JP2006164846A - メモリカードスロット装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スロット装置を大型化せずに大型/小型のメモリカードの双方を択一的に装填できるようにする。
【解決手段】 大型/小型のメモリカード20,30が択一的に装填可能なカード収容部SPを有するカードスロット装置において、大型/小型のメモリカード20,30に設けられたカード端子にそれぞれ電気的に接続される第1/第2の接続端子と、小型のメモリカード30のカード端子と第2の接続端子との接触不良を防止するために、大型のメモリカード20の装填経路内における押さえ位置で小型のメモリカードを押さえるカード押さえ部材16とを備え、カード押さえ部材16を、押さえ位置と大型メモリカード20の装填経路外の退避位置との間で移動できるようにする。
【選択図】 図3
【解決手段】 大型/小型のメモリカード20,30が択一的に装填可能なカード収容部SPを有するカードスロット装置において、大型/小型のメモリカード20,30に設けられたカード端子にそれぞれ電気的に接続される第1/第2の接続端子と、小型のメモリカード30のカード端子と第2の接続端子との接触不良を防止するために、大型のメモリカード20の装填経路内における押さえ位置で小型のメモリカードを押さえるカード押さえ部材16とを備え、カード押さえ部材16を、押さえ位置と大型メモリカード20の装填経路外の退避位置との間で移動できるようにする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、カードリーダ/ライタやデジタルカメラなどの電子機器に搭載されるメモリカードスロット装置、およびこれを搭載する電子機器に関する。
大きさの異なる複数種類のメモリカードが択一的に装填可能なメモリカードスロット装置がある。特に特許文献1に記載のものは、スロット内のカード収容空間の一部を複数のカードで共用することで、スロット装置の小型化を図っている。
メモリカードは、カードスロット装置への装填時に電子機器の制御回路に電気的に接続される必要があるが、その接続はピン接続方式であったり単なる接触方式であったりカードによって異なる。小型のメモリカードはピン接続方式は構造的に無理なので、カード下面に薄い平面状の複数の端子を設け、カード装填時にこれらがスロット装置側の端子に接触するようにするのが一般的である。この方式の場合、カードが浮くと端子同士が接触不良を起こすため、カードが浮かないように上から押さえる部材(カード押さえ)が必要となる。しかしながら、カード押さえをスロット装置内に設けると、大型メモリカードとカード押さえとの干渉を避けるために、大型メモリカードの装填経路をカード押さえから外れた位置に定めなければならず、スロット装置の大型化は免れない。
請求項1〜6の発明は、大型/小型のメモリカードが択一的に装填可能なカード収容部を有するカードスロット装置に適用され、大型/小型のメモリカードに設けられたカード端子にそれぞれ電気的に接続される第1/第2の接続端子と、小型のメモリカードのカード端子と第2の接続端子との接触不良を防止するために、大型のメモリカードの装填経路内における押さえ位置で小型のメモリカードを押さえるカード押さえ部材と、カード押さえ部材を、押さえ位置と大型メモリカードの装填経路外の退避位置との間で移動させる駆動装置とを具備する。
請求項2の発明は、大型のメモリカードの装填開始に連動してカード押さえ部材を退避位置に駆動し、大型メモリカードの抜き取りに連動してカード押さえ部材を押さえ位置に駆動する連動機構を含むものである。
請求項3〜5の発明は、大型のメモリカードの装填開始および抜き取りを検知する検知スイッチおよびカード押さえ部材を駆動するための電気アクチュエータを含むものである。
請求項4の発明は、電気アクチュエータとして圧電素子を用いたものである。
請求項5の発明は、円運動によって前記カード押さえ部材を移動させる平行リンク機構を含むものである。
請求項6の発明は、上記退避位置を、小型のメモリカードの装填経路内の位置としたものである。
請求項7の発明に係る電子機器は、請求項1または2に記載のメモリカードスロット装置が搭載されて成る。
