JP2006168823A - 横型製袋充填機におけるエンドシール装置 - Google Patents

横型製袋充填機におけるエンドシール装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で横型製袋充填機の停止時にシール体の熱影響をフィルムに及ぼさないようにし得る横型製袋充填機におけるエンドシール装置を提供する。
【解決手段】一対のシール体24,28を上下動可能に備えるシールユニット29がスライドガイド14,14に案内されて水平移動可能に配設される。フィルム移送方向に沿って水平に延在するネジ軸32aに、シールユニット29に設けたボールネジナット34が螺合している。ネジ軸32aは、第1サーボモータ33により正逆回転される。ボールネジ32および第1サーボモータ33からなる水平作動機構30は、カットピッチに応じて設定されたシールユニット29の水平移動中心を、水平移動可能範囲内で前後に位置変更し得るよう構成される。
【選択図】図4

Description

この発明は、横型製袋充填機に採用されるエンドシール装置に関するものである。
横型製袋充填機(=包装機)では、製袋器により筒状に成形されながら水平に移送される筒状フィルム中に被包装物を順次供給すると共に、前記筒状フィルムにおける長手方向端縁部の重合面にセンターシールを施し、更に筒状フィルムの被包装物を挟む前後に夫々エンドシール・切断を施すことにより、所謂ピロー包装体を製造し得るようになっている。この包装機において運転を休止する際には、供給コンベヤから筒状フィルムに被包装物を受け渡した位置で停止するように設定されていることが好ましい。これにより、当該包装機の停止時または停止後の起動開始時の動作によって、供給コンベヤから筒状フィルムに被包装物が一定間隔毎に供給されないと云った事態の発生を防ぐことができる。
また、包装機の停止時においては、筒状フィルムにエンドシールを施すエンドシール装置における一対のシール体は、フィルムに接触しない位置で停止するようなタイミングに設定されていることが好ましい。これにより停止時に、加熱されたシール体からの熱影響を受けてフィルムが溶けたりすることなく、良好な包装体を得ることができる。
しかしながら、包装機において供給コンベヤから被包装物が筒状フィルムへ受け渡される位置からエンドシール装置までの機械的寸法は一定となっており、従って、設定される一包装分のフィルム長さに対応した筒状フィルムのエンドシール間隔によっては、前記被包装物の供給位置とシール体の動作位置との関係で包装機の停止時における前記シール体の停止位置が、フィルムに接触した位置等、シール体の熱によってフィルムに悪影響を及ぼす位置で停止することになってしまうことがある。
これに対応するため、例えば、特許文献1によって提案されている技術は、所定間隔毎に筒状フィルムに供給されるべき被包装物の供給が途絶えた際に、その間はフィルムの供給を一時停止すると共にエンドシール装置も停止するようにしており、このエンドシール装置の停止時期が、回転式のシール体が噛合する時期と一致しているとわかった時に、予めエンドシール装置全体を前後の何れかに所定距離移動し、供給コンベヤから被包装物が受け渡される位置からシール体の噛合位置までの距離を変更し、シール体を所定角度回転させておくことで、シール体が噛合位置で停止しないよう設定している。
なお、包装機のエンドシール装置では、シールに際して包装体の密封性を高めるため等の目的から、ボックスモーション式のものが採用される場合がある。このボックスモーション式のエンドシール装置において、シール体の開閉を行なう駆動手段と、該シール体を前後方向に水平移動させる駆動手段とを備え、シール体の水平移動と開閉動とを独立して行なう構成が採用されたものとして、例えば特許文献2に開示のものが存在する。
実開平3‐29408号公報 特開平7−291234号公報
前記特許文献2に開示されるように、シール体の各動作を独立して行なうボックスモーション式のエンドシール装置において、前述した特許文献1に記載の技術を適用した場合、ボックスモーション式の各駆動部を含むシールユニット全体を移動する機構を別途配設する必要があり、構成が複雑になると共に、装置コストが嵩む等の問題を招く。
すなわち本発明は、前述した従来の技術に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置に内在する前記諸問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、簡単な構成で横型製袋充填機の停止時にシール体の熱影響をフィルムに及ぼさないようにし得る横型製袋充填機におけるエンドシール装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置は、
被包装物が充填された筒状フィルムの移送路を挟んで上下に対向し、該筒状フィルムの移送と共にその移送方向へ移動しつつ対向的に近接・離間移動する一対のシール体により、筒状フィルムの前記被包装物を挟む前後に所定のカットピッチでエンドシールを施す横型製袋充填機におけるエンドシール装置において、
前記一対のシール体が上下に開閉作動可能に配設され、スライドガイドに案内されてフィルム移送方向に沿って水平移動可能に配設されるシールユニットと、
前記シールユニットを水平方向に往復移動させる水平作動機構と、
前記一対のシール体を、前記水平作動機構とは独立して前記シールユニットの往復動に同調して開閉作動する開閉作動機構とからなり、
