JP2006166340A - 振動板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動膜と、該振動膜の周縁に形成された振動枠とからなる振動板の製造方法において、音響特性に優れた高品質な振動板を得る。
【解決手段】本発明に係る振動板の製造方法は、振動膜2となる電着金属15を電鋳により形成する工程と、前記電着金属15の周縁部と一体化するように振動枠3となる電着金属20を電鋳により形成する工程とを具備する。隣り合って形成される振動板1・1どうしを繋ぐ連結部5を設けることが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る振動板の製造方法は、振動膜2となる電着金属15を電鋳により形成する工程と、前記電着金属15の周縁部と一体化するように振動枠3となる電着金属20を電鋳により形成する工程とを具備する。隣り合って形成される振動板1・1どうしを繋ぐ連結部5を設けることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、振動膜と、該振動膜の周縁に形成された振動枠とからなる振動板の製造方法に関する。
この種の振動板の公知例に特許文献1がある。そこでは、振動膜の周縁部に接着剤により振動枠を貼り付けて、振動板を製造している。
しかし、上記特許文献のように、振動膜と振動枠とを接着剤で貼り付けてなる振動板は、音響特性が悪い。また、振動膜と振動枠とを別部品として作製したうえで、これらを接着剤で貼り合わせていたため、生産性良く振動板を製造できない点でも不利がある。加えて、振動膜に対する振動枠の取り付け位置を厳密に規定することが困難で、位置精度良く両者を貼り合わせることができず、振動板の品質精度が悪化しやすい点でも不利がある。
本発明の目的は、振動膜と、該振動膜の周縁に形成された振動枠とからなる振動板の製造方法において、生産性を確保しながら、品質精度良く振動板を製造できるようにすることにある。
本発明は、振動膜2となる電着金属15を電鋳により形成する工程(図4(a))と、前記電着金属15の周縁部と一体化するように振動枠3となる電着金属20を電鋳により形成する工程(図5(b))とを具備することを特徴とする振動板の製造方法である。
前記製造方法には、振動板1・1どうしを繋ぐ連結部5を設ける工程(図4(a))を含ませることができる。ここで言う「振動板1・1どうしを繋ぐ連結部5」とは、図1に示すような形態のほか、図7に示すごとく、連結部5を各振動板1の形成領域を仕切る枠体4の部分から延出させるようにして、かかる連結部5で以て、隣り合って形成される振動板1・1どうしが繋がれる形態をも含む概念である。
図4(a)に示すごとく、振動膜2となる電着金属15を電鋳する工程において、連結部5を形成することが好ましい。
振動膜2となる電着金属15をニッケル、振動枠3となる電着金属20をニッケル−コバルトとすることが好ましい。
図4(a)に示すごとく、振動膜2となる電着金属15を電鋳する工程を、ステンレス製の母型6上に形成された下地層9上で実施することが好ましい。なお、下地層9は、図示例のごとく、接合層7を介して母型6上に形成されたものであってもよい。
下地層9は、銅層とすることが好ましい。
図3(a)に示すごとく、ステンレス製の母型6上に接合層7、次いで該接合層7上に下地層9を形成する工程を含み、図4(a)に示すごとく、該下地層9上で振動膜2となる電着金属15の電鋳を行うようにすることができる。この場合には、接合層7を、下地層9の形成素材と母型6の形成素材であるステンレスとを密着性良く接合できる素材で形成し、下地層9を、溶解除去できる素材で形成することが望まれる。具体的には、接合層7の形成素材をニッケル、下地層9の形成素材を銅とすることができる。
本発明に係る振動板1の製造方法おいては、振動膜2となる電着金属15を電鋳により形成する工程(図4(a))と、前記電着金属15の周縁部と一体化するように振動枠3となる電着金属20を電鋳により形成する工程(図5(b))とを具備するものとしたので、接着剤により両者2・3を接合するものと比べて、位置ズレなく振動枠3を振動膜2上の所定位置に一体的に電鋳形成することが可能となり、したがって、品質精度に優れた振動板1が得られる。また、接着剤により両者2・3を接合するものと比べて、両者2・3を不利一体的に接合できるので、音響特性の向上に優れた振動板1が得られる。振動膜2だけでなく振動枠3を電鋳形成するから、両者2・3を別体で成形したのち、接着剤で接合する製造形態に比べて、生産性良く振動板1を製造できる利点もある。