請求項8の発明に係る電子機器は、請求項3〜5のいずれかに記載のメモリカードスロット装置が搭載されるもので、検知スイッチにより大型のメモリカードの装填開始が検知されるのに伴ってカード押さえ部材を退避位置に駆動し、大型のメモリカードの抜き取りが検知されるのに伴ってカード押さえ部材を押さえ位置に駆動すべく駆動装置を制御する制御装置を備える。
請求項2の発明は、大型のメモリカードの装填開始に連動してカード押さえ部材を退避位置に駆動し、大型メモリカードの抜き取りに連動してカード押さえ部材を押さえ位置に駆動する連動機構を含むものである。
請求項3〜5の発明は、大型のメモリカードの装填開始および抜き取りを検知する検知スイッチおよびカード押さえ部材を駆動するための電気アクチュエータを含むものである。
請求項4の発明は、電気アクチュエータとして圧電素子を用いたものである。
請求項5の発明は、円運動によって前記カード押さえ部材を移動させる平行リンク機構を含むものである。
請求項6の発明は、上記退避位置を、小型のメモリカードの装填経路内の位置としたものである。
請求項7の発明に係る電子機器は、請求項1または2に記載のメモリカードスロット装置が搭載されて成る。
請求項8の発明に係る電子機器は、請求項3〜5のいずれかに記載のメモリカードスロット装置が搭載されるもので、検知スイッチにより大型のメモリカードの装填開始が検知されるのに伴ってカード押さえ部材を退避位置に駆動し、大型のメモリカードの抜き取りが検知されるのに伴ってカード押さえ部材を押さえ位置に駆動すべく駆動装置を制御する制御装置を備える。
本発明によれば、カード押さえ部材を大型メモリカードの装填経路外の退避位置に退避できる構造としたので、カード収容空間を大きくすることなく大小のカードの択一的な装填が可能となる。特に押さえ部材の動作を適切なタイミングで自動的に行うことで、操作者が押さえ部材の移動に気を配る必要がなく、使い勝手がよくなる。
−第1の実施形態−
図1〜図4により本発明の一実施形態を説明する。
図1〜図3は本実施形態におけるメモリカードスロット装置の構造を示している。このメモリカードスロット装置10は、カードリーダ/ライタやデジタルカメラといった、メモリカードを使用するあらゆる電子機器に組み込んで使用することが可能である。スロット装置10の本体は、天板11,地板12,奥板13および一対の側板14,15により形成されるカード収容空間SPを有する。メモリカード20,30は、正面の装填口からA方向にカード収容空間SPに装填される。
図1〜図4により本発明の一実施形態を説明する。
図1〜図3は本実施形態におけるメモリカードスロット装置の構造を示している。このメモリカードスロット装置10は、カードリーダ/ライタやデジタルカメラといった、メモリカードを使用するあらゆる電子機器に組み込んで使用することが可能である。スロット装置10の本体は、天板11,地板12,奥板13および一対の側板14,15により形成されるカード収容空間SPを有する。メモリカード20,30は、正面の装填口からA方向にカード収容空間SPに装填される。
本実施形態では、大型/小型の2種類のメモリカード20,30が装填可能とされる。大型メモリカード20としては、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)カードが挙げられる。この大型メモリカード20の左右側面にはそれぞれ溝21が形成されるとともに、先端面(装填方向の面)にはコネクタ部22が形成されている。
一方、小型メモリカード30としては、例えばマルチメディアカード(登録商標)などが挙げられる。本実施形態における小型メモリカード30は、下面の左右に段差31が形成されるとともに、下面先端部には複数の平板状の電気接点32が形成されている。
スロット装置10の更なる詳細構造を説明する。
カード収容空間SPの幅は、大型メモリカード20の幅と実質的に同一とされる。左右の側板14,15には、大型メモリカード20の溝21に対応する凸部14a,15aがそれぞれ形成され、カード20の挿入をガイドする。また一方の側板15には、装填口近傍にカード検知スイッチSW1が配置され、大型メモリカード20の装填開始に伴ってスイッチSW1がオンする。奥板13には複数の電気接点ピンPNが突設され、大型メモリカード20が装填されると、これらのピンPNがカード20のコネクタ部22の孔に挿通される。これにより、カード20と制御回路部(図4)とが電気的に接続され、カード20に対するデータの読み書きが可能となる。