前記水平作動機構は、前記シールユニットの水平移動可能範囲内における水平移動中心をカットピッチに応じて変更し得るよう構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置によれば、フィルムのカットピッチに応じてシールユニットに与えられる水平移動距離に対する水平移動中心を、該シールユニットの水平移動可能範囲内で前後に変更し得るよう構成したから、複雑な構成を採用することなく、横型製袋充填機の停止時にシール体が常にフィルムに熱影響を与えない開放した状態となる位置で停止するよう設定することができる。
請求項2のエンドシール装置によれば、カットピッチに関するデータ値からシールユニットの水平移動中心が自動設定されるので、水平移動中心を設定する操作が不要となる。請求項3のエンドシール装置によれば、シールユニットの水平移動距離を任意に設定できるから、密封性が要求される包装品その他フィルムの材質に応じて最適なシールをすることが可能となる。請求項4のエンドシール装置によれば、カットピッチに関するデータ値と、被包装物の高さに関するデータ値をデータ入力するのみで、シールユニットの水平移動中心を自動設定することができる。
請求項5のエンドシール装置によれば、駆動モータにより正逆回転されるボールネジを用いてシールユニットを水平移動するよう構成したから、水平移動距離の変更およびシールユニットの往復移動を軽負荷で精度よく実施することができる。請求項6のエンドシール装置によれば、横型製袋充填機の停止時において一対のシール体は上下に最も離間した開放位置で停止するから、フィルムに対する熱影響を確実に抑制し得る。
請求項7のエンドシール装置によれば、開閉作動機構の駆動手段を、シールユニットの水平移動部とは別置としたから、シールユニットの高速作動時における振動の発生を抑制できると共に、駆動手段の負荷を軽減し得る。請求項8のエンドシール装置によれば、シールユニットの水平移動中心は、包装品種毎に設定記憶されているから、品種毎の設定操作が不要となり極めて簡単に品種切換え時の対応が可能となる。
次に、本発明に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1は、本発明の実施例に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置の全体構成を示すものであって、このエンドシール装置10の上流側において供給源から繰出された帯状フィルムが製袋手段により成形された筒状フィルムFに、供給コンベヤKから所定間隔毎に被包装物Mが供給されると共に連続的にセンターシールが施される。そして、所定間隔で被包装物Mが充填された筒状フィルムFが、前記エンドシール装置10に移送されて、筒状フィルムFにおける被包装物Mを挟む前後でエンドシールが施されるよう構成される。
前記エンドシール装置10の機枠11は、図2に示す如く、フィルム移送路から側方(フィルム移送方向と交差する幅方向の一側方)に離間し、矩形枠状に形成された固定機枠12と、該固定機枠12に対して平行に上下動するよう配設された可動機枠(機枠)13とから構成され、該可動機枠13は、後述する高さ調節手段75を介して高さ調節可能になっている。
前記可動機枠13には、そのフィルム移送路側の一側面に、フィルム移送方向に水平に延在する一対のスライドガイド14,14が上下方向に離間して平行に配設され、両スライドガイド14,14に、後述するシールユニット29におけるシールフレーム15が摺動自在に配設されている。このシールフレーム15は、幅方向に離間する一対の側板16,17と、両側板16,17間に架設されて上下に離間する一対の連結板18,19とから構成され、可動機枠13と対向する一方の側板17の外側面に、前記各スライドガイド14に摺動可能に係合する摺動部材20が上下に離間して配設されている。
前記一対の連結板18,19には、図2に示す如く、幅方向に離間して所定長さの一対のスライドシャフト21,21が上下方向に摺動自在に挿通支持されており、下側の連結板19から下方に延出する一対のスライドシャフト21,21の下端部が第1支持部材22で連結されると共に、上側の連結板18から上方に延出してフィルム移送路より上方に臨む両スライドシャフト21,21の上端部が上保持部材23により連結されている。この上保持部材23の下側に、シール面が筒状フィルムFの移送路を指向する第1のシール体24が、上下動可能に配設されている。なお第1のシール体24は、弾性部材としてのバネ25,25によって、常には下方に向けて付勢され、該バネ25,25により、第1のシール体24と後述する第2のシール体28とにより筒状フィルムFを所定の圧力で挟持するべく機能する。また、第1のシール体24にはカッタ26が内装され、第2のシール体28との噛合時に筒状フィルムFの切断を行なうよう構成される。
前記上側の連結板18と上保持部材23との間のスライドシャフト21,21に、前記第1支持部材22と平行な第2支持部材27が上下動可能に配設されて、第1支持部材22と第2支持部材27とが近接・離間移動可能になっている。この第2支持部材27の上面には、前記第1のシール体24とフィルム移送路を挟んで平行に対向する第2のシール体28が、そのシール面をフィルム移送路に指向させた状態で配設されている。そして、後述する開閉作動機構50を作動することにより、上下のシール体24,28は相互に近接・離間移動し、その近接時に筒状フィルムFを挟んで噛合することで、該フィルムFに所定圧力のもとでエンドシールを施すよう構成される。そして、上下のシール体24,28、スライドシャフト21,21、第1および第2の支持部材22,27、バネ25、カッタ26およびシールフレーム15からなるシールユニット29が、後述する水平作動機構30を作動することにより前記一対のスライドガイド14,14に沿ってフィルム移送方向の前後に水平移動するようになっている。
