JP2007043573A - 移動通信システムおよび移動通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速移動する移動通信端末に対しても安定した待ち受け状態を提供可能とする。
【解決手段】様々なセル半径を有するセル11z、12z、…、15zをそれぞれ有する基地局11、12、…、15が、各セルが互いに重なり合う状態で配置されている。移動通信端末には、複数の受信品質オフセット値が備えられている。待ち受け中の移動通信端末が高速移動する場合に、セル半径が大きい基地局ほど受信品質オフセット値の値を大きい値とし、セル半径が大きい基地局ほど移動通信端末が実際に受信した受信信号品質よりも品質の良い受信信号を受信するように、受信品質オフセット値を用いて更新することにより、セル半径が大きい基地局を優先して選択して、待ち受けする基地局を変更し、高速移動時に情報を受信する基地局を変更する頻度を低減するように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動通信技術に関し、特に、複数の周波数チャネルを有する移動通信システムにおける待ち受け制御技術に関する。
近年、移動通信システムが広く普及しており、高速マルチメディア通信が可能になる次世代移動通信システムの開発が行われている。また、多くのユーザを収容するために1つの通信事業者が同一地域で複数の周波数チャネルを運用する移動通信システムを構築することが一般的である。このように複数の周波数チャネルを有する移動通信システムの一例としては、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システムがあり、次世代通信システムとしてOFCDM(Orthogonal Frequency and Code Division Multiplexing)システム等が検討されている。
従来の移動通信システムの一例を以下に示す。W−CDMAシステムは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)と呼ばれる標準化団体で通信方式が規格化されている。図5は、W−CDMAシステムの一構成例を示すシステム構成図である。図5に示すように、W−CDMAシステムは、ある間隔で配置された複数の基地局51、52、53と、移動通信端末54との間で無線通信を行うシステムである。ここで、移動通信端末54では、一般的に、各基地局51、52、53からの受信信号の品質を測定することにより、最適な基地局、例えば基地局51を選択して通信を行っている。待ち受け中には、最も受信電波が強い1つの基地局、例えば基地局51からの情報を受信しているが、移動通信端末54が移動することにより、この基地局51からの受信信号の品質が劣化した場合や、周辺基地局、例えば基地局52からの受信信号の品質の方が良くなった場合には、非特許文献1に記載のような3GPP規格の「アイドルモード時のセル選択とセル再選択(Cell selection and reselection in idle mode)」の判定基準に基づいて、信号を受信する基地局をより品質の良い基地局に変更する処理を行っている。
3rd Generation Partnership Project;「User Equipment(UE) procedures in idle mode and procedures for cell reselection in connected mode」,3GPP TS25.304 V3.14.0,Section5.2,(2004−03)
しかしながら、上記非特許文献1に記載の規格では、待ち受け中において最適な基地局を選択する際に、一般的に、受信品質を基準にして切り替えるべき基地局を選択しており、移動通信端末54の移動速度や基地局51、52、53のセル半径に関する情報は使用されていない。その結果、待ち受け中において、移動通信端末54が高速に移動する場合、待ち受けする基地局を変更する頻度が高くなるという問題が発生する。
また、待ち受け中においては、情報を受信する基地局を変更する処理を行っている間は、移動通信端末54には着信することができないため、着信失敗の確率が高くなり、また、情報を受信する基地局を変更する際に移動通信端末54の消費電流も多くなるため、バッテリー電力が消費しやすく待ち受け時間が短くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、移動通信端末の移動速度や基地局のセル半径に基づいて最適な基地局を選択する待ち受け制御を行い、移動通信端末が高速に移動する場合に、安定した待ち受け状態を維持し着信率の向上や移動通信端末の消費電流の低減を達成することにある。また、本発明の他の目的は、移動通信端末の制御を変更するだけで容易に実現することにある。
