JP2006172598A - 光ディスク処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク処理装置において、光の集光位置を光ディスクの記録トラック上に追従させるサーボ制御のサーボゲイン調整を安定化することができる。
【解決手段】サーボゲイン調整部19は、周波数の異なる数種類の外乱信号を生成して、それら数種類の外乱信号を順次サーボループ系に入力する外乱信号入力部71と、サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に、サーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定するゲイン特性測定部72と、外乱信号入力部71から入力される数種類の外乱信号に応じてゲイン特性測定部72にて測定される数種類のサーボゲイン特性のずれの平均値を算出するゲイン特性平均値算出部73と、ゲイン特性平均値算出部73にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、サーボループ系のサーボゲインの調整量を決定するゲイン調整量決定部74とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばCDやDVD等の光ディスクに対して、情報の記録及び/又は再生を行う光ディスク処理装置に関するものである。
従来より、光ディスク処理装置は、スピンドルモータにより光ディスクを回転させながら、発光素子から対物レンズを介して光ディスクに光を照射して、光ディスクからの反射光を対物レンズを介して受光素子で受光し、その受光素子から出力される信号を基に光ディスクに記録されている情報を読取るようになっている。また、情報を読取るときには、サーボ制御部にて、受光素子から出力される信号を基にアクチュエータを駆動して対物レンズを変位させて、光ディスクに照射される光の集光位置が光ディスクの記録トラック上を追従するようにサーボ制御するようになっている。
このような光ディスク処理装置では、サーボ制御が安定して行われるように、サーボゲイン調整を行っている。サーボゲイン調整とは、対物レンズ、アクチュエータ、受光素子、及びサーボ制御部から成るサーボループ系のオープンループ特性が目標のカットオフ周波数で0dbとなるように、サーボ制御部のゲインを上げ下げし、カットオフ周波数を設計値に合わせる調整のことである。
従来の光ディスク処理装置では、ある1種類の周波数の外乱信号をサーボループ系に与え、サーボループ系を一巡してきた外乱信号を検波することによりサーボゲイン特性のずれを測定し、そのサーボゲイン特性のずれを基にサーボゲインの調整量を決定している。図3(a)に示すように、アクチュエータのゲイン特性が目標のカットオフ周波数で0dbになっておらず所定のゲインΔG(ゲインずれ値)を持っている場合、アクチュエータの周波数特性に共振点が無ければ、外乱周波数でのゲインG1と目標カットオフ周波数でのゲインG0との差であるゲインG2は、常に一定値となる。従って、アクチュエータのゲイン特性の傾きと、外乱周波数、目標周波数がわかれば、ゲインG2は、計算で求めることができる。ゲインずれ値ΔGは、「ゲインG1−ゲインG2」で計算できる。求めたゲインずれ値ΔGをキャンセルすれば、目標カットオフ周波数で0dbとなる。ゲインG1は、実際に外乱をサーボループ系に与えて、サーボループ系を一巡してきた外乱信号を検波することにより求めている。
また、トラッキングサーボとフォーカスサーボのゲインを補正するために、カットオフ周波数と同じ周波数の正弦波を外乱として入力し、その前後の信号をフーリエ変換してカットオフ周波数でのゲイン補正値を求めるようにした光ディスク処理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、周波数が同一で振幅の異なる正弦波を複数種類用意し、偏芯、面振れ等の外乱量を検知して、その信号から信号パターンを選択してループに注入し、ループを一巡した信号との位相差よりゲインを求めるようにした光ディスク処理装置が知られている(例えば特許文献2参照)。また、サーボループのサンプリング周期のn倍の周波数を持つ正弦波を外乱として注入し、一巡信号のn番目毎の信号を平均化してその最大値と最小値との差を振幅としてゲインを調整するようにした光ディスク処理装置が知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平6−111346号公報 特開2001−167460号公報 特開2004−47011号公報
