JP2006165972A - 電波状態モニター方法及びその装置、これを用いたセルリセル方法及びその装置並びに移動無線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線端末の消費電流の低減等を図る。
【解決手段】 無線端末12において、セルリセルに先立って行われるセルサーチをCPU18の制御の下にセルリセル履歴から算定された遷移確率に基づいて決まる回数で行い、そのサーチで電界強度が大きい未検出セルをモニターセルに組み入れる。また、セル測定においても、同様に、CPU18の制御の下にセルリセル履歴から算定された遷移確率に基づいて決まる回数で行い、そのセル測定で電界強度が小さくなったモニターセルをモニターセルから外す。セルサーチ及びセル測定の回数の低減となり、無線端末12での消費電流を低減できる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、電波状態モニター方法及びその装置、これを用いたセルリセル方法及びその装置、移動無線装置並びにその制御プログラムに関し、詳しくは電波状態のモニターを過去のセルリセル履歴に応じて行う電波状態モニター方法及びその装置、これを用いたセルリセル方法及びその装置、移動無線装置並びにその制御プログラムに関する。
移動無線システムにおいては、従来から移動無線端末装置が或る基地局から遠去ざかる方向へ移動して隣りの基地局に接近して行くとき、上記或る基地局から上記隣の基地局への切り替え、すなわち、ハンドオーバーが行われることは周知である。
例えば、WCDMA無線システムの場合の例(以下、WCDMA無線システム例という)を図11参照の下に説明する。
小型無線端末装置が、セルA内にあってアクティブセル(小型無線端末装置が位置登録をしたセル)がセルAであるとする。アクティブセルAの基地局から送られて来る報知情報を下にして、小型無線端末装置は、周辺セルとなるセルB、C、D、E、F、Gをモニターする。これら周辺セルのうちの、既に検出済みのセルについてはセルの測定を行い、未検出セルについてはセルサーチを行う。
小型無線端末装置が、セルA内にあってアクティブセル(小型無線端末装置が位置登録をしたセル)がセルAであるとする。アクティブセルAの基地局から送られて来る報知情報を下にして、小型無線端末装置は、周辺セルとなるセルB、C、D、E、F、Gをモニターする。これら周辺セルのうちの、既に検出済みのセルについてはセルの測定を行い、未検出セルについてはセルサーチを行う。
この状態において、小型無線端末装置がセルAからセルCの方へ移動して行くとすると、セルAの基地局から受信する電波の電界強度は次第に弱まる一方、セルCの基地局から受信する電波の電界強度は次第に強まる。
遂には、両セルの電界強度は逆転する。そのとき、アクティブセルがセルAからセルCへ入れ替えられるセルリセルが行われる。
遂には、両セルの電界強度は逆転する。そのとき、アクティブセルがセルAからセルCへ入れ替えられるセルリセルが行われる。
また、上述のハンドオーバーを行う技法は、種々提案されている。その1つは、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載される技法は、従来のハンドオーバーでは、周辺の基地局(通信装置)からの受信電力が所定値以上に大きくなったとしても、現在の基地局からの受信電力がハンドオーバーをする必要がないほど十分に大きな値にあれば、周辺の基地局へのハンドオーバーを生じさせない技法である。これにより、不必要なハンドオーバー動作を抑制し、無線資源の有効利用を図ると共に、ハンドオーバーの制御に費やされる基地局及び移動無線端末装置(移動局)の負担を軽減させている。
その技法において、基地局で保持している過去の移動局情報の履歴と移動局から通知される移動局情報とに基づいてハンドオーバー先の基地局を選定することも開示されている。これは、ハンドオーバー先の基地局の選定をより的確にしてハンドオーバーの成功率を向上させるための手段である。
その技法において、基地局で保持している過去の移動局情報の履歴と移動局から通知される移動局情報とに基づいてハンドオーバー先の基地局を選定することも開示されている。これは、ハンドオーバー先の基地局の選定をより的確にしてハンドオーバーの成功率を向上させるための手段である。
また、他の技法として、特許文献2に記載されたものがある。
その技法は、特許文献3及び特許文献4に開示される技術的課題を解決するべく開発された技法である。すなわち、特許文献3では過去に移動局が在圏したか否かの情報のみに基づく在圏履歴を考慮に入れているが、移動局の移動方向が考慮されていないこと、また、特許文献4では移動局が移動するセルの予測を過去に移動したセル情報のみに基づいて行っており、移動局の移動方向を考慮に入れていないことの解決に、移動局のセルに対する進入及び進出の履歴に基づいて移動局が登録されるべき位置登録エリアを決定する手段を採用している。
その技法は、特許文献3及び特許文献4に開示される技術的課題を解決するべく開発された技法である。すなわち、特許文献3では過去に移動局が在圏したか否かの情報のみに基づく在圏履歴を考慮に入れているが、移動局の移動方向が考慮されていないこと、また、特許文献4では移動局が移動するセルの予測を過去に移動したセル情報のみに基づいて行っており、移動局の移動方向を考慮に入れていないことの解決に、移動局のセルに対する進入及び進出の履歴に基づいて移動局が登録されるべき位置登録エリアを決定する手段を採用している。
また、特許文献5には、通信履歴をハンドオーバーに利用した技術が開示されている。その技術は、通信履歴のハンドオーバー情報と現在のハンドオーバー情報との一致でハンドオーバーを停止し、通信履歴のハンドオーバー経路識別子が同一であることを示しているならば、最も遅いハンドオーバー実行時刻までその停止を継続して不必要なハンドオーバーを避けるようにして消費電力の低減を図るものである。
上述のWCDMA無線システム例のセル配置(図11)において、セルB、C、Dは、検出済みのモニターセルで、セルE、F、Gは未検出セルであるとする。
上述のセルAからセルCへのセルリセルを行う場合に、モニターセルB、C、Dについてそれらの電界強度を定期的に測定する必要がある。その測定を頻繁に行うと、小型無線端末装置で消費される消費電流が増大してしまう。
消費電流の増大を回避しようとしてモニター頻度を減らすと、セルリセルに支障がでて、小型無線端末装置が圏外となってしまうか、若しくは電波状態の悪いセルをアクティブセルとして待ち続けると、発呼又は着呼の成功率が悪化することがある。
上述のセルAからセルCへのセルリセルを行う場合に、モニターセルB、C、Dについてそれらの電界強度を定期的に測定する必要がある。その測定を頻繁に行うと、小型無線端末装置で消費される消費電流が増大してしまう。
消費電流の増大を回避しようとしてモニター頻度を減らすと、セルリセルに支障がでて、小型無線端末装置が圏外となってしまうか、若しくは電波状態の悪いセルをアクティブセルとして待ち続けると、発呼又は着呼の成功率が悪化することがある。
上述とは逆に、小型無線端末装置がセルAからセルFの方へ移動するとすると、セルFは未検出セルであるため、セルリセルに先立って、セルFの検出を行う必要がある。
セルFの検出のため、未検出セルのセルサーチを頻繁に行うと、小型無線端末装置で消費される消費電流の増大となる。そこで、セルサーチの頻度を減らすと、セルリセルをする対象セルが無くなり、圏外となってしまう。
セルFの検出のため、未検出セルのセルサーチを頻繁に行うと、小型無線端末装置で消費される消費電流の増大となる。そこで、セルサーチの頻度を減らすと、セルリセルをする対象セルが無くなり、圏外となってしまう。
上記説明は、間歇待ち受け中についてであるが、通信中の場合には、ハンドオーバーの相手先セルのアクティブセルへの追加が遅れ、ハンドオーバーの安定性が悪くなるという技術的課題がある。
上記WCDMA無線システム例もそうであるが、いずれの上記特許文献も、過去の履歴を考慮に入れているが、その履歴は基地局からの電波状態のモニターに何ら反映されていない。
上述したハンドオーバーには、基地局からの電界強度(電波状態)を測定する必要がある。その測定(モニター)は、周辺セルのうちの電界強度が所定の値以上のセルについて行う必要があるばかりでなく、周辺セルであって電界強度が所定の値未満のセル(未検出セル)についても移動無線端末装置の移動で電界強度が大きくなってその電界強度が所定の値以上になって来ることがあるので行う必要がある。
