JPH09301325A - 包装機におけるフィルムシール装置 - Google Patents

包装機におけるフィルムシール装置

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JPH09301325A
JPH09301325A JP13963796A JP13963796A JPH09301325A JP H09301325 A JPH09301325 A JP H09301325A JP 13963796 A JP13963796 A JP 13963796A JP 13963796 A JP13963796 A JP 13963796A JP H09301325 A JPH09301325 A JP H09301325A
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tubular film
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Toshinori Taniguchi
俊則 谷口
Kazuhiro Hanaki
一浩 花木
Mitsuhiro Okazaki
充洋 岡崎
Isao Saito
勲 齋藤
Masanori Hashimoto
昌典 橋本
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Fuji Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの安定かつ良好なシールを得ると共
に、シール体の当接時の大きな騒音や振動等の発生を防
止する。 【解決手段】 一対のシール体駆動機構54,54が左
右に対向的に配設され、各機構54は3基の歯車機構4
7,49,51から構成される。第1歯車機構47,47
間に架設した第1支持部材34に一対のスライドシャフ
ト36,36が垂直に立設され、両スライドシャフト3
6,36の上端部間に第1シール体26が配設される。
第1支持部材34の上方に、第2歯車機構49,49間
に架設されると共にスライドシャフト36,36が挿通
された第2支持部材42を介して第2シール体28が配
設される。第1歯車機構47,47および第2歯車機構
49,49を作動することにより、両シール体26,28
は相互に近接・離間移動し、その近接時に筒状フィルム
を挟んで当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製袋充填包装機
のエンドシール部において、筒状フィルムの移送と共に
移送方向へ移動しつつ対向的に近接・離間移動する一対
のシール体により、筒状フィルムに充填された包装物品
を挟む前後部を両側から挟圧してシールするフィルムシ
ール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種の産業分野で広く使用され
ている横型製袋充填包装機は、製袋器により筒状に成形
されながら水平に移送される筒状フィルム中に包装物品
を順次供給すると共に、前記筒状フィルムにおける長手
方向端縁部の重合面にセンターシールを施し、更に筒状
フィルムの包装物品を挟む前後に夫々エンドシール・切
断を施すことにより、所謂ピロー包装体を製造し得るよ
うになっている。
【0003】エンドシール・切断を施すフィルムシール
装置では、筒状フィルムの移送路を挟んで上下に対向す
る一対のシール体を備え、両シール体を当接させること
によって筒状フィルムを挟持した状態で、該両シール体
を筒状フィルムの移送方向に沿って同期的に水平移動し
てシールを施した後、相互に離間して後退し、再び相互
に当接して水平移動する運動を繰返す形式のものが好適
に使用される。
【0004】従来、この種のフィルムシール装置に関し
ては、例えば実開平6−78206号公報や特開昭62
−158631号公報に開示される構成のものが提案さ
れている。実開平6−78206号公報の装置は、筒状
フィルムの移送路を挟む上下に対向する一対の架材に上
下のシールバーを対向的に配設すると共に、両シールバ
ーに所要の円運動を付与するよう構成されている。また
両シールバーを円運動させた際に、その円運動軌跡が干
渉する区間が設定され、該区間において上下のシールバ
ーにより筒状フィルムを挟持してシールするようになっ
ている。なお、各シールバーは対応する架材に対してク
ッションスプリングを介して架材側に退避可能に配設さ
れ、前記干渉区間において両シールバーは架材側に退避
すると共にクッションスプリングの押圧力によって筒状
フィルムを挟持した状態で直線的に移動するよう構成さ
れる。また特開昭62−158631号公報の装置は、
筒状フィルムの移送路を挟んで上下に対向するエンドシ
ーラが配設される各取付板における両端軸の先端に従動
ローラを夫々取付け、各従動ローラを対応するカム板に
形成した略D字状のカム溝に係合させている。すなわ
ち、各取付板をカム溝に沿って移動することにより、上
下のエンドシーラにはカム溝と同一な略D字状の運動が
付与され、その直線部において上下のエンドシーラで筒
状フィルムを挟持してシールするよう構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した実開平6−7
8206号公報の装置では、一対のシールバーは円運動
を行なうため、前記干渉区間における両シールバーの退
避量は、両シールバーが当接し始めたときから徐々に大
きくなって、両シールバーの最下点および最上点におい
