JP2006174307A - 情報機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 2つのCPUが通信しあう情報機器において、誤動作もなく、安価で、人手も必要とせずにそのCPU間の通信異常時の初期化を行える情報機器を提供する。
【解決手段】 機器内の主たる制御を行うメインCPU21と、このメインCPU21と通信しながら操作制御部10の制御を行うサブCPU11と、操作制御部10の電圧レベルを監視し、その電圧レベルが所定値以下になるとサブCPU11にリセット信号を出力するリセットIC13を備え、メインCPU21は、サブCPU11との通信異常を検知したとき、操作制御部10へ供給されている直流電源+5VEをスイッチ回路22により一時的に遮断する電力制御を行う。サブCPU11はリセットIC13からのリセット信号を受信したときに初期化処理を実行するようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】 機器内の主たる制御を行うメインCPU21と、このメインCPU21と通信しながら操作制御部10の制御を行うサブCPU11と、操作制御部10の電圧レベルを監視し、その電圧レベルが所定値以下になるとサブCPU11にリセット信号を出力するリセットIC13を備え、メインCPU21は、サブCPU11との通信異常を検知したとき、操作制御部10へ供給されている直流電源+5VEをスイッチ回路22により一時的に遮断する電力制御を行う。サブCPU11はリセットIC13からのリセット信号を受信したときに初期化処理を実行するようにした。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えばキー入力制御や表示部制御など操作部内の制御を行うサブ制御部と、そのサブ制御部と通信を行うと共に機器全体の制御を行うメイン制御部とを備えた、複写機やパーソナルコンピュータなどの情報機器に係り、特に、2つの制御部間の通信異常を解除する制御技術に関する。
近年、複写機など情報機器では、操作時における応答性などの性能向上を図るために、動作設定を行うキースイッチやタッチパネルなどの入力制御や表示制御など、操作部の制御を行う制御手段として、機器全体の制御を行うメインCPUとは別にサブCPUを設けることが多い。このサブCPUとメインCPUとが通信し合うことによりユーザインタフェースを実現するのである。
前記したメインCPUと操作部内のサブCPUとは距離が離れている場合が多く、さらに通信線数の削減のためにシリアル通信により結ばれることが多い。特に、近年では表示部の大画面化や表示内容の高密度化などにより通信量が増える傾向にあることから高速通信の可能な同期シリアル通信方式を採用するケースがある。
同期シリアル通信は、高速伝送が可能な反面、クロックラインに外部ノイズが混入すると、データのビットずれが発生し、通信エラーを起こすことがある。このような場合、データがずれたままになるのでコマンドによる初期化も行えず、最終的には主電源の遮断/再投入(オフ/オン)動作による初期化が必要になってしまう。
そのため、従来は、通信エラーが発生した場合に別の信号線によりリセット信号を渡すとか、作動信号を併用して耐ノイズ性を向上させるといった対策を講じていた。
なお、特許文献1に示されたコンピュータインタフェース付きファクシミリ装置では、LAN接続部がハングアップしたとき、ファクシミリ本体の電源を入れ直すことによりLAN接続部を初期化することを不要にしている。具体的には、LAN接続部が何らかの理由によりハングアップし、送受信が不可能になった場合、操作者は操作パネルによりまたは最寄りの電話機からのPB信号によりLAN接続部のリセット操作を行う。これにより、メインシステムはLAN接続部への給電を止め、所定期間後、給電を再開することでLAN接続部のリセット処理を行う。
特開2000−188659公報
前記したメインCPUと操作部内のサブCPUとは距離が離れている場合が多く、さらに通信線数の削減のためにシリアル通信により結ばれることが多い。特に、近年では表示部の大画面化や表示内容の高密度化などにより通信量が増える傾向にあることから高速通信の可能な同期シリアル通信方式を採用するケースがある。
同期シリアル通信は、高速伝送が可能な反面、クロックラインに外部ノイズが混入すると、データのビットずれが発生し、通信エラーを起こすことがある。このような場合、データがずれたままになるのでコマンドによる初期化も行えず、最終的には主電源の遮断/再投入(オフ/オン)動作による初期化が必要になってしまう。
そのため、従来は、通信エラーが発生した場合に別の信号線によりリセット信号を渡すとか、作動信号を併用して耐ノイズ性を向上させるといった対策を講じていた。
なお、特許文献1に示されたコンピュータインタフェース付きファクシミリ装置では、LAN接続部がハングアップしたとき、ファクシミリ本体の電源を入れ直すことによりLAN接続部を初期化することを不要にしている。具体的には、LAN接続部が何らかの理由によりハングアップし、送受信が不可能になった場合、操作者は操作パネルによりまたは最寄りの電話機からのPB信号によりLAN接続部のリセット操作を行う。これにより、メインシステムはLAN接続部への給電を止め、所定期間後、給電を再開することでLAN接続部のリセット処理を行う。