本発明の一観点によれば、複数の基地局と、該基地局のそれぞれと通信可能な移動通信端末とを有する移動通信システムにおいて、前記移動通信端末は、前記基地局のそれぞれからの受信信号レベル値を含む基地局情報を検出する基地局情報検出手段と、自己の移動速度を検出する移動速度検出手段と、を具備し、検出した前記基地局情報と前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うことを特徴とする移動通信システムが提供される。
上記システムにおいては、移動通信端末の移動速度と基地局毎のセル半径の大きさとに応じて、最適な基地局を優先的に選択するような待ち受け制御を行う。
さらに、待ち受け中の状態における最適な基地局への切り替えを行うための待ち受け制御パラメータを保持する待ち受け制御パラメータ保持部を具備し、前記待ち受け制御パラメータと検出した前記基地局情報及び前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うことが好ましい。これにより、ある基準をもたせ、より精度良く基地局の選定を行なうことができる。
本発明の他の観点によれば、複数の基地局のそれぞれと通信可能な移動通信端末であって、前記それぞれの基地局からの受信信号レベル値を含む基地局情報を検出する基地局情報検出手段と、自己の移動速度を検出する移動速度検出手段と、待ち受け制御パラメータを保持する手段とを具備し、前記待ち受け制御パラメータと、検出した前記基地局情報と前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うことを特徴とする移動通信端末が提供される。
本発明の別の観点によれば、複数の基地局と、該基地局のそれぞれと通信可能な移動通信端末とを有する移動通信システムにおける通信方法であって、前記基地局のそれぞれからの受信信号レベル値を含む基地局情報を検出するステップと、前記移動通信端末の移動速度を検出するステップと、を具備し、検出した前記基地局情報及び前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うステップとを有することを特徴とする通信方法が提供される。
本発明によれば、移動通信端末の移動速度と基地局毎のセル半径の大きさとに応じて、最適な基地局を優先的に選択するような待ち受け制御を行うことにより、移動通信端末が待ち受け中にある場合に、着信の失敗の確率を低減することができ、また、情報を受信する基地局を変更する頻度を低減することにより消費電流の増加を防ぐことができる。
本発明の一実施の形態による移動通信システム及び移動通信端末について、以下に図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による移動通信システムのセル構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態による移動通信システムは、様々なセル半径を有するセル11z、12z、…、15zをそれぞれ有する基地局11、12、…、15が、各セルが互いに重なり合う状態で配置されている。ここに、セル半径は、基地局の送信電力、使用する周波数など様々な要因によって決定されるものであり、例えば、基地局送信電力が大きい方がセル半径は大きくなり、使用する周波数が低い方が伝播損失が少なくなるためセル半径は大きくなる。図1に示す例においては、セル11z、12z、13z、14zがセル半径が小さいセルであり、セル15zがセル半径が大きいセルである。
移動通信端末は、このように互いに重なり合うセル内を移動しながら通信を行う。移動通信端末は、例えば、図1において矢印で示すように、セル11z、15z、即ち基地局11、15の通信範囲の位置16から、セル14z、15z即ち基地局14、15の通信範囲を経由して、セル13z、15z即ち基地局13、15の通信範囲の位置17に向かって移動しているものとする。
また、移動通信端末には、複数の受信品質オフセット値が備えられている。ここで、受信品質オフセット値は、待ち受け制御用に用いる待ち受け制御パラメータとなるものであり、移動通信端末の移動速度と各基地局のセル半径の大きさとに対応する値として予め設定されており、移動速度の大きさに応じて最適の基地局を選択して、待ち受けする基地局を変更するために適用される。
