JP2006171572A - 中間転写ベルト及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

中間転写ベルト及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高弾性率樹脂からなる中間転写ベルトを用いた画像形成装置における、虫食い版画が発生することなく、長期に渡って安定した高品質画像を維持できる中間転写ベルト、及び該中間転写ベルトを用いた画像形成装置、特にフルカラー画像形成に好適な画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体200上に順次形成される複数のカラートナー現像画像を中間転写ベルト501上に順次重ね合わせて一次転写を行い、得られた一次転写画像を被記録媒体Pに一括して二次転写する画像形成装置に用いる中間転写ベルトにおいて、該中間転写ベルトのループステフネスが30〜150mNであることを特徴とする中間転写ベルト。
【選択図】図1

Description

本発明は、コピー・プリンター等の画像形成装置に装備される中間転写ベルト、及びそれを用いた画像形成装置、特にフルカラー画像形成に好適な画像形成装置に関する。
従来から、フルカラー電子写真装置においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像画像を、一旦中間転写媒体上に色重ねし、その後一括して紙などの転写媒体に転写する中間転写方式が用いられている。中間転写媒体としては、ドラム状、ベルト状などがあるが、設計上、ベルトを用いることが主流である。
このような中間転写方式は、1つの感光体に対して4色の現像器を用いるシステムで用いられていたが、プリント速度が遅いという欠点があった。高速プリントとしては、感光体を4色分並べ、各色を連続して紙に転写する4連タンデム方式が用いられている。しかし、この方式では紙の環境による変動などもあり、各色画像を重ねる位置精度を合わせることが非常に困難であり、色ずれ画像を引き起こしていた。そこで近年では、4連タンデム方式に中間転写方式を採用することが主流になってきている。
このため、中間転写ベルトとしても従来より高速、位置精度などの要求に対応する特性を満足することが必要となってきている。特に、位置精度に対しては、連続使用によるベルト自体の伸び等の変形による変動を抑えることが求められる。また、中間転写ベルトは装置の広い領域に渡ってレイアウトされ、転写のための高電圧を印加されるため、難燃性も求められている。そこで主に、高弾性率で高耐熱樹脂であるポリイミド、ポリアミドイミド樹脂などが用いられている。
しかしながら、ポリイミドのような高弾性率樹脂を用いた場合、転写部における転写圧がそのまま画像部に押圧されるため、特に線や文字において画像の内部が抜けてしまう中抜け、いわゆる虫食い版画が発生しやすいという問題がある。
このような問題を解決するものとして、下記のようなものがある。
特許第3466849号公報(特許文献1)では、10MPa以上の弾性率でマイクロ硬度が90度以下の中間転写ベルトが提案されている。
特開平10−186893号公報(特許文献2)では、JIS−A硬度が85度以下の弾性層を有する中間転写ベルトが提案されている。
しかしながら、これらは柔軟で伸びが大きいものであり、ベルトの伸びにより色ずれが発生しやすく好ましくない。
また、特開2001−51524号公報(特許文献3)では、特定の熱可塑性ポリイミドにより電気抵抗を均一にする中間転写ベルトが提案されている。
特開平11−170389号公報(特許文献4)では、弾性率3000MPaの熱可塑性ポリイミドによる中間転写ベルトが提案されている。
しかしながら、これらは押し出し成形により成形されるものであり、膜厚100μm以上の厚いものとなり、虫食い版画を充分に改善できない。
さらに、特開2004−62169号公報(特許文献5)では、弾性率が5000MPa以上で曲げ硬さが小さいポリイミドを用い、転写ロールへの追従性を向上させ中抜けを防止する中間転写ベルトが提案されている。
しかしながら、転写ロールへの追従性は向上しても潜像担持体との転写圧、紙との転写圧の改善は不充分であり、虫食い版画が充分に改善できない。
さらにまた、特開平2−213881号公報(特許文献6)では、潤滑性を有する表面層を設けた中間転写体が提案されている。
特許第3468322号公報(特許文献7)、及び特開平11−38832号公報(特許文献8)では表面に滑剤を含有する塗布液を塗布した中間転写体が提案されている。
しかしながら、これらは画像の中抜け防止等を目的としているものの、その効果は満足できるものではない。
また、特開2004−70256号公報(特許文献9)では、引張弾性率が30〜2000MPaの中間転写ベルトが提案されている。
しかしながら、これは色ずれや画像の飛び散り等を改善するものであり、中抜け防止については満足できるものではない。
特許第3466849号公報 特開平10−186893号公報 特開2001−51524号公報 特開平11−170389号公報 特開2004−62169号公報 特開平2−213881号公報 特許第3468322号公報 特開平11−38832号公報 特開2004−70256号公報
本発明は、高弾性率樹脂からなる中間転写ベルトを用いた画像形成装置において、虫食い版画が発生することなく、長期に渡って安定した高品質画像を維持できる中間転写ベルト、及び該中間転写ベルトを用いた画像形成装置、特にフルカラー画像形成に好適な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、中間転写ベルトのコシ(ステフネス)が弱いほど虫食い版画の程度がよいということを見い出した。またこれと相反し、ステフネスが弱すぎると破れやすかったり、装置にセットする際のハンドリング性が悪くなったり、駆動における走行不良が発生することを見い出し、これらを考慮し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題は本発明の下記(1)〜(8)によって解決される。
(1)「像担持体上に順次形成される複数のカラートナー現像画像を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて一次転写を行い、得られた一次転写画像を被記録媒体に一括して二次転写する画像形成装置に用いる中間転写ベルトにおいて、該中間転写ベルトの下記条件下で測定したループステフネスが30〜150mNであることを特徴とする中間転写ベルト。
