JP2006167618A - 加圧式ニーダ - Google Patents

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Kosuke Sone
浩亮 曽根
Shigeru Yuki
滋 結城
Katsunobu Ogiwara
克信 荻原
Yoji Oba
洋司 大羽
Masao Nishina
雅郎 仁科
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Abstract

【課題】 汚染防止胴や加圧ウェイトからの付着物の滴下による混練槽や、混練槽の周辺領域の汚染を防止することを可能ならしめる加圧式ニーダを提供する。
【解決手段】 傾転される混練槽6を備え、立設された支持フレーム3の上部に垂直配設されたウェイト昇降用シリンダ4の伸縮ロッド4aの下端部に取付けられ、混練槽6の原料投入口6aの内側に挿入されて混練槽6内の原料を加圧し、かつこの混練槽6とで混練室6bを構成する昇降作動自在な加圧ウェイト5を備え、混練槽6の原料投入口6aの端面に密接して閉塞すると共に、加圧ウェイト5を収納する昇降作動自在な汚染防止胴12を備えた加圧式ニーダにおいて、前記加圧ウェイト5と前記汚染防止胴12とが上昇したときに、混練槽6と汚染防止胴12の間に移動する一方、この汚染防止胴12の昇降を妨げない位置に退避する往復移動自在な落下物受けトレイ25を設ける。
【選択図】 図 3

Description

本発明は、加圧式ニーダの改善に係り、より詳しくは、混練物を排出するために混練槽を傾転させるに際して、加圧ウェイトと汚染防止手段とを上昇させたときに、加圧ウェイトや汚染防止手段から落下する付着物による混練槽や、この混練槽の周辺領域の汚れを防止することを可能ならしめるようにした加圧式ニーダに関するものである。
例えば、ゴム、プラスチック、セラミックス、ポリマー、新素材、医薬品、食品および顔料等(以下、原料という。)を混練するのに混練機が使用されている。混練機としては種々のものが知られているが、それらの中に加圧式ニーダがある。この加圧式ニーダの場合、混練槽の原料投入口を昇降作動自在な加圧ウェイトで閉塞し、これら混練槽内と加圧ウェイトとで混練室を形成し、この混練室内で原料を混練するが、通常、混練室内には固形物、粉体、液体等の原料が投入されている関係上、原料の混練に際して原料投入口の内壁面と加圧ウェイトの外周面との間の隙間から粉体、液体等が飛散する。そのため、加圧式ニーダの混練槽をはじめ、この混練槽の周辺領域が汚され、作業環境の悪化を招くだけでなく、スリップにより作業者等が転倒事故を起こす恐れもあった。
上記のような問題を解決するために、粉体、液体等の飛散による混練槽や、この混練槽の周辺領域の汚染を防止することを可能ならしめるようにした種々の加圧式ニーダが提案されている。以下、添付図面を参照しながら、従来例に係る典型的な加圧式ニーダの幾つかの例を紹介する。
従来例1に係る加圧式ニーダは、正面からみた加圧式ニーダの部分断面図の図9に示すように構成されている。即ち、この従来例1に係る加圧式ニーダの混練槽51は上面に開口面を持つ箱形容器で、水平方向の二本のロータ軸52に混練用ブレード53が設けられ、図示しないモータによって回転駆動されるように構成されている。そして、これら二本のロータ軸のうちの一方のロータ軸を中心として、原料収納姿勢から放出姿勢までの間を回動させる図示しないモータと、このモータの回転力を伝達する伝達機構が設けられている。混練槽51内の原料を加圧する加圧蓋(加圧ウェイトに相当する。)56が、その上方に設けられた空気シリンダ58の昇降軸57の伸縮作動により昇降駆動されるように構成されている。また、混練槽51の上方の後部には、この混練槽51に原料を投入する、図示しない固定シュートが設けられている。
加圧フレーム60は、昇降軸57周辺を囲み、混練槽51の方形の開口面の上方に沿って、略四角筒形に形成された固定部材で、その上部に空気シリンダ58が固定されており、その下端は、混練槽51の図示しない回動軌跡と干渉しないように逃げた形状になっている。図示しない空気シリンダで昇降されるダストカバー(汚染防止手段に相当する。)63は、加圧フレーム60と原料収納姿勢の混練槽51上縁との空間を外部と遮断する昇降自在な部材で、下限位置において下端が混練槽51の上縁に当接し、上部は加圧フレーム60の外側面を隙間(シール部材64により塞がれている。)を隔てて囲んでいる(例えば、特許文献1参照。)。