て最大となり、その後は徐々に小さくなる。このように
両シールバーの退避量が変化するとクッションスプリン
グの押圧力も変化し、上下のシールバー間の一定した挟
圧力を得ることはできず、フィルムの溶着が不安定にな
る問題があった。また上下のシールバーが当接する時点
では、両シールバーの垂直方向(シールバーのシール面
が対向する方向)の速度成分が大きいため、当接する際
にその衝撃により大きな騒音や振動が発生する欠点もあ
る。前記特開昭62−158631号公報の装置では、
カム板に形成したカム溝によりエンドシーラを略D字状
に運動させるから、両シーラの挟圧力が変化したり当接
時に大きな騒音や振動が発生する問題は解消されるもの
の、高価なカム板を複数使用するために装置の大型化を
招くと共に生産コストが嵩む問題が指摘される。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、筒状フ
ィルムをシールする際のシール体間の挟圧力を略一定と
なるよう構成することにより、フィルムの安定かつ良好
なシールを得ると共にシール体の当接時の大きな騒音や
振動等の発生を防止し得る包装機におけるフィルムシー
ル装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係る包装機にお
けるフィルムシール装置は、包装物品が充填された筒状
フィルムの移送路を挟んで対向して配設され、該筒状フ
ィルムの移送と共にその移送方向へ移動しつつ対向的に
近接・離間移動する第1シール体と第2シール体とによ
り、筒状フィルムの前記包装物品を挟む前後にシールを
施すフィルムシール装置において、前記筒状フィルムの
移送路の側方に配設した基台に対して回転不能に固定さ
れた第1固定歯車と、この第1固定歯車と同一軸心で前
記基台に対して回転自在に枢支された第1回転部材と、
この第1回転部材の回転中心から所要量偏位した位置に
枢支され、第1固定歯車と噛合して第1回転部材の回転
に伴い第1固定歯車の周りを自転しつつ公転する第1固
定歯車と同一直径に設定された第1副歯車とから構成し
た第1歯車機構と、前記第1固定歯車に対して筒状フィ
ルムの移送路と直交する方向に直列の関係で基台に対し
て回転不能に固定され、第1固定歯車と同一直径に設定
された第2固定歯車と、この第2固定歯車と同一軸心で
前記基台に対して回転自在に枢支され、前記第1回転部
材と逆方向に同期回転制御される第2回転部材と、前記
第2回転部材の回転中心から所要量偏位しかつ両回転部
材の軸心間の中間を通る筒状フィルムの移送路と平行な
第1線分を挟んで第1副歯車と対向する位置に枢支さ
れ、前記第2固定歯車と噛合して第2回転部材の回転に
伴い第2固定歯車の周りを自転しつつ公転する第2固定
歯車と同一直径に設定された第2副歯車とから構成した
第2歯車機構と、前記第1歯車機構の第1副歯車におけ
る自転中心から所要量偏位した位置で第1回転部材とは
反対側に突設した第1係止軸と、前記第2歯車機構の第
2副歯車における自転中心から前記第1副歯車に対する
第1係止軸の偏位量と同じ量だけ偏位し、かつ前記第1
線分を挟んで第1係止軸と対向する位置で第2回転部材
とは反対側に突設した第2係止軸と、前記第1係止軸を
介して回転自在に枢支され、前記第1シール体がそのシ
ール面を筒状フィルムの移送路を指向した状態で配設さ
れる第1支持部材と、前記第2係止軸を介して回転自在
に枢支され、前記第2シール体がそのシール面を筒状フ
ィルムの移送路を指向した状態で配設されると共に、前
記第1支持部材に対して両シール体のシール面を対向し
た状態でその近接・離間方向に相対移動可能な第2支持
部材とを備え、前記両固定歯車の軸心を通って筒状フィ
ルムの移送路と直交する第2線分に両副歯車の自転中心
が一致している状態で、前記両係止軸の軸心が第2線分
に夫々一致するよう設定され、前記第1回転部材と第2
回転部材とを所要の駆動手段により同期的に回転駆動さ
せることにより、第1固定歯車と噛合しながら周回する
第1副歯車の第1係止軸の移動に伴い第1シール体を前
記移送路に沿う略直線となる当接部を有する移動軌跡に
沿って移動させると共に、第2固定歯車と噛合しながら
周回する第2副歯車の第2係止軸の移動に伴い第2シー
ル体を移送路に沿う略直線となる当接部を有する移動軌
跡に沿って移動させ、前記第1シール体および第2シー
ル体は、各移動軌跡における当接部の所要区間で前記筒
状フィルムを挟んで当接すると共に、その当接時には少
なくとも一方のシール体が他方のシール体に対して変位
して常に略一定の挟圧力が得られるよう対応の支持部材
に配設され、前記両シール体の当接状態でのフィルム移
送方向への移動速度をフィルム移送速度と同一に設定し
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】第1回転部材と第2回転部材とを駆動手段によ
り同期的に逆方向に回転すると、第1固定歯車と噛合し
ながら周回する第1副歯車の第1係止軸の移動に伴い、
該係止軸に第1支持部材を介して配設される第1シール
体は、筒状フィルムの移送路に沿う略直線となる当接部
を有する移動軌跡に沿って移動する。また同時に第2固
定歯車と噛合しながら周回する第2副歯車の第2係止軸
の移動に伴い、該係止軸に第2支持部材を介して配設さ
れる第2シール体は、前記移送路に沿う略直線となる当
接部を有する移動軌跡に沿って移動する。そして、両シ
ール体はその移動軌跡の当接部において筒状フィルムを
