JP2006170002A - 車両用旋回走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者に無用な失速感を与えることなく、車両の安定した旋回走行を確保する。
【解決手段】旋回速度Vと目標旋回速度V*との偏差ΔVに応じて目標減速度Xg*を算出し(ステップS5)、この目標減速度Xg*が0より大きくなったときには(ステップS6の判定が“Yes”)、制動力制御装置8を駆動制御して各ホイールシリンダ7iの液圧を増加させると共に、エンジン出力制御装置6を駆動制御してエンジントルクを減少させることによって、自動減速を行い、安定した旋回走行を図る(ステップS8、S9、S14)。このとき、自車両の旋回速度Vが高いほどエンジントルクの下限値T* MINを高い値に設定する(ステップS10)。
【選択図】図3

Description

本発明は、安定した旋回走行を図る車両用旋回走行制御装置に関するものである。
車両の旋回速度や旋回半径が、旋回性能の限界を超えないように、制動力とエンジントルクを制御して自動減速を行い、安定した旋回走行を図るものがあった(特許文献1参照)。
また、例えば旋回走行中に車両を安全な車速まで減速させて車両挙動を制御する際に、アクセルペダルの操作量が増加傾向にあるとき、又は基準値以上であるときには、運転者が加速を要求していると判断して車両挙動の制御を終了するものがあった(特許文献2参照)。
特許第2600876号公報 特開2002−127888号公報
運転者がアクセルペダルを踏込んでいる状態で、自動減速によって制動力を発生させると、駆動力と制動力とが干渉する分だけ、制駆動力のエネルギー損失となってしまう。そこで、上記特許文献1に記載された従来例では、自動減速によって制動力を発生させる際に、エンジントルクを零にすることが考えられるが、エンジントルクを零まで減少させると、アクセルペダルを踏込んでいた運転者に失速感を与えてしまう。逆に、上記特許文献2に記載された従来例のように、運転者の加速意思を優先して減速制御を終了すると、車両の安定した旋回走行を確保できなくなってしまう虞がある。
そこで、本発明は上記問題に着目してなされたものであり、運転者に無用な失速感を与えることなく、車両の安定した旋回走行を確保することができる車両用旋回走行制御装置の提供を課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用旋回走行制御装置は、自車両の旋回状態に応じて自車両を減速させるか否かを判断し、運転者がアクセル操作を行っている状態で自車両を減速させると判断したときに駆動輪に作用する駆動トルクを下限値まで減少させるものであって、自車両の旋回速度が高いほど駆動トルクの下限値を高い値に設定したり、また自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速が高いほど駆動トルクの下限値を高い値に設定したり、更には自車両の旋回速度が高いほど且つ目標車速が高いほど駆動トルクの下限値を高い値に設定したりすることを特徴とする。
車速は低いときよりも高いときの方が、その車速を維持するために必要となる駆動トルクは大きい。したがって、本発明に係る車両用旋回走行制御装置のように、駆動輪に作用する駆動トルクを下限値まで減少させる際、自車両の旋回速度が高いほど駆動トルクの下限値を高い値に設定することで、過大なトルクダウンを防止し、アクセル操作を行っていた運転者に無用な失速感を与えることがない。逆に、自車両の旋回速度が低いほど駆動トルクの下限値を低い値に設定することで、過剰な駆動トルクを排除することができ、車両の安定した旋回走行を確保することができる。
一方、同一の旋回速度ではあっても、大きなステアリング操作を行っているときよりも、小さなステアリング操作を行っているときの方が、安定した旋回走行を確保できる駆動トルクは大きい。したがって、駆動輪に作用する駆動トルクを下限値まで減少させる際、自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速が高いほど駆動トルクの下限値を高い値に設定することで、過大なトルクダウンを防止し、アクセル操作を行っていた運転者に無用な失速感を与えることがない。逆に、自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速が低いほど駆動トルクの下限値を低い値に設定することで、過剰な駆動トルクを排除することができ、車両の安定した旋回走行を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の概略構成を示すブロック図である。各車輪の車輪速度Vwi(i=FL〜RR)を検出する電磁誘導式の車輪速センサ1と、ステアリングホイールの操舵角θを検出する光学式・非接触型の操舵角センサ2と、車体のヨーレイトφDを検出するヨーレイトセンサ3と、アクセルペダルのアクセル開度Accを検出するアクセルセンサ4と、がコントローラ5に接続される。
