JP2006170718A - 青果物検査方法とその装置 - Google Patents
青果物検査方法とその装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006170718A JP2006170718A JP2004361716A JP2004361716A JP2006170718A JP 2006170718 A JP2006170718 A JP 2006170718A JP 2004361716 A JP2004361716 A JP 2004361716A JP 2004361716 A JP2004361716 A JP 2004361716A JP 2006170718 A JP2006170718 A JP 2006170718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fruit
- vegetables
- fruits
- electromagnetic wave
- vegetable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 235000012055 fruits and vegetables Nutrition 0.000 title claims abstract description 77
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 7
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 23
- 230000002950 deficient Effects 0.000 claims abstract description 10
- 235000013399 edible fruits Nutrition 0.000 claims description 15
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 claims description 9
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract 3
- 238000005286 illumination Methods 0.000 abstract 1
- 210000003491 skin Anatomy 0.000 description 13
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- 241000220225 Malus Species 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 208000034656 Contusions Diseases 0.000 description 2
- 235000007688 Lycopersicon esculentum Nutrition 0.000 description 2
- 240000003768 Solanum lycopersicum Species 0.000 description 2
- 206010052428 Wound Diseases 0.000 description 2
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 2
- 235000021016 apples Nutrition 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 240000009088 Fragaria x ananassa Species 0.000 description 1
- 241000607479 Yersinia pestis Species 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 210000002615 epidermis Anatomy 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 235000021012 strawberries Nutrition 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/02—Food
- G01N33/025—Fruits or vegetables
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/25—Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
- G01N21/31—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
- G01N21/35—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
- G01N21/3581—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light using far infrared light; using Terahertz radiation
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/85—Investigating moving fluids or granular solids
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
