JP2006175138A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のパチンコ機では、外部から不正に照射される光の発光周期が発光素子の発光周期と一致した場合には、不正行為が成立してしまうおそれがあった。
【解決手段】 パチンコ球検知装置100の孔100aには、LED101a,101bおよびPD102a,102bが設けられている。LED101a,101bは、変調回路107a,107bによって異なる周期に変調された発振信号に応じた発光周期で発光する。判定回路105は、LED101a,101bからの出射光を受光してPD102a,102bから出力される検出信号をLED101a,101bの発光周期に同期させて復調し、パチンコ球Tがパチンコ球検知装置100の孔100aを通過したか否かを判定する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、受光素子から出力される出力信号を発光素子の発光周期に同期させて検出し、発光素子および受光素子間の通過領域を遊技球が通過したか否かを判定する遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機としては、例えば、一対の発光素子および受光素子を備え、出射光の透過や反射などによってパチンコ球の通過を検出するフォトセンサからなるパチンコ球検知装置を備えたパチンコ機がある。このようなパチンコ機に備えられた透過型や反射型のフォトセンサは、外乱光の影響によって誤動作が発生してしまうことがあり、また、発光素子の発光周期も推測されやすい。このため、このようなフォトセンサからなる検知装置を備えたパチンコ機では、不正行為も行なわれやすかった。
下記の特許文献1には、上記に示す誤動作や不正行為を防止するパチンコ機が開示されている。このパチンコ機の検知装置に用いられるフォトセンサは、発光素子である赤外線発光ダイオード(LED)および受光素子である赤外線検知フォトダイオード(PD)が対向してケース内に固定されて構成されている。赤外線LEDは、多重変調回路が組み込まれた制御信号発生部からの制御信号によって発光周期が自動的に順次変化して、点滅発光する。また、赤外線検知PDは、赤外線LEDからの出射光を受光して発光周期に同期した検出信号を出力する。判定回路部は、赤外線検知PDから出力される検出信号を、赤外線LEDの点滅周期に合わせたタイミングでサンプリングしてから復調する。遊技球が赤外線LEDと赤外線検知PDとの間を通過すると、赤外線検知PDに赤外線が入射されなくなり、発光周期に同期した検出信号が赤外線検知PDから出力されなくなるため、判定回路部はこれを検出して遊技球の検知を行なう。この検知装置を備えたパチンコ機によれば、赤外線LEDの発光周期と異なる周期の外乱光や不正に照射された光信号を除去することができるため、これら光によって遊技球が検知された状態になってしまうといったことが防止される。
特開2003−175159号公報(段落[0016]〜[0024])
しかしながら、上記の特許文献1に示す従来のパチンコ機では、例えば、外部から不正に照射される光の発光周期がたまたま赤外線LEDの発光周期と一致した場合には、その光の照射を一時的に止めて遊技球の通過時と同様な変化を不正照射光に生じさせたりすることで、不正行為が成立してしまうおそれがあった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、遊技球の通過領域に面して設けられた発光素子と、通過領域を挟んで発光素子に対向して設けられた受光素子と、発光素子の発光周期を変調させて発光させる発光周期変調手段と、発光素子からの出射光を受光して受光素子から出力される出力信号を発光素子の発光周期に同期させて検出し,通過領域を遊技球が通過したか否かを判定する判定手段とを備えて構成される遊技機において、発光素子および受光素子の対を複数備え、発光周期変調手段は、互いに異なる発光周期で各発光素子を発光させ、判定手段は、各受光素子から出力される出力信号を各受光素子と対になった各発光素子の発光周期に同期させて検出することを特徴とする。