ループステフネス測定条件:
装置;ループステフネステスタDA(東洋精機)
ループ(サンプル)形状;長さ100mm、幅20mm
圧子の種類;φ20mm円板
圧子の押し込み速度;3.3mm/sec
測定データ;圧子がループと接触した時点から20mm押し込んだときに
ロードセルに検出される負荷荷重値を採用する。」;
(2)「該中間転写ベルトのJIS−K7127による弾性率が、3000〜6000MPaであることを特徴とする前記(1)に記載の中間転写ベルト」;
(3)「該中間転写ベルトのJIS−K7127による引き裂き強度が、4N/mm以上であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の中間転写ベルト」;
(4)「該中間転写ベルトが、少なくとも充填剤を含有するポリイミド樹脂からなることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の中間転写ベルト」;
(5)「該ポリイミドが、少なくとも4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを重合成分として用いたものであることを特徴とする前記(4)に記載の中間転写ベルト」;
(6)「充填剤、ポリイミド前駆体、有機極性溶媒を含有する塗工液を支持体に塗布・流延する工程と、支持体に塗布・流延された塗膜中の溶媒を加熱により除去する工程と、さらに昇温加熱して塗膜中に含まれる前駆体のイミド化を促進する工程と、形成された薄膜を支持体から離型し、シームレスベルトとする工程とを含む方法により製造されることを特徴とする前記(4)又は(5)に記載の中間転写ベルト」;
(7)「像担持体上に順次形成される複数のカラートナー現像画像を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて一次転写を行い、得られた一次転写画像を被記録媒体に一括して二次転写する画像形成装置において、該中間転写ベルトが前記(1)〜(6)いずれかに記載の中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置」;
(8)「該画像形成装置がフルカラー画像形成装置であって、各色の現像器を有する複数の潜像担持体を直列に配置してなることを特徴とする前記(7)に記載の画像形成装置」。
本発明によれば、従来技術の問題点を改良した以下の効果を有する画像形成装置に用いる中間転写ベルト、及び該中間転写ベルトを用いた画像形成装置が提供される。
(1)の発明によって、中間転写ベルトのハンドリング性を維持し、虫食い版画を防止できる。
(2)の発明によって、連続使用における伸びや長期静置による変形がない中間転写ベルトとすることができる。
(3)の発明によって、長期使用における中間転写ベルトの割れなどの発生が抑制される。
(4)の発明により、中間転写ベルトとしての最適な構成を実現できる。
(5)の発明により、より作用効果の高い中間転写ベルトが得られる。
(6)の発明により、本発明に規定する特性を実現する中間転写ベルトを最適に製造することができる。
(7)の発明により、長期に渡り虫食い版画が発生しない高品質な画像形成装置を提供することができる。
(8)の発明により、品質を維持したまま、より高速化に適応したフルカラー画像形成に好適な画像形成装置を提供することができる。
本発明の中間転写ベルトについて説明する。
本発明の中間転写ベルトは、その構成材料として一般の汎用の樹脂に電気抵抗を調整する充填剤を含有してなるものが挙げられる。該樹脂としては、難燃性の観点からPVdF、ETFEなどのフッ素系樹脂、ポリイミドまたはポリアミドイミド等が好ましい。電気抵抗を調整する充填剤としては、カーボンブラック、黒鉛、または、銅、スズ、アルミニウム、インジウム等の金属や、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、アンチモンをドープした酸化スズ、スズをドープした酸化インジウム等の金属酸化物微粉末などがあげられる。また、これらにイオン電導性抵抗制御材として、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルサルフェート、グルセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエステル、アルキルベタイン、過塩素酸リチウムなどを併用して用いてもよい。なお、本発明における抵抗制御材は、これらの例示化合物に限定されるものではない。また、必要に応じて、補強材、潤滑材、熱伝導材、酸化防止剤などの添加剤を含有してもよい。抵抗制御剤は、好ましくは表面抵抗で1×10〜1×1013Ω/□、体積抵抗で1×10〜1×1012Ω・cmになる量を含有させるが、機械強度の面から、膜が脆く割れやすくならない程度の添加量で達成できるものを選択する。上記樹脂に抵抗制御剤を含有したものを、例えば押し出し成形、射出成形、遠心成形、浸漬塗工などの成形方法にてシームレス状等の中間転写ベルトに成形する。
本発明において、得られる中間転写ベルトは、ループステフネスが30〜150mNである。ループステフネスとは、フィルムのコシの評価指標であり、ある長さのフィルムをループ状にし、それを重力の影響を受けない向きから圧子にて押圧してループが変形していくときに圧子にかかる荷重を測定するものである。本物性値は、ループ(フィルム)の長さ、フィルムの幅、圧子の押し込み距離により値が変わるため、本発明においては下記の定めた測定条件下での値として扱う。
ループステフネスの測定条件:
装置;ループステフネステスタDA(東洋精機)
ループ(サンプル)形状;長さ100mm、幅20mm
圧子の種類;φ20mm円板
圧子の押し込み速度;3.3mm/sec
測定データ;圧子がループと接触した時点から20mm押し込んだときに
ロードセルに検出される負荷荷重値を採用する。
本発明において、中間転写ベルトのループステフネスを上記範囲にするためには、樹脂の選択、抵抗調整剤の添加量、膜厚等により決まる。高弾性率を有する樹脂ほどステフネスは大きくなるが、長期使用における変形を考慮し、JIS−K7127による弾性率は3000MPa以上が好ましい。この点からポリイミド樹脂が好ましく用いられる。ポリイミド樹脂は、後述するように構成する原材料の組み合わせによりその弾性率の異なるものを作ることができる。しかし、弾性率が6000MPaを越えると剛性が大きすぎ、ステフネスが大きくなってしまう。このため、膜厚を薄くすることによりステフネスを下げることが必要となるが、所望の領域にするために、膜厚が極端に薄くなり取り扱いなどの実使用上の問題、駆動走行時に波打ちなどの走行不良を起こしやすく好ましくない。