前記可動機枠13に配設される水平作動機構30は、図3または図4に示す如く、可動機枠13に配設されたフィルム移送方向に離間する一対の軸受31,31に回動自在に枢支されてフィルム移送方向に平行に延在するボールネジ32におけるネジ軸32aと、該ネジ軸32aを回転駆動する正逆回転可能な駆動モータとしての第1サーボモータ33と、前記シールユニット29のシールフレーム15に配設されて、前記ネジ軸32aに雌ネジ孔が螺合する雌ネジ体としてのボールネジナット34とから基本的に構成され、前記第1サーボモータ33は制御装置35により回転制御される。また第1サーボモータ33は、ネジ軸32aにプーリと無端ベルトとからなる伝達手段36を介して連繋されており、第1サーボモータ33を正逆回転することで、ボールネジナット34の雌ネジ孔とネジ軸32aとの螺合作用下に、前記シールユニット29がフィルム移送方向の前後に水平移動されるよう構成される。
前記可動機枠13には、前記ボールネジナット34の移動位置を検知可能な一対の限界センサ37,38が、図4に示すようにフィルム移送方向に離間して配設されており、前記シールユニット29は、一対の限界センサ37,38の間の水平移動可能範囲において水平移動し得るように設定される。また両限界センサ37,38が配設された中間位置には、ボールネジナット34の移動位置を検知可能な原点センサ39が配設されている。
前記制御装置35は、図5に示す如く、各種設定データを記憶する記憶手段40と、演算手段41とを有すると共に、データ入力や項目選択によりデータ設定が可能なタッチパネル等の入力手段42が接続されており、該入力手段42により包装機を駆動制御するための各種制御用データに加えて、1包装長に対応するフィルム長さ(カットピッチ)、包装速度、被包装物Mの高さ、および水平移動距離との夫々に関する所定のデータ値を入力し得るようになっている。これら入力手段42により入力された各種のデータ値(入力値)は、被包装物Mの品目その他の各包装品種毎に前記記憶手段40に記憶可能となっており、オーダ変更に伴い、品種設定を行なうのみで、先に設定されたデータ値が記憶手段40から読み出されて自動設定されるようになっている。なお品種設定の入力は、前記入力手段42を介して実際の品種名を入力したり、予め品種毎に付した品種番号等を入力する方法等を採用可能である。そして、制御装置35は、前記シールユニット29の水平動を行なう水平作動機構30における第1サーボモータ33および開閉動を行なう後述の開閉作動機構50における第2サーボモータ66、前記供給コンベヤKを駆動する第3サーボモータ43、フィルム移送機構を駆動する第4サーボモータ44を同期して駆動制御するよう設定される。また制御装置35は、包装機を停止(休止)する際には、供給コンベヤKから筒状フィルムFに被包装物Mの受け渡しが完了した位置となり、前記シールユニット29が水平移動中心の位置で停止すると共に、該シールユニット29の水平移動と同調して開閉作動機構50により開閉動される一対のシール体24,28がシールユニット29の水平移動中心の位置に対応した上下に最も離間した開放位置で停止するタイミングで、各モータ43,44,33,66を停止制御するよう設定されている。なお、前記原点センサ39によりボールネジナット34の移動位置が検知されることで、水平作動機構30によって水平移動されるシールユニット29の水平作動位置における原点位置信号が制御装置35に入力され、前記第1サーボモータ33に付設されたエンコーダから発信されるパルスとによってシールユニット29の水平移動現在位置を認識し得るようになっている。
また制御装置35では、前述したように供給コンベヤKから筒状フィルムFに被包装物Mの受け渡しが完了した位置で包装機が停止した際に、前記開閉作動機構50によるシール体24,28の開閉位置が上下に最も離間した開放位置となるように、入力手段42で入力されたカットピッチ(P)に関するデータ値と水平移動距離(X1)に関するデータ値とから、シールユニット29の水平移動可能範囲内での水平移動中心の位置(Xc)が、以下に示す如く計算されて決定される。
本実施例においては、後述する如く開閉作動機構50によるシール体24,28の開閉動作は定速度で行なわれ、また筒状フィルムFは一定速度で移送されるよう設定されているから、筒状フィルムFの移送位置とシール体24,28の開閉位置およびシールユニット29の水平移動位置との夫々の関係において、図6に示すように、包装機の停止時にシール体24,28が最も離間した開放位置でのシールユニット29の水平移動中心の位置(Xc)は、シール体24,28が筒状フィルムFの最下流側の位置においてシール・切断後に、シール体24,28の動作サイクルが1/2サイクル経過した後であって、筒状フィルムFにおける1/2実包装長(得られる包装体の全長の1/2)分上流側に水平移動した位置となる。このことから、前記筒状フィルムFがその下流端までに引き出されている長さは、既知の値である被包装物Mの筒状フィルムFへの受け渡し位置から前記シール体24,28の水平移動可能範囲の上流端までの距離(L1)に水平移動可能範囲の距離(X)を加算した値とカットピッチ(P)との割合において、「(L1+X)/P」の約数を求めることで得られ、被包装物Fの高さを考慮しない場合でのシールユニット29の水平移動中心の位置(Xc)は、得られたフィルム下流端の位置より「P/2」分上流側に移動した位置となる。