隣接する振動板1・1どうしを繋ぐ連結部5を設けるようにしてあると、母型6等から振動板1・1を分離した際に、各振動板1・1がバラバラになることがなく、連結部5によって連結された形態とすることができ、したがって、最後に連結部5と振動板1・1との境界を切断して、各振動板1・1を単一部品化する製造形態を採ることができる(図1参照)。これによれば、母型6等の分離時に、各振動板1・1がバラバラに形態に比べて、以後の振動板1の取り扱いが容易となるため、生産効率の向上に貢献できる。
振動膜2となる電着金属15を電鋳する工程において、連結部5を形成するようにしてあると、該連結部5を別工程で作製する場合に比べて、生産効率良く振動板1を作製できる。また、連結部5はニッケルで形成することが好ましい。これはニッケルがニッケル−コバルトに比べて軟らかく、したがって連結部5をニッケル製とするほうが容易に切断できることに拠る。
この種の振動板1においては、振動膜2に良好な柔軟性を与えることが、音響特性の向上を図るうえで不可欠な要素である。また、該振動膜2を保形・保持する振動枠3には、高い剛性を備える素材を採用することが、音響特性の向上を図るうえで有利である。本発明のように、振動膜2の電鋳素材として硬度の小さなニッケル、振動枠3の電鋳素材として該ニッケルよりも硬度の大きなニッケル−コバルトを採用すると、上述のような振動膜2の柔軟性と振動枠3の剛性という相反する特性を同時に満足することが可能となり、これにて、音響特性に優れた振動板1を得ることができる。
図4(a)に示すごとく、振動膜2となる電着金属15を電鋳する工程を、ステンレス製の母型6上に形成された下地層9上で行うようにしてあると、電鋳後に該下地層9を溶解除去することで、下地層9を強制剥離する形態に比べて、薄肉化された振動膜2をうねり無く高精度に作製できる。このことは振動板1の高品質化に資する。振動膜2にうねりが生じることを抑えることができるため、不良品の発生を抑えて、振動板1の歩留まりの向上を図ることもできる。この場合において、下地層9を銅層としてあると、該下地層9をプラスチック製とする場合に比べて、電鋳法によって成長性良く振動膜2となる電着金属15を形成することができるとともに、比較的簡単に溶解除去することができて最適である。
図3(a)に示すごとく、ステンレス製の母型6上に接合層7、次いで該接合層7上に下地層9を形成する工程を含み、図4(a)に示すごとく、該下地層9上で振動膜2となる電着金属15の電鋳を行うようにするとともに、接合層7を下地層9の形成素材と母型6の形成素材であるステンレスとを密着性良く接合できる素材で形成し、下地層9を溶解除去できる素材で形成してあると、三者6・7・9を一体不可分化して、分離のおそれなく製造作業を進めることができる。換言すれば、ステンレス製の母型6上に直接的に、該ステンレスとの密着性が不良な形成素材からなる下地層9を形成する形態では不可避となる、両者6・9の密着性が不良であることに起因して、製造工程時に両者6・9が分離したり、下地層9がずれ動いたりするおそれが一切生じない点で優れている。具体的には、接合層7の形成素材をニッケル、下地層9の形成素材を銅としてあると、ニッケルはステンレス、および銅との密着性が良好であるため、先の接合層7の形成素材として好適である。先に述べたように、銅は簡単に溶解除去することができるため、薄肉化された振動膜2をうねり無く高精度に作製できる。
図1ないし図6に、本発明に係る振動板、およびその製造方法の実施形態を示す。図1および図2において振動板1は、円形の金属箔である振動膜2と、該振動膜2の周縁部に立設状に形成されたリング状の振動枠3とからなる有底円筒状を呈しており、これら振動膜2と振動枠3とを電鋳法により一体的に形成してなる。本実施形態では、振動膜2を厚み寸法が2.5μmのニッケル電鋳品とし、振動枠3を高さ寸法が140μmのニッケル−コバルト電鋳品とした。
図1において符号5は、隣り合う振動板1・1どうしを繋ぐことを目的として、振動板1の製造作業時に形成される連結部を示している。この連結部5は、横長の本体部5aと、該本体部5aの両端に連続して設けられて、該振動板1に近づくに従って、漸次幅狭となるテーパー状の易切断部5bとからなり、該テーパーの先端で点接合状に振動板1の下端を保持している。図示例では、一部の連結部5は、振動板1とともに電鋳形成される枠4と振動板1との間を連結している。
この形態によれば、連結部5と振動板1との接合部分に対して切断刃を押圧するなどすれば、簡単容易に易切断部5bを切断して、各振動板1を単一部品化することができる。さらに詳しく言うと、後述のごとく、易切断部5bは振動膜2と一体的に形成されるものであって、極めて薄いもの(本実施形態では、厚み寸法2.5μm)であるから、切断作業を進めることが極めて容易であり、これにて、図1に示すように、連結部5によって一体的に連結された形態から各振動板1を簡単容易に切り離して、分離することができる。