カード収容空間SPの幅は、大型メモリカード20の幅と実質的に同一とされる。左右の側板14,15には、大型メモリカード20の溝21に対応する凸部14a,15aがそれぞれ形成され、カード20の挿入をガイドする。また一方の側板15には、装填口近傍にカード検知スイッチSW1が配置され、大型メモリカード20の装填開始に伴ってスイッチSW1がオンする。奥板13には複数の電気接点ピンPNが突設され、大型メモリカード20が装填されると、これらのピンPNがカード20のコネクタ部22の孔に挿通される。これにより、カード20と制御回路部(図4)とが電気的に接続され、カード20に対するデータの読み書きが可能となる。
地板12の中央部には凹部12aが形成され、凹部12aの幅は小型メモリカード30の幅と実質的に同一とされる。凹部12aの左右には小型メモリカード30の形状に合わせて段差12bが設けられ、カード30の挿入をガイドする。また凹部12aの底面には、カード30の端子32に対応する複数の平板状の端子TRが形成され、両端子32,TRの接触によりカード30が制御回路部に電気的に接続され、カード30に対するデータの読み書きが可能となる。
図3から分かるように、仮想線で示す大型/小型メモリカード20,30は一部がオーバーラップしており、このオーバーラップ部分SP1は両カードの共用空間となる。かかる共用空間を設けることでスペースの節約が図れ、スロット装置10を薄型化することができる。
16はカード押さえであり、不図示のばねにより小型メモリカード30を上から押圧し、両端子32,TRの接触不良を防止する。なお、大型メモリカード20はピン接続方式なので、接触不良の心配はなくカード押さえは不要である。
ところで、図3の状態ではカード押さえ16が大型メモリカード20の装填経路に位置しているため、大型メモリカード20はカード押さえ16と干渉して装填できない。カード収容空間SPを上方に広げれば両者の干渉は防げるが、その分だけスロット装置10は大型化する(高さが増す)。そこで本実施形態では、以下に示すようにカード押さえ16を大型メモリカード20の装填経路から凹部12aに退避できる構成とした。
カード押さえ16は、その左右部が各一対の支持バー17a,17b/17c,17dにて支持され、支持バー17a,17b/17c,17dの先端同士が支持バー17e,17fにて連結されている。支持バー17e,17fは、それぞれ地板12の凹部12cに設けられた一対の圧電素子18の上に載置固定される。凹部12cは、支持バー17a〜17dの退避溝12d〜12gによって中央の凹部12aに連通されている。この構造によれば、圧電素子18を上下方向に伸縮させることで、支持バー17a〜17fを介してカード押さえ16を上下動させることができる。そして、少なくともカード押さえ16の上面が共用空間SP1(図3)から退避する位置までカード押さえ16を下げれば、大型メモリカード20の装填が可能となる。
図4はスロット装置10が搭載される電子機器100の制御ブロック図であり、スロット装置10に関連する要素のみ示している。CPU51には、メモリカード20,30に対する読み書きを行う記録/読出回路52,53と、圧電素子18への印加電圧を制御して圧電素子18を伸縮駆動する駆動回路54と、上述したカード検知スイッチSW1とが接続されている。
以上の構成において、いずれのメモリカード20,30も装填されていないときには、カード押さえ16は大型メモリカード20の装填経路内、つまり小型メモリカード30を押さえ得る位置にある。したがって、小型メモリカード30を凹部12aに沿ってA方向に押し込むと、カード30は凹部12aの底面とカード押さえ16との間を通り、その先端が凹部12aの端部に当接するまで挿入される。なお、カード30を上下逆にして装填しようとすると、カード30がカード押さえ16と干渉し、それ以上押し込むことはできない。
小型メモリカード30が装填されると、カード30の端子32が端子TRと接触し、電気的導通が図られる。カード30はカード押さえ16に押圧されているので、端子の接触不良の心配はない。装填状態においてもカード後端部は装填口から突出しているので、その後端部を持って容易に引っ張り出すことができる。