但し、シール体24,28で筒状フィルムFを次の被包装物Mとの中間においてシールする際には、筒状フィルムFが所定量絞り込まれて被包装物Mの高さに対応して筒状フィルムFの下流端部までの全長が縮むことから、次のシール体24,28の噛合タイミングを早める必要があり、前記入力手段42で入力された被包装物Mの高さ寸法に関するデータ値から得られる筒状フィルムFの縮み率分について、前記水平移動中心の位置(Xc)を上流側に変位した位置とする必要がある。
更にまた、水平移動中心の位置(Xc)は、前記被包装物Mの筒状フィルムFへの受け渡し位置から水平移動可能範囲の上流端までの距離(L1)分の位置を基点とする水平移動可能範囲の下流端までの距離(X)の間において、前記シールユニット29の水平移動距離(X1)分について移動し得る位置とする。すなわち、求めるべき水平移動中心の位置(Xc)が水平移動距離(X1)との関係において、シールユニット29が水平移動する範囲が水平移動可能範囲外になっていない位置として求める必要がある。従って、水平移動可能範囲の上流端から水平移動中心の位置(Xc)までの距離(L2)との関係が、「L2≧X1/2」の条件を満し、かつ前記被包装物Mの高さを考慮した位置となるように、水平移動中心の位置(Xc)を最終的に求める。なお実際には、被包装物Mの高さを考慮しない場合と考慮した場合、並びに水平移動可能範囲外であるかどうかについての計算を段階的に行なうのではなく、初めからこれらの値を考慮した計算式によって水平移動中心の位置(Xc)が求められる。
なお、前述した計算における被包装物Mの高さに関するデータ値は、入力手段42で入力し包装品種毎に記憶手段40に記憶されるものとしたが、例えばシート状で薄手の被包装物等においてはシール体24,28、またはフィルム移送機構の作動における誤差範囲として特にデータ値として与えることなく求めることができ、必要に応じて入力手段42で入力した値が記憶されるものであって、必ずしも前述した水平移動中心の位置を求める計算のデータ値として引用されなくてもよい。また、高さの異なる複数品種の被包装物Mを包装しない、例えば1品目のみの包装を行なう際等、高さに関するデータ値の変更を要しないものにあっては、予めプログラム設定されているものであってもよい。
この計算結果に基づき制御装置35は、開閉作動機構50の第2サーボモータ66を所定量回転させて一対のシール体24,28が相互に最も離間する開放位置まで移動し、また水平作動機構30の第1サーボモータ33を所定量回転することで、前記原点位置を基準として前記求められた水平移動中心の位置(Xc)までの所定距離分下流側に移動した位置にシールユニット29を水平移動して位置決めする。すなわち、第1サーボモータ33に付設された前記エンコーダから発信されるパルスによって回転数および回転方向が検出され、該パルス信号を基に前記制御装置35により第1サーボモータ33が回転制御されて、シールユニット29が水平移動中心(Xc)に位置決めされる。そして、その位置でシールユニット29を、前記入力手段42で入力されたデータ値に相当する水平移動距離(X1)往復移動するよう設定される。
図2に示す如く、前記シールフレーム15における上下の連結板18,19の間に取付板45が配設され、該取付板45および前記摺動部材20が配設された一方の側板17に、幅方向に延在する作動軸46が回動自在に枢支されている。この作動軸46における取付板45から突出する一端部に、作動部材47が一体回転可能に配設されている。そして、作動部材47における作動軸46から径方向一方向に延出する端部に一端部が回動自在に連結された第1作動杆48の他端部が、前記第1支持部材22に回動自在に連結される。また作動部材47における作動軸46から径方向他方向に延出する端部で、第1作動杆48の枢支位置とは周方向に位相が180度異なる位置に一端部が回動自在に連結された第2作動杆49の他端部が、前記第2支持部材27に回動自在に連結されている。すなわち、作動部材47が後述する回転機構62により所定角度範囲で正逆方向に回動される際には、両作動杆48,49のクランク運動により、第1支持部材22と第2支持部材27とが相互に近接・離間移動し、これに伴い上下のシール体24,28が前記フィルム移送路を挟んで相互に近接・離間移動するよう構成される。実施例では、第1作動杆48、第2作動杆49、作動部材47、作動軸46、回転機構62および該回転機構62を作動する第2サーボモータ66から、シール体24,28を開閉動する開閉作動機構50が構成される。なお、前記作動軸46における一方の側板17から外方(可動機枠側)に突出する端部に作動材51の一端が一体的に回動するよう連結されると共に、作動材51の他端にフォロワ52が回動自在に枢支してある。
前記可動機枠13の内部には、図3に示す如く、取付けフレーム53が配設され、該取付けフレーム53に、フィルム移送方向と交差して水平に延在する一対の駆動軸54,55が前後に離間して回転自在に配設されている。下流側の第1駆動軸54の内側端部(フィルム移送路側の端部)に第1平歯車56が一体的に回転するよう配設されると共に、上流側の第2駆動軸55の内側端部に支持材57の一端が一体的に回転するよう連結されている。第1平歯車56の偏心位置に一端部が回動可能に連結されて前後に延在するレール部材58の他端部が、前記支持材57の他端に回動自在に連結されて、レール部材58は常に水平姿勢に保持されるようになっている。このレール部材58には、図4に示す如く、前後に延在する長孔58aが形成され、該長孔58a内に、前記作動材51に枢支されたフォロワ52が転動可能に臨んでいる。また第1駆動軸54の外側端部に第1連杆59が一体的に回転するよう配設されると共に、第2駆動軸55の外側端部に第2連杆60が一体的に回転するよう配設され、この第1および第2連杆59,60における駆動軸54,55から径方向に延出する一端部間に、連繋部材61が回動可能に連結されている。すなわち実施例では、第1平歯車56、支持材57、第1連杆59、第2連杆60、連繋部材61およびレール部材58から回転機構62が構成され、該回転機構62が、後述する第2サーボモータ66で作動されるようになっている。