コントローラ5は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、各センサからの検出信号に基づいて後述する旋回走行制御処理を実行し、エンジン出力制御装置6と制動力制御装置8とを駆動制御して車両の旋回状態に応じた自動減速を行う。
ここで、エンジン出力制御装置6は、エンジン7におけるスロットルバルブの開度、燃料噴射量、点火時期などを調整することによって、エンジン出力(回転数やエンジントルク)を制御するように構成されている。
また、制動力制御装置8は、図2に示すように、マスターシリンダ10と各ホイールシリンダ11FL〜11RRとの間に介装されている。
マスターシリンダ10は、運転者のペダル踏力に応じて2系統の液圧を作るタンデム式のもので、プライマリ側をフロント左・リア右のホイールシリンダ11FL・11RRに伝達し、セカンダリ側を右前輪・左後輪のホイールシリンダ11FR・11RLに伝達するダイアゴナルスプリット方式を採用している。
各ホイールシリンダ11FL〜11RRは、ディスクロータをブレーキパッドで挟圧して制動力を発生させるディスクブレーキや、ブレーキドラムの内周面にブレーキシューを押圧して制動力を発生させるドラムブレーキに内蔵されている。
制動力制御装置8は、アンチスキッド制御(ABS)、トラクション制御(TCS)、スタビリティ制御(VDC:Vehicle Dynamics Control)等に用いられる制動流体圧制御回路を利用したものであり、運転者のブレーキ操作に係らず各ホイールシリンダ11FL〜11RRの液圧を増圧・保持・減圧できるように構成されている。
プライマリ側は、マスターシリンダ10及びホイールシリンダ11FL(11RR)間の流路を閉鎖可能なノーマルオープン型の第1ゲートバルブ12Aと、第1ゲートバルブ12A及びホイールシリンダ11FL(11RR)間の流路を閉鎖可能なノーマルオープン型のインレットバルブ13FL(13RR)と、ホイールシリンダ11FL(11RR)及びインレットバルブ13FL(13RR)間に連通したアキュムレータ14と、ホイールシリンダ11FL(11RR)及びアキュムレータ14間の流路を開放可能なノーマルクローズ型のアウトレットバルブ15FL(15RR)と、マスターシリンダ10及び第1ゲートバルブ12A間とアキュムレータ14及びアウトレットバルブ15FL(15RR)間とを連通した流路を開放可能なノーマルクローズ型の第2ゲートバルブ16Aと、アキュムレータ14及びアウトレットバルブ15FL(15RR)間に吸入側を連通し、且つ第1ゲートバルブ12A及びインレットバルブ13FL(13RR)間に吐出側を連通したポンプ17と、を備えている。また、ポンプ17の吐出側には、吐出されたブレーキ液の脈動を抑制し、ペダル振動を弱めるダンパー室18が配設されている。
また、セカンダリ側も、プライマリ側と同様に、第1ゲートバルブ12Bと、インレットバルブ13FR(13RL)と、アキュムレータ14と、アウトレットバルブ15FR(15RL)と、第2ゲートバルブ16Bと、ポンプ17と、ダンパー室18と、を備えている。
第1ゲートバルブ12A・12Bと、インレットバルブ13FL〜13RRと、アウトレットバルブ15FL〜15RRと、第2ゲートバルブ16A・16Bとは、夫々、2ポート2ポジション切換・シングルソレノイド・スプリングオフセット式の電磁操作弁であって、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRは、非励磁のノーマル位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bは、非励磁のノーマル位置で流路を閉鎖するように構成されている。
また、アキュムレータ14は、シリンダのピストンに圧縮バネを対向させたバネ形のアキュムレータで構成されている。
また、ポンプ17は、負荷圧力に係りなく略一定の吐出量を確保できる歯車ポンプ、ピストンポンプ等、容積形のポンプで構成されている。
以上の構成により、プライマリ側を例に説明すると、第1ゲートバルブ12A、インレットバルブ13FL(13RR)、アウトレットバルブ15FL(15RR)、及び第2ゲートバルブ16Aが全て非励磁のノーマル位置にあるときに、マスターシリンダ2からの液圧がそのままホイールシリンダ11FL(11RR)に伝達され、通常ブレーキとなる。
