JP2006166093A - ユーザーごとにカラー・キャリブレーションの実行と色変換可能な画像形成装置と画像処理システム - Google Patents
ユーザーごとにカラー・キャリブレーションの実行と色変換可能な画像形成装置と画像処理システム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 印字出力された色の感じ方は個人個人によっても異なっている場合があり、また、ユーザーが使用するディスプレイ装置とのカラーマッチングなどによっても感じ方が異なるため、一概に、1つの機器に対して万能な、キャリブレーションを行えなかった。
【解決手段】 カラー原稿の印字もしくはコピー出力を実行する際に、前記のキャリブレーション・ユーザーの特定手段によって、キャリブレーションを実行したユーザーか否かの判別を行い、キャリブレーションを実行したユーザーの場合には、ユーザー固有の色変換を実行後、印字出力を行い、その他のユーザーの場合には、機器内のデフォルトの色変換を実行後に印字出力を行う。
【選択図】 図13
【解決手段】 カラー原稿の印字もしくはコピー出力を実行する際に、前記のキャリブレーション・ユーザーの特定手段によって、キャリブレーションを実行したユーザーか否かの判別を行い、キャリブレーションを実行したユーザーの場合には、ユーザー固有の色変換を実行後、印字出力を行い、その他のユーザーの場合には、機器内のデフォルトの色変換を実行後に印字出力を行う。
【選択図】 図13
Description
本発明は、ユーザーごとにカラー・キャリブレーションの実行と色変換可能な画像形成装置と画像処理システムであり、特定されるユーザーごとに画像形成装置の色変換処理を行う方法に関するものである。
画像形成装置は、近年のオフィス文書のカラー化の波にのって、よりきれいに、より早く、カラー出力が行えるように画質および出力スピードの向上が図られてきた。例えば、よりきれくカラー出力を行うために、画像形成装置においては、色を忠実に出力するために、機器の調整モード等においてカラー調整(キャリブレーション)のためにカラーチャートを出力し、コピー可能な機器においては、機器の読み取り部から、また、出力のみ行う画像形成装置においては、操作パネルのガイダンスと操作部からの値の入力などから、調整値を読み取り(入力)し機器に記憶させ、画像の出力時などにおいて、調整結果を反映した画像処理を行った後、出力を行うと言ったことがなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−94784号公報
しかしながら、印字出力された色の感じ方は個人個人によっても異なっている場合があり、また、ユーザーが使用するディスプレイ装置とのカラーマッチングなどによっても感じ方が異なるため、一概に、1つの機器に対して万能な、キャリブレーションを行えるものではない。
さらに、色を正常に認識できない色覚異常のユーザーの場合などは、識別できる色が健常者と異なるため、識別できない色が混在するオフィス文書においては、健常者が良かれと思って識別のためにマーキングした色そのものが認識できず、もしくは逆に読み辛い文書になってしまうケースがあり、オフィス文書のカラー化そのものが生産性を下げてしまうと言った可能性が非常に高くなってしまっている。
前記、従来の問題点を解決するために、カラー出力のキャリブレーション(色調整)と色変換が可能な画像形成装置において、
・ キャリブレーションのためにカラーチャートを出力する、カラーチャート出力手段、
・ 出力されたカラーチャートに対して、ユーザーにより調整情報が記入された前述のカラーチャートを読み取る、カラーチャート読み取り手段、
・ 読み込まれたカラーチャート情報と調整情報に基づいて、印字出力の際の色変換を行う、色変換手段、
・ 前記の、キャリブレーションを実行したユーザーを特定する、キャリブレーション・ユーザーの特定手段、
・ 前記の、キャリブレーション・ユーザーの特定手段によって特定されたユーザーごとに、前記のカラーチャート情報を保持する記憶手段
を有し、カラー原稿の印字もしくはコピー出力を実行する際に、前記のキャリブレーション・ユーザーの特定手段によって、キャリブレーションを実行したユーザーか否かの判別を行い、キャリブレーションを実行したユーザーの場合には、ユーザー固有の色変換を実行後、印字出力を行い、その他のユーザーの場合には、機器内のデフォルトの色変換を実行後に印字出力を行う手段を備えることにより、ユーザーごとに異なった色変換処理を行い印字出力を行うことが可能となる。さらに、色覚異常などによって、判読が難しい色が含まれる文書のうち、判別ができない色情報のみを変換するため、他の色情報を生かしたまま色覚異常者が判読可能な印刷物を提供可能となる。
・ キャリブレーションのためにカラーチャートを出力する、カラーチャート出力手段、
・ 出力されたカラーチャートに対して、ユーザーにより調整情報が記入された前述のカラーチャートを読み取る、カラーチャート読み取り手段、
・ 読み込まれたカラーチャート情報と調整情報に基づいて、印字出力の際の色変換を行う、色変換手段、
・ 前記の、キャリブレーションを実行したユーザーを特定する、キャリブレーション・ユーザーの特定手段、
・ 前記の、キャリブレーション・ユーザーの特定手段によって特定されたユーザーごとに、前記のカラーチャート情報を保持する記憶手段
