS3に移行する。
ステップS3
このステップS3において制御回路9は、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれが選択されていても、室温及び床温のセンシング(検知)を実行し、ステップS
4に移行する。
即ち、制御回路9には室温検知センサ13からの室温検出信号及び床温検知センサ14からの床温検出信号が常時入力されている。そして、制御回路9は、ステップS3から本ステップに移行すると、室温検出信号に基づく室温及び床温検出信号に基づく床温(床表面温度)をメモリ15記憶させて、ステップS4に移行する。
ステップS4
このステップS4において制御回路9は、椅子座生活のための制御条件照会を行う。ここで、制御条件照会は、先ず図5の「椅子座」の「快適」,「省エネ」,「倹約」に対応する関数Y1,Y2,Y3の変数XにステップS3でメモリ15に記憶させた床温(床表面温度)を代入して、制御条件温度を求める。次に、この求められた制御条件温度Y1a,Y2a,Y3aと室温を比較する。
この際、制御回路9は、快適温熱モードの場合、メモリ15に記憶させた室温とステップS4で求めた「快適」の制御条件温度Y1aを比較する。この比較は、室温が制御条件温度Y1aより小さいか否か、室温が制御条件温度Y1aと等しいか否か等について行う。
また、制御回路9は、省エネモードの場合、メモリ15に記憶させた室温とステップS4で求めた「快適」の制御条件温度Y1a及び「省エネ」の制御条件温度Y2aを比較する。この比較は、室温が制御条件温度Y1aより小さいか否か及び室温が制御条件温度Y1aと等しいか否か、又はメモリ15に記憶させた室温が制御条件温度Y2aより大きいか否か及び室温が制御条件温度Y2aと等しいか否かについて行う。
更に、制御回路9は、倹約モードの場合、メモリ15に記憶させた室温とステップS4で求めた「省エネ」の制御条件温度Y2a及び「倹約」の制御条件温度Y3aを比較する。この比較は、室温が制御条件温度Y2aより小さいか否か及び室温が制御条件温度Y2aと等しいか否か、又はメモリ15に記憶させた室温が制御条件温度Y3aより大きいか否か及び室温が制御条件温度Y3aと等しいか否かについて行う。
この後、制御回路9は、ステップS2で選択されたモードに対応するステップS5,ステップS8,ステップS12のいずれかに移行する。即ち、ステップS2で快適温熱モードが選択されていればステップS5に移行し、ステップS2で省エネモードが選択されていればステップS8に移行し、ステップS2で倹約モードが選択されていればステップS12に移行する。
尚、快適温熱モードの比較はステップS5で行い、省エネモードの比較はステップS8で行い、倹約モードの比較はステップS12で行っても良い。
(快適モード)
ステップS5
そして、制御回路9は、ステップS4における比較において室温が制御条件温度Y1aと等しいと判断した場合にはステップS6に移行する。
また、制御回路9は、ステップS4における比較において室温が制御条件温度Y1aより小さい(低い)と判断した場合にはステップS7に移行する。
ステップS6
このステップS6において制御回路9は、エアコン7の設定温度を変更しないでステップS3に戻り、快適温熱モードの制御を継続する。
このエアコン7の設定温度を変更しない場合、制御回路9はエアコン7のブロワ11の
作動を停止した状態でも良い。また、制御回路9は、ブロワ11を駆動して居室2内の空気をエアコン7内に吸い込んで、吸い込んだ空気を居室2内に吹き出させても良い。この場合には、居室2内の空気が循環させられる。以下、エアコン7の設定温度を変更しない場合には、同様な制御を行うが、その説明は省略する。
ステップS7
このステップS7において制御回路9は、エアコン7の設定温度を高くして、ステップS3に戻り、快適温熱モードの制御を継続する。この設定温度を高くすることにより制御回路9は、ブロワ11を駆動して居室2内の空気をエアコン7内に吸い込むと共に、ヒータ10に通電してエアコン7内に吸い込んだ空気をヒータ10で加熱して居室2内に吹き出させる。これにより、居室2内の室温が上昇させられる。以下、エアコン7の設定温度を高くすることにより、このような制御が行われるが、その説明は省略する。
(省エネモード)
ステップS8
このステップS8において制御回路9は、室温が制御条件温度Y2aより小さい場合にはステップS9に移行する。
また、制御回路9は、室温が「快適」の制御条件温度Y1aより小さく且つ制御条件温度「省エネ」の制御条件温度Y2aより大きいか、又は室温が制御条件温度Y1a又はY2aと等しい場合にはステップS10に移行する。
更に、制御回路9は、室温が制御条件温度Y1aより大きい場合にはステップS11に移行する。
