JP4789504B2 - 横型製袋充填機におけるエンドシール装置 - Google Patents

横型製袋充填機におけるエンドシール装置 Download PDF

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この発明は、横型製袋充填機に採用されるエンドシール装置に関するものである。
横型製袋充填機では、製袋器により筒状に成形されながら水平に移送される筒状フィルム中に被包装物を順次供給すると共に、前記筒状フィルムにおける長手方向端縁部の重合面にセンターシールを施し、更に筒状フィルムの被包装物を挟む前後にエンドシール装置によって夫々エンドシール・切断を施すことにより、所謂ピロー包装体を製造し得るようになっている。
前記エンドシール装置は、筒状フィルムの移送路を挟んで上下に対向する一対のシール体を備え、両シール体によって筒状フィルムを挟持した状態で、筒状フィルムの移送方向に沿って筒状フィルムの移送速度と同じ速度で水平移動してエンドシールを施した後、相互に離間して後退し、再び相互に当接して水平移動する運動を繰返すもの(ボックスモーション式と称す)が好適に採用される。例えば、特許文献1または2に開示のエンドシール装置では、筒状フィルムの移送路を挟んで対向する一対のシール体に所要の円運動を付与すると共に、両シール体を円運動させた際に円運動軌跡が干渉する区間を設けることで、その干渉区間において一対のシール体で筒状フィルムを挟持してエンドシールするよう構成されている。
横型製袋充填機では、複数の品種に対応して各作動機構の動作条件を所定値に切替えて利用される場合が多々あり、品種の切替え設定によって同じ包装処理能力で異なる長さの被包装物を包装する設定が選定された場合は、1包装長に要するフィルム長さの変更が行なわれるのに伴い、フィルム移送速度が変更される。すなわち、包装長が長くなった場合はフィルム移送速度を高速にし、また包装長が短くなった場合にはフィルム移送速度が低速に設定変更される。
前述したようにフィルム移送速度が変更された場合は、それに伴いシール体の水平往復速度を同調させる必要があるが、前記特許文献1または2に開示のエンドシール装置では、1包装長に要するフィルム長さの変更に応じてシール体の移動速度を変えると、筒状フィルムに対する加熱時間が変化してしまう。すなわち、シール体における円運動軌跡の干渉区間は不変であるので、その区間でのフィルム移送方向へ向けたシール体の移動量は常に一定となり、フィルム移送速度の変更に伴いシール体のフィルム移送方向へ向けた移動速度が変更されると、一対のシール体によって筒状フィルムを挟持している時間が変化してしまう。特に、包装長が長くなった場合は、シール時間を充分に確保できなくなり、良好なエンドシールを行ない難いと云った問題を招くため、シール圧の調整やシール温度の設定変更等が必要となる。
前記問題を解決するため、例えば特許文献3に開示の装置が提案されている。この装置は、揺動可能なメインレバーに配設したスクリューシャフトにモータを連結すると共に、該スクリューシャフトにねじ係合したスライダーに対してシールバーを備えるフレームをリンクおよびV型レバーを介して連結するよう構成される。そして、被包装物の長さ変化に対応して異なるフィルム長さへの変更設定が必要になった場合は、モータでスクリューシャフトを回転してメインレバーに対するスライダーの位置を変えることで、メインレバーの揺動に伴うスライダーの揺動量を変化させ、これによってフレームの水平方向の移動量および移動速度を変化して、被包装物の長さの大小に関係なくシールバーによるシール時間を常に一定に保つように制御できる。
すなわち、特許文献3に開示の装置では、包装長が変更になった都度、シール圧の調整や、シール温度の設定変更等を行なう必要はなく、最適値に設定された動作条件を変更することなく維持して、常に良好なエンドシールを施すことが可能となる。
特許第2684336号公報 特許第3024063号公報 特開平5−294325号公報
しかるに、前記特許文献3に開示の装置では、フレームにおける移動量の変更設定範囲を広く確保するには、スライダーに連結されるV型レバーとメインレバーとを大きく離間させなければならず、装置が大型化する。また、V型レバーとメインレバーとをリンクで連結する等、構成が複雑であるため、高速包装には適していない問題が指摘される。
すなわち本発明は、前述した従来の技術に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置に内在する前記課題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、フィルム移送速度が変更されてもシール時間を常に一定にでき、また装置が大型化することなく簡単な構成で高速包装にも対応し得る横型製袋充填機におけるエンドシール装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置は、
連続移送される筒状フィルム中に供給された各被包装物間において一対のシール体で筒状フィルムを挟持してフィルム移送方向に移動しつつエンドシールを施す横型製袋充填機におけるエンドシール装置において、
前記一対のシール体を上下に開閉動可能に配設したシールユニットと、
第1駆動モータに連繋するボールネジで前記シールユニットをフィルム移送方向に往復動する水平作動機構と、
第2駆動モータにより駆動されて、前記一対のシール体を開閉動する開閉作動機構と、