一方、大型メモリカード20を装填するには、小型メモリカード30が抜き取られた状態で、左右の溝21が凸部14a,15aに係合されるようにA方向に押し込む。カード20が上下逆の場合は、溝21と凸部14a,15aとが係合せず、カード20の挿入は物理的に阻止される。
挿入当初にカード検知スイッチSW1がオンし、これに応答してCPU51は一方の記録/読出回路52を選択し、大型メモリカード30への読み書きに備えるとともに、カード押さえ16を退避させるべく駆動回路54に退避信号を送る。駆動回路54は、退避信号を受けて圧電素子18への印加電圧を制御し、これを収縮させる。圧電素子18の収縮により、支持バー17a〜17fを介してカード押さえ16が凹部12aに下降し始める。この間も大型メモリカード20の挿入は継続しているが、カード20の先端がカード押さえ16の位置に達する頃には、カード押さえ16がカード20の装填経路から退避しており、カード20を奥板13に当接するまで難なく挿入することができる。この装填状態では接点ピンPNがカード20のコネクタ部22に挿入され、電気的導通が図られる。装填状態においてもカード20後端部は装填口から突出しているので、後端部を持って引っ張り出すことができる。
大型メモリカード20を抜き取ると、カード検知スイッチSW1がオフし、これに応答してCPU51は他方の記録/読出回路52を選択し、小型メモリカード20への読み書きに備えるとともに、カード押さえ16を復帰させるべく駆動回路54に復帰信号を送る。駆動回路54は、復帰信号を受けて圧電素子18への印加電圧を制御し、これを伸張させ、カード押さえ16を図3の位置に復帰させる。
このように本実施形態では、カード押さえ16を大型メモリカード20の装填経路から退避できるようにしたので、カード収容空間SPを上方に広げることなく、つまりスロット装置10を大型化することなく大型/小型のメモリカードの択一的な装填が可能となる。しかも、大型メモリカード20の装填開始および抜き取りをスイッチSW1で検知し、自動的にカード押さえ16を適切な位置に移動させるようにしたので、使用者はカード押さえ16の位置に何ら気を配ることなくカード装填を行える。
−第2の実施形態−
図5,図6により本発明の第2の実施形態を説明する。なお、図2と同様の機能を果たす部材には同一の符号を付す。
本実施形態は、カード押さえの駆動機構を平行リンク機構とした点が先の実施形態と異なる。図6に示すように、平行リンク機構を構成する一対のリンク61,62は、下端が地板に固定された回動支持部材63,64にそれぞれ回動可能に支持されるとともに、上端が支持バー17fの前後端にそれぞれ回動可能に軸支される。なお図示はしていないが、左側の支持バー17eも同様の平行リンク機構により支持される。
図5,図6により本発明の第2の実施形態を説明する。なお、図2と同様の機能を果たす部材には同一の符号を付す。
本実施形態は、カード押さえの駆動機構を平行リンク機構とした点が先の実施形態と異なる。図6に示すように、平行リンク機構を構成する一対のリンク61,62は、下端が地板に固定された回動支持部材63,64にそれぞれ回動可能に支持されるとともに、上端が支持バー17fの前後端にそれぞれ回動可能に軸支される。なお図示はしていないが、左側の支持バー17eも同様の平行リンク機構により支持される。
右前側のリンク61は、ソレノイド65のプランジャ65a先端に回動可能に支持されている。プランジャ65の吸引によりリンク61が前方に倒れ、支持バー17fに支持されたカード押さえ16は、その姿勢を保ちながら前方に円運動する。その結果、カード押さえ16の位置が下がり、大型メモリカード20の装填経路から退避する。この駆動方式の場合はカード押さえや16支持バー17が前後方向にも移動するので、各退避溝は先の実施形態と比べて前方に形成されている。
ところで、図3の共用空間SP1を大きくとるほどカード収容空間の最大高さを小さくでき、スロット装置の薄型化が図れる。ただし、共用空間SP1が大きくなるほど、大型メモリカード20の装填経路におけるカード押さえ16の位置が高くなるため、これを下方に退避させる際の移動量は大きくなる。本実施形態のような平行リンク機構を用いれば、カード押さえ16の上下移動量を先の実施形態と比べて長くとれ、カード押さえ16を凹部12aに設けた退避溝12a1内まで退避させることができる。退避溝12a1の底面は、小型メモリカード用の端子TRよりも更に低い位置にあり、また各リンク61,62の回動支持部63,64も溝12a1の底面と同等の高さ位置に設けてある。しがたって、共用空間SP1を大きくとれ、スロット装置の薄型化が図れる。