しかしながら、前記した別の信号線によりリセット信号を渡す従来技術では、リセット信号がCMOSデバイスなどにより生成されるので、インピーダンスが高く、したがってノイズ混入による誤動作の副作用がある。また、作動信号を併用して耐ノイズ性を向上させる従来技術では、作動信号送受信のためのドライバやレシーバが必要であるので、コストアップになるし、遅延時間の増大により通信速度が低下する。また、特許文献1に示された従来技術では、人手による操作が必要だし、実現に高コストを要する。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、特に省電力モードを有する情報機器において、誤動作もなく、安価で、人手も必要とせずに異常時の初期化を行うことができる情報機器を提供することにある。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、特に省電力モードを有する情報機器において、誤動作もなく、安価で、人手も必要とせずに異常時の初期化を行うことができる情報機器を提供することにある。
前記した課題を解決するために、請求項1記載の発明では、機器内の主たる制御を行うメイン制御部と、該メイン制御部と通信しながら機器内の特定部分の制御を行うサブ制御部と、前記機器内の特定部分の電圧レベルを監視し、該電圧レベルが所定値以下になると前記サブ制御部にリセット信号を出力する電圧監視手段と、を備え、前記メイン制御部は、前記サブ制御部との通信異常を検知したとき、前記機器内の特定部分へ供給されている直流電源の電圧レベルを一時的に低くするか電力供給を遮断する電力制御を行い、前記サブ制御部は前記電圧監視手段からリセット信号を受信したときに初期化処理を実行することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の情報機器において、前記機器内の特定部分がキー入力制御または表示制御を行う制御手段を含む操作部であることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の情報機器において、前記メイン制御部は、前記サブ制御部との通信が所定時間以上不成立となった場合に所定時間だけ前記電力制御を行うことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の情報機器において、前記通信が所定時間以上不成立となった場合に前記メイン制御部から出力される制御信号に基づいて、前記機器内の特定部分へ供給されている前記直流電源を所定時間遮断するスイッチ手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報機器において、主電源の供給・遮断を行う主電源スイッチを供給状態にして主電源を投入した直後の前記メイン制御部のリセット状態においても前記直流電源を前記機器内の特定部分へ供給するようにしたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の情報機器において、前記機器内の特定部分がキー入力制御または表示制御を行う制御手段を含む操作部であることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の情報機器において、前記メイン制御部は、前記サブ制御部との通信が所定時間以上不成立となった場合に所定時間だけ前記電力制御を行うことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の情報機器において、前記通信が所定時間以上不成立となった場合に前記メイン制御部から出力される制御信号に基づいて、前記機器内の特定部分へ供給されている前記直流電源を所定時間遮断するスイッチ手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報機器において、主電源の供給・遮断を行う主電源スイッチを供給状態にして主電源を投入した直後の前記メイン制御部のリセット状態においても前記直流電源を前記機器内の特定部分へ供給するようにしたことを特徴とする。
また、請求項6記載の発明では、請求項1または請求項2記載の情報機器において、前記スイッチ手段を前記メイン制御部が搭載されたボードとは異なるボード内に設け、そのボード内に設けられている前記サブ制御部とは異なる他のサブ制御部が前記メイン制御部からの制御信号に基づいて、前記スイッチ手段の制御を行うようにしたことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の情報機器において、前記他のサブ制御部がリセット状態においても前記直流電源を前記機器内の特定部分へ供給するようにしたことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明では、請求項1または請求項2記載の情報機器において、待機モードに入ってから所定時間経過後に省電力モードへ移行するか、電源キー押下により省電力モードへ移行する省電力制御を行う構成であり、前記機器内の特定部分へ省電力制御を行っている第1の直流電源と省電力制御を行っていない第2の直流電源とが供給されているとき、前記電力制御を前記第2の直流電源に対して行うことを特徴とする。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の情報機器において、前記機器内の特定部分が操作部であり、その操作部内に前記主電源の状態を示す電源状態表示手段を備えている場合、その電源状態表示手段へは前記第2の直流電源から電力を供給することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明では、請求項8記載の情報機器において、前記機器内の特定部分内のサブ制御部および/またはワークメモリへは前記第1の直流電源から電力を供給することを特徴とする。