ステップS9
このステップS9において制御回路9は、エアコン7の設定温度を高くして、ステップS3に戻り、省エネモードの制御を継続する。
ステップS10
このステップS10において制御回路9は、エアコン7の設定温度を変更しないでステップS3に戻り、省エネモードの制御を継続する。
ステップS11
このステップS11において制御回路9は、エアコン7の設定温度を低くしてステップS3に戻り、省エネモードの制御を継続する。この設定温度を低くすることにより制御回路9は、ブロワ11を駆動して居室2内の空気をエアコン7内に吸い込んだ後、吸い込んだ空気を居室2内に吹き出させる。これにより、居室2内の空気が循環させられる。以下、エアコン7の設定温度を低くすることにより、このような制御が行われるが、その説明は省略する。
(倹約モード)
ステップS12
このステップS12において制御回路9は、室温が制御条件温度Y3aより小さい場合にはステップS13に移行する。
また、制御回路9は、室温が「省エネ」の制御条件温度Y2aより小さく且つ制御条件温度「倹約」の制御条件温度Y3aより大きいか、又は室温が制御条件温度Y2a又はY3aと等しい場合にはステップS14に移行する。
更に、制御回路9は、室温が制御条件温度Y2aより大きい場合にはステップS15に移行する。
ステップS13
このステップS13において制御回路9は、エアコン7の設定温度を高くして、ステップS3に戻り、倹約モードの制御を継続する。
ステップS14
このステップS14において制御回路9は、エアコン7の設定温度を変更しないでステップS3に戻り、倹約モードの制御を継続する。
ステップS15
このステップS15において制御回路9は、エアコン7の設定温度を低くしてステップS3に戻り、倹約モードの制御を継続する。
<床座生活における制御>
ステップS1において制御回路9は、床座生活の生活スタイルがリモコン8により選択されると、床座生活における制御を開始する。この床座生活における制御は、椅子座生活における制御の制御条件温度を求めるためのXの係数が異なるのみで、他の制御は椅子座生活における制御と同じである。
尚、床座生活における制御の制御条件温度は、上述した式(1)〜(3)に床温検知センサ14で検出した床温(床表面温度)を代入することより求められる。
また、リモコン6,8は、有線式としたが、赤外線や電波等を用いた無線式であっても良い。
(変形例1)
以上説明した実施例では、室温検知センサ13と床温(床表面温度)検知センサ14をエアコン7に設けて、エアコン7の制御回路9によりエアコン7のヒータ10及びブロワ11を作動制御して、室温を調節するようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば、図7に示したように室温と床温を検出可能な床暖房手段(住宅機器である床温度調節手段)5を設けて、この床暖房手段5の温度を制御するようにしても良い。
[構成]
この床暖房手段5は、図8に示した演算制御回路である制御回路(制御手段)20,室温検知センサ13a,床温検知センサ14a,ヒータ(加熱手段)21及びメモリ22を有する。この室温検知センサ13aから出力される室温検出信号及び床温検知センサ14aから出力される床温検出信号は制御回路20に入力されるようになっている。しかも、この制御回路20は、室温検知センサ13aから出力される室温検出信号を受けて室温をメモリ22に記憶すると共に、床温検知センサ14aから出力される床温検出信号を受けて床温をメモリ22に記憶するようになっている。
また、制御回路20は、リモコン(モード選択手段)6により操作されて、室温検知センサ13aから出力される室温検出信号及び床温検知センサ14aから出力される床温検出信号に基づいてヒータ21への通電制御をするようになっている。
更に、リモコン6は、床座生活や椅子座生活等の生活スタイルの選択や、快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モード等の選択ができるようになっている。
そして、床座生活が選択された後に、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれかが選択されると、制御回路20は図3に示した温度特性線図の快適ラインy1,省エネラインy2,倹約ラインy3のデータに基づいてヒータ21の温度制御を行うようになっている。
この床座生活の生活スタイルにおいて、快適ラインy1は図9の「床座」の「快適」に対応する関数Y1に基づいて求められ、省エネラインy2は図9の「床座」の「省エネ」に対応する関数Y2に基づいて求められ、倹約ラインy3は図9の「床座」の「倹約」に対応する関数Y3に基づいて求められる。