例えば、待ち受け中の移動通信端末が高速移動する場合に、セル半径が大きい基地局ほど受信品質オフセット値の値を大きい値とし、セル半径が大きい基地局ほど移動通信端末が実際に受信した受信信号品質よりも品質の良い受信信号を受信するように、受信品質オフセット値を用いて更新することにより、セル半径が大きい基地局を優先して選択して、待ち受けする基地局を変更し、高速移動時に情報を受信する基地局を変更する頻度を低減するように制御する。
図2は、本実施の形態による移動通信端末の一構成例を示す機能ブロック図であり、図1に示すような移動通信システムに適用される端末の一例を示す図である。図2に示すように、移動通信端末20は、少なくとも、基地局との間で信号を送受信する通信ユニット21と、基地局との間の送受信信号を処理する信号処理部22と、移動通信端末20の移動速度を検出する速度検出部23と、各部を制御する制御部24と、を備えている。
制御部24は、待ち受ける基地局を変更する待ち受け中のセル選択制御に関する動作を含め、移動通信端末20の移動通信に必要な各種処理を行うものであり、少なくとも、待ち受け中の状態における最適な基地局への切り替えを行う待ち受け制御に関する動作を制御する待ち受け制御部24aと、各基地局の情報を検出する基地局情報検出部24bと、を有している。基地局情報検出部24bは、各基地局(図1の場合、基地局11、12、…、15)を特定する情報と各基地局からの受信信号品質値を含む基地局情報とをそれぞれ基地局毎に検出しており、さらには、場合によっては、各基地局のセル半径を推定する情報も含めて検出している。
次に、本実施の形態による移動通信システムの動作について、図1及び図2に示す構成を例にして説明する。図3は、本実施の形態による移動通信システムの処理フロー図である。ここで、本実施の形態においては、最初に、移動通信端末20は、図1の位置16に存在しており、基地局11から待ち受けしている状態にあり、図1の矢印の方向に向かって移動するものとする。
図3に示す例においては、まず、移動通信端末20は、待ち受けしている基地局11とその周辺の基地局12、13、14、15からそれぞれ受信した信号の受信品質を通信ユニット21において測定し、各基地局を特定する情報と共に、基地局の情報として基地局情報検出部24bにおいて検出する(ステップS1)。さらに、移動通信端末20は、当該移動通信端末20の移動速度Vを速度検出部23において測定する(ステップS2)。
次に、移動通信端末20は、適用する移動通信システム全体として予め定めた情報に基づいて、ステップS1で測定及び検出した各基地局11、12、…、15の受信品質を含む基地局の情報から各基地局のセル半径を判断し、セル半径が大きな基地局(図1の場合には基地局15)グループ、セル半径が小さな基地局(図1の場合には基地局11〜14)グループにグループ分けする(ステップS3)。
例えば、2GHz及び800MHzを使用した移動通信システムの場合は、一般的に、800MHzを使用した基地局の方が、2GHzを使用した基地局よりも、伝播損失が小さいために、セル半径を大きくすることができる。従って、移動通信システム全体の各基地局に関する予め定めた情報として、各基地局が使用する周波数の情報を基にして、800MHzを使用した基地局をセル半径が大きな基地局グループに、2GHzを使用した基地局をセル半径が小さな基地局グループに、グループ分けを行うことができる。
次に、移動通信端末20は、その移動速度Vが予め定めた値として保持している移動速度閾値Vth1以上か否かを判定する(ステップS4)。移動通信端末20の移動速度Vが移動速度閾値Vth1以上の場合(ステップS4のYES)、通信又は待ち受けする基地局の切り替えが頻繁に生じないように、セル半径が大きな基地局グループに属する基地局(図1の場合、基地局15)を優先的に選択できるようにするために、セル半径が大きな基地局グループに属する基地局の受信品質に対して、予め定めた値として保持している受信品質オフセット値Loff1を適用し、当該基地局の受信品質を更新する(ステップS5)。
次に、移動通信端末20は、ステップS5で更新した基地局の受信品質を含む基地局の情報を基にして、現在待ち受けしている基地局11よりも品質の良い基地局(移動通信端末20が高速移動する場合には、セル半径が大きな基地局15)が存在している場合には、待ち受けする基地局を、基地局11から待ち受け情報の受信品質が良い基地局(例えば基地局15)に変更する待ち受け制御に関する動作を行う(ステップS6)。
ステップS4において、移動通信端末20の移動速度Vが移動速度閾値Vth1以上でない場合(ステップS4のNO)、ステップS5をスルーしてステップS6に進み上記と同様の処理を行う。