- G01N21/8806—Specially adapted optical and illumination features
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
【解決手段】 青果物検査装置1は、青果物2(りんご)に向けて電磁波L(ミリ波)を照射する照射手段4と、青果物2から反射された電磁波L’を検出する検出手段5と、この検出手段5が検出した電磁波L’の強度を基にして青果物2の内部の傷や腐れの有無を判定する判定手段6を備えている。
青果物2としてのりんごの内部に腐れや傷がある場合には、その不良部分は他の正常部分よりも反射される電磁波L’が小さくなる。そこで、検査対象となったりんごに、そのように反射された電磁波L’が小さい箇所がある場合には、そのりんごは不良品であると判定手段6が判定する。
【効果】 青果物2としてのりんごの内部の傷の有無を確実に判定できる。
【選択図】 図1
青果物2としてのりんごの内部に腐れや傷がある場合には、その不良部分は他の正常部分よりも反射される電磁波L’が小さくなる。そこで、検査対象となったりんごに、そのように反射された電磁波L’が小さい箇所がある場合には、そのりんごは不良品であると判定手段6が判定する。
【効果】 青果物2としてのりんごの内部の傷の有無を確実に判定できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は青果物検査方法とその装置に関し、例えばりんごやトマト等の青果物に対してミリ波あるいはテラヘルツ波を照射して、表皮に覆われた内部に傷や腐敗部分が有るか否か、あるいは鮮度を判定する青果物検査方法とその装置に関する。
従来、青果物の品質を検査する検査装置は知られており、このような検査装置としては赤外線やX線を被検査物に照射して、青果物内部の品質を検査するものがある(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開平10−170456号公報
特開2003−156441号公報
こうした従来の検査装置においては、青果物を透過した透過光に基づいて検査を行っており、りんごや柿等、内部に芯や大きな種がある場合は、透過不能となって検査精度が低下することが懸念されていた。また、X線を用いる場合には、漏れを防止するため装置が大掛りになるという問題あった。
そのため、従来から、比較的簡単な構成により精度良く不良箇所の有無や鮮度を判定できる検査システムが要望されていたものである。
そのため、従来から、比較的簡単な構成により精度良く不良箇所の有無や鮮度を判定できる検査システムが要望されていたものである。
このような事情に鑑み、請求項1に記載した本発明は、被検査物である青果物に対してミリ波もしくはテラヘルツ波からなる電磁波を照射して、上記青果物から反射された電磁波の強度に基づいて、青果物の内部の不良箇所の有無あるいは鮮度を判定するようにしたものである。
また、請求項3に記載した本発明は、被検査物である青果物に対してミリ波もしくはテラヘルツ波からなる電磁波を照射する照射手段と、青果物から反射される電磁波を検出する検出手段と、上記検出手段が検出した電磁波の強度に基づいて青果物の内部状態を判定する判定手段とを備える青果物検査装置を提供するものである。
また、請求項3に記載した本発明は、被検査物である青果物に対してミリ波もしくはテラヘルツ波からなる電磁波を照射する照射手段と、青果物から反射される電磁波を検出する検出手段と、上記検出手段が検出した電磁波の強度に基づいて青果物の内部状態を判定する判定手段とを備える青果物検査装置を提供するものである。
このような構成によれば、被検査物としての青果物の内部の不良箇所の有無あるいは鮮度を比較的簡単な構成により正確に判定することができる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において1は青果物2の内部状態を検査する青果物検査装置である。青果物検査装置1は、青果物2を支持して水平面で所定方向に回転される回転ステージ3と、この回転ステージ3上の青果物2に向けて電磁波Lを照射する照射手段4と、青果物2から反射された電磁波L’を検出する検出手段5と、さらにこの検出手段5によって検出した電磁波L’の強度を基にして青果物2の内部の不良箇所の有無や鮮度を判定する判定手段6とを備えている。
回転手段としての回転ステージ3は、図示しないモータに連動させてあり、青果物2が回転ステージ3上に供給される前の状態では停止している。青果物2が回転ステージ3上に供給されると、図示しない制御装置によってモータが回転駆動されるので、回転ステージ3は水平面において等速度で所定方向に回転されるようになっている。そして、このように回転ステージ3を回転させながらこの回転ステージ3上に支持した青果物2に向けて照射手段4から電磁波Lを照射するようにしている。
照射手段4は、ケーシング7内に設けられて電磁波Lを青果物2に向けて照射する光源8と、ケーシング7内の開口7A側に設けられて、上記光源8から照射された電磁波Lを集光するレンズ11と、ケーシング7全体を支持するとともにケーシング7を可動させて青果物2への電磁波Lの照射位置を変更する駆動機構12とを備えている。
本実施例における光源8はミリ波発振器からなり、このミリ波発振器である光源8は図示しない制御装置から電力が供給されるとともに該制御装置によってその発振のON/OFFが制御されるようになっている。ミリ波発振器は、従来公知のようにクライストロン管や進行波管等の電子管や、MES FET(Metal semicondoctor FET)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)等の半導体を用いて構成されている。