また、ブレーキペダルが非操作状態であっても、インレットバルブ13FL(13RR)、及びアウトレットバルブ15FL(15RR)を非励磁のノーマル位置にしたまま、第1ゲートバルブ12Aを励磁して閉鎖すると共に、第2ゲートバルブ16Aを励磁して開放し、更にポンプ17を駆動することで、マスターシリンダ2の液圧を第2ゲートバルブ16Aを介して吸入し、吐出される液圧をインレットバルブ13FL(13RR)を介してホイールシリンダ11FL(11RR)に伝達し、増圧させることができる。
また、第1ゲートバルブ12A、アウトレットバルブ15FL(15RR)、及び第2ゲートバルブ16Aが非励磁のノーマル位置にあるときに、インレットバルブ13FL(13RR)を励磁して閉鎖すると、ホイールシリンダ11FL(11RR)からマスターシリンダ2及びアキュムレータ14への夫々の流路が遮断され、ホイールシリンダ11FL(11RR)の液圧が保持される。
さらに、第1ゲートバルブ12A及び第2ゲートバルブ16Aが非励磁のノーマル位置にあるときに、インレットバルブ13FL(13RR)を励磁して閉鎖すると共に、アウトレットバルブ15FL(15RR)を励磁して開放すると、ホイールシリンダ11FL(11RR)の液圧がアキュムレータ14に流入して減圧される。アキュムレータ14に流入した液圧は、ポンプ17によって吸入され、マスターシリンダ2に戻される。
セカンダリ側に関しても、通常ブレーキ・増圧・保持・減圧の動作は、上記プライマリ側の動作と同様であるため、その詳細説明は省略する。
したがって、コントローラ5は、第1ゲートバルブ12A・12Bと、インレットバルブ13FL〜13RRと、アウトレットバルブ15FL〜15RRと、第2ゲートバルブ16A・16Bと、ポンプ17とを駆動制御することによって、各ホイールシリンダ11FL〜11RRの液圧を増圧・保持・減圧する。
なお、本実施形態では、ブレーキ系統をフロント左・リア右とフロント右・リア左とで分割するダイアゴナルスプリット方式を採用しているが、これに限定されるものではなく、フロント左右とリア左右とで分割する前後スプリット方式を採用してもよい。
また、本実施形態では、バネ形のアキュムレータ14を採用しているが、これに限定されるものではなく、各ホイールシリンダ11FL〜11RRから抜いたブレーキ液を一時的に貯え、減圧を効率よく行うことができればよいので、重錘形、ガス圧縮直圧形、ピストン形、金属ベローズ形、ダイヤフラム形、ブラダ形、インライン形など、任意のタイプでよい。
また、本実施形態では、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRが、非励磁のノーマル位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bが、非励磁のノーマル位置で流路を閉鎖するように構成しているが、これに限定されるものではない。要は、各バルブの開閉を行うことができればよいので、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRが、励磁したオフセット位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bが、励磁したオフセット位置で流路を閉鎖するようにしてもよい。
次に、コントローラ5で実行する旋回走行制御処理を、図3のフローチャートに基づいて説明する。
この旋回走行制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込み処理として実行され、図3に示すように、先ずステップS1で、各車輪速Vwiと、操舵角θと、ヨーレイト検出値φDと、アクセル開度Accとを読込む。
続くステップS2では、各車輪速度Vwiに基づいて旋回速度Vを算出する。なお、本実施形態では、各車輪速度Vwiに基づいて旋回速度Vを算出しているが、これに限定されるものではなく、車体の前後加速度を加速度センサで検出し、この前後加速度を加味して旋回速度Vを算出してもよい。
続くステップS3では、図4のブロック図に従って車体のヨーレイトφを算出する。
先ず、図5に示すような制御マップを参照し、操舵角θと旋回速度Vとに応じてヨーレイト推定値φEを算出する。ここで、ヨーレイト推定値φDの算出に用いる制御マップは、図5に示すように、横軸を操舵角θ、縦軸をヨーレイト推定値φDとし、操舵角θが増加するほどヨーレイトφDが増加し、その増加率は旋回速度Vが大きいほど小さくなるように設定されている。そして、下記(1)式に示すように、ヨーレイト検出値φDの絶対値とヨーレイト推定値φEの絶対値とのセレクトハイによって最終的なヨーレイトφを算出する。ここで、検出値φDと推定値φEとのセレクトハイを行うのは、例えば路面摩擦係数μの低い道路で操舵角θがあまり大きくないのにヨーレイトφが増加するスロースピンモードの場合には、減速制御をより早く介入させることができるためである。
