JP2006168054A - インクジェットプリンタにおけるインク・用紙の浪費節約方法、および装置 - Google Patents

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信好 田中
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Abstract

【課題】 クリーニング処理要求の前に少なくともひとつの印刷処理（テストプリントを含む）要求を保持している状態で自動クリーニングを実行する時間に近づいた場合にも、クリーニング処理の前に印刷処理が実行されることになり、実行待ちのクリーニング処理を先に実行していれば防げたかもしれないインクかすれが実行待ちの印刷処理要求を実行する時に生じてしまう。
【解決手段】 自動クリーニングを実行する時刻にある一定時間（この時間は適切な値に決めるものとする）手前に近づいた場合に実行待ちの処理要求の状態をチェックする実行待ち処理要求チェック手段を設け、クリーニング処理要求の前に少なくともひとつの印刷処理要求を保持している状態の場合に、処理の順番を変更する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、外部からの複数の処理要求を受け付けて内部に保持し、それらの処理要求をスケジューリング可能であり、かつ、前回のクリーニング実行時からの経過時間に基づいて自動的にクリーニングを行うよう制御する自動クリーニング制御手段と実際のクリーニングを行うクリーニング手段を持つインクジェットプリンタにおいて、印刷処理（テストプリントを含む）要求とクリーニング処理要求の実行順序を動的に変更する方法に関わる。
従来、外部からの複数の処理要求を受け付けて内部に保持し、それらの処理要求をスケジューリング可能であり、かつ、前回のクリーニング実行時からの経過時間に基づいて自動的にクリーニングを行うよう制御する自動クリーニング制御手段と実際のクリーニングを行うクリーニング手段を持つインクジェットプリンタにおいて、自動クリーニング実行と現在の実行待ち処理のスケジューリングは独立して行われていた。（例えば、特許文献１参照）
特開２００４−１９５８００号
このため、クリーニング処理要求の前に少なくともひとつの印刷処理（テストプリントを含む）要求を保持している状態で自動クリーニングを実行する時間に近づいた場合にも、クリーニング処理の前に印刷処理が実行されることになり、上記の実行待ちのクリーニング処理を先に実行していれば防げたかもしれないインクかすれが上記の実行待ちの印刷処理要求を実行する時に生じる可能性があった。このため、印刷失敗ページおけるインクや用紙の無駄な消費が発生する可能性があった。
本発明は、上記のような場合にインクかすれが生じる可能性を減らす実行待ち処理要求の処理方法を提供することを目的としている。
自動クリーニングを実行する時刻にある一定時間（この時間は適切な値に決めるものとする）手前に近づいた場合に実行待ちの処理要求の状態をチェックする実行待ち処理要求チェック手段を設け、上記の保持している実行待ち処理要求において、クリーニング処理要求の前に少なくともひとつの印刷処理要求を保持している状態の場合に、処理の順番を変更しクリーニング処理要求を最初に実行するようにする。
本発明により、インクジェットプリンタにおいて、クリーニング処理要求の前に少なくともひとつの印刷処理要求を保持している状態で自動クリーニングを実行する時間にある一定の範囲で近づいた場合に、クリーニング処理要求を最初に実行するよう処理の順番を変更することにより、上記の実行待ちの印刷処理要求の実行時においてインクかすれが発生する可能性を減らすことができる。これにより、インクかすれによる印刷やテストプリントの再印刷の回数を減らすことができるため印刷失敗ページで使用されるインクや用紙の無駄な消費を減らすことができる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図１は、本発明のシステム構成を示している。
ホストコンピュータ１００は、セントロやネットワークなどの通信手段１１０によりプリンタ１２０と接続されている。
インクジェットプリンタ１２０は、ホストコンピュータ１００において動作している印刷プログラム１０１から印刷処理要求を受け取ったり、インクジェットプリンタ１２０用のユーティリティプログラム１０２からクリーニング処理要求を受け取るものとする。なお、上記印刷プログラム１０１とユーティリティプログラム１０２は、ネットワークに接続されている異なるホストコンピュータ上に存在してもよい。
インクジェットプリンタ１２０には、ホストコンピュータ上のプログラムからの処理要求を保持するための処理キュー１３０と、処理キュー１３０にある処理要求の順序の制御を行うスケジューリング手段１２５と、前回のクリーニング実行時からの経過時間に基づいて自動的にクリーニングを行うように制御する自動クリーニング制御手段１２３と、自動クリーニングを実行する時刻の一定時間手前に近づいた場合に実行待ちの処理要求の状態をチェックする実行待ち処理要求チェック手段１２４と、実際のクリーニングを実行するクリーニング手段１２２と、印刷を行う印刷手段１２１が存在する。
上記、自動クリーニングを実行する時刻の手前の一定時間は、あらかじめ適当な値に設定しておくものとする。たとえば、自動クリーニングを実行する間隔が４８時間であるとした場合に上記一定間隔を３０分にする。
ホストコンピュータ１００上のプログラムからの処理要求は処理キュー１３０に入れられ、キューに入った順に処理されるものとする。処理キュー１３０にある処理要求には処理種類識別フラグ１３１が付加されており、これにより処理要求の種類がわかるものとする。図１では、二つの印刷処理要求１３２，１３３とクリーニング処理要求１３４、および印刷処理要求１３５がこの順に存在している。なお、上記処理要求にはテストプリントを含むものとする。
キューから取り出した処理要求が印刷処理要求である場合には印刷手段１２１により印刷処理が行われ、処理要求がクリーニング処理要求である場合にはクリーニング手段１２２によりクリーニング処理が実行される。
インクジェットプリンタ１２０には、画像処理など他の機能を果たす手段が存在するが、本発明では本質的でない部分であるため、ここでは記述していない。
図２は、インクジェットプリンタにおいて、自動クリーニングを実行する時刻にある一定の時間手前に近づいた時に、クリーニング処理要求の前に少なくともひとつの印刷処理要求を保持している状態の場合に、実行待ち処理要求の並び替え処理を示すフローチャートである。
自動クリーニング制御手段１２３は、自動クリーニングを実行したときに次回の自動クリーニングを実行する時刻の一定時間手前に ｗａｋｅ ｕｐするように設定して実行待ち処理要求チェック手段１２４をｓｌｅｅｐさせるものとする。
実行待ち処理要求チェック手段１２４は上記のｗａｋｅ ｕｐが設定された時刻にｓｌｅｅｐ状態からｗａｋｅ ｕｐする（Ｓ２１０）。実行待ち処理要求チェック手段１２４は処理キュー１３０をチェックする（Ｓ２２０）。キュー内の実行待ち処理において、少なくともひとつの印刷処理要求とクリーニング処理要求が共に存在し、かつ、少なくともひとつの印刷処理要求がクリーニング処理要求より前にある場合には（Ｓ２３０−Ｙｅｓ）、スケジューリング手段１２５によりクリーニング処理要求をキューの先頭に移動する（Ｓ２４０）。クリーニング処理要求がキューの先頭にある場合には（Ｓ２３０−Ｎｏ）、キューの順序は変更しない。
このようにすることにより、クリーニング処理要求がキュー内の処理要求の最初に実行されるようになる。
本発明の実施例１におけるシステム構成。 実施例１におけるインクジェットプリンタの実行待ち処理要求の並び替え処理を示すフローチャート。
符号の説明
１００ ホストコンピュータ
１０１ 印刷プログラム
１０２ ユーティリティプログラム
１１０ 通信手段
１２０ インクジェットプリンタ
１２１ 印刷手段
１２２ クリーニング手段
１２３ 自動クリーニング制御手段
１２４ 実行待ち処理要求チェック手段
１２５ スケジューリング手段
１３０ 処理キュー
１３１ 処理種類識別フラグ
１３２， １３３，１３５ 印刷処理要求
１３４クリーニング処理要求

