JP2006164315A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軟磁性裏打ち層に起因するスパイクノイズを抑制して優れた磁気記録特性を実現すると共に、生産性に優れた垂直磁気記録媒体を提供することにある。
【解決手段】 非磁性基体上に少なくとも軟磁性裏打ち層、反強磁性層、非磁性下地層、磁気記録層をこの順に積層した垂直磁気記録媒体において、磁気記録層をグラニュラー構造とし、非磁性下地層を膜厚5nm以上のhcp構造を有するRuもしくはRuを含む合金から構成し、反強磁性層をfcc構造を有する少なくともMnを含む合金から構成し、軟磁性裏打ち層と反強磁性層とを直接積層することを特徴とする。
反強磁性層はIrMn合金、軟磁性裏打ち層はfcc構造を有し少なくともNiとFeを含む合金とすることが好ましい。また、軟磁性裏打ち層は、二層以上の軟磁性層が直接積層した構造とし、また、軟磁性裏打ち層の最表面と磁気記録層の最底面との距離が25nm以下であることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明はコンピュータの外部記憶装置をはじめとする各種磁気記録装置に搭載される垂直磁気記録媒体に関するものである。
磁気記録の高密度化を実現する技術として、従来の長手磁気記録方式に代えて、垂直磁気記録方式が注目されつつある。特に、情報を記録する役割を担う磁気記録層の下側に、磁気ヘッドから発生する磁束を通しやすく、かつ飽和磁束密度Bsの高い軟磁性裏打ち層と呼ばれる軟磁性膜を付与した二層垂直磁気記録媒体は、磁気ヘッドの発生磁界強度とその磁界勾配を増加させ、記録分解能を向上させるとともに媒体からの漏洩磁束も増加させうることから、高密度記録が可能な垂直磁気記録媒体として好適であることが知られている。
このような構造の垂直磁気記録媒体において問題となる、媒体から発生するノイズのひとつであるスパイクノイズは、軟磁性裏打ち層に形成された磁壁によるものであることが知られている。したがって、垂直磁気記録媒体の低ノイズ化のためには、軟磁性裏打ち層の磁壁形成を阻止する必要がある。
この軟磁性裏打ち層の磁壁の制御については、いくつかの方式が提案されている。特許文献1には、軟磁性裏打ち層の上層や下層に、Co合金等の強磁性層を形成しこれを所望の方向に磁化させるように着磁する方法が提案されている。また特許文献2には、IrMn合金等からなる反強磁性層を形成し層間の交換結合を利用して磁化を一方向に固定する方法が提案されている。反強磁性層を利用する後者の方式は、記憶装置の外部から磁場が印加された場合でも磁壁が形成されにくいため、強磁性層を用いる方式よりも耐環境性に優れていると言える。
ここで、適切な交換結合の大きさを確保し、かつ磁壁の形成を抑制するためには、単純に反強磁性層と軟磁性裏打ち層を積層するのではなく、反強磁性層の形成に先立って適切なシード層を形成することで反強磁性層の結晶配向性や結晶性を制御することが必要である。例えば前出の特許文献2では、シード層の成膜に先立ってTaシード層及びNiFe合金からなる配向制御層を成膜することで、反強磁性層と軟磁性裏打ち層との交換結合が増加するとされている。
また、特許文献3には、非磁性基体上に、CoTaZr合金薄膜とNiFe合金薄膜を積層した軟磁性裏打ち層、IrMn等のMn合金からなる反強磁性層、TiCr合金やPdBなどからなる非磁性下地層、CoCr基合金又はCoとPt又はPdを積層した構造からなる磁気記録層、保護層を順次積層した垂直磁気記録媒体が提案されている。この場合、反強磁性層が軟磁性裏打ち層の磁区制御をすることでスパイクノイズが抑制されると共に、膜厚5nm以下の非磁性下地層の導入で磁気記録層の結晶配向や結晶粒径を制御できるため、優れた特性が得られるとされている。