ここで、床座生活の生活スタイルの関数Y1,Y2,Y3は、例えば図9の「床座」に示したように
Y1=0.0917X2−5.5X+99.833 …(7)
Y2=0.0875X2−4.9550X+86.22 …(8)
Y3=0.0813X2−4.2325X+70.855 …(9)
として求められる。しかも、変数Xには室温が代入される。
また、椅子座生活が選択された後に、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれかが選択されると、制御回路20は図4に示した温度特性線図の快適ラインy1,省エネラインy2,倹約ラインy3のデータに基づいてヒータ21の温度制御を行うようになっている。
この椅子座生活の生活スタイルにおいて、快適ラインy1は図9の「椅子座」の「快適」に対応する関数Y1に基づいて求められ、省エネラインy2は図9の「椅子座」の「省エネ」に対応する関数Y2に基づいて求められ、倹約ラインy3は図9の「椅子座」の「倹約」に対応する関数Y3に基づいて求められる。
ここで、椅子座生活の生活スタイルの関数Y1,Y2,Y3は、例えば図9の「椅子座」に示したように
Y1=0.0712X2−4.3275X+82.050 …(10)
Y2=0.1046X2−5.4317X+86.997 …(11)
Y3=0.0500X2−2.9000X+55.250 …(12)
として求められる。しかも、変数Xには室温が代入される。
[作用]
以下、この構成の作用を図10のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS21
このような構成においてエアコン7の電源がONされると、制御回路20は図10のステップS21において床座生活や椅子座生活等のいずれの生活スタイルが選択されているか否かを判断する。そして、制御回路20は、リモコン6の操作により床座生活の生活スタイルが選択されていると判断すると、ステップS22に移行して床座生活における床暖房手段5の温度制御を開始する。
<床座生活における制御>
ステップS22
このステップS22において制御回路20は、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれが選択されかを判断して、ステップS23に移行する。
ステップS23
このステップS23において制御回路20は、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれが選択されていても、室温及び床温のセンシング(検知)を実行し、ステップS24に移行する。
即ち、制御回路20には室温検知センサ13aからの室温検出信号及び床温検知センサ14aからの床温検出信号が常時入力されている。そして、制御回路20は、ステップS23から本ステップに移行すると、室温検出信号に基づく室温及び床温検出信号に基づく床温(床表面温度)をメモリ22記憶させて、ステップS24に移行する。
ステップS24
このステップS24において制御回路20は、床座生活のための制御条件照会を行う。ここで、制御条件照会は、先ず図10の「床座」の「快適」,「省エネ」,「倹約」に対応する関数Y1,Y2,Y3の変数XにステップS23でメモリ22に記憶させた室温を代入して、制御条件温度を求める。次に、この求められた制御条件温度Y1a,Y2a,
Y3aと床温を比較する。
この際、制御回路20は、快適温熱モードの場合、メモリ22に記憶させた床温とステップS24で求めた「快適」の制御条件温度Y1aを比較する。この比較は、床温が制御条件温度Y1aより小さいか否か、床温が制御条件温度Y1aと等しいか否か等について行う。
また、制御回路20は、省エネモードの場合、メモリ22に記憶させた床温とステップS24で求めた「快適」の制御条件温度Y1a及び「省エネ」の制御条件温度Y2aを比較する。この比較は、床温が制御条件温度Y1aより小さいか否か及び床温が制御条件温度Y1aと等しいか否か、又はメモリ22に記憶させた床温が制御条件温度Y2aより大きいか否か及び床温が制御条件温度Y2aと等しいか否かについて行う。
更に、制御回路20は、倹約モードの場合、メモリ22に記憶させた床温とステップS24で求めた「省エネ」の制御条件温度Y2a及び「倹約」の制御条件温度Y3aを比較する。この比較は、床温が制御条件温度Y2aより小さいか否か及び床温が制御条件温度Y2aと等しいか否か、又はメモリ22に記憶させた床温が制御条件温度Y3aより大きいか否か及び床温が制御条件温度Y3aと等しいか否かについて行う。