φ= max[|φD|,|φE|] ………(1)
続くステップS4では、下記(2)式に示すように、現在の旋回状態に対する目標旋回速度V*を算出する。ここで、μは路面摩擦係数であり、スリップ率とブレーキ操作量(マスターシリンダ圧)とに基づいて推定したり、路面の画像データと気温とに基づいて推定したり、路面判別センサ(GVS:Grand View Censor)の検出結果に基づいて推定したり、更にはインフラストラクチャから取得したりする。また、YgLは限界横加速度であり、ここでは車両が安定して旋回走行できる所定値(例えば、0.45G)に設定するが、各車輪のスリップ率に応じて可変としてもよい。
*=μ×YgL/|φ| ………(2)
続くステップS5では、下記(3)式に示すように、目標減速度Xg*を算出する。ここで、ΔVは旋回速度Vと目標旋回速度V*との偏差(V−V*)であり、tは所定時間であり、kは係数である。
Xg*=k×ΔV/t ………(3)
なお、ここでは単に旋回速度Vと目標旋回速度V*との偏差ΔVに基づいて目標減速度Xg*を算出しているが、これに限定されるものではなく、下記(4)式に示すように、偏差ΔVの増加方向への変化速度(単位時間あたりの変化量)dΔVを加味して目標減速度Xg*を算出してもよい。ここで、k1及びk2は係数である。また、変化速度dΔVは演算周期毎の変化量でもよいし、所定時間内の平均変化量でもよい。
Xg*=(k1×ΔV+k2×dΔV)/t ………(4)
続くステップS6では、目標減速度Xg*が0より大きいか否かを判断する。この判定結果がXg*≦0であるときには、減速制御つまり自動減速は不要であると判断して後述するステップS15に移行する。一方、判定結果がXg*>0であるときには、減速制御が必要であると判断してステップS7に移行する。
ステップS7では、減速制御フラグFcを“1”にセットする。
続くステップS8では、目標減速度Xg*を達成するために必要となる目標制動力F*を算出し増加させる。但し、安定した車両挙動を維持できる程度に制動力が増加するよう、所定の変化速度で目標制動力F*を増加させる。
続くステップS9では、下記(5)式に示すように、1サンプリング前の目標エンジントルクT* (n-1)から所定量Tdownを減じて目標エンジントルクT*を算出する。但し、T* (n-1)の初期値は、運転者のアクセル開度Accに応じたドライバ要求エンジントルクTdriverに設定される。
*=T* (n-1)−Tdown ………(5)
続くステップS10では、フローチャート内に示すような制御マップを参照し、旋回速度Vに応じて目標エンジントルクの下限値T* MINを算出する。ここで、制御マップは、横軸を旋回速度V、縦軸を目標エンジントルクの下限値T* MINとし、旋回速度Vが大きいほど目標エンジントルクの下限値T* MINが増加するように設定されている。
続くステップS11では、目標エンジントルクT*が下限値T* MINより小さいか否かを判定する。この判定結果がT*<T* MINであるときには、目標エンジントルクT*を絞り過ぎであると判断してステップS12に移行する。
ステップS12では、下記(6)式に示すように、目標エンジントルクT*を下限値T* MINに制限してからステップS13に移行する。
* ← T* MIN ………(6)
一方、上記ステップS11の判定結果がT*≧T* MINであるときには、そのままステップS13に移行する。
ステップS13では、下記(7)式に示すように、目標エンジントルクT*と、運転者のアクセル開度Accに応じたドライバ要求エンジントルクTdriverとのセレクトローによって最終的な目標エンジントルクT*を算出する。
*= min[T* ,Tdriver] ………(7)
続くステップS14では、目標エンジントルクT*と目標制動力F*とを制御指令として出力することにより、エンジン出力制御装置6と制動力制御装置8と駆動制御してから所定のメインプログラムに復帰する。
一方、前記ステップS6から移行するステップS15では、減速制御フラグFcが“1”にセットされているか否かを判定する。この判定結果がFc=0であるときには、減速制御つまり自動減速が開始されていない又は既に終了していると判断して所定のメインプログラムに復帰する。一方、判定結果がFc=1であるときには、減速制御が開始されていると判断してステップS16に移行する。
ステップS16では、前記ステップS8の処理で増加させた分だけ目標制動力F*を減少させる。但し、安定した車両挙動を維持できる程度に制動力が減少するよう、所定の変化速度で目標制動力F*を減少させる。