ところが、上述した従来の光ディスク処理装置においては、ある1種類の周波数の外乱信号をサーボループ系に与えてサーボゲインの調整量を決定しているため、図3(b)に示すように、アクチュエータの周波数特性に外乱信号の周波数と同じ周波数で共振点があると、外乱信号を与えて得たゲインは、ゲインG1ではなく、ゲインG3となる。その結果、算出されるゲインずれ値ΔGは、「ゲインG1−ゲインG2」ではなく、「ゲインG3−ゲインG2」となり、サーボゲインの調整ずれを生じてしまう。このように、従来の光ディスク処理装置においては、ある1種類の周波数の外乱信号を用いてサーボゲインの調整量を決定しているため、アクチュエータの周波数特性の乱れに対して、サーボゲインの自動調整ミスが発生していた。なお、上述した特許文献1乃至特許文献3に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、サーボゲイン調整を安定化することができる光ディスク処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光ディスクに対して情報の記録及び/又は読取りを行うための光を出射する発光素子と、発光素子から出射された光を光ディスク上に集光照射するための対物レンズと、対物レンズを変位させるアクチュエータと、対物を介して光ディスクに照射されて光ディスクで反射された光を受光して電気信号に変換出力する受光素子と、受光素子から出力される信号を基にアクチュエータの駆動信号を生成し、該駆動信号でアクチュエータを駆動して対物レンズを変位させて、光ディスクに照射される光の集光位置が光ディスクの記録トラック上を追従するようにサーボ制御するサーボ制御手段と、対物レンズ、アクチュエータ、受光素子、及びサーボ制御部から成るサーボループ系に外乱信号を与えて、該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に該サーボループ系のサーボゲインを調整するサーボゲイン調整手段とを備えた光ディスク処理装置において、サーボゲイン調整手段は、周波数の異なる2種類から10種類程度の数種類の外乱信号を生成して、それら数種類の外乱信号を順次サーボループ系に入力する外乱信号入力手段と、外乱信号入力手段にてサーボループ系に入力されて該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に、サーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定するゲイン特性測定手段と、外乱信号入力手段から入力される数種類の外乱信号に応じてゲイン特性測定手段にて測定される数種類のサーボゲイン特性のずれの平均値を算出するゲイン特性平均値算出手段と、ゲイン特性平均値算出手段にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、サーボループ系のサーボゲインの調整量を決定するゲイン調整量決定手段とを備えるものである。
請求項2の発明は、光ディスクに対して情報の記録及び/又は読取りを行うための光を出射する発光素子と、発光素子から出射された光を光ディスク上に集光照射するための対物レンズと、対物レンズを変位させるアクチュエータと、対物を介して光ディスクに照射されて光ディスクで反射された光を受光して電気信号に変換出力する受光素子と、受光素子から出力される信号を基にアクチュエータの駆動信号を生成し、該駆動信号でアクチュエータを駆動して対物レンズを変位させて、光ディスクに照射される光の集光位置が光ディスクの記録トラック上を追従するようにサーボ制御するサーボ制御手段と、対物レンズ、アクチュエータ、受光素子、及びサーボ制御部から成るサーボループ系に外乱信号を与えて、該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に該サーボループ系のサーボゲインを調整するサーボゲイン調整手段とを備えた光ディスク処理装置において、サーボゲイン調整手段は、周波数の異なる複数の外乱信号をサーボループ系に入力し、該サーボループ系を一巡してきた複数の外乱信号を基に、該サーボループ系のサーボゲインを調整するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ディスク処理装置において、サーボゲイン調整手段は、サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に、該サーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定するゲイン特性測定手段と、複数の外乱信号に応じてゲイン特性測定手段にて測定される複数のサーボゲイン特性のずれの平均値を算出するゲイン特性平均値算出手段とをさらに備え、ゲイン特性平均値算出手段にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、サーボループ系のサーボゲインを調整するものである。