さらに本実施形態では、上述したカード検知スイッチSW1を左右の側板14,15にそれぞれ設けることで、誤検出の防止を図っている。CPU51は、2つのスイッチSW1がともにオンして初めて大型メモリカード20の装填開始と判断し、ソレノイド65を駆動してカード押さえ16の退避動作を行う。また、2つのスイッチSW1がともにオフして初めて大型メモリカード20が抜き取られたと判断し、ソレノイド65を駆動してカード押さえ16の復帰動作を行う。これによれば、例えば異物の挿入によって一方のスイッチSW1のみがオンした場合に、大型メモリカード20の装填と誤認されることがなく、不所望な動作を防止できる。
図7に示すように、駆動モータ71で直接リンク16を回動させてもよい。これによりカード押さえ16の上下動をより大きくすることが可能となる。
−第3の実施形態−
図8は第3の実施形態を示す概念図である。
先の実施形態では、カード押さえ16を上下動させるのに電気アクチュエータを用いたが、本実施形態では同様の動作をメカリンク機構(連動機構)のみで実現している。図において、メカリンク機構は、大型メモリカード20の装填開始に伴って下方に押されるボタン81、カード装填方向に延在するリンク82、付勢ばね83、上下方向に延在するリンク84および横方向に延在するリンク85を有する。91〜95は回動支持部で、回動支持部91,94はスロット装置本体に対して固定である。
図8は第3の実施形態を示す概念図である。
先の実施形態では、カード押さえ16を上下動させるのに電気アクチュエータを用いたが、本実施形態では同様の動作をメカリンク機構(連動機構)のみで実現している。図において、メカリンク機構は、大型メモリカード20の装填開始に伴って下方に押されるボタン81、カード装填方向に延在するリンク82、付勢ばね83、上下方向に延在するリンク84および横方向に延在するリンク85を有する。91〜95は回動支持部で、回動支持部91,94はスロット装置本体に対して固定である。
大型メモリカード20の装填によりボタン81が押下されると、これに連動してリンク82が支持部91を中心に回動し、リンク82の後端が上がることでリンク84を押し上げる。リンク84の上昇に伴ってリンク85が支持部94を中心に回動し、その左端が押し下げられ、支持バー17f,17c,17dを介してカード押さえ16が退避位置(大型メモリカード20の装填経路から退避した位置)まで下がる。大型メモリカード20を抜き取ると、ばね83の付勢力により各部材は元の状態に復帰し、カード押さえ16は当初の押さえ位置(小型メモリカード30を押さえ得る位置)に上昇する。
この構成によれば、ボタン81の小さい変位をメカリンク機構によって増幅することができるので、カード押さえ16の上下動を大きくとることができる。
なお、上記メカリンク機構は左右に1箇所ずつ設けてもよいし、左右前後の合計4箇所に設けてもよい。
なお、上記メカリンク機構は左右に1箇所ずつ設けてもよいし、左右前後の合計4箇所に設けてもよい。
なお以上の実施形態では、カード押さえの移動を大型メモリカードの挿抜に連動させたが、可能であれば小型メモリカードの挿抜に連動させてもよい。この場合は、小型メモリカードの挿入開始に伴ってカード押さえを押さえ位置まで上昇させ、小型メモリカードの抜き取りに伴ってカード押さえを退避位置まで下降させることになる。
また押さえ部材を操作者が手動により移動させてもよい。この場合は、例えば上記検知スイッチSW1を手動操作によりオン・オフさせる構成とすればよい。あるいはスライド式の操作部材を用い、押さえ部材をメカ的に移動させるようにしてもよい。さらに、スロット装置の姿勢はこれを搭載する機器によって異なり、それに応じてカード挿抜方向やカード押さえの移動方向が変わることは言うまでもない。
10 メモリカードスロット装置
16 カード押さえ
12a 凹部
12b 段差
12d〜12f 溝
17a〜17f 支持バー