続くステップS17では、下記(8)式に示すように、1サンプリング前の目標エンジントルクT* (n-1)に所定量Tupを加算して目標エンジントルクT*を算出する。
*=T* (n-1)+Tup ………(8)
続くステップS18では、減速制御が終了したか否か、つまり上記ステップS16により目標制動力F*の増加分が解除され、且つS17の処理により目標エンジントルクT*が現時点でのドライバ要求エンジントルクTdriverに復帰したか否かを判定する。ここで、目標制動力F*の増加分が解除され、且つ目標エンジントルクT*がTdriverに復帰しているときには、減速制御が終了したと判断してステップS19に移行する。
ステップS19では、減速制御フラグFcを“0”にリセットしてから前記ステップS14に移行する。
一方、上記ステップS18で、目標制動力F*の増加分が解除されていない、又は目標エンジントルクT*がTdriverに復帰していないときには、減速制御が終了していないと判断してそのまま前記ステップS14に移行する。
以上より、ステップS2、S3の処理が「旋回状態検出手段」に対応し、ステップS5、S6の処理が「減速判断手段」に対応し、ステップS9、S11〜S14、S17、S18の処理とエンジン出力制御装置6とが「駆動トルク制御手段」に対応し、ステップS10の処理が「目標トルク設定手段」に対応し、ステップS4の処理が「目標車速算出手段」に対応している。
次に、上記第1実施形態の動作や作用効果について説明する。
今、車両が旋回走行しているとする。このとき、目標減速度Xg*が0以下であるときには(ステップS6の判定が“No”)、安定した旋回走行が維持されているので、減速制御つまり自動減速の必要はないと判断する。そこで、運転者のアクセル操作に応じた通常のエンジントルクとなるようにエンジン出力制御装置6を非駆動状態にすると共に、運転者のブレーキ操作に応じた通常ブレーキとなるように制動力制御装置8を非駆動状態にする。
この状態から、運転者のステアリング操作量が増加する、或いは運転者のアクセル操作量が増加して目標減速度Xg*が0より大きくなったときには(ステップS6の判定が“Yes”)、車両の旋回状態が旋回性能の限界に接近しているので、減速制御つまり自動減速を要すると判断する。
そこで、目標減速度Xg*を達成するために、制動力制御装置8を駆動制御して各ホイールシリンダ7iの液圧を増加させると共に、エンジン出力制御装置6を駆動制御してエンジントルクを減少させることによって、自動減速を行い、安定した旋回走行を図る(ステップS8、S9、S14)。
このとき、運転者がアクセルペダルを踏込んでいるとすると、自動減速によって制動力を発生させる際に、エンジントルクを零にすることも考えられるが、エンジントルクを零まで減少させると、アクセルペダルを踏込んでいた運転者に失速感を与えてしまう。逆に、運転者の加速意思を優先して減速制御を終了すると、車両の安定した旋回走行を確保できなくなってしまう虞がある。
車速は低いときよりも高いときの方が、その車速を維持するために必要となるエンジントルクは大きい。そこで、エンジントルクを下限値T* MINまで減少させる際、自車両の旋回速度Vが高いほどエンジントルクの下限値T* MINを高い値に設定する(ステップS10)。これにより、図6のタイムチャートに示すように、エンジントルクが下限値T* MINまで減少するときに、過大なトルクダウンを防止し、アクセル操作を行っていた運転者に無用な失速感を与えることがない。逆に、旋回速度Vが低いほどエンジントルクの下限値T* MINを低い値に設定することで、過剰なエンジントルクを排除することができ、車両の安定した旋回走行を確保することができる。
このように、制動力の増加とエンジントルクの減少とによる減速制御によって、目標減速度Xg*が0以下になり安定した旋回走行が可能な状態に復帰したら(ステップS6の判定が“No”)、減速制御によって増加させた分の制動力を徐々に減少させると共に、エンジントルクをドライバ要求エンジントルクTdriverまで徐々に増加させる(ステップS16、S17)。
そして、減速制御によって増加させた分の制動力が解除され、且つエンジントルクがドライバ要求エンジントルクTdriverまで復帰したときに(ステップS18の判定が“Yes”)、制動力制御装置8とエンジン出力制御装置6とを共に非駆動状態にして、減速制御を終了する。