垂直磁気記録方式では、前述のとおり、軟磁性裏打ち層の付与により磁気ヘッドの発生磁界強度とその磁界勾配を増加させることが可能であるが、この軟磁性裏打ち層の効果を最大限に発揮するためには、磁気ヘッドと軟磁性裏打ち層との間の距離を極力小さくする必要がある。すなわち、保護層、磁気記録層の膜厚を薄膜化することに加え、磁気記録層と軟磁性裏打ち層との間の非磁性下地層の膜厚も可能な限り薄膜化することが好ましい。
例えば特許文献3では、保護層の膜厚を5nm、磁気記録層の膜厚を20nm、反強磁性層の膜厚を10nmとし、非磁性下地層の膜厚を5nm以上とした場合には、浮上量16nmの磁気ヘッドを用いて測定した際に、記録効率が低下して電磁変換特性が劣化すると記載され、非磁性下地層の膜厚は5nm以下、望ましくは1〜3nmであることが必要とされている。磁気記録層として従来のCoCr基合金を用いる場合には、非磁性下地層膜厚を増加させた場合、非磁性下地層自体の結晶粒径の増大に伴い磁気記録層の結晶粒径も増大する場合があり、非磁性下地層の膜厚を厚くしすぎることは好ましくない。
しかしながら発明者らの検討によれば、非磁性下地層の膜厚を5nm以下にした場合、特に磁区制御のための加熱及び磁場中での冷却処理を行なった場合に、磁気記録層の磁気特性や電磁変換特性が大幅に劣化することが明らかとなった。これらの反強磁性層を用いた磁区制御においては、少なくとも反強磁性層と軟磁性裏打ち層を成膜した後に、反強磁性層の材料等にもよるが、一旦250℃から350℃程度まで基板を加熱した後、一般にディスク半径方向に磁場を印加した状態で基板を冷却することにより、軟磁性層の磁化の向きを揃える必要がある。磁区制御のための加熱処理中に主に生じると推察される各層原子の相互拡散の影響を受け、反強磁性層と磁気記録層の間で磁気的な相互作用が発生し、電磁変換特性が劣化するためと考えられる。
一方、垂直磁気記録媒体の磁気記録層としては、例えば特許文献4に記載の、Co合金からなる強磁性結晶粒を酸化物のような非磁性かつ非金属の結晶粒界で取り囲んだ、いわゆるグラニュラー磁気記録層が注目されている。磁気記録層の結晶粒界を酸化物等としたグラニュラー構造にすることで、従来のCoCrにPt等を添加した合金磁気記録層に比べて、結晶粒間の磁気的な相互作用を効果的に低減できるため、媒体から発生するノイズが大幅に低減し、優れた電磁変換特性が実現できることから高密度記録が可能であると考えられている。
このグラニュラー磁気記録層の低ノイズ化、熱安定性の向上のためには、強磁性結晶粒の結晶配向性、結晶粒径やその分布、酸化物等からなる結晶粒界の幅等の構造制御を適切に行なう必要がある。そのためには、磁気記録層の形成に先立って、複数のシード層や下地層を形成することが一般に行なわれている。例えば前出の特許文献4には、アモルファス構造のシード層、NiFe合金などからなる配向制御層、Ruなどからなる下地層を成膜した後、グラニュラー磁気記録層を成膜することで、媒体ノイズの低減が図れるとされている。ここで、Ruなどからなる下地層の膜厚は、磁気記録層の構造制御のために少なくとも3nm以上、望ましくは5nm以上であることが必要であると記載されている。
前出の先行技術、すなわち特許文献2記載の軟磁性裏打ち層の磁区制御方式と特許文献4記載のグラニュラー磁気記録層ならびにその構造制御のための層構成を組合せて用いることで、スパイクノイズの発生が無い軟磁性裏打ち層と、低ノイズかつ高熱安定性を有するグラニュラー磁気記録層を擁する、優れた垂直磁気記録媒体の形成が可能となる。しかしながら、これら全ての層構成を積層した場合、完成した媒体は、図3に示すように、非磁性基体1上に、シード層8、第1の配向制御層9、反強磁性層3、軟磁性裏打ち層2、第2の配向制御層10、非磁性下地層4、グラニュラー磁気記録層5、保護層6、潤滑剤層7と、最低でも9層の異なる層が順次積層されることになる。このように多くの層を積層する場合、その成膜に用いる成膜装置が複雑かつ高価なものになり、媒体の生産コストが増加することになる。また、多数の層が積層されている場合、その膜厚や磁気特性等の管理も複雑になるという欠点があった。
