JP2007251654A - 無線lan移動局、無線lanシステム、ハンドオーバ制御方法及びハンドオーバ制御プログラム - Google Patents

無線lan移動局、無線lanシステム、ハンドオーバ制御方法及びハンドオーバ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバの発生頻度を低減することを可能とする無線LAN移動局を提供する。
【解決手段】無線LAN移動局(1−1〜N)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測したハンドオーバの実行回数に応じて、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更するように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の無線LAN基地局と、無線LAN移動局と、を有して構成される無線LANシステムに関し、特に、無線LAN移動局において実行するハンドオーバの発生頻度を低減することを可能とする無線LAN移動局、その無線LAN移動局を有して構成される無線LANシステム、その無線LAN移動局が行うハンドオーバ制御方法及びハンドオーバ制御プログラムに関するものである。
近年、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11x(xは、a,b,g等の総称)に代表される無線LAN(Local Area Network)システムがユーザに広く利用されている。無線LANシステムは、図1に示すように、無線LAN移動局(1−1〜N:Nは、任意の整数)と、複数の無線LAN基地局(10−1〜N)と、集中管理制御装置(20)と、を有して構成されており、集中管理制御装置(20)が複数の無線LAN基地局(10−1〜N)を制御し、無線LAN基地局(10−1〜N)と、その無線LAN基地局(10−1〜N)が構築する通信可能エリア(セル)内に存在する無線LAN移動局(1−1〜N)と、の間で通信処理を行うことになる。
なお、図1に示す無線LANシステムにおいて、無線LAN移動局(1−1〜N)の利用者が移動し、例えば、図2に示すように、無線LAN移動局(1−1)が第1の無線LAN基地局(10−1)と無線通信可能な位置『A』から、第2の無線LAN基地局(10−2)と無線通信可能な位置『B』に移動し、無線LAN移動局(1−1)が第1の無線LAN基地局(10−1)から受信している電波の受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)が弱くなった場合に、無線LAN移動局(1−1)は、ハンドオーバを実行することになる。これにより、無線LAN移動局(1−1)は、受信電波強度(RSSI)の弱い第1の無線LAN基地局(10−1)との接続(帰属)を切断し、受信電波強度(RSSI)の高い第2の無線LAN基地局(10−2)との接続(帰属)を行うことになる。
なお、ハンドオーバとは、各無線LAN基地局(10−1〜N)が構築する通信可能エリア(セル)が複数配置されて構成される無線LANエリアにおいて、無線LAN移動局(1−1〜N)が移動し、第1の無線LAN基地局(10−1)が構築する通信可能エリア(セル)から第2の無線LAN基地局(10−2)が構築する通信可能エリア(セル)に移動する際に、無線LAN移動局(1−1〜N)での通信を継続させるようにするための切り替え制御である。
具体的には、図2に示すように、無線LAN移動局(1−1)が位置『A』から位置『B』に移動し、無線LAN移動局(1−1)が現在通信中の第1の無線LAN基地局(10−1)から受信している電波の受信電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)の値がハンドオーバの実行基準となる閾値以下となった場合に、無線LAN移動局(1−1)が、その無線LAN移動局(1−1)と接続可能な受信電波強度(RSSI)の強い近隣の第2の無線LAN基地局(10−2)を検索し、受信電波強度(RSSI)の強い第2の無線LAN基地局(10−2)を発見した場合に、その第2の無線LAN基地局(10−2)との通信を行うための調停を行い、第1の無線LAN基地局(10−1)との接続(帰属)から第2の無線LAN基地局(10−2)との接続(帰属)を行うように切り替え制御を行い、無線LAN移動局(1−1)での通信を途切れさせないようにする技術である。
なお、無線LAN移動局(1−1〜N)は、ハンドオーバの実行中は、通話中であれば数msec程度の音切れが発生することになるため、適切なタイミングでハンドオーバを実行するように構築することが望ましい。
次に、図3を参照しながら、図1に示す無線LANシステムにおけるハンドオーバ時の一連の処理動作について説明する。なお、図3は、図1に示す無線LANシステムにおけるハンドオーバ時の一例を示す図であり、図1に示す無線LANシステムが、IEEE802.11に準拠していることを想定した場合の処理動作を示すものである。
まず、無線LAN移動局(1−1〜N)は、第1の無線LAN基地局(10−1)に対し、Probe Request(プローブ要求)を送信する(ステップA1)。第1の無線LAN基地局(10−1)は、無線LAN(1−1〜N)からProbe Request(プローブ要求)を受信すると、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、Probe Response(プローブ応答)を送信する(ステップA2)。
無線LAN移動局(1−1〜N)は、Probe Response(プローブ応答)を受信すると、帰属可能な無線LAN基地局があることを認識し、その帰属可能な第1の無線LAN基地局(10−1)に対し、Authentication Request(認証要求)を送信する(ステップA3)。第1の無線LAN基地局(10−1)は、無線LAN移動局(1−1〜N)からAuthentication Request(認証要求)を受信すると、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、Authentication Response(認証応答)を送信する(ステップA4)。
無線LAN移動局(1−1〜N)は、Authentication Response(認証応答)を受信すると、第1の無線LAN基地局(10−1)に対し、Association Request(アソシエーション要求)を送信し、第1の無線LAN基地局(10−1)に対して無線LANの帰属要求を行う(ステップA5)。第1の無線LAN基地局(10−1)は、無線LAN移動局(1−1〜N)からAssociation Request(アソシエーション要求)を受信すると、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、Association Response(アソシエーション応答)を送信し、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、無線LANの帰属を許可することになる(ステップA6)。これにより、無線LAN移動局(1−1〜N)は、第1の無線LAN基地局(10−1)と帰属することが可能となり、無線LAN移動局(1−1〜N)と、第1の無線LAN基地局(10−1)と、の間で通信処理を行うことになる(ステップA7)。
次に、無線LAN移動局(1−1〜N)は、第1の無線LAN基地局(10−1)から受信している電波の受信電波強度(RSSI)が、ハンドオーバの実行基準となる閾値以下となり、第1の無線LAN基地局(10−1)から受信している電波の受信電波強度(RSSI)が低下したと判断した場合に(ステップA8)、無線LAN移動局(1−1〜N)は、ハンドオーバを実行し、受信電波強度(RSSI)の高い電波を発信している無線LAN基地局(10−2〜N)を検索することになる。この時、無線LAN移動局(1−1〜N)は、IEEE802.11が規定している各無線チャネルに対し、プローブ要求を順次送信し、無線LAN基地局のスキャン処理を行うことになる(ステップA9)。これにより、第2の無線LAN基地局(10−2)は、無線LAN移動局(1−1〜N)からプローブ要求を受信することになる。
なお、第2の無線LAN基地局(10−2)は、無線LAN移動局(1−1〜N)からプローブ要求を受信すると、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、プローブ応答を送信する(ステップA10)。無線LAN移動局(1−1〜N)は、プローブ応答を受信すると、帰属可能な無線LAN基地局があることを認識し、無線LAN移動局(1−1〜N)は、その帰属可能な第2の無線LAN基地局(10−2)に対し、認証要求を送信する(ステップA11)。第2の無線LAN基地局(10−2)は、無線LAN移動局(1−1〜N)から認証要求を受信すると、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、認容応答を送信する(ステップA12)。
無線LAN移動局(1−1〜N)は、第2の無線LAN基地局(10−2)から認容応答を受信すると、第2の無線LAN基地局(10−2)に対し、アソシエーション要求を送信し、第2の無線LAN基地局(10−1)に対し、無線LANの帰属要求を行う(ステップA13)。第2の無線LAN基地局(10−2)は、無線LAN移動局(1−1〜N)からアソシエーション要求を受信すると、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、アソシエーション応答を送信し、無線LAN移動局(1−1〜N)に対し、無線LANの帰属を許可することになる(ステップA14)。これにより、無線LAN移動局(1−1〜N)は、第2の無線LAN基地局(10−2)と帰属することが可能となり、無線LAN移動局(1−1〜N)と、第2の無線LAN基地局(10−2)と、の間で通信処理を行うことになる(ステップA15)。
このように、無線LAN移動局(1−1〜N)は、第1の無線LAN基地局(10−1)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)が、ハンドオーバの実行基準となる閾値以下となり、受信電波強度(RSSI)が低下したと判断した場合に、ハンドオーバを実行し、受信電波強度(RSSI)の高い電波を発信している無線LAN基地局(10−2〜N)の検索を開始する。そして、他の無線LAN基地局(10−2〜N)に対してスキャン処理を行い、受信電波強度(RSSI)の高い電波を発信している第2の無線LAN基地局(10−2)を発見した場合に、その受信電波強度(RSSI)の高い第2の無線LAN基地局(10−2)と接続(帰属)処理を行うことになる。