また、請求項11記載の発明では、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報機器において、前記メイン制御部とサブ制御部とはシリアル通信インタフェースで接続されていることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の情報機器において、前記他のサブ制御部がリセット状態においても前記直流電源を前記機器内の特定部分へ供給するようにしたことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明では、請求項1または請求項2記載の情報機器において、待機モードに入ってから所定時間経過後に省電力モードへ移行するか、電源キー押下により省電力モードへ移行する省電力制御を行う構成であり、前記機器内の特定部分へ省電力制御を行っている第1の直流電源と省電力制御を行っていない第2の直流電源とが供給されているとき、前記電力制御を前記第2の直流電源に対して行うことを特徴とする。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の情報機器において、前記機器内の特定部分が操作部であり、その操作部内に前記主電源の状態を示す電源状態表示手段を備えている場合、その電源状態表示手段へは前記第2の直流電源から電力を供給することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明では、請求項8記載の情報機器において、前記機器内の特定部分内のサブ制御部および/またはワークメモリへは前記第1の直流電源から電力を供給することを特徴とする。
また、請求項11記載の発明では、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報機器において、前記メイン制御部とサブ制御部とはシリアル通信インタフェースで接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、請求項1記載の発明では、メイン制御部とサブ制御部とが通信し合う情報機器において、メイン制御部は、サブ制御部との通信異常を検知したとき、サブ制御部が制御を行っている特定部分へ供給されている直流電源の電圧レベルを一時的に低くするか電力供給を遮断する電力制御を行わせるとともに、機器内の特定部分では、その直流電源の電圧レベルを監視してその電圧レベルが所定値以下になるとサブ制御部にリセット信号を出力し、そのリセット信号を受けたサブ制御部が初期化処理を自動的に実行することができるので、従来のようなインピーダンスの高いリセット信号線によるリセットが不要になり、したがって、ノイズによる誤動作もなく、安価で、人手も必要とせずに異常時の初期化を行うことができる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、機器内の特定部分がキー入力制御または表示制御を行う制御手段を含む操作部であるので、そのような場合に請求項1記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、メイン制御部はサブ制御部との通信が所定時間以上不成立となった場合に所定時間だけ前記電力制御を行うことができるので、サブ制御部との通信異常を容易に検知できるし、電力制御を行う所定時間を短くしておけば、例えばその所定時間だけ表示が消えたりしても利用者に不自然な感じを与えないで済む。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、機器内の特定部分がキー入力制御または表示制御を行う制御手段を含む操作部であるので、そのような場合に請求項1記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、メイン制御部はサブ制御部との通信が所定時間以上不成立となった場合に所定時間だけ前記電力制御を行うことができるので、サブ制御部との通信異常を容易に検知できるし、電力制御を行う所定時間を短くしておけば、例えばその所定時間だけ表示が消えたりしても利用者に不自然な感じを与えないで済む。
また、請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、通信が所定時間以上不成立となった場合にメイン制御部が出力する制御信号に基づいて機器内の特定部分へ供給されている直流電源をスイッチ手段により所定時間遮断できるので、既存の電源ラインを用いて請求項3記載の発明を容易に実現できる。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明において、主電源の供給・遮断を行う主電源スイッチを供給状態にして主電源を投入した直後のメイン制御部のリセット状態においても直流電源を機器内の特定部分へ供給できるので、サブ制御部は電源投入直後直ちに初期化を開始でき、したがって、2つの制御部の初期化時間が足し合わされることなく起動が可能となり、再起動までの時間が長くなることはない。
また、請求項6記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、直流電源の供給・遮断を制御するスイッチ手段をメイン制御部の搭載されたボードとは異なるボード内に備え、そのボード内の他のサブ制御部がメイン制御部からの指令を受けてそのスイッチ手段を制御することができるので、一般に構成の異なる複数の機種間で共通に用いているメイン制御部搭載ボードの汎用性を維持でき、これまで通り複数の機種間で共通に用いることができる。
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明において、第2のサブ制御部がリセット状態においても直流電源を機器内の特定部分へ供給できるので、サブ制御部は電源投入直後直ちに初期化を開始でき、したがって、立上げ時間が長くなることはない。