18 圧電素子
20 大型メモリカード
21 溝
22 コネクタ部
30 小型メモリカード
31 段差
32 端子
51 CPU
54 駆動装置
61,62 リンク
65 ソレノイド
65a プランジャ
71 モータ
81 押圧ボタン
82,84,85 リンク
83 ばね
91〜95 回動支持部
PN 端子ピン
SW1 カード検知スイッチ
TR 端子
16 カード押さえ
12a 凹部
12b 段差
12d〜12f 溝
17a〜17f 支持バー
18 圧電素子
20 大型メモリカード
21 溝
22 コネクタ部
30 小型メモリカード
31 段差
32 端子
51 CPU
54 駆動装置
61,62 リンク
65 ソレノイド
65a プランジャ
71 モータ
81 押圧ボタン
82,84,85 リンク
83 ばね
91〜95 回動支持部
PN 端子ピン
SW1 カード検知スイッチ
TR 端子
Claims (8)
- 大型/小型のメモリカードが択一的に装填可能なカード収容部を有するカードスロット装置において、
前記大型/小型のメモリカードに設けられたカード端子にそれぞれ電気的に接続される第1/第2の接続端子と、
前記小型のメモリカードのカード端子と前記第2の接続端子との接触不良を防止するために、前記大型のメモリカードの装填経路内における押さえ位置で前記小型のメモリカードを押さえるカード押さえ部材と、
該カード押さえ部材を、前記押さえ位置と前記大型メモリカードの装填経路外の退避位置との間で移動させる駆動装置とを具備することを特徴とするメモリカードスロット装置。 - 前記駆動装置は、前記大型のメモリカードの装填開始に連動して前記カード押さえ部材を前記退避位置に駆動し、該大型メモリカードの抜き取りに連動して前記カード押さえ部材を前記押さえ位置に駆動する連動機構を含むことを特徴とする請求項1に記載のメモリカードスロット装置。
- 前記大型のメモリカードの装填開始および抜き取りを検知する検知スイッチを備え、前記駆動装置は、前記カード押さえ部材を駆動するための電気アクチュエータを含むことを特徴とする請求項1に記載のメモリカードスロット装置。
- 前記電気アクチュエータは、電圧の印加に応じて伸縮する圧電素子であることを特徴とする請求項3に記載のメモリカードスロット装置。
- 前記駆動装置は、円運動によって前記カード押さえ部材を移動させる平行リンク機構を含むことを特徴とする請求項3に記載のメモリカードスロット装置。
- 前記退避位置は、前記小型のメモリカードの装填経路内の位置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のメモリカードスロット装置。
- 請求項1または2に記載のメモリカードスロット装置が搭載されることを特徴とする電子機器。
- 請求項3〜5のいずれかに記載のメモリカードスロット装置が搭載される電子機器であって、
前記検知スイッチにより前記大型のメモリカードの装填開始が検知されるのに伴って前記カード押さえ部材を前記退避位置に駆動するとともに、前記大型のメモリカードの抜き取りが検知されるのに伴って前記カード押さえ部材を前記押さえ位置に駆動すべく前記駆動装置を制御する制御装置を備えることを特徴とする電子機器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017204150A1 (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社Joled | 有機el表示パネル、有機el表示装置、及び、その製造方法 |
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WO2017204150A1 (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社Joled | 有機el表示パネル、有機el表示装置、及び、その製造方法 |
JPWO2017204150A1 (ja) * | 2016-05-24 | 2019-03-14 | 株式会社Joled | 有機el表示パネル、有機el表示装置、及び、その製造方法 |
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