特開平6−180834号公報 特開2002−352417号公報 特開2002−298326号公報 特開2003−77122号公報
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、軟磁性裏打ち層に起因するスパイクノイズを抑制して優れた磁気記録特性を実現すると共に、生産性に優れた垂直磁気記録媒体を提供することにある。
本発明は、非磁性基体上に少なくとも軟磁性裏打ち層、反強磁性層、非磁性下地層、磁気記録層をこの順に積層した垂直磁気記録媒体において、非磁性下地層を膜厚5nm以上の六方最密充填(hcp)構造を有するRuもしくはRuを含む合金から構成し、また、磁気記録層を強磁性を有するCoPt合金を主体とする強磁性結晶粒とそれを取り巻く酸化物を主体とする非磁性粒界から構成し、反強磁性層を面心立方格子(fcc)構造を有する少なくともMnを含む合金から構成し、軟磁性裏打ち層と前記反強磁性層とを直接積層することを特徴とする。
反強磁性層はIrMn合金からなることが好ましい。
また、軟磁性裏打ち層は、その結晶構造は面心立方格子構造を有し、その材料は少なくともNiとFeを含む合金とすることが好ましい。
また、軟磁性裏打ち層は、二層以上の軟磁性層が直接積層した構造とし、反強磁性層に接する側の第1の軟磁性裏打ち層は、面心立方格子構造を有し、少なくともNiとFeを含む合金から構成し、非磁性基体と第1の軟磁性裏打ち層の間に位置する第2の軟磁性裏打ち層が、アモルファス構造を有し、少なくともCoを含有することが好ましい。
また、軟磁性裏打ち層の最表面と、磁気記録層の最底面との距離が25nm以下であることが好ましい。
本発明により、スパイクノイズの発生が無い軟磁性裏打ち層と、低ノイズかつ高熱安定性を有するグラニュラー磁気記録層を擁する、優れた垂直磁気記録媒体の形成が、従来必要とされた層構成を大幅に合理化した単純な層構成を用いて可能となる。これにより、その成膜に用いる成膜装置が単純かつ安価ですむことから、媒体の生産コストが抑制でき、かつそれぞれの層の膜厚や磁気特性等の管理も単純化できる。
また、Ru及びRu基合金からなる非磁性下地層の膜厚を5nm以上とすることで、グラニュラー磁気記録層の構造を好ましく制御できる上、磁区制御のための加熱処理を行なった場合でも、反強磁性層と磁気記録層との磁気的な相互作用を遮断でき、優れた電磁変換特性を実現することが可能となる。
さらに、Mn合金からなる反強磁性層とRu又はRu合金からなる非磁性下地層の積層構造は、従来のRu又はRu合金からなる非磁性下地層単層と比較し、総膜厚を増加させずに効果的にグラニュラー磁気記録層の微細構造を制御できる。即ち、従来に比べて軟磁性裏打ち層と磁気記録層の間に介在する非磁性層の膜厚を増加させる必要はなく、軟磁性裏打ち層の効果を最大限に発揮することが可能となる。