また、請求項5記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発明において、主電源の供給・遮断を行う主電源スイッチを供給状態にして主電源を投入した直後のメイン制御部のリセット状態においても直流電源を機器内の特定部分へ供給できるので、サブ制御部は電源投入直後直ちに初期化を開始でき、したがって、2つの制御部の初期化時間が足し合わされることなく起動が可能となり、再起動までの時間が長くなることはない。
また、請求項6記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、直流電源の供給・遮断を制御するスイッチ手段をメイン制御部の搭載されたボードとは異なるボード内に備え、そのボード内の他のサブ制御部がメイン制御部からの指令を受けてそのスイッチ手段を制御することができるので、一般に構成の異なる複数の機種間で共通に用いているメイン制御部搭載ボードの汎用性を維持でき、これまで通り複数の機種間で共通に用いることができる。
また、請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明において、第2のサブ制御部がリセット状態においても直流電源を機器内の特定部分へ供給できるので、サブ制御部は電源投入直後直ちに初期化を開始でき、したがって、立上げ時間が長くなることはない。
また、請求項8記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、待機モードに入ってから所定時間経過後に省電力モードへ移行するか、電源キー押下により省電力モードへ移行する省電力制御を行う構成であり、機器内の特定部分へ省電力制御を行っている第1の直流電源と省電力制御を行っていない第2の直流電源とが供給されているとき、前記電力制御を第2の直流電源に対して行うので、例えばワークメモリの電源を第1の直流電源とすることにより、通信異常の際のサブ制御部リセット時、ワークメモリのデータを保持することができ、サブ制御部の再起動までの時間を短くできる。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の発明において、機器内の特定部分が操作部であり、その操作部内に主電源の状態を示す電源状態表示手段を備えている場合、その電源状態表示手段へは第2の直流電源から電力を供給できるので、主電源が投入されているにもかかわらず省電力モード時に電源状態表示手段が表示状態にならないという不具合が生じないで済む。
また、請求項10記載の発明では、請求項8記載の発明において、機器内の特定部分内のサブ制御部および/またはワークメモリへは第1の直流電源から電力を供給できるので、サブ制御部および/またはワークメモリの省電力化を図ることができるし、ワークメモリの省電力化を行った場合、省電力モードのときにデータが失われ、そのため、サブ制御部の再起動に長い時間を要するが、その際はパワー系の復帰にも時間がかかるので問題ない。
また、請求項11記載の発明では、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の発明において、メイン制御部とサブ制御部とがシリアル通信インタフェースで接続されているので、そのような場合で、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
また、請求項9記載の発明では、請求項8記載の発明において、機器内の特定部分が操作部であり、その操作部内に主電源の状態を示す電源状態表示手段を備えている場合、その電源状態表示手段へは第2の直流電源から電力を供給できるので、主電源が投入されているにもかかわらず省電力モード時に電源状態表示手段が表示状態にならないという不具合が生じないで済む。
また、請求項10記載の発明では、請求項8記載の発明において、機器内の特定部分内のサブ制御部および/またはワークメモリへは第1の直流電源から電力を供給できるので、サブ制御部および/またはワークメモリの省電力化を図ることができるし、ワークメモリの省電力化を行った場合、省電力モードのときにデータが失われ、そのため、サブ制御部の再起動に長い時間を要するが、その際はパワー系の復帰にも時間がかかるので問題ない。
また、請求項11記載の発明では、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の発明において、メイン制御部とサブ制御部とがシリアル通信インタフェースで接続されているので、そのような場合で、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の発明の効果を得ることができる。
以下、図面により本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対位置などは特定的な記載がない限りこの説明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の一実施形態としての複写機制御系の基本的な構成を示したブロック図である。図示したように、操作部1aは操作パネル9と操作制御部10aから成り、操作制御部10a内のサブCPU(サブ制御部)11はコントローラ2a内のメインCPU(メイン制御部)21と双方向シリアル通信で結ばれ、機器の設定情報や状態表示情報などをやり取りしている。コントローラ2aはエンジン制御部3とも接続されており、複写動作を行う際にはエンジン制御部3へ命令を出し、エンジン制御部3はセンサからの情報により搬送モータなどを制御して転写紙の搬送タイミング制御を行うと共に、画像処理部4を経由して、読み取り制御部5を制御し、原稿の読み取りを行う。