挟んで当接し、その当接状態のまま略直線的に移動して
該フィルムにシールを施した後に相互に離間する。な
お、両シール体の当接状態にあっては、少なくとも一方
が他方に対して変位して常に略一定の挟圧力が得られる
と共に、両シール体のフィルム移送方向への移動速度は
フィルム移送速度と同一に設定されているので良好なシ
ールが達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る包装機におけ
るフィルムシール装置につき、好適な実施例を挙げて、
添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】図1は、本発明の実施例に係るフィルムシ
ール装置を一部破断して示す正面図であり、四角枠状に
形成された機枠11におけるフィルム移送方向の上流側
(図1の左側)に、第1移送コンベヤ12が配設されると
共に、下流側(図1の右側)に、第1移送コンベヤ12と
移送レベルを一致させた第2移送コンベヤ14が直列に
配設されている。そして、両コンベヤ12,14の対向
する端部間に、上下方向に互いに近接・離間移動する第
1シール体26と第2シール体28とを備えたフィルム
シール装置24が配設される。
【0011】前記フィルムシール装置24の説明に先立
ち、前記第1移送コンベヤ12および第2移送コンベヤ
14の構成につき、簡単に説明する。機枠11の上部に
おける上流端近傍に保持板15aが配設固定され、この
保持板15aにフィルム移送方向と交差する左右方向に
所定間隔離間して配設した一対の側板16,16(図2参
照)により、第1固定フレーム12aが構成される。ま
た第1固定フレーム12aの上方には、前記側板16,
16の離間間隔よりも小さい間隔で左右方向に離間して
対向する一対の側板17,17で構成される第1移動フ
レーム12bが、第1固定フレーム12aに対してフィ
ルム移送方向への水平移動が自在に配設されている。更
に、第1固定フレーム12aにプーリ18a,18b,1
8cが回転自在に枢支されると共に、第1移動フレーム
12bにプーリ18d,18eが回転自在に枢支され、
これらプーリ18a,18b,18c,18d,18e間に
無端ベルト20aが走行自在に巻掛けられて第1移送コ
ンベヤ12が構成される。前記第1固定フレーム12a
に配設されているプーリ18aには、該フレーム12a
の下部に配設した第1駆動モータ19aが接続され、該
モータ19aによりプーリ18aを所要方向に回転する
ことによって無端ベルト20aが所要方向に走行するよ
うになっている。
【0012】前記第2移送コンベヤ14は、フィルムシ
ール装置24を挟んで前記第1移送コンベヤ12と対称
に構成されている。すなわち、機枠11の上部における
下流端近傍に保持板15bが配設固定され、この保持板
15bに左右方向に所定間隔離間して配設した一対の側
板23,23により第2固定フレーム14aが構成され
る。また第2固定フレーム14aの上方に、前記側板2
3,23の離間間隔よりも小さい間隔で左右方向に離間
して対向する一対の側板25,25で構成される第2移
動フレーム14bが、第2固定フレーム14aに対して
フィルム移送方向への水平移動が自在に配設されてい
る。更に、第2固定フレーム14aにプーリ21a,2
1b,21cが回転自在に枢支されると共に、第2移動
フレーム14bにプーリ21d,21eが回転自在に枢
支され、これらプーリ21a,21b,21c,21d,2
1e間に無端ベルト20bが走行自在に巻掛けられて第
2移送コンベヤ14が構成される。前記第2固定フレー
ム14aに配設されているプーリ21aには、該フレー
ム14aの下部に配設した第2駆動モータ19bが接続
され、該モータ19bによりプーリ21aを所要方向に
回転することによって無端ベルト20bが所要方向に走
行するようになっている。
【0013】前記第1移送コンベヤ12では、無端ベル
ト20aがフィルム移送速度と略同速で所要方向に走行
されるよう設定されており、図11に示すように、無端
ベルト20aに載置された包装物品8が充填された筒状
フィルム6は、フィルムシール装置24に向けて移送さ
れる。また第2移送コンベヤ14では、無端ベルト20
bが第1移送コンベヤ12における無端ベルト20aの
走行速度よりも高速となるよう設定されており、図15
に示すように、フィルムシール装置24のシール体2
6,28によりエンドシール・切断された先行の包装体
9aを、後続の未包装体9bから確実に切離して排出し
得るよう構成されている。
【0014】また、図1および図2に示すように、筒状
フィルム6の移送路の下方に位置する第2シール体28
を水平に支持する一方のスタンド30(後述)に、フィル
ム移送方向に離間すると共に下方から上方に向けて相互
に近接する略ハ字状のカム溝32a,32bを形成した
カム板32が配設されている。上流側のカム溝32aに
は、前記第1移動フレーム12bの下流端に垂設したブ
ラケット22aを介して回転自在に枢支されたローラ1
3aが摺動自在に嵌合され、下流側のカム溝32bに
は、第2移動フレーム14bの上流端に垂設したブラケ
ット22bを介して回転自在に枢支されたローラ13b
が摺動自在に嵌合されている。すなわち図1に示すよう
に、第2シール体28が最下点に位置した状態では、第
1移動フレーム12bと第2移動フレーム14bとは相
互に近接し、第2シール体28の上昇移動と共にカム板
32が上昇すると、図8または図12に示すように、第
1移動フレーム12bと第2移動フレーム14bとは相