設定された包装速度に応じて前記第1および第2駆動モータを同期制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
包装速度が同一であるもとで、カットピッチの相違によって前記筒状フィルムの移送速度が変更された際に前記第2駆動モータを回転する駆動制御信号は不変とし、
前記シールユニットが1往復する動作に際し、一対のシール体の噛合期間を変更することなくその噛合期間については、変更されたフィルム移送速度と同速度で前記シールユニットを下流側に移動させると共に、1包装長分のフィルムが移送される毎にシールユニットが1往復するシールユニットの動作サイクルの中間部を基点として前記噛合期間を前後に2等分した期間で、シールユニットをフィルム移送速度と同速で水平移動し得る等速移動制御シールユニットの往復動の中間点を通過するよう設定し、前記噛合期間を除くサイクル中の残りの期間に対応して、等速移動制御線の両終端部に繋がる位置制御曲線を与えて得た動作パターンを求め、その動作パターンに基づき前記ボールネジのネジ軸を正逆回転するよう前記第1駆動モータ駆動制御信号を出力することで前記シール体によるシール時間を一定とするようにしたことを特徴とする。
請求項の発明は、前記制御手段は、前記包装速度に応じて第2駆動モータを等速回転する駆動制御信号を出力するようにした。
請求項の発明では、第2駆動モータは等速で回転されるから、フィルム移送速度が変更された際の第1駆動モータの回転制御が簡単となる。
請求項の発明は、前記シールユニットの往復動位置の原点を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段から得られた検出値に基づき、シールユニットの現在位置を判別して該シールユニットを前記得られた動作パターンで動作するよう第1駆動モータを回転する駆動制御信号を出力するようにした。
請求項の発明では、シールユニットの往復動位置の原点を基準とする現在位置を判別して、該シールユニットを、得られた動作パターンで正確に往復動することができる。
請求項の発明は、前記制御手段は、シール体の開閉移動量に関するデータ値とシール体が噛合した際の変位量に関するデータ値との比から前記シール体の噛合期間を求めるようにした。
請求項の発明では、シール体の開閉移動量およびシール体が噛合した際の変位量の各データ値を与えることで、シール体の噛合期間を簡単に求めることができる。
本発明に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置によれば、フィルム移送速度が変更されてもシール時間を常に一定にでき、良好なシール状態を維持し得る。また装置が大型化することなく、高速包装にも対応し得る。
次に、本発明に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1は、本発明の実施例に係る横型製袋充填機におけるボックスモーション式のエンドシール装置の全体構成を示すものであって、このエンドシール装置10の上流側において供給源から繰出された帯状フィルムが製袋手段により成形された筒状フィルムFに、供給コンベヤから所定間隔毎に被包装物Mが供給されると共に連続的にセンターシールが施される。そして、所定間隔で被包装物Mが充填された筒状フィルムFが、フィルム移送機構によって一定速度で連続移送され、前記エンドシール装置10により、筒状フィルムFにおける被包装物Mを挟む前後でエンドシールが施されるよう構成される。
前記エンドシール装置10の機枠11は、図2に示す如く、フィルム移送路から側方(フィルム移送方向と交差する幅方向の一側方)に離間し、矩形枠状に形成された固定機枠12と、該固定機枠12に対して平行に上下動するよう配設された可動機枠(機枠)13とから構成され、該可動機枠13は、後述する高さ調節手段75を介して高さ調節可能になっている。
前記可動機枠13には、そのフィルム移送路側の一側面に、フィルム移送方向に水平に延在する一対のスライドガイド14,14が上下方向に離間して平行に配設され、両スライドガイド14,14に、後述するシールユニット29におけるシールフレーム15が摺動自在に配設されている。このシールフレーム15は、幅方向に離間する一対の側板16,17と、両側板16,17間に架設されて上下に離間する一対の連結板18,19とから構成され、可動機枠13と対向する一方の側板17の外側面に、前記各スライドガイド14に摺動可能に係合する摺動部材20が上下に離間して配設されている。
前記一対の連結板18,19には、図2に示す如く、幅方向に離間して所定長さの一対のスライドシャフト21,21が上下方向に摺動自在に挿通支持されており、下側の連結板19から下方に延出する一対のスライドシャフト21,21の下端部が第1支持部材22で連結されると共に、上側の連結板18から上方に延出してフィルム移送路より上方に臨む両スライドシャフト21,21の上端部が上保持部材23により連結されている。この上保持部材23の下側に、シール面が筒状フィルムFの移送路を指向する第1のシール体24が、上下動可能に配設されている。なお第1のシール体24は、弾性部材としてのバネ25,25によって、常には下方に向けて付勢され、該バネ25,25により、第1のシール体24と後述する第2のシール体28とにより筒状フィルムFを所定の圧力で挟持するべく機能する。また、第1のシール体24にはカッタ26が内装され、第2のシール体28との噛合時に筒状フィルムFの切断を行なうよう構成される。