以上のように、この通信方式では予め定めた値として保持している受信品質オフセット値Loff1及び移動速度閾値Vth1と当該移動通信端末20で検出した基地局情報と移動速度Vとに基づいて、受信品質が最も良い最適の基地局を待ち受け基地局として優先的に選択することが可能となる。
次に、本発明による移動通信システムの第2実施の形態について、図1及び図2に示す構成を例に取り、図4を参照しつつ説明する。図4は、本実施の形態による移動通信システムの動作を示す処理フロー図である。ここで、本実施の形態においては、最初に、移動通信端末20は、図1の位置16に存在しており、基地局11から待ち受けしている状態にあり、図1の矢印の方向に向かって移動するものとする。
図3の処理フロー図に示した第1の実施の形態による移動通信システムでは、移動通信端末20の移動速度Vが移動速度閾値Vth1以上の場合に、セル半径が大きな基地局の受信品質に対して測定品質オフセット値Loff1を適用していた。第1の実施の形態による移動通信システムの場合、高速移動した移動通信端末20が停止した状態になっても、セル半径が大きい基地局(図1の場合、基地局15)から待ち受けしていることになり、高速移動の可能性がある移動通信端末20は、セル半径が大きい基地局から待ち受けに偏る可能性がある。
そこで、本実施の形態においては、待ち受け制御パラメータとして用いる移動速度閾値及び受信品質オフセット値として、それぞれ、第1移動速度閾値Vth1、第2移動速度閾値Vth2及び第1受信品質オフセット値Loff1、第2受信品質オフセット値Loff2の2種類を用意し、移動通信端末20の移動速度Vが第1移動速度閾値Vth1以上に速い場合には、セル半径が大きな基地局を優先的に選択できる第1移動速度閾値Vth1を適用するようにし、一方、移動速度Vが第2移動速度閾値Vth2以下と遅い場合には、セル半径が小さな基地局を優先的に選択できる第2受信品質オフセット値Loff2を適用できるようにすることにより、特定の基地局からの待ち受けに偏ることを避ける例を、説明する。
具体的には、まず、図4のステップS11において、図3のステップS1からS5までの各ステップの処理(即ち、図3のフロー図の破線で囲んだA1の範囲の処理)を行う。説明を繰返すと、移動通信端末20は、待ち受けしている基地局11とその周辺の基地局12、13、14、15からそれぞれ受信した信号の受信品質を通信ユニット21において測定し、各基地局を特定する情報と共に、基地局の情報として基地局情報検出部24bにおいて検出する(ステップS1)。更に、移動通信端末20は、当該移動通信端末20の移動速度Vを速度検出部23において測定する(ステップS2)。
次に、移動通信端末20は、適用する移動通信システム全体として予め定めた情報に基づいて、ステップS1で測定及び検出した各基地局11、12、…、15の受信品質を含む基地局の情報から、各基地局のセル半径を判断し、セル半径が大きな基地局(図1の場合、基地局15)グループ、セル半径が小さな基地局(図1の場合、基地局11〜14)グループにグループ分けする(ステップS3)。例えば、2GHz及び800MHzを使用した移動通信システムの場合は、一般的に、800MHzを使用した基地局の方が、2GHzを使用した基地局よりも、伝播損失が小さいために、セル半径を大きくすることができる。従って、移動通信システム全体の各基地局に関する予め定めた情報として、各基地局が使用する周波数の情報を基にして、800MHzを使用した基地局をセル半径が大きな基地局グループに、また、2GHzを使用した基地局をセル半径が小さな基地局グループに、グループ分けを行うようにすることができる。
次に、移動通信端末20は、当該移動通信端末20の移動速度Vが予め定めた値として保持している移動速度閾値Vth1以上か否かを判定する(ステップS4)。当該移動通信端末20の移動速度Vが移動速度閾値Vth1以上の場合(ステップS4のYES)、通信又は待ち受けする基地局の切り替えが頻繁に生じないように、セル半径が大きな基地局グループに属する基地局(図1の場合、基地局15)を優先的に選択できるようにするために、セル半径が大きな基地局グループに属する基地局の受信品質に対して、予め定めた値として保持している受信品質オフセット値Loff1を適用し、当該基地局の受信品質を更新するようにする(ステップS5)。ステップS4において、移動通信端末20の移動速度Vが移動速度閾値Vth1以上でない場合(ステップS4のNO)、ステップS5をスルーしてステップS6に進み上記と同様の処理を行う。