を有し、カラー原稿の印字もしくはコピー出力を実行する際に、前記のキャリブレーション・ユーザーの特定手段によって、キャリブレーションを実行したユーザーか否かの判別を行い、キャリブレーションを実行したユーザーの場合には、ユーザー固有の色変換を実行後、印字出力を行い、その他のユーザーの場合には、機器内のデフォルトの色変換を実行後に印字出力を行う手段を備えることにより、ユーザーごとに異なった色変換処理を行い印字出力を行うことが可能となる。さらに、色覚異常などによって、判読が難しい色が含まれる文書のうち、判別ができない色情報のみを変換するため、他の色情報を生かしたまま色覚異常者が判読可能な印刷物を提供可能となる。
以上詳述したように本発明によれば、カラー出力のキャリブレーション(色調整)と色変換が可能な画像形成装置において、キャリブレーションのためにカラーチャートを出力する、カラーチャート出力手段。出力されたカラーチャートに対して、ユーザーにより調整情報が記入された前述のカラーチャートを読み取る、カラーチャート読み取り手段。読み込まれたカラーチャート情報と調整情報に基づいて、印字出力の際の色変換を行う、色変換手段。前記の、キャリブレーションを実行したユーザーを特定する、キャリブレーション・ユーザーの特定手段。前記の、キャリブレーション・ユーザーの特定手段によって特定されたユーザーごとに、前記のカラーチャート情報を保持する記憶手段、に加え、カラー原稿の印字もしくはコピー出力を実行する際に、前記のキャリブレーション・ユーザーの特定手段によって、キャリブレーションを実行したユーザーか否かの判別を行い、キャリブレーションを実行したユーザーの場合には、ユーザー固有の色変換を実行後、印字出力を行い、その他のユーザーの場合には、機器内のデフォルトの色変換を実行後に印字出力を行うことにより、ユーザーごとに異なった色変換処理を行い印字出力を行うことが可能となる。さらに、色覚異常などによって、判読が難しい色が含まれる文書のうち、判別ができない色情報のみを変換するため、他の色情報を生かしたまま色覚異常者が判読可能な印刷物を提供可能となる。
さらに、本特許のメリットとして、すでに実施されているカラー出力可能な画像形成装置のカラーキャリブレーションの実施形態と、機器の部門ごとのユーザ認証などの実施形態、および本特許で追加されるユーザーごとの色変換処理の組み合わせによって実現可能であるため、比較的容易に実現可能である。
図1は本発明の実施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。リーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及び画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2はリーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7、LIPSフォーマッタ部8、ポストスクリプトフォーマッタ部9、コア部10などからなる。
ファクシミリ部4は電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電話回線を介して送信する。ファイル部5には光磁気ディスクドライブユニット6が接続されており、ファイル部5はコア部10から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するためのキーワードとともに光磁気ディスクドライブユニット6にセットされた光磁気ディスクに記憶させる。また、ファイル部5はコア部10を介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。ネットワークインターフェイス部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11などの他の装置とコア部10の間のインターフェイスである。12はネットワークサーバーであり、ネットワーク制御の中枢である。フォーマッタ部8、9はPC/WS11から転送されたPDLデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開するものである。コア部10については後述するが、コア部10はリーダ部1、ファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7、フォーマッタ部8、9のそれぞれの間のデータの流れを制御するものである。
図2はリーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、106、107、及びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD109によって読み取られるCCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、プリンタ部2及ぴ画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
プリンタ部2のレーザドライバ221はレーザ発光部201を駆動するものであり、リーダ部1から出力された画像データに応したレーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット204及ぴカセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤が転写された記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定者される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ220は排出された記録紙をそれぞれのビンに収納して記録紙の仕分けを行う。なお、ソータ220は仕分けが設定されていない場合は最上ビンに記録紙を収納する。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されている場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないようにフラッパ209によって再給紙搬送路へ導く。再給紙搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部206へ給紙される。