なお、無線LAN基地局(10−1〜N)を設置する際は、図1、図2に示すように、隣接する無線LAN基地局が構築する通信可能エリア(セル)と『重複領域』を形成するように設計することになる。その際、その『重複領域』の受信電波強度(RSSI)の値が、ハンドオーバの実行基準となる閾値(例えば、閾値=−74dBm〜−68dBm程度)以上となるように設計することが好ましい。
しかしながら、無線LAN基地局(10−1〜N)を設置する環境条件は、多種多様であり、無線LAN基地局(10−1〜N)を設置した環境条件に応じて、無線LAN移動局(1−1〜N)が無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)の値が変動し、この受信電波強度(RSSI)の値の変動により、無線LAN移動局(1−1〜N)がハンドオーバを頻繁に実行してしまう虞がある。これは、無線LANで使用している電波が、2.4GHz/5GHzの高い周波数で直進性が高い電波であるため、例えば、無線LAN基地局(10−1〜N)と、無線LAN移動局(1−1〜N)と、の間に障害物などが介在すると、無線LAN基地局(10−1〜N)から送信された電波がその障害物で遮断され、無線LAN移動局(1−1〜N)が無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)の値が変動し、結果的に、無線LAN移動局(1−1〜N)は、ハンドオーバを実行することになるためである。このため、無線LAN移動局(1−1〜N)の移動に伴う意図的なハンドオーバだけでなく、無線LAN移動局(1−1〜N)自体が移動しなくても、無線LAN移動局(1−1〜N)が無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波状況によっては、受信電波強度(RSSI)の値が変動し、頻繁にハンドオーバが発生することになる。
なお、無線LAN基地局(10−1〜N)を設置する環境条件は、常に変動することになるため、無線LAN基地局(10−1〜N)を設置する位置等を設計変更しただけでは、無線LAN移動局(1−1〜N)において実行するハンドオーバの発生頻度を軽減することは困難である。このため、無線LAN移動局(1−1〜N)自体の機能を拡張し、ハンドオーバの発生頻度を低減することが好ましい。
なお、本発明より先に出願された技術文献として、複数の無線LAN基地局と、これら複数の無線LAN基地局の各々の配下に位置し移動する少なくともひとつの無線LAN端末とから成り、前記無線LAN端末が、受信信号レベルが弱くなった時点で、データ送受信処理と周辺の前記無線LAN基地局の受信信号レベルのスキャン処理を時分割で並行して行いながら、前記受信信号レベルの強い無線LAN基地局に切替え、無線LAN端末が、受信信号レベルが弱くなった時点でハンドオーバー処理を能動的に開始し、データ送受信処理と周辺の無線LAN基地局の受信信号レベルのスキャン処理を時分割で並行して行いながら、より受信信号レベルが強い他の無線LAN基地局へのハンドオーバーを実行することによって無線LAN基地局切替え時間を短縮する無線LANハンドオーバー処理方式が開示された文献がある(例えば、特許文献1参照)。
また、送受信アンテナに接続された無線部と、この無線部が測定した電界レベルおよび回線品質のいずれかまたは両方をしきい値と比較して該しきい値以下の場合は、前記無線部にハンドオーバ指示を出力し、このハンドオーバ指示によるハンドオーバを失敗したときは前記しきい値を下げる制御部とを備え、ハンドオーバすべき基地局がない場合には、ハンドオーバ動作の頻度を少なくすることにより、通信品質を高めることを可能とする無線通信装置が開示された文献がある(例えば、特許文献2参照)。
また、複数の通信システムとそれぞれ通信を行う複数の通信手段を有する無線通信端末において、前記各通信手段が基地局から受信する信号の品質判断のしきい値を、前記各通信手段毎に設定するしきい値設定手段と、前記各通信手段が通信可能か否かを前記しきい値に基づいて判断する判断手段と、前記判断手段により、少なくとも2つ以上の通信手段で通信可能であると判断し、かつ該通信手段の1つにおいてハンドオフが発生した場合に、前記しきい値設定手段によって設定された他のしきい値に変更する変更手段と、を有し、ハイブリッド端末において、端末が有する2つの通信システムが両方とも圏内であり、アイドルハンドオフが頻発する場合に、アイドルハンドオフを起こりにくくすることができる無線通信端末が開示された文献がある(例えば、特許文献3参照)。
また、本発明者が開発している無線LANシステムについて開示された文献がある(例えば、非特許文献1参照)
特開2005−175932号公報 WO99/34627号 特開2005−51416号公報 三谷 幸生他4名,無線LANシステム「UNIVERGE WLシリーズ」,NEC技報 2005,No.5 Vol.58 pp.58-60
なお、上記特許文献1には、受信信号レベルが弱くなった時点でハンドオーバ処理を行う点について開示されているが、ハンドオーバが頻繁に発生した際の対処方法については何ら考慮されたものではない。
また、上記特許文献2には、ハンドオーバが失敗した場合に、しきい値を下げ、ハンドオーバすべき基地局がない場合に、ハンドオーバ動作の頻度を少なくし、通信品質を高めることが開示されているが、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測結果を基に、ハンドオーバの発生頻度を低減することについては何ら考慮されたものではない。また、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更させずに、ハンドオーバの発生頻度を低減することについては何ら考慮されたものではない。
また、上記特許文献3には、アイドルハンドオフ(待ち受け状態における基地局切り替え)が頻発する場合に、アイドルハンドオフを起こりにくくすることを可能とするハイブリッド端末(複数の通信手段を有する無線通信端末)について開示されているが、特許文献3は、待ち受け状態におけるハンドオフ発生回数に基づいてハンドオフの発生頻度を算出しており、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測結果を基に、ハンドオーバの発生頻度を低減することについては何ら考慮されたものではない。また、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更させずに、ハンドオーバの発生頻度を低減することについては何ら考慮されたものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ハンドオーバの発生頻度を低減することを可能とする無線LAN移動局、無線LANシステム、ハンドオーバ制御方法及びハンドオーバ制御プログラムを提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる無線LAN移動局は、受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、を有する無線LAN移動局であって、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測手段と、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、閾値を変更する閾値変更手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局において、閾値変更手段は、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局において、閾値変更手段は、閾値を所定の値だけ低減させた後に、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、閾値変更手段は、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数を基に、管理手段に管理されているハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、閾値として変更することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局は、閾値変更手段による閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局は、受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、を有する無線LAN移動局であって、ハンドオーバ実行手段によるハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局は、受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、一定期間を設定する期間設定手段を有し、ハンドオーバ実行制御手段は、期間設定手段により設定された一定期間の間だけ、ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LAN移動局は、ハンドオーバ実行制御手段による制御を行うか否かを決定する実行決定手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムは、複数の無線LAN基地局と、無線LAN基地局の配下に位置する無線LAN移動局と、を有して構成される無線LANシステムであって、無線LAN移動局は、受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測手段と、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、閾値を変更する閾値変更手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムにおいて、無線LAN移動局は、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムにおいて、無線LAN移動局は、閾値を所定の値だけ低減させた後に、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムにおいて、無線LAN移動局は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、無線LAN移動局は、計測手段により計測したハンドオーバの実行回数を基に、管理手段に管理されているハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、閾値として変更することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムにおいて、無線LAN移動局は、閾値変更手段による閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムは、複数の無線LAN基地局と、無線LAN基地局の配下に位置する無線LAN移動局と、を有して構成される無線LANシステムであって、無線LAN移動局は、受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、ハンドオーバ実行手段によるハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムにおいて、無線LAN基地局は、受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、一定期間を設定する期間設定手段を有し、ハンドオーバ実行制御手段は、期間設定手段により設定された一定期間の間だけ、ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる無線LANシステムにおいて、無線LAN基地局は、ハンドオーバ実行制御手段による制御を行うか否かを決定する実行決定手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法は、受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局におけるハンドオーバ制御方法であって、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測工程と、計測工程により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、閾値を変更する閾値変更工程と、を、無線LAN移動局が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法において、閾値変更工程は、計測工程により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法において、閾値変更工程は、閾値を所定の値だけ低減させた後に、計測工程により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法において、無線LAN移動局は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、閾値変更工程は、計測工程により計測したハンドオーバの実行回数を基に、管理手段に管理されているハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、閾値として変更することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法は、閾値変更工程による閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定工程を、無線LAN移動局が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法は、受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局におけるハンドオーバ制御方法であって、ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御工程を、無線LAN移動局が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御方法は、測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、一定期間を設定する期間設定工程を、無線LAN移動局が行い、ハンドオーバ実行制御工程は、期間設定工程により設定された一定期間の間だけ、ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とするものである。
また、ハンドオーバ制御方法は、ハンドオーバ実行制御工程による制御を行うか否かを決定する実行決定工程を、無線LAN移動局が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムは、受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局において実行させるハンドオーバ制御プログラムであって、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測処理と、計測処理により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、閾値を変更する閾値変更処理と、を、無線LAN移動局に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムにおいて、閾値変更処理は、計測処理により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムにおいて、閾値変更処理は、閾値を所定の値だけ低減させた後に、計測処理により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムにおいて、無線LAN移動局は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、閾値変更処理は、計測処理により計測したハンドオーバの実行回数を基に、管理手段に管理されているハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、閾値として変更することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムは、閾値変更処理による閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定処理を、無線LAN移動局に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムは、受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、受信電波強度の値が閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局において実行させるハンドオーバ制御プログラムであって、ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御処理を、無線LAN移動局に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムは、測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、一定期間を設定する期間設定処理を、無線LAN移動局に実行させ、ハンドオーバ実行制御処理は、期間設定処理により設定された一定期間の間だけ、ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とするものである。
また、本発明にかかるハンドオーバ制御プログラムは、ハンドオーバ実行制御処理による制御を行うか否かを決定する実行決定処理を、無線LAN移動局に実行させることを特徴とするものである。
本発明は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測したハンドオーバの実行回数に応じて、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更することを特徴とする。これにより、ハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
また、本発明は、ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする。これにより、ハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
まず、図1を参照しながら、本実施形態における無線LANシステムの特徴について説明する。
本実施形態における無線LANシステムは、複数の無線LAN基地局(10−1〜N:Nは、任意の整数)と、無線LAN基地局(10−1〜N)の配下に位置する無線LAN移動局(1−1〜N)と、を有して構成される無線LANシステムである。なお、本実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、その無線LAN移動局(1−1〜N)と帰属している無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する受信電波強度(RSSI)の値が、ハンドオーバの実行基準となる閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行することになり、無線LAN移動局(1−1〜N)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測したハンドオーバの実行回数に応じて、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更するように制御する。これにより、ハンドオーバの実行をし難くし、ハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
また、本実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、その無線LAN移動局(1−1〜N)と帰属している無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する受信電波強度(RSSI)の値が、ハンドオーバの実行基準となる閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする。これにより、ハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態における無線LANシステムについて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照しながら、本実施形態における無線LANシステムのシステム構成について説明する。