このため、膜厚として40〜80μm程度で適正なステフネスが得られる組成の組み合わせを選択することが好ましい。
また、抵抗制御剤などの充填剤を含有するが、この充填剤の種類や添加量も影響する。
硬く、粒径の大きい充填剤を多く含有するとステフネスは大きくなるため、樹脂組成、膜厚を鑑みて、適宜充填剤の種類や添加量を考慮する必要がある。
好ましく用いられるカーボンブラックの場合、5〜20重量%が好ましい。
また、弾性率がこの範囲内であっても充分な耐久性を得るために、ベルトのJIS−K7128による引き裂き強度が4N/mm以上であることが好ましい。これらの条件を満たす観点から、樹脂としてはポリイミドを選択することが好ましい。
以下には、ポリイミド樹脂について説明する。
<ポリイミド>
本発明に用いられるポリイミドは、一般的に知られている芳香族多価カルボン酸無水物またはその誘導体と芳香族ジアミンとの反応によって、ポリアミック酸(ポリイミド前駆体)を経由して得られる。すなわち、ポリイミドは、その剛直な主鎖構造により溶媒等に対して不溶であり、また不融の性質を持つため、芳香族多価カルボン酸無水物と芳香族ジアミンから、まず有機溶媒に可溶なポリイミド前駆体(ポリアミック酸、またはポリアミド酸)を合成し、この段階で様々な方法で成型加工が行われ、その後ポリアミック酸を加熱もしくは化学的な方法で脱水反応させて環化(イミド化)しポリイミドとする。反応の概略を下記に示す。
Figure 2006171572
(式中、Arは少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の芳香族残基を示し、Arは少なくとも1つの炭素6員環を含む2価の芳香族残基を示す。)
上記芳香族多価カルボン酸無水物の具体例としては、例えば、エチレンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシルフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。これらは単独または2種以上混合して用いられる。
次に、芳香族多価カルボン酸無水物と反応させる芳香族ジアミンの具体例としては、例えば、m−フェニレンジアミン、o−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、m−アミノベンジルアミン、p−アミノベンジルアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、ビス(3−アミノフェニル)スルフィド、(3−アミノフェニル)(4−アミノフェニル)スルフィド、ビス(4−アミノフェニル)スルフィド、ビス(3−アミノフェニル)スルフィド、(3−アミノフェニル)(4−アミノフェニル)スルホキシド、ビス(3−アミノフェニル)スルホン、(3−アミノフェニル)(4−アミノフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、1,1−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、1,1−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−エタン、1,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、1,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ブタン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホキシド、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホキシド、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、1,4−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル〕ベンゼン、1,3−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル〕ベンゼン、4,4’−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)ベンゾイル〕ジフェニルエーテル、4,4’−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル〕ジフェニルエーテル、4,4’−ビス〔4−(4−アミノ−α,α−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ベンゾフェノン、4,4’−ビス〔4−(4−アミノ−α,α−ジメチルベンジル)フェノキシ〕ジフェニルスルホン、ビス〔4−{4−(4−アミノフェノキシ)フェノキシ}フェニル〕スルホン、1,4−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェノキシ〕−α,α−ジメチルベンジル〕ベンゼン、1,3−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)−α,α−ジメチルベンジル〕ベンゼン等が挙げられる。これらは単独または2種以上を混合して使用される。本発明の物性を効果的に発現するために、特に、少なくとも成分の1つとして、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを用いることが好ましい。
上記芳香族多価カルボン酸無水物成分とジアミン成分とを略等モル用いて有機極性溶媒中で重合反応させることにより、ポリイミド前駆体(ポリアミック酸)を得ることができる。下記にポリアミック酸の製造方法について具体的に説明する。
なお、ポリアミック酸の重合反応に使用される有機極性溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノール、o−、m−、またはp−クレゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノール、カテコールなどのフェノール系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、ブタノール等のアルコール系溶媒、ブチルセロソルブ等のセロソルブ系またはヘキサメチルホスホルアミド、γ−ブチロラクトンなどを挙げることができ、これらを単独または混合溶媒として用いるのが望ましい。溶媒は、ポリアミック酸を溶解するものであれば特に限定されないが、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンが特に好ましい。