更に、前述した図3の第1の実施の形態とは異なり、移動通信端末20は、移動速度Vが予め定めた値として保持している第2移動速度閾値Vth2以下か否かを判定する(ステップS12)。移動通信端末20の移動速度Vが第2移動速度閾値Vth2以下の場合(ステップS12のYES)、通信又は待ち受けする基地局が偏らないように、セル半径が小さな基地局グループに属する基地局(図1の場合、基地局11〜14)を優先的に選択できるようにするために、セル半径が小さな基地局グループに属する基地局の受信品質に対して、予め定めた値として保持している第2受信品質オフセット値Loff2を適用し、当該基地局の受信品質を更新するようにする(ステップS13)。
次に、移動通信端末20は、ステップS5又はステップS13で更新した基地局の受信品質を含む基地局の情報を基にして、現在待ち受けしている基地局11よりも品質の良い基地局(移動通信端末20が高速移動する場合には、セル半径が大きな基地局15、低速移動する場合、セル半径が小さな基地局14、次いで基地局13)が存在している場合には、待ち受けする基地局を、基地局11から待ち受け情報の受信品質が良い基地局(例えば、基地局15や、基地局14次いで基地局13)に変更する待ち受け制御に関する動作を行う(ステップS14)。
以上のように、予め定めた値として保持している第1受信品質オフセット値Loff1、第2受信品質オフセット値Loff2及び第1移動速度閾値Vth1、第2移動速度閾値Vth2と移動通信端末20で検出した基地局情報と移動速度Vとに基づいて、移動通信端末20が検出した移動速度Vが、基地局11から受信した第1移動速度閾値Vth1以上であった場合、検出した基地局毎の受信信号品質値に基地局11から受信した第1受信品質オフセット値Loff1を加算して更新した値を、各基地局の更新受信信号品質とし、移動通信端末20が検出した移動速度Vが、基地局11から受信した第2移動速度閾値Vth2以下であった場合、検出した基地局毎の受信信号品質値に基地局11から受信した第2受信品質オフセット値Loff2を加算して更新した値を、各基地局の更新受信信号品質とし、最も更新受信信号品質が良い基地局を、待ち受けに最適の基地局と判定するようにしている。
これにより、この通信方式では高速に移動する場合には、セル半径の大きな基地局(図1の場合、基地局15)が優先的に選択され、低速に移動する場合には、セル半径の小さな基地局(図1の場合、基地局14、次いで基地局13)が優先的に選択されることにより、高速移動時に、待ち受け中の場合における待ち受けする基地局の変更の回数を少なくすることが可能となる。また、移動通信端末20及び各基地局の負荷が低減され、通信の安定性を確保すると共に、低速移動に移行した際に、セル半径の大きな基地局からセル半径の小さな基地局に待ち受け基地局を切り替えることにより、特定の基地局に偏ることなく、移動通信システムとして安定した動作を行うことができる。
尚、移動通信端末の移動速度Vを測定する手段としては種々の方法が考えられる。例えば、加速度センサーを使用して移動速度Vを検出する方法、受信電波信号の周波数・位相情報から移動速度Vを検出する方法、GPS等他の速度検出手段の情報から移動速度Vを得る方法、通信中のハンドオーバの頻度や待ち受け中の基地局変更の頻度により移動速度Vを類推する方法、移動通信端末を搭載する自動車の速度計等外部機器から移動速度Vを取得する方法等である。
また、待ち受けの定義としては3GPPで規定されているIdle−modeだけではなく、CELL_PCH、CELL_FACH、URA_PCHなどの共通チャネルを使用した通信状態も含まれる。
また、本実施の形態での基地局の定義としては、基地局およびその基地局に接続されたネットワークコントローラ、バックボーンネットワークも含まれる。
本発明の第1の実施の形態による移動通信システムのセル構成の一例を示す構成図である。 本実施の形態による移動通信端末の一例を示すブロック図である。 本実施の形態による移動通信システムの第1の実施例を示す処理フロー図である。 本発明の第2の実施の形態による移動通信システムの動作を示す処理フロー図である。 W−CDMAシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。
符号の説明
11、12、13、14、15…基地局、11z、12z、13z、14z…セル半径が小さなセル、15z…セル半径が大きなセル、16、17…移動通信端末の位置、20…移動通信端末、21…通信ユニット、22…信号処理部、23…速度検出部、24…制御部、24a…待ち受け制御部、24b…基地局情報検出部、51、52…基地局(2GHz)、53…基地局(800MHz)、54…移動通信端末。