請求項1の発明によれば、周波数の異なる複数の外乱信号を用いてサーボゲインが調整されるため、アクチュエータの周波数特性が1つの外乱信号の周波数と同じ周波数で共振点を持っていたとしても、サーボゲインが不必要に高く(又は低く)調整されてしまうことがなく、サーボゲインが適切に調整される。従って、サーボゲイン調整を安定化することができ、各種性能を高性能に発揮することができる。しかも、周波数の異なる複数の外乱信号を用いて測定されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基にサーボゲインが調整されるため、サーボゲインがより適切に調整され、サーボゲイン調整をより安定化することができる。また、2種類から10種類程度の数種類の外乱信号を用いてサーボゲインが調整されるため、サーボゲインの調整に多くの時間を要することがなく、これにより、例えば光ディスクから情報の読取を開始するときにサーボゲイン調整を行う場合には、光ディスクから情報の読取を開始して出画、出音するまでの時間が遅れることがない。
請求項2の発明によれば、周波数の異なる複数の外乱信号を用いてサーボゲインが調整されるため、アクチュエータの周波数特性が1つの外乱信号の周波数と同じ周波数で共振点を持っていたとしても、サーボゲインが不必要に高く(又は低く)調整されてしまうことがなく、サーボゲインが適切に調整される。従って、サーボゲイン調整を安定化することができ、各種性能を高性能に発揮することができる。
請求項3の発明によれば、周波数の異なる複数の外乱信号を用いて測定されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基にサーボゲインが調整されるため、サーボゲインがより適切に調整され、サーボゲイン調整をより安定化することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態による光ディスク処理装置について図面を参照して説明する。図1は、光ディスク処理装置の構成を示す。光ディスク処理装置1は、例えばCDやDVD等の同心円状又は渦巻状に記録トラックが形成された光ディスク2に対して、例えば映像や音楽、文書等の情報を記録及び/又は再生する装置である。
光ディスク処理装置1は、光ディスク処理装置1を制御するためのCPU等からなる制御部11と、ディスク挿入検知部12と、スピンドルモータ13と、移動モータ14と、光ヘッド15と、レーザ駆動部16と、RF信号処理部17と、サーボ制御部18と、サーボゲイン調整部19とを備える。また、光ディスク処理装置1は、放送信号受信部20と、受信信号処理部21と、信号入力部22と、符号化処理部23と、復号処理部24と、信号出力部25と、OSD処理部26と、メモリ27と、リモコン28と、リモコン受信部29と、表示部30と、ROM31とを備える。
ディスク挿入検知部12は、光ディスク2がディスク挿入部(不図示)から挿入されたことを検出し、その信号を制御部11へ入力する。ディスク挿入部に挿入された光ディスク2は、スピンドルモータ13に装着される。スピンドルモータ13は、制御部11による制御のもと、回転駆動され、装着された光ディスク2を回転させる。移動モータ14は、リニアモータから成り、制御部11による制御のもと、光ヘッド15を光ディスク2上でその半径方向に移動させる。
光ヘッド15は、スピンドルモータ13に装着された光ディスク2に光を照射することにより、光ディスク2にピットを形成して情報を記録し、また、光ディスク2に光を照射して反射光を受光することにより、光ディスク2に形成されているピットを検出して情報を読取るものである。光ヘッド15は、発光素子である半導体レーザ51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ53、対物レンズ54、集光レンズ55、受光素子56、対物レンズ54を変位させるアクチュエータであるフォーカシングコイル57及びトラッキングコイル58を備えている。
半導体レーザ51は、レーザ駆動部16により駆動されて、光ディスク2に対して情報の記録/読取りを行うための光を出射する。半導体レーザ51から出射された光は、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ53、及び対物レンズ54を介して光ディスク2上に集光照射される。また、光ディスク2で反射された光は、対物レンズ54、ビームスプリッタ53、集光レンズ55を介して、受光素子56上に集光される。
対物レンズ54は、レンズホルダ54aに保持されており、サーボ制御部18による制御のもと、フォーカシングコイル57の磁気作用により、スピンドルモータ13に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に移動し、トラッキングコイル58の磁気作用により、光ディスク2の半径方向(光ディスク2の情報記録面と平行に光ディスク2の記録トラックと垂直な方向)に変位される。この対物レンズ54の移動により、半導体レーザ51から出射されて光ディスク2上に集光照射される光の集光点の位置及び集光スポット径が調整される。