この構成によれば、各発光素子から互いに異なる発光周期で出射される出射光が各受光素子で受光されている。この状態で、通過領域を遊技球が通過すると、各発光素子の発光周期に同期した出射光が対となる各受光素子で検出されなくなり、通過領域を遊技球が通過したことが検知される。従って、任意の1つの発光素子の発光周期が何らかの方法で測定されてしまい、この発光素子と対になる受光素子に外部から不正に照射された光がこの発光素子の発光周期と一致した場合や、たまたまこの発光素子の発光周期と一致してしまった場合に、その光の照射を一時的に止めたりして遊技球の通過時と同様な変化を不正照射光に生じさせても、不正に照射された光は他の発光素子の出射光の異なる発光周期には同期しない。このため、この他の発光素子と対になる受光素子では、不正に照射された光によって遊技球の通過時と同様な不正な変化を検出しないため、ただちに遊技球が検知された状態になってしまうといったことはない。この結果、安全精度の高い不正防止を行える遊技機が提供される。
また、本発明は、各対が、遊技球の通過する方向に沿って配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、各対の受光素子の受光状態が変化する順番によって、通過領域を通過する遊技球の通過方向が検知される。このため、通常の遊技球の通過方向とは異なる方向に異物などを通過させて行なわれる不正行為を検知することが可能となり、不正防止効果が高まる。
また、本発明は、各対が、同一の装置内に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、各発光素子および各受光素子は1つの部品としてまとめられ、遊技機に取り付けられるようになる。このため、遊技機における遊技球の検知部分の小型化を図ることができると共に、遊技機の製造コストを削減することができる。また、各発光素子および各受光素子の相互位置関係が固定され、製造時にこの相互位置関係にばらつきが生じるのを防止できるため、精度の高い不正検知が行える。
本発明による遊技機によれば、上記のように、任意の1つの発光素子と対になる受光素子に外部から不正に照射された光がこの発光素子の発光周期と一致してしまっても、不正に照射された光は他の発光素子の出射光の異なる発光周期には同期せず、この他の発光素子と対になる受光素子では、ただちに遊技球が検知された状態になってしまうといったことはない。このため、安全精度の高い不正防止を行える遊技機が提供される。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態によるパチンコ機10の外観を示す斜視図である。パチンコ機10は、前面の中央部にパチンコ遊技が行われる透明遊技盤12を備えており、その盤面から、透明遊技盤12の背後に設けられた液晶表示装置13cが透けて観察される。透明遊技盤12の下方には、上部受皿11bおよび下部受皿11bからなる皿ユニット11bが設けられている。下部受皿11bの右方には発射ハンドル1が設けられている。
透明遊技盤12の中央部には、液晶表示装置13cに表示された特別図柄が視認される特別図柄表示部12aが設けられており、特別図柄表示部12aの左右には、図示しない通過孔が設けられている。また、透明遊技盤12の下部には始動入賞口12bが設けられている。発射ハンドル1の操作によって盤面に発射されたパチンコ球が始動入賞口12bに入賞すると、液晶表示装置13cの特別図柄表示部12aに特別図柄が変動表示されて特別図柄ゲームが開始される。特別図柄表示部12aに表示された特別図柄が所定の大当たり組み合わせで揃うと、いわゆる大当たりが発生する。また、始動入賞口12bの左右には、パチンコ球が入賞すると所定個数例えば10個の賞球が払い出される一般入賞口12cが設けられている。賞球は皿ユニット11bの上部受皿11bに払い出されるが、上部受皿11bが満杯のときは下部受皿11bに払い出される。また、始動入賞口12bの下方には、大当たり入賞が発生すると行われる大当たり遊技において扉が開閉する大入賞口(アタッカ)12dが設けられている。大入賞口12dの下方には、上記の各入賞口12b〜12dのいずれにも入賞しなかったパチンコ球が入球するアウト口12eが設けられている。