この後、制御回路20は、ステップS22で選択されたモードに対応するステップS25,ステップS28,ステップS32のいずれかに移行する。即ち、ステップS22で快適温熱モードが選択されていればステップS25に移行し、ステップS22で省エネモードが選択されていればステップS28に移行し、ステップS22で倹約モードが選択されていればステップS32に移行する。
尚、快適温熱モードの比較はステップS25で行い、省エネモードの比較はステップS28で行い、倹約モードの比較はステップS32で行っても良い。
(快適モード)
ステップS25
そして、制御回路20は、ステップS24における比較において床温が制御条件温度Y1aと等しいと判断した場合にはステップS26に移行する。
また、制御回路20は、ステップS24における比較において床温が制御条件温度Y1aより小さい(低い)と判断した場合にはステップS27に移行する。
ステップS26
このステップS26において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を変更しないでステップS23に戻り、快適温熱モードの制御を継続する。
ステップS27
このステップS27において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を高くして、ステップS23に戻り、快適温熱モードの制御を継続する。この設定温度を高くすることにより制御回路20は、ヒータ21に通電制御する。以下、床暖房手段5の設定温度を高くすることにより、このような制御が行われるが、その説明は省略する。
(省エネモード)
ステップS28
このステップS28において制御回路20は、床温が制御条件温度Y2aより小さい場合にはステップS29に移行する。
また、制御回路20は、床温が「快適」の制御条件温度Y1aより小さく且つ制御条件温度「省エネ」の制御条件温度Y2aより大きいか、又は床温が制御条件温度Y1a又はY2aと等しい場合にはステップS30に移行する。
更に、制御回路20は、床温が制御条件温度Y1aより大きい場合にはステップS31に移行する。
ステップS29
このステップS29において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を高くして、ステップS23に戻り、省エネモードの制御を継続する。
ステップS30
このステップS30において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を変更しないでステップS23に戻り、省エネモードの制御を継続する。
ステップS31
このステップS31において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を低くしてステップS23に戻り、省エネモードの制御を継続する。この設定温度を低くすることにより制御回路20は、ヒータ21への通電を停止する。以下、床暖房手段5の設定温度を低くすることにより、このような制御が行われるが、その説明は省略する。
(倹約モード)
ステップS32
このステップS32において制御回路20は、床温が制御条件温度Y3aより小さい場合にはステップS33に移行する。
また、制御回路20は、床温が「省エネ」の制御条件温度Y2aより小さく且つ制御条件温度「倹約」の制御条件温度Y3aより大きいか、又は床温が制御条件温度Y2a又はY3aと等しい場合にはステップS34に移行する。
更に、制御回路20は、床温が制御条件温度Y2aより大きい場合にはステップS35に移行する。
ステップS33
このステップS33において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を高くして、ステップS23に戻り、倹約モードの制御を継続する。
ステップS34
このステップS34において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を変更しないでステップS23に戻り、倹約モードの制御を継続する。
ステップS35
このステップS35において制御回路20は、床暖房手段5の設定温度を低くしてステップS23に戻り、倹約モードの制御を継続する。
<椅子座生活における制御>
ステップS21において制御回路20は、椅子座生活の生活スタイルがリモコン6により選択されると、椅子座生活における床暖房手段5の温度制御を開始する。この椅子座生活における制御は、床座生活における床暖房手段5の温度制御の制御条件温度を求めるためのXの係数が異なるのみで、他の制御は床座生活における床暖房手段5の温度制御と同じである。
尚、椅子座生活における制御の制御条件温度は、上述した式(9)〜(12)に床温検知センサ14aで検出した床温(床表面温度)を代入することより求められる。
(変形例2)
[構成]