前記上側の連結板18と上保持部材23との間のスライドシャフト21,21に、前記第1支持部材22と平行な第2支持部材27が上下動可能に配設されて、第1支持部材22と第2支持部材27とが近接・離間移動可能になっている。この第2支持部材27の上面には、前記第1のシール体24とフィルム移送路を挟んで平行に対向する第2のシール体28が、そのシール面をフィルム移送路に指向させた状態で配設されている。そして、後述する開閉作動機構50を作動することにより、一対のシール体24,28が開閉動し、その閉成時に筒状フィルムFを挟持することで、該フィルムFに所定圧力のもとでエンドシールを施すよう構成される。そして、一対のシール体24,28、スライドシャフト21,21、第1および第2支持部材22,27、バネ25、カッタ26およびシールフレーム15からなるシールユニット29が、後述する水平作動機構30を作動することにより前記一対のスライドガイド14,14に沿ってフィルム移送方向の前後に水平移動(往復動)するようになっている。
前記可動機枠13に配設される水平作動機構30は、図3または図4に示す如く、可動機枠13に配設されたフィルム移送方向に離間する一対の軸受31,31に回動自在に枢支されてフィルム移送方向に平行に延在するボールネジ32におけるネジ軸32aと、該ネジ軸32aを回転駆動する正逆回転可能な第1駆動モータとしての第1サーボモータ33と、前記シールユニット29のシールフレーム15に配設されて、前記ネジ軸32aに雌ネジ孔が螺合する雌ネジ体としてのボールネジナット34とから基本的に構成され、前記第1サーボモータ33は制御手段35により回転制御される。また第1サーボモータ33は、ネジ軸32aにプーリと無端ベルトとからなる伝達手段36を介して連繋されており、第1サーボモータ33を正逆回転することで、ボールネジナット34の雌ネジ孔とネジ軸32aとの螺合作用下に、前記シールユニット29がフィルム移送方向の前後に水平移動されるよう構成される。
前記可動機枠13には、前記ボールネジナット34の移動位置を検出可能な一対の限界センサ37,38が、図4に示すようにフィルム移送方向に離間して配設されており、前記シールユニット29は、一対の限界センサ37,38の間の水平移動可能範囲において水平に往復動し得るように設定される。また両限界センサ37,38が配設された中間位置には、ボールネジナット34の移動位置を検出可能な原点センサ(検出手段)39が配設され、シールユニット29の往復動位置の原点信号を出力する。これら各センサ37,38,39の検出信号は、前記制御手段35に入力され、前記第1サーボモータ33に付設されたエンコーダと原点センサ39からの原点信号とによってシールユニット29の現在位置が認識でき、得られたシールユニット29の原在位置との関係において、第1サーボモータ33が所定の回転量で正逆回転駆動するよう制御される。
図2に示す如く、前記シールフレーム15における上下の連結板18,19の間に取付板45が配設され、該取付板45および前記摺動部材20が配設された一方の側板17に、幅方向に延在する作動軸46が回動自在に枢支されている。この作動軸46における取付板45から突出する一端部に、作動部材47が一体回転可能に配設されている。そして、作動部材47における作動軸46から径方向一方向に延出する端部に一端部が回動自在に連結された第1作動杆48の他端部が、前記第1支持部材22に回動自在に連結される。また作動部材47における作動軸46から径方向他方向に延出する端部で、第1作動杆48の枢支位置とは周方向に位相が180度異なる位置に一端部が回動自在に連結された第2作動杆49の他端部が、前記第2支持部材27に回動自在に連結されている。すなわち、作動部材47が後述する回転機構62により所定角度範囲で正逆方向に回動される際には、両作動杆48,49のクランク運動により、第1支持部材22と第2支持部材27とが相互に近接・離間移動し、これに伴い一対のシール体24,28が前記フィルム移送路を挟んで開閉動するよう構成される。実施例では、第1作動杆48、第2作動杆49、作動部材47、作動軸46、回転機構62および該回転機構62を駆動する第2サーボモータ66(後述)から、シール体24,28を開閉動する開閉作動機構50が構成される。なお、前記作動軸46における一方の側板17から外方(可動機枠側)に突出する端部に作動材51の一端が一体的に回動するよう連結されると共に、作動材51の他端にフォロワ52が回動自在に枢支してある。
前記可動機枠13の内部には、図3に示す如く、取付けフレーム53が配設され、該取付けフレーム53に、フィルム移送方向と交差して水平に延在する一対の駆動軸54,55が前後に離間して回転自在に配設されている。下流側の第1駆動軸54の内側端部(フィルム移送路側の端部)に第1平歯車56が一体的に回転するよう配設されると共に、上流側の第2駆動軸55の内側端部に支持材57の一端が一体的に回転するよう連結されている。第1平歯車56の偏心位置に一端部が回動可能に連結されて前後に延在するレール部材58の他端部が、前記支持材57の他端に回動自在に連結されて、レール部材58は常に水平姿勢に保持されるようになっている。このレール部材58には、図4に示す如く、前後に延在する長孔58aが形成され、該長孔58a内に、前記作動材51に枢支されたフォロワ52が転動可能に臨んでいる。また第1駆動軸54の外側端部に第1連杆59が一体的に回転するよう配設されると共に、第2駆動軸55の外側端部に第2連杆60が一体的に回転するよう配設され、この第1および第2連杆59,60における駆動軸54,55から径方向に延出する一端部間に、連繋部材61が回動可能に連結されている。すなわち実施例では、第1平歯車56、支持材57、第1連杆59、第2連杆60、連繋部材61およびレール部材58から回転機構62が構成され、該回転機構62が、後述する第2サーボモータ66で駆動されるようになっている。
