JP2006175618A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前軸に対して後軸を相対的に回転させたときに、摺動抵抗のばらつきが少なくてスムーズに回転し、高級感を出すのに適した回転カム式の筆記具を提供する。
【解決手段】 前軸1と後軸2からなる軸筒内にレフィール3およびカム機構が配置され、前軸に対して後軸を相対的に回転させるとカム機構の作用によりレフィールが前後進し、レフィールのペン体31が前軸の先端開口11から出没する筆記具において、前軸尾端部の外周面と後軸先端部の内面の間に軟弾性体からなるOリング7を配置するとともに、前軸に対して後軸を相対的に回転させたときにOリングに摺動する後軸の内面を多角形とする。後軸内面の多角形を正6角形〜正24角形にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、前軸に対して後軸を相対的に回転させるとカム機構の作用によりレフィールが前後進し、レフィールのペン体が前軸の先端開口から出没する回転カム式の筆記具に関するものである。
筆記具、例えばボールペン、ことに高級なボールペンにおいては、後軸の先端開口が前軸の尾端部を覆うようにして回転可能に接続された前軸と後軸からなる軸筒内に1本のボールペンレフィールとカム機構を配置し、前軸に対して後軸を相対的に回転させるとカム機構の作用によりボールペンレフィールが前後進し、ボールペンレフィールのペン体が前軸の先端開口から出没するものが数多く実用化されている。そして、高級ボールペンなるが故に、前軸に対して後軸を相対的に回転させたときのフィーリングが非常に重要になる。つまり、高級感を出すためには、回転時の前軸と後軸の摺動抵抗が大き過ぎず、かつ小さ過ぎずに適度の摺動抵抗でスムーズに回転する必要がある。
そこで、回転時の前軸と後軸の摺動抵抗が大き過ぎず、かつ小さ過ぎずに適度の摺動抵抗でスムーズに回転させるために、後軸の先端部内周面と前軸の尾端部外周面との摺動部分に軟弾性体からなるOリングを介在させ、後軸の先端部内周面が前軸の尾端部外周面に固定されたOリングに摺接して回転するようにすることが行われる。つまり、Oリングは後軸の先端部内周面と前軸の尾端部外周面に圧接した状態で配置される。
しかしながら、後軸や前軸、およびOリングに寸法のばらつきがあるために、筆記具として組み立てたときに、Oリングに加わる圧接力にもばらつきが生じる。このため、回転時の摺動抵抗にばらつきが生じ、筆記具によっては所期の摺動抵抗が得られず、高級感が阻害される不具合がある。
そこで本発明は、前軸に対して後軸を相対的に回転させたときに、摺動抵抗のばらつきが少なくてスムーズに回転し、高級感を出すのに適した回転カム式の筆記具を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、前軸と後軸からなる軸筒内にレフィールおよびカム機構が配置され、前軸に対して後軸を相対的に回転させるとカム機構の作用によりレフィールが前後進し、レフィールのペン体が前軸の先端開口から出没する筆記具において、前軸尾端部の外周面と後軸先端部の内面の間に軟弾性体からなるOリングを配置するとともに、前軸に対して後軸を相対的に回転させたときにOリングに摺動する後軸の内面を多角形とする。また、この後軸内面の多角形は正6角形〜正24角形であることが好ましい。
Oリングに摺動する後軸の内面を多角形としたので、Oリングは後軸の多角形の辺の部分で圧接されて、この多角形の隅部とOリングの間に隙間が生じる。したがって、寸法ばらつきによりOリングに対する圧接力がばらついても、圧接力に応じてOリングが弾性変形し、圧縮したことにより生じる余肉の部分が多角形の隅部とOリングの間に隙間に移動する。つまり、多角形の隅部とOリングとの間の隙間の存在により、Oリングが弾性変形し易くなり、圧接力のばらつきを吸収することかできる。したがって、摺動抵抗のばらつきが少なくなり、スムーズに回転させることができる。
この後軸内面の多角形が5角形以下であると、多角形の隅部とOリングとの間の隙間が大きくなるとともにOリングに摺接する分が少なくなり、スムーズに回転しにくくなる。また、24角形を超えると、多角形の隅部とOリングとの間の隙間が極めて小さくなって円形に近くなるので所期の効果を得にくくなる。