本実施形態における無線LANシステムは、図1に示すように、無線LAN移動局(1−1〜N:Nは、任意の整数)と、複数の無線LAN基地局(10−1〜N)と、集中管理制御装置(20)と、を有して構成される。
<集中管理制御装置20>
集中管理制御装置(20)は、複数の無線LAN基地局(10−1〜N)を統括して制御するものであり、各無線LAN基地局(10−1〜N)の各種設定を行うことになる。
<無線LAN基地局10−1〜N>
無線LAN基地局(10−1〜N)は、集中管理制御装置(20)の制御下の基に、無線LAN移動局(1−1〜N)との間で情報の送受信を行うものである。以下、図4を参照しながら、無線LAN基地局(10−1〜N)の内部構成について説明する。
無線LAN基地局(10−1〜N)は、図4に示すように、通信部(101)と、制御部(102)と、記憶部(103)と、アンテナ(104)と、を有して構成される。
通信部(101)は、集中管理制御装置(20)との間で情報の送受信を行ったり、アンテナ(104)を介して無線LAN移動局(1−1〜N)との間で無線回線を確立し、任意の周波数で情報の送受信を行ったりするものである。また、通信部(101)は、他の無線LAN基地局との間で情報の送受信を行うことも可能である。制御部(102)は、無線LAN基地局内を統括して制御するものである。記憶部(103)は、無線LAN基地局の各種設定値を記憶したり、通信部(101)を介して送受信される情報を一時的に蓄積したりするものである。なお、記憶部(103)に記憶される各種設定値とは、無線チャネルやサービス識別子(SSID:Service Set IDentifier)等が挙げられる。
<無線LAN移動局1−1〜N>
無線LAN移動局(1−1〜N)は、無線LAN基地局(10−1〜N)との間で情報の送受信を行うものである。以下、図5を参照しながら、無線LAN移動局(1−1〜N)の内部構成について説明する。
無線LAN移動局(1−1〜N)は、図5に示すように、通信部(201)と、制御部(202)と、記憶部(203)と、操作部(204)と、電波強度測定部(205)と、カウンタ(206)と、アンテナ(207)と、を有して構成される。
通信部(201)は、アンテナ(207)を介して無線LAN基地局(10−1〜N)との間で無線回線を確立し、任意の周波数で情報の送受信を行うものである。制御部(202)は、無線LAN移動局内を統括して制御するものである。
記憶部(203)は、無線LAN移動局の各種設定値を記憶したり、通信部(201)を介して送受信される情報を一時的に蓄積したりするものである。また、記憶部(203)には、ハンドオーバを実行するか否かを決定するための基準となる受信電波強度(RSSI)の閾値が設定記憶されている。
操作部(204)は、記憶部(203)に記憶する各種設定値を設定するための情報を入力したり、無線LAN移動局における各種制御を実行するためのコマンド情報を入力したりするものである。
電波強度測定部(205)は、通信部(201)が受信する無線信号の受信電波強度(RSSI)を測定するものである。
カウンタ(206)は、無線LAN移動局において実行したハンドオーバの実行回数をカウントし、該カウントしたハンドオーバの実行回数を基に、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測するものである。
次に、図6を参照しながら、無線LAN移動局(1−1〜N)における制御動作について説明する。なお、図6は、ハンドオーバの発生頻度を低減する際の制御動作を示す図である。
まず、本実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)が図6に示す制御動作を行う前提として、電波強度測定部(205)は、帰属中の無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)の値を常に測定監視し、その受信電波強度(RSSI)の値が、記憶部(203)に設定記憶されている閾値以下になったと判断した際に、制御部(202)にその旨の情報を通知する。そして、制御部(202)は、受信電波強度(RSSI)の値が所定の閾値以下である旨の情報を電波強度測定部(205)から受信すると、制御部(202)は、帰属中の無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)が低下したと判断し、制御部(202)は、ハンドオーバを実行し、現在帰属している無線LAN基地局に隣接している他の無線LAN基地局に対してスキャン処理を行うことになる。
また、カウンタ(206)は、ハンドオーバの実行回数をカウントし、そのカウントした実行回数を基に、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を制御部(202)に通知することになる。
まず、制御部(202)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数をカウンタ(206)から受信し、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を取得する(ステップS1)。次に、制御部(202)は、その取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上か否かを判断し(ステップS2)、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上であると判断した場合は(ステップS2/Yes)、制御部(202)は、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値だけ減算し、その減算した値を、ハンドオーバの実行基準となる閾値として記憶部(203)に設定記憶する(ステップS3)。
制御部(202)は、上述したステップS1〜ステップS3の処理を、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値未満となるまで、繰り返し行い、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ段階的に低減させることになる。これにより、無線LAN移動局(1−1〜N)で行うハンドオーバの実行回数を低減することが可能となる。
また、制御部(202)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上でないと判断した場合は(ステップS2/No)、制御部(202)は、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更したか否かを判断し(ステップS4)、閾値を変更したと判断した場合は(ステップS4/Yes)、制御部(202)は、その変更した閾値を、最初に規定されている初期の閾値(初期値)に変更することになる(ステップS5)。これにより、記憶部(203)に設定記憶されているハンドオーバの実行基準となる閾値を初期値に戻すことが可能となる。なお、ステップS4において、閾値を変更していないと判断した場合は(ステップS4/No)、ステップS1に戻り、上述した処理を再び行うことになる。
なお、図6に示す制御動作は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値未満を維持し続ける場合には、ステップS1→ステップS2/No→ステップS4/Noの処理を繰り返すことになり、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更しないことになる。
また、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上を維持し続ける場合には、ステップS1→ステップS2/Yes→ステップS3の処理を繰り返し、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ低減させ、ハンドオーバの実行をし難くすることになる。
また、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上となり、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ低減させ、ハンドオーバの実行をし難くし、その後、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値未満となる場合には、ステップS1→ステップS2/Yes→ステップS3の処理を繰り返し、ハンドオーバの実行をし難くし、ステップS2においてハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に(ステップS2/No)、ステップS5において閾値を初期値に戻すことになる。
このように、本実施形態における無線LANシステムは、無線LAN移動局(1−1〜N)が、カウンタ(206)により計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ段階的に低減させるように制御することで、ハンドオーバの実行をし難くし、無線LAN移動局(1−1〜N)におけるハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
即ち、従来は、無線LAN移動局(1−1〜N)に設定記憶されているハンドオーバの実行基準となる閾値が固定の値に設定されていたため、無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)の値が変動した場合には、その受信電波強度(RSSI)の値がハンドオーバの実行基準となる閾値以下になることが多く、ハンドオーバを頻繁に実行してしまう状況があった。
これに対し、本実施形態のように、無線LAN移動局(1−1〜N)が実行した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ段階的に低減させるように制御することで、無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)の値の変動によっても、その受信電波強度(RSSI)の値がハンドオーバの実行基準となる閾値以下となることを抑制することが可能となるため、ハンドオーバの実行をし難くし、無線LAN移動局(1−1〜N)におけるハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