大当たり遊技は、特別図柄の大当たり組み合わせが特別図柄ゲームの終了時に停止表示してから行われ、大入賞口12dに所定個数例えば10個のパチンコ球が入賞するまで、または、所定時間例えば30秒が経過するまで、大入賞口12dが開放したままになる遊技が最大で例えば15ラウンド行われる。各ラウンド中に、大入賞口12dへ入賞したパチンコ球が大入賞口12dの内部に設けられたVゾーンと呼ばれる特定の領域に入賞すると、次のラウンドへ継続して進むことができるが、各ラウンド中にVゾーンに入賞しなかった場合はいわゆるパンクとなり、15ラウンド到達以前であっても、大当たり遊技はそのラウンドで打ち切られて終了となる。大当たり遊技中には、透明遊技盤12の盤面上方に設けられた電飾装置11aにより演出が行われる。
図2は、パチンコ機10の分解斜視図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
パチンコ機10は、四角枠状の木枠14の前面に中枠13が取り付けられて構成される。中枠13は、背面に取り付けられる液晶表示装置13cと共に、透明遊技盤12の背後に位置する裏機構盤を構成しており、パチンコ球を発射する後述する発射ソレノイド13dなどを下部に備えている。中枠13は、木枠14の前面で開閉し得るように、木枠14の左側部に軸支される。中枠13の前面中央部には透明遊技盤12が取り付けられ、上部には遊技の演出音等が放音される一対のスピーカ13b,13bが取り付けられる。また、中枠13の前面の右下部には上述した発射ハンドル1が取り付けられる。透明遊技盤12およびスピーカ13b,13bはガラス扉11で覆われ、ガラス扉11の透明ガラス部分からは遊技盤12の盤面が観察される。ガラス扉11の上部には上述した電飾装置11aが設けられている。電飾装置11aは、電飾LED(発光ダイオード)11aと、この電飾LED11aを覆うレンズカバー11aとからなり、パチンコ遊技の演出を行う演出装置を構成している。また、中枠13の下部には、上述した皿ユニット11bが取り付けられる。
中枠13の背面中央部の矩形状開口13aには、透明遊技盤12に対向して液晶表示装置13cが取り付けられ、更に液晶表示装置13cを背後から覆うように球払出ユニット15aおよび基板ケースユニット15bが取り付けられる。球払出ユニット15aは左側部、基板ケースユニット15bは右側部が中枠13に軸支され、球払出ユニット15aおよび基板ケースユニット15bは観音扉状に開いて液晶表示装置13cの背面を露出させる。液晶表示装置13cは、遊技状態等に応じた演出表示をその前面で行い、上述したように、特別図柄表示部12aに特別図柄を表示する。球払出ユニット15aは、入賞結果に応じた数のパチンコ球を上部受皿11bおよび下部受皿11bに供給する。基板ケースユニット15bには、遊技動作や演出表示、球発射等を制御するための後述する主制御基板30や副制御基板40、払出・発射制御基板60(図7参照)などが収納されている。
図3は、透明遊技盤12の構成の概略を示す正面図である。
透明遊技盤12は、略円形の遊技領域12Aと、遊技領域12A左側の下部から中央部やや上側にかけて、遊技領域12Aに沿って設けられた略円弧状の球発射領域12Bとを備える。遊技領域12Aには上述した各入賞口12b〜12d(同図では不図示)などが設けられている。球発射領域12Bは、発射ハンドル1の操作によって発射されたパチンコ球を、遊技領域12Aに導くための領域である。球発射領域12Bと遊技領域12Aとは戻り防止部材12fで仕切られている。この戻り防止部材12fは、遊技領域12A内のパチンコ球が球発射領域12Bに戻るのを防止するためのもので、弾性を有する板状体から構成されている。
図4は、透明遊技盤12の裏面の構成を示す裏面図である。また、図5は、図4に示す入賞球集合樋アッセンブリ70の構造を示す拡大斜視図である。
透明遊技盤12の裏面の中央部には、ワープ通路12iが設けられている。透明遊技盤12の盤面正面には、このワープ通路12iへパチンコ球を案内する図示しないワープ入口が開口している。ワープ入口に入ったパチンコ球は、透明遊技盤12の盤面から消えてワープ通路12iを通過した後、図示しないワープ出口から出てきて透明遊技盤12の盤面に現れる。ワープ出口は始動入賞口12bの上方に設けられているため、ワープ入口に入球してワープ出口から透明遊技盤12の表面に出てきて流下するパチンコ球は、始動入賞口12bに入賞しやすくなる。また、透明遊技盤12の裏面のワープ通路12iに囲まれた中央部左右側方にはゲートスイッチ20s(図7参照)が設けられており、パチンコ球が前述した通過孔を通過したことがゲートスイッチ20sによって検知される。