さらに、IrMnとRuではRuの方が高コストであることから、Ru又はRu合金からなる非磁性下地層の膜厚を低減できることは、本発明の層構成におけるIrMnとRuを積層した場合の生産コストが、従来のRu単層の場合の生産コストより低減できることも意味している。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の垂直磁気記録媒体の第1の構成例を示すもので、非磁性基体1上に軟磁性裏打ち層2、反強磁性層3、非磁性下地層4、磁気記録層5及び保護層6がこの順に積層され、更に、保護層6の上には潤滑剤層7が形成されて構成されている。また、図2は、本発明の垂直磁気記録媒体の第2の構成例を示すもので、軟磁性裏打ち層2を2層で構成した例である。非磁性基体1上に第2の軟磁性裏打ち層22、第1の軟磁性裏打ち層21、反強磁性層3、非磁性下地層4、磁気記録層5及び保護層6がこの順に積層され、更に、保護層6の上には潤滑剤層7が形成されて構成されている。
非磁性基体1としては、通常の磁気記録媒体の基体として用いられる、NiPメッキを施したAl合金基板や、化学強化ガラス、結晶化ガラス等のガラス基板、Si基板、あるいはその他の平滑な基板を用いることが可能である。
磁気記録層5は、いわゆるグラニュラー磁気記録層であって、強磁性を有する結晶粒と、これらの結晶粒の間に形成される非磁性の金属酸化物を主体とする非磁性結晶粒界とから構成されている。このような構造の磁気記録層5は、例えば、非磁性結晶粒界を構成する酸化物を予め含有させた強磁性金属ターゲットを用いたスパッタリング法や、酸素を含有するArガス雰囲気中で強磁性金属ターゲットを用いた反応性スパッタリング法により成膜して作製することができる。
強磁性結晶粒を構成するための材料としてはCoPt基合金が好ましく用いられるが、この他、強磁性を有する材料であれば特に制限なく用いることができる。磁気記録媒体ノイズの低減のためには、CoPt基合金にCr、Ni、Ta、Bのうちの少なくとも1種の元素を添加することが好ましい。非磁性結晶粒界を構成する材料としては、Cr、Co、Si、Al、Ti、Ta、Hf、Zrのうちの少なくとも1種の元素からなる酸化物を用いることにより、安定なグラニュラー構造を形成することが可能となる。磁気記録層5の膜厚は所望の磁気特性に応じて適宜設定されるが、記録再生時において、充分なヘッド再生出力と記録再生分解能とが得られる膜厚とすることが必要である。
保護層6には、例えば、カーボンを主体とする薄膜が用いられる。カーボンからなる保護層は、スパッタリング法や化学気相成長(CVD)法などにより作製できる。潤滑剤層7としては、例えば、パーフルオロポリエーテル系の液体潤滑剤を用いることができる。
非磁性下地層4は、hcp結晶構造を有する、Ru又はRuを含む合金により構成する。また、その膜厚は5nm以上とする。さらに、グラニュラー構造を有する磁気記録層5の微細構造を適切に制御するために、Ru又はRu基合金からなる非磁性下地層4上に直接磁気記録層5を積層する。
非磁性下地層の膜厚が5nm以下である場合、グラニュラー磁気記録層の構造制御が適切に行なえず、所望の磁気特性や電磁変換特性が得られない。磁気記録層がグラニュラー構造ではない場合、すなわち従来技術であるCoCr基合金の場合には、膜厚1〜5nm程度の非常に薄い非磁性下地層の付与によっても磁性層の望ましい構造制御、主に結晶粒径の微細化と結晶配向性の制御が可能な場合が多い。一方、非磁性下地層膜厚を増加させた場合、非磁性下地層自体の結晶粒径の増大に伴い磁気記録層の結晶粒径も増大する場合があり、非磁性下地層の膜厚を厚くしすぎることは好ましくない。
これに対し、酸化物を含有するグラニュラー磁気記録層の構造制御においては、結晶粒径の微細化、結晶配向性の向上に加え、酸化物の結晶粒界への析出を促進する役割をも非磁性下地層が担っており、発明者らの検討によれば、非磁性下地層の材料としてはRu又はRuを含む合金が最も好ましく、またその膜厚は5nm以上であることが必要である。さらに、グラニュラー磁気記録層の結晶粒径は、酸化物が介在することから下地層膜厚増大の影響を受けづらく、後述の通り膜厚に上限はあるものの、CoCr基合金を磁気記録層にした場合に比べて非磁性下地層の膜厚を増加させることが可能である。