互に離間して、第2シール体28の上昇移動を許容する
隙間を形成するよう構成されている。
【0015】次に、フィルムシール装置24の構成につ
き説明する。前記第1移送コンベヤ12と第2移送コン
ベヤ14との間における機枠11の下部には、図1およ
び図3に示すように、筒状フィルム6の移送方向と交差
する左右方向に延在する第1支持部材34が後述する第
1歯車機構47,47間に配設され、この第1支持部材
34の上面には、左右に所定間隔離間する一対のスライ
ドシャフト36,36が垂直に立設されている。両スラ
イドシャフト36,36のフィルム移送路より上方に延
出する上端部間には、上保持板38が水平に架設され、
この上保持板38の下側にバネ40,40を介して第1
シール体26が、そのシール面を筒状フィルム6の移送
路を指向する状態で上下動可能に配設されている。バネ
40,40は、第1シール体26と第2シール体28と
が当接した際に、該第1シール体26の上保持板38側
への退避を許容すると共に第2シール体28との間での
略一定の挟圧力を得るべく機能する。なお、第1シール
体26にはカッタ27が配設され、第2シール体28と
の当接時に筒状フィルム6の切断を行なうようになって
いる。
【0016】前記第1支持部材34の上方には、後述す
る第2歯車機構49,49間に配設されて第1支持部材
34と平行に延在する第2支持部材42が、前記スライ
ドシャフト36,36に挿通孔42a,42aを介して挿
通されて上下動可能に配設されている。第2支持部材4
2の上面には、図1および図3に示すように、左右に所
定間隔離間して一対のスタンド30,30が立設され、
両スタンド30,30の上端部間に水平に架設されたラ
イナ44に、そのシール面を筒状フィルム6の移送路に
指向させた状態で前記第1シール体26とフィルム移送
路を挟んで平行に対向する第2シール体28が配設され
ている。そして、前記第1歯車機構47,47および第
2歯車機構49,49を作動することにより、上下のシ
ール体26,28は相互に近接・離間移動し、その近接
時に筒状フィルム6を挟んで当接することで該フィルム
6にシールを施すよう構成される。なお、図3において
右側に位置するスタンド30に、前記第1移動フレーム
12bと第2移動フレーム14bとを相互に近接・離間
移動させるカム板32が配設されている。
【0017】前記機枠11の左右両側には、上下方向に
スライド移動が可能な基台46,46が配設され、各基
台46のフィルム移送路を指向する側には、図1および
図3に示すように、前記第1シール体26と第2シール
体28とを相互に近接・離間移動させるシール体駆動機
構54が夫々配設されている。なお、両シール体駆動機
構54,54の構成は同一であるので、一方の駆動部5
4の構成についてのみ説明し、他方の駆動部54の同一
部材には同じ符号を付すものとする。
【0018】図4に示すように、シール体駆動機構54
は、3基の歯車機構47,49,51をフィルム移送路と
直交する上下方向に直列の関係で配設して構成される。
下方に配設される第1歯車機構47は、前記第1シール
体26を後述する移動軌跡L1に沿って移動させるもの
であって、図5および図6に示すように、第1回転部材
としての第1歯車48が中空円筒状のボス部48aによ
り、基台46に対して回転自在に配設されている。第1
歯車48のボス部48aの中空部に第1固定軸60が挿
通され、該固定軸60は、ボス部48aから外方に延出
する端部に配設された連結杆53により後述する第2固
定軸61および第3固定軸65と共に回転不能に支持さ
れている。また第1固定軸60の第1歯車48から内方
に延出する端部に、該歯車48と同一軸心で所要直径の
第1固定歯車62が固着されている。図5に示すよう
に、第1歯車48の回転中心から所要量偏位した位置に
第1支持軸64が内方に向けて突設され、この第1支持
軸64に前記第1固定歯車62と同一直径で該固定歯車
62と常に噛合する第1副歯車66が回転自在に配設さ
れている。従って、第1歯車48が所要方向へ回転する
と、第1副歯車66は、第1固定歯車62との噛合作用
下に自転しながら該固定歯車62の外周に沿って公転
(回転移動)する、所謂遊星歯車として構成されている。
【0019】前記第1副歯車66には、その自転中心か
ら所要量偏位した位置に第1係止軸68が内方(第1歯
車48とは反対側)に向けて突設され、該係止軸68が
前記第1支持部材34の端部に配設された連結部材70
に回動可能に連結されている。この第1係止軸68は、
図6に示すように、第1副歯車66が第1固定歯車62
の真上に位置した状態において、該第1副歯車66の最
上点に位置するよう設定されている。このような状態で
第1固定歯車62の周りを第1副歯車66が回転移動す
ると、前記第1係止軸68における軸中心は、図9に示
すように、上方の略円弧状部Laと下方の略直線となる
当接部Lbとからなる移動軌跡L上を移動するようにな
っている。従って、第1係止軸68に連結されている第
1支持部材34は移動軌跡Lに沿って移動することにな
るので、この第1支持部材34に配設されている第1シ
ール体26も、図10に示すように、移動軌跡Lと同一
の移動軌跡L1に沿って移動する。すなわち、この移動
軌跡L1は、上方の略円弧状部L1aと下方の略直線と
なる当接部L1bとからなる。なお、第1支持部材34
に配設したスライドシャフト36,36が第2支持部材
42に挿通されることにより該支持部材34の回動は規
制されているから、第1シール体26はそのシール面が