図11〜図15は、この発明の他の変形例を示したものである。この変形例では、制御装置30を図11,図12に示したように床暖房手段5とエアコン7にネットワークケーブル(ネットワーク)31で接続して、床暖房手段5とエアコン7を制御装置30で温度制御するようにしたものである。
このエアコン7は、図2に示した床温検知センサ14を省略したもので、この床温検知センサ14以外は図12に示したように図2と同様な構成となっている。即ち、エアコン7は、図12に示した演算制御回路等の制御回路(制御手段)9,ヒータ10,ブロワ11,除湿・冷房手段12,室温検知センサ13及びメモリ15を有する。
また、床暖房手段5は、図8の室温検知センサ13aを省略したもので、この室温検知センサ13a以外は図8と同様な構成となっている。即ち、床暖房手段5は、演算制御回路である制御回路(制御手段)20,床温検知センサ14a,ヒータ(加熱手段)21及びメモリ22を有する。
更に、制御装置30は、制御回路32を有すると共に、生活スタイル及びモードを選択するモード選択手段33や、このモード選択手段33で選択された生活スタイル及びモードの表示や設定温度の表示を行う液晶表示器(表示部、表示手段)34を有する。
図13に示した温度特性線図は図3に示した温度特性線図に対応し、図14に示した温度特性線図は図4に示した温度特性線図に対応する。そして、快適ラインy1より温度が高い範囲が快適域Aとなり、快適ラインy1と省エネラインy2の間が省エネ域Bとなり、省エネラインy2と倹約ラインy3との間が倹約域Cとなっている。
そして、制御回路32は、椅子座生活の場合には図5に示した「椅子座」の関数Y1,Y2,Y3に基づいて快適温熱モード,省エネモード,倹約モードの制御を行い、床座生活の場合には図9に示した「床座」の関数Y1,Y2,Y3に基づいて快適温熱モード,省エネモード,倹約モードの制御を行うようになっている。
[作用]
以下、この変形例2のような構成のシステムの制御回路32による制御を図15に示したフローチャートに基づいて説明する。
ステップS41
このような構成においてエアコン7の電源がONされると、制御装置30制御回路32は図15のステップS41において床座生活や椅子座生活等のいずれの生活スタイルが選択されているか否かを判断する。そして、制御回路32は、モード選択手段33の操作により床座生活の生活スタイルが選択されていると判断すると、ステップS42に移行して床座生活における床暖房手段5の温度制御を開始する。
<床座生活における制御>
ステップS42
このステップS42において制御回路32は、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれが選択されかを判断して、ステップS43に移行する。
ステップS43
このステップS43において制御回路32は、快適温熱モード,省エネモード,倹約モードのいずれが選択されていても、室温及び床温のセンシング(検知)を実行し、ステップS44に移行する。
即ち、制御回路32にはエアコン7の室温検知センサ13からの室温検出信号及び床暖房手段5の床温検知センサ14aからの床温検出信号が常時入力されている。そして、制御回路32は、ステップS43から本ステップに移行すると、室温検出信号に基づく室温及び床温検出信号に基づく床温(床表面温度)をメモリ22記憶させて、ステップS44に移行する。
ステップS44
このステップS44において制御回路32は、床座生活のための制御条件照会を行う。
ここで、制御条件照会は、ステップS43で検出した室温,床温が図13の快適域A,
省エネ域B,倹約域Cの何れに属するかを求める。
この際、図9の「床座」の「快適」,「省エネ」,「倹約」に対応する関数Y1,Y2,Y3の変数XにステップS43でメモリ22に記憶させた室温を代入して、制御条件温度を求める。次に、この求められた制御条件温度Y1a,Y2a,Y3aと室温及び床温を比較する。
そして、制御回路32は、室温が制御条件温度Y1aより大きい場合には室温は快適域Aにあると判断し、室温が制御条件温度Y1aとY2aの間にあれば室温は省エネ域Bにあると判断し、室温が制御条件温度Y2aとY3aの間にあれば室温は倹約域Cにあると判断する。
また、制御回路32は、床温が制御条件温度Y1aより大きい場合には床温は快適域Aにあると判断し、床温が制御条件温度Y1aとY2aの間にあれば床温は省エネ域Bにあると判断し、床温が制御条件温度Y2aとY3aの間にあれば床温は倹約域Cにあると判断する。
この後、制御回路32は、ステップS42で選択されたモードに対応するステップS45,ステップS48,ステップS52のいずれかに移行する。即ち、ステップS42で快適温熱モードが選択されていればステップS45に移行し、ステップS42で省エネモードが選択されていればステップS48に移行し、ステップS42で倹約モードが選択されていればステップS52に移行する。