さらに、本発明の垂直磁気記録媒体においては、非磁性下地層が5nm以下の薄膜である場合、磁区制御のための加熱処理中に主に生じると推察される各層原子の相互拡散の影響を受け、反強磁性層と磁気記録層の間で磁気的な相互作用が発生し、更に電磁変換特性を劣化させてしまう場合もある。
反強磁性層3は、fcc構造を有する、少なくともMnを含む合金により構成する。軟磁性裏打ち層2に高い交換異方性を導出するために、Irを10〜30原子%の範囲で含むIrMn合金を用いることが特に好適である。軟磁性裏打ち層と反強磁性層が直接積層されている、すなわち、軟磁性裏打ち層と反強磁性層は直接的に交換結合していることが必要である。このとき、軟磁性裏打ち層の磁化は反強磁性層から受ける交換異方性のために、その磁化曲線が一方向にシフトし、かつ単磁区化して磁壁が生じない状態になっていることが、スパイクノイズを抑制するためには必要である。スパイクノイズを抑制する効果を更に高めるためには、反強磁性層3の膜厚は4nm以上とすることが好ましい。
このような単磁区状態を得るためには、例えば保護層6までの層構成を全て成膜した後、引き続いて成膜に用いた真空装置内で、反強磁性層3と軟磁性裏打ち層2との交換結合が消失するブロッキング温度以上、すなわち一般に250℃から350℃程度以上まで一旦加熱する。その後、非磁性基体の成膜面に平行な、100Oe程度の一様な磁場中で冷却を行なうことで、印加した磁場方向に磁化が揃うため、磁壁の生じない単磁区状態を得ることができる。非磁性基体がディスク状であれば、その半径方向に磁場を印加することが好ましい。
ここで、軟磁性裏打ち層2は、fcc構造を有し、かつ、少なくともNiとFeを含む合金であることが、その上に積層する反強磁性層3の配向及び結晶性を好ましく制御して強い交換異方性を実現するために好ましい。このようにすることで、反強磁性層の構造制御を介して非磁性下地層の構造を好ましく制御し、所望のグラニュラー磁気記録層の微細構造を得ることも可能となる。
上述した各層の膜面に平行な結晶配向面は、軟磁性裏打ち層2はfcc(111)面、反強磁性層3はfcc(111)面、非磁性下地層はhcp(002)面、及び磁気記録層はhcp(002)面とすることが好ましい。このようにすることで、全ての層が連続してエピタキシャル的に成長できることになり、最終的に磁気記録層の結晶配向性を向上させることが可能となる。
また、図2に示した本発明の第2の構成例においては、軟磁性裏打ち層2が2層の積層構造からなり、反強磁性層3に接する第1の軟磁性裏打ち層21、第1の軟磁性裏打ち層21と非磁性基体1との間に位置する第2の軟磁性層22から構成されている。第1の軟磁性裏打ち層21がfcc構造を有する少なくともNiとFeを含む合金からなり、第2の軟磁性裏打ち層22がアモルファス構造を有しかつ少なくともCoを含む合金からなることが好ましい。ここで、第1の軟磁性裏打ち層21と第2の軟磁性裏打ち層22は直接積層され、したがって両者の磁化は印加磁場に対してほぼ一体となった挙動を示すことが必要とされる。その上で、上述のとおり、反強磁性層3との間で交換結合が生じており、2層の軟磁性裏打ち層2の磁化が反強磁性層3から交換異方性を受け、その磁化曲線が一方向にシフトし、かつ単磁区化して磁壁が生じない状態になっていることが、スパイクノイズを抑制するためには必要である。
第2の構成例では、第2の軟磁性裏打ち層22が第1の軟磁性裏打ち層21の結晶配向性や結晶性を向上させるためのシード層として作用するため、優れた垂直磁気記録媒体を作製可能となる。