図3ないし図6に、本実施形態に係る振動板1の製造方法を示す。なおここでは、図1に示すごとく、二つの振動板1を同時的に作製する場合について説明する。まず、図3(a)に示すごとく、導電性を有する導電性を有するステンレス製の母型6の表面に、ニッケルを電着して、ニッケル零次電着層7(接合層)を電鋳形成したうえで、該ニッケル零次電着層7上に銅を電着して、銅層9(下地層)を電鋳形成した。ここでは、ニッケル零次電着層7の厚み寸法は10μmとし、銅層9の厚み寸法は10μmとした。なお、ニッケル−ステンレス、ニッケル−銅とは、密着性が良好である。
次に、図3(b)に示すごとく、銅層9の表面にフォトレジスト層10を形成した。このフォトレジスト層10は、ネガタイプの感光性ドライフィルムレジストを、所定の高さに合わせて一枚ないし数枚ラミネートして熱圧着により形成した。次いで、このフォトレジスト層10の上に、振動膜2および、連結部5に対応する透光孔11a(を有するパターンフィルム11(ガラスマスク)を密着させたのち、紫外光ランプ12で紫外線光を照射して露光を行い、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図3(c)に示すごとく、振動膜2および連結部5に対応するレジスト体13aを有する一次パターンレジスト13を銅層9上に形成した。なお、ここでのレジスト体13aの厚み寸法は、10μmとした。
図4(a)に示すごとく、レジスト体13aの無い銅層9上に、ニッケルを電着させることにより、振動膜2および連結部5となる一次電着層15(電着金属)を電鋳形成した。一次電着層15の厚み寸法は、2.5μmとした。
次に、図4(b)に示すごとく、一次電着層15およびレジスト体13aを覆うように、フォトレジスト層16を形成したうえで、このフォトレジスト層16の上に、振動枠3に対応する透光孔17aを有するパターンフィルム17を密着し、紫外光ランプ12で紫外線光を照射して露光を行い、現像、乾燥の各処理を行って、未露光部分を溶解除去することにより、図4(c)に示すごとく、振動枠3に対応するレジスト体19aを有する二次パターンレジスト19を一次電着層15上に形成した。レジスト体19aの厚み寸法は、150μmとした。
次に、図5(a)に示すように、レジスト体19aの無い一次電着層15上に、ニッケル−コバルトを電鋳して、振動枠3および枠4となる二次電着層20(電着金属)を形成した。二次電着層20の厚み寸法は、レジスト体19aの上端面を超えるまでとした。これにて、ニッケル製の一次電着層15と、ニッケル−コバルト製の二次電着層20とを一体的に電鋳形成してなる電着金属体を得た。
図5(b)に示すごとく、レジスト体19aの上面および二次電着層20の上面に対して研磨処理を施した。これにて、レジスト体19aと二次電着層20の上面を、段差の無い面一状とすることができた。研磨後の二次電着層20の厚み寸法は、140μmであった。
図5(c)に示すごとく、レジスト体13a・19aを溶解除去した。さらに、図6(a)に示すごとく、母型6とニッケル零次電着層7を剥離除去した。次に、図6(b)に示すごとく、銅層9を溶解除去した。これにて、隣り合う振動板1・1どうしが、連結部5によって接合された電鋳成形物を得た。
最後に、図1に示すごとく、連結部5の易切断部5bを切断して、各振動板1・1を単一部品化した。これにて、図2に示すごとく、ニッケル製の振動膜2と、ニッケル−コバルト製の振動枠3とが不離一体的に電鋳形成された、有底筒状の振動板1を得ることができた。
以上のように、本実施形態では、振動膜2を硬度の小さなニッケル電鋳品、振動枠3を該ニッケルよりも硬度の大きなニッケル−コバルト電鋳品としたので、振動膜2の柔軟性と振動枠3の剛性という相反する特性を同時に満たすことができ、これにて音響特性に優れた高品質な振動板1を得ることができる。上記素材を採用することで、両者2・3の密着強度を良好に確保して、分離するおそれの無い、高品質な電鋳成形品としての振動板1を得ることができる点でも優れている。
銅層9上で、振動膜2となる一次電着層15を電鋳形成したうえで、最終的に該銅層9を溶解除去するようにしたので、薄肉化された振動膜2をうねり無く高精度に作製することが可能となり、したがって、高品質な振動板1を得ることができる。加えて、母型6を何度も使い回しすることができるため、母型6自身を溶解除去する形態に比べて、低コストに高品質な振動板1を提供できる点でも優れている。ステンレス製の母型6と銅層9との間にニッケル零次電着層7を介在させたので、三者6・7・9を一体不可分化して、分離のおそれなく製造作業を進めることができる点でも優れている。
一次電着層15の電鋳形成する工程においては、隣接する振動膜2・2どうしを繋ぐ連結部5が形成されるようにしてあり、銅層9の溶解除去後に易切断部5bを破断することで、各振動板1・1を単一部品化できるようにしたので、銅層9の溶解除去後の振動板1の取り扱いが格段に容易になる。これにて、振動板1の生産性の向上を図ることができ、以て振動板1の製造コストの低減化、生産性の向上に貢献できる。