上述したハンドオーバーには、基地局からの電界強度(電波状態)を測定する必要がある。その測定(モニター)は、周辺セルのうちの電界強度が所定の値以上のセルについて行う必要があるばかりでなく、周辺セルであって電界強度が所定の値未満のセル(未検出セル)についても移動無線端末装置の移動で電界強度が大きくなってその電界強度が所定の値以上になって来ることがあるので行う必要がある。
これは、ハンドオーバー、すなわち、在圏セル(アクティブセル)と、周辺セルのうちのセル検出がされているセル(モニターセル)との入れ替え(セルリセル)を円滑に行うためである。
未検出セルについては、上記測定だけでなく、セルサーチ、すなわち、タイミング(同期)が不明である未検出セルのタイミングを取った後に、電界強度の測定を行う必要がある。
未検出セルについては、上記測定だけでなく、セルサーチ、すなわち、タイミング(同期)が不明である未検出セルのタイミングを取った後に、電界強度の測定を行う必要がある。
その測定は、従来、定期的に行われている。測定を頻繁に行うと、上記WCDMAシステム例で述べたように消費電流が増大する。これは、モニターセルについて言えることだけではなく、未検出セルについても言えることである。
そして、消費電流を削減しようとして、モニター頻度を減らすと、電波状態の悪いセルを在圏セルとして待ち続けるため、発呼又は着呼の成功率が悪化したり、セルリセルをする対象セルが見つけ難くなったり、移動無線端末装置が圏外となってしまう。
これらのことは、間歇待ち受け中についてのことであるが、通話中の場合には、ハンドオーバーの相手セルのアクティブセルへの追加が遅れてハンドオーバーの安定性を悪くしてしまうことになる。
そして、消費電流を削減しようとして、モニター頻度を減らすと、電波状態の悪いセルを在圏セルとして待ち続けるため、発呼又は着呼の成功率が悪化したり、セルリセルをする対象セルが見つけ難くなったり、移動無線端末装置が圏外となってしまう。
これらのことは、間歇待ち受け中についてのことであるが、通話中の場合には、ハンドオーバーの相手セルのアクティブセルへの追加が遅れてハンドオーバーの安定性を悪くしてしまうことになる。
いずれにしても、電界強度のモニター頻度を単純に減らしてしまうと、上述したような不具合が顕れて来てしまうので、良策ではない。
このことについては、上記のいずれの特許文献も、電界強度のモニターと消費電力とについては触れられていない。
このことについては、上記のいずれの特許文献も、電界強度のモニターと消費電力とについては触れられていない。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、電波状態のモニターを低消費電力で行い得る電波状態モニター方法及びその装置、これを用いたセルリセル方法及びその装置、移動無線装置並びにその制御プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、上記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター方法に係り、上記アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理を含むことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、上記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター方法に係り、上記アクティブセルのセルリセル履歴を統計処理し、上記統計処理に基づいて上記アクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報を算定し、上記アクティブセル周辺の上記セルの電波状態のモニターを上記モニター頻度情報に基づいて決められる頻度で行うことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電波状態モニター方法に係り、上記統計処理は、今回の上記セルリセル前の第1の所定回数の各回の上記セルリセルについて行うことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の電波状態モニター方法に係り、上記統計処理は、前前回及び前回の上記セルリセルについて行うことを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の電波状態モニター方法に係り、上記統計処理は、上記セルリセル毎に、前回アクティブセル、今回アクティブセル及び上記前回アクティブセル周辺のセルについては所定の順序で処理されることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項3、4又は5記載の電波状態モニター方法に係り、上記モニター頻度情報は、前回の上記アクティブセル及び今回の上記アクティブセルで上記統計処理を参照して算定することを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の電波状態モニター方法に係り、上記モニター頻度情報は、前前回の上記アクティブセル及び前回の上記アクティブセルで上記統計処理を参照し、上記アクティブセル周辺の各セルのセルリセル総数に対する上記アクティブセル周辺の上記セル毎のセルリセル数から算定される遷移確率であることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項1又は2記載の電波状態モニター方法に係り、上記統計処理は、通話中の上記セルリセルをアクティブセル群内の電波状態が最もよい上記アクティブセルへ行うようにし、当該セルリセル毎に今回の上記セルリセル前の第1の所定回数の各回の上記セルリセルについて行ことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の電波状態モニター方法に係り、上記統計処理は、通話中の上記セルリセルをアクティブセル群内の電波状態が最もよい上記アクティブセルへ行うようにし、当該セルリセル毎に今回の上記セルリセル前の前前回及び前回の上記セルリセルについて行うことを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項8又は9記載の電波状態モニター方法に係り、上記モニター頻度情報は、前回の上記アクティブセル及び今回の上記アクティブセルで上記統計処理を参照して算定することを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項8、9又は10記載の電波状態モニター方法に係り、電波状態が最もよい上記アクティブセルがあるとき、上記周辺セルのアクティブセルへの組み入れの際に、上記モニター頻度情報の値が最も高い上記周辺セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴としている。
請求項12記載の発明は、請求項8、9又は10記載の電波状態モニター方法に係り、電波状態が最もよい上記アクティブセルがあるとき、上記未検出セルの周辺セルへの組み入れの際に、上記モニター頻度情報の値が最も高い上記未検出セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴としている。
請求項13記載の発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、上記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター装置に係り、上記アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理手段を含むことを特徴としている。
請求項14記載の発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、上記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター装置に係り、上記アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理手段と、該統計処理手段によって得られた上記統計処理に基づいて上記アクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報を算定する算定手段と、上記アクティブセル周辺の上記セルの電波状態のモニターを、上記算定手段によって算定された上記モニター頻度情報に基づいて決められる頻度で行うモニター実行手段とを備えることを特徴としている。
請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の電波状態モニター装置に係り、上記統計処理手段は、前前回及び前回の上記セルリセルについて統計処理を行うことを特徴としている。