ポリイミド前駆体を製造する場合の例として、まず、アルゴン、窒素などの不活性ガス雰囲気下において、1種または複数種のジアミンを上記の有機溶媒に溶解するか、またはスラリー状に分散させる。この溶液に前記した少なくとも1種の芳香族多価カルボン酸無水物、またはその誘導体を添加(固体状態のままでも、有機溶媒に溶解した溶液状態でも、スラリー状態でもよい)すると、発熱を伴って開環重付加反応が起こり、急速に溶液の粘度増大が見られ、高分子量のポリアミック酸溶液が得られる。この際の反応温度は、通常−20℃〜100℃、望ましくは60℃以下に制御することが好ましい。反応時間は、30分〜12時間程度である。
上記は一例であり、反応における上記添加手順とは逆に、まず芳香族多価カルボン酸無水物またはその誘導体を有機溶媒に溶解または拡散させておき、この溶液中に前記ジアミンを添加させてもよい。ジアミンの添加は、固体状態のままでも、有機溶媒に溶解した溶液状態でも、スラリー状態でもよい。すなわち、酸二無水物成分と、ジアミン成分との混合順序は限定されない。さらには、芳香族テトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを同時に有機極性溶媒中に添加して反応させてもよい。
上記のようにして、芳香族多価カルボン酸無水物またはその誘導体と、芳香族ジアミン成分とをおよそ等モル、有機極性溶媒中で重合反応することにより、ポリアミック酸が有機極性溶媒中に均一に溶解した状態でポリイミド前駆体溶液が得られる。
本発明におけるポリイミド前駆体溶液(ポリアミック酸溶液)は、上記のようにして合成したものを使用することが可能であるが、簡便には有機溶媒にポリアミック酸組成物が溶解された状態の、いわゆるポリイミドワニスとして上市されているものを入手して使用することもできる。
このような例としては、トレニース(東レ社製)、U−ワニス(宇部興産社製)、リカコート(新日本理化社製)、オプトマー(JSR社製)、SE812(日産化学社製)、CRC8000(住友ベークライト社製)等が代表的なものとして挙げられる。
合成または入手したポリアミック酸溶液に、必要に応じて充填剤を混合・分散して塗工液が調製される。塗工液を後述のように支持体(成形用の型)に塗布した後、加熱等の処理することにより、ポリイミド前駆体であるポリアミック酸からポリイミドへの転化(イミド化)が行われる。
ポリアミック酸は、加熱する方法(1)、または化学的方法(2)によってイミド化することができる。加熱する方法(1)は、ポリアミック酸を例えば200〜350℃に加熱処理することによってポリイミドに転化する方法であり、ポリイミド(ポリイミド樹脂)を得る簡便かつ実用的な方法である。一方、化学的方法(2)は、ポリアミック酸を脱水環化試薬(カルボン酸無水物と第3アミンの混合物など)により反応した後、加熱処理して完全にイミド化する方法であり、(1)の加熱する方法に比べると煩雑でコストのかかる方法であるため、通常(1)の方法が多く用いられている。
なお、ポリイミドの本来的な性能を発揮させるためには、相当するポリイミドのガラス転移温度以上に加熱して、イミド化を完結させることが好ましい。
イミド化の進行状況(イミド化の程度)は、通常行われているイミド化率の測定手法により評価することができる。
このようなイミド化率の測定方法としては、例えば、9〜11ppm付近のアミド基に帰属される1Hと6〜9ppm付近の芳香環に帰属される1Hとの積分比から算出する核磁気共鳴分光法(NMR法)、フーリエ変換赤外分光法(FT-IR法)、イミド閉環に伴う水分を定量する方法、カルボン酸中和滴定法など種々の方法が用いられているが、中でもフーリエ変換赤外分光法(FT-IR法)は最も一般的な方法である。
フーリエ変換赤外分光法(FT-IR法)では、イミド化率を、例えば、次のように定義する。
すなわち、焼成段階(イミド化処理段階)でのイミド基のモル数を(A)とし、100%イミド化された場合(理論的)のイミド基のモル数を(B)とすると、次により表される。
Figure 2006171572
この定義におけるイミド基のモル数は、FT-IR法により測定されるイミド基の特性吸収の吸光度比から求めることができる。例えば、代表的な特性吸収として、以下の吸光度比を用いてイミド化率を評価することができる。
(1)イミドの特性吸収の1つである725cm−1(イミド環C=O基の変角振動帯)と、ベンゼン環の特性吸収1,015cm−1との吸光度比
(2)イミドの特性吸収の1つである1,380cm−1(イミド環C−N基の変角振動帯)と、ベンゼン環の特性吸収1,500cm−1との吸光度比
(3)イミドの特性吸収の1つである1,720cm−1(イミド環C=O基の変角振動帯)と、ベンゼン環の特性吸収1,500cm−1との吸光度比
(4)イミドの特性吸収の1つである1,720cm−1とアミド基の特性吸収1,670cm−1(アミド基N−H変角振動とC−N伸縮振動の間の相互作用)との吸光度比
また、3000〜3300cm−1にかけてのアミド基由来の多重吸収帯が消失していることを確認すればさらにイミド化完結の信頼性は高まる。
上記、ポリイミド前駆体溶液への充填剤の分散は、ビーズミル、ボールミル、ナノマイザー、ペイントシェーカー、ジェットミルなどの分散器を用いて作製する。
次に、前記ポリイミド前駆体を含む塗工液を用いてシームレスベルトを製造する方法について説明する。
シームレスベルトを製造する場合、概略次の工程を含むことにより達成できる。
すなわち、当該塗工液を支持体(成形用の型)に塗布・流延する工程(1)、支持体に塗布・流延された塗膜中の溶媒を加熱により除去する工程(2)、昇温加熱して塗膜中に含まれる前駆体のイミド化を促進する工程(3)、形成された薄膜を支持体から離型し、シームレスベルトとする工程(4)により製造することができる。
まず、支持体(成形用の型)として遠心成型を用いた場合を例として説明する。以下の説明は、一例であり条件などこれに限定されるものではない。