なお、上述した図6に示す一連の処理動作は、ステップS2において、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に(ステップS2/Yes)、ステップS3において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値だけ低減させ、再びステップS2に戻り、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合には(ステップS2/No)、ステップS5において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を初期値に戻すことにしたが、図7に示すように、ステップS2において、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に(ステップS2/Yes)、ステップS3において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値だけ低減させ、再びステップS2に戻り、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合には(ステップS2/No)、ステップS5において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値だけ増加させ、ステップS2において、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断し続ける場合には(ステップS2/No)、ステップS5において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ段階的に増加させ、最終的に初期値に戻すように構築することも可能である。これにより、図6に示すように、実行回数が所定の値未満と判断し(ステップS2/No)、且つ、閾値の変更を行ったと判断した場合に(ステップS4/Yes)、ステップS5において、一度の処理で閾値を初期値に戻すのではなく、図7に示すように、実行回数が所定の値未満と判断し(ステップS2/No)、且つ、閾値の変更を行ったと判断した場合に(ステップS4/Yes)、ステップS5において、所定の値ずつ段階的に閾値を増加させて複数の処理で閾値を初期値に戻すようにすることが可能となるため、実行回数が所定の値以上と判断した際に(ステップS2/Yes)、ハンドオーバの実行をし難くするために行うステップS3の処理回数を図6に示す処理よりも低減させることが可能となる。
また、図6に示すように、一度の処理で閾値を初期値に戻すのではなく、図7に示すように、所定の値ずつ段階的に閾値を増加させることで、初期値よりも低い値の閾値を段階的に設定し、ハンドオーバの実行し難くさせる期間を長くすることが可能となるため、ハンドオーバの発生頻度を更に低減することが可能となる。
なお、上述した図6、図7に示す処理動作では、カウンタ(206)において単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測することにしたが、制御部(202)において単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を算出するように構築することも可能である。また、無線LAN移動局(1−1〜N)において、上述した図6、図7に示す一連の処理動作が実行可能であれば、無線LAN移動局(1−1〜N)のハード構成については特に限定しないものとする。また、上述した図6、図7に示す一連の処理動作を実行するか否かを操作部(204)からの操作により設定するように構築することも可能である。これにより、図6、図7に示す一連の処理動作を実行するか否かを操作者が任意に設定することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における無線LANシステムは、無線LAN移動局(1−1〜N)が、図8に示すように、『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』と、ハンドオーバの実行基準となる『受信電波強度(RSSI)の値』と、を対応付けて管理する管理テーブル(208)を有し、無線LAN移動局(1−1〜N)は、この管理テーブル(208)を基に、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更することを特徴とする。
なお、管理テーブル(208)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が多い程、低い受信電波強度(RSSI)の値と対応付けて単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を管理することになる。これにより、無線LAN移動局(1−1〜N)は、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を基に、図8に示す管理テーブル(208)を参照し、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度(RSSI)の値を検索取得し、その検索取得した受信電波強度(RSSI)の値を、ハンドオーバの実行基準となる閾値として記憶部(203)に設定変更し、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が多い程、低い受信電波強度(RSSI)の値を、閾値として設定変更することになる。これにより、無線LAN移動局(1−1〜N)は、無線LAN移動局(1−1〜N)において単位時間当たりに実行したハンドオーバの実行回数が多い程、低い受信電波強度(RSSI)の値を閾値として変更することが可能となるため、ハンドオーバの実行をし難くし、ハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。以下、図8〜図10を参照しながら、第2の実施形態における無線LANシステムについて説明する。なお、第2の実施形態における無線LANシステムは、図1に示す第1の実施形態における無線LANシステムと同様なシステム構成となる。
まず、図9を参照しながら、第2の実施形態における無線LANシステムを構成する無線LAN移動局(1−1〜N)の内部構成について説明する。
第2の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、図9に示すように、通信部(201)と、制御部(202)と、記憶部(203)と、操作部(204)と、電波強度測定部(205)と、カウンタ(206)と、アンテナ(207)と、を有し、記憶部(203)は、図8に示す管理テーブル(208)を格納管理していることを特徴とする。なお、各部の機能については、第1の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)と同様である。
なお、図8に示す管理テーブル(208)は、ハンドオーバの実行基準となる閾値の変更制御を実行したい場合の『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲を管理することになり、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)にて管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当する場合には、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更することになる。
また、管理テーブル(208)は、『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』が多い程、低い『受信電波強度(RSSI)の値』と対応付けて『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』を管理することになる。これにより、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が多い程、低い『受信電波強度(RSSI)の値』をハンドオーバの実行基準となる閾値として設定変更することが可能となる。なお、管理テーブル(208)にて管理する情報は、操作部(204)からの操作により任意に設定変更することは可能である。
次に、図10を参照しながら、無線LAN移動局(1−1〜N)における制御動作について説明する。なお、図10は、ハンドオーバの発生頻度を低減する際の制御動作を示す図である。
まず、第2の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)が、図10に示す制御動作を行う前提として、第1の実施形態と同様に、電波強度測定部(205)は、帰属中の無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する信号の受信電波強度(RSSI)の値を常に測定監視し、その受信電波強度(RSSI)の値が、記憶部(203)に設定記憶されている閾値以下になったと判断した際に、制御部(202)にその旨の情報を通知する。そして、制御部(202)は、受信電波強度(RSSI)の値が所定の閾値以下である旨の情報を電波強度測定部(205)から受信すると、制御部(202)は、帰属中の無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)が低下したと判断し、制御部(202)は、ハンドオーバを実行し、現在帰属している無線LAN基地局に隣接している他の無線LAN基地局に対してスキャン処理を行うことになる。
また、カウンタ(206)は、ハンドオーバの実行回数をカウントし、そのカウントした実行回数を基に、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測し、その計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を制御部(202)に通知することになる。