透明遊技盤12の裏面下部には、前述した各入賞口12b〜12dに入球したパチンコ球を球通路70a〜70eを経由して収集する入賞球集合樋アッセンブリ70が設けられている。球通路70a〜70eに形成された図5に示す各挿入口71〜74や、ゲートスイッチ20s等には、パチンコ球の通過を検知する後述するパチンコ球検知装置100(図6参照)が設けられる。また、中空部分75,76には、図4に示すように、後述する始動入賞口ソレノイド24や大入賞口ソレノイド25(図7参照)が設けられている。
また、透明遊技盤12の裏面右下部には、メイン中継基板80およびサブ中継基板90が設けられている。メイン中継基板80は、基板ケースユニット15bに収納された主制御基板30と入賞球集合樋アッセンブリ70などに設けられた各パチンコ球検知装置100などとの電気的接続を中継する。サブ中継基板90は、基板ケースユニット15bに収納された副制御基板40と電飾LED11aなどとの電気的接続を中継する。
サブ中継基板90には、副制御基板40によって制御される電飾LED11aが接続されるコネクタ91や、副制御基板40が接続されるコネクタ92等が設けられている。メイン中継基板80は、基板ホルダ81によって透明遊技盤12の裏面に保持されている。メイン中継基板80には、主制御基板30によって制御される後述する始動入賞口ソレノイド24,大入賞口ソレノイド25,Vゾーン誘導装置34(図7参照)といったアクチュエータや、上述した各パチンコ球検知装置100などが接続されるコネクタ、主制御基板30が接続されるコネクタ88等が設けられている。
図6は、上述したパチンコ球検知装置100を示しており、同図(a)はその平面図、同図(b)は同図(a)に示すVIb−VIb線でパチンコ球検知装置100を破断した断面図である。
パチンコ球検知装置100には、パチンコ球Tの通過領域を形成する孔100aが形成されており、孔100aの内壁面に発光部および受光部が露出して、発光素子であるLED101a,101bおよび受光素子であるPD102a,102bが設けられている。対となるLED101aおよびPD102a、ならびに他の対となるLED101bおよびPD102bは、それぞれ孔100aを挟んで対向して設けられており、LED101aからの出射光はPD102aで受光され、LED101bからの出射光はPD102bで受光される。
これら2対のLED101aおよびPD102a、ならびにLED101bおよびPD102bは、1つのパチンコ球検知装置100として一体に設けられていると共に、図6(b)に矢印で示すパチンコ球Tの通過する方向に沿って、上記の順番で配設されている。
図7は、本実施形態によるパチンコ機10の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。この電子回路は、透明遊技盤12におけるパチンコ遊技の進行に関する電気的制御や、透明遊技盤12における後述する遊技装置の電気的制御などを行う主制御基板30に設けられた主制御回路、この主制御回路からの指示に従って、液晶表示装置13cやスピーカ13b,13b、電飾LED11aなどの演出装置の電気的制御を行う副制御基板40に設けられた副制御回路、賞球等の払い出しやパチンコ球の発射を制御する払出・発射制御基板60に設けられた払出・発射制御回路などから構成されている。
主制御基板30には、メインCPU31や初期リセット回路32、シリアル通信用IC33といった電子部品が実装されている。また、主制御基板30には、メインCPU31がパチンコ機10の遊技動作を処理制御するためのプログラムが記憶格納された図示しないメインROM(リードオンリメモリ)や、処理制御時にデータが一時的に記憶される図示しないメインRAM(ランダムアクセスメモリ)も実装されている。初期リセット回路32は、主制御回路の起動時にメインRAMに記憶されている遊技状態の内容を消去すると共に、メインROMに記憶されているプログラムに従った遊技処理を開始させるリセット信号を発生する。また、シリアル通信用IC33は、メインCPU31から送出される制御信号を各制御基板40,60へシリアルに送信する。