前記取付けフレーム53には、前記第1駆動軸54の下方位置に枢支軸63が回動自在に枢支されており、該枢支軸63の内側端部に一体的に回転するよう配設した第2平歯車64が、前記第1平歯車56に噛合している。この枢支軸63は、プーリと無端ベルトとからなる伝達手段65を介して取付けフレーム53に配設された第2駆動モータとしての第2サーボモータ66に連繋され、該モータ66を一定方向に連続回転することで、第2平歯車64に噛合する第1平歯車56を一定方向に回転するよう構成される。そして、第1平歯車56の回転に伴い、前記連繋部材61、第2連杆60および第2駆動軸55を介して支持材57が同一方向に回転し、前記レール部材58が水平姿勢を保持したまま旋回運動を行なうよう構成されている。これにより、レール部材58の長孔58aに係合しているフォロワ52を介して作動材51、作動軸46および作動部材47が所定角度範囲で正逆方向に回動し、該作動部材47に第1および第2作動杆48,49を介して連結された第1支持部材22と第2支持部材27とが相互に近接・離間移動し、この結果として一対のシール体24,28が開閉動するようになっている。また開閉作動機構50は、第2サーボモータ66を予め設定された包装速度(所定時間当たりの包装個数)に応じて、等速で連続回転するよう制御手段35で制御することにより、第1のシール体24および第2のシール体28が、1包装長分のフィルムが移送される毎に開閉動を繰返すよう設定されている。
なお、前述したようにシールユニット29を水平に往復動する水平作動機構30および一対のシール体24,28を上下に開閉動する開閉作動機構50を、対応する個々のサーボモータ33,66の同期駆動により作動するよう構成して、シール体24,28の上下の開閉動とは独立してシールユニット29が水平移動可能に構成される。
前記固定機枠12の上部には、図4に示す如く、調節軸67が回動自在に枢支されると共に、該調節軸67には軸方向に離間して一対の第1ハスバ歯車68,68が一体回転可能に配設される。また固定機枠12に、各第1ハスバ歯車68と噛合する第2ハスバ歯車69が夫々回動自在に枢支されると共に、各第2ハスバ歯車69には上下方向に延在する調節ネジ70が夫々一体的に回転するよう配設され、各調節ネジ70が前記可動機枠13の対応位置に設けた支材71に形成した雌ネジ孔に螺挿されている。前記調節軸67は、プーリと無端ベルトとからなる伝達手段72を介して固定機枠12にブラケット73を介して配設された調節用モータ74に連繋され、該モータ74を正逆方向に回転することで、調節ネジ70と雌ネジ孔とからなる調節ネジ手段による螺合作用下に可動機枠13は固定機枠12に対して上下方向に移動する。これにより、後述する移送コンベヤ76,77で移送される被包装物Mの高さに応じて、前記一対のシール体24,28が噛合する高さ位置の調節を行ない得るようになっている。なお、支材71、雌ネジ孔、調節ネジ70および調節軸67により高さ調節手段75が構成される。
前記シールユニット29を挟んでフィルム移送方向の上流側と下流側に、図1に示す如く、移送レベルを一致させた第1移送コンベヤ76と第2移送コンベヤ77とが直列に配設されている。なお、両移送コンベヤ76,77の構成は略対称であるので、第1移送コンベヤ76の構成についてのみ説明し、第2移送コンベヤ77の同一部材には同じ符号を付して示すこととする。
すなわち、上流側に配置される第1移送コンベヤ76は、前記固定機枠12に配設されてフィルム移送路に臨む固定フレーム78と、この固定フレーム78の内側においてフィルム移送方向の水平移動が可能に配設された移動フレーム79とを備える。また、固定フレーム78および移動フレーム79に複数のプーリ80が回転可能に枢支され、これらプーリ80間に無端ベルト81が走行可能に巻掛けられて第1移送コンベヤ76が構成され、無端ベルト81は図示しないモータにより走行するようになっている。
前記第1移送コンベヤ76では、無端ベルト81がフィルム移送速度と略同速で走行されるよう設定されており、該無端ベルト81に載置された被包装物Mが充填された筒状フィルムFは、シールユニット29に向けて移送される。また第2移送コンベヤ77では、無端ベルト81が第1移送コンベヤ76における無端ベルト81の走行速度よりも高速となるよう設定されており、シールユニット29の一対のシール体24,28によりエンドシール・切断された先行の包装体を、後続の未包装体から確実に切離して排出し得るよう構成されている。
図1に示す如く、前記第1移送コンベヤ76の移動フレーム79における下流端部近傍の幅方向左右両側に、第1カム溝82aを形成した第1カム板82が夫々配設されている。また前記第2移送コンベヤ77の移動フレーム79における上流端部近傍の幅方向左右両側に、第2カム溝83aを形成した第2カム板83が夫々配設されている。前記第2のシール体28を挟んでフィルム移送方向の前後に位置する第1カム板82と第2カム板83とに形成される第1カム溝82aと第2カム溝83aとは、図1に示す如く対称となるよう形成される。そして、第1カム溝82aに、前記第2支持部材27に配設された保持材84に枢支されている第1のローラ85が転動可能に係合されると共に、第2カム溝83aには、同じく保持材84に枢支されている第2のローラ86が転動可能に係合される。