常に下方(フィルム移送路)を指向した状態で移動する。
【0020】前記シール体駆動機構54の中間に配設さ
れる第2歯車機構49は、前記第2シール体28を後述
する移動軌跡L2に沿って移動させるものであって、図
5および図6に示した第1歯車機構47と基本的に同一
の構成を有している。すなわち、第1歯車48と同一直
径に設定された第2回転部材としての第2歯車50が基
台46に対して回転自在に配設されると共に、該歯車5
0と同一軸心で第2固定軸61および第1固定歯車62
と同一直径に設定された第2固定歯車63が夫々配設さ
れる。また第2歯車50の回転中心から所要量偏位した
位置に第2支持軸(図示せず)が内方に向けて突設され、
この第2支持軸に前記第2固定歯車63と同一直径で該
固定歯車63と常に噛合する第2副歯車67が回転自在
に配設され、該第2副歯車67は、第2歯車50が所要
方向へ回転するのに伴い、第2固定歯車63との噛合作
用下に自転しながら該固定歯車63の外周に沿って公転
(回転移動)する、所謂遊星歯車として構成されている。
但し、第2副歯車67は、第1歯車48と第2歯車50
との軸心間の中間を通るフィルム移送路と平行な第1線
分を挟んで第1副歯車66と対向するよう位置し、図4
に示すように、第1副歯車66が第1固定歯車62の真
上に臨んでいるときには第2副歯車67は第2固定歯車
63の真下に臨むよう設定されている。すなわち、第1
副歯車66の自転中心が、両固定歯車62,63の軸心
を通って筒状フィルム6の移送路と直交する第2線分と
一致している状態で、第2副歯車67の自転中心が第2
線分に一致するよう設定されている。また第2歯車50
は第1歯車48と噛合して、後述するサーボモータ58
により両歯車48,50は相互に反対方向に回転するよ
う構成されている。なお、前記第2固定軸61は前記連
結杆53に連結されて、基台46に対して回転不能に支
持されている。
【0021】前記第2副歯車67には、その自転中心か
ら第1副歯車66に対する第1係止軸68の偏位量と同
じ量だけ偏位した位置に第2係止軸69が内方に向けて
突設され、該係止軸69が前記第2支持部材42の端部
に配設された連結部材72に回動可能に連結されてい
る。なお第2係止軸69は、第2副歯車67が第2固定
歯車63の真下に位置した状態において、該第2副歯車
63の最下点に位置するよう設定される。すなわち、第
2係止軸69は前記第1線分を挟んで第1係止軸68と
対向し、かつ前記両副歯車66,67の自転中心および
第1係止軸68の軸心が前記第2線分と一致している状
態で該第2線分にその軸心が一致するよう設定されてい
る(図4参照)。そして、このような状態で第2固定歯車
63の周りを第2副歯車67が回転移動すると、第2支
持部材42に配設されている第2シール体28は、図1
0に示すように、第1シール体26の移動軌跡L1とは
180度位相が異なる移動軌跡L2を移動するようにな
っている。すなわち、この移動軌跡L2は、下方の略円
弧状部L2aと上方の略直線となる当接部L2bとから
なる。なお、第2支持部材42の回動は前記スライドシ
ャフト36,36により規制されているから、第2シー
ル体28はそのシール面が常に上方(フィルム移送路)を
指向した状態で移動する。そして各シール体26,28
は、図10に示すように、その移動軌跡L1,L2にお
ける当接部L1b,L2bの所要区間が重合するよう対
応の支持部材34,42に位置決めされて、この重合部
分において両シール体26,28が当接した状態で移動
するよう構成している。すなわち、図7および図8に示
す如く、第1歯車48と第2歯車50とが相互に逆方向
に回転することにより、第1シール体26と第2シール
体28とは対応する移動軌跡L1,L2に沿って移動
し、その当接部L1b,L2bの重合区間において当接
した状態でフィルム移送方向の下流側に向けて略直線的
に移動する。
【0022】前記第2歯車機構49,49の上流側に臨
む基台46,46間に駆動軸56が回転自在に架設さ
れ、図4に示す如く、該駆動軸56の各第2歯車機構4
9と対応する位置に夫々配設された歯車56aが第2歯
車50と噛合している。一方の基台46の外側にサーボ
モータ58が配設され、該モータ58が駆動軸56に連
結されている。従って、サーボモータ58を駆動して図
8に示すように駆動軸56を反時計方向へ回転させる
と、第2歯車機構49の第2歯車50は時計方向へ回転
し、該歯車50と噛合する第1歯車機構47の第1歯車
48は反時計方向へ回転するようになっている。これに
より、第1シール体26と第2シール体28とは、フィ
ルム移送方向上流側で相互に近接して当接し、この当接
状態で当接部L1b,L2bに沿って直線的に下流側に
移動した後、相互に離間する運動を繰返す。なお、シー
ル体26,28の当接状態でのフィルム移送方向への移
動速度は、フィルム移送速度と同一となるよう設定され
ている。
【0023】前記シール体駆動機構54の上方に配設さ
れる第3歯車機構51は、図5および図6に示した第1
歯車機構47と同一に構成されている。すなわち、基台
46に回転自在に配設された第3歯車52と同一軸心で
第3固定軸65および第3固定歯車79が配設されると
共に、第3歯車52の回転中心から所要量偏位した位置
に第3固定歯車79と常に噛合する第3副歯車80が回
転自在に配設されている。また第3副歯車80の回転中
心から所要量偏位した位置に突設された第3係止軸81
が、前記スライドシャフト36を摺動自在に支持するガ