また、主制御基板30には、前述したゲートスイッチ20sや、始動入賞口12bに入賞したパチンコ球を検知する始動入賞球センサ21sが接続されている。また、大入賞口12dに入賞したパチンコ球を検知するカウントスイッチ22s、大入賞口12d内部のVゾーンを通過したパチンコ球を検知するVカウントスイッチ22v、一般入賞口12cへ入賞したパチンコ球を検知する一般入賞球センサ23sが接続されている。上記各スイッチ20s,22s,22v、各センサ21s,23sは、図6に示したパチンコ球検知装置100によってパチンコ球Tの通過を検出する。また、主制御基板30には、アクチュエータとして、始動入賞口12bの球受入口を拡張する始動入賞口ソレノイド24、大入賞口12dの扉を開閉する大入賞口ソレノイド25、および大入賞口12d内部のVゾーンにパチンコ球が入賞した後にパチンコ球をVゾーン以外へ誘導するVゾーン誘導装置34などが接続されている。
上記各スイッチ20s,22s,22v、各センサ21s,23s、および各アクチュエータ24,25,34は、パチンコ遊技を実行するための遊技装置を構成しており、メイン中継基板80を介して主制御基板30に接続されている。上記各スイッチ20s,22s,22vおよび各センサ21s,23sを構成するパチンコ球検知装置100がパチンコ球を検知すると、その検知信号はメイン中継基板80を介して主制御基板30のメインCPU31に入力され、入力される検知信号に応じて、メインCPU31は上記各アクチュエータ24,25,34をそれぞれ駆動制御する。
副制御基板40は、液晶表示装置(LCD)13c,スピーカ13b,13b,および電飾LED11aにサブ中継基板90を介して接続されており、液晶表示装置13cにおける画像表示を行う画像表示制御、スピーカ13b,13bから効果音を放音させる音制御、および遊技状態に応じて電飾LED11aの発光を制御する電飾制御を行う。この副制御基板40には、サブCPU41、プログラムROM42、ワークRAM43が実装されている。サブCPU41は、主制御基板30から受信した制御指令の解釈や、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)44のパラメータ設定を行う。プログラムROM42には、サブCPU41が液晶表示装置13cや、スピーカ13b,13b、電飾LED11aの各動作を処理制御するための制御プログラムが記憶格納されている。ワークRAM43は、サブCPU41が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
また、副制御基板40には、画像データROM45、VDP44、および初期リセット回路46が実装されている。画像データROM45は、液晶表示装置13cに表示する画像を形成するためのドットデータを記憶格納する。VDP44は、サブCPU41で設定されたパラメータに応じて画像データROM45内のドットデータを読み込み、液晶表示装置13cに表示するための画像データを生成する。初期リセット回路46は、副制御基板40における副制御回路をリセットするリセット信号を発生する。
メインCPU31は、始動入賞口12bへパチンコ球が入賞して始動入賞が発生すると大当たり判定を行う。副制御回路は、この大当たり判定の結果に対応する態様で液晶表示装置13cに特別図柄を順次停止表示させ、左図柄と右図柄とが同一図柄で揃って停止表示されるリーチ状態になると、液晶表示装置13cに特別図柄および演出画を用いてリーチ演出を行う。
スピーカ駆動回路は、効果音の原信号を生成する音源IC48と、これに接続され効果音が記憶されている音源データROM49と、音源IC48から出力された原信号を増幅するアンプ50と、3段階の中から1段階の音量出力レベルを指定する音量切換スイッチ51とから構成されており、サブCPU41からの駆動信号により、スピーカ13b,13bを制御する。ドライブ回路52は、サブCPU41からの駆動信号により、パチンコ機10の遊技状態に応じて電飾LED11aの発光を制御する。