前記取付けフレーム53には、前記第1駆動軸54の下方位置に枢支軸63が回動自在に枢支されており、該枢支軸63の内側端部に一体的に回転するよう配設した第2平歯車64が、前記第1平歯車56に噛合している。この枢支軸63は、プーリと無端ベルトとからなる伝達手段65を介して取付けフレーム53に配設された駆動手段としての第2サーボモータ66に連繋され、該モータ66を一定方向に連続回転することで、第2平歯車64に噛合する第1平歯車56を一定方向に回転するよう構成される。そして、第1平歯車56の回転に伴い、前記連繋部材61、第2連杆60および第2駆動軸55を介して支持材57が同一方向に回転し、前記レール部材58が水平姿勢を保持したまま旋回運動を行なうよう構成されている。これにより、レール部材58の長孔58aに係合しているフォロワ52を介して作動材51、作動軸46および作動部材47が所定角度範囲で正逆方向に回動し、該作動部材47に第1および第2作動杆48,49を介して連結された第1支持部材22と第2支持部材27とが相互に近接・離間移動し、この結果として上下のシール体24,28が相互に近接・離間移動(上下動)するようになっている。また開閉作動機構50は、第2サーボモータ66を一定速で回転制御することにより、第1のシール体24および第2のシール体28が、予め設定されたシールユニット29の水平移動距離における最も上流側に移動してから下流側に向けて移動する間の所定タイミングで相互に近接させ、最も下流側に移動するまでの所定タイミングで相互に離間させることができるように設定されている。
すなわち実施例では、第1サーボモータ33を正逆回転すると共に第2サーボモータ66を一定方向に連続回転することで、水平作動機構30と開閉作動機構50とが同調して作動し、前記第1のシール体24と第2のシール体28とは、フィルム移送方向上流側で相互に近接して噛合し、この噛合状態で下流側に水平移動した後、相互に離間して上流側に水平移動する運動(ボックスモーション)を繰返す。なお、シール体24,28の噛合状態でのフィルム移送方向への移動速度は、フィルム移送速度と略同一速度となるよう前記第1サーボモータ33が回転制御されるように設定されている。また第1サーボモータ33は、被包装物Mのサイズに対応して設定されるフィルムのカットピッチと、所望の包装速度とから得られる筒状フィルムFの移送速度と、設定包装速度とに応じて前記制御装置35により変速制御されるように設定され、また第2サーボモータ66は、設定包装速度に応じて一定速の速度値が制御装置35により変更される。
前記固定機枠12の上部には、図4に示す如く、調節軸67が回動自在に枢支されると共に、該調節軸67には軸方向に離間して一対の第1ハスバ歯車68,68が一体回転可能に配設される。また固定機枠12に、各第1ハスバ歯車68と噛合する第2ハスバ歯車69が夫々回動自在に枢支されると共に、各第2ハスバ歯車69には上下方向に延在する調節ネジ70が夫々一体的に回転するよう配設され、各調節ネジ70が前記可動機枠13の対応位置に設けた支材71に形成した雌ネジ孔に螺挿されている。前記調節軸67は、プーリと無端ベルトとからなる伝達手段72を介して固定機枠12にブラケット73を介して配設された調節用モータ74に連繋され、該モータ74を正逆方向に回転することで、調節ネジ70と雌ネジ孔とからなる調節ネジ手段による螺合作用下に可動機枠13は固定機枠12に対して上下方向に移動する。これにより、後述する移送コンベヤ76,77で移送される被包装物Mの高さに応じて、前記一対のシール体24,28が噛合する高さ位置の調節を行ない得るようになっている。なお、支材71、雌ネジ孔、調節ネジ70および調節軸67により高さ調節手段75が構成される。
前記エンドシール装置10におけるシールユニット29を挟んでフィルム移送方向の上流側と下流側に、図1に示す如く、移送レベルを一致させた第1移送コンベヤ76と第2移送コンベヤ77とが直列に配設されている。なお、両移送コンベヤ76,77の構成は略対称であるので、第1移送コンベヤ76の構成についてのみ説明し、第2移送コンベヤ77の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
すなわち、上流側に配置される第1移送コンベヤ76は、前記固定機枠12に配設されてフィルム移送路に臨む固定フレーム78と、この固定フレーム78の内側においてフィルム移送方向の水平移動が可能に配設された移動フレーム79とを備える。また、固定フレーム78および移動フレーム79に複数のプーリ80が回転可能に枢支され、これらプーリ80間に無端ベルト81が走行可能に巻掛けられて第1移送コンベヤ76が構成され、無端ベルト81は図示しないモータにより走行するようになっている。
前記第1移送コンベヤ76では、無端ベルト81がフィルム移送速度と略同速で走行されるよう設定されており、該無端ベルト81に載置された被包装物Mが充填された筒状フィルムFは、シールユニット29に向けて移送される。また第2移送コンベヤ77では、無端ベルト81が第1移送コンベヤ76における無端ベルト81の走行速度よりも高速となるよう設定されており、シールユニット29の両シール体24,28によりエンドシール・切断された先行の包装体を、後続の未包装体から確実に切離して排出し得るよう構成されている。