尚、快適温熱モードの比較はステップS45で行い、省エネモードの比較はステップS48で行い、倹約モードの比較はステップS52で行っても良い。
(快適モード)
ステップS45
そして、制御回路32は、ステップS44における比較において室温と床温が快適域Aに属する場合にはステップS46に移行する。
また、制御回路32は、ステップS44における比較において室温と床温が快適域Aに属しない場合にはステップS47に移行する。
ステップS46
このステップS46において制御回路32は、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を変更しないでステップS43に戻り、快適温熱モードの制御を継続する。ステップS47
このステップS47において制御回路32は、快適ラインy1と現在の室温,床温で最も距離が近い交点(室温,床温)を算出し、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を交点の室温と床温に変更して、ステップS43に戻り、快適温熱モードの制御を継続する。
(省エネモード)
ステップS48
このステップS48において制御回路32は、室温と床温が快適域Aにある場合にはステップS49に移行する。
また、制御回路32は、室温と床温が省エネ域Bにある場合にはステップS50に移行する。
更に、制御回路32は、室温と床温が倹約域Cにある場合にはステップS51に移行する。
ステップS49
このステップS49において制御回路32は、快適ラインy1と現在の室温,床温で最も距離が近い交点(室温,床温)を算出し、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を交点の室温と床温に変更して、ステップS43に戻り、省エネモードの制御を継続する。
ステップS50
このステップS50において制御回路32は、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を変更しないでステップS43に戻り、省エネモードの制御を継続する。
ステップS51
このステップS51において制御回路32は、省エネラインy2と現在の室温,床温で最も距離が近い交点(室温,床温)を算出し、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を交点の室温と床温に変更して、ステップS43に戻り、省エネモードの制御を継続する。
(倹約モード)
ステップS52
このステップS52において制御回路32は、室温と床温が倹約域Cに属する場合にはステップS53に移行する。
また、制御回路32は、室温と床温が倹約域Cに属しない場合にはステップS54に移行する。
ステップS53
このステップS53において制御回路32は、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を変更しないでステップS53に戻り、倹約モードの制御を継続する。
ステップS54
このステップS54において制御回路32は、省エネラインy2と現在の室温,床温で最も距離が近い交点(室温,床温)を算出し、床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器の設定温度を交点の室温と床温に変更して、ステップS43に戻り、倹約モードの制御を継続する。
<椅子座生活における制御>
ステップS41において制御回路32は、椅子座生活の生活スタイルがモード選択手段33により選択されると、椅子座生活における床暖房手段5の温度制御及びエアコン7による室温制御を図14の温度特性線図に基づいて開始する。
この椅子座生活における制御は、床座生活における床暖房手段5やエアコン7の温度制御の制御条件温度を求めるためのXの係数が異なるのみで、他の制御は床座生活における床暖房手段5やエアコン7の温度制御と同じである。
(その他)
以上の説明したように、上述した建物内温度調整システムでは、住宅(建物)内に設置されたセンサにより,住宅の室内の温度,床の温度を把握し,住人の目的にあった住宅内の温熱環境を形成するために,住宅内機器を制御する暖房システムとしている。尚、住宅内を快適な環境,省エネと不快ではない環境を両立する環境,若干不快ではあるが暖房費を倹約できる環境を実現する制御条件等を有している。
快適,省エネはくつろいでいる状態,倹約は軽い動作をしているか,厚着をしているときに設定してもよい。