図面はボールペンに本発明を適用した例を示す。図1において、軸筒は回転可能に接続された前軸1と後軸2からなり、軸筒内部に1本のボールペンレフィール3およびカム5と従動部材4からなるカム機構が配置されている。前軸1は、ボールペンレフィール3先端のペン体31が出没する先端開口11を有するが、前軸1の尾端に継ぎ手12が接続されており、継ぎ手12は前軸1の一部を構成している。後軸2の尾端に尾栓8が嵌着されるとともにクリップ9が取り付けられている。
円筒状のカム5が後軸2の内部に固定されている。カム5の下端縁は斜めに切裁されており、この下端縁がカム面5aである。一方、継ぎ手12には案内筒6が接続されているが、案内筒6尾端の内鍔部61がカム5の外周部に回転可能に係止している。つまり、後軸2に固定されたカム5と前軸1に接続された案内筒6が回転可能に係止することにより、前軸1と後軸2が回転可能に接続されている。内鍔部61は下側のOリング52およびスプリング53で弾発された上側のOリング51で挟圧されており、カム5と案内筒6の連結部分が上下方向にがたつかないようになっている。
例えば油性インキが充填されたボールペンレフィール3はリターンスプリング32により尾端側に弾発されており、ボールペンレフィール3の尾端面は案内筒6内に配置された従動部材4に当接している。従動部材4にはフォローア部41が形成されており、フォローア部41は案内筒6の縦方向に形成されたスリットから一部が突出している。つまり、従動部材4は案内筒6内に前後進可能、かつ回転不能の状態で配置されている。そして、カム5のカム面5aがフォローア部41に当接している。したがって、カム5が回転すると従動部材4はカム面5aのプロフィールに従って前後進する。
前軸1と後軸2を接続したとき、後軸2の先端部内面は前軸1の尾端部および継ぎ手12を覆う状態になっているが、図2に示すように、継ぎ手12には円環状の凹溝12aが形成されている。そして、この凹溝12aに軟弾性体、例えばシリコンゴムからなるOリング7が嵌め込まれており、このOリング7が後軸2先端の内面12aに圧接している。ここで、後軸2先端の内面12aは、図3に示すように、正6角形から正24角形の間の多角形、例えば正8角形の多角形をしている。したがって、Oリング7は多角形の辺2bに圧接しているが、多角形の隅部2cにおいてはOリング7との間に少し隙間があいている。
しかして、図1に示す状態から後軸2を前軸1に対して回転させると、前述のとおり、カム5の作用により従動部材4はリターンスプリング32の弾発力に抗して前進し、図4に示すように、ボールペンレフィール3先端のペン体31が前軸1の先端開口11から突出して筆記可能になる。そして、更に後軸2を前軸1に対して回転させると、ボールペンレフィール3先端のペン体31が前軸1の先端開口11から没入し、図1の状態に戻る。このとき、後軸2先端の内面12aがOリング7に摺接するので所定の摺動抵抗でスムーズに回転するが、後軸2先端の内面12aが多角形であるので、前述のとおり、圧接力にばらつきが生じても、多角形の隅部2cではOリング7との間に少し隙間があいているので、Oリング7が弾性変形し易い。このため、寸法のばらつきによって圧接力がばらついても、圧接力に応じてOリング7が弾性変形し、圧接力のばらつきを容易に吸収することができる。
本発明実施例の正面図である。 同じく要部の断面図である。 後軸先端内面の形状の説明図である。 筆記可能状態の説明図である。
符号の説明
1 前軸
11 先端開口
12 継ぎ手
2 後軸
2a 後軸先端の内面
3 レフィール
31 ペン体
32 リターンスプリング
4 従動部材
41 フォローア部
5 カム
5a カム面
6 案内筒
61 内鍔部
7 Oリング
8 尾栓
9 クリップ

Claims (2)

  1. 前軸と後軸からなる軸筒内にレフィールおよびカム機構が配置され、前軸に対して後軸を相対的に回転させるとカム機構の作用によりレフィールが前後進し、レフィールのペン体が前軸の先端開口から出没する筆記具において、
    前軸尾端部の外周面と後軸先端部の内面の間に軟弾性体からなるOリングが配置されるとともに、前軸に対して後軸を相対的に回転させたときにOリングに摺動する後軸の内面が多角形であることを特徴とする筆記具。
  2. 前記後軸内面の多角形が正6角形〜正24角形であることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
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