従来例2に係る加圧式ニーダは、その一部断面示側面図の図10と、図10のE部拡大図の図11とに示すように構成されている。即ち、この加圧式ニーダ71は、原料を混練する駆動ロータ77aと従動ロータ77bとを有する混練槽76を備え、支持フレーム73の上に設けたシリンダ74の伸縮ロッド74aの下端部に取付けられ、下降されて混練槽76の原料投入口76aの内側に挿入されることにより混練槽76内の原料を加圧し、かつこの混練槽76とで混練室76bを構成する加圧ウェイト75を備えている。
そして、前記シリンダ74の伸縮ロッド74aがシール82bを介して摺動自在に嵌合される嵌合孔82aを有する天蓋82および混練槽76の原料投入口76aの端面に密接する密接面81aを有し、かつ加圧ウェイト75が内壁を摺接すると共に、開閉自在な窓閉塞蓋86により閉塞される原料投入窓83aを側面に有する胴部83からなる昇降作動自在な原料投入槽(汚染防止手段に相当する。)81と、この原料投入槽81を昇降可能に案内する垂直なガイド84とが設けられてなる構成になっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平06−031150号公報 特開平10−175209号公報
上記従来例1に係る加圧式ニーダでは加圧フレームとダストカバーとにより、また上記従来例2に係る加圧式ニーダでは原料投入槽により、特に混練初期時において混練槽の原料投入口の内周面と加圧ウェイト(または、加圧蓋)の外周面との間の隙間から飛散する粉体、液体等を確実に捕捉して外方への飛散を防止することができる。従って、記従来例1または2に係る加圧式ニーダによれば、加圧式ニーダの混練槽や混練槽の周辺領域の汚れ防止に対して、それなりに有用であると考えられる。しかしながら、後述するような理由により、加圧式ニーダの混練槽や混練槽の周辺領域の汚れを完全に防止することが困難であった。
即ち、加圧式ニーダの混練槽は、混練物を排出するために原料の混練終了後に傾転されるが、混練槽の傾転前にダストカバー、原料投入槽、加圧ウェイト(または、加圧蓋)が上昇作動され、混練槽との間に混練槽の傾転に必要な隙間が開けられる。その際に、ダストカバー、原料投入槽、加圧ウェイト(または、加圧蓋)に付着していた付着物(液に粉体が混じったどろどろの比較的粘性が高い流体になっており、稼動時間の増大につれて次第に付着量が増加する。)が滴下するため、加圧式ニーダの混練槽や混練槽の周辺領域が汚染されてしまう。そのため、長期的な観点からすれば、作業環境の悪化を回避することができないのは勿論、定期的に混練槽や混練槽の周辺領域を掃除(除去し難いので長時間を要する。)しなければならず、混練製品の生産性の向上を妨げる一因になっていた。
従って、本発明の目的とするところは、混練槽の傾転前のダストカバー、原料投入槽、加圧ウェイトの上昇に際して、これらダストカバー、原料投入槽、加圧ウェイトからの付着物の滴下による混練槽や、混練槽の周辺領域の汚染を防止することを可能ならしめる加圧式ニーダを提供することである。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って課題を解決するために、本発明の請求項1に係る加圧式ニーダが採用した手段は、原料を混練し、混練終了後に混練物を排出するに際して傾転される混練槽を備え、立設された支持フレームの上部に垂直配設されたシリンダの伸縮ロッドの下端部に取付けられ、前記混練槽の原料投入口の内側に挿入されて混練槽内の原料を加圧し、かつこの混練槽とで混練室を構成する昇降作動自在な加圧ウェイトを備え、前記混練槽の原料投入口の端面に密接して閉塞すると共に、前記加圧ウェイトを収納する昇降作動自在な汚染防止手段を備えた加圧式ニーダにおいて、前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段とが上昇したときに、前記混練槽の上方位置に移動して前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段から滴下する落下物を受ける一方、前記汚染防止手段の昇降を妨げない位置に退避する、往復移動自在な落下物受けトレイを設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る加圧式ニーダが採用した手段は、請求項1に記載の加圧式ニーダにおいて、前記落下物受けトレイは、前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段とが上昇したときに、前記混練槽の上方位置に移動して前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段から滴下する落下物を受ける一方、前記汚染防止手段の昇降を妨げない位置に退避する、往復移動自在なトレイ受けに着脱自在に載置されるように構成されてなることを特徴とするものである。