前記第1および第2カム溝82a,83aの形状は、前記両移送コンベヤ76,77の対向端部を、シールユニット29の水平移動並びに一対のシール体24,28の開閉動作に伴って、フィルム移送方向に沿って進退動すると共に相互に近接・離間するよう設定される。すなわち図1に示すように、第2のシール体28が最下点に位置した状態では、両移動フレーム79,79の対向端部が相互に近接することで両移送コンベヤ76,77の対向端部が近接して筒状フィルムF中に供給された被包装物Mを第1移送コンベヤ76から第2移送コンベヤ77に移送し、また第2のシール体28の上昇移動と共に保持材84が上昇すると、両移動フレーム79,79の対向端部が相互に離間することで両移送コンベヤ76,77の対向端部が離間して、第2のシール体28の上昇移動を許容する隙間を形成するよう構成されている。
前記制御手段35は、図5に示す如く、各種設定データを記憶する記憶手段40と、演算手段41とを有すると共に、データ入力や項目選択によりデータ設定が可能なタッチパネル等の入力手段42が接続されており、該入力手段42により横型製袋充填機を駆動制御するための各種制御用データに加えて、包装速度、1包装長に対応するフィルム長さ(カットピッチ)および被包装物Mの高さ等の夫々に関する所定のデータ値を入力し得るようになっている。これら入力手段42により入力された各種のデータ値は、被包装物Mの品目その他の各包装品種毎に前記記憶手段40に記憶可能となっており、品種設定を行なうのみで、先に設定されたデータ値が記憶手段40から読み出されて自動設定されるようになっている。なお、制御手段35では、入力手段42により入力された包装速度とカットピッチとの夫々に関するデータ値に基づいて、前記演算手段41によりフィルム移送速度が求められる。また品種設定操作は、前記入力手段42を介して実際の品種名を入力したり、予め品種毎に付した品種番号等を入力する方法等を採用可能である。そして、制御手段35は、設定された包装速度に応じて、前記シールユニット29を水平に往復動する水平作動機構30における第1サーボモータ33および一対のシール体24,28の開閉動を行なう開閉作動機構50における第2サーボモータ66、前記供給コンベヤを駆動する第3サーボモータ43、前記フィルム移送速度によって筒状フィルムFを一定速度で連続移送するべくフィルム移送機構を駆動する第4サーボモータ44を同期して駆動制御するよう設定される。
前記制御手段35は、包装速度に応じて第2サーボモータ66を等速で回転するための駆動制御信号を出力するよう設定される。また制御手段35は、1包装長分の筒状フィルムFが移送される間に、シールユニット29が1往復できるように、第1サーボモータ33を回転するための駆動制御信号を出力するよう設定される。そして、筒状フィルムFが1包装長分移送される間に、筒状フィルムFに供給された各被包装物Mの中間位置において一対のシール体24,28で筒状フィルムFを挟持してエンドシールを施し得るように、シール体24,28の開閉タイミングおよびシールユニット29の水平移動タイミングが所定のタイミングとなるよう第1および第2サーボモータ33,66が制御手段35によって同期駆動制御される。これにより、水平作動機構30と開閉作動機構50とが同調して作動し、前記一対のシール体24,28は、フィルム移送方向上流側で相互に近接して噛合し、この噛合状態で下流側に水平移動した後、相互に離間して上流側に水平移動する運動を繰返すよう設定される。
前記入力手段42で品種切換された後の品種設定データにおいて、包装速度が同一値で、カットピッチが異なる場合には、新たに設定されたカットピッチと、前記包装速度との各データ値からフィルム移送速度が求められる。
そして、前記制御手段35は、前記第2サーボモータ66の駆動制御信号を変化させることなく前記シールユニット29の水平移動についての新たな動作パターンを求め、その動作パターンに応じて、前記第1サーボモータ33を変速制御するように設定されている。すなわち、前記開閉作動機構50の機械的構成から得られる既知の値として、予め記憶手段40に記憶された一対のシール体24,28の噛合期間について、前記シールユニット29をフィルム移送速度と同速度で下流側に移動させると共に、変更された1カットピッチ分のフィルムが移送される毎にシールユニット29が1往復し得る動作パターンを求め、該動作パターンに基づき前記第1サーボモータ33を所定の回転量で正逆回転する駆動制御信号を出力するよう設定される。
以下、前記シールユニット29の動作パターンを得る内容について、図6(a)および図7(a)を参照して説明する。
図6(a)および図7(a)は、包装速度が同一で、カットピッチの相違によって夫々フィルム移送速度が異なる値に設定されたシールユニット29の動作パターンを作動位置線図により表わしたものであり、図6(a)はフィルム移送速度が高速に設定された場合での例を示し、また図7(a)はフィルム移送速度が低速に設定された場合での例を示す。前述した如く包装速度が同一である限りフィルム移送速度が変更された際にも、前記第2サーボモータ66の駆動制御信号は不変であり、従って、フィルム移送速度が変更されても一対のシール体24,28の噛合期間は同一値に設定される。ここで、一対のシール体24,28が開閉動する1サイクル分の動作を、例えば360度で角度換算した場合、当該シール体24,28の開閉動に占める噛合期間に対する角度換算値は、一対のシール体24,28の開閉作動機構50の機械的構成から得ることができる。