まず、制御部(202)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数をカウンタ(206)から受信し、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を取得する(ステップS11)。次に、制御部(202)は、ステップS11にて取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を基に、管理テーブル(208)を参照し、ステップS11にて取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当するか否かを判断する(ステップS12)。
制御部(202)は、ステップS11にて取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当すると判断した場合には(ステップS12/Yes)、制御部(202)は、ステップS11にて取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を基に、管理テーブル(208)から『受信電波強度(RSSI)の値』を取得し(ステップS13)、その取得した『受信電波強度(RSSI)の値』を、ハンドオーバの実行基準となる閾値として記憶部(203)に設定変更する(ステップS14)。
制御部(202)は、上述したステップS11〜ステップS14の処理を、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当しないと判断するまで行うことになる。
なお、管理テーブル(208)は、『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』が多い程、低い『受信電波強度(RSSI)の値』と対応付けて『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』を管理することになる。
このため、制御部(202)は、カウンタ(206)において計測した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が多い程、低い『受信電波強度(RSSI)の値』を管理テーブル(208)から取得し、その低い『受信電波強度(RSSI)の値』を、ハンドオーバの実行基準となる閾値として設定変更することになる。これにより、ハンドオーバの実行基準となる閾値を低減させ、ハンドオーバの実行をし難くし、ハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
また、制御部(202)は、単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を取得し(ステップS11)、その取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当しないと判断した場合には(ステップS12/No)、制御部(202)は、ステップS11にて取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲以上か否かを判断し(ステップS15)、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲以上であると判断した場合は(ステップS15/Yes)、ハンドオーバの実行回数が多いため、エラーと判断し、エラー通知を行い、予め決められた受信電波強度(RSSI)の値を閾値として変更し(ステップS16)、ステップS11に戻り、上述した処理を再び行うことになる。なお、閾値として変更する予め決められた受信電波強度(RSSI)の値としては、ハンドオーバの実行が確実に行われない程度の受信電波強度(RSSI)の値が好ましい。これにより、ハンドオーバの実行回数を低減することが可能となる。
また、ステップS11にて取得した単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)に管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲以上でないと判断した場合は(ステップS15/No)、制御部(202)は、ハンドオーバの実行基準となる閾値を変更したか否かを判断し(ステップS17)、閾値を変更したと判断した場合には(ステップS17/Yes)、制御部(202)は、その変更した閾値を、最初に規定されている初期の閾値(初期値)に変更することになる(ステップS18)。これにより、記憶部(203)に設定記憶されているハンドオーバの実行基準となる閾値を初期値に戻すことが可能となる。なお、ステップS17において、閾値を変更していないと判断した場合は(ステップS17/No)、その閾値を変更することなく、ステップS11に戻り、上述した処理を再び行うことになる。
このように、本実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』と、『受信電波強度(RSSI)の値』と、を対応付けて管理する管理テーブル(208)を有し、無線LAN移動局(1−1〜N)は、無線LAN移動局(1−1〜N)における単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)にて管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当するか否かを判断し、無線LAN移動局(1−1〜N)における単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が、管理テーブル(208)にて管理されている『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』の範囲に該当すると判断した場合には、無線LAN移動局(1−1〜N)は、無線LAN移動局(1−1〜N)における単位時間当たりのハンドオーバの実行回数に該当する『受信電波強度(RSSI)の値』を管理テーブル(208)から取得し、その取得した『受信電波強度(RSSI)の値』を、ハンドオーバの実行基準となる閾値として記憶部(203)に設定変更することになる。
しかも、本実施形態における管理テーブル(208)は、『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』が多い程、低い『受信電波強度(RSSI)の値』と対応付けて『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』を管理するように構成しているため、無線LAN移動局(1−1〜N)は、無線LAN移動局(1−1〜N)における単位時間当たりのハンドオーバの実行回数が多い程、低い『受信電波強度(RSSI)の値』を管理テーブル(208)から取得し、その取得した低い『受信電波強度(RSSI)の値』をハンドオーバの実行基準となる閾値として記憶部(203)に設定変更することが可能となるため、ハンドオーバの実行基準となる閾値を低減させ、ハンドオーバの実行をし難くし、無線LAN移動局(1−1〜N)におけるハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
なお、上述した図10に示す一連の処理動作は、ステップS18において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を初期値に戻すことにしたが、図11に示すように、ステップS18において、ハンドオーバの実行基準となる閾値を所定の値ずつ段階的に増加させ、最終的に初期値に戻すように構築することも可能である。
なお、上述した図10、図11に示す処理動作では、カウンタ(206)において単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測することにしたが、制御部(202)において単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を算出するように構築することも可能である。また、無線LAN移動局(1−1〜N)において、上述した図10、図11に示す一連の処理動作が実行可能であれば、無線LAN移動局(1−1〜N)のハード構成については特に限定しないものとする。また、上述した図10、図11に示す一連の処理動作を実行するか否かを操作部(204)からの操作により設定するように構築することも可能である。これにより、図10、図11に示す一連の処理動作を実行するか否かを操作者が任意に設定することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態における無線LANシステムは、無線LAN移動局(1−1〜N)がハンドオーバを一度実行した後は、一定期間の間だけ、電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(RSSI)の値が、記憶部(203)に設定記憶されているハンドオーバの実行基準となる閾値になったとしても、ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする。これにより、無線LAN移動局(1−1〜N)におけるハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。以下、図12、図13を参照しながら、第3の実施形態における無線LANシステムについて説明する。なお、第3の実施形態における無線LANシステムは、図1に示す第1、第2の実施形態における無線LANシステムと同様なシステム構成となる。
まず、図12を参照しながら、第3の実施形態における無線LANシステムを構成する無線LAN移動局(1−1〜N)の内部構成について説明する。
第3の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、図12に示すように、通信部(201)と、制御部(202)と、記憶部(203)と、操作部(204)と、電波強度測定部(205)と、アンテナ(207)と、を有して構成される。第3の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、ハンドオーバの実行回数を計測するカウンタ(206)を有していないことになる。なお、各部の機能については、第1、第2の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)と同様である。
次に、図13を参照しながら、無線LAN移動局(1−1〜N)における制御動作について説明する。なお、図13は、ハンドオーバの発生頻度を低減する際の制御動作を示す図である。