遠心成型は円筒状の回転体から構成されるものであり、この円筒状の回転体をゆっくりと回転させながら塗工液を円筒の内面全体に均一になるように塗布・流延(塗膜を形成)する。その後、回転速度を所定速度まで上げ、所定速度に達したら一定速度に維持し、所望の時間回転を継続する。そして、回転させつつ徐々に昇温させながら、約80〜150℃の温度で塗膜中の溶媒を蒸発させていく。この過程では、雰囲気の蒸気(揮発した溶媒等)を効率よく循環して取り除くことが好ましい。自己支持性のある膜が得られたところで常温に戻し、高温処理の可能な加熱炉(焼成炉)に移し、段階的に昇温し、最終的に250℃〜450℃程度の高温加熱処理(焼成)し、充分にポリイミド前駆体またはポリアミドイミド前駆体のイミド化またはポリアミドイミド化を行う。イミド化等が完了後、徐冷して薄膜を型から剥離する。このようにしてシームレスベルトが形成される。なお、型には、剥離しやすいように予め、離型剤または離型層を形成しておくことが好ましい。本成型方法により、押し出し成形などでは困難である比較的薄い膜厚のものも作製が可能となる。
次に、本発明における画像形成装置に装備されるベルト構成部に用いられるシームレスベルトについて、要部模式図を参照しながら以下に詳しく説明する。なお、模式図は一例であってこれに限定されるものではない。
図1の模式図に、ベルト部材等を装備した画像形成装置の要部概略構成を示す。
図1に示すベルト部材を含む中間転写ユニット500は、複数のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト501などにより構成されている。この中間転写ベルト501の周りには、2次転写ユニット600の2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ605、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段の潤滑剤塗布部材である潤滑剤塗布ブラシ505などが対向するように配設されている。
また、位置検知用マークが中間転写ベルト501の外周面または内周面に図示しない位置検知用マークが設けられる。ただし、中間転写ベルト501の外周面側については位置検知用マークがベルトクリーニングブレード504の通過域を避けて設ける工夫が必要であり、配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合には位置検知用マークを中間転写ベルト501の内周面側に設けてもよい。マーク検知用センサとしての光学センサ514は、中間転写ベルト501が架け渡されている1次転写バイアスローラ507とベルト駆動ローラ508との間の位置に設けられる。
この中間転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次転写対向ローラ510、クリーニング対向ローラ511、及びフィードバック電流検知ローラ512に張架されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されている。1次転写バイアスローラ507には、定電流または定電圧制御された1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流または電圧に制御された転写バイアスが印加されている。
中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータによって矢印方向に回転駆動されるベルト駆動ローラ508により、矢印方向に駆動される。
このベルト部材である中間転写ベルト501は、通常、半導体、または絶縁体で、単層または多層構造となっているが、本発明においてはシームレスベルトが好ましく用いられ、これによって耐久性が向上すると共に、優れた画像形成が実現できる。また、中間転写ベルトは、感光体ドラム200上に形成されたトナー像を重ね合わせるために、通紙可能最大サイズより大きく設定されている。
2次転写手段である2次転写バイアスローラ605は、2次転写対向ローラ510に張架された部分の中間転写ベルト501のベルト外周面に対して、後述する接離手段としての接離機構によって、接離可能に構成されている。2次転写バイアスローラ605は、2次転写対向ローラ510に張架された部分の中間転写ベルト501との間に被記録媒体である転写紙Pを挟持するように配設されており、定電流制御される2次転写電源802によって所定電流の転写バイアスが印加されている。
レジストローラ610は、2次転写バイアスローラ605と2次転写対向ローラ510に張架された中間転写ベルト501との間に、所定のタイミングで転写材である転写紙Pを送り込む。また、2次転写バイアスローラ605には、クリーニング手段であるクリーニングブレード608が当接している。該クリーニングブレード608は、2次転写バイアスローラ605の表面に付着した付着物を除去してクリーニングするものである。
このような構成のカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム200は、図示しない駆動モータによって矢印で示す半時計方向に回転され、該感光体ドラム200上に、Bk(ブラック)トナー像形成、C(シアン)トナー像形成、M(マゼンタ)トナー像形成、Y(イエロー)トナー像形成が行われる。中間転写ベルト501はベルト駆動ローラ508によって矢印で示す時計回りに回転される。この中間転写ベルト501の回転に伴って、1次転写バイアスローラ507に印加される電圧による転写バイアスにより、Bkトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像の1次転写が行われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト501上に各トナー像が重ね合わせて形成される。
例えば、上記Bkトナー像形成は次のように行われる。
図1において、帯電チャージャ203は、コロナ放電によって感光体ドラム200の表面を負電荷で所定電位に一様に帯電する。上記ベルトマーク検知信号に基づき、タイミングを定め、図示しない書き込み光学ユニットにより、Bkカラー画像信号に基づいてレーザ光によるラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム200の表面の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。このBk静電潜像に、Bk現像器231Kの現像ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触することにより、感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。