Claims (4)

  1. 外部からの複数の処理要求の保持手段と、
    上記保持した処理要求のスケジューリング手段と、
    前回のクリーニング実行時からの経過時間に基づいて自動的にクリーニングを行うように制御する自動クリーニング制御手段と、
    実際にクリーニングを行うクリーニング手段と、
    自動クリーニングを実行する時間にある一定の範囲で近づいた場合に実行待ち処理要求の状態をチェックする実行待ち処理要求チェック手段と、
    印刷手段とを持つインクジェットプリンタにおいて、
    クリーニング処理要求と少なくともひとつの印刷処理要求とを上記の保持手段に保持している状態で自動クリーニングを実行する時間にある一定の範囲で近づいた場合に、上記の保持している処理要求を動的に並び替えて、最初にクリーニング処理要求を実行してから印刷処理要求を実行するインクジェットプリンタの制御方法。
  2. 求項１における制御方法を備えたインクジェットプリンタ。
  3. 印刷処理要求にテストプリントを含む請求項１におけるインクジェットプリンタの制御方法。
  4. 請求項３における制御方法を備えたインクジェットプリンタ。
JP2004361441A 2004-12-14 2004-12-14 インクジェットプリンタにおけるインク・用紙の浪費節約方法、および装置 Withdrawn JP2006168054A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012018705A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Seiko Epson Corp 媒体処理装置の駆動制御方法および媒体処理システム

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