図1に示す如く、前記第1移送コンベヤ76の移動フレーム79における下流端部近傍の幅方向左右両側に、第1カム溝82aを形成した第1カム板82が夫々配設されている。また前記第2移送コンベヤ77の移動フレーム79における上流端部近傍の幅方向左右両側に、第2カム溝83aを形成した第2カム板83が夫々配設されている。前記第2のシール体28を挟んでフィルム移送方向の前後に位置する第1カム板82と第2カム板83とに形成される第1カム溝82aと第2カム溝83aとは、図1に示す如く対称となるよう形成される。そして、第1カム溝82aに、前記第2支持部材27に配設された保持材84に枢支されている第1のローラ85が転動可能に係合されると共に、第2カム溝83aには、同じく保持材84に枢支されている第2のローラ86が転動可能に係合される。
前記第1および第2カム溝82a,83aの形状は、前記両移送コンベヤ76,77の対向端部を、シールユニット29の水平移動並びに一対のシール体24,28の開閉動作に伴って、フィルム移送方向に沿って進退動すると共に相互に近接・離間するよう設定される。すなわち図1に示すように、第2のシール体28が最下点に位置した状態では、両移動フレーム79,79の対向端部が相互に近接することで両移送コンベヤ76,77の対向端部が近接して筒状フィルムF中に供給された被包装物Mを第1移送コンベヤ76から第2移送コンベヤ77に移送し、また第2のシール体28の上昇移動と共に保持材84が上昇すると、両移動フレーム79,79の対向端部が相互に離間することで両移送コンベヤ76,77の対向端部が離間して、第2のシール体28の上昇移動を許容する隙間を形成するよう構成されている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るエンドシール装置の作用につき説明する。包装機の運転開始に先立ち、前記入力手段42を介して包装機を駆動制御するための各種データ並びにカットピッチ、被包装物Mの高さ、およびシールユニット29の水平移動距離等、夫々に関するエンドシール装置10を制御するための所定のデータ値が入力される。前記シールユニット29の水平移動中心に関しては、被包装物Mの供給コンベヤKから筒状フィルムFへの受け渡し位置からシールユニット29の水平移動可能範囲の上流側限界位置(上流側の限界センサ38)までの距離(L1)および入力手段42により入力された被包装物Mの高さとカットピッチとの夫々に関するデータ値に基づいて、前記制御装置35の演算手段41により求められる。前記入力手段42によって入力された各種データ値と演算値とは、入力手段42による品種設定操作によって決定された各包装品種に対応して前記記憶手段40に設定記憶される。そして、包装対象となる被包装物Mに対応して設定されたデータ値に基づいて、包装機の同期位置合わせ運転が実施される。すなわち、オペレータによる運転スイッチの操作によって、先ず開閉作動機構50の第2サーボモータ66が低速で回転駆動されて、一対のシール体24,28が上下に最も離間した開放位置に位置決めされると共に、エンドシール装置10の水平作動機構30の第1サーボモータ33が低速回転されて、前記原点センサ39によりボールネジナット34の移動位置が検知された後、求められた水平移動中心の位置にシールユニット29が位置決めされるまで駆動される。次いで、前記第3サーボモータ43および第4サーボモータ44が夫々低速で回転制御され、被包装物Mを筒状フィルムFに受け渡しが完了した位置となるタイミングで停止する。
前述した同期位置合わせ運転が完了した後、包装機の運転を開始すると、筒状フィルムF中に供給された被包装物Mは、フィルム移送速度と同速で走行する無端ベルト81を備えた前記第1移送コンベヤ76により下流側に移送される。エンドシール装置10は、第1サーボモータ33の正逆回転および第2サーボモータ66の一定方向への連続回転により水平作動機構30および開閉作動機構50が所要のタイミングで作動され、第1のシール体24と第2のシール体28とは上流側へ移動すると共に適宜のタイミングで相互に近接する。すなわち、第1サーボモータ33によって正転方向へ回転するネジ軸32aとボールネジナット34との螺合作用下に、前記シールユニット29がスライドガイド14,14に沿って上流側に移動する。また、第2サーボモータ66によって作動される回転機構62を介して回動される前記作動部材47が図1において反時計方向へ回動することで、該作動部材47と第1および第2支持部材22,27とを連結する第1および第2作動杆48,49のクランク運動により、第1のシール体24と第2のシール体28とは、最も上流側に移動してから下流側に移動する間の所定のタイミグで相互に近接移動する。なお、第2のシール体28の移動に連動して第1および第2移送コンベヤ76,77の対向端部が相互に離間移動し、第2のシール体28の上方への延出を許容する隙間を画成する。
前記筒状フィルムFを挟持した一対のシール体24,28は、シールユニット29の前記水平作動機構30の作動により前記筒状フィルムFの移送に伴って下流側に所要距離だけ水平に移動し、また前記開閉作動機構50の作動により筒状フィルムFの挟持状態を維持し、これによりエンドシール・切断が施される。なお、前記シール体24,28が下流側に水平に移動する間は、前記両移送コンベヤ76,77は、その対向端部の間にシール体24,28が接触干渉することなく所要の隙間が保持されたまま下流側に水平に移動する。