受光素子56は、光ディスク2で反射された光を対物レンズ54、ビームスプリッタ53、集光レンズ55を介して受光する。受光素子56は、受光面が複数の領域に分割されており、受光面毎に受光強度に応じた電気信号を出力する。
このような構成の光ヘッド15は、半導体レーザ51から出射される光を光ディスク2に照射して、光ディスク2の記録層を変質させることにより、光ディスク2にピットを形成する。また、光ヘッド15は、半導体レーザ51から出射される光を光ディスク2に照射して、受光素子56が光ディスク2からの反射光を受光することにより、光ディスク2の記録層に形成されているピットを検出する。ピットを検出する際には、光ディスク2の記録層が変質しないように、半導体レーザ51から出射する光の強度が弱められる。
レーザ駆動部16は、制御部11による制御のもと、半導体レーザ51の発光タイミングや発光強度を制御する。RF信号処理部17は、受光素子56からの出力信号に基づいて、ピットの有無に応じて強度が変化するRF信号(反射強度信号)を生成し、そのRF信号を制御部11に出力する。
サーボ制御部18は、受光素子56からの出力信号に基づいて、フォーカシングコイル57及びトラッキングコイル58の駆動信号を生成して、その駆動信号でフォーカシングコイル57及びトラッキングコイル58を駆動し、これにより、対物レンズ54を移動させて、光ディスク2上に照射される半導体レーザ51からの光の集光点の位置が光ディスク2の記録トラック上を追従するようにサーボ制御する。
サーボゲイン調整部19は、制御部11による制御のもと、対物レンズ54、受光素子56、サーボ制御部18、フォーカシングコイル57及びトラッキングコイル58から成るサーボループ系に外乱信号を与えて、該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に、サーボ制御部18のゲイン(すなわちサーボループ系のサーボゲイン)を調整する。
放送信号受信部20は、制御部11による制御のもと、受信周波数が放送局から配信されるテレビ放送信号の周波数に同調されることにより、アンテナ20aを介してテレビ放送信号を受信する。受信信号処理部21は、制御部11による制御のもと、放送信号受信部20で受信したテレビ放送信号を復調処理して映像・音声信号を生成する。信号入力部22には、制御部11による制御のもと、信号入力端子21aを介してビデオカメラやデジタルカメラ、パソコン等の外部機器から映像や音声、文書等の情報を表す各種信号が入力される。
符号化処理部23は、制御部11による制御のもと、受信信号処理部21にて生成された映像・音声信号及び信号入力部22から入力された信号を符号データとして光ディスク2に記録するために、それらの信号を所定の形式に符号化する。復号処理部24は、制御部11による制御のもと、光ディスク2から読取った符号データを復号する。
信号出力部25は、制御部11による制御のもと、受信信号処理部21にて生成された映像・音声信号、信号入力部22から入力された信号、及び復号処理部24にて復号された信号を信号出力端子25aを介してディスプレイやスピーカ、パソコン等の外部機器に出力する。OSD処理部26は、制御部11による制御のもと、オンスクリーン画像をディスプレイに表示するためのオンスクリーン画像信号を、受信信号処理部21にて生成された映像信号、信号入力部22から入力された信号、及び復号処理部24にて復号された信号に重畳する。
メモリ27は、制御部11による制御のもと、光ディスク2に記録する符号データ、及び光ディスク2から読取った符号データ等を一時的に保存する。また、メモリ27は、オンスクリーン画像を生成するためのグラフィックスデータ等を記憶している。
リモコン28は、テレビ放送信号の受信チャンネルの選択、光ディスク2への映像や音楽、文書等の情報の記録、光ディスク2に記録されている情報の再生等、光ディスク処理装置1の各種動作を指示するためにユーザにより操作されるものである。リモコン28は、光ディスク処理装置1の各種動作を指示するためにユーザに操作される各種操作キー(何れも不図示)を備えており、各種操作キーが操作されることにより、その操作に対応付けられた赤外線コード信号を送出する。
リモコン受信部29は、リモコン28から送出される赤外線信号を受信して電気信号に変換し、リモコン28の操作に対応する信号を制御部11へ出力する。表示部30は、光ディスク処理装置1本体のフロントパネルに設けられ、リモコン28により操作された内容や光ディスク処理装置1の動作状況等を表示する。ROM31は、制御部11の動作プログラムを格納している。