この読み取り制御部5は読み取った画像データを画像処理部4へ出力し、画像処理部4は図示しない書き込み制御部へ画像データを出力することにより感光体上に静電潜像を形成させる。さらに、エンジン制御部3は、図示しない現像ユニット、転写ユニット、転写ユニットなどを制御し、搬送されてきた転写紙にトナー画像を転写・定着させる。
図示したように、通常は、サブCPU11とメインCPU21間にシリアル通信ラインのほか操作部1aとの通信に異常が発生した場合にサブCPU11をリセットするためのリセット信号がメインCPU21からサブCPU11に向けて出力されている。操作部1aとの通信異常検出には色々な方式があるが、ここでは、サブCPU11とメインCPU21間において所定時間間隔でメインCPU21からコマンドを送出し、サブCPU11がそれに対する応答を出す構成とし、メインCPU21はコマンド送出後、所定時間以内にサブCPU11からの応答がない場合に再度コマンドを送出し、それを所定回数繰り返し応答が帰ってこなかった場合に異常と判断する。
商用電源である主電源の状態を示す主電源LED112には電源ユニット(直流電源)6から+5VEが直接送られ、図示しない電流制限抵抗により点灯電流を適正化して点灯させている。
また、図1において、リセットIC(集積回路)12は主電源投入時などにサブCPU11を初期化するためのリセット信号を生成する。
図1は本発明の一実施形態としての複写機制御系の基本的な構成を示したブロック図である。図示したように、操作部1aは操作パネル9と操作制御部10aから成り、操作制御部10a内のサブCPU(サブ制御部)11はコントローラ2a内のメインCPU(メイン制御部)21と双方向シリアル通信で結ばれ、機器の設定情報や状態表示情報などをやり取りしている。コントローラ2aはエンジン制御部3とも接続されており、複写動作を行う際にはエンジン制御部3へ命令を出し、エンジン制御部3はセンサからの情報により搬送モータなどを制御して転写紙の搬送タイミング制御を行うと共に、画像処理部4を経由して、読み取り制御部5を制御し、原稿の読み取りを行う。
この読み取り制御部5は読み取った画像データを画像処理部4へ出力し、画像処理部4は図示しない書き込み制御部へ画像データを出力することにより感光体上に静電潜像を形成させる。さらに、エンジン制御部3は、図示しない現像ユニット、転写ユニット、転写ユニットなどを制御し、搬送されてきた転写紙にトナー画像を転写・定着させる。
図示したように、通常は、サブCPU11とメインCPU21間にシリアル通信ラインのほか操作部1aとの通信に異常が発生した場合にサブCPU11をリセットするためのリセット信号がメインCPU21からサブCPU11に向けて出力されている。操作部1aとの通信異常検出には色々な方式があるが、ここでは、サブCPU11とメインCPU21間において所定時間間隔でメインCPU21からコマンドを送出し、サブCPU11がそれに対する応答を出す構成とし、メインCPU21はコマンド送出後、所定時間以内にサブCPU11からの応答がない場合に再度コマンドを送出し、それを所定回数繰り返し応答が帰ってこなかった場合に異常と判断する。
商用電源である主電源の状態を示す主電源LED112には電源ユニット(直流電源)6から+5VEが直接送られ、図示しない電流制限抵抗により点灯電流を適正化して点灯させている。
また、図1において、リセットIC(集積回路)12は主電源投入時などにサブCPU11を初期化するためのリセット信号を生成する。
図2は操作パネルの平面図である。
この図2に示す操作パネル9上には、通常の操作に用いる操作キーである、電源キー101、コピースタートキー102、クリア/ストップキー103、テンキー104、割り込みコピーキー105、予熱モードキー106、プログラムキー107、アプリケーション切換キー108、アラート表示部109、初期設定モードキー110、LCD・タッチパネル111、主電源LED112などがある。前記アラート表示部109は用紙ジャムやトナーエンドなどの警告表示を行う。また、主電源LED112は、機器のメインスイッチ(例えばロッカースイッチ)が投入されている間点灯するLED(表示素子の一種)である。
図3は電源ユニットの概略構成を示した図である。
図3において、商用電源からの交流電源はメインスイッチ61をオン状態にすることにより初段の整流回路62へ送られる。その後、第1のコンバータ63aおよび第2のコンバータ63bにより電圧を変換し、さらに、後段の整流回路64a、64bにより再度整流して、所望の直流電圧を得る。省電力移行信号は、機器を省電力モードにする際にアクティブとなる信号であり、ここではこの信号をアクティブにすると、+24Vを生成する第2のコンバータ63bを停止させ、さらに+5Vを出力するFETスイッチ65をオフ状態にする。つまり、省電力モードにおいては機器に対して+5VEを出力するのみとなる。なお、前記した主電源LED112はこの+5VE電源により点灯させている。
以下、本発明の実施形態について説明する。
この図2に示す操作パネル9上には、通常の操作に用いる操作キーである、電源キー101、コピースタートキー102、クリア/ストップキー103、テンキー104、割り込みコピーキー105、予熱モードキー106、プログラムキー107、アプリケーション切換キー108、アラート表示部109、初期設定モードキー110、LCD・タッチパネル111、主電源LED112などがある。前記アラート表示部109は用紙ジャムやトナーエンドなどの警告表示を行う。また、主電源LED112は、機器のメインスイッチ(例えばロッカースイッチ)が投入されている間点灯するLED(表示素子の一種)である。
図3は電源ユニットの概略構成を示した図である。