図3はリーダ部1のブロック図である。CCD109から出力された画像データはA/D・SH部110でアナログ/デジタル変換が行われるとともに、シェーディング補正が行われる。A/D・SH部110によって処理された画像データは画像処理部111を介してプリンタ部2へ転送されるとともに、インターフェイス部113を介して画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。CPU114は操作部115で設定された設定内容に応じて画像処理部111及びインターフェイス113を制御する。例えば、操作部115でトリミング処理を行って複写を行う複写モードが設定されている場合は、画像処理部111でトリミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。また、操作部115でファクシミリ送信モードが設定されている場合は、インターフェイス113から画像データと設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部10へ転送させる。このようなCPU114の制御プログラムはメモリ116に記憶されており、CPU114はメモリ116を参照しながら制御を行う。また、メモリ116はCPU114の作業領域としても使われる。
図4はコア部10のブロック図である。リーダ部1からの画像データはデータ処理部121へ転送されるとともに、リーダ部1からの制御コマンドはCPU123へ転送される。データ処理部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インターフェイス120を介してファクシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。また、ネットワークインターフェイス部7を介して入力された画像を表すコードデータは、データ処理部121に転送され、そのPDLがLIPSであるのかあるいはポストスクリプトであるのかを判定し、しかるべきフォーマッタ部8ないし9へ転送されて画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ部2へ転送される。ファクシミリ部4からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファイル部5、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。また、ファイル部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、ブリンタ部2やファクシミリ部4、ネットワークインターフェイス部7へ転送される。CPU123はメモリ124に記憶されている制御プログラム、及びリーダ部1から転送された制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ124はCPU123の作業領域としても使われる。ネットワークインターフェース部7にはMIB(Management Information Base)と呼ばれるデーターベースが構築されており、SNMPプロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、プリンターの管理が可能になっている。部門IDごとに設定可能なプリント枚数やその他の各種設定が装置の操作部あるいはネットワーク上のコンピュータから設定、管理が可能となっている。
このように、コア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。
次に本実施例でのユーザーごとのキャリブレーションを行うために画像形成装置から出力されるカラーチャートについて説明を行う。
図5と図6に示したのが、カラーチャートの出力例1である。個人ごとのキャリブレーションを開始すると画像形成装置から、まず図5に示すカラーチャートがカラー出力される。○の中は実際には図5に記載されている色で印字されている。501は基準色を示しており、この基準色に対して、503に印字されている○の色と同じ色をユーザーが識別を行い、同じ色とユーザーが識別している個所に所定の印をマーキングする。502は図5で出力されたカラーチャートへの具体的な記入例である。
図6は、ユーザーがカラーチャートにマーキングを行った結果のサンプル例である。601は実際にマーキングされていることを示す。この例から読み取れることは、キャリブレーションを行ったユーザーは緑色と黄色に対して同一の見え方、つまり色の区別ができない状態である事がわかる。同じく、青色とシアンに対しても同じ事が言える。図6でユーザーがマーキングを行った原稿を、画像形成装置に読み込むことにより、機器が特定のユーザーに対して、図6のカラーチャート情報の保持を行う。
本実施系では、図5および図6のサンプルは1種類としているが、サンプルのための基準色の色の数自身を増減させたり、また、基準色の濃淡の種類を増減させるなどして、サンプリングの精度調整を行っても良い。