イド部材74に回動可能に連結されるようになってい
る。なお、第3歯車機構51の第3歯車52は、第2歯
車50と噛合して第1歯車機構47の第1歯車48と同
一方向に回転し、ガイド部材74を第1シール体26と
同じ軌跡で移動させるよう構成してある。すなわち、図
3に示すように、第1シール体26が最上点またはその
近傍に位置しているときには、該スライドシャフト36
の略中間部をガイド部材74で支持することにより、第
1シール体26を水平姿勢で安定的に移動させるように
なっている。
【0024】前記機枠11の基台46,46を挟む両側
にブラケット11a,11a(図1に一方のみ図示)が固
定され、各ブラケット11aには、上下方向に延在する
アジャストボルト78が軸方向への移動を規制された状
態で回動自在に枢支されている。このアジャストボルト
78のブラケット11aから上方に延出する部位が対応
する基台46のナット82に螺合し、ブラケット11a
から下方に延出する端部にウォームホイール78aが一
体回転可能に配設される(図4参照)。また基台46,4
6間に横通されて機枠11に回動自在に枢支されたハン
ドル軸76に、ウォームホイール78aと噛合するウォ
ーム76aが配設され、図示しないハンドルによりハン
ドル軸76を正逆方向へ回動させると、アジャストボル
ト78とナット82との螺合作用下に、基台46は機枠
11に対して上下にスライド移動する。これにより、両
基台46,46間に配設されている上下のシール体26,
28の当接高さを調整し得るようになっている。
【0025】
【実施例の作用】次に、実施例に係るフィルムシール装
置の作用につき説明する。図11に示す如く、第1移送
コンベヤ12のプーリ18dと第2移送コンベヤ14の
プーリ21dは相互に近接している。またフィルムシー
ル装置24では、シール体駆動機構54における第1歯
車機構47の第1副歯車66は第1固定歯車62の真上
に位置すると共に、第2歯車機構49の第2副歯車67
は第2固定歯車63の真下に位置して、第1シール体2
6と第2シール体28とは相互に離間して筒状フィルム
6の通過を許容する状態で待機している。
【0026】前記第1移送コンベヤ12に供給された包
装物品8が充填された筒状フィルム6は、フィルム移送
速度と同速で走行する無端ベルト20aにより下流側に
移送される。フィルムシール装置24は、サーボモータ
58によりシール体駆動機構54が所要のタイミングで
駆動され、図12に示すように第1シール体26と第2
シール体28とは上流側へ移動しつつ相互に近接する。
すなわち、サーボモータ58によって反時計方向へ回転
する歯車56aにより、シール体駆動機構54における
第2歯車50が時計方向に回転すると共に、第1歯車4
8および第3歯車52は反時計方向へ回転する。従って
第1歯車機構47では、第1固定歯車62に沿って第1
副歯車66が反時計方向へ移動し、この第1副歯車66
に第1支持部材34が追従する結果として、第1シール
体26は上流側下方へ略円弧移動する。また第2歯車機
構49では、第2固定歯車63に沿って第2副歯車67
が時計方向へ移動し、この第2副歯車67に第2支持部
材42が追従する結果として、第2シール体26は上流
側上方へ略円弧移動する。更に、第3歯車機構49で
は、第3固定歯車79に沿って第3副歯車80が反時計
方向へ移動し、この第3副歯車80にガイド部材74が
追従しながらスライドシャフト36,36を支持する。
なお、第2シール体28の移動に連動して各移動フレー
ム12b,14bが相互に離間移動し、第2シール体2
8の上方への延出を許容する隙間を画成する。
【0027】更に第1歯車機構47の第1副歯車66が
反時計方向へ移動すると共に、第2歯車機構49の第2
副歯車67が時計方向へ移動すると、図13に示す如
く、第1シール体26と第2シール体28とが筒状フィ
ルム6を挟んで当接する。そして両シール体26,28
は、前記移動軌跡L1,L2の当接部L1b,L2bを移
動する間は当接した状態で筒状フィルム6の移送に伴っ
て同一速度で略直線的に下流側に移動し、これにより該
フィルム6の確実なエンドシールが施される。なお、当
接部L1b,L2bの重合区間において第1シール体2
6はバネ40,40の弾力に抗して上保持板38側に退
避すると共に、該バネ40,40の弾力によって第2シ
ール体28に圧接された状態で移動する。この場合に第
1シール体26の退避量は略一定であるので、両シール
体26,28による挟圧力が変化して良好なシールがな
されなくなるのを防止し得る。また、第1シール体26
と第2シール体28とが当接する時点では、図10に示
すように、シール面が対向する方向の速度成分は極めて
小さくなり、両シール体26,28が当接する際の衝撃
やそれに伴なう騒音、振動等の発生を抑止することがで
きる。なお、両シール体26,28が当接している状態
で前記カッタ27が作動してフィルム6が切断される。
【0028】前記シール体駆動機構54における第1歯
車機構47および第2歯車機構49が更に所要方向へ回
転する結果として、図14に示すように、筒状フィルム
6を挟圧しながら下流側へ移動した第1シール体26お
よび第2シール体28は相互に離間して筒状フィルム6
を解放する。フィルムシール装置24によるエンドシー
ル・切断がなされることで得られた包装体9aは、図1
5に示すように、高速で運転されている第2移送コンベ
ヤ14によりフィルムシール装置24の配設位置から速
やかに下流側に移送される。また第2シール体28の下