本発明の請求項1または2に係る加圧式ニーダによれば、混練終了後に混練槽を傾転させるに際して加圧ウェイトと汚染防止手段とを上昇させると、この混練槽の原料投入口と前記汚染防止手段との間に落下物受けトレイが移動してくる。そして、この落下物受けトレイによって加圧ウェイトや汚染防止手段から滴下する付着物が受けられる。従って、付着物が混練槽やその周辺領域に滴下するようなことがなく、傾転された混練槽の外壁やその周辺領域が汚染されるようなことが少ないから、作業環境の改善に対して大いに寄与することができる。また、次の混練作業に際して落下した付着物の除去作業をする必要がなく、通常の清掃作業だけで済むから、混練製品の生産性の向上に対しても大いに寄与することができるという優れた効果を得ることができる。
本発明の請求項2に係る加圧式ニーダによれば、落下物受けトレイはトレイ受けに着脱自在に支持される構成であるから、滴下物で汚れた落下物受けトレイを掃除する場合には、新品の落下物受けトレイと交換し、取外した落下物受けトレイだけを別途掃除すれば良い。従って、加圧式ニーダに接近した位置で落下物受けトレイを掃除する必要がないから、安全、かつ短時間のうちに落下物受けトレイを掃除することができる。また、新品の落下物受けトレイに交換するだけですみ、加圧式ニーダの稼働停止時間を短縮することができ稼働率が向上するから、混練製品の生産性がより一層向上する。
本発明の形態1に係る加圧式ニーダを、添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の形態1に係る加圧式ニーダの正面図であり、図2は図1をA方向から見た加圧式ニーダの側面図であり、図3は図1のB−B線断面図で、汚染防止胴が上昇し、混練槽の原料投入口と汚染防止胴との間に落下物受けトレイが位置している状態を示す図である。図4はトレイ作動装置の平面図であり、図5は図4のC矢視図であり、図6は図5のD−D線断面図である。
図に示す符号1は、加圧式ニーダであり、この加圧式ニーダ1は後述するように構成されている。即ち、作業床Lに据付けられた据付ベース2の上に、4本の支柱3aと、これら4本の支柱3aの頂部で水平に支えられた台板3bとからなる支持フレーム3が配設されている。前記台板3bの上には、伸縮ロッド4aを介して加圧ウェイト5を昇降させるウェイト昇降用シリンダ4が、その伸縮ロッド4aを下方に向けた状態で垂直に取付けられている。前記加圧ウェイト5の下方であって、前記に据付ベース2の上には混練槽6が配設されている。この混練槽6内には、据付ベース2の上に取付けられた電動機8aと、減速機8bと、分配ギヤ装置8cとからなり、操作盤10により作動されるロータ駆動装置8により回転され、第1ロータ7aと、この第1ロータ7aと逆方向に回転される第2ロータ7b(図3参照。)とからなる混練ロータ7が内蔵されている。
前記混練槽6の原料投入口6aの端面の外縁部には、図3に示すように、外端部側から前記外縁部に近づくにつれて低くなる下向き斜面を有する外縁部材6cが取付けられている。そして、この混練槽6は、混練室6bから混練製品を排出するときや清掃するときに、この混練槽6を挟む前記ロータ駆動装置8の反対側に設けられた傾転装置9により第1ロータ7aの回転中心を中心として、図2,3において想像線で示すように、傾転されるように構成されている。
前記ウェイト昇降用シリンダ4の伸縮ロッド4aは、後述する構成の汚染防止手段である汚染防止胴12の天蓋13に設けられた嵌合孔13aにダストシール13bを介して摺動可能に貫通している。前記汚染防止胴12は、前記天蓋13と、この天蓋13の下面に固着され、前記混練槽6の上部開口である原料投入口6aの上縁の端面に密接する密接面12aを有し、かつ下側の側面部にリップシール(図示省略)が周設されると共に、前記加圧ウェイト5が内壁面と隙間を持って昇降する胴部14とから構成されている。