図3において、商用電源からの交流電源はメインスイッチ61をオン状態にすることにより初段の整流回路62へ送られる。その後、第1のコンバータ63aおよび第2のコンバータ63bにより電圧を変換し、さらに、後段の整流回路64a、64bにより再度整流して、所望の直流電圧を得る。省電力移行信号は、機器を省電力モードにする際にアクティブとなる信号であり、ここではこの信号をアクティブにすると、+24Vを生成する第2のコンバータ63bを停止させ、さらに+5Vを出力するFETスイッチ65をオフ状態にする。つまり、省電力モードにおいては機器に対して+5VEを出力するのみとなる。なお、前記した主電源LED112はこの+5VE電源により点灯させている。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図4は第1の実施形態としての複写機制御系の構成を示したブロック図である。基本構成は図1と同様であるが、シリアル通信ラインのほかの信号線として、操作部1との通信に異常が発生した場合にサブCPU11をリセットするためのリセット信号がない。代りに、コントローラ2に+5VEを供給/遮断するスイッチ回路(スイッチ手段)22、操作制御部10に、その電源レベルを監視し、サブCPU11にリセット信号を供給する電圧監視手段としてリセットIC(集積回路)13が付加されている。なお、この場合は電圧状態表示手段が主電源LED112により実現されている。
このように第1の実施形態では、メインCPU21は、操作部1内のサブCPU11との通信異常を検出すると、+5VEの供給/遮断を行うスイッチ回路22に対して、そのスイッチを遮断状態にする信号を汎用ポートから所定時間出力する。これにより、スイッチ回路22はその時間だけ+5VEの供給を遮断し、そのため+5VEの電位はGNDレベルに低下する。その結果、操作制御部10でこの電圧を監視しているリセットIC13がリセット信号を出力し、これにより、サブCPU11は初期化を実行し、再起動する。
一方、メインCPU21は、サブCPU11の再起動までの時間が経過した後、サブCPU11に対してコマンドを送出し、サブCPU11との通信を再開する。
この部分の具体例を図5に示す。図5において、スイッチ回路22はスイッチ素子としてPNPトランジスタを用いて構成している。そのため、この場合はメインCPU21のポートをLowレベルにすることによりトランジスタがオン状態になり、+5VEが操作部側に供給される。操作部側は、通常、電源ユニット6からの+5VE電源により主電源LED112を点灯させると共に、リセットIC13で+5VE電源の電圧を監視している。こうして、スイッチ回路22により+5VEが遮断され、+5VEが再度供給された時点から、リセットIC13により決定される所定時間、リセット出力がサブCPU11へ出力される。なお、サブCPU11にはそれを動作させるための+5Vも供給されており、その電源はリセットIC12により設定された所定時間監視している。サブCPU11には、それぞれのリセットICの出力がORで与えられている。
図4は第1の実施形態としての複写機制御系の構成を示したブロック図である。基本構成は図1と同様であるが、シリアル通信ラインのほかの信号線として、操作部1との通信に異常が発生した場合にサブCPU11をリセットするためのリセット信号がない。代りに、コントローラ2に+5VEを供給/遮断するスイッチ回路(スイッチ手段)22、操作制御部10に、その電源レベルを監視し、サブCPU11にリセット信号を供給する電圧監視手段としてリセットIC(集積回路)13が付加されている。なお、この場合は電圧状態表示手段が主電源LED112により実現されている。
このように第1の実施形態では、メインCPU21は、操作部1内のサブCPU11との通信異常を検出すると、+5VEの供給/遮断を行うスイッチ回路22に対して、そのスイッチを遮断状態にする信号を汎用ポートから所定時間出力する。これにより、スイッチ回路22はその時間だけ+5VEの供給を遮断し、そのため+5VEの電位はGNDレベルに低下する。その結果、操作制御部10でこの電圧を監視しているリセットIC13がリセット信号を出力し、これにより、サブCPU11は初期化を実行し、再起動する。
一方、メインCPU21は、サブCPU11の再起動までの時間が経過した後、サブCPU11に対してコマンドを送出し、サブCPU11との通信を再開する。
この部分の具体例を図5に示す。図5において、スイッチ回路22はスイッチ素子としてPNPトランジスタを用いて構成している。そのため、この場合はメインCPU21のポートをLowレベルにすることによりトランジスタがオン状態になり、+5VEが操作部側に供給される。操作部側は、通常、電源ユニット6からの+5VE電源により主電源LED112を点灯させると共に、リセットIC13で+5VE電源の電圧を監視している。こうして、スイッチ回路22により+5VEが遮断され、+5VEが再度供給された時点から、リセットIC13により決定される所定時間、リセット出力がサブCPU11へ出力される。なお、サブCPU11にはそれを動作させるための+5Vも供給されており、その電源はリセットIC12により設定された所定時間監視している。サブCPU11には、それぞれのリセットICの出力がORで与えられている。
図示していないが、操作制御部10はサブCPU11が用いるワークメモリも備えており、このワークメモリへは+5Vを供給する。これにより、リセットIC13がサブCPU11をリセットする際にはワークメモリのデータは保存され、したがって、サブCPU11は短時間で再起動できる。それに対して、省電力モード時にはワークメモリのデータが失われるので、省電力モードから抜ける際の再起動に時間がかかる。しかし、その際はパワー系の復帰にも時間がかかるので問題ない。