払出・発射制御基板60には、賞球などを払い出す払出装置61、および発射ハンドル1の操作に応じて駆動される発射ソレノイド13dが接続されている。払出・発射制御基板60に構成された払出・発射制御回路は、各種入賞に応じて主制御基板30から出力される払出指令信号に応じて払出装置61を駆動制御して賞球を払い出させると共に、遊技者による発射ハンドル1の操作に応じて発射ソレノイド13dを駆動制御し、パチンコ球を遊技領域12Aへ発射させる。
図8は、図6に示すパチンコ球検知装置100の電気回路構成の概略を示すブロック図である。なお、同図において図6と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
PD102a,102bにはそれぞれアンプ103a,103bが接続されており、LED101a,101bから出射される出射光が各PD102a,102bで受光されると、PD102a,102bから検出信号が出力され、この検出信号が各アンプ103a,103bに入力されて増幅される。各アンプ103a,103bは、それぞれコンパレータ(比較器)104a,104bを介して判定回路105と接続されている。コンパレータ104a,104bは、予め設定された閾値とアンプ103a,103bからの検出信号とを比較し、アンプ103a,103bからの検出信号が閾値よりも大きい場合にこの検出信号を判定回路105へ出力する。
また、パチンコ球検知装置100には、所定周波数の発振信号を発生する1組の発振器106a,106bが設けられており、各発振器106a,106bには、入力された発振信号の周波数を変調させる変調回路107a,107bがそれぞれ接続されている。各変調回路107a,107bは、各発振器106a,106bから入力された各発振信号の周波数を互いに異なる周波数に変調し、駆動回路108a,108bを介して、各LED101a,101bおよび判定回路105にそれぞれ接続されている。発振器106a,106b、変調回路107a,107b、および駆動回路108a,108bは、LED101a,101bおよびPD102a,102bと同様、1つのパチンコ球検知装置100に一体に設けられている。また、パチンコ球検知装置100には定電圧回路109が接続されており、パチンコ球検知装置100の各部には定電圧回路109によって動作電圧が供給されている。
各駆動回路108a,108bは、変調回路107a,107bによって変調された各発振信号に基づいて各LED101a,101bを発光駆動させる駆動信号を生成している。この駆動信号は、各LED101a,101bおよび判定回路105にそれぞれ出力され、各LED101a,101bは、各駆動回路108a,108bからの駆動信号に応じた発光周期で発光する。ここで、各発振器106a,106b、変調回路107a,107b、および各駆動回路108a,108bは、各LED101a,101bの発光周期を変調させて発光させる発光周期変調手段を構成しており、この発光周期変調手段は、互いに異なる発光周期で各LED101a,101bを発光させる。
判定回路105は、各コンパレータ104a,104bから入力される検出信号を、各駆動回路108a,108bから入力される駆動信号に同期させて復調する同期・復調回路からなる。この判定回路105は、メイン中継基板80を介してメインCPU31に接続されており、各LED101a,101bからの出射光を受光して各PD102a,102bから出力される検出信号を各LED101a,101bの発光周期に同期させて検出し、パチンコ球Tがパチンコ球検知装置100の孔100aを通過したか否かを判定する判定手段を構成している。パチンコ球Tは、各PD102a,102bから出力される両方の検出信号が、駆動回路108a,108bから入力される駆動信号と同期して復調されている状態で、この復調信号のレベルが一定値以下に下がったときに、孔100aを通過したものと判定回路105によって判定される。パチンコ球Tが通過してないと判定されている間は、判定回路105からはハイレベル(H)の信号がメインCPU31に出力され続けており、パチンコ球Tが通過したと判定されたときには、判定回路105からはローレベル(L)の信号がメインCPU31に出力される。