具体的には、この噛合期間について、前記第1のシール体24または第2のシール体28の何れかの最上点と最下点との間の移動量である開閉移動量(既知の値であるプログラム値として記憶手段40に予め記憶されている値であればよい)と、両シール体24,28が噛合した際の可動側となる第1のシール体24の最大変位量(既知の値であるプログラム値として記憶手段40に予め記憶されている値であればよい)との比から、両シール体24,28の1サイクル分の開閉動における噛合期間に対する角度換算値を求めることができる。
そして、図6(a)または図7(a)に示したように、前記両シール体24,28の噛合期間としての角度換算値と同一角度分(フィルム移送速度が異なる場合でも同一値となる)について、前記シールユニット29が往復移動する1サイクルを360度で角度換算した値αとして設定することができる。
前記シールユニット29は、下流側への移動中に、前記両シール体24,28の噛合期間について一定速度で移送されるフィルム移送速度と同一速度で移動するので、その噛合期間αは、シールユニット29の移動1サイクルの中間部Xを基点として、その前後に2等分した角度分について、前記フィルム移送速度に応じた所定の傾き(高速であるほど傾斜が急になる)で等速移動制御線となる直線部K,K1を水平移動の中間点Yを通過するように与え、1サイクル中の残りの期間を含めて前記シールユニット29が1往復するための動作パターンを得るには、前記直線部K,K1の両終端部Ka,Kb,K1a,K1bに、例えば、正弦曲線からなる位置制御曲線Ja,Jb,J1a,J1bを接続するように与えればよい。この動作パターンを得ることにより、前記一対のシール体24,28の噛合時における前記シールユニット29の移動量(筒状フィルムFを挟持して下流側へ移動する水平移動距離P,P1)と、該シールユニット29が水平に往復動する移動量(往復移動距離L,L1)が決定される。
前記動作パターンに基づき、前記制御手段35は、前記第1サーボモータ33が所定の回転量によって回転するよう駆動制御信号を出力することによって、第1サーボモータ33はシールユニット29の現在位置と水平移動方向とに応じて正逆回転されると共に所定の値で変速されるよう回転駆動される。また、前記第2サーボモータ66を回転する駆動制御信号は変更することなく前記第1サーボモータ33と同期して等速回転するよう制御されて前記一対のシール体24,28を開閉動する。
ここで、一対のシール体24,28の水平移動と開閉動とを複合した動作軌跡は図6(b)または図7(b)として表わすことができる。
すなわち、フィルム移送速度が高速に設定された場合での前記シールユニット29の動作パターン(図6(a))における一対のシール体24,28の動作軌跡(図6(b))と、同一の包装速度でフィルム移送速度が低速に設定された場合でのシールユニット29の動作パターン(図7(a))における一対のシール体24,28の動作軌跡(図7(b))との対比で明らかなように、フィルム移送速度が変化してもシール時間(一対のシール体24,28による筒状フィルムFの挟持時間)は変更させないので、フィルム移送速度が高速になるのに比例して、シールユニット29の往復移動距離L,L1と、シール体24,28による筒状フィルムFを挟持して下流側に移動する水平移動距離P,P1(シール体24,28の噛合状態での水平移動量)は長く設定される。
このように、カットピッチの変更に伴ってフィルム移送速度が変更設定された場合においても、前記一対のシール体24,28が筒状フィルムFを挟持して加熱するシール時間を常に一定とすることができる。
なお、前述したように、前記開閉作動機構50の機械的構成から求められる理論値として得られる第1のシール体24(可動側シール体)の開閉移動量と、第2のシール体28(固定側シール体)に当接する位置から第1のシール体24が押されて変位する最大変位量との各値の比に基づき噛合期間αを求めるようにした場合には、挟持される筒状フィルムFの厚みが加味された補正値を与えることが好ましい。また、一対のシール体24,28の噛合時における第1のシール体24の最大変位量の実測値をデータ値として与えて、前記開閉移動量との比に基づき噛合期間αを求めるようにしてもよい。
前記制御手段35は、前記原点センサ39によりボールネジナット34の移動位置が検出されることで、水平作動機構30によって水平移動されるシールユニット29の往復動位置における原点信号(検出値)と、前記第1サーボモータ33に付設されたエンコーダから発信されるパルス信号とが入力されることによってシールユニット29の現在位置を認識し、該シールユニット29を前記得られた動作パターンで動作するよう第1サーボモータ33を正転または逆転すると共に変速して回転する駆動制御信号を出力する。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置の作用につき説明する。前記入力手段42を介して横型製袋充填機を駆動制御するための各種データ並びに包装速度、カットピッチ、被包装物Mの高さ等、夫々に関するエンドシール装置10を制御するための所定のデータ値が入力される。そして、入力手段42によって入力された各種データ値と該入力データから得られた演算値とは、入力手段42による品種設定操作によって決定された各包装品種に対応して前記記憶手段40に設定記憶される。横型製袋充填機を運転するに際し、品種選択操作によって選択された包装品種に対して記憶された包装速度とカットピッチのデータ値が読み出されて、前記演算手段41によってフィルム移送速度が求められる。そして、一対のシール体24,28の噛合期間αについて、シールユニット29をフィルム移送速度と同速度で下流側に水平移動させると共に、該シールユニット29の往復動作に対する1サイクルの動作パターンを決定する。