図7と図8に示したのが、カラーチャートの出力例2である。個人ごとのキャリブレーションを開始すると画像形成装置から、まず図7に示すカラーチャートがカラー出力される。701は画像形成装置が出力できる色空間についてのチャート出力である。「緑」、「青」…等の文字は実際にはカラー出力されている。702には記入方法の説明が記載されており、701の色見本のうち、異なる色相だと認識ができる範囲をマーカーで囲むように指示している。703は実際にユーザーが702の記入例に従ってマーキングを行うエリアとなっている。図8は実際にユーザーがマーキングを行った例であり、801に対してマーキングを行っていることがわかる。この例から読み取れることとしては、ユーザーは画像形成装置の全ての色に対して識別が不可能であり、ある限られた色空間に対してのみ色識別が可能であると言うことである。図8でユーザーがマーキングを行った原稿を、画像形成装置に読み込むことにより、機器が特定のユーザーに対して、図8のカラーチャート情報の保持を行う。
図9は、ユーザーごとにカラーチャート情報が格納され印字出力や、画像の送信の際に、ユーザー固有のキャリブレーションつまり色変換が必要か否かを示した、画像形成装置内部の管理テーブル情報である。番号は管理番号であり、ユーザ情報1はユーザーを特定するための機能の単位での区分け、ユーザー情報2は機能単位でのユーザーを特定するための区分け、キャリブレーションの有無は、ユーザ情報1および2で特定されるユーザーに対して、画像の印字出力や画像の送信(e-mailにスキャンした画像データを添付して送付する場合など)の際に、特定の色変換処理が必要か否かを示しており、「あり」の場合には、特定の色変換が必要であり、「なし」もしくは、この管理テーブルで特定できないユーザーに対しては、画像形成装置がデフォルト設定として保持している画像処理のみを行って、印字出力もしくは画像送信を行う。データ識別子は、色変換を行う基となるデータの識別子を示し、機器内部で一意に管理されている。具体的には、図6や図8で示したようなカラーチャートを読み込んだ際に関連する情報として格納される事となる。
次に、本実施系でのフローチャートについて説明する。
図10は、先の図5もしくは図7に示したカラーチャートを画像形成装置で印字出力する際の流れを示しており、1001でチャート出力のための処理が開始される。1002で画像形成装置本体の操作パネル等によって、カラーサンプルの出力か否かの指示をユーザーが行い、サンプル出力でない場合にはそのまま1004にて処理終了となる。1002でカラーサンプルの出力指示であると判断した場合には、1003において、図5もしくは図7に示したような、カラーチャートをサンプル出力を行い、1004にて処理終了となる。
図11は出力されたカラーサンプルに対して、ユーザーがマーキングを行い、その結果を、画像形成装置に読み込むための流れについて説明を行っている。1101で、特定のユーザーによりマーキングされたサンプルの画像(前述の図6もしくは図8)の読み取り処理が開始される。1102ではユーザの認証処理を行う。図9でも示したようにユーザーを特定して色変換を行うか否かを判別するために、この、ユーザ認証は必要である。1103においてユーザ認証が成功したか否かの判断を行い、ユーザー認証が行えなかった場合には、1106に処理が移行し、処理終了となる。1103でユーザ認証が成功した場合、1104で前述の図6もしくは図8に示した、ユーザのマーキング済みの画像サンプルのスキャン動作を開始する。1105では、スキャンした画像データから必要な情報の抽出を行った後、図9で示したデータ識別子を付加して、図9の管理テーブルに情報の書き込みを行う。その後、1106に処理が移行し、処理終了となる。
図12は特定のユーザに対して色変換を行いながらコピー動作を行う場合の流れについて説明をしている。1201にて処理が開始され、1202にてユーザ認証のための処理を行う。ユーザ認証が正常に行えなかった場合には1209に処理が移行し、処理終了となる。1203でユーザ認証が正常に行えると、1204でコピー動作を開始する。1205で、コピー原稿のスキャンを開始し、1203で認証されたユーザに対して色変換が必要か否かの判断を1206で行う。色変換が必要であるかどうかは、ユーザ認証と図9に示した管理テーブルから導き出せる。1206で色変換が必要でないユーザの場合には処理が1208に移行し、色変換が必要であるユーザの場合には、1207で色変換処理を行う。色変換処理の方式については、例えば、図6に示した例のようなマーキングの場合には「緑色」と「黄色」および「青」と「シアン」の区別がつかないユーザーであることがわかるので、コピー原稿中に黒、緑、黄、青、シアンが現れていた場合、黒、赤、緑、青、マゼンタ、など区別ができる色に置き換えるような色変換処理を行ったり、また、図8の場合の例としては、機器が表現可能な色空間を、ユーザーが識別可能な色空間となるように、意図的に表現できる色空間を圧縮するような色変換処理を行う。1207において色変換が完了すると、1208で印字動作が開始される。印字動作は、全てのコピー原稿のスキャンと色変換が完了した後にまとめて行っても良いし、1207の色変換処理が完了したページ単位で処理を行っても良い。1208の印字動作がすべて完了すると1209に処理が移行し、処理終了となる。
図13は、画像形成装置でスキャンした画像データを、他の機器に対して送信する場合に、特定のユーザーに対して画像データを色変換する場合の処理の流れについて説明している。1301でスキャナで読み取った画像データの画像送信処理が開始される。1302で画像送信元のユーザが画像送信先の宛先設定処理を行う。1303で原稿のスキャン処理が開始され、1304では1302で設定された宛先リストの中に、色変換が必要なユーザーが含まれているか否かの判断処理が行われる。1304で宛先リストの中に色変換が必要なユーザが含まれていない場合1306に処理が移行し、色変換が必要なユーザーが含まれている場合には、その特定ユーザ向けの画像データに関して1305で色変換処理が行われる。ユーザーごとの異なった色変換処理については、1302で設定された宛先リストと図9に示した管理テーブルから導き出せる。1306で実際の画像データの送信処理が行われる(色変換が必要なユーザ向けには、色変換後の画像データがそうしんされることとなる)。1302で設定された全ての宛先に対して全ての画像データの送信が終了した時点で1307に処理が移行し、処理終了となる。