請求項16記載の発明は、請求項15記載の電波状態モニター装置に係り、上記算定手段は、前回の上記アクティブセル及び今回の上記アクティブセルで上記統計処理を参照して上記モニター頻度情報を算定することを特徴としている。
請求項17記載の発明は、請求項16記載の電波状態モニター装置に係り、上記算定手段により算定される上記モニター頻度情報は、上記統計処理手段によって求められた上記統計処理を参照し、上記アクティブセル周辺の各セルのセルリセル総数に対する上記アクティブセル周辺の上記セル毎のセルリセル数から算定される遷移確率であることを特徴としている。
請求項18記載の発明は、請求項13、14又は15記載の電波状態モニター装置に係り、上記統計処理手段は、上記統計処理は、通話中の上記セルリセルをアクティブセル群内の電波状態が最もよい上記アクティブセルへ行うようにし、当該セルリセル毎に今回の上記セルリセル前の前前回及び前回の上記セルリセルについて上記統計処理を行うことを特徴としている。
請求項19記載の発明は、請求項18記載の電波状態モニター装置に係り、上記算定手段は、前回の上記アクティブセル及び今回の上記アクティブセルで上記統計処理を参照して上記モニター頻度情報を算定することを特徴としている。
請求項20記載の発明は、請求項18又は19記載の電波状態モニター装置に係り、上記モニター実行手段は、電波状態が最もよい上記アクティブセルがあるとき、上記周辺セルのアクティブセルへの組み入れの際に、上記モニター頻度情報の値が最も高い上記周辺セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴としている。
請求項21記載の発明は、請求項20又は21記載の電波状態モニター装置に係り、上記モニター実行手段は、電波状態が最もよい上記アクティブセルがあるとき、上記未検出セルの周辺セルへの組み入れの際に、上記モニター頻度情報の値が最も高い上記未検出セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴としている。
請求項22記載の発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターして上記アクティブセルのセルリセルを行うセルリセル方法に係り、上記セルの電波状態をモニターするのに請求項1乃至12のいずれか一に記載の電波状態モニター方法を用いることを特徴としている。
請求項23記載の発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターして上記アクティブセルのセルリセルを行うセルリセル装置に係り、上記セルの電波状態をモニターするのに請求項13乃至21のいずれか一に記載の電波状態モニター装置を用いることを特徴としている。
請求項24記載の発明は、移動無線システムを構成する複数のセルのうちの任意のセルの基地局と無線通信を行う際に必要なセルリセル手段を有する移動無線装置に係り、上記セルリセル手段を請求項23記載のセルリセル装置で構成することを特徴としている。
請求項25記載の発明は、コンピュータに請求項1乃至12のいずれか一に記載の電波状態モニター方法を実行させることを特徴とする制御プログラムに係る。
請求項26記載の発明は、コンピュータに請求項13乃至21のいずれか一に記載の電波状態モニター装置を制御させることを特徴とする制御プログラムに係る。
請求項27記載の発明は、コンピュータに請求項22記載のセルリセル方法を実行させることを特徴とする制御プログラムに係る。
請求項28記載の発明は、コンピュータに請求項23記載のセルリセル装置を制御させることを特徴とする制御プログラムに係る。
請求項29記載の発明は、コンピュータに請求項24記載の移動無線装置を制御させることを特徴とする制御プログラムに係る。
この発明によれば、移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立っての、周辺セルの電波状態のモニターにアクティブセルのセルリセル履歴の統計処理を含ませて構成されるから、電波状態のモニターに要する消費電流の低減に役立つ。
そして、統計処理した結果をアクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報の算定に利用し、得られたモニター頻度情報に基づいて決められる頻度でアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターするようにしているから、電波状態のモニターに要する消費電流を削減できるし、移動無線装置の連続待ち受け時間の長時間化を達成し得る。
そして、統計処理した結果をアクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報の算定に利用し、得られたモニター頻度情報に基づいて決められる頻度でアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターするようにしているから、電波状態のモニターに要する消費電流を削減できるし、移動無線装置の連続待ち受け時間の長時間化を達成し得る。
また、従来よりも未検出セルのサーチの回数及びモニターセルの測定回数を低減しても、移動無線装置を圏外とさせてしまう確率を低減させ得る。
また、未検出セルの周辺セルへの組み入れ又は周辺セルのアクティブセルへの組み入れに際して、モニター頻度情報の値が最も高いセルの電波状態しきい値を他のセルより下げてセルサーチ及び測定を行うようにすると、上記効果を継受しつつ、ハンドオーバーの安定性を向上させることができる。
また、未検出セルの周辺セルへの組み入れ又は周辺セルのアクティブセルへの組み入れに際して、モニター頻度情報の値が最も高いセルの電波状態しきい値を他のセルより下げてセルサーチ及び測定を行うようにすると、上記効果を継受しつつ、ハンドオーバーの安定性を向上させることができる。
この発明は、移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立っての、周辺セルの電波状態のモニターに、アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理を行い、統計処理の結果からアクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報を算定し、得られたモニター頻度情報に基づいて決められる頻度でアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターするようにして構成される。
図1は、この発明の実施例1である小型無線端末装置に装備される電界強度モニター装置の電気的構成を示す図、図2は、同電界強度モニター装置の電界強度モニター手順を示すフローチャート、図3は、同電界強度モニター装置での遷移確率の算出に用いる遷移履歴リストの記憶例を示す図、図4は、同電界強度モニター装置での電界強度のモニター回数の決定に用いる遷移確率リストを示す図、図5は、同電界強度モニター装置を搭載する小型無線端末装置を含む移動無線システムにおけるセルの平面的配置の具体例を示す図、図6は、同移動無線システムにおけるセルの平面的配置の具体例での第1のセルリセル例における遷移確率リストを示す図、図7は、同移動無線システムにおけるセルの平面的配置の具体例での第2のセルリセル例における遷移確率リストを示す図、また、図8は、同移動無線システムにおけるセルの平面的配置の具体例での第3のセルリセル例における遷移確率リストを示す図である。
この実施例の小型無線端末装置の電界強度モニター装置10は、今回のアクティブセル(在圏セル)からセルリセルを行うに先立って電波状態(電界強度)を測定するが、その測定回数を、周辺セルであって電界強度が予め決められた値以上の周辺セルの各々についての遷移履歴(セルリセル履歴)から得た遷移確率に基づいて決定して電界強度の測定を行う装置に係り、図1に示すように、小型無線端末装置12のアンテナ14に接続された無線回路16と、CPU18と、メモリ20とから概略構成されている。小型無線端末装置12(以下、無線端末という)は、アンテナ12と基地局30側のアンテナ32との間を電波で結んで無線端末12と基地局30との間に無線回線が形成される。
無線回路16は、アンテナ12で受信する電波に含まれる情報をデジタル化してCPU18へ転送する。その情報には、周辺セル(の基地局)からの電界強度(電波状態)を示す電界強度情報(デジタル値)(以下、単に電界強度ともいう)、基地局30からの報知情報があるほか、基地局30と無線端末12との間の同期が取れているか否かのタイミング情報(スロットの境界を示す情報)等も含まれる。これらの情報は、基地局30から受信される電波から公知の技法でデジタル情報として得られる。