降に連動して、各移動フレーム12b,14bが相互に
近接するので、次の包装物品8の第1移送コンベヤ12
から第2移送コンベヤ14への受渡しは円滑になされ
る。
【0029】また、オーダ変更等によって包装物品8の
高さ寸法が変わった場合は、前記基台46,46を上下
方向にスライド調整することにより、両シール体26,
28の当接位置を、包装物品8の高さ方向の中間位置に
することができる。これにより、包装物品8に対するフ
ィルムのエンドシール位置を常に高さ方向の中間とする
ことができる。
【0030】なお、実施例では筒状フィルムを水平方向
に移送しつつ包装物品を充填包装する横型製袋充填包装
機を例に挙げたが、筒状フィルムを垂直方向に移送しつ
つ包装物品を充填包装する縦型製袋充填包装機に本願の
フィルムシール装置を採用することも可能である。ま
た、実施例では第3歯車機構を設けてスライドシャフト
を支持するようにしたが、第3歯車機構を省略すること
もできる。更に、第1回転部材および第2回転部材とし
て歯車を用いたが、本願はこれに限定されるものでな
く、各部材を円盤として夫々を独立したモータで相互に
反対方向に回転駆動するようにしてもよい。更にまた、
実施例では一対のシール体駆動機構を左右に対向的に設
けて両機構の間に第1支持部材や第2支持部材を架設し
たが、1基のシール体駆動機構に各支持部材を片持式に
配設することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る包装
機におけるフィルムシール装置によれば、第1シール体
および第2シール体を、フィルム移送路に沿う略直線と
なる当接部を有する移動軌跡に沿って移動することによ
り、両シール体が当接した際の挟圧力を略一定とするこ
とができ、良好なシールが達成される。また、両シール
体が当接を開始する時点において、シール面が対向する
方向の速度成分は小さく、両シール体が当接する際の衝
撃を原因とする大きな騒音や振動の発生を好適に抑止す
ることができる。
【0032】更に、製作コストが嵩むカム板を必要とし
ないので、包装機の製作コストを低減し得ると共にフィ
ルムシール装置自体の小型化を図り得る利点がある。ま
た両シール体の当接位置を調整し得るので、包装物品の
オーダ変更等に対応してシール位置を変更することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフィルムシール装置を一
部破断した状態で示す正面図である。
【図2】実施例に係るフィルムシール装置を一部破断し
た状態で示す平面図である。
【図3】実施例に係るフィルムシール装置を一部破断し
た状態で示す側面図である。
【図4】基台に配設したシール体駆動機構を概略で示す
正面図である。
【図5】シール体駆動機構における歯車機構を一部破断
して示す側面図である。
【図6】シール体駆動機構における歯車機構を概略で示
す正面図である。
【図7】第1シール体と第2シール体とが相互に離間し
た状態を示すシール体駆動機構の動作説明図である。
【図8】第1シール体と第2シール体とが当接した状態
を示すシール体駆動機構の動作説明図である。
【図9】歯車機構における係止軸の移動軌跡を示す説明
図である。
【図10】第1シール体および第2シール体の移動軌跡
を示す説明図である。
【図11】第1シール体と第2シール体とが離間した状
態を示すフィルムシール装置の動作説明図である。
【図12】第1シール体と第2シール体とが上流側へ移
動しつつ相互に近接する状態を示すフィルムシール装置
の動作説明図である。
【図13】第1シール体と第2シール体とがフィルムを
挟圧した状態で下流側へ移動する状態を示すフィルムシ
ール装置の動作説明図である。
【図14】第1シール体と第2シール体とが下流側へ移
動しつつ離間する状態を示すフィルムシール装置の動作
説明図である。
【図15】第1シール体と第2シール体とが初期の離間
位置に戻った状態を示すフィルムシール装置の動作説明
図である。
【符号の説明】
6 筒状フィルム 8 包装物品 26 第1シール体 28 第2シ
ール体 34 第1支持部材 42 第2支
持部材 46 基台 47 第1歯
車機構 48 第1歯車(第1回転部材) 49 第2歯
車機構 50 第2歯車(第2回転部材) 58 サーボ
モータ(駆動手段) 62 第1固定歯車 63 第2固
定歯車 66 第1副歯車 67 第2副
歯車 68 第1係止軸 69 第2係
止軸 L1,L2 移動軌跡 L1b,L2
b 当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 勲 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 (72)発明者 橋本 昌典 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380番 地 株式会社フジキカイ名古屋工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装物品(8)が充填された筒状フィルム
    (6)の移送路を挟んで対向して配設され、該筒状フィル
    ム(6)の移送と共にその移送方向へ移動しつつ対向的に
    近接・離間移動する第1シール体(26)と第2シール体(2
    8)とにより、筒状フィルム(6)の前記包装物品(8)を挟む
    前後にシールを施すフィルムシール装置において、 前記筒状フィルム(6)の移送路の側方に配設した基台(4