なお、上記の第1実施形態では、エンジントルクを減少させることで、駆動輪に作用する駆動トルクを減少させているが、これに限定されるものではなく、トランスミッションでの伝達トルクを制御することで、駆動輪に作用する駆動トルクを減少させるようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態では、ステップS10の処理で、旋回速度Vに応じて連続的無段階にエンジントルクの下限値T* MINを変化させているが、これに限定されるものではなく、旋回速度Vに応じてステップ状にエンジントルクの下限値T* MINを変化させてもよく、それは1段階だけでもよい。更には、旋回速度Vに応じて直線的にエンジントルクの下限値T* MINを変化させているが、これに限定されるものではなく、旋回速度Vに応じて曲線的にエンジントルクの下限値T* MINを変化させてもよい。
また、上記の第1実施形態では、旋回速度Vと目標旋回速度V*との偏差ΔVに基づいて目標減速度Xg*を算出し、この目標減速度Xg*が0より大きくなるときに、減速制御つまり自動減速を行っているが、これに限定されるものではなく、旋回速度Vが目標旋回速度V*よりも大きくなったときに減速制御を行うようにしてもよい。また、旋回速度のみならず、旋回半径と目標旋回半径も算出し、旋回半径が目標旋回半径よりも小さくなったときに自動減速を行うようにしてもよく、要は、車両の旋回状態が、安定して旋回できる旋回性能の限界を超えないように減速制御を行うことができればよい。
また、上記の第1実施形態では、ブレーキをかける制動機構として、液圧を伝達媒体にしたハイドリックブレーキを採用しているが、これに限定されるものではなく、伝達媒体にケーブルやリンク、或いは空気圧を利用した他の如何なる制動機構を採用してもよい。更には、ディスクロータをブレーキパッドで挟圧する、或いはブレーキドラムの内周面にブレーキシューを押圧する等、摩擦抵抗によって制動力を発生する摩擦ブレーキでなくとも、磁力抵抗によって制動力を発生する電磁ブレーキ、空気抵抗によって制動力を発生する空力ブレーキ、発電によって制動力を発生する回生ブレーキ等、他の如何なる制動機構を採用してもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図7、図8に基づいて説明する。
この第2実施形態は、エンジントルクの下限値T* MINを目標車速V*に応じて変化させるものである。
すなわち、第2実施形態の旋回走行制御処理では、前述したステップS10の処理で参照する制御マップを、図7の制御マップに変更したことを除いては、第1の実施形態と同様の処理を実行する。
すなわち、ステップS10では、図7の制御マップを参照し、目標車速V*に応じて目標エンジントルクの下限値T* MINを算出する。図7の制御マップは、横軸を目標車速V*、縦軸を目標エンジントルクの下限値T* MINとし、目標車速V*が大きいほど目標エンジントルクの下限値T* MINが増加するように設定されている。但し、目標車速V*は略直進状態では極大になってしまうので、目標車速V*が所定値を超えるときには、目標エンジントルクの下限値T* MINが一定の値を維持するように設定されている。
ここで、図7の制御マップを参照して目標エンジントルクの下限値T* MINを算出する処理が「目標トルク設定手段」に対応している。
ところで、同一の旋回速度ではあっても、大きなステアリング操作を行っているときよりも、小さなステアリング操作を行っているときの方が、安定した旋回走行を確保できる駆動トルクは大きい。したがって、エンジントルクを下限値T* MINまで減少させる際、自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速V*が高いほどエンジントルクの下限値T* MINを高い値に設定することで、図8のタイムチャートに示すように、エンジントルクが下限値T* MINまで減少するときに、過大なトルクダウンを防止し、アクセル操作を行っていた運転者に無用な失速感を与えることがない。逆に、自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速V*が低いほど駆動トルクの下限値T* MINを低い値に設定することで、過剰なエンジントルクを排除することができ、車両の安定した旋回走行を確保することができる。
その他の作用効果については前述した第1実施形態と同様である。
なお、第1、第2実施形態を組み合わせれば、夫々の効果を併せて得ることができる。
次に、本発明の第3実施形態を図9に基づいて説明する。
この第3実施形態は、エンジントルクの下限値T* MINを、目標車速V*を維持し続けることのできる値に設定するものである。
すなわち、第3実施形態の旋回走行制御処理では、前述したステップS10の処理で参照する制御マップを、図9の制御マップに変更したことを除いては、第2の実施形態と同様の処理を実行する。