なお、エンドシール装置10の同期位置合わせ運転において、第1および第2サーボモータ33,66が低速で回転駆動されて、一対のシール体24,28が上下に最も離間した開放位置に位置決めされる。また、前記原点センサ39によりボールネジナット34の原点位置が検出される。
前記エンドシール装置10が作動されるのに伴い、前記原点センサ39で検出された原点信号と第1サーボモータ33のエンコーダから発信されるパルス信号とによって判別されるシールユニット29の現在位置に基づき、前記動作パターンとなるよう第1サーボモータ33が正逆回転制御されると共に、第2サーボモータ66が包装速度に対応して等速で一定方向へ連続回転制御されることで、水平作動機構30および開閉作動機構50が所要のタイミングで作動され、第1のシール体24と第2のシール体28とは上流側へ移動すると共に適宜のタイミングで相互に近接する。すなわち、第1サーボモータ33によって正転方向へ回転するネジ軸32aとボールネジナット34との螺合作用下に、前記シールユニット29が上流側に移動する。また、第2サーボモータ66によって作動される前記一対のシール体24,28は、最も上流側に移動してから下流側に移動する間の所定のタイミグで相互に近接移動する。
前記開閉作動機構50の作動により前記筒状フィルムF中に供給された各被包装物M間において筒状フィルムFを挟持した一対のシール体24,28は筒状フィルムFの挟持状態を維持し、前記水平作動機構30の作動によりシールユニット29は下流側にフィルム移送速度と同速度で噛合期間αだけ水平に移動し、これによりエンドシール・切断が施される。
前記水平作動機構30の作動により前記動作パターンに従ってシールユニット29が下流側へ所定の水平移動量だけ移動したタイミングで、閉閉作動機構50の作動により第1のシール体24および第2のシール体28が相互に離間すると、エンドシール・切断の施された包装体は、高速で運転されている第2移送コンベヤ77によりエンドシール装置10の配設位置から速やかに下流側に移送される。
次に、前記入力手段42の品種選択によって同じ包装速度でカットピッチが異なるサイズの包装品種が選択された場合は、前記制御手段35は、新たなカットピッチに応じたフィルム移送速度を演算手段41で求めると共に、そのフィルム移送速度に対応して、筒状フィルムFのシール時間が一定となるシールユニット29の動作パターンが求められ、この新たな動作パターンに従って第1サーボモータ33が回転制御される。なお、第2サーボモータ66に対する駆動制御信号は変更されない。
すなわち、設定されている包装速度に応じて等速で回転する第2サーボモータ66により駆動されるシール体24,28の噛合期間αについて、シールユニット29を新たなカットピッチに対応して変更設定されたフィルム移送速度と同速度で下流側に水平移動させると共に、1包装長分のフィルムが移送される毎にシールユニット29が1往復し得る1サイクルの動作パターンを決定する。これにより、例えばカットピッチが長くなることでフィルム移送速度が高速に変更設定された場合は、図6(a)に示す如く、シール体24,28の噛合期間αにおけるシールユニット29の下流側への水平移動距離Pおよびシールユニット29の往復移動距離Lが長く設定される。また逆に、カットピッチが短くなることでフィルム移送速度が低速に変更設定された場合は、図7(a)に示す如く、シール体24,28の噛合期間αにおけるシールユニット29の下流側への水平移動距離P1およびシールユニット29の往復移動距離L1が短かく設定される。このように、カットピッチの変更に応じて一対のシール体24,28が筒状フィルムFを挟持して水平移動する距離P,P1およびシールユニット29の往復移動距離L,L1が変更されることで、フィルムに対するシール時間は一定に維持される。従って、カットピッチの変更に際して、フィルムに対して最適値として当初に設定されたシール温度やシール圧力を変更することなく、常に良好なシール状態を維持することができる。しかも、第1サーボモータ33は、前記原点センサ39で検出された原点信号とエンコーダから発信されるパルス信号とによって判別されるシールユニット29の現在位置に基づいて前記動作パターンとなるよう正逆回転制御されるから、シールユニット29は精度よく往復動される。なお、実施例では第2サーボモータ66は等速回転して1回の開閉動作中に変速しないから、制御が容易である。
また、シールユニット29の往復移動距離L,L1は、前記第1サーボモータ33によるボールネジ32におけるネジ軸32aの回転量を変えるだけであるから、その変更のための複雑な機構を採用する必要はない等、極めて簡単かつ小型な構成でカットピッチの変更に対応することができる。更に、水平作動機構30としてボールネジ32を用いているから、シールユニット29の往復移動距離L,L1の変更および往復動を軽負荷かつ精度よく行なうことができ、高速包装が可能となる。なお、実施例の第2サーボモータ66は、常に等速回転されるよう制御されて、フィルム移送速度が変更された際にも速度変化はないから、変更時における第1サーボモータ33の回転制御が簡単となる。
[変更例]