    6)に対して回転不能に固定された第1固定歯車(62)と、
    この第1固定歯車(62)と同一軸心で前記基台(46)に対し
    て回転自在に枢支された第1回転部材(48)と、この第1
    回転部材(48)の回転中心から所要量偏位した位置に枢支
    され、第1固定歯車(62)と噛合して第1回転部材(48)の
    回転に伴い第1固定歯車(62)の周りを自転しつつ公転す
    る第1固定歯車(62)と同一直径に設定された第1副歯車
    (66)とから構成した第1歯車機構(47)と、 前記第1固定歯車(62)に対して筒状フィルム(6)の移送
    路と直交する方向に直列の関係で基台(46)に対して回転
    不能に固定され、第1固定歯車(62)と同一直径に設定さ
    れた第2固定歯車(63)と、この第2固定歯車(63)と同一
    軸心で前記基台(46)に対して回転自在に枢支され、前記
    第1回転部材(48)と逆方向に同期回転制御される第2回
    転部材(50)と、前記第2回転部材(50)の回転中心から所
    要量偏位しかつ両回転部材(48,50)の軸心間の中間を通
    る筒状フィルム(6)の移送路と平行な第1線分を挟んで
    第1副歯車(66)と対向する位置に枢支され、前記第2固
    定歯車(63)と噛合して第2回転部材(50)の回転に伴い第
    2固定歯車(63)の周りを自転しつつ公転する第2固定歯
    車(63)と同一直径に設定された第2副歯車(67)とから構
    成した第2歯車機構(49)と、 前記第1歯車機構(47)の第1副歯車(66)における自転中
    心から所要量偏位した位置で第1回転部材(48)とは反対
    側に突設した第1係止軸(68)と、 前記第2歯車機構(49)の第2副歯車(67)における自転中
    心から前記第1副歯車(66)に対する第1係止軸(68)の偏
    位量と同じ量だけ偏位し、かつ前記第1線分を挟んで第
    1係止軸(68)と対向する位置で第2回転部材(50)とは反
    対側に突設した第2係止軸(69)と、 前記第1係止軸(68)を介して回転自在に枢支され、前記
    第1シール体(26)がそのシール面を筒状フィルム(6)の
    移送路を指向した状態で配設される第1支持部材(34)
    と、 前記第2係止軸(69)を介して回転自在に枢支され、前記
    第2シール体(28)がそのシール面を筒状フィルム(6)の
    移送路を指向した状態で配設されると共に、前記第1支
    持部材(34)に対して両シール体(26,28)のシール面を対
    向した状態でその近接・離間方向に相対移動可能な第2
    支持部材(42)とを備え、 前記両固定歯車(62,63)の軸心を通って筒状フィルム(6)
    の移送路と直交する第2線分に両副歯車(66,67)の自転
    中心が一致している状態で、前記両係止軸(68,69)の軸
    心が第2線分に夫々一致するよう設定され、 前記第1回転部材(48)と第2回転部材(50)とを所要の駆
    動手段(58)により同期的に回転駆動させることにより、
    第1固定歯車(62)と噛合しながら周回する第1副歯車(6
    6)の第1係止軸(68)の移動に伴い第1シール体(26)を前
    記移送路に沿う略直線となる当接部(L1b)を有する移動
    軌跡(L1)に沿って移動させると共に、第2固定歯車(63)
    と噛合しながら周回する第2副歯車(67)の第2係止軸(6
    9)の移動に伴い第2シール体(28)を移送路に沿う略直線
    となる当接部(L2b)を有する移動軌跡(L2)に沿って移動
    させ、 前記第1シール体(26)および第2シール体(28)は、各移
    動軌跡(L1,L2)における当接部(L1b,L2b)の所要区間で前
    記筒状フィルム(6)を挟んで当接すると共に、その当接
    時には少なくとも一方のシール体(26)が他方のシール体
    (28)に対して変位して常に略一定の挟圧力が得られるよ
    う対応の支持部材(34)に配設され、 前記両シール体(26,28)の当接状態でのフィルム移送方
    向への移動速度をフィルム移送速度と同一に設定したこ
    とを特徴とする包装機におけるフィルムシール装置。
  2. 【請求項2】 前記筒状フィルム(6)の移送路を挟んで
    一対の基台(46,46)が対向して配設され、夫々の基台(4
    6,46)に前記第1歯車機構(47)および第2歯車機構(49)
    が配設される請求項1記載の包装機におけるフィルムシ
    ール装置。
  3. 【請求項3】 前記第1回転部材(48)および第2回転部
    材(50)は、互に噛合する同一直径の歯車である請求項1
    または2記載の包装機におけるフィルムシール装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段(58)はサーボモータであ
    り、その駆動力は前記回転部材としての歯車(48,50)の
    何れかに伝達される請求項3記載の包装機におけるフィ
    ルムシール装置。
  5. 【請求項5】 前記基台(46)は、フィルム移送方向と直
    交する方向に移動調整自在に配設される請求項1〜4の
    何れかに記載の包装機におけるフィルムシール装置。
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