制御部11は、リモコン受信部29からの出力信号を基にリモコン28の操作内容を判断し、リモコン28の操作に応じて、テレビ放送信号の受信動作、光ディスク2への映像や音楽、文書等の情報の記録動作、光ディスク2に記録されている情報の再生動作、等を制御する。
光ディスク2への情報の記録は、受信信号処理部21にて生成された映像・音声信号又は信号入力部22から入力された信号を符号化処理部23にて符号化し、光ヘッド15により、その符号データに対応する長さ及び配列で光ディスク2にピットを形成して、その符号データを光ディスク2に記録することにより行われる。
光ディスク2に記録されている情報の再生は、光ヘッド15により光ディスク2に形成されているピットを検出し、それによりRF信号処理部17から出力されるRF信号を基に制御部11にてピットの長さや配列を判別して符号データを読取り、その符号データを復号処理部24にて復号し、その復号した信号を信号出力部25から出力することにより行われる。
光ディスク2には、記録トラックが所定ピッチで同心円状又は渦巻状に形成されている。記録トラックは、多数のセクタの配列により構成されており、各セクタには、各セクタを識別するアドレスがピットにより予め記録されている。
光ヘッド15による光ディスク2へのピットの形成(すなわち符号データの記録)は、スピンドルモータ13により光ディスク2を回転させながら、光ヘッド15により光ディスク2に光を照射することにより行われる。また、光ヘッド15による光ディスク2のピットの検出(すなわち符号データの読取)は、スピンドルモータ13により光ディスク2を回転させながら、光ヘッド15により光ディスク2に光を照射して光ディスク2からの反射光を受光することにより行われる。
制御部11は、スピンドルモータ13の回転、及び光ヘッド15による光の照射を制御して、光ディスク2に対する符号データの記録/読取動作を制御し、光ディスク2の各セクタのアドレスを読取ってセクタを識別し、セクタ単位で符号データの記録/読取を行う。
図2は、上記サーボ制御部18及びサーボゲイン調整部19の構成を示す。サーボ制御部18は、誤差信号生成部61と、フォーカシングサーボフィルタ62と、トラッキングサーボフィルタ63とを備え、サーボゲイン調整部19は、外乱信号入力部71と、ゲイン特性測定部72と、ゲイン特性平均値算出部73と、ゲイン調整量決定部74とを備える。
誤差信号生成部61は、受光素子56からの出力信号に基づいて、フォーカシングエラー信号F及びトラッキングエラー信号Tを生成する。フォーカシングエラー信号Fは、対物レンズ54を介して光ディスク2に光を集光照射したときの、光ディスク2の情報記録面から情報記録面と垂直な方向への集光点のずれ量に対応する信号である。また、トラッキングエラー信号Tは、対物レンズ54を介して光ディスク2に光を集光照射したときの、光ディスク2の記録トラックから半径方向への集光点のずれ量に対応する信号である。
フォーカシングサーボフィルタ62は、誤差信号生成部61にて生成されたフォーカシングエラー信号Fに基づいて、フォーカシングコイル57を駆動するための駆動信号であるフォーカシングドライブ信号Fを生成する。フォーカシングドライブ信号Fは、フォーカシングコイル57を駆動して、対物レンズ54を光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に移動させるための信号である。フォーカシングサーボフィルタ62は、誤差信号生成部61にて生成されたフォーカシングエラー信号Fを打ち消すように(すなわち光ディスク2の情報記録面と垂直な方向への集光点のずれ量を打ち消すように)、フォーカシングドライブ信号Fを生成する。
トラッキングサーボフィルタ63は、誤差信号生成部61にて生成されたトラッキングエラー信号Tに基づいて、トラッキングコイル58を駆動するための駆動信号であるトラッキングドライブ信号Tを生成する。トラッキングドライブ信号Tは、トラッキングコイル58を駆動して、対物レンズ54を光ディスク2の半径方向に移動させるための信号である。トラッキングサーボフィルタ63は、誤差信号生成部61にて生成されたトラッキングエラー信号Tを打ち消すように(すなわち光ディスク2の半径方向への集光点のずれ量を打ち消すように)、トラッキングドライブ信号Tを生成する。
サーボ制御部18は、このような構成により、フォーカシングドライブ信号F及びトラッキングドライブ信号Tを生成し、それらフォーカシングドライブ信号F及びトラッキングドライブ信号Tでフォーカシングコイル57及びトラッキングコイル58を駆動して対物レンズ54を移動させて、光ディスク2上に照射される光の集光点が光ディスク2の記録トラック上を追従するようにサーボ制御する。