以上説明したように、この発明の実施の形態の建物内温度調整システムは、建物1内の温度を調節する温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)と、前記建物1の温熱環境状況を検出して温熱環境状況情報を出力する温熱環境検出手段(室温検知センサ13,床温検知センサ14又は室温検知センサ13a,床温検知センサ14a)と、
前記温熱環境状況情報に基づいて前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)を作動制御する制御手段(制御回路9,20,32)と、前記制御手段(制御回路9,20,32)による前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)の制御モードを選択するモード選択手段(リモコン6,8又はモード選択手段33)を備えている。しかも、前記モード選択手段(リモコン6,8又はモード選択手段33)は快適な温熱条件を選択する快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モードのいずれかを選択可能に設けられていると共に、前記制御手段(制御回路9,20,32)は前記温熱環境情報に基づいて前記モード選択手段により選択されたモードの設定条件になるように前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)の制御を行うようになっている。
この構成によれば、快適な温熱条件を選択する快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モードのいずれかを選択して、建物内の温熱環境を制御できるので、建物の特性による温熱環境を制御条件に反映することができる。
また、この発明の実施の形態の建物内温度調整システムにおいて、前記温熱環境検出手段は前記建物の高さ方向の温度を検出する複数のセンサ(室温検知センサ13,床温検知センサ14又は室温検知センサ13a,床温検知センサ14a)を備え、前記モード選択手段(リモコン6,8又はモード選択手段33)は更に生活スタイルに応じた温度設定条件を選択する複数の生活モードを備えると共に、前記制御手段(制御回路9,20,32)は、前記センサ(室温検知センサ13,床温検知センサ14又は室温検知センサ13a,床温検知センサ14a)で検出された温度に基づき、前記モード選択手段(リモコン6,8又はモード選択手段33)で選択された生活モードの温度設定条件となるように前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)を作動制御して、前記建物内の高さ方向の温度を調節するように設定されている。
この構成によれば、生活スタイルに応じて前記建物内の高さ方向の温度を調節することができる。
更に、この発明の実施の形態の建物内温度調整システムにおいて、前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)は床の温度を調節する床温度調節手段5と室内の空気の温度を調節する空気調和装置(エアコン7)を備え、前記センサは前記床の温度を検出する床温度検知センサ(14又は14a)及び前記空気の温度を検出する室内温度検知センサ(室温検知センサ13,13a)である。
この構成によれば、床の温度と室内の空気の温度を制御することにより、室内の高さ方向の温度を生活スタイルに応じて容易に制御できる。
また、この発明の実施の形態の建物内温度調整システムは、建物1内の温度を調節する温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)と、前記建物1の温熱環境状況を検出して温熱環境状況情報を出力する温熱環境検出手段(室温検知センサ13,床温検知センサ14又は室温検知センサ13a,床温検知センサ14a)と、前記温熱環境状況情報に基づいて前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)を作動制御する制御手段(制御回路9,20,32)と、前記制御手段(制御回路9,20,32)による前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)の制御モードを選択するモード選択手段(リモコン6,8又はモード選択手段33)を備えている。しかも、前記モード選択手段(リモコン6,8又はモード選択手段33)は床座生活、椅子座生活、立位生活等の生活モードのいずれかを選択可能に設けられていると共に、前記制御手段(制御回路9,20,32)は前記温熱環境情報に基づいて前記モード選択手段(
リモコン6,8又はモード選択手段33)により選択されたモードの設定温度となるように前記温度調節手段(床暖房手段5やエアコン7等の住宅内機器)の制御を行うようになっている。