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1.シール体24,28の開閉作動機構50は、実施例の構成に限られるものでなく、第2サーボモータ66を一定方向へ連続回転することでシール体24,28を開閉動するその他の構成を採用し得る。また開閉作動機構50を駆動する第2サーボモータ66は、設定された包装速度毎に等速で回転する(シール体24,28が1サイクルの開閉動を行なう間に変速しない)ものに限らず、包装速度毎の変速パターンは同一で、1サイクルの開閉動中に所定のパターンで変速させるものであってもよい
本発明の好適な実施例に係る横型製袋充填機におけるエンドシール装置を示す正面図である。 実施例に係るエンドシール装置を一部切欠いて示す側面図である。 実施例に係るエンドシール装置を一部切欠いて示す平面図である。 実施例に係るエンドシール装置を一部切欠いて示す背面図である。 実施例に係るエンドシール装置の主要制御ブロック図である。 フィルム移送速度大の場合のシール体の動作制御パターンを示す説明図であって、(a)はシールユニットを1往復させる動作パターンを表わした作動位置線図であり、(b)はシール体の移動軌跡図を示す。 図6と同一包装速度でのフィルム移送速度小の場合のシール体の動作制御パターンを示す説明図であって、(a)はシールユニットを1往復させる動作パターンを表わした作動位置線図であり、(b)はシール体の移動軌跡図を示す。
符号の説明
24 第1のシール体,28 第2のシール体,29 シールユニット
30 水平作動機構,32 ボールネジ,32a ネジ軸
33 第1サーボモータ(第1駆動モータ),35 制御装置
39 原点センサ(検出手段),50 開閉作動機構
66 第2サーボモータ(第2駆動モータ),M 被包装物,F 筒状フィルム
X シールユニットが1往復するサイクルの中間部
Y シールユニットの移動量の中間点,α シール体の噛合期間
K,K1 等速移動制御線
Ka,Kb,K1a,Kab 等速移動制御線の両終端部
Ja,Jb,J1a,J1b 位置制御曲線

Claims (4)

  1. 連続移送される筒状フィルム(F)中に供給された各被包装物(M)間において一対のシール体(24,28)で筒状フィルム(F)を挟持してフィルム移送方向に移動しつつエンドシールを施す横型製袋充填機におけるエンドシール装置において、
    前記一対のシール体(24,28)を上下に開閉動可能に配設したシールユニット(29)と、
    第1駆動モータ(33)に連繋するボールネジ(32)で前記シールユニット(29)をフィルム移送方向に往復動する水平作動機構(30)と、
    第2駆動モータ(66)により駆動されて、前記一対のシール体(24,28)を開閉動する開閉作動機構(50)と、
    設定された包装速度に応じて前記第1および第2駆動モータ(33,66)を同期制御する制御手段(35)とを備え、
    前記制御手段(35)は、
    包装速度が同一であるもとで、カットピッチの相違によって前記筒状フィルム(F)の移送速度が変更された際に前記第2駆動モータ(66)を回転する駆動制御信号は不変とし、
    前記シールユニット(29)が1往復する動作に際し、一対のシール体(24,28)の噛合期間(α)を変更することなくその噛合期間(α)については、変更されたフィルム移送速度と同速度で前記シールユニット(29)を下流側に移動させると共に、1包装長分のフィルムが移送される毎にシールユニット(29)が1往復するシールユニット(29)の動作サイクルの中間部(X)を基点として前記噛合期間(α)を前後に2等分した期間で、シールユニット(29)をフィルム移送速度と同速で水平移動し得る等速移動制御線(K,K1)シールユニット(29)の往復動の中間点(Y)を通過するよう設定し、前記噛合期間(α)を除くサイクル中の残りの期間に対応して、等速移動制御線(K,K1)の両終端部(Ka,Kb,K1a,K1b)に繋がる位置制御曲線(Ja,Jb,J1a,J1b)を与えて得た動作パターンを求め、その動作パターンに基づき前記ボールネジ(32)のネジ軸(32a)を正逆回転するよう前記第1駆動モータ(33)駆動制御信号を出力することで前記シール体(24,28)によるシール時間を一定とするようにした
    ことを特徴とする横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  2. 前記制御手段(35)は、前記包装速度に応じて第2駆動モータ(66)を等速回転する駆動制御信号を出力する請求項1記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  3. 前記シールユニット(29)の往復動位置の原点を検出する検出手段(39)を備え、前記制御手段(35)は、前記検出手段(39)から得られた検出値に基づき、シールユニット(29)の現在位置を判別して該シールユニット(29)を前記得られた動作パターンで動作するよう第1駆動モータ(33)を回転する駆動制御信号を出力する請求項1または2記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
  4. 前記制御手段(35)は、シール体(24,28)の開閉移動量に関するデータ値とシール体(24,28)が噛合した際の変位量に関するデータ値との比から前記シール体(24,28)の噛合期間(α)を求める請求項1〜3の何れか一項に記載の横型製袋充填機におけるエンドシール装置。
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