まず、第3の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、電波強度測定部(205)が、無線LAN移動局(1−1〜N)と帰属中の無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)を常に測定監視し、その受信電波強度(RSSI)の値が、記憶部(203)に設定記憶されている閾値以下になったと判断した際に、制御部(202)にその旨の情報を通知する。
そして、制御部(202)は、受信電波強度(RSSI)が所定の閾値以下である旨の情報を電波強度測定部(205)から受信すると、制御部(202)は、帰属中の無線LAN基地局(10−1〜N)から受信する電波の受信電波強度(RSSI)が低下したと判断し、制御部(202)は、ハンドオーバを実行し、現在帰属している無線LAN基地局に隣接している他の無線LAN基地局に対してスキャン処理を行うことになる(ステップS21)。
次に、制御部(202)は、受信電波強度(RSSI)が所定の閾値以下である旨の情報を電波強度測定部(205)から受信してもハンドオーバを実行しないようにするための無効制御を設定し(ステップS22)、タイマーのカウントを開始する(ステップS23)。
次に、タイマーをカウントしてから一定の期間が経過したか否かを判定し(ステップS24)、一定の期間が経過したと判断した場合は(ステップS24/Yes)、制御部(202)は、無効制御を解除し(ステップS25)、一連の処理動作を終了する。
このように、第3の実施形態における無線LAN移動局(1−1〜N)は、ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、ハンドオーバの実行を行わないように制御することで、無線LAN移動局(1−1〜N)におけるハンドオーバの発生頻度を低減することが可能となる。
なお、ハンドオーバの実行を行わないように制御する期間は、任意に設定変更することは可能であり、例えば、図14に示すような、受信電波強度(RSSI)の値の変動量と、ハンドオーバの実行を行わないように制御する設定期間と、の関係を示す対応テーブルを記憶部(203)に格納管理し、電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(RSSI)の値の変動量を基に、その記憶部(203)に格納管理した図14に示す対応テーブルを参照し、電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(RSSI)の値の変動量に応じた設定期間を取得し、その取得した設定期間を、ハンドオーバの実行を行わないように制御する設定期間として設定変更するように構築することも可能である。
具体的には、無線LAN移動局(1−1〜N)は、電波強度測定(205)において測定した受信電波強度(RSSI)の値を履歴管理し、その履歴管理した受信電波強度(RSSI)の値を基に、ハンドオーバを実行した期間前後における受信電波強度(RSSI)の値の変動量を算出し、その算出した受信電波強度(RSSI)の値の変動量を基に、記憶部(203)に格納管理した図14に示す対応テーブルを参照し、受信電波強度(RSSI)の値の変動量に応じた設定期間を取得し、その取得した設定期間を、ハンドオーバの実行を行わないように制御するための期間として設定変更することになる。これにより、受信電波強度(RSSI)の値の変動量が多い場合には、ハンドオーバの発生頻度が高くなるため、ハンドオーバの実行を行わないように制御する期間を長く設定し、受信電波強度(RSSI)の値の変動量が小さい場合には、ハンドオーバの発生頻度が少なくなるため、ハンドオーバの実行を行わないように制御する期間を短く設定することが可能となる。従って、受信電波強度(RSSI)の値の変動量に応じて、ハンドオーバの実行を行わないように制御する最適な期間を設定することが可能となる。また、図13に示す一連の処理動作を実行するか否かを操作部(204)からの操作により設定するように構築することも可能である。これにより、図13に示す一連の処理動作を実行するか否かを操作者が任意に設定することが可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した図10、図11に示す制御動作において、ステップS16のエラー通知を行った際に、第3の実施形態のように、ハンドオーバの実行を一定期間の間だけ行わないように制御するように構築することも可能である。
例えば、上述した本実施形態の無線LAN移動局(1−1〜N)における制御動作は、ハード構成ではなく、コンピュータプログラム等のソフトウェアにより実行することも可能であり、また、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録し、その記録媒体から上記プログラムを、無線通信が可能な通信装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、通信装置において実行させることも可能である。また、所定のネットワークを介して接続されている外部機器から上記プログラムを通信装置に読み込ませることで、上述した制御動作を、通信装置において実行させることも可能である。また、上述した各実施形態における制御動作を適宜組み合わせて複合させることも可能である。
本発明にかかる無線LAN移動局、無線LANシステム、ハンドオーバ制御方法及びハンドオーバ制御プログラムは、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer)などの無線通信が可能な通信装置に適用可能である。
一般的な無線LANシステムのシステム構成を示す図である。 ハンドオーバを行う際の例を示す図である。 ハンドオーバを行う際の一連の処理動作を示す図である。 本実施形態の無線LANシステムを構成する無線LAN基地局(10−1〜N)の内部構成を示す図である。 本実施形態の無線LANシステムを構成する無線LAN移動局(1−1〜N)の内部構成を示す図である。 第1の実施形態の無線LAN移動局(1−1〜N)における第1の制御動作を示すフロチャートである。 第1の実施形態の無線LAN移動局(1−1〜N)における第2の制御動作を示すフロチャートである。 『単位時間当たりのハンドオーバの実行回数』と、無線LAN移動局(1−1〜N)がハンドオーバを実行することになる『受信電波強度(RSSI)の値』と、が対応付けられた管理テーブル(208)のテーブル構成を示す図である。 第2の実施形態の無線LANシステムを構成する無線LAN移動局(1−1〜N)の内部構成を示す図である。 第2の実施形態の無線LAN移動局(1−1〜N)における第1の制御動作を示すフロチャートである。 第2の実施形態の無線LAN移動局(1−1〜N)における第2の制御動作を示すフロチャートである。 第3の実施形態の無線LANシステムを構成する無線LAN移動局(1−1〜N)の内部構成を示す図である。 第3の実施形態の無線LAN移動局(1−1〜N)における制御動作を示すフロチャートである。 電波強度測定部(205)において測定した受信電波強度(RSSI)の値の変動量と、その受信電波強度(RSSI)の値の変動量の際に設定する設定期間と、の関係を示す図である。
符号の説明
1−1〜N 無線LAN移動局
10−1〜N 無線LAN基地局
20 集中管理制御装置
101 通信部
102 制御部
103 記憶部
104 アンテナ
201 通信部
202 制御部
203 記憶部
204 操作部
206 カウンタ
207 アンテナ
208 管理テーブル

Claims (32)

  1. 受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、
    前記受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、を有する無線LAN移動局であって、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    を有することを特徴とする無線LAN移動局。
  2. 前記閾値変更手段は、
    前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、前記閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とする請求項1記載の無線LAN移動局。
  3. 前記閾値変更手段は、
    前記閾値を所定の値だけ低減させた後に、前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、前記閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とする請求項2記載の無線LAN移動局。
  4. 単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、
    前記閾値変更手段は、
    前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数を基に、前記管理手段に管理されている前記ハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、前記閾値として変更することを特徴とする請求項1記載の無線LAN移動局。
  5. 前記閾値変更手段による前記閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定手段を有することを特徴とする請求項1記載の無線LAN移動局。
  6. 受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、
    前記受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、を有する無線LAN移動局であって、
    前記ハンドオーバ実行手段によるハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、前記受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御手段を有することを特徴とする無線LAN移動局。
  7. 前記受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、前記一定期間を設定する期間設定手段を有し、
    前記ハンドオーバ実行制御手段は、前記期間設定手段により設定された一定期間の間だけ、前記ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする請求項6記載の無線LAN移動局。