この構成によれば、床の温度と室内の空気の温度を制御することにより、室内の高さ方向の温度を床座生活、椅子座生活、立位生活等の生活モード(生活スタイル)に応じて容易に制御できる。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は本発明に含まれる。
この発明に係る建物内温度調節システムを有する建物の概略説明図である。 図1のエアコンの制御回路図である。 床座生活の室温と床表面温度との関係を示す温度特性線図である。 椅子座生活の室温と床表面温度との関係を示す温度特性線図である。 図3,図4の生活スタイル及び快適モード,省エネモード,倹約モード等のラインを求める関数の説明図である。 図2の制御回路による制御を示すフローチャートである。 この発明に係る他の建物内温度調節システムを有する建物の概略説明図である。 図7の床温度調節手段の制御回路図である。 図7の建物内温度調節システムによる生活スタイル及び快適モード,省エネモード,倹約モード等のラインを求める関数の説明図である。 図8の制御回路による制御を示すフローチャートである。 この発明に係る更に他の建物内温度調節システムを有する建物の概略説明図である。 図11の建物内温度調節システムの制御回路図である。 図11の建物内温度調節システムのための床座生活の室温と床表面温度との関係を示す温度特性線図である。 図11の椅子座生活の室温と床表面温度との関係を示す温度特性線図である。 図12の制御回路による制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1…建物
5…床暖房手段(温度調節手段)
6…リモコン(モード選択手段)
7…エアコン(温度調節手段)
8…リモコン(モード選択手段)
9…制御回路(制御手段)
13…室温検知センサ(温熱環境検出手段)
13a…室温検知センサ(温熱環境検出手段)
14…床温検知センサ(温熱環境検出手段)
14a…床温検知センサ(温熱環境検出手段)
20…制御回路(制御手段)
32…制御回路(制御手段)
33…モード選択手段

Claims (5)

  1. 建物内の温度を調節する温度調節手段と、前記建物の温熱環境状況を検出して温熱環境状況情報を出力する温熱環境検出手段と、前記温熱環境状況情報に基づいて前記温度調節手段を作動制御する制御手段と、前記制御手段による前記温度調節手段の制御モードを選択するモード選択手段を備える建物内温度調整システムであって、
    前記モード選択手段は快適な温熱条件を選択する快適温熱モード,省エネルギーができる省エネモード,温度調節費の倹約が可能な倹約モードのいずれかを選択可能に設けられていると共に、前記制御手段は前記温熱環境情報に基づいて前記モード選択手段により選択されたモードの設定条件になるように前記温度調節手段の制御を行うことを特徴とする建物内温度調整システム。
  2. 前記温熱環境検出手段は前記建物の高さ方向の温度を検出する複数のセンサを備え、前記モード選択手段は更に生活スタイルに応じた温度設定条件を選択する複数の生活モードを備えると共に、前記制御手段は、前記センサで検出された温度に基づき、前記モード選択手段で選択された生活モードの温度設定条件となるように前記温度調節手段を作動制御して、前記建物内の高さ方向の温度を調節するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の建物内温度調節システム。
  3. 前記温度調節手段は床の温度を調節する床温度調節手段と室内の空気の温度を調節する空気調和装置を備え、前記センサは前記床の温度を検出する床温度検知センサ及び前記空気の温度を検出する室内温度検知センサであることを特徴とする請求項2に記載の建物内温度調節システム。
  4. 建物内の温度を調節する温度調節手段と、前記建物の温熱環境状況を検出して温熱環境状況情報を出力する温熱環境検出手段と、前記温熱環境状況情報に基づいて前記温度調節手段を作動制御する制御手段と、前記制御手段による前記温度調節手段の制御モードを選択するモード選択手段を備える建物内温度調整システムであって、
    前記モード選択手段は床座生活、椅子座生活、立位生活等の生活モードのいずれかを選択可能に設けられていると共に、前記制御手段は前記温熱環境情報に基づいて前記モード選択手段により選択されたモードの設定温度となるように前記温度調節手段の制御を行うことを特徴とする建物内温度調整システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載の建物内温度調節システムを備えることを特徴とする建物。
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