そして、前記汚染防止胴12は、前記台板3bの上であって、かつ前記ウェイト昇降用シリンダ4を挟む両側に取付けられた一対の胴昇降用シリンダ15の伸縮ロッドの下端にブラケットを介して連結され、伸縮ロッドの伸縮によって昇降されるように構成されている。また、加圧ウェイト5を介して混練室6b内を冷却する冷却水を給排する冷却水供給管5aと冷却水排出管5bとが前記ウェイト昇降用シリンダ4の伸縮ロッド4aを挟む状態で配設されている。
これら冷却水供給管5aと冷却水排出管5bは、前記台板3bの上面より上方に昇降可能に突出し、前記天蓋13を気密可能に貫通すると共に、下端が前記加圧ウェイト5の上面に連結されている。また、前記据付ベース2の上面であって、かつ第2ロータ7bの回転中心の直下に、高さ調整自在な一対のジャッキ11が配設されている。これら一対のジャッキ11は、混練作業時における加圧ウェイト5の加圧力に抗して混練槽6を水平に保持す働きをするものである。
なお、前記胴昇降用シリンダ15を電動シリンダに置換することができる。また、一端が汚染防止胴12に連結されるボールねじ、または角ねじと、これらねじが螺着され、かつ定位置で回転されてこれらねじをその長手方向に移動させる回転体と、この回転体を正逆自在に回転させる駆動装置とからなる槽昇降装置に置換することもできる。
さらに、前記汚染防止胴12の胴部14には、その上下方向のほぼ中間高さ位置に原料投入窓14aが設けられている。この原料投入窓14aは、この汚染防止胴12の外壁にブラケットを介して回動可能に取付けられてなるトラニオン型の蓋開閉用シリンダ18の伸縮ロッドの伸縮により、下端部を支点として開閉される窓閉塞蓋16によって原料の混練時に閉塞されるように構成されている。なお、前記蓋開閉用シリンダ16を電動シリンダに置換することができる。また、一端が窓閉塞蓋16に連結されるボールねじ、または角ねじと、これらねじに螺着され、かつ定位置で回転される回転体と、この回転体を正逆自在に回転させる駆動装置とからなる窓閉塞蓋開閉装置に置換することもできる。
前記窓閉塞蓋16は、原料投入窓14aを閉蓋する垂直状態から前記胴部14の垂直な側壁と50度の角度をなす範囲で傾斜した状態に開かれるように構成されており、そしてこの窓閉塞蓋16の幅方向の両端面は、胴部14の側面に沿って平行に突設されてなる2枚の側板17,17の相対する面に摺接するように構成されている。つまり、原料供給口19から供給された原料を、前記原料投入窓14aから混練槽6の原料投入口6aに投入するに際して、この窓閉塞蓋16と2枚の側板17,17とによって原料投入シュートが形成されるように構成されている。
さらに、図3に示すように、混練終了後に混練槽6を傾転させるに際して、前記加圧ウェイト5と汚染防止胴12とが上昇したときに、混練槽6の原料投入口6aと汚染防止胴12の間と、この汚染防止胴12の昇降を妨げない外方位置との間で移動して、加圧ウェイト5と汚染防止胴12から滴下する付着物を受ける落下物受けトレイ20aが設けられている。この落下物受けトレイ25は、ステンレス板により矩形状の盆状に形成されており、前記支持フレーム3の支柱3aに取付けられた後述するトレイ作動装置20に着脱自在に載置されて作動されるように構成されている。
前記トレイ作動装置20は、図4乃至6に示すように構成されている。即ち、隣り合う2本の支柱3aの間にトレイ支持フレーム21がブラケットを介して水平に横架されている。このトレイ支持フレーム21は、2本の支柱3aのうちの一方の側面に固着される平板状ブラケット21aと、他方の側面に固着されるL字状ブラケット21bと、これらブラケット21a,21bを繋ぐ一対の平行なガイドロッド21cとから構成されている。
前記一対の平行なガイドロッド21cの間に、これらガイドロッド21cに案内されて摺動移動し得る溝形鋼からなる移動フレーム22が、その開口側を外方に向けて支持されている。この移動フレーム22は、ボトム側が前記L字状ブラケット21bに取付けられ、伸縮ロッドの先端がこの移動フレーム22の端面に固着されたプレートに連結されてなるエアシリンダ23によって往復移動されるようになっている。そして、この移動フレーム22の反溝側の垂直な面には、前記落下物受けトレイ25が嵌込む凹所を有するトレイ受け24が水平に突設されている。つまり、このトレイ受け24は、エアシリンダ23の作動によって、混練槽の上方位置である図2中創造線で示す位置と、実線で示す汚染防止胴の昇降を妨げない位置に退避するように構成されている。