上記の構成において、例えば、遊技領域12Aに発射されたパチンコ球Tが始動入賞口12bに入球すると、パチンコ球Tは始動入賞球センサ21sを構成するパチンコ球検知装置100の孔100aを通過し、LED101aからの出射光およびLED101bからの出射光がこの順番で遮光され、各PD102a,102bでもこの順番で出射光が一時的に受光されなくなる。このとき、復調回路の復調信号のレベルが一定値以下に下がるため、判定回路105は、パチンコ球Tが孔100aを通過したものと判定し、ローレベル(L)の信号をメインCPU31に出力する。メインCPU31は、ローレベル(L)の信号が入力されると、始動入賞口12bにパチンコ球Tの入賞があったものと判断して、払出・発射制御基板60に払出指令信号を出力する。払出装置61はこの払出指令信号に基づいて駆動制御され、所定個数の賞球を上部受皿11bに払い出す。また、メインCPU31は、この払出制御と共に、大当たり遊技を発生させるか否かの大当たり判定を行なう。
また、パチンコ遊技中に、例えば、一方のLED101aを発光駆動させる駆動信号と発光周期の一致した光が、遊技者によって始動入賞口12b内部に不正に照射され、パチンコ球Tの通過時と同様に一時的に照射が中断された場合、LED101aと対になるPD102aから出力される検出信号は駆動回路108aから入力されないが、LED101bと対になるPD102bから出力される検出信号は、駆動回路108bから入力される駆動信号と同期して復調されるため、判定回路105は、パチンコ球Tが孔100aを通過していないものと判定し、引き続きハイレベル(H)の信号を出力し続ける。また、他方のLED101bを発光駆動させる駆動信号と発光周期の一致した不正な光が同様にに照射された場合も、LED101aと対になるPD102aから出力される検出信号は、駆動回路108aから入力される駆動信号と同期して復調されるため、判定回路105は、上記の場合と同様にパチンコ球Tが孔100aを通過していないものと判定し、引き続きハイレベル(H)の信号を出力し続ける。
このような本実施形態によるパチンコ機10によれば、上述したように、パチンコ球検知装置100の各LED101a,101bから互いに異なる発光周期で出射される出射光が各PD102a,102bで受光されている。この状態で、孔100aをパチンコ球Tが通過すると、各LED101a,101bの発光周期に同期した出射光が対となる各PD102a,102bで検出されなくなり、孔100aをパチンコ球Tが通過したことが検知される。従って、例えば1つのLED101aの発光周期が何らかの方法で測定されてしまい、このLED101aと対になるPD102aに外部から不正に照射された光がこのLED101aの発光周期と一致した場合や、たまたまこのLED101aの発光周期と一致してしまった場合に、その光の照射を一時的に止めたりしてパチンコ球Tの通過時と同様な変化を不正照射光に生じさせても、不正に照射された光は他のLED101bの出射光の異なる発光周期には同期しない。このため、LED101bと対になるPD102bでは、不正照射光によってパチンコ球Tの通過時と同様な不正な変化を検出しないため、ただちにパチンコ球Tが検知された状態になってしまうといったことはない。この結果、安全精度の高い不正防止を行えるパチンコ機10が提供される。
また、本実施形態では、2対のLED101aおよびPD102a、ならびにLED101bおよびPD102bが、パチンコ球Tの通過する方向に沿って孔100aに配設されているため、各PD102a,102bの受光状態が変化する順番によって、孔100aを通過するパチンコ球Tの通過方向が検知される。このため、通常のパチンコ球Tの通過方向とは異なる方向に異物などを通過させて行なわれるセルゴトと呼ばれる不正行為を検知することが可能となり、不正防止効果が高まる。
また、本実施形態では、2対のLED101aおよびPD102a、ならびにLED101bおよびPD102bが、同一のパチンコ球検知装置100に一体に設けられているため、各LED101a,101bおよび各PD102a,102bは1つの部品としてまとめられ、パチンコ機10に取り付けられるようになる。このため、パチンコ球検知装置100の小型化を図ることができると共に、パチンコ機10の製造コストを削減することができる。また、各LED101a,101bおよび各PD102a,102bの相互位置関係が固定され、製造時にこの相互位置関係にばらつきが生じるのを防止できるため、精度の高い不正検知が行える。