CPU18は、無線回路16から受け取る報知情報に基づく周辺セルの電界強度の測定(モニター)、測定結果に基づいた遷移履歴リストの作成及び遷移履歴に基づいた遷移確率リストの作成を行う。
遷移履歴リストは、図3に示すように、各回の遷移(セルリセル)(例えば、図3の今回セル、前回セル、前前回セル)毎に、前回のアクティブセルのセルリセルを縦欄の最上位横欄に書き込み、最上位横欄の直ぐした横欄に今回のアクティブセル(遷移が生じたときの遷移先のセル)のセルリセルを書き込み、以下の横欄に基地局から通知された報知情報で指定される周辺セルであって電界強度が予め決められた値以上のセルの各々のセルリセルを書き込むようにして作成される。
遷移確率リストは、図4に示すように、前前回及び前回の遷移から得られる遷移履歴リストの前回の縦欄を前回のセルリセル及び今回のセルリセルで参照してセルリセルが行われた総数に対する各セルのセルリセル回数から各セルの遷移確率(電波状態モニター頻度)をアクティブセル毎に記憶するようにして作成される。
遷移履歴リストは、図3に示すように、各回の遷移(セルリセル)(例えば、図3の今回セル、前回セル、前前回セル)毎に、前回のアクティブセルのセルリセルを縦欄の最上位横欄に書き込み、最上位横欄の直ぐした横欄に今回のアクティブセル(遷移が生じたときの遷移先のセル)のセルリセルを書き込み、以下の横欄に基地局から通知された報知情報で指定される周辺セルであって電界強度が予め決められた値以上のセルの各々のセルリセルを書き込むようにして作成される。
遷移確率リストは、図4に示すように、前前回及び前回の遷移から得られる遷移履歴リストの前回の縦欄を前回のセルリセル及び今回のセルリセルで参照してセルリセルが行われた総数に対する各セルのセルリセル回数から各セルの遷移確率(電波状態モニター頻度)をアクティブセル毎に記憶するようにして作成される。
これらの測定、作成は、図2に示す処理手順を実行するプログラムがメモリ20(不揮発性の記憶手段)に記憶されており、そのプログラムをCPU18が読み出してCPU18で実行することによって行われるが、このことが電界強度モニター装置10の主要部を構成する。
メモリ20は、CPU18で作成される各リストを記憶する。
メモリ20は、CPU18で作成される各リストを記憶する。
次に、図1乃至図8を参照して、この実施例の動作について説明する。
無線端末10の電源が投入されて(図2のS1)周波数チャネルのサーチ(バンドサーチ)により周波数チャネルの捕捉がCPU18の制御の下に無線回路16を介して行われ(図2のS2)、そのチャネルを介して無線端末10の位置登録が在圏セルの基地局30に行われる(図2のS3)。
無線端末10の位置登録が行われ、位置登録を行った基地局30から無線端末10に通知されて来た報知情報の中のアクティブセル識別情報に基づいてそのアクティブセルからの電界強度の測定をCPU18の制御の下に無線回路16を介して行う(図2のS4)。セルの識別は、WCDMA方式の場合は、信号をスクランブルしているコードに基づいて行う。
このアクティブセルについての電界強度の測定は、例えば、定期的に行う。
無線端末10の電源が投入されて(図2のS1)周波数チャネルのサーチ(バンドサーチ)により周波数チャネルの捕捉がCPU18の制御の下に無線回路16を介して行われ(図2のS2)、そのチャネルを介して無線端末10の位置登録が在圏セルの基地局30に行われる(図2のS3)。
無線端末10の位置登録が行われ、位置登録を行った基地局30から無線端末10に通知されて来た報知情報の中のアクティブセル識別情報に基づいてそのアクティブセルからの電界強度の測定をCPU18の制御の下に無線回路16を介して行う(図2のS4)。セルの識別は、WCDMA方式の場合は、信号をスクランブルしているコードに基づいて行う。
このアクティブセルについての電界強度の測定は、例えば、定期的に行う。
また、上記報知情報の中のモニターセル識別情報に基づいてそのモニターセルからの電界強度のモニター(以下、電界強度の測定乃至はセル測定ともいう)をCPU18の制御の下に無線回路16を介して行う(図2のS5)。
このモニターセルについての電界強度の測定は、遷移確率リストを参照してその遷移確率がいずれの遷移確率範囲にあるかに従って、当該遷移確率範囲の遷移確率で予め決められた頻度(例えば、何回かの上記定期的測定毎となる頻度)で行う、すなわち、セル測定を遷移確率に従った優先順位で、かつ、優先順位が低いほど定期的測定の間引き率を高くして行う。
このモニターセルについての電界強度の測定は、遷移確率リストを参照してその遷移確率がいずれの遷移確率範囲にあるかに従って、当該遷移確率範囲の遷移確率で予め決められた頻度(例えば、何回かの上記定期的測定毎となる頻度)で行う、すなわち、セル測定を遷移確率に従った優先順位で、かつ、優先順位が低いほど定期的測定の間引き率を高くして行う。
ここでの説明の都合上、図5に示すように、圏外からセルCを通ってセルAに在圏しているものとして以下の説明を行う。
例えば、上述の報知情報において、図3の前回の欄に示すように、セルA乃至セルGが通知されており、そのうちの今回のアクティブセルがセルAであることを示し、モニターセルがセルB、C、D及びFであることを示しており、セルCは前回のセル測定においてはアクティブセルであったとした場合の遷移確率リストが、図4に示すようになっているとすると、モニターセルFについてのセル測定は、毎回行い、その他のモニターセルについてのセル測定は、予め決められた数の定期的測定毎に行う。
これにより、上記測定で費やされる消費電流の消費回数を低減することができる。したがって、無線端末10のバッテリーの消耗度合を低減できる。
例えば、上述の報知情報において、図3の前回の欄に示すように、セルA乃至セルGが通知されており、そのうちの今回のアクティブセルがセルAであることを示し、モニターセルがセルB、C、D及びFであることを示しており、セルCは前回のセル測定においてはアクティブセルであったとした場合の遷移確率リストが、図4に示すようになっているとすると、モニターセルFについてのセル測定は、毎回行い、その他のモニターセルについてのセル測定は、予め決められた数の定期的測定毎に行う。
これにより、上記測定で費やされる消費電流の消費回数を低減することができる。したがって、無線端末10のバッテリーの消耗度合を低減できる。
なお、モニターセルについての測定において、それまでモニターセルであったセルからの電界強度が、無線端末10の移動により、予め決められた値未満へ低下しているならば、未検出セルとして基地局30で管理している報知情報の更新を行うように、その旨を基地局30に通知する。
これに加えて、上記報知情報の中の未検出セル識別情報に基づいてその未検出セルからの電界強度の測定をCPU18の制御の下に無線回路16を介して行う(図2のS6)。
但し、この場合には、その測定に先立って、未検出セルの基地局30と無線端末10とのタイミングの補正、すなわち、同期化の処理を従来方式の下で行う。
上記未検出セルにおける測定は、その測定前においては未検出セルであったが、無線端末10の移動によって電界強度が増してその未検出セルが他のモニターセルと同等の地位に来ているならばその未検出セルをモニターセルに組み入れるために行われる。この組み入れの基準は、未検出セルからの電界強度が他のモニターセルの電界強度と同程度にあることを条件とする。
この未検出セルについての電界強度の測定においても、モニターセルの場合と同様、電界強度の測定を遷移確率に従った優先順位で、かつ、優先順位が低いほど定期的測定の間引き率をモニターセルの場合よりも高くして行う。
但し、この場合には、その測定に先立って、未検出セルの基地局30と無線端末10とのタイミングの補正、すなわち、同期化の処理を従来方式の下で行う。
上記未検出セルにおける測定は、その測定前においては未検出セルであったが、無線端末10の移動によって電界強度が増してその未検出セルが他のモニターセルと同等の地位に来ているならばその未検出セルをモニターセルに組み入れるために行われる。この組み入れの基準は、未検出セルからの電界強度が他のモニターセルの電界強度と同程度にあることを条件とする。
この未検出セルについての電界強度の測定においても、モニターセルの場合と同様、電界強度の測定を遷移確率に従った優先順位で、かつ、優先順位が低いほど定期的測定の間引き率をモニターセルの場合よりも高くして行う。
例えば、上述の報知情報において、図3の前回の欄に示すように、今回のアクティブセルがセルAであることを示し、モニターセルがセルB、C、D及びFであることを示し、未検出セルがE、Gであることを示しており、セルCは前回のセル測定においてはアクティブセルであったとした場合の遷移確率リストが、図4に示すようになっているとすると、未検出セルE、Gについてのセル測定は、遷移確率に応じた間引き率で行う。