すなわち、ステップS10では、図9の制御マップを参照し、目標車速V*とヨーレイトφとに応じて目標エンジントルクの下限値T* MINを算出する。図9の制御マップは、三次元座標における横軸を目標車速V*、縦軸をヨーレイトφ、高さ軸をエンジントルクの下限値T* MINとする。目標車速V*とヨーレイトφとの関係は、前記(2)式により、●で示すような反比例の曲線となるので、これに沿ってヨーレイトφが小さくなるほど、また目標車速V*が高くなるほど、○で示すように、エンジントルクの下限値T* MINが大きくなるように設定されている。ここで、○で示されたエンジントルクの下限値T* MINは、旋回速度V及びヨーレイトφから決まる旋回半径Rのコーナを、限界横加速度YgLを維持し続けることのできる値として、予め走行実験から求めておく。なお、前述した(2)式のように、路面摩擦係数μを加味する場合には、下限値T* MINに路面摩擦係数μ(μ<1)を乗じればよい。
したがって、図9の制御マップに応じて算出された目標エンジントルクの下限値T* MINは、安定して旋回走行可能な目標車速V*を維持し続けることのできるエンジントルクとなるので、運転者によるアクセルコントロールを要することなく、安定した旋回走行を維持し続けることができる。
ここで、図9の制御マップを参照して目標エンジントルクの下限値T* MINを算出する処理が「目標トルク設定手段」に対応している。
その他の作用効果については前述した第2実施形態と同様である。
本発明の概略構成を示すブロック図である。 制動力制御装置の油圧回路図である。 第1実施形態の旋回走行制御処理を示すフローチャートである。 ヨーレイトの算出手順を示すブロック図である。 ヨーレイト推定値の算出に用いる制御マップである。 第1実施形態の作用効果を説明するタイムチャートである。 第2実施形態で参照する制御マップである。 第2実施形態の作用効果を説明するタイムチャートである。 第3実施形態で参照する制御マップである。
符号の説明
1 車輪速センサ
2 操舵角センサ
3 ヨーレイトセンサ
4 アクセルセンサ
5 コントローラ
6 エンジン出力制御装置
7 制動力制御装置
10 マスターシリンダ
11FL〜11RR ホイールシリンダ
12A・12B 第1ゲートバルブ
13FL〜13RR インレットバルブ
14 アキュムレータ
15FL〜15RR アウトレットバルブ
16A・16B 第2ゲートバルブ
17 ポンプ
18 ダンパー室

Claims (4)

  1. 自車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段と、該旋回状態検出手段で検出した自車両の旋回状態に応じて自車両を減速させるか否かを判断する減速判断手段と、運転者がアクセル操作を行っている状態で前記減速判断手段が自車両を減速させると判断したときに駆動輪に作用する駆動トルクを下限値まで減少させる駆動トルク制御手段と、自車両の旋回速度が高いほど前記駆動トルクの下限値を高い値に設定する目標トルク設定手段と、を備えることを特徴とする車両用旋回走行制御装置。
  2. 自車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段と、該旋回状態検出手段で検出した自車両の旋回状態に応じて自車両を減速させるか否かを判断する減速判断手段と、運転者がアクセル操作を行っている状態で前記減速判断手段が自車両を減速させると判断したときに駆動輪に作用する駆動トルクを下限値まで減少させる駆動トルク制御手段と、自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速を算出する目標車速算出手段と、該目標車速算出手段で算出した目標車速が高いほど前記駆動トルクの下限値を高い値に設定する目標トルク設定手段と、を備えることを特徴とする車両用旋回走行制御装置。
  3. 自車両の旋回状態を検出する旋回状態検出手段と、該旋回状態検出手段で検出した自車両の旋回状態に応じて自車両を減速させるか否かを判断する減速判断手段と、運転者がアクセル操作を行っている状態で前記減速判断手段が自車両を減速させると判断したときに駆動輪に作用する駆動トルクを下限値まで減少させる駆動トルク制御手段と、自車両の安定した旋回走行を確保するのに必要な目標車速を算出する目標車速算出手段と、該目標車速算出手段で算出した目標車速が高いほど且つ自車両の旋回速度が高いほど前記駆動トルクの下限値を高い値に設定する目標トルク設定手段と、を備えることを特徴とする車両用旋回走行制御装置。
  4. 前記目標トルク設定手段は、前記駆動トルクの下限値を、前記目標車速算出手段で算出された目標車速を維持できる値に設定することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用旋回走行制御装置。
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