スイッチ素子であるトランジスタのベースは抵抗によりプルダウンされているが、これはメインCPU21のリセット期間中などにポートがハイ・インピーダンスで不確定な状態でも+5VEを操作部1へ供給するようにするためのものである。これにより、+5VEはメインCPU21の立ち上がりに無関係に供給を開始されるので、コントローラ側の初期化時間と操作部側の初期化時間が足し合わされることなく起動が可能となり、したがって、スイッチ回路22を付加しても立上げ時間が長くなることはない。このときのタイムチャートは図7に示すようになる。
従って、第1の実施形態によれば、操作部に供給されている省電力モード時でも遮断されない電源の電圧を制御することにより人手を必要とせずに異常時の初期化を行うことができる。また、電源ラインはインピーダンスが低いので、ノイズの影響を受けにくく、したがって、ノイズにより初期化が行われてしまうという誤動作もないし、電源ラインはもともと必要なものであるからスイッチ回路などのコストアップ分があっても総合的にはリセット信号線を用いるより安価に実現できる。
スイッチ素子であるトランジスタのベースは抵抗によりプルダウンされているが、これはメインCPU21のリセット期間中などにポートがハイ・インピーダンスで不確定な状態でも+5VEを操作部1へ供給するようにするためのものである。これにより、+5VEはメインCPU21の立ち上がりに無関係に供給を開始されるので、コントローラ側の初期化時間と操作部側の初期化時間が足し合わされることなく起動が可能となり、したがって、スイッチ回路22を付加しても立上げ時間が長くなることはない。このときのタイムチャートは図7に示すようになる。
従って、第1の実施形態によれば、操作部に供給されている省電力モード時でも遮断されない電源の電圧を制御することにより人手を必要とせずに異常時の初期化を行うことができる。また、電源ラインはインピーダンスが低いので、ノイズの影響を受けにくく、したがって、ノイズにより初期化が行われてしまうという誤動作もないし、電源ラインはもともと必要なものであるからスイッチ回路などのコストアップ分があっても総合的にはリセット信号線を用いるより安価に実現できる。
〔第2の実施形態〕
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施形態では、前述した異常時にリセット信号を発生させるためのスイッチ回路(スイッチ手段)をエンジン制御部側に設けるようにしたものである。
図6は、第2の実施形態としての複写機制御系の要部を示した図である。
このような構成で、メインCPU21は、通信異常を検出すると、エンジン制御部3a内のサブCPU31に対して操作部リセットコマンドを送出する。これにより、サブCPU31はHighレベルの信号を汎用ポートから所定時間出力してスイッチ回路32のトランジスタを所定時間だけオフ状態にする。その後の動作は実施例1と同様であるので説明を省略する。
この第2の実施形態でも、スイッチ回路32のトランジスタのベースはプルダウンされており、メインCPU21およびサブCPU31がリセット期間中でも+5VEの供給が可能となっているので、立上げ時間に影響を及ぼさない。このときのタイムチャートは図8に示すようになる。
コントローラ2はパーソナルコンピュータとの通信や画像処理の一部など機器の構成に左右されない機能を担っていることが多いので、複写機やプリンタなど構成の異なる複数の機種間で共通にしたいが、この第2の実施形態ではコントローラ2にスイッチ回路が付加されないので、それが可能となる。プリンタの操作部はUARTなどでコントローラに接続されることもあり、その場合、スイッチ回路は不要であるので、スイッチ回路の付加されたコントローラでは余分なコストとなってしまうのである。エンジン制御部は機器の構成により専用設計されることが多いので、スイッチ回路をエンジン制御部に移すことにより、コントローラの汎用性をより高めることが可能になるのである。
このように、本実施形態の初期化技術はスイッチ回路の設置場所についても制約が少ない。
また、前記した各実施形態では、メインCPUと通信を行う再初期化対象のサブCPUは操作部内に設けるようにしているが、必ずしも操作部に設ける必要はない。例えばエンジン制御部内でもよいし、外部との通信を制御する通信制御部内などであってもよい。
また、本実施形態では、省電力制御を行っていない+5VE電源(第2の電源)の遮断状態を監視して遮断状態になったときにリセット信号を生成したが、操作部など特定部分に省電力制御を行っている+5V電源(第1の電源)しか供給されていない場合、+5V電源の供給制御を行えるようにして、その電圧が下がったときにリセット信号を生成してもよい。
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施形態では、前述した異常時にリセット信号を発生させるためのスイッチ回路(スイッチ手段)をエンジン制御部側に設けるようにしたものである。
図6は、第2の実施形態としての複写機制御系の要部を示した図である。
このような構成で、メインCPU21は、通信異常を検出すると、エンジン制御部3a内のサブCPU31に対して操作部リセットコマンドを送出する。これにより、サブCPU31はHighレベルの信号を汎用ポートから所定時間出力してスイッチ回路32のトランジスタを所定時間だけオフ状態にする。その後の動作は実施例1と同様であるので説明を省略する。
この第2の実施形態でも、スイッチ回路32のトランジスタのベースはプルダウンされており、メインCPU21およびサブCPU31がリセット期間中でも+5VEの供給が可能となっているので、立上げ時間に影響を及ぼさない。このときのタイムチャートは図8に示すようになる。