Claims (9)
- カラー出力のキャリブレーション(色調整)と色変換が可能な画像形成装置において、
・ キャリブレーションのためにカラーチャートを出力する、カラーチャート出力手段、
・ 出力されたカラーチャートに対して、ユーザーにより調整情報が記入された前述のカラーチャートを読み取る、カラーチャート読み取り手段、
・ 読み込まれたカラーチャート情報と調整情報に基づいて、印字出力の際の色変換を行う、色変換手段、
・ 前記の、キャリブレーションを実行したユーザーを特定する、キャリブレーション・ユーザーの特定手段、
・ 前記の、キャリブレーション・ユーザーの特定手段によって特定されたユーザーごとに、前記のカラーチャート情報を保持する記憶手段、
を有し、
カラー原稿の印字もしくはコピー出力を実行する際に、前記のキャリブレーション・ユーザーの特定手段によって、キャリブレーションを実行したユーザーか否かの判別を行い、キャリブレーションを実行したユーザーの場合には、ユーザー固有の色変換を実行後、印字出力を行い、その他のユーザーの場合には、機器内のデフォルトの色変換を実行後に印字出力を行うことを特徴とする画像形成装置と画像処理システム。 - 機器内のデフォルトの色変換が、色変換を行わないことを特徴とする請求項1の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の画像形成装置が、公衆回線によってFAX送信が可能な場合、ユーザーを特定する手段に変わって、FAX送信を行うための電話番号ごとにカラーチャート情報を保持し、FAX送信を行う原稿に対して、特定の電話番号に対して色変換を実行し送信を行うことを特徴とする請求項1の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の画像形成装置が、公衆回線によってFAX受信が可能な場合、FAX送信が行われた相手先の電話番号をFAX受信時の通信ネゴシエーションで特定し、ユーザーを特定する手段に変わって送信を行った相手のFAXの電話番号ごとにカラーチャート情報を保持し、FAX受信時の原稿に対して、色変換を実行し受信出力を行うことを特徴とする請求項1の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の画像形成装置が、LAN(Local Area Network)へ接続するための接続手段と、前記LANへ接続された他の装置と通信するための通信手段を有し、読み取り手段より読み取った画像データを電子データとして他の装置に送信可能な画像形成装置において、送信先のアドレス帳データ(e-mailアドレス等)と前記の、ユーザーを特定する手段との関連付けを行い、送信先に、キャリブレーションを実行したユーザーが含まれる場合、特定されるユーザーに対しては、送信する画像に対して色変換を実行し送信を行うことを特徴とする請求項1の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の画像形成装置が、LAN(Local Area Network)へ接続するための接続手段と、前記LANへ接続された他の装置と通信するための通信手段を有し、前記の「キャリブレーション・ユーザーの特定手段にって特定されたユーザーごとに、前記のカラーチャート情報を保持する記憶手段」によって記憶された特定ユーザごとの情報を、通前記の信手段を介在して、他の機器と共有することを特徴とする請求項1の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の、「ユーザー固有の色変換」において、色変換の対象を、画像領域と文字領域とに分離し、各々異なった処理を行うことを特徴とする請求項1の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の、「ユーザー固有の色変換」において、文字領域では、色変換処理ではなく、例えば、色ごとにあらかじめ割り当てられた文字飾り(下線、ボールド、イタリック、文字囲みなど)を施すことを特徴とする請求項7の画像形成装置と画像処理システム。
- 前記の、「ユーザー固有の色変換」において、画像領域では、色変換処理を行わないことを特徴とする請求項7の画像形成装置と画像処理システム。
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JP2009284257A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Canon Inc | 印刷システム、印刷装置、プログラム及びキャリブレーション方法 |
JP2010005847A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Seiko Epson Corp | 印刷制御装置及び印刷制御プログラム |
WO2011030814A1 (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-17 | 国立大学法人 鹿児島大学 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |