JPH07250365A - 位置登録制御方法 - Google Patents

位置登録制御方法

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Publication number
JPH07250365A
JPH07250365A JP6037212A JP3721294A JPH07250365A JP H07250365 A JPH07250365 A JP H07250365A JP 6037212 A JP6037212 A JP 6037212A JP 3721294 A JP3721294 A JP 3721294A JP H07250365 A JPH07250365 A JP H07250365A
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JP
Japan
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location registration
zone
mobile station
registration area
wireless
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Pending
Application number
JP6037212A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamamoto
浩之 山本
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
Hiroshi Yoshida
博 吉田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動通信方式における移動局の位置登録に関
し、移動局の移動形態に応じた効率的な位置登録制御方
法の提供を目的とする。 【構成】 各移動局が共通して使用可能な予め定めた共
通位置登録エリアに加えて、各移動局毎に該移動局の在
圏確率が高い無線ゾーンを複数組み合わせた独自の個別
位置登録エリアを形成し、上記2種類の位置登録エリア
を用いて位置登録する位置登録制御方法を採り、個別位
置登録エリアを形成する際、該移動局の各無線ゾーンに
おける在圏確率を求め、前記在圏確率に対して予め設定
した組込み閾値に基づいて当該移動局の個別位置登録エ
リアを設定するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信方式における
位置登録制御方法に関し、特に各移動局毎に効果的な個
別位置登録エリアを設定することのできる位置登録制御
方法に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信における位置登録制御方
法には多くの方式が提案されている。例えば、特開平0
3−131131(特開平01−268273)に記載
の方法がある。これは、移動局が在圏無線ゾーンの履歴
を収集し、これを統計処理して移動局が在圏する確率の
高い無線ゾーンからなる個別位置登録エリア(特開平0
3−131131では在圏高確率エリアと記載)を設定
する方法である。以下、図面を参照してこの位置登録方
法について説明する。
【0003】図8は上記従来の方法における位置登録エ
リアの構成の例である。同図においてM1は移動局、A
1〜A8は無線ゾーン、B1〜B8は無線基地局であ
る。PA1は移動局M1の個別位置登録エリアであり、
移動局M1の在圏確率の高い所定数の無線ゾーンから構
成されている。個別位置登録エリアPA1は移動局M1
のみが使用でき、他の移動局は使用できない。
【0004】一方、SA1〜SA2は共通位置登録エリ
アである。こちらは全ての移動局で使用できる。移動局
M1は個別位置登録エリアPA1に在圏する時には、在
圏する位置登録エリアとして個別位置登録エリアPA1
を位置登録し、個別位置登録エリアPA1からでた場合
は在圏する共通位置登録エリアを位置登録する。
【0005】この位置登録動作を図8を用いて説明す
る。以下、在圏する位置登録エリアとして位置登録した
位置登録エリアを登録エリアと呼ぶことにする。例え
ば、無線ゾーンA1に在圏し、個別位置登録エリアPA
1を登録エリアとする移動局M1が無線ゾーンA2に移
動したとする。移動局M1は登録エリアPA1に在圏す
るので位置登録は行われない。次に移動局M1が無線ゾ
ーンA6を経て無線ゾーンA7に移動したとする。
【0006】この場合も、移動局M1は登録エリアPA
1に在圏したままなので位置登録は行われない。その
後、移動局M1は無線ゾーンA8に移動したとすると、
無線ゾーンA8は登録エリアPA1の圏外なので、移動
局M1は位置登録を行う。移動局が個別位置登録エリア
から出た場合は、在圏する共通位置登録エリアが位置登
録される。
【0007】この例では共通位置登録エリアSA2が位
置登録される。その後、移動局M1が無線ゾーンA7に
戻ったとする。このとき移動局M1は再び個別位置登録
エリアPA1に在圏することになるので、移動局M1は
個別位置登録エリアPA1を位置登録する。
【0008】以上のような方法を用いると、移動局は高
い確率で個別位置登録エリアに在圏し、移動局が個別位
置登録エリアを出入して位置登録する確率は低くなる。
このため位置登録トラヒックは削減される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、従来
の方法では個別位置登録エリアを形成するのに在圏確率
の高い無線ゾーンから所定の数だけ選抜する方法を用い
ているので、頻繁に移動する移動局も、ほとんど移動し
ない移動局も個別位置登録エリアのサイズは同じにな
る。
【0010】そのため、頻繁に移動する移動局が本来必
要な無線ゾーンを個別位置登録エリアに組み込めなかっ
たり、ほとんど移動しない移動局が本来不必要な無線ゾ
ーンを個別位置登録エリアに組み込んでしまったりする
問題があった。例えば、図8の場合には個別位置登録エ
リアを4つの無線ゾーンから形成することにしている。
【0011】このため、よく動く移動局M1は比較的よ
く立ち寄る無線ゾーンA8を個別位置登録エリアPA1
に組み込むことができず、また、あまり動かない移動局
M2はあまり立ち寄らない無線ゾーンA2、A8を個別
位置登録エリアPA2に組み込んでしまっている。
【0012】本発明は、上記のような従来の問題を解決
することのできる効率的な位置登録制御方式を提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上述の課
題は、前記特許請求の範囲に記載した手段により解決さ
れる。
【0014】すなわち請求項1の発明は、複数の無線基
地局と複数の移動局からなり、前記基地局の各々に無線
ゾーンが割り当てられ、前記無線ゾーンを複数個づつ組
み合わせた位置登録エリアが定義され、前記移動局は現
在自分が在圏している前記位置登録エリアを位置登録
し、該移動局への着信呼が発生した場合、前記位置登録
した位置登録エリアを構成する無線ゾーン内で該移動局
の着信呼出しを行う移動通信の位置登録制御方法におい
て、各移動局が共通して使用可能な予め定めた共通位置
登録エリアに加えて、各移動局毎に該移動局の在圏確率
が高い無線ゾーンを複数組み合わせた独自の個別位置登
録エリアを形成し、上記2種類の位置登録エリアを用い
て位置登録する位置登録制御方法であって、個別位置登
録エリアを形成する際、該移動局の各無線ゾーンにおけ
る在圏確率を求め、前記在圏確率に対して予め設定した
組込み閾値に基づいて当該移動局の個別位置登録エリア
を設定する位置登録制御方法である。
【0015】請求項2の発明は上記請求項1の発明にお
いて、前記組込み閾値を各無線基地局の呼出しトラヒッ
ク量、及び位置登録トラヒック量に応じて動的に変化さ
せるようにした位置登録制御方法である。
【0016】請求項3の発明は前記請求項1および請求
項2記載の発明において、在圏確率を当該移動機が移動
することによって在圏する無線ゾーンが変わる都度、そ
れまで在圏した無線ゾーンあるいは、新たに在圏するこ
とになった無線ゾーンの在圏値を1度数として計数し、
その累積値をそれぞれの無線ゾーンの在圏確率とするよ
うにした位置登録制御方法である。
【0017】請求項4の発明は前記請求項1および請求
項2記載の発明において、在圏確率を当該移動機が移動
することによって在圏する無線ゾーンが変わる都度、そ
れまで在圏した無線ゾーンあるいは、新たに在圏するこ
とになった無線ゾーンの在圏値を1度数として計算する
と共に、同一無線ゾーンに在圏する時間が一定時間に達
するごとに1度数として計算し、その累積値をそれぞれ
の無線ゾーンの在圏確率とするようにした位置登録制御
方法である。
【0018】
【作用】個別位置登録エリアを形成する際、在圏確率の
高い無線ゾーンから所定の数だけ選ぶのではなく、本発
明請求項1に記載のように、組込み閾値を設定し、在圏
確率がこの組込み閾値以上の無線ゾーンを選ぶことによ
って、個別位置登録エリアを各移動局の移動量に適合し
た大きさにすることができる。
【0019】つまり、予め個別位置登録エリアに組み込
む無線ゾーンの数が決まっていないので、頻繁に移動す
る移動局は組込み閾値以上の必要な無線ゾーンを別途定
める最大数まで個別位置登録エリアに組み込むことがで
きる。また、ほとんど移動しない移動局は組込み閾値未
満の不必要な無線ゾーンを個別位置登録エリアに組み込
まなくて済む。
【0020】このようにして、各々の移動局の移動量に
適合した個別位置登録エリアを形成した場合の例を図1
に示す。同図において、A1〜A8は無線ゾーン、B1
〜B8は無線基地局、M1,M2は移動局、SA1,S
A2は共通位置登録エリア、PA1,PA2は個別位置
登録エリアを表わしている。
【0021】また、請求項2に記載したように、組込み
閾値を変化させることによって、個別位置登録エリアに
組み込まれる無線ゾーンの数を増減させることができ
る。例えば組込み閾値を大きくすると、在圏確率の高い
無線ゾーンしか個別位置登録エリアに組み込まれなくな
るので、個別位置登録エリアに組み込まれる無線ゾーン
の数は減少する。
【0022】反対に組込み閾値を小さくすると、在圏確
率の低い無線ゾーンも個別位置登録エリアに組み込まれ
るようになるので、個別位置登録エリアに組み込まれる
無線ゾーンの数は増加する。一方、一般に位置登録エリ
アを大きくすると位置登録トラヒックが少なくなり、呼
出しトラヒックが増え、位置登録エリアを小さくすると
呼出しトラヒックが少なくなり、位置登録トラヒックが
増える関係がある。
【0023】本発明の場合、移動局は高い確率で個別位
置登録エリアに在圏し、個別位置登録エリアの大きさが
システム全体の呼出しトラヒック及び位置登録トラヒッ
クに与える影響は大きい。このため、両トラヒックの組
込み閾値の関係は図2のようになる。従って、各無線ゾ
ーンの呼出しトラヒックの負荷が高い時に組込み閾値を
大きくすれば、個別位置登録エリアが小さくなり、呼出
しトラヒックの負荷を緩和することができる。
【0024】また、各無線ゾーンの位置登録トラヒック
の負荷が高い時に組込み閾値を小さくすれば、個別位置
登録エリアが大きくなり、位置登録トラヒックの負荷を
緩和することができる。このようにして、呼出しトラヒ
ックと位置登録トラヒックの過負荷を制御することがで
きる。
【0025】本発明と従来方法の相違点は、個別位置登
録エリアを構成する無線ゾーンの数が予め決まっていな
い点、組込み閾値を用いる点、この組込み閾値をトラヒ
ックに応じて変化させる点である。
【0026】
【実施例】図3は本発明の一実施例のシステム構成図で
ある。図中、M1は移動局、A1〜A8は無線ゾーンセ
ル、B1〜B8は無線基地局、C1は制御局、D1はデ
ータベース、N1は固定網を表わしている。
【0027】図4は各基地局B1〜B8から定期的に送
信されている報知情報の一構成例である。報知情報は基
地局が形成する無線ゾーンに固有な番号(以下無線ゾー
ン番号)とその無線ゾーンを含む共通位置登録エリアに
固有な番号(共通位置登録エリア番号)から構成され
る。移動局M1は報知情報を受信し、その中の無線ゾー
ン番号から在圏無線ゾーンを、また共通位置登録エリア
番号から在圏する共通位置登録エリアを知ることができ
る。
【0028】図5は移動局M1のメモリー構成の一例で
ある。在圏ゾーンメモリーMM1には基地局の報知情報
から得る在圏無線ゾーンの無線ゾーン番号を記録する。
【0029】登録エリアメモリーMM2には位置登録し
た位置登録エリアに固有な番号を記録する個別エリアメ
モリーMM3にはその移動局の個別位置登録エリアを構
成する無線ゾーンのリストを記録する。個別エリアメモ
リーMM3に記録できる無線ゾーンの最大収容数はシス
テムで別途定めるものとする。従って個別位置登録エリ
アはこの最大収容数以下の無線ゾーンから構成されるこ
とになる。図5の例では、最大収容数は6で、未記入の
メモリーには*が記入してある。
【0030】存在度数メモリーMM4には、各無線ゾー
ンの在圏確率を表わす量である存在度数を記録する。こ
の存在度数メモリーMM4に記録できる無線ゾーン欄の
最大記録数もシステムで別途定めるものとする。この存
在度数メモリーMM4の最大記録数は上記の個別エリア
メモリーMM3の最大収容数よりも多いことが望まし
い。図5の例では、最大記録を7としている。
【0031】また、これらのメモリーは移動局の電源を
切っても内容が消去されない不揮発性メモリーである。
図1を用いて本発明の個別位置登録エリアの形成動作を
説明する。
【0032】今まで未使用であった移動局M1が無線ゾ
ーンA1で初めて電源を投入したとする。電源投入後、
移動局M1は基地局B1からの報知情報を受信し、在圏
無線ゾーンが無線ゾーンA1であることを認識し、在圏
ゾーンメモリーMM1に無線ゾーンA1の無線ゾーン番
号を記録する。また移動局M1は、報知情報から在圏す
る共通位置登録エリアが共通位置登録エリアSA1であ
ることを認識する。
【0033】今まで未使用であったため個別位置登録エ
リアをまだ形成していない移動局は、先ず共通位置登録
エリアで位置登録するものとする。このため、移動局M
1は基地局B1を介してデータベースD1(図1)に在
圏する位置登録エリアとして共通位置登録エリアSA1
を位置登録し、自分の登録エリアメモリーMM2に共通
位置登録エリアSA1を記録する。次に移動局M1は存
在度数メモリーMM4の作成を行う。具体的には存在度
数メモリーMM4に無線ゾーンA1の欄を設け、その存
在度数欄に1と記入する。
【0034】そして、移動局M1はタイマー(以下在圏
タイマーとも言う)を起動する。これは移動局M1がど
の程度無線ゾーンに在圏するかを調べるためのもので、
この在圏タイマーが所定在圏時間に達する度に存在度数
メモリーMM4の在圏する無線ゾーンの存在度数を一つ
増やすものとする。従って、移動局M1がずっと無線ゾ
ーンA1に在圏しつづければ、所定在圏時間毎に存在度
数メモリーMM4の無線ゾーンA1の存在度数は増え続
けることになる。
【0035】その後、移動局M1が無線ゾーンA2に移
動したとする。移動局M1は基地局B2からの報知情報
によって在圏ゾーンが無線ゾーンA2に変わったことを
認識する。移動局M1は在圏ゾーンの変化に伴い以下の
3つの動作をする。 在圏ゾーンメモリーMM1を無線ゾーンA1から無線
ゾーンA2に更新する。 存在度数メモリーMM4に無線ゾーンA2の欄を設
け、存在度数の欄に1を記入する。 在圏タイマーをリセットし、再起動する。
【0036】その後は、在圏タイマーが所定在圏時間に
達する度に、存在度数メモリーMM4の無線ゾーンA2
の存在度数を一つ増やしていく。更に、移動局M1が既
に無線ゾーンA6、A7、A8に移動したときも同様の
動作を行う。その後、移動局M1が既に通過した無線ゾ
ーンである無線ゾーンA7に戻った場合には、存在度数
メモリMM4には既に無線ゾーンA7の欄があるので、
新たに無線ゾーンA7の欄は設けず、既にある無線ゾー
ンA7の欄の存在度数を一つ増やし、在圏タイマーを起
動することとする。
【0037】このように存在度数メモリーMM4におい
て各通過無線ゾーンの存在度数を累積することによっ
て、移動局M1の移動特性を学習する。この学習は所定
の学習期間続ける。学習期間が完了すると、移動局M1
は個別位置登録エリアの登録を開始する。具体的には、
まず存在度数メモリーMM4の更新を中止し、累積した
各通過無線ゾーンのうち、存在度数が所定の組込み閾値
以上の無線ゾーンを選別する。例えば学習期間終了後、
在圏度数メモリーMM4が図5のような度数分布になっ
ており、組込み閾値が5であったとする。この時は組込
み閾値以上である無線ゾーンA1、A2、A6、A7、
A8が選別される。
【0038】選別された無線ゾーンは存在度数の高い順
に並び変えられ、これが個別位置登録エリアの無線ゾー
ンリストとなる。この無線ゾーンリストは最寄りの基地
局を介してデータベースD1に登録され、自分の登録エ
リアメモリーMM2にも同じ無線ゾーンリストを記録す
る。従って上記の例の場合には、個別エリアメモリーM
M3は図4に示したように{A1、A7、A6、A2、
A8}と記録され、これが個別位置登録エリアPA1の
実体となる。これ以降、移動局M1は個別位置登録エリ
アPA1を自分の移動特性に合った位置登録エリアとし
て用いることができる。
【0039】以上のアルゴリズムを図6に流れ図として
示す。上記の例では、移動局M1が存在度数メモリーM
M4から個別位置登録エリアPA1を形成・登録する場
合を述べたが、制御局C1で各移動局の個別位置登録エ
リアを形成・登録する方法もある。ただし、この場合は
各移動局が存在度数メモリーMM4の内容を制御局に通
知する必要がある。
【0040】また説明では、在圏タイマーを用いて、各
無線ゾーンの存在度数を通過回数と滞在時間の双方から
求める場合を説明したが、これ以上に通過回数だけから
各無線ゾーンの存在度数を求める方法もある。この場合
には、在圏タイマーを必要としない。
【0041】また共通位置登録エリアに関しては、固定
的に定められた位置登録エリアを用いる方法以外にも、
従来提案された様々な位置登録エリアを用いる方法が考
えられる。例えば、移動局M1が位置登録を行なった無
線ゾーン(の基地局)を中心とした円に含まれる複数の
無線ゾーンを共通位置登録エリアとして用いる方法が考
えられる。即ち、個別位置登録エリアPA1から出た
ら、位置登録した無線ゾーンを中心とする円形の位置登
録エリアを用いる方法である。
【0042】この方法では、共通位置登録エリアを位置
登録した場合、新しく在圏した無線ゾーンが登録した共
通位置登録エリアに含まれるかどうか判断するのに、位
置登録した無線ゾーンと在圏する無線ゾーンの距離が所
定の値以下かどうかで判断することになる。このため、
各無線基地局は図2の共通位置登録エリア番号の代わり
に自局の2次元座標を定期的に報知して、各移動局は図
3の登録エリアメモリーMM2に、位置登録エリアの固
有番号が代わって位置登録した無線ゾーンの無線ゾーン
番号を記録することになる。
【0043】また、移動局M1の移動特性が変化する場
合に備えて、前述と同様な手順で個別位置登録エリアの
更新を可能とすることが望ましい。このためには、移動
局M1の位置登録回数が所定の値以上になった時に更新
を開始することにすればよい。あるいは、所定期間毎に
更新する方法も考えられる。
【0044】次に個別位置登録エリアPA1形成後の移
動局M1の位置登録動作について説明する。移動局M1
は、個別位置登録エリアPA1に在圏すれば、個別位置
登録エリアPA1を位置登録し、個別位置登録エリアP
A1に在圏しなければ、在圏する共通位置登録エリアを
位置登録するものとする。これは従来と同じ方法であ
る。
【0045】あるいは、新しい在圏ゾーンが登録エリア
に含まれない時にだけ位置登録するという方法もある。
この方法と従来の方法の相違点は、従来の方法では個別
位置登録エリアPA1に在圏しなかった移動局M1が個
別位置登録エリアPA1に進入すれば、必ず位置登録す
るのに対して、進入した新しい在圏ゾーンが今までの登
録エリアに含まれていれば、位置登録しないという点で
ある。
【0046】例えば図1で、登録エリアを個別位置登録
エリアPA1とする移動局M1が無線ゾーンA7から、
無線ゾーンA3、A7と順に移動した場合、従来の方法
では無線ゾーンA3で共通位置登録エリアSA2を、A
7で個別位置登録エリアPA1をそれぞれ位置登録する
のに対して、この方法では、無線ゾーンA3で共通位置
登録エリアSA2を位置登録すれば、無線ゾーンA7は
共通位置登録エリアSA2に含まれるので、再び無線ゾ
ーンA7に戻った時は位置登録されない。
【0047】次に移動局M1に着信があった場合につい
て説明する。個別位置登録エリアPA1を登録エリアと
して移動局M1に着信があった場合は、個別位置登録エ
リアPA1を構成する無線ゾーン内で一斉同時に着信呼
出しを行うものとする。
【0048】あるいは、個別位置登録エリアPA1を構
成する無線ゾーンを在圏確率の高い順に順番に着信呼出
しを行い、移動局M1から応答があれば、まだ着信呼出
しを行っていない無線ゾーンへの着信呼出を中止する方
法も考えられる。
【0049】共通位置登録エリアを登録エリアとしてい
る移動局M1に着信があった場合も、共通位置登録エリ
ア内の一斉同時呼出し、あるいは順次呼出しを行うもの
とする。ただし、順次呼出しを行う場合は、共通位置登
録エリアを構成する各無線ゾーンの在圏確率が不明なの
で、在圏確率順ではなく、予め定める適当な順番で呼び
出すものとする。例えば、無線ゾーン番号順に呼び出す
方法が考えられる。
【0050】本発明で用いる組込み閾値に関しては、予
め設計した固定値を用いる方法の他に、請求項2に記載
の各無線基地局の呼出しトラヒック、及び位置登録トラ
ヒックに応じて動的に変化させる方法が考えられる。
【0051】以下、この一実施例について説明する。図
3の制御局C1は各無線基地局の呼出しトラヒック及
び、位置登録トラヒックを調べ、その合計が予め定める
臨界点を超えないか監視している。そして、もし呼出し
トラヒックの合計が臨界点を超えたら、組込み閾値の値
の所定量大きくし、位置登録トラヒックの合計が臨界点
を超えたら、組込み閾値の値を所定量小さくするものと
する。
【0052】例えば、組込み閾値の初期値を8、増減の
所定量を3とした場合を考える。図5のような存在度数
メモリーMM4を持つ移動局M1が移動特性の学習を完
了し、個別位置登録エリアの登録を行おうとしていたと
する。このとき呼出しトラヒックと位置登録トラヒック
の双方が臨界点未満ならば、組込み閾値は8のままであ
り、個別位置登録エリアPA1は、図5の個別エリアメ
モリーMM3の通り、無線ゾーンA1、A7、A6、A
2、A8から構成される。
【0053】しかし、もし現実の呼出しトラヒックが予
測よりも多く、組込み閾値の初期値において呼出しトラ
ヒックが所定の臨界点を超える等の事態が起こった場
合、制御局C1は組込み閾値を11に変更し、この組込
み閾値の変更を基地局を介して移動局に報知する。この
ため、個別位置登録エリアPA1は無線ゾーンA1、A
7、A6、A2の4ゾーンから構成されることになり、
それに伴って呼出しトラヒツクは緩和される。この様子
を図7に示す。
【0054】また逆に位置登録トラヒックが臨界点を超
える場合は、組込み閾値を5に下げ、個別位置登録エリ
アPA1を無線ゾーンA1、A7、A6、A2、A8、
A5の6ゾーンから構成し、位置登録トラヒックの緩和
を図る。ただし、呼出しトラヒック及び位置登録トラヒ
ックの双方が臨界点を超えるならば、組込み閾値は8の
ままとする。
【0055】このようにして、トラヒックに応じた組込
み閾値の変更を行う。上記の例では臨界点が1つの場合
を説明しているが、一般には臨界点を複数設け、臨界点
を超える度に組込み閾値を変更するのが望ましい。
【0056】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
予め個別位置登録エリアに組み込む無線ゾーンの数を固
定しないで、在圏確率が組込み閾値以上の無線ゾーンを