レジスト体13aを除去した後にレジスト体19aの形成作業を進める方法もあるが、上述のように、レジスト体13aの除去作業を行うことなく、レジスト体19aの形成作業を進めるようにしてあると、レジスト体13aを除去した後にレジスト体19aの形成作業を行う場合に比べて、フォトレジスト層16の使用量を少なくすることができる。また、レジスト体19aの位置精度を良好に確保して、高精度に振動枠3の電鋳作業を進めることができる点でも優れている。加えて、レジスト体13aを除去すると、該レジスト体13aを除去するための除去剤が一次電着層15上に被膜されて、二次電着層20が剥がれるおそれがある。フォトレジスト層16を形成する時に密着する面積が少なくなるために、フォトレジスト層16が取れるおそれもある。これに対して、上述のようにレジスト体13aを除去することなくレジスト体19aの形成作業を行うようにしていると、二次電着層20やフォトレジスト層16が剥がれるおそれが一切無く、その点でも優れている。
上記実施形態においては、一つの母型6上に二つの振動板1を作製していたが、母型6上で作製できる振動板1の数は、これに限られず一つ又は三以上とすることができることは言うまでもない。また、三以上の振動板1を母型6上で作製する際には、図示例のように、振動板1を直線的に並べる形態に限られず、振動板1が母型6上にマトリクス状に並ぶように作製することができる。その場合には、連結部5は直線状でなく十字状とすることができる。易切断部5bの形状は、図示例のような先窄まりの三角形状に限られない。
図7に示すごとく、枠体4は各振動板1を囲むように形成することができる。この場合において、一部の連結部5は、隣り合う振動板1の形成領域を仕切る枠体4と、振動板1とを連結するものとなる。連結部5は一次電鋳、二次電鋳、一次および二次電鋳で形成して良いが、一次電鋳の時に形成すると薄くて切断しやすい連結部となるので好ましい。連結部5の数は、1つの振動板1に対して何個で繋いでも良い。枠体4は図示例のような形状に限られない。
振動枠3は、一部に縦方向の切り込みを有するものであってもよい。下地層9の形成素材としては、銅のほかに、アルミ、導電性プラスチックなどを挙げることができる。
1 振動板
2 振動膜
3 振動枠
5 連結部
5b 易切断部
6 母型
7 接合層(ニッケル零次電着層)
9 下地層(銅層)
13 一次パターンレジスト
13a レジスト体
15 一次電着層
19 二次パターンレジスト
19a レジスト体
20 二次電着層
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3 振動枠
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19 二次パターンレジスト
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Claims (8)
- 振動膜(2)となる電着金属(15)を電鋳により形成する工程と、前記電着金属(15)の周縁部と一体化するように振動枠(3)となる電着金属(20)を電鋳により形成する工程とを具備することを特徴とする振動板の製造方法。
- 振動板(1・1)どうしを繋ぐ連結部(5)を設ける工程を含む請求項1記載の振動板の製造方法。
- 振動膜(2)となる電着金属(15)を電鋳する工程において、連結部(5)を形成するようにしてある請求項2記載の振動板の製造方法。
- 振動膜(2)となる電着金属(15)をニッケル、振動枠(3)となる電着金属(20)をニッケル−コバルトとする請求項1ないし3のいずれかに記載の振動板の製造方法。
- 振動膜(2)となる電着金属(15)を電鋳する工程を、ステンレス製の母型(6)上に形成された下地層(9)上で行う請求項1ないし4のいずれかに記載の振動板の製造方法。
- 下地層(9)を銅層とする請求項5記載の振動板の製造方法。
- ステンレス製の母型(6)上に接合層(7)、次いで該接合層(7)上に下地層(9)を形成する工程を含み、該下地層(9)上で、振動膜(2)となる電着金属(15)の電鋳を行うようにしてあり、
接合層(7)を、下地層(9)の形成素材と母型(6)の形成素材であるステンレスとを密着性良く接合できる素材で形成してあり、
下地層(9)を、溶解除去できる素材で形成してある請求項1ないし6のいずれかに記載の振動板の製造方法。 - 接合層(7)の形成素材をニッケル、下地層(9)の形成素材を銅とする請求項7記載の振動板の製造方法。
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