外乱信号入力部71は、外乱信号を加算器81を介してフォーカシングドライブ信号Fに加算することにより、対物レンズ54、受光素子56、フォーカシングコイル57、及びフォーカシングサーボフィルタ62から成るフォーカシングサーボループ系に外乱信号を入力する。また、外乱信号入力部71は、外乱信号を加算器82を介してトラッキングドライブ信号Tに加算することにより、受光素子56、トラッキンググコイル58、及びトラッキングサーボフィルタ63から成るトラッキングサーボループ系に外乱信号を入力する。外乱信号入力部71は、周波数の異なる例えば2種類から10種類程度の複数種類の外乱信号を生成し得るようになっており、制御部11による制御のもと、それら複数種類の外乱信号を生成して、順次、フォーカシングサーボループ系及びトラッキングサーボループ系の各々に入力する。
ゲイン特性測定部72は、外乱信号入力部71にてフォーカシングサーボループ系に入力されてフォーカシングサーボループ系を一巡してきた外乱信号を検波して、フォーカシングサーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定し、また、外乱信号入力部71にてトラッキングサーボループ系に入力されてトラッキングサーボループ系を一巡してきた外乱信号を各々検波して、トラッキングサーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定する。
ゲイン特性平均値算出部73は、フォーカシングサーボループ系及びトラッキングサーボループ系の各々において、外乱信号入力部71から入力される複数種類の外乱信号に応じてゲイン特性測定部72にて測定される複数類のサーボゲイン特性のずれの平均値を算出する。
ゲイン調整量決定部74は、フォーカシングサーボループ系についてゲイン特性平均値算出部73にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、フォーカシングサーボループ系のサーボゲインの調整量を算出して決定し、また、トラッキングサーボループ系についてゲイン特性平均値算出部73にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、トラッキングサーボループ系のサーボゲインの調整量を算出して決定する。
サーボ制御部18は、このような構成により、周波数の異なる複数種類の外乱信号を用いて、フォーカシングサーボループ系及びトラッキングサーボループ系のサーボゲインの調整量を決定し、それらの調整量に応じてフォーカシングサーボフィルタ62及びトラッキングサーボフィルタ63のゲインを上げ下げすることにより、フォーカシングサーボループ系及びトラッキングサーボループ系のサーボゲインを調整する。
サーボゲインの調整は、例えば、リモコン28からの指示を受けて光ディスク2に対して情報の記録/再生を行うとき、光ディスク2がスピンドルモータ13に装着されたとき、等に行われる。
このような構成の光ディスク処理装置1によれば、周波数の異なる複数の外乱信号を用いてサーボゲインが調整されるため、アクチュエータの周波数特性が1つの外乱信号の周波数と同じ周波数で共振点を持っていたとしても、サーボゲインが不必要に高く(又は低く)調整されてしまうことがなく、サーボゲインが適切に調整される。従って、サーボゲイン調整を安定化することができ、各種性能を高性能に発揮することができる。しかも、周波数の異なる複数の外乱信号を用いて測定されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基にサーボゲインが調整されるため、サーボゲインがより適切に調整され、サーボゲイン調整をより安定化することができる。また、2種類から10種類程度の数種類の外乱信号を用いてサーボゲインが調整されるため、サーボゲインの調整に多くの時間を要することがなく、これにより、光ディスク2から情報の読取を開始するときに、光ディスク2から情報の読取を開始して出画、出音するまでの時間が遅れることがない。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、外乱信号のサーボループ系への入力は、外乱信号をフォーカシングドライブ信号F及びトラッキングドライブ信号Tに加算する以外に、受光素子56からの出力信号、フォーカシングエラー信号F及びトラッキングエラー信号Tに加算することに行ってもよい。サーボゲインの調整は、2種類から10種類程度の周波数の異なる外乱信号に限られず、さらに多数の周波数の異なる外乱信号を用いて行ってもよい。
本発明の一実施形態に係る光ディスク処理装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。 同光ディスク処理装置のサーボ制御部及びサーボゲイン調整部の構成を示す電気的ブロック構成図。 (a)(b)は従来のサーボゲイン調整量の算出方法を示す図。