前記水平作動機構30および閉閉作動機構50の作動により下流側へ移動した所定タイミングで第1のシール体24および第2のシール体28は相互に離間すると、エンドシール・切断の施された包装体は、高速で運転されている第2移送コンベヤ77によりエンドシール装置10の配設位置から速やかに下流側に移送される。また一対のシール体24,28の開放作動に連動して、第1および第2移送コンベヤ76,77の対向端部が相互に近接するので、次の被包装物Mの第1移送コンベヤ76から第2移送コンベヤ77への受け渡しは円滑になされる。
前述したように、シールユニット29を水平移動させる水平作動機構30および両シール体24,28を上下に開閉作動させる開閉作動機構50を、対応する個々のサーボモータ33,66により作動するよう構成したから、シール体24,28の水平移動とは独立して上下の開閉作動に伴うシール体24,28の移動速度やシール体24,28が筒状フィルムFを挟持している期間を夫々任意値に設定でき、各種包装条件に容易に対応することができる。また開閉作動機構50の第2サーボモータ66は、水平移動するシールユニット29とは別の可動機枠13に配設されているから、往復移動時における振動の発生を抑制し得ると共に、水平作動機構30の第1サーボモータ33の負荷を軽減して高速化に対応することができる。
包装機が運転を停止する際には、供給コンベヤK、フィルム移送機構、エンドシール装置10の水平作動、開閉作動の各機構30,50は同期作動されており、供給コンベヤKから筒状フィルムFへ被包装物Mの受け渡しを完了した位置で位置決めされて停止する。また、前記エンドシール装置10におけるシールユニット29は、設定された水平移動距離の水平移動中心で位置決めされ、また一対のシール体24,28は、上下方向に最も離間した開放位置で停止する。すなわち、シール体24,28は、その停止時には常にフィルムへの熱影響が無い位置で停止される。なお、エンドシール装置10の駆動停止は、特許文献2に記載されているように供給コンベヤKからの被包装物Mの送り込みが途絶えた時にフィルムの送りを一時休止すると共にエンドシール装置10の作動を休止する際にも、前記と同様な停止位置とすることができる。
次に、オーダ変更等によってカットピッチまたは被包装物Mの高さあるいはそれら両値が従来とは異なるサイズである場合は、前記入力手段42によって所定のデータ値を入力し、当該入力値並びに前記演算値は、当該品種に対する品種設定操作によって前記記憶手段40に設定記憶される。これにより、前述した如く包装機の同期位置合わせ運転を実施することで、被包装物Mが供給コンベヤKから筒状フィルムFに受け渡された位置で包装機が停止したときに、前記シール体24,28が上下に最も離間した開放位置となるように、シールユニット29の水平移動可能範囲内において、新たに設定された水平移動距離の中央位置である水平移動中心が前後に移動調節される。具体的には、前記原点センサ39によりボールネジナット34の移動位置が検知された原点位置から水平移動中心までの移動量が変更される。すなわち、エンドシール装置10における水平作動機構30や開閉作動機構50を含む装置全体をフィルム移送方向の前後に移動させる必要はなく、加えてその移動のための機構を採用する必要がない等、極めて簡単な構成で包装機の停止時においてシール体24,28を開放位置に停止させることができる。
なお、前記水平作動機構30として第1サーボモータ33により正逆回転するボールネジ32を用いているから、前記シールユニット29の水平作動並びに水平移動可能範囲内における水平移動中心の位置調節を軽負荷かつ精度よく行なうことができる。
また、オーダ変更等によって被包装物Mの高さ寸法が変わった場合は、前記調節用モータ74を所要方向に回転することで、調節ネジ70,70と雌ネジ孔との螺合作用下に前記可動機枠13が固定機枠12に対して垂直に上下動することで両シール体24,28が噛合する高さ位置を、被包装物Mの高さ方向の中間位置に設定調節することができる。従って、被包装物Mに対するフィルムのエンドシール位置を常に高さ方向の中間とすることが可能である。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.シール体24,28が配設されるシールユニット29の水平移動をボールネジ32に代えてラックとピニオンによる移動機構としたり、チェンまたは歯付ベルト等による索体をシールフレーム15に連結して水平作動機構30を構成する等、水平移動可能範囲内の一部の範囲で水平作動し得るよう設定できるものであれば、その他各種作動機構を採用できる。
2.開閉作動機構50に関しては、第2サーボモータ66を一定方向へ連続回転することで一対のシール体24,28を開閉動させるよう構成したが、第2サーボモータ66を正逆回転することでシール体24,28を開閉動するその他の構成を採用し得る。この場合は、シール体24,28の開閉動による離間距離を任意に変更することができるから、被包装物Mの高さ変更に簡単に対応することができる。
3.開閉作動機構50の第2サーボモータ66は、水平移動しない可動機枠13に設置されるものに限らず、シールユニット29に設置するものであってもよく、更にはモータに代えてシール体24,28を開閉動するエアシリンダとする等、その他各種作動機構によって構成してもよい。但し、開閉作動機構50は、シールユニット29の水平移動と同調したタイミングでシール体24,28を開閉動するよう設定される。
4.水平移動中心の設定は、データ入力による演算値によって自動設定するようにしたが、水平移動中心の位置に関するデータ値の入力によって設定したり、あるいは水平作動機構30を動作させてシールユニット29を目的の水平移動中心に予め移動しておく等によって設定するようにしてもよい。また、水平作動機構30によるシールユニット29の水平移動は、水平移動距離に関するデータ入力により設定されるようにしたが、プログラム設定された固定値により設定されるものであってもよい。