  8. 前記ハンドオーバ実行制御手段による制御を行うか否かを決定する実行決定手段を有することを特徴とする請求項6記載の無線LAN移動局。
  9. 複数の無線LAN基地局と、前記無線LAN基地局の配下に位置する無線LAN移動局と、を有して構成される無線LANシステムであって、
    前記無線LAN移動局は、
    受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、
    前記受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、前記閾値を変更する閾値変更手段と、
    を有することを特徴とする無線LANシステム。
  10. 前記無線LAN移動局は、
    前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、前記閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とする請求項9記載の無線LANシステム。
  11. 前記無線LAN移動局は、
    前記閾値を所定の値だけ低減させた後に、前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、前記閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とする請求項10記載の無線LANシステム。
  12. 前記無線LAN移動局は、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、
    前記無線LAN移動局は、
    前記計測手段により計測したハンドオーバの実行回数を基に、前記管理手段に管理されている前記ハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、前記閾値として変更することを特徴とする請求項9記載の無線LANシステム。
  13. 前記無線LAN移動局は、
    前記閾値変更手段による前記閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定手段を有することを特徴とする請求項9記載の無線LANシステム。
  14. 複数の無線LAN基地局と、前記無線LAN基地局の配下に位置する無線LAN移動局と、を有して構成される無線LANシステムであって、
    前記無線LAN移動局は、
    受信電波強度の値を測定する受信電波強度測定手段と、
    前記受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行するハンドオーバ実行手段と、
    前記ハンドオーバ実行手段によるハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、前記受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御手段と、を有することを特徴とする無線LANシステム。
  15. 前記無線LAN基地局は、
    前記受信電波強度測定手段により測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、前記一定期間を設定する期間設定手段を有し、
    前記ハンドオーバ実行制御手段は、前記期間設定手段により設定された一定期間の間だけ、前記ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする請求項14記載の無線LANシステム。
  16. 前記無線LAN基地局は、
    前記ハンドオーバ実行制御手段による制御を行うか否かを決定する実行決定手段を有することを特徴とする請求項14記載の無線LANシステム。
  17. 受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局におけるハンドオーバ制御方法であって、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測工程と、
    前記計測工程により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、前記閾値を変更する閾値変更工程と、
    を、前記無線LAN移動局が行うことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  18. 前記閾値変更工程は、
    前記計測工程により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、前記閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とする請求項17記載のハンドオーバ制御方法。
  19. 前記閾値変更工程は、
    前記閾値を所定の値だけ低減させた後に、前記計測工程により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、前記閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とする請求項18記載のハンドオーバ制御方法。
  20. 前記無線LAN移動局は、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、
    前記閾値変更工程は、
    前記計測工程により計測したハンドオーバの実行回数を基に、前記管理手段に管理されている前記ハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、前記閾値として変更することを特徴とする請求項17記載のハンドオーバ制御方法。
  21. 前記閾値変更工程による前記閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定工程を、前記無線LAN移動局が行うことを特徴とする請求項17記載のハンドオーバ制御方法。
  22. 受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局におけるハンドオーバ制御方法であって、
    前記ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、前記受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御工程を、前記無線LAN移動局が行うことを特徴とするハンドオーバ制御方法。
  23. 前記測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、前記一定期間を設定する期間設定工程を、前記無線LAN移動局が行い、
    前記ハンドオーバ実行制御工程は、
    前記期間設定工程により設定された一定期間の間だけ、前記ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする請求項22記載のハンドオーバ制御方法。
  24. 前記ハンドオーバ実行制御工程による制御を行うか否かを決定する実行決定工程を、前記無線LAN移動局が行うことを特徴とする請求項22記載のハンドオーバ制御方法。
  25. 受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局において実行させるハンドオーバ制御プログラムであって、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数を計測する計測処理と、
    前記計測処理により計測したハンドオーバの実行回数に応じて、前記閾値を変更する閾値変更処理と、
    を、前記無線LAN移動局に実行させることを特徴とするハンドオーバ制御プログラム。
  26. 前記閾値変更処理は、
    前記計測処理により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値以上と判断した場合に、前記閾値を所定の値だけ低減させることを特徴とする請求項25記載のハンドオーバ制御プログラム。
  27. 前記閾値変更処理は、
    前記閾値を所定の値だけ低減させた後に、前記計測処理により計測したハンドオーバの実行回数が所定の値未満と判断した場合に、前記閾値を初期の閾値に変更、または、所定の値だけ増加させることを特徴とする請求項26記載のハンドオーバ制御プログラム。
  28. 前記無線LAN移動局は、
    単位時間当たりのハンドオーバの実行回数と、受信電波強度の値と、を対応付けて管理する管理手段を有し、
    前記閾値変更処理は、
    前記計測処理により計測したハンドオーバの実行回数を基に、前記管理手段に管理されている前記ハンドオーバの実行回数に対応付けられた受信電波強度の値を取得し、該取得した受信電波強度の値を、前記閾値として変更することを特徴とする請求項27記載のハンドオーバ制御プログラム。
  29. 前記閾値変更処理による前記閾値の変更を行うか否かを決定する閾値変更決定処理を、前記無線LAN移動局に実行させることを特徴とする請求項25記載のハンドオーバ制御プログラム。
  30. 受信電波強度の値を測定し、該測定した受信電波強度の値と、ハンドオーバの実行基準となる閾値と、を比較し、前記受信電波強度の値が前記閾値以下と判断した際に、ハンドオーバを実行する無線LAN移動局において実行させるハンドオーバ制御プログラムであって、
    前記ハンドオーバを実行した後は、一定期間の間だけ、前記受信電波強度の値が閾値以下となってもハンドオーバの実行を行わないように制御するハンドオーバ実行制御処理を、前記無線LAN移動局に実行させることを特徴とするハンドオーバ制御プログラム。
  31. 前記測定した受信電波強度の値の変動量に応じて、前記一定期間を設定する期間設定処理を、前記無線LAN移動局に実行させ、
    前記ハンドオーバ実行制御処理は、
    前記期間設定処理により設定された一定期間の間だけ、前記ハンドオーバの実行を行わないように制御することを特徴とする請求項30記載のハンドオーバ制御プログラム。
  32. 前記ハンドオーバ実行制御処理による制御を行うか否かを決定する実行決定処理を、前記無線LAN移動局に実行させることを特徴とする請求項30記載のハンドオーバ制御プログラム。
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