Claims (12)

  1. 複数の基地局と、該基地局のそれぞれと通信可能な移動通信端末とを有する移動通信システムにおいて、
    前記移動通信端末は、
    前記基地局のそれぞれからの受信信号レベル値を含む基地局情報を検出する基地局情報検出手段と、
    自己の移動速度を検出する移動速度検出手段と
    を具備し、
    検出した前記基地局情報及び前記移動速度に基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うことを特徴とする移動通信システム。
  2. 待ち受け中の状態における最適な基地局への切り替えを行うための待ち受け制御パラメータを保持する待ち受け制御パラメータ保持部を具備し、
    前記待ち受け制御パラメータと検出した前記基地局情報及び前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記待ち受け制御パラメータが、前記移動通信端末が検出した基地局毎の前記基地局情報に含まれる受信信号品質値に対するオフセット値であることを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記待ち受け制御パラメータ保持部に、前記オフセット値が複数保持されていることを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記基地局のセル半径の大きさに基づく複数のオフセット値が用いられることを特徴とする請求項4に記載の移動通信システム。
  6. 検出した前記移動速度が、予め定めた第1移動速度閾値以上であった場合、検出した基地局毎の受信信号レベル値に前記第1オフセット値を加算して更新した値を、各基地局の更新受信信号品質値とし、
    検出した前記移動速度が、予め定めた第2移動速度閾値以下であった場合、検出した基地局毎の受信信号レベル値に前記第2オフセット値を加算して更新した値を、各基地局の更新受信信号品質値とし、更新受信信号品質値を考慮して待ち受けに適した基地局を選定することを特徴とする請求項5に記載の移動通信システム。
  7. 複数の基地局のそれぞれと通信可能な移動通信端末であって、
    前記それぞれの基地局からの受信信号レベル値を含む基地局情報を検出する基地局情報検出手段と、自己の移動速度を検出する移動速度検出手段と、待ち受け制御パラメータを保持する手段とを具備し、前記待ち受け制御パラメータと、検出した前記基地局情報と前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うことを特徴とする移動通信端末。
  8. 前記移動通信端末が保持する前記待ち受け制御パラメータが、前記移動通信端末が検出した基地局毎の前記基地局情報に含まれる受信信号品質値に対するオフセット値であることを特徴とする請求項7に記載の移動通信端末。
  9. 前記待ち受け制御パラメータを保持する手段が、複数のオフセット値を保持していることを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末。
  10. 前記基地局のセル半径の大きさに基づく複数のオフセット値が用いられることを特徴とする請求項9に記載の移動通信端末。
  11. 検出した前記移動速度が、予め定めた第1移動速度閾値以上であった場合、検出した基地局毎の受信信号レベル値に前記第1オフセット値を加算して更新した値を、各基地局の更新受信信号品質値とし、一方、検出した前記移動速度が、予め定めた第2移動速度閾値以下であった場合、検出した基地局毎の受信信号レベル値に前記第2オフセット値を加算して更新した値を、各基地局の更新受信信号品質値とし、更新受信信号品質値を考慮して待ち受けに最適な基地局を判定することを特徴とする請求項10に記載の移動通信端末。
  12. 複数の基地局と、該基地局のそれぞれと通信可能な移動通信端末とを有する移動通信システムにおける通信方法であって、
    前記基地局のそれぞれからの受信信号レベル値を含む基地局情報を検出するステップと、
    前記移動通信端末の移動速度を検出するステップと、
    を具備し、
    検出した前記基地局情報及び前記移動速度とに基づいて、基地局を選択する待ち受け制御を行うステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
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