なお、上記の実施形態においては、パチンコ球検知装置100が、2対のLED101aおよびPD102a、ならびにLED101bおよびPD102bを備えている場合を説明したが、発光素子であるLEDおよび受光素子であるPDを3対以上備えていても構わない。この場合、さらに安全精度の高い不正防止が行なわれるようになる。
また、上記の実施形態においては、透明遊技盤12に設けられた各入賞口12b〜12dの内部や通過孔における各スイッチ20s,22s,22vおよび各センサ21s,23sなどに、パチンコ球検知装置100が設けられている場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。払出装置61によって払い出されるパチンコ球の通路などにパチンコ球検知装置100を設け、払い出し数を計数することも可能である。この場合においても、上記の実施形態と同様の作用効果が奏される。
上記の実施形態では、本発明による遊技機をパチンコ機に適用した場合について説明したが、受光素子から出力される出力信号を発光素子の発光周期に同期させて検出し、発光素子および受光素子間の通過領域を遊技球が通過したか否かを判定する他の遊技機に本発明を適用することも可能である。この場合においても、上記の実施形態と同様の作用効果が奏される。
本発明の一実施形態によるパチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の分解斜視図である。 図1に示すパチンコ機の透明遊技盤の構成の概略を示す正面図である。 図3に示す透明遊技盤の裏面の構成を示す裏面図である。 図4に示す透明遊技盤の裏面に設けられた入賞球集合樋アッセンブリの構造を示す拡大斜視図である。 2対のLEDおよびPDを備えたパチンコ球検知装置を示しており、(a)はその平面図、(b)は(a)に示すVIb−VIb線でパチンコ球検知装置を破断した断面図である。 図1に示すパチンコ機の遊技動作を処理制御する電子回路の主な構成を示すブロック図である。 図6に示すパチンコ球検知装置の電気回路構成の概略を示すブロック図である。
符号の説明
10…パチンコ機
12…透明遊技盤
12b…始動入賞口
12c…一般入賞口
12d…大入賞口
20s,22s,22v…スイッチ
21s,23s…センサ
30…主制御基板
31…メインCPU
40…副制御基板
70…入賞球集合樋アッセンブリ
80…メイン中継基板
90…サブ中継基板
100…パチンコ球検知装置
100a…孔
101a,101b…LED
102a,102b…PD
103a,103b…アンプ
104a,104b…コンパレータ
105…判定回路
106a,106b…発振器
107a,107b…変調回路
108a,108b…駆動回路
T…パチンコ球

Claims (3)

  1. 遊技球の通過領域に面して設けられた発光素子と、前記通過領域を挟んで前記発光素子に対向して設けられた受光素子と、前記発光素子の発光周期を変調させて発光させる発光周期変調手段と、前記発光素子からの出射光を受光して前記受光素子から出力される出力信号を前記発光素子の発光周期に同期させて検出し,前記通過領域を遊技球が通過したか否かを判定する判定手段とを備えて構成される遊技機において、
    前記発光素子および前記受光素子の対を複数備え、前記発光周期変調手段は、互いに異なる発光周期で前記各発光素子を発光させ、前記判定手段は、前記各受光素子から出力される出力信号を前記各受光素子と対になった前記各発光素子の発光周期に同期させて検出することを特徴とする遊技機。
  2. 前記各対は、遊技球の通過する方向に沿って配設されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記各対は、同一の装置内に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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JP2014046142A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Newgin Co Ltd 入賞検知スイッチ、遊技機

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