なお、本発明の形態1に係る加圧式ニーダの場合には、上記のとおり、前記トレイ受け24は往復移動されるように構成されているが、支柱3aに固着したブラケットに垂直軸を介して水平面上を自在にスイングし得るように取付けられていても良い。また、落下物受けトレイ25はトレイ受け24に固定、つまり落下物受けトレイとトレイ受けとが一体的に構成されていても、それなりの効果を発揮することができる。
以下、上記構成になる形態1に係る加圧式ニーダ1の作用態様を説明する。即ち、この形態1に係る加圧式ニーダ1によれば、ウェイト昇降用シリンダ4により稼働中は混練槽6の原料投入口6a内に挿入される状態に加圧ウェイト5が下降され、胴昇降用シリンダ15により汚染防止胴12が下降されて密接面12aが混練槽6の原料投入口6aの端面に押圧されて密接している。また、落下物受けトレイ20aは、図4に示すように、汚染防止胴12を避け得る位置に退避している。そして、混練終了後に混練槽6を傾転させるに際して、ウェイト昇降用シリンダ4と、胴昇降用シリンダ15とを作動させて、加圧ウェイト5と汚染防止胴12とを上昇させると、トレイ作動装置20のエアシリンダ23の伸縮ロッドが伸長されて前記混練槽6の原料投入口6aと前記汚染防止胴12との間に落下物受けトレイ25が移動してくる。そして、この落下物受けトレイ25によって加圧ウェイト5や汚染防止胴12から滴下する付着物が受けられる。
従って、加圧ウェイト5や汚染防止胴12から滴下する付着物が混練槽6やその周辺領域に滴下するようなことがなく、傾転後の混練槽6の外壁や、この混練槽6の周辺領域が汚染されるようなことが少ないから、作業環境の改善に対して大いに寄与することができる。また、次の混練作業に際して滴下した付着物の除去作業をする必要がなく、通常の清掃作業だけで済むから、混練製品の生産性の向上に対しても大いに寄与することができるという優れた効果が得られる。
また、本発明の形態1に係る加圧式ニーダ1によれば、上記のとおり、混練槽6の原料投入口6aの端面の外縁部に、外端部側から前記外縁部に近づくにつれて低くなる下向き斜面を有する外縁部材6cが設けられている。従って、混練槽6の傾転前の加圧ウェイト5や汚染防止胴12が上昇され、そして落下物受けトレイ25が汚染防止胴12の下方に移動してくる前に、加圧ウェイト5や汚染防止胴12から付着物が滴下して広がっても、付着物の広がりが外縁部材6cによって阻止されるから、混練槽6の周辺領域に零れ出るようなことがない。
さらに、本発明の形態1に係る加圧式ニーダ1によれば、落下物受けトレイ25はトレイ受け24に着脱自在に載置される構成であるから、溜まった付着物で汚れた落下物受けトレイ25を掃除する場合には、新品の落下物受けトレイ25と交換し、取外した落下物受けトレイ25だけを別途掃除すれば良い。従って、加圧式ニーダ1に接近した位置で落下物受けトレイ25を掃除する必要がないから、安全、かつ短時間のうちに落下物受けトレイ25を掃除することができる。また、新品の落下物受けトレイ25に交換するだけですみ、加圧式ニーダ1の稼働停止時間を短縮することができ稼働率が向上するから、混練製品の生産性がより一層向上する。
本発明の形態2に係る加圧式ニーダを、添付図面を参照しながら説明する。図7は本発明の形態2に係る加圧式ニーダの正面図であり、図8は本発明の形態2に係る加圧式ニーダの側面図である。本発明の形態2に係る加圧式ニーダが、上記形態1に係る加圧式ニーダと相違するところは、加圧ウェイトの支持構成が相違し、そして汚染防止胴がカバーに変わっただけの構成であるから、同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を付して、その相違する点について説明する。
作業床Lに据付けられた据付ベース2の上に、側面形状がΓ状の支持フレーム3が立設されている。このΓ状の支持フレーム3の水平部分の上には、加圧ウェイト5を昇降させるウェイト昇降用シリンダ4がその伸縮ロッドを下側に向けて垂直に取付けられている。
また、据付ベース2の上に、後述する支持フレーム26が設けられている。この支持フレーム26は、垂直に立設された1本の支柱26aと、この1本の支柱26aの頂部付近の1側面に連結されてなる水平な片持梁26bとから構成されている。が水平に取付けられている。そして、この片持梁26bに、上記形態1に係る加圧式ニーダのトレイ作動装置と同構成になるトレイ作動装置20が取付けられている。
従って、本発明の形態2に係る加圧式ニーダ1によれば、上記形態1に係る加圧式ニーダと同様に、加圧ウェイト5やカバー12から滴下する付着物がトレイ作動装置20で作動される落下物受けトレイ25によって受けられるから、本発明の形態2に係る加圧式ニーダ1は、上記形態1に係る加圧式ニーダと同効である。
なお、上記形態1または2に係る加圧式ニーダは、本発明の具体例に過ぎないから、上記加圧式ニーダの構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在である。また、本発明の技術的思想を、全ての既納機に対しても容易に適用することができる。
本発明の形態1に係る加圧式ニーダの正面図である。 図1をA方向から見た加圧式ニーダの側面図である。 図1のB−B線断面図で、汚染防止胴が上昇し、混練槽の原料投入口と汚染防止胴との間に落下物受けトレイが位置している状態を示す図である。 本発明の形態1に係り、トレイ作動装置の平面図である。 図4のC矢視図である。 図5のD−D線断面図である。 本発明の形態2に係る加圧式ニーダの正面図である。 本発明の形態2に係る加圧式ニーダの側面図である。 従来例1に係り、正面からみた加圧式ニーダの部分断面図である。 従来例2に係る加圧式ニーダの一部断面示側面図である。 図10のE部拡大図である。
符号の説明
1…加圧式ニーダ
2…据付ベース
3…支持フレーム,3a…支柱,3b…台板
4…ウェイト昇降用シリンダ,4a…伸縮ロッド
5…加圧ウェイト,5a…冷却水供給管,5b…冷却水排水管
6…混練槽,6a…原料投入口,6b…混練室,6c…外縁部材
7…混練ロータ,7a…第1ロータ,7b…第2ロータ
8…ロータ駆動数値
8a…電動機
8b…減速機
8c…分配ギヤ装置
9…傾転装置
10…操作盤
11…ジャッキ
12…汚染防止胴,12a…密接面
13…天蓋,13a…嵌合孔,13b…ダストシール
14…胴部,14a…原料投入窓
15…胴昇降用シリンダ,15a…伸縮ロッド
16…窓開閉蓋
17…側板
18…蓋開閉用シリンダ
19…原料供給口
20…トレイ作作動装置
21…トレイ支持フレーム,21a…平板状ブラケット,21b…L字状ブラケット、21c…ガイドロッド
22…移動フレーム,23…エアシリンダ,24…トレイ受け,25…落下物受けトレ
26…支持フレーム,26a…支柱,26b…片持梁

Claims (2)

  1. 原料を混練し、混練終了後に混練物を排出するに際して傾転される混練槽を備え、立設された支持フレームの上部に垂直配設されたシリンダの伸縮ロッドの下端部に取付けられ、前記混練槽の原料投入口の内側に挿入されて混練槽内の原料を加圧し、かつこの混練槽とで混練室を構成する昇降作動自在な加圧ウェイトを備え、前記混練槽の原料投入口の端面に密接して閉塞すると共に、前記加圧ウェイトを収納する昇降作動自在な汚染防止手段を備えた加圧式ニーダにおいて、前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段とが上昇したときに、前記混練槽の上方位置に移動して前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段から滴下する落下物を受ける一方、前記汚染防止手段の昇降を妨げない位置に退避する、往復移動自在な落下物受けトレイを設けたことを特徴とする加圧式ニーダ。
  2. 前記落下物受けトレイは、前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段とが上昇したときに、前記混練槽の上方位置に移動して前記加圧ウェイトと前記汚染防止手段から滴下する落下物を受ける一方、前記汚染防止手段の昇降を妨げない位置に退避する、往復移動自在なトレイ受けに着脱自在に載置されるように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の加圧式ニーダ。

JP2004364405A 2004-12-16 2004-12-16 加圧式ニーダ Pending JP2006167618A (ja)

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