符号の説明
1 光ディスク処理装置
2 光ディスク
11 制御部
12 ディスク挿入検知部
13 スピンドルモータ
14 移動モータ
15 光ヘッド
17 RF信号処理部
18 サーボ制御部
19 サーボゲイン調整部
22 信号入力部
23 符号化処理部
24 復号処理部
25 信号出力部
27 メモリ
28 リモコン
51 半導体レーザ
54 対物レンズ
57 フォーカシングコイル
58 トラッキングコイル
61 誤差信号生成部
62 フォーカシングサーボフィルタ
63 トラッキングサーボフィルタ
71 外乱信号入力部
72 ゲイン特性測定部
73 ゲイン特性平均値算出部
74 ゲイン調整量決定部

Claims (3)

  1. 光ディスクに対して情報の記録及び/又は読取りを行うための光を出射する発光素子と、前記発光素子から出射された光を光ディスク上に集光照射するための対物レンズと、前記対物レンズを変位させるアクチュエータと、前記対物を介して光ディスクに照射されて光ディスクで反射された光を受光して電気信号に変換出力する受光素子と、前記受光素子から出力される信号を基に前記アクチュエータの駆動信号を生成し、該駆動信号で前記アクチュエータを駆動して前記対物レンズを変位させて、光ディスクに照射される光の集光位置が光ディスクの記録トラック上を追従するようにサーボ制御するサーボ制御手段と、前記対物レンズ、アクチュエータ、受光素子、及びサーボ制御部から成るサーボループ系に外乱信号を与えて、該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に該サーボループ系のサーボゲインを調整するサーボゲイン調整手段とを備えた光ディスク処理装置において、
    前記サーボゲイン調整手段は、
    周波数の異なる2種類から10種類程度の数種類の外乱信号を生成して、それら数種類の外乱信号を順次前記サーボループ系に入力する外乱信号入力手段と、
    前記外乱信号入力手段にて前記サーボループ系に入力されて該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に、前記サーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定するゲイン特性測定手段と、
    前記外乱信号入力手段から入力される数種類の外乱信号に応じて前記ゲイン特性測定手段にて測定される数種類のサーボゲイン特性のずれの平均値を算出するゲイン特性平均値算出手段と、
    前記ゲイン特性平均値算出手段にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、前記サーボループ系のサーボゲインの調整量を決定するゲイン調整量決定手段とを備えることを特徴とする光ディスク処理装置。
  2. 光ディスクに対して情報の記録及び/又は読取りを行うための光を出射する発光素子と、前記発光素子から出射された光を光ディスク上に集光照射するための対物レンズと、前記対物レンズを変位させるアクチュエータと、前記対物を介して光ディスクに照射されて光ディスクで反射された光を受光して電気信号に変換出力する受光素子と、前記受光素子から出力される信号を基に前記アクチュエータの駆動信号を生成し、該駆動信号で前記アクチュエータを駆動して前記対物レンズを変位させて、光ディスクに照射される光の集光位置が光ディスクの記録トラック上を追従するようにサーボ制御するサーボ制御手段と、前記対物レンズ、アクチュエータ、受光素子、及びサーボ制御部から成るサーボループ系に外乱信号を与えて、該サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に該サーボループ系のサーボゲインを調整するサーボゲイン調整手段とを備えた光ディスク処理装置において、
    前記サーボゲイン調整手段は、周波数の異なる複数の外乱信号を前記サーボループ系に入力し、該サーボループ系を一巡してきた複数の外乱信号を基に、該サーボループ系のサーボゲインを調整することを特徴とする光ディスク処理装置。
  3. 前記サーボゲイン調整手段は、
    前記サーボループ系を一巡してきた外乱信号を基に、該サーボループ系のサーボゲイン特性のずれを測定するゲイン特性測定手段と、
    前記複数の外乱信号に応じて前記ゲイン特性測定手段にて測定される複数のサーボゲイン特性のずれの平均値を算出するゲイン特性平均値算出手段とをさらに備え、
    前記ゲイン特性平均値算出手段にて算出されたサーボゲイン特性のずれの平均値を基に、前記サーボループ系のサーボゲインを調整する請求項2に記載の光ディスク処理装置。
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