コントローラ2はパーソナルコンピュータとの通信や画像処理の一部など機器の構成に左右されない機能を担っていることが多いので、複写機やプリンタなど構成の異なる複数の機種間で共通にしたいが、この第2の実施形態ではコントローラ2にスイッチ回路が付加されないので、それが可能となる。プリンタの操作部はUARTなどでコントローラに接続されることもあり、その場合、スイッチ回路は不要であるので、スイッチ回路の付加されたコントローラでは余分なコストとなってしまうのである。エンジン制御部は機器の構成により専用設計されることが多いので、スイッチ回路をエンジン制御部に移すことにより、コントローラの汎用性をより高めることが可能になるのである。
このように、本実施形態の初期化技術はスイッチ回路の設置場所についても制約が少ない。
また、前記した各実施形態では、メインCPUと通信を行う再初期化対象のサブCPUは操作部内に設けるようにしているが、必ずしも操作部に設ける必要はない。例えばエンジン制御部内でもよいし、外部との通信を制御する通信制御部内などであってもよい。
また、本実施形態では、省電力制御を行っていない+5VE電源(第2の電源)の遮断状態を監視して遮断状態になったときにリセット信号を生成したが、操作部など特定部分に省電力制御を行っている+5V電源(第1の電源)しか供給されていない場合、+5V電源の供給制御を行えるようにして、その電圧が下がったときにリセット信号を生成してもよい。
1 操作部、2 コントローラ、3 エンジン制御部、6 電源ユニット、9 操作パネル、10 操作制御部、11 サブCPU、13 リセットIC、21 メインCPU、22 スイッチ回路、31 サブCPU、32 スイッチ回路、65 FETスイッチ、112 主電源LED
Claims (11)
- 機器内の主たる制御を行うメイン制御部と、該メイン制御部と通信しながら機器内の特定部分の制御を行うサブ制御部と、前記機器内の特定部分の電圧レベルを監視し、該電圧レベルが所定値以下になると前記サブ制御部にリセット信号を出力する電圧監視手段と、を備え、前記メイン制御部は、前記サブ制御部との通信異常を検知したとき、前記機器内の特定部分へ供給されている直流電源の電圧レベルを一時的に低くするか電力供給を遮断する電力制御を行い、前記サブ制御部は前記電圧監視手段からリセット信号を受信したときに初期化処理を実行することを特徴とする情報機器。
- 請求項1記載の情報機器において、前記機器内の特定部分がキー入力制御または表示制御を行う制御手段を含む操作部であることを特徴とする情報機器。
- 請求項1または請求項2記載の情報機器において、前記メイン制御部は、前記サブ制御部との通信が所定時間以上不成立となった場合に所定時間だけ前記電力制御を行うことを特徴とする情報機器。
- 請求項3記載の情報機器において、前記通信が所定時間以上不成立となった場合に前記メイン制御部から出力される制御信号に基づいて、前記機器内の特定部分へ供給されている前記直流電源を所定時間遮断するスイッチ手段を備えたことを特徴とする情報機器。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の情報機器において、主電源の供給・遮断を行う主電源スイッチを供給状態にして主電源を投入した直後の前記メイン制御部のリセット状態においても前記直流電源を前記機器内の特定部分へ供給するようにしたことを特徴とする情報機器。
- 請求項1または請求項2記載の情報機器において、前記スイッチ手段を前記メイン制御部が搭載されたボードとは異なるボード内に設け、そのボード内に設けられている前記サブ制御部とは異なる他のサブ制御部が前記メイン制御部からの制御信号に基づいて、前記スイッチ手段の制御を行うようにしたことを特徴とする情報機器。
- 請求項6記載の情報機器において、前記他のサブ制御部がリセット状態においても前記直流電源を前記機器内の特定部分へ供給するようにしたことを特徴とする情報機器。
- 請求項1または請求項2記載の情報機器において、待機モードに入ってから所定時間経過後に省電力モードへ移行するか、電源キー押下により省電力モードへ移行する省電力制御を行う構成であり、前記機器内の特定部分へ省電力制御を行っている第1の直流電源と省電力制御を行っていない第2の直流電源とが供給されているとき、前記電力制御を前記第2の直流電源に対して行うことを特徴とする情報機器。
- 請求項8記載の情報機器において、前記機器内の特定部分が操作部であり、その操作部内に前記主電源の状態を示す電源状態表示手段を備えている場合、その電源状態表示手段へは前記第2の直流電源から電力を供給することを特徴とする情報機器。
- 請求項8記載の情報機器において、前記機器内の特定部分内のサブ制御部および/またはワークメモリへは前記第1の直流電源から電力を供給することを特徴とする情報機器。
- 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の情報機器において、前記メイン制御部とサブ制御部とはシリアル通信インタフェースで接続されていることを特徴とする情報機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004366855A JP2006174307A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 情報機器 |
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JP2004366855A JP2006174307A (ja) | 2004-12-17 | 2004-12-17 | 情報機器 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-12-17 JP JP2004366855A patent/JP2006174307A/ja active Pending
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