これにより、未検出セルについての上記測定で費やされる消費電流の消費回数をさらに低減することができる。したがって、無線端末10のバッテリーの消耗度合をさらに低減できる。
これにより、未検出セルについての上記測定で費やされる消費電流の消費回数をさらに低減することができる。したがって、無線端末10のバッテリーの消耗度合をさらに低減できる。
なお、未検出セルについての測定において、それまで未検出セルであったセルからの電界強度が、無線端末10の移動により、予め決められた値以上へ上昇しているならば、報知情報を管理している基地局30へその旨を通知して報知情報の更新を行う。
上述のようにして測定された電界強度が、依然として、アクティブセルの方がモニターセルよりも大きいならば(図2のS7のアクティブセル>モニターセル)、アクティブセルについての測定からの動作手順を繰り返す(S7のアクティブセル>モニターセル、S4、S5、S6ののループ)。
逆に、上述のようにして測定された電界強度が、モニターセルの方がアクティブセルよりも大きくなっているならば(図2のS7のアクティブセル<モニターセル)、セルリセルの処理、すなわち、アクティブセルとモニターセルとの入れ替えを行う(S8)。
このセルリセル処理は、CPU18の制御によって行われる。セルリセル処理には、次のような処理、すなわち、遷移履歴の学習が行われる。遷移履歴の学習は、第1には、遷移履歴リストの更新であり、第2には、遷移確率リストの更新である。
遷移履歴リストの更新は、次のようにして行われる。例えば、前前回のセル測定において、アクティブセルがセルCからセルAに入れ替わり(セルリセルが発生し)、前回までの遷移履歴の統計処理から得られる遷移確率は、図4に示すような確率分布をしているものとする。
遷移履歴リストの更新は、次のようにして行われる。例えば、前前回のセル測定において、アクティブセルがセルCからセルAに入れ替わり(セルリセルが発生し)、前回までの遷移履歴の統計処理から得られる遷移確率は、図4に示すような確率分布をしているものとする。
上記にいう統計処理は、例えば、遷移履歴リストの前回のセル測定までのセルリセルを記憶する縦欄、すなわち、前回のセルリセルを記憶する横欄にセルCを記憶させ、今回のセルリセルを記憶する横欄にセルAを記憶させる、つまり学習を行わせると共に、前回の縦欄を前回のセルリセル及び今回のセルリセルで参照して当該縦欄の各横欄に記憶されているセルリセルの数の合計に対する各横欄の同一セルのセルリセル回数の割合を遷移確率として算出することからなる。図4は、このようにして作成されたものである。
上述した無線端末10の動作状態において、上述したようにして、アクティブセルAの測定(図2のS4)、モニターセルB、C、D、Fの測定(図2のS5)、そして未検出セルE、Gのサーチ(図2のS6)が行ったとき、アクティブセルAの電界強度よりも大きいセルであるとの判定が得られ(図2のS7)、その判定で複数のセルがアクティブセル候補として挙げられていると仮定する。
アクティブセル候補のうちの電界強度が一番大きいセルがモニターセルFであるとき、そのモニターセルFへの遷移、すなわち、セルリセルが行われる。
アクティブセル候補のうちの電界強度が一番大きいセルがモニターセルFであるとき、そのモニターセルFへの遷移、すなわち、セルリセルが行われる。
以下、具体的な例について説明する。この例は、無線端末10が、図5に示すように、幹線道路501に沿ってWCDMA方式におけるサービス圏外からセルC内に入り、セルA、セルFを通って再びサービス圏外へ移動するまでの、無線端末10の待ち受け中の動作について説明する。
上記の移動において、無線端末10は、WCDMA方式におけるサービス圏外からセルCへの移動において、セルCに入っているか否かの判定のためのバンドサーチを実施しつつ、セルCへ移動して行く。
上記の移動において、無線端末10は、WCDMA方式におけるサービス圏外からセルCへの移動において、セルCに入っているか否かの判定のためのバンドサーチを実施しつつ、セルCへ移動して行く。
このバンドサーチにおいて、セルCを検出すると、無線端末10はセルCに入った旨の位置登録を行い、間歇待ち受け状態へ遷移する。
間歇待ち受け状態となる無線端末10は、セルCをアクティブセルとしてセルCの報知情報(セルCの基地局30から送られて来る報知情報)を下に周辺セルであるセルA、セルB、セルDをCPU18の制御の下に無線回路16を介してサーチする。
ここで、上記間歇待ち受け状態への遷移時点において、圏外からセルCへ位置登録をした無線端末10が、それまでにおいて、すなわち、過去において学習して記憶している遷移確率リストは、図6に示すようなものであったとする。
間歇待ち受け状態となる無線端末10は、セルCをアクティブセルとしてセルCの報知情報(セルCの基地局30から送られて来る報知情報)を下に周辺セルであるセルA、セルB、セルDをCPU18の制御の下に無線回路16を介してサーチする。
ここで、上記間歇待ち受け状態への遷移時点において、圏外からセルCへ位置登録をした無線端末10が、それまでにおいて、すなわち、過去において学習して記憶している遷移確率リストは、図6に示すようなものであったとする。
図6から明らかなように、無線端末10の位置登録を圏外からセルCにした場合に、次のセルリセルでアクティブセルと成り得る遷移確率の最も高いセルは、セルAであることが判る。
これは、無線端末10を使用しているユーザが幹線道路501に沿って移動していることが多いためである。
無線端末10による周辺セルの検出のためのセルサーチは、図6に示す遷移確率の大きい順に行う。
これは、無線端末10を使用しているユーザが幹線道路501に沿って移動していることが多いためである。
無線端末10による周辺セルの検出のためのセルサーチは、図6に示す遷移確率の大きい順に行う。
また、周辺セル検出後の周辺セルのモニターにおいても、図6に示す遷移確率の順に優先順位を付けて周辺セルの測定を行う。
この周辺セルの測定は、図2について説明したうに、セルAについては定期的測定毎に、そしてセルB、セルDについては遷移確率の値に応じて予め決められている頻度、すなわち、予め決められている回数毎の定期的測定において行う。
この周辺セルの測定は、図2について説明したうに、セルAについては定期的測定毎に、そしてセルB、セルDについては遷移確率の値に応じて予め決められている頻度、すなわち、予め決められている回数毎の定期的測定において行う。
そして、無線端末10が幹線道路に沿ってセルCからセルAへ移動して行くとする。この場合の動作について説明する。
この場合に行われる未検出セルのサーチ及びモニターセルの測定も、上述したと同様に、遷移確率に従った優先順位で順次行われる。
その測定及びサーチにおいて、無線端末10がセルAに近づくと、セルCから届く電波の電界強度が弱くなる一方、セルAから届く電波の電界強度が強くなる。したがって、セルCとセルAとの境界付近でセルCからの電界強度とセルAからの電界強度とは逆転する。
無線端末10がセルからの電界強度の逆転を検出すると、セルリセル、すなわち、アクティブセルのセルCからセルAへの入れ替えが行われる。
この場合に行われる未検出セルのサーチ及びモニターセルの測定も、上述したと同様に、遷移確率に従った優先順位で順次行われる。
その測定及びサーチにおいて、無線端末10がセルAに近づくと、セルCから届く電波の電界強度が弱くなる一方、セルAから届く電波の電界強度が強くなる。したがって、セルCとセルAとの境界付近でセルCからの電界強度とセルAからの電界強度とは逆転する。
無線端末10がセルからの電界強度の逆転を検出すると、セルリセル、すなわち、アクティブセルのセルCからセルAへの入れ替えが行われる。
上記セルリセルでアクティブセルとなったセルAの基地局30から無線端末10に送られて来る報知情報には、周辺セルとして、セルB、セルC、セルD、セルE、セルF及びセルGの6つのセルが含まれている。
これら6つの周辺セルのうち、検出済みとなっているセルは、元アクティブセルのセルCと、元の周辺セルのセルBとセルDである。残りのセル、すなわち、セルE、セルF及びセルGは、この時点では未検出セルである。
これら6つの周辺セルのうち、検出済みとなっているセルは、元アクティブセルのセルCと、元の周辺セルのセルBとセルDである。残りのセル、すなわち、セルE、セルF及びセルGは、この時点では未検出セルである。
そして、上記セルリセルが行われたとき、すなわち、セルAがアクティブセルとなったときに、上述した遷移履歴リストの更新と、遷移確率リストの更新とがCPU18の処理の中で行われる。
上記セルリセルにより、遷移確率リストは、図7に示すように更新されたとする。
上記セルリセルにより、遷移確率リストは、図7に示すように更新されたとする。
その後、さらに、無線端末10が幹線道路に沿ってセルAからセルFへ移動して行くとする。この場合の動作について説明する。
この場合に行われるモニターセルの測定及び未検出セルのサーチも、上述したと同様に、遷移確率に従った優先順位で順次行われる。
その測定及びサーチにおいて、無線端末10がセルFに近づくと、セルAから届く電波の電界強度が弱くなる一方、セルFから届く電波の電界強度が強くなる。したがって、セルAとセルFとの境界付近でセルAからの電界強度とセルFからの電界強度とは逆転する。
無線端末10がセルからの電界強度の逆転を検出すると、セルリセル、すなわち、アクティブセルのセルAからセルFへの入れ替えが行われる。
この場合に行われるモニターセルの測定及び未検出セルのサーチも、上述したと同様に、遷移確率に従った優先順位で順次行われる。
その測定及びサーチにおいて、無線端末10がセルFに近づくと、セルAから届く電波の電界強度が弱くなる一方、セルFから届く電波の電界強度が強くなる。したがって、セルAとセルFとの境界付近でセルAからの電界強度とセルFからの電界強度とは逆転する。
無線端末10がセルからの電界強度の逆転を検出すると、セルリセル、すなわち、アクティブセルのセルAからセルFへの入れ替えが行われる。
上記セルリセルでアクティブセルとなったセルFの基地局30から無線端末10に送られて来る報知情報には、周辺セルとして、セルA、セルE、セルGが含まれている。
そして、上記セルリセルが行われたとき、すなわち、セルFがアクティブセルとなったときに、上述した遷移履歴リストの更新と、遷移確率リストの更新とがCPU18の処理の中で行われる。
上記セルリセルにより、遷移確率リストは、図8に示すように更新されたとする。
そして、上記セルリセルが行われたとき、すなわち、セルFがアクティブセルとなったときに、上述した遷移履歴リストの更新と、遷移確率リストの更新とがCPU18の処理の中で行われる。
上記セルリセルにより、遷移確率リストは、図8に示すように更新されたとする。
図8から判るように、セルAからセルFへセルリセルが行われたときのセルA、セルE及びセルGの遷移確率は同率である。
この場合には、無線端末10は、周辺セルのサーチ、電界強度の測定には、特に優先順位を付けずに、サーチ及び測定の各々を行う。
こうして、無線端末10がセルFから圏外へ移動すると、遂には、セルFからの電界強度はしきい値以下となり、ほかに電界強度の強いセルがないため、圏外となる。
この場合には、無線端末10は、周辺セルのサーチ、電界強度の測定には、特に優先順位を付けずに、サーチ及び測定の各々を行う。
こうして、無線端末10がセルFから圏外へ移動すると、遂には、セルFからの電界強度はしきい値以下となり、ほかに電界強度の強いセルがないため、圏外となる。
上述したいずれの在圏セル(アクティブセル)においても、周辺セルのセルサーチ及びそのサーチ後の測定を前回までのセルリセル履歴、すなわち、遷移履歴に基づいて統計的に算定される遷移確率の高いセルから優先的に行うようにしている。
これにより、周辺セルのセルサーチの回数及びそのサーチ後の測定の回数の低減となるから、無線端末10で費される消費電流は削減され得ると共に、無線端末10の連続待ち受け時間は長くすることができる。
また、周辺セルのセルサーチの回数及びそのサーチ後の測定回数が低減することになるが、その測定回数の低減があっても、無線端末10を圏外とさせてしまう確率を低減させ得る。
これにより、周辺セルのセルサーチの回数及びそのサーチ後の測定の回数の低減となるから、無線端末10で費される消費電流は削減され得ると共に、無線端末10の連続待ち受け時間は長くすることができる。
また、周辺セルのセルサーチの回数及びそのサーチ後の測定回数が低減することになるが、その測定回数の低減があっても、無線端末10を圏外とさせてしまう確率を低減させ得る。
このように、この実施例の構成によれば、いずれの在圏セル(アクティブセル)における周辺セルのセルサーチ及びそのサーチ後の測定を、前回までのセルリセル履歴、すなわち、遷移履歴に基づいて統計的に算定される遷移確率の高いセルから優先的に行うから、未検出セルのサーチの回数及びモニターセルの測定回数の低減により、無線端末10で費される消費電流の削減と共に、無線端末10の連続待ち受け時間の長時間化を達成し得る。
また、従来よりも未検出セルのサーチの回数及びモニターセルの測定回数を低減しても、無線端末10を圏外とさせてしまう確率を低減させ得る。
また、従来よりも未検出セルのサーチの回数及びモニターセルの測定回数を低減しても、無線端末10を圏外とさせてしまう確率を低減させ得る。
図9は、この発明の実施例2である小型無線端末装置に装備される電界強度モニター装置の電気的構成を示す図、また、図10は、同電界強度モニター装置の電界強度判定手順を示すフローチャートである。
この実施例の構成が、実施例1のそれと大きく異なる点は、遷移履歴を求めてセルリセルを行うに当たって、未検出セルのモニターセルへの追加(組み入れ)のために遷移確率が最も大きい未検出セルの電界強度しきい値を他の未検出セルの電界強度しきい値より低く設定し、モニターセルのアクティブセルへの追加のために遷移確率が最も大きいモニターセルの電界強度しきい値を遷移確率が小さいアクティブセルの電界強度しきい値よりも低く設定するようにした点である。
この実施例の構成が、実施例1のそれと大きく異なる点は、遷移履歴を求めてセルリセルを行うに当たって、未検出セルのモニターセルへの追加(組み入れ)のために遷移確率が最も大きい未検出セルの電界強度しきい値を他の未検出セルの電界強度しきい値より低く設定し、モニターセルのアクティブセルへの追加のために遷移確率が最も大きいモニターセルの電界強度しきい値を遷移確率が小さいアクティブセルの電界強度しきい値よりも低く設定するようにした点である。
すなわち、この実施例の電界強度判定装置10Aは、図9に示すように、CPU18での未検出セルのサーチにおける遷移確率が最も大きい未検出セルの電界強度しきい値を他の未検出セルの電界強度しきい値より低く設定すると共に、CPU18Aでのモニターセルの測定における遷移確率が最も大きいモニターセルの電界強度しきい値を遷移確率の低いモニターセルの電界強度しきい値よりも低く設定するようにして構成される。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
この構成以外のこの実施例の構成は、実施例1と同じであるので、同一の構成部分には同一の参照符号を付して、その逐一の説明は省略する。
次に、図5乃至図9を参照して、この実施例の動作について説明する。
この実施例の動作を、次のような無線端末10の移動例におけるハンドオーバー時の動作について説明する。
この移動例は、無線端末10が、図5に示すように、幹線道路501に沿ってWCDMA方式におけるサービス圏外からセルC内に入り、セルA、セルFを通って再びサービス圏外へ移動するまでの、無線端末10の通話中の動作について説明する。
上記の移動において、無線端末10は、WCDMA方式におけるサービス圏外からセルCへの移動において、セルCに入っているか否かの判定のためのバンドサーチを実施しつつ、セルCへ移動して行く。
この実施例の動作を、次のような無線端末10の移動例におけるハンドオーバー時の動作について説明する。
この移動例は、無線端末10が、図5に示すように、幹線道路501に沿ってWCDMA方式におけるサービス圏外からセルC内に入り、セルA、セルFを通って再びサービス圏外へ移動するまでの、無線端末10の通話中の動作について説明する。
上記の移動において、無線端末10は、WCDMA方式におけるサービス圏外からセルCへの移動において、セルCに入っているか否かの判定のためのバンドサーチを実施しつつ、セルCへ移動して行く。
このバンドサーチにおいて、セルCを検出すると、無線端末10はセルCに入った旨の位置登録を行い、間歇待ち受け状態へ遷移する。
その後、発呼又は着呼することにより、通話状態へ遷移する。
通話状態となると、無線端末10は、セルCをアクティブセルとしてセルCの報知情報(セルCの基地局30から送られて来る報知情報)を下に周辺セルであるセルA、セルB、セルDをCPU18の制御の下に無線回路16を介してサーチする。
ここで、上記通話状態への遷移時点において、圏外からセルCへ位置登録をした無線端末10が、当該位置登録前、すなわち、過去において学習して記憶している遷移確率リストは、図6に示すようなものであったとする。
その後、発呼又は着呼することにより、通話状態へ遷移する。
通話状態となると、無線端末10は、セルCをアクティブセルとしてセルCの報知情報(セルCの基地局30から送られて来る報知情報)を下に周辺セルであるセルA、セルB、セルDをCPU18の制御の下に無線回路16を介してサーチする。
ここで、上記通話状態への遷移時点において、圏外からセルCへ位置登録をした無線端末10が、当該位置登録前、すなわち、過去において学習して記憶している遷移確率リストは、図6に示すようなものであったとする。
図6から明らかなように、無線端末10の位置登録を圏外からセルCにした場合に、次のセルリセルでアクティブセルと成り得る遷移確率の最も高いセルは、セルAであることが判る。
周辺セルとして、セルAを検出していない場合には、無線端末10による周辺セルの検出のためのセルサーチは、図6に示す遷移確率の大きい順に行う。このセルサーチは、図2について説明したように、遷移確率の最も高いセルAのサーチを優先的に、例えば、定期的測定毎に、毎回行う。
このセルAのサーチにおいては、遷移確率の最も高いセルにおけるサーチでの電界強度しきい値αを変更して、すなわち、他のセルB、セルDの電界強度しきい値よりも低く設定する。これにより、セルAの検出がし易くなる。
そしてセルB、セルDについては遷移確率の値に応じて予め決められている頻度、すなわち、予め決められている回数毎の定期的測定において行う。これらのセルについては、電界強度しきい値の変更は行わない。
周辺セルとして、セルAを検出していない場合には、無線端末10による周辺セルの検出のためのセルサーチは、図6に示す遷移確率の大きい順に行う。このセルサーチは、図2について説明したように、遷移確率の最も高いセルAのサーチを優先的に、例えば、定期的測定毎に、毎回行う。
このセルAのサーチにおいては、遷移確率の最も高いセルにおけるサーチでの電界強度しきい値αを変更して、すなわち、他のセルB、セルDの電界強度しきい値よりも低く設定する。これにより、セルAの検出がし易くなる。
そしてセルB、セルDについては遷移確率の値に応じて予め決められている頻度、すなわち、予め決められている回数毎の定期的測定において行う。これらのセルについては、電界強度しきい値の変更は行わない。
また、周辺セル検出後の周辺セルのモニターにおいても、図6に示す遷移確率の順に優先順位を付けて周辺セルの測定を行う。
この周辺セルの測定は、図2について説明したように、セルAについては定期的測定毎に、毎回行う。
このセルAの測定においては、遷移確率の最も高いセルにおけるセル測定での電界強度しきい値βを変更して、すなわち、他の検出されているセル、例えば、セルB、セルD等の電界強度しきい値よりも低く設定する。これにより、セルAはアクティブセル候補になり易くなる。
この周辺セルの測定は、図2について説明したように、セルAについては定期的測定毎に、毎回行う。
このセルAの測定においては、遷移確率の最も高いセルにおけるセル測定での電界強度しきい値βを変更して、すなわち、他の検出されているセル、例えば、セルB、セルD等の電界強度しきい値よりも低く設定する。これにより、セルAはアクティブセル候補になり易くなる。
このようにして、この発明を実施するWCDMA無線システムにおいても、セルAのアクティブセルとしての追加、すなわち、アクティブセルへの組み入れの要求が無線端末10からセルCの基地局30へ送出され、セルAが次のセルリセルにおける遷移対象セルに追加される。
つまり、この発明を実施するWCDMA無線システムにおいても、通話中にアクティブセルを複数持つことができるから、従来の無線システムとは違い、ハンドオーバー時に瞬断が発生しないソフトハンドオーバーが可能になる。
したがって、セルCからセルAへのハンドオーバーの安定性が向上する。
そして、検出されているセルB、セルD等については、遷移確率の値に応じて予め決められている頻度、すなわち、予め決められている回数毎の定期的測定において行う。
つまり、この発明を実施するWCDMA無線システムにおいても、通話中にアクティブセルを複数持つことができるから、従来の無線システムとは違い、ハンドオーバー時に瞬断が発生しないソフトハンドオーバーが可能になる。
したがって、セルCからセルAへのハンドオーバーの安定性が向上する。
そして、検出されているセルB、セルD等については、遷移確率の値に応じて予め決められている頻度、すなわち、予め決められている回数毎の定期的測定において行う。
そして、無線端末10が幹線道路501に沿って移動すると、セルCからセルAへのセルリセルが行われるが、この場合の動作においても、圏外からセルCへセルリセルが行われた上述の動作と同様の動作手順が執られる。その際に用いられる遷移確率は、圏外からセルCへのセルリセルで得られた遷移履歴に基づいて算定され、その例は、上述したと同様であるとする。
この場合に、アクティブセルが上述のように複数となることもあるが、そのときの今回のアクティブセルは、電界強度の最も高いセルとされ、これを用いて遷移履歴リスト及び遷移確率リストが上述と同様にして作成される。
この場合に行われる未検出セルのサーチ及びモニターセルの測定も、上述したと同様に、遷移確率に従った優先順位で順次行われる。
これらサーチ及び測定における電界強度の判定に用いられる電界強度しきい値の設定も、上述したところに準じて行われる。
したがって、その処理により、セルAのアクティブセル候補への組み入れがし易くなり、セルAからセルAへのハンドオーバーの安定性が向上する。
これらサーチ及び測定における電界強度の判定に用いられる電界強度しきい値の設定も、上述したところに準じて行われる。
したがって、その処理により、セルAのアクティブセル候補への組み入れがし易くなり、セルAからセルAへのハンドオーバーの安定性が向上する。
その後、さらに、無線端末10が幹線道路501に沿ってセルAからセルFの方へ移動して行くが、その場合に行われる未検出セルのサーチ及びモニターセルの測定も、上述したと同様に、遷移確率に従った優先順位で順次行われる。
その際のサーチ及び測定における電界強度の判定に用いられる電界強度しきい値の設定も、上述したところに準じて行われる。
したがって、その処理により、セルFのアクティブセル候補への組み入れがし易くなり、セルAからセルFへのハンドオーバーの安定性が向上する。
その際のサーチ及び測定における電界強度の判定に用いられる電界強度しきい値の設定も、上述したところに準じて行われる。
したがって、その処理により、セルFのアクティブセル候補への組み入れがし易くなり、セルAからセルFへのハンドオーバーの安定性が向上する。
このように、この実施例の構成によれば、いずれの在圏セル(アクティブセル)における周辺セルのセルサーチ及びそのサーチ後の測定を、前回までのセルリセル履歴、すなわち、遷移履歴に基づいて統計的に算定される遷移確率の高いセルから優先的に行う際の、電界強度の判定に用いる電界強度しきい値を遷移確率の最も高いセルについて他のセルのそれよりも低く設定してセルサーチ及び測定を行うようにしているから、実施例1の効果を継受しつつ、ハンドオーバーの安定性を向上させることができる。
以上、この発明の実施例を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。
例えば、実施例においては、アクティブセル候補の中の最も電界強度の強いセルへの遷移について説明したが、遷移の決定要素として、電界強度以外の要素を考慮に入れて遷移を行わせるようにしてもよい。
上記実施例は、WCDMA方式の下での実施例を説明したが、アクティブセルが複数となることがあるその他の方式にもこの発明を実施し得る。
また、上記実施例は、遷移履歴リストを前前回及び前回を下にして遷移確率を算定する例について説明したが、さらに過去に遡ったセルのセルリセルを考慮に入れて遷移確率を算定するようにしてもよい。
例えば、実施例においては、アクティブセル候補の中の最も電界強度の強いセルへの遷移について説明したが、遷移の決定要素として、電界強度以外の要素を考慮に入れて遷移を行わせるようにしてもよい。
上記実施例は、WCDMA方式の下での実施例を説明したが、アクティブセルが複数となることがあるその他の方式にもこの発明を実施し得る。
また、上記実施例は、遷移履歴リストを前前回及び前回を下にして遷移確率を算定する例について説明したが、さらに過去に遡ったセルのセルリセルを考慮に入れて遷移確率を算定するようにしてもよい。
ここに開示している発明は、各種の小型無線端末装置、例えば、携帯電話機、PDA等で利用し得る。
10、10A 電界強度モニター装置(電波状態モニター装置)
12 無線端末
14 アンテナ
16 無線回路(モニター実行手段の一部)
18、18A CPU(モニター実行手段の残部、統計処理手段の一部、算定手段)
20 メモリ(統計処理手段の残部)
12 無線端末
14 アンテナ
16 無線回路(モニター実行手段の一部)
18、18A CPU(モニター実行手段の残部、統計処理手段の一部、算定手段)
20 メモリ(統計処理手段の残部)
Claims (29)
- 移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、前記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター方法であって、
前記アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理を含むことを特徴とする電波状態モニター方法。 - 移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、前記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター方法であって、
前記アクティブセルのセルリセル履歴を統計処理し、
前記統計処理に基づいて前記アクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報を算定し、
前記アクティブセル周辺の前記セルの電波状態のモニターを前記モニター頻度情報に基づいて決められる頻度で行うことを特徴とする電波状態モニター方法。 - 前記統計処理は、今回の前記セルリセル前の第1の所定回数の各回の前記セルリセルについて行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電波状態モニター方法。
- 前記統計処理は、前前回及び前回の前記セルリセルについて行うことを特徴とする請求項3記載の電波状態モニター方法。
- 前記統計処理は、前記セルリセル毎に、前回アクティブセル、今回アクティブセル及び前記前回アクティブセル周辺のセルについては所定の順序で処理されることを特徴とする請求項3又は4記載の電波状態モニター方法。
- 前記モニター頻度情報は、前回の前記アクティブセル及び今回の前記アクティブセルで前記統計処理を参照して算定することを特徴とする請求項3、4又は5記載の電波状態モニター方法。
- 前記モニター頻度情報は、前前回の前記アクティブセル及び前回の前記アクティブセルで前記統計処理を参照し、前記アクティブセル周辺の各セルのセルリセル総数に対する前記アクティブセル周辺の前記セル毎のセルリセル数から算定される遷移確率であることを特徴とする請求項6記載の電波状態モニター方法。
- 前記統計処理は、通話中の前記セルリセルをアクティブセル群内の電波状態が最もよい前記アクティブセルへ行うようにし、当該セルリセル毎に今回の前記セルリセル前の第1の所定回数の各回の前記セルリセルについて行ことを特徴とする請求項1又は2記載の電波状態モニター方法。
- 前記統計処理は、通話中の前記セルリセルをアクティブセル群内の電波状態が最もよい前記アクティブセルへ行うようにし、当該セルリセル毎に今回の前記セルリセル前の前前回及び前回の前記セルリセルについて行うことを特徴とする請求項8記載の電波状態モニター方法。
- 前記モニター頻度情報は、前回の前記アクティブセル及び今回の前記アクティブセルで前記統計処理を参照して算定することを特徴とする請求項8又は9記載の電波状態モニター方法。
- 電波状態が最もよい前記アクティブセルがあるとき、前記周辺セルのアクティブセルへの組み入れの際に、前記モニター頻度情報の値が最も高い前記周辺セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴とする請求項8、9又は10記載の電波状態モニター方法。
- 電波状態が最もよい前記アクティブセルがあるとき、前記未検出セルの周辺セルへの組み入れの際に、前記モニター頻度情報の値が最も高い前記未検出セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴とする請求項8、9又は10記載の電波状態モニター方法。
- 移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、前記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター装置であって、
前記アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理手段を含むことを特徴とする電波状態モニター装置。 - 移動無線装置が圏在するアクティブセルのセルリセルを行うのに先立って、前記周辺セルの電波状態をモニターする電波状態モニター装置であって、
前記アクティブセルのセルリセル履歴の統計処理手段と、
該統計処理手段によって得られた前記統計処理に基づいて前記アクティブセル周辺のセル毎のモニター頻度情報を算定する算定手段と、
前記アクティブセル周辺の前記セルの電波状態のモニターを、前記算定手段によって算定された前記モニター頻度情報に基づいて決められる頻度で行うモニター実行手段とを備えることを特徴とする電波状態モニター装置。 - 前記統計処理手段は、前前回及び前回の前記セルリセルについて統計処理を行うことを特徴とする請求項13又は14記載の電波状態モニター装置。
- 前記算定手段は、前回の前記アクティブセル及び今回の前記アクティブセルで前記統計処理を参照して前記モニター頻度情報を算定することを特徴とする請求項15記載の電波状態モニター装置。
- 前記算定手段により算定される前記モニター頻度情報は、前記統計処理手段によって求められた前記統計処理を参照し、前記アクティブセル周辺の各セルのセルリセル総数に対する前記アクティブセル周辺の前記セル毎のセルリセル数から算定される遷移確率であることを特徴とする請求項16記載の電波状態モニター装置。
- 前記統計処理手段は、通話中の前記セルリセルをアクティブセル群内の電波状態が最もよい前記アクティブセルへ行うようにし、当該セルリセル毎に今回の前記セルリセル前の前前回及び前回の前記セルリセルについて前記統計処理を行うことを特徴とする請求項13、14又は15記載の電波状態モニター装置。
- 前記算定手段は、前回の前記アクティブセル及び今回の前記アクティブセルで前記統計処理を参照して前記モニター頻度情報を算定することを特徴とする請求項18記載の電波状態モニター装置。
- 前記モニター実行手段は、電波状態が最もよい前記アクティブセルがあるとき、前記周辺セルのアクティブセルへの組み入れの際に、前記モニター頻度情報の値が最も高い前記周辺セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴とする請求項18又は19記載の電波状態モニター装置。
- 前記モニター実行手段は、電波状態が最もよい前記アクティブセルがあるとき、前記未検出セルの周辺セルへの組み入れの際に、前記モニター頻度情報の値が最も高い前記未検出セルについての電波状態のしきい値を下げることを特徴とする請求項20又は21記載の電波状態モニター装置。
- 移動無線装置が圏在するアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターして前記アクティブセルのセルリセルを行うセルリセル方法であって、
前記セルの電波状態をモニターするのに請求項1乃至12のいずれか一に記載の電波状態モニター方法を用いることを特徴とするセルリセル方法。 - 移動無線装置が圏在するアクティブセル周辺のセルの電波状態をモニターして前記アクティブセルのセルリセルを行うセルリセル装置であって、
前記セルの電波状態をモニターするのに請求項13乃至21のいずれか一に記載の電波状態モニター装置を用いることを特徴とするセルリセル装置。 - 移動無線システムを構成する複数のセルのうちの任意のセルの基地局と無線通信を行う際に必要なセルリセル手段を有する移動無線装置であって、前記セルリセル手段を請求項23記載のセルリセル装置で構成することを特徴とする移動無線装置。
- コンピュータに請求項1乃至12のいずれか一に記載の電波状態モニター方法を実行させることを特徴とする制御プログラム。
- コンピュータに請求項13乃至21のいずれか一に記載の電波状態モニター装置を制御させることを特徴とする制御プログラム。
- コンピュータに請求項22記載のセルリセル方法を実行させることを特徴とする制御プログラム。
- コンピュータに請求項23記載のセルリセル装置を制御させることを特徴とする制御プログラム。
- コンピュータに請求項24記載の移動無線装置を制御させることを特徴とする制御プログラム。
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