このような光源8としてのミリ波発振器では、厳密に言えば波長が1〜10mmの範囲となる330〜33GHzの電磁波を発振できるが、一般的にはその範囲の波長に限定されているものではなく、その範囲を若干超えるものまでミリ波発振器の範囲に含められている。
本実施例における光源8はミリ波発振器からなり、このミリ波発振器である光源8は図示しない制御装置から電力が供給されるとともに該制御装置によってその発振のON/OFFが制御されるようになっている。ミリ波発振器は、従来公知のようにクライストロン管や進行波管等の電子管や、MES FET(Metal semicondoctor FET)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)等の半導体を用いて構成されている。
このような光源8としてのミリ波発振器では、厳密に言えば波長が1〜10mmの範囲となる330〜33GHzの電磁波を発振できるが、一般的にはその範囲の波長に限定されているものではなく、その範囲を若干超えるものまでミリ波発振器の範囲に含められている。
駆動機構12も制御装置によって作動を制御されるようになっており、上述した回転ステージ3によって青果物2を回転させている状態において、制御装置によって光源8を作動させて青果物2の頂部に向けて光源8から電磁波L(ミリ波)を照射するようにしている。また、その状態において、制御装置によって駆動機構12を介してケーシング7全体を下方側に向けて移動させるようになっている。このように回転ステージ3による青果物2の水平方向での回転と、ケーシング7の移動とによって青果物2の表皮2Aに対して、その頂部から底部に至るまで表皮2Aの全域にわたってらせん状の移動軌跡を描くように電磁波Lが照射されるようになっている。
上述したように、本実施例では、光源8から電磁波Lとしてミリ波を青果物2に照射するようにしている。光源8から青果物2にミリ波を照射すると、照射されたミリ波の大部分が青果物2の表皮2Aを透過して内部まで到達する(図2参照)。そして、表皮2Aを透過したミリ波は、表皮2Aよりも遥かに水分量の多い内部の果肉2Bで吸収されるとともに、果肉2Bで吸収されない分の電磁波L’は反射されて再度表皮2Aを透過して外側に放出される。
上述したように、本実施例では、光源8から電磁波Lとしてミリ波を青果物2に照射するようにしている。光源8から青果物2にミリ波を照射すると、照射されたミリ波の大部分が青果物2の表皮2Aを透過して内部まで到達する(図2参照)。そして、表皮2Aを透過したミリ波は、表皮2Aよりも遥かに水分量の多い内部の果肉2Bで吸収されるとともに、果肉2Bで吸収されない分の電磁波L’は反射されて再度表皮2Aを透過して外側に放出される。
そして、このように青果物2から反射された電磁波Lは、検出手段5によって検出されるようになっている。検出手段5は、ケーシング13の内部に設けたアレイ検出器14と、ケーシング13の開口13A側に配置した短焦点レンズ15と、上記ケーシング13を支持して、該ケーシング13全体を照射手段4の移動に合わせて移動させる駆動機構16とを備えている。
駆動機構16は制御装置によって制御されるようになっており、上記照射手段4から青果物2に向けて電磁波Lが照射される際には、青果物2から反射される電磁波L’が入射できる位置にケーシング13全体を移動させるようになっている。
そのため、上述したように、回転ステージ3を回転させながら回転ステージ3上で回転する青果物2に向けて照射手段4から電磁波Lを照射し、かつ照射位置を青果物2の頂部から底部まで移動させる際には、上記駆動機構16によって検出手段5のケーシング13も移動されて、青果物2からの反射される電磁波L’が短焦点レンズ15に集光されてアレイ検出器14によって検出されるようになっている。
駆動機構16は制御装置によって制御されるようになっており、上記照射手段4から青果物2に向けて電磁波Lが照射される際には、青果物2から反射される電磁波L’が入射できる位置にケーシング13全体を移動させるようになっている。
そのため、上述したように、回転ステージ3を回転させながら回転ステージ3上で回転する青果物2に向けて照射手段4から電磁波Lを照射し、かつ照射位置を青果物2の頂部から底部まで移動させる際には、上記駆動機構16によって検出手段5のケーシング13も移動されて、青果物2からの反射される電磁波L’が短焦点レンズ15に集光されてアレイ検出器14によって検出されるようになっている。
図3に示すように、アレイ検出器14は微小な正方形の受光素子を縦横に整列させて配置したものであり、青果物2の表皮2Aの各部分から反射された電磁波L’を、表皮2Aの各部分に対応する位置の各受光素子で検出するようになっている。そして、このアレイ検出器14の各受光素子で検出した電磁波L’の強度は、順次判定手段6へ伝達されるようになっている。
本実施例の判定手段6は、上記検出手段5によって検出された電磁波L’が伝達されると、次のようにして、反射された電磁波L’の強度に基づいて、青果物2の内部の水分状態を検査するようになっている。
すなわち、青果物2が例えばりんごの場合には、りんごの内部(果肉2B)に部分的に腐れが生じたり、押し傷や打ち傷があると、それらの不良箇所は繊維質が液状化して、その他の正常な部分と比較して水分量が上昇する。したがって、上記傷や腐れ等の不良箇所では、照射されたミリ波が吸収されてその部分から反射されるミリ波は、正常部分から反射されるミリ波よりも強度が小さくなる。また、青果物は乾燥することで鮮度が低下し、この場合には、反射されるミリ波の強度は大きくなる。