5.カットピッチは、被包装物Mの長さと高さとに関してデータ設定されたデータ値から求められるものであってもよい。
6.シール体24,28の離間位置に関して、実施例では最も好ましい例として上下に最も離間した開放位置としたが、フィルムがシール体24,28の熱の影響を受けない位置であれば、少なくともシール体24,28の作動停止時においてシール体24,28がフィルムと接触しない位置で停止し得る位置に設定されるものであればよく、従って実施例の如く必ずしもシールユニット29の水平移動中心位置で離間して停止した状態に限られるものではない。
7.実施例では、固定機枠12に可動機枠13を上下動可能に配設して機枠11を構成したが、エンドシールの高さ位置を変更する必要のない機種については、固定および可動機枠12,13を一体で構成したもの、その他各種構成を採用し得る。
本発明の好適な実施例に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置を示す正面図である。 実施例に係るエンドシール装置を一部切欠いて示す側面図である。 実施例に係るエンドシール装置を一部切欠いて示す平面図である。 実施例に係るエンドシール装置を一部切欠いて示す背面図である。 実施例に係るエンドシール装置の主要制御ブロック図である。 実施例に係るエンドシール装置におけるシールユニットの水平移動中心を変更するための各部材の位置関係を示す説明図である。
符号の説明
14 スライドガイド,24 第1のシール体,28 第2のシール体
29 シールユニット,30 水平作動機構,32 ボールネジ,32a ネジ軸
33 第1サーボモータ(駆動モータ),35 制御装置,42 入力手段
50 開閉作動機構,66 第2サーボモータ(駆動手段),M 被包装物
F 筒状フィルム

Claims (8)

  1. 被包装物(M)が充填された筒状フィルム(F)の移送路を挟んで上下に対向し、該筒状フィルム(F)の移送と共にその移送方向へ移動しつつ対向的に近接・離間移動する一対のシール体(24,28)により、筒状フィルム(F)の前記被包装物(M)を挟む前後に所定のカットピッチでエンドシールを施す横型製袋充填機におけるエンドシール装置において、
    前記一対のシール体(24,28)が上下に開閉作動可能に配設され、スライドガイド(14)に案内されてフィルム移送方向に沿って水平移動可能に配設されるシールユニット(29)と、
    前記シールユニット(29)を水平方向に往復移動させる水平作動機構(30)と、
    前記一対のシール体(24,28)を、前記水平作動機構(30)とは独立して前記シールユニット(29)の往復動に同調して開閉作動する開閉作動機構(50)とからなり、
    前記水平作動機構(30)は、前記シールユニット(29)の水平移動可能範囲内における水平移動中心をカットピッチに応じて変更し得るよう構成されている
    ことを特徴とする横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  2. 前記水平作動機構(30)におけるシールユニット(29)の水平移動中心を、設定されたカットピッチに関するデータ値から求めた位置に自動設定する制御装置(35)を備えた請求項1記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  3. 前記制御装置(35)は、前記シールユニット(29)の水平移動距離に関するデータ値が入力手段(42)で入力され、該入力値に応じてシールユニット(29)を所定距離移動するよう前記水平作動機構(30)の作動を制御するようにした請求項2記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  4. 前記制御装置(35)は、前記カットピッチに関するデータ値と、前記被包装物(M)の高さに関するデータ値とが入力手段(42)から入力され、これら各データ値から、前記シールユニット(29)の水平移動中心を求めた位置に自動設定する請求項2または3の何れかに記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  5. 前記水平作動機構(30)は、ボールネジ(32)によってシールユニット(29)を水平移動し得るよう構成すると共に、ボールネジ(32)のネジ軸(32a)を正逆回転する駆動モータ(33)を備える請求項1〜4の何れかに記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  6. 横型製袋充填機の停止時には、前記シールユニット(29)を水平移動中心で停止すると共に、一対のシール体(24,28)が最も離間した開放位置となるよう、前記水平作動機構(30)と開閉作動機構(50)との作動位置を作動制御するようにした請求項1〜5の何れかに記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  7. 前記開閉作動機構(50)における駆動手段(66)は、前記シールユニット(29)の水平移動部外に配設した請求項1〜6の何れかに記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  8. 前記シールユニット(29)の水平移動中心は、包装品種毎に設定記憶される請求項1〜7の何れかに記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
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