このようにして感光体ドラム200上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆動回転している中間転写ベルト501のベルト外周面に1次転写される。この1次転写後の感光体ドラム200の表面に残留している若干の未転写の残留トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて、感光体クリーニング装置201で清掃される。この感光体ドラム200側では、Bk画像形成工程の次にY画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキャナによるY画像データの読み取りが始まり、そのY画像データによるレーザ光書き込みによって、感光体ドラム200の表面にY静電潜像を形成する。
そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、且つY静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニット230の回転動作が行われ、Y現像機231Yが現像位置にセットされ、Y静電潜像がYトナーで現像される。以後、Y静電潜像領域の現像を続けるが、Y静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像機231Kの場合と同様にリボルバ現像ユニットの回転動作を行い、次のC現像機231Cを現像位置に移動させる。これもやはり次のC静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。なお、C及びMの画像形成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Yの工程と同様であるので説明は省略する。
このようにして感光体ドラム200上に順次形成されたBk、Y、C、Mのトナー像は、中間転写ベルト501上の同一面に順次位置合わせされて1次転写される。これにより、中間転写ベルト501上に最大で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。一方、上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pが転写紙カセット又は手差しトレイなどの給紙部から給送され、レジストローラ610のニップで待機している。
そして、2次転写対向ローラ510に張架された中間転写ベルト501と2次転写バイアスローラ605によりニップが形成された2次転写部に、上記中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかるときに、転写紙Pの先端がこのトナー像の先端に一致するように、レジストローラ610が駆動されて、転写紙ガイド板601に沿って転写紙Pが搬送され、転写紙Pとトナー像とのレジスト合わせが行われる。
このようにして、転写紙Pが2次転写部を通過すると、2次転写電源802によって2次転写バイアスローラ605に印加された電圧による転写バイアスにより、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写紙P上に一括転写(2次転写)される。この転写紙Pは、転写紙ガイド板601に沿って搬送されて、2次転写部の下流側に配置した除電針からなる転写紙除電チャージャ606との対向部を通過することにより除電された後、ベルト構成部であるベルト搬送装置210により定着装置270に向けて送られる(図1参照)。そして、この転写紙Pは、定着装置270の定着ローラ271、272のニップ部でトナー像が溶融定着された後、図示しない排出ローラで装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックされる。なお、定着装置270は必要によりベルト構成部を備えた構成とすることもできる。
一方、上記ベルト転写後の感光体ドラム200の表面は、感光体クリーニング装置201でクリーニングされ、上記除電ランプ202で均一に除電される。また、転写紙Pにトナー像を2次転写した後の中間転写ベルト501のベルト外周面に残留した残留トナーは、ベルトクリーニングブレード504によってクリーニングされる。該ベルトクリーニングブレード504は、図示しないクリーニング部材離接機構によって、該中間転写ベルト501のベルト外周面に対して所定のタイミングで接離されるように構成されている。
このベルトクリーニングブレード504の上記中間転写ベルト501の移動方向上流側には、該中間転写ベルト501のベルト外周面に対して接離するトナーシール部材503が設けられている。このトナーシール部材503は、上記残留トナーのクリーニング時に上記ベルトクリーニングブレード504から落下した落下トナーを受け止めて、該落下トナーが上記転写紙Pの搬送経路上に飛散するのを防止している。このトナーシール部材503は、上記クリーニング部材離接機構によって、上記ベルトクリーニングブレード504とともに、該中間転写ベルト501のベルト外周面に対して接離される。
このようにして残留トナーが除去された中間転写ベルト501のベルト外周面には、上記潤滑剤塗布ブラシ505により削り取られた潤滑剤506が塗布される。該潤滑剤506は、例えば、ステアリン酸亜鉛などの固形体からなり、該潤滑剤塗布ブラシ505に接触するように配設されている。また、この中間転写ベルト501のベルト外周面に残留した残留電荷は、該中間転写ベルト501のベルト外周面に接触した図示しないベルト除電ブラシにより印加される除電バイアスによって除去される。ここで、上記潤滑剤塗布ブラシ505及び上記ベルト除電ブラシは、それぞれの図示しない接離機構により、所定のタイミングで、上記中間転写ベルト501のベルト外周面に対して接離されるようになっている。
ここで、リピートコピーの時は、カラースキャナの動作及び感光体ドラム200への画像形成は、1枚目の4色目(M)の画像形成工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に進む。また、中間転写ベルト501は、1枚目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、ベルト外周面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像が1次転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット230の所定色の現像機のみを現像動作状態にし、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に接触させたままの状態にしてコピー動作を行う。
上記実施形態では、感光体ドラム1を一つだけ備えた複写機について説明したが、本発明は、例えば、図2に示すような複数の感光体ドラムを一つの中間転写ベルトに沿って並設した画像形成装置にも適用できる。
図2は、4つの異なる色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のトナー像を形成するための4つの感光体ドラム21BK、21Y、21M、21Cを備えた4ドラム型のデジタルカラープリンタの一構成例を示す。
図2において、プリンタ本体10は電子写真方式によるカラー画像形成を行うための、画像書込部12、画像形成部13、給紙部14、から構成されている。画像信号を元に画像処理部で画像処理して画像形成用の黒(BK)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)の各色信号に変換し、画像書込部12に送信する。画像書込部12は、例えば、レーザ光源と、回転多面鏡等の偏向器と、走査結像光学系、及びミラー群、からなるレーザ走査光学系であり、上記の各色信号に対応した4つの書込光路を有し、画像形成部13の各色毎に設けられた像坦持体(感光体)21BK、21M、21Y、21Cに各色信号に応じた画像書込を行う。
画像形成部13は黒(BK)用、マゼンタ(M)用、イエロー(Y)用、シアン(C)用の各像坦持体である感光体21BK、21M、21Y、21Cを備えている。この各色用の各感光体としては、通常OPC感光体が用いられる。各感光体21BK、21M、21Y、21Cの周囲には、帯電装置、上記書込部12からのレーザ光の露光部、黒、マゼンタ、イエロー、シアンの各色用の現像装置20BK、20M、20Y、20C、1次転写手段としての1次転写バイアスローラ23BK、23M、23Y、23C、クリーニング装置(表示略)、及び図示しない感光体除電装置等が配設されている。なお、上記現像装置20BK、20M、20Y、20Cには、2成分磁気ブラシ現像方式を用いている。ベルト構成部である中間転写ベルト22は、各感光体21BK、21M、21Y、21Cと、各1次転写バイアスローラ23BK、23M、23Y、23Cとの間に介在し、各感光体上に形成された各色のトナー像が順次重ね合わせて転写される。
一方、転写紙Pは、給紙部14から給紙された後、レジストローラ16を介して、ベルト構成部である転写搬送ベルト50に担持される。そして、中間転写ベルト22と転写搬送ベルト50とが接触するところで、上記中間転写ベルト22上に転写されたトナー像が、2次転写手段としての2次転写バイアスローラ60により2次転写(一括転写)される。これにより、転写紙P上にカラー画像が形成される。このカラー画像が形成された転写紙Pは、転写搬送ベルト50により定着装置15に搬送され、この定着装置15により転写された画像が定着された後、プリンタ本体外に排出される。
なお、上記2次転写時に転写されずに上記中間転写ベルト22上に残った残留トナーは、ベルトクリーニング装置25によって中間転写ベルト22から除去される。このベルトクリーニング装置25の下流側には、潤滑剤塗布装置(表示略)が配設されている。この潤滑剤塗布装置は、固形潤滑剤と、中間転写ベルト22に摺擦して固形潤滑剤を塗布する導電性ブラシとで構成されている。該導電性ブラシは、中間転写ベルト22に常時接触して、中間転写ベルト22に固形潤滑剤を塗布している。固形潤滑剤は、中間転写ベルト22のクリーニング性を高め、フィルミィングの発生を防止し耐久性を向上させる作用がある。
上記プロセスにおいて、感光体から中間転写ベルトへ転写される工程又は中間転写ベルトから紙に転写される工程において、特に線や文字などの画像を出力する際に、その線や文字画像の中が抜ける虫食い版画画像になる場合がある。これは、転写圧が画像部に集中すると起こりやすい。中間転写ベルトのステフネスが大きい場合、転写ニップにおいてこの転写圧は画像部に集中する。しかしながら、ステフネスを小さくすると転写圧を非画像部領域へ緩和できるようになり虫食い版画が防止できる。一方、ステフネスが弱すぎると走行不良が生じ、逆に色ずれを起こすため30〜150mNの範囲に設定することが必要である。
以下、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、これら実施例によって制限されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りこれらの実施例を適宜改変したものも本件の発明の範囲内である
(実施例1)
[塗工液の調製]
まず、ビフェニル−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸無水物とp−フェニレンジアミンとの各等モルをN−メチルピロリドン溶媒中で重合反応させ、ポリアミック酸溶液を得た。これに、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(キャボット製BP−L)分散液を、カーボン含有率がポリアミック酸固形分の19重量%になるように調合し、よく攪拌混合して塗工液を作製した。
[シームレスベルトの作製]
次に、内径100mm、長さ300mmの内面を鏡面仕上げした金属製円筒を型として用い、この円筒型を50rpm(回/分)で回転させながら、上記塗工液を円筒内面に均一に流延するように流して塗布した。所定の全量を流し終えて塗膜がまんべんなく広がった時点で、回転数を100rpmに上げ、熱風循環乾燥機に投入して、120℃まで徐々に昇温して30分加熱した。その後回転を停止し、高温処理の可能な加熱炉(焼成炉)に投入し、350℃まで昇温して30分加熱処理(焼成)した。
所定時間処理して加熱を停止した後、常温まで徐冷してから型を取り出し、形成された塗膜を円筒内面から剥離し、膜厚35μmのシームレスベルトを得た。
(実施例2及び比較例1)
実施例1において、塗工液の投入量を調整することにより、膜厚60μm、75μmのものを作製した。
(実施例3〜5及び比較例2)
[塗工液の調製]
まず、ビフェニル−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとの各等モルをN−メチルピロリドン溶媒中で重合反応させ、ポリアミック酸溶液を得た。これに、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(キャボット製BP−L)分散液を、カーボン含有率がポリアミック酸固形分の22wt%になるように調合し、よく攪拌混合して塗工液を作製した。
この塗工液を用いて、実施例1と同様にして、膜厚30μm、40μm、60μm、80μmのベルトを作製した。
(比較例3)
エチレン−テトラフロロエチレン共重合体にカーボンブラック(キャボット製BP−L)を18重量%添加し、溶融混練し、押し出し成形にて膜厚150μmのシームレスベルトを作製した。
実施例1〜5及び比較例1〜3の各シームレスベルトの、物性の測定方法及び特性の評価方法を、以下に示す。
[虫食い、色ずれ、ベルト端部の評価]
上記各ベルトについて、図2の装置にて青色全面文字の3%濃度チャート画像(A4)を1万枚出力した時の虫食い版画を発生した文字数割合を算出した。また、同時に文字の色ずれの有無、ベルト端部の状態(亀裂の有無)を確認した。
[ループステフネスの測定]
上記各ベルトについて、ループステフネステスターDA(東洋精機)にて、ループステフネスを測定した。測定条件は、以下のとおり。
ループ長;100mm、幅;20mm、圧子;φ20mm、押圧速度;3.3mm/sで押し込み、ループとの接触点から20mm時点の負荷荷重値を測定データから読みとる。
[引張り弾性率及び引き裂き強度の測定]
上記各ベルトについて、ストログラフVE5D(東洋精機)にて引張り弾性率と引き裂き強度を測定した。
引張り弾性率(JIS−K7127);サンプル形状 幅20mm×長さ100mmの
短冊状、引張り速度10mm/min
引き裂き強度(JIS−K7128) ;サンプル形状 幅20mm×長さ100mmの
短冊状の幅中心にスリットを入れたもの。
トラウザー法、引き裂き速度 100mm/min
結果を表1に示す。
Figure 2006171572
以上の結果から、本発明の構成とすることによって、虫食い版画や色ずれの生じない高品質な画像を長期に渡り維持できる画像形成装置用中間転写ベルト及び該ベルトを用いた画像形成装置を提供できる。
本発明に係る画像形成装置のベルト部材に用いられるシームレスベルトと、それを用いた画像形成装置を説明するための要部模式図である。 本発明に係る画像形成装置のベルト部材として配備される1つの中間転写ベルトに沿って複数の感光体ドラムが並設されている画像形成装置の一構成例を示す要部模式図である。
符号の説明
(図1)
P 転写紙
70 除電ローラ
80 アースローラ
200 感光体ドラム
201 感光体クリーニング装置
202 除電ランプ
203 帯電チャージャ
210 ベルト搬送装置
230 リボルバ現像ユニット
231Y Y現像機
231K Bk現像機
231C C現像機
231M M現像機
270 定着装置
271、272 定着ローラ
500 中間転写ユニット
501 中間転写ベルト
503 トナーシール部材
504 ベルトクリーニングブレード
505 潤滑剤塗布ブラシ
506 潤滑剤
507 1次転写バイアスローラ
508 ベルト駆動ローラ
509 ベルトテンションコントローラ
510 2次転写対向ローラ
511 クリーニング対向ローラ
512 フィードバッグ電流検知ローラ
514 光学センサ
600 2次転写ユニット
601 転写紙ガイド板
605 2次転写バイアスローラ
606 転写紙除電チャージャ
608 クリーニングブレード
610 レジストローラ
801 1次転写電源
802 2次転写電源
(図2)
P 転写紙
10 プリンタ本体
12 画像書込部
13 画像形成部
14 給紙部
15 定着装置
16 レジストローラ
20BK、20M、20Y、20C 現像装置
21BK、21M、21Y、21C 感光体
22 中間転写ベルト
23BK、23M、23Y、23C 1次転写バイアスローラ
25 ベルトクリーニング装置
50 転写搬送ベルト
60 2次転写バイアスローラ


Claims (8)

  1. 像担持体上に順次形成される複数のカラートナー現像画像を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて一次転写を行い、得られた一次転写画像を被記録媒体に一括して二次転写する画像形成装置に用いる中間転写ベルトにおいて、該中間転写ベルトの下記条件下で測定したループステフネスが30〜150mNであることを特徴とする中間転写ベルト。
    ループステフネス測定条件:
    装置;ループステフネステスタDA(東洋精機)
    ループ(サンプル)形状;長さ100mm、幅20mm
    圧子の種類;φ20mm円板
    圧子の押し込み速度;3.3mm/sec
    測定データ;圧子がループと接触した時点から20mm押し込んだときに
    ロードセルに検出される負荷荷重値を採用する。
  2. 該中間転写ベルトのJIS−K7127による弾性率が、3000〜6000MPaであることを特徴とする請求項1に記載の中間転写ベルト。
  3. 該中間転写ベルトのJIS−K7128による引き裂き強度が、4N/mm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の中間転写ベルト。
  4. 該中間転写ベルトが、少なくとも充填剤を含有するポリイミド樹脂からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の中間転写ベルト。
  5. 該ポリイミドが、少なくとも4,4’−ジアミノジフェニルエーテルを重合成分として用いたものであることを特徴とする請求項4に記載の中間転写ベルト。
  6. 充填剤、ポリイミド前駆体、有機極性溶媒を含有する塗工液を支持体に塗布・流延する工程と、支持体に塗布・流延された塗膜中の溶媒を加熱により除去する工程と、さらに昇温加熱して塗膜中に含まれる前駆体のイミド化を促進する工程と、形成された薄膜を支持体から離型し、シームレスベルトとする工程とを含む方法により製造されることを特徴とする請求項4又は5に記載の中間転写ベルト。
  7. 像担持体上に順次形成される複数のカラートナー現像画像を中間転写ベルト上に順次重ね合わせて一次転写を行い、得られた一次転写画像を被記録媒体に一括して二次転写する画像形成装置において、該中間転写ベルトが請求項1〜6いずれかに記載の中間転写ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 該画像形成装置がフルカラー画像形成装置であって、各色の現像器を有する複数の潜像担持体を直列に配置してなることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。

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