個別位置登録エリアに組み込むことによって、個別位置
登録エリアを各移動局の移動量に適合した大きさにする
ことが可能であるから、無線周波数の有効利用を図るこ
とができる。また、この組込み閾値を呼出トラヒック、
及び、位置登録トラヒックに応じて変化させることによ
って、システム設計時には予想し得なかった呼出しトラ
ヒックまたは位置登録トラヒックの変動にも追従して、
両トラヒックの負荷を最適分配することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における位置登録エリアの構成例であ
る。
【図2】呼出し/位置登録トラヒックと組込み閾値の関
係を示すグラフである。
【図3】本発明の実施例におけるシステム構成例であ
る。
【図4】本発明の実施例における基地局の報知情報の構
成例である。
【図5】本発明の実施例における移動局のメモリー構成
例である。
【図6】本発明の実施例における移動局の個別位置登録
エリア形成アルゴリズムの例である。
【図7】呼出しトラヒック高負荷時の組込み閾値変更動
作を説明する図である。
【図8】従来方法における位置登録エリアの構成例であ
る。
【符号の説明】
A1〜A8 無線ゾーン B1〜B8 無線基地局 C1 制御局 D1 データベース M1、M2 移動局 SA1、SA2 共通位置登録エリア PA1、PA2 個別位置登録エリア MM1 在圏ゾーンメモリー MM2 登録エリアメモリー MM3 個別エリアメモリー MM4 存在度数メモリー N1 固定網

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局と複数の移動局からな
    り、前記基地局の各々に無線ゾーンが割り当てられ、前
    記無線ゾーンを複数個づつ組み合わせた位置登録エリア
    が定義され、前記移動局は現在自分が在圏している前記
    位置登録エリアを位置登録し、該移動局への着信呼が発
    生した場合、前記位置登録した位置登録エリアを構成す
    る無線ゾーン内で該移動局の着信呼出しを行う移動通信
    の位置登録制御方法において、 各移動局が共通して使用可能な予め定めた位置登録エリ
    ア(以下共通位置登録エリアと言う)に加えて、各移動
    局毎に該移動局の在圏確率が高い無線ゾーンを複数組み
    合わせた独自の位置登録エリア(以下個別位置登録エリ
    アと言う)を形成し、上記2種類の位置登録エリアを用
    いて位置登録する位置登録制御方法であって、 個別位置登録エリアを形成する際、該移動局の各無線ゾ
    ーンにおける在圏確率を求め、前記在圏確率に対して予
    め設定した閾値(以下組込み閾値と言う)に基づいて当
    該移動局の個別位置登録エリアを設定することを特徴と
    する位置登録制御方法。
  2. 【請求項2】 前記組込み閾値を各無線基地局の呼出し
    トラヒック量、及び位置登録トラヒック量に応じて動的
    に変化させることを特徴とする請求項1記載の位置登録
    制御方法。
  3. 【請求項3】 在圏確率は当該移動機が移動することに
    よって在圏する無線ゾーンが変わる都度、それまで在圏
    した無線ゾーンあるいは、新たに在圏することになった
    無線ゾーンの在圏値を1度数として計数し、その累積値
    をそれぞれの無線ゾーンの在圏確率とする請求項1およ
    び請求項2記載の位置登録制御方法。
  4. 【請求項4】 在圏確率は当該移動機が移動することに
    よって在圏する無線ゾーンが変わる都度、それまで在圏
    した無線ゾーンあるいは、新たに在圏することになった
    無線ゾーンの在圏値を1度数として計数すると共に、同
    一無線ゾーンに在圏する時間が一定時間に達するごとに
    1度数として計数し、その累積値をそれぞれの無線ゾー
    ンの在圏確率とする請求項1および請求項2記載の位置
    登録制御方法。
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