そこで、図4に示すように、反射された電磁波L’の強度が他の部分の半分程度となるように小さくなる箇所Aが存在した場合には、判定手段6にしきい値を設定する等して、その箇所Aの水分量が多いことを検出して、傷あるいは腐れがあると判定することができる。
また、上記箇所Aのような強度が大きく変化した箇所を除く、他の部分の強度を、予め設定した水分量に基づく鮮度レベルに対応させた強度値と比較することで鮮度を判定することができる。
すなわち、青果物2が例えばりんごの場合には、りんごの内部(果肉2B)に部分的に腐れが生じたり、押し傷や打ち傷があると、それらの不良箇所は繊維質が液状化して、その他の正常な部分と比較して水分量が上昇する。したがって、上記傷や腐れ等の不良箇所では、照射されたミリ波が吸収されてその部分から反射されるミリ波は、正常部分から反射されるミリ波よりも強度が小さくなる。また、青果物は乾燥することで鮮度が低下し、この場合には、反射されるミリ波の強度は大きくなる。
そこで、図4に示すように、反射された電磁波L’の強度が他の部分の半分程度となるように小さくなる箇所Aが存在した場合には、判定手段6にしきい値を設定する等して、その箇所Aの水分量が多いことを検出して、傷あるいは腐れがあると判定することができる。
また、上記箇所Aのような強度が大きく変化した箇所を除く、他の部分の強度を、予め設定した水分量に基づく鮮度レベルに対応させた強度値と比較することで鮮度を判定することができる。
以上の構成に基づく検査装置1の作動を説明すると、回転ステージ3が停止している状態において、回転ステージ3上に検査対象となる青果物2(例えばりんご)が供給されると、照射手段4の光源8から青果物2の頂部に向けて電磁波L(ミリ波)が照射されるとともに、回転ステージ3が所定方向に回転される。
青果物2に照射された電磁波Lは、その一部が青果物2によって反射されて、反射された電磁波L’は検出手段5のアレイ検出器14によって検出されて判定手段6へ伝達される。
回転ステージ3は回転し、かつ駆動機構12によって照射手段4も電磁波Lの照射位置を頂部から底部側に向けて徐々に下方側に向けて移動されるとともに、この照射手段4の移動に合わせて駆動機構16によって検出手段5も移動される。
そのため、電磁波Lが青果物2の表皮2Aに対して、その頂部から底部に至る全域の箇所にわたってらせん状の軌跡を描くように照射されると同時に、表皮2Aの各部分で反射された電磁波L’の強度が検出手段5の検出器14によって検出されてから判定手段6へ伝達される。なお、上記回転ステージ3と両駆動機構12、16は、照射手段4から青果物2に照射される電磁波Lが、青果物2の底部の位置まで照射された時点で停止されるようになっている。
青果物2に照射された電磁波Lは、その一部が青果物2によって反射されて、反射された電磁波L’は検出手段5のアレイ検出器14によって検出されて判定手段6へ伝達される。
回転ステージ3は回転し、かつ駆動機構12によって照射手段4も電磁波Lの照射位置を頂部から底部側に向けて徐々に下方側に向けて移動されるとともに、この照射手段4の移動に合わせて駆動機構16によって検出手段5も移動される。
そのため、電磁波Lが青果物2の表皮2Aに対して、その頂部から底部に至る全域の箇所にわたってらせん状の軌跡を描くように照射されると同時に、表皮2Aの各部分で反射された電磁波L’の強度が検出手段5の検出器14によって検出されてから判定手段6へ伝達される。なお、上記回転ステージ3と両駆動機構12、16は、照射手段4から青果物2に照射される電磁波Lが、青果物2の底部の位置まで照射された時点で停止されるようになっている。
そして、判定手段6は、検査対象となった青果物2の傷や腐れの有無および鮮度を判定し、図示しない表示装置や分類装置に検査対象となった青果物2の良否や等級を出力するようにしている。
このようにして、回転ステージ3上の青果物2の検査を終了したら、回転ステージ3上から検査済みの青果物2を排出して、新たな検査対象となる青果物2を回転ステージ3上に供給して、上述した説明と同様に青果物検査装置1によって、青果物2の内部の傷や腐れの有無および鮮度を検査するようになっている。
本実施例の検査装置1による検査対象となる青果物2の内部の傷としては、例えば外観に特徴が現れにくい生傷・打ち傷・押傷やトマト等のスジ腐れである。
このようにして、回転ステージ3上の青果物2の検査を終了したら、回転ステージ3上から検査済みの青果物2を排出して、新たな検査対象となる青果物2を回転ステージ3上に供給して、上述した説明と同様に青果物検査装置1によって、青果物2の内部の傷や腐れの有無および鮮度を検査するようになっている。
本実施例の検査装置1による検査対象となる青果物2の内部の傷としては、例えば外観に特徴が現れにくい生傷・打ち傷・押傷やトマト等のスジ腐れである。
上述した本実施例の青果物検査装置1と検査方法によれば、外観として現れないような青果物2の内部の傷や腐れの有無を正確に判定することができる。
また、上記本実施例の青果物検査装置1と検査方法によれば、果実の表皮2Aの下となる果肉2Bに自然発生的に、又は、害虫等に吸われることで空洞が生じている場合や、表皮2Aの一部が押し潰れて凹部となっている場合においても、その他の正常部分と比較してアレイ検出器14の受光素子における検出位置がずれることで、そのような空洞や凹部が生じていることを判定することができる。つまり、空洞等の凹部からの反射光L’は正常な部分と比べ大きく逸れて放射され、図3に示すように、正常な場合はほぼL’a近辺で検出される反射光L’が、L’bの様に外れた位置で検出される。検出手段5はこの様な検出位置の変化を、個々の受光素子における電磁波の強度の変化により検出し、判定手段6はこれに基づいて空洞や凹部のような、青果物内部の形状的な不良箇所の有無を判定することができる。
また、上記本実施例の青果物検査装置1と検査方法によれば、果実の表皮2Aの下となる果肉2Bに自然発生的に、又は、害虫等に吸われることで空洞が生じている場合や、表皮2Aの一部が押し潰れて凹部となっている場合においても、その他の正常部分と比較してアレイ検出器14の受光素子における検出位置がずれることで、そのような空洞や凹部が生じていることを判定することができる。つまり、空洞等の凹部からの反射光L’は正常な部分と比べ大きく逸れて放射され、図3に示すように、正常な場合はほぼL’a近辺で検出される反射光L’が、L’bの様に外れた位置で検出される。検出手段5はこの様な検出位置の変化を、個々の受光素子における電磁波の強度の変化により検出し、判定手段6はこれに基づいて空洞や凹部のような、青果物内部の形状的な不良箇所の有無を判定することができる。
なお、上記実施例においては、光源8としてミリ波発振器を用いているが、これに代えてテラヘルツ帯域からなる電磁波(テラヘルツ波)を発振するテラヘルツ波光源やテラヘルツ波発振器を用いても同様の検査が可能で、この場合では、一般的には波長が3μm〜3mmの範囲となる0.1THz〜10THzの電磁波をテラヘルツ波と称しているが、テラヘルツ波光源およびテラヘルツ波発振器としてはその範囲を若干超えるものも含められる。
また、上記実施例においては、検査装置1を構成する照射手段4と検出手段5に対し、回転テーブル3で青果物2を回転させて、青果物2の表面を広範囲に検査するようにしているが、照射手段4と検出手段5を青果物2の周囲で回転移動可能に構成しても良い。さらに、照射手段4はレンズ11により電磁波Lを点状に集光させて青果物2に照射し、検出手段5は短焦点レンズ15により、反射された電磁波L’をアレイ検出器14に点状に集光させるよう構成したが、これに限らず、照射手段4が青果物2に電磁波Lを面状に照射し、ここから反射される電磁波L’を、面状のまま検出手段5のアレイ検出器14の各受光素子に入射させるようにしても良い。このように構成した場合には、個々の受光素子が検出する電磁波L’の強度分布に基づき、強度の違いにより色を異ならせるなどして、検出結果を画像化することも可能である。
また、上記実施例においては、検査装置1を構成する照射手段4と検出手段5に対し、回転テーブル3で青果物2を回転させて、青果物2の表面を広範囲に検査するようにしているが、照射手段4と検出手段5を青果物2の周囲で回転移動可能に構成しても良い。さらに、照射手段4はレンズ11により電磁波Lを点状に集光させて青果物2に照射し、検出手段5は短焦点レンズ15により、反射された電磁波L’をアレイ検出器14に点状に集光させるよう構成したが、これに限らず、照射手段4が青果物2に電磁波Lを面状に照射し、ここから反射される電磁波L’を、面状のまま検出手段5のアレイ検出器14の各受光素子に入射させるようにしても良い。このように構成した場合には、個々の受光素子が検出する電磁波L’の強度分布に基づき、強度の違いにより色を異ならせるなどして、検出結果を画像化することも可能である。
1…青果物検査装置 2…青果物
2A…表皮 2B…果肉
3…回転ステージ 4…照射手段
5…検出手段 6…判定手段
L…電磁波 L’…青果物から反射された電磁波
2A…表皮 2B…果肉
3…回転ステージ 4…照射手段
5…検出手段 6…判定手段
L…電磁波 L’…青果物から反射された電磁波
Claims (5)
- 被検査物である青果物に対してミリ波もしくはテラヘルツ波からなる電磁波を照射して、上記青果物から反射された電磁波の強度に基づいて、青果物の内部の不良箇所の有無あるいは鮮度を判定することを特徴とする青果物検査方法。
- 上記青果物から反射された電磁波の強度に基づいて、青果物の内部の水分状態を検査して、上記判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の青果物検査方法。
- 被検査物である青果物に対してミリ波もしくはテラヘルツ波からなる電磁波を照射する照射手段と、青果物から反射される電磁波を検出する検出手段と、上記検出手段が検出した電磁波の強度に基づいて青果物の内部状態を判定する判定手段とを備えることを特徴とする青果物検査装置。
- 上記検出手段は、反射光を検出する受光素子を縦横に整列させた検出器を備えることを特徴とする請求項3に記載の青果物検査装置。
- 上記青果物を支持して回転させる回転手段を備えることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の青果物検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004361716A JP2006170718A (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 青果物検査方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004361716A JP2006170718A (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 青果物検査方法とその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006170718A true JP2006170718A (ja) | 2006-06-29 |
Family
ID=36671647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004361716A Pending JP2006170718A (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | 青果物検査方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006170718A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007198854A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Si Seiko Co Ltd | 青果物検査方法とその装置 |
JP2008175794A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Tohoku Univ | 反射測定装置および方法 |
US20140056482A1 (en) * | 2010-07-27 | 2014-02-27 | Infruits Ag | Method, sensor unit and machine for detecting "sugar top" defects in potatoes |
-
2004
- 2004-12-14 JP JP2004361716A patent/JP2006170718A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007198854A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Si Seiko Co Ltd | 青果物検査方法とその装置 |
JP2008175794A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Tohoku Univ | 反射測定装置および方法 |
US20140056482A1 (en) * | 2010-07-27 | 2014-02-27 | Infruits Ag | Method, sensor unit and machine for detecting "sugar top" defects in potatoes |
US9910024B2 (en) * | 2010-07-27 | 2018-03-06 | Insort Gmbh | Method, sensor unit and machine for detecting “sugar top” defects in potatoes |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2005022112A8 (en) | Method and apparatus for the detection of terahertz radiation absorption | |
JP2003527594A (ja) | 可視光線スペクトル/近赤外線スペクトルにより果物の特性を測定し、相互に関連付けるための装置および方法 | |
JP2006275910A5 (ja) | ||
JP2016537646A (ja) | 物質を検出する方法および装置 | |
JP2006275793A (ja) | 漏洩検出装置 | |
WO2000079247A1 (fr) | Dispositif d'inspection de la qualite en ligne par plusieurs lampes laterales | |
JP2005201875A (ja) | 界面検出装置及び界面検出方法 | |
JP2003329583A (ja) | 有芯青果物の内部品質検査方法及び装置 | |
JP2006267037A (ja) | 青果類の内部品質評価装置および内部品質評価方法 | |
US20200284720A1 (en) | Method for measuring a concentration of a gas | |
JP3056037B2 (ja) | 光学的測定方法及びその装置 | |
US7103207B2 (en) | Spectral assessment of fruit | |
EP3030070B2 (en) | Method and apparatus for estimating a seed germination ability | |
JP2005172775A (ja) | 電磁波の照射を利用した食品検査装置および検査方法 | |
JP2007198854A (ja) | 青果物検査方法とその装置 | |
JP2006170718A (ja) | 青果物検査方法とその装置 | |
JP2007017419A (ja) | ダイオード発振素子を用いた建材および建造物のイメージング方法およびイメージングシステム | |
RU2298780C2 (ru) | Устройство для проведения замеров в расфасованном в стеклотару жидком продукте | |
JP2006098108A (ja) | 青果物の内部品質評価装置 | |
JPH11174001A (ja) | 青果物の内部判定装置 | |
JP2009294144A (ja) | 青果物品質判定装置 | |
WO2018044327A1 (en) | Food inspection systems and methods | |
JP2008304358A (ja) | 密閉部品の漏れ検査装置およびその検査方法 | |
JP3653849B2 (ja) | 青果物品質測定装置 | |
JP2021092461A (ja) | 青果物の内部品質検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100210 |