非磁性下地層4と反強磁性層3の間には、さらに例えばTaなどからなる配向制御層を設けても良い。ただし、軟磁性裏打ち層の効果を最大限に発揮するためには、軟磁性裏打ち層の最表面と磁気記録層の最底面との距離、すなわち、非磁性下地層、反強磁性層及び上述の配向制御層の膜厚の総和は、25nm以下とすることが好ましく、さらに好ましくは20nm以下とする。
また、軟磁性裏打ち層2と非磁性基体1の間には、さらなる軟磁性層や非磁性層を設けることも可能である。
このような層構成の本発明による垂直磁気記録媒体は、最低で6層の積層構造となり、従来の垂直磁気記録媒体の9層に比べ大幅な層構成の合理化が可能となる上、優れた電磁変換特性を示すことも可能となる。
以下に本発明の垂直磁気記録媒体の実施例について説明する。
非磁性基体1として、直径が公称2.5インチのディスク形状の強化ガラス基板(HOYA株式会社製N−5)を用い、これを洗浄後スパッタ装置内に導入し、Ni22Fe合金ターゲット(大文字の数字は、引続く元素の原子%を表し、Feが22原子%、残余がNiであることを表す。以下同様である。)を用いて、Arガス圧5mTorr下で、fcc構造を有するNiFe合金からなる軟磁性裏打ち層2を膜厚150nmにて形成した。引続き、Ir80Mn合金ターゲットを用い、Arガス圧20mTorr下で、fcc構造を有するIrMn合金からなる反強磁性層3を形成した。反強磁性層の膜厚は、0〜10nmの範囲で各種作製した。引き続いて、Ruターゲットを用い、Arガス圧30mTorr下で、hcp構造を有するRuからなる非磁性下地層4を膜厚10nmで形成した後、SiOを含有した90モル%(Co10Cr12Pt)−10モル%(SiO)ターゲットを用い、RFスパッタ法によりArガス圧10mTorr下でグラニュラー磁気記録層5を膜厚15nmにて形成し、引き続きカーボン保護層6を膜厚5nmにて積層した。引き続いて、保護層まで成膜した基板を真空装置内でランプヒータにより250℃まで加熱し、その直後に、ディスク円周方向に120Oeの磁場が印加される永久磁石を用いた磁気回路内に基板を放置し、基板温度が100℃以下になってから真空中から基板を取り出し、その後液体潤滑剤1.5nmを塗布して、図1に示すような構成の垂直磁気記録媒体を作製した。
作製した垂直磁気記録媒体を8mm角の小片に切断し、これを振動試料型磁力計(VSM)により、最大印加磁場1kOeを試料膜面方向、かつ切断前のディスク半径方向に印加しながら磁化曲線を測定した。得られた磁化曲線のループシフト量、すなわち交換結合磁場HexのIrMn膜厚依存性を図4に示す。Hexは軟磁性裏打ち層と反強磁性層の交換結合の強さを表す指標である。
ex値はIrMn膜厚3nm以下ではほぼ0であるが、IrMn膜厚が4nm以上10nmまでの場合には10Oe程度のHexが得られた。
次に、スピンスタンドテスターを用い、垂直磁気記録用の単磁極ヘッド(トラック幅0.2μm、浮上量10nm)によって記録再生特性を測定した。まず、書き込み電流を50mAとしてディスク全面を直流消磁したのち、ディスク全面に渡って信号を再生し、スパイクノイズの測定を行なった。表1は、実施例1の垂直磁気記録媒体における、IrMn膜厚に対するスパイクノイズの発生の有無を示す表である。図4に示した結果と対応して、高いHexが得られているIrMn膜厚4nm以上の場合にはスパイクノイズが抑制されているのに対し、IrMnが無い場合、あるいはその膜厚が3nm以下と薄く十分なHexが得られない場合にはスパイクノイズの発生が見られた。以上より、IrMn膜厚を4nm以上とすることで、スパイクノイズの発生を抑制した垂直磁気記録媒体が作製できることがわかる。
Figure 2006164315
反強磁性層膜厚を5nmに固定し、非磁性下地層膜厚を0〜25nmまで変更した他は実施例1と同様にして、図1に示す構成の垂直磁気記録媒体を作製した。
非磁性基体を洗浄後スパッタ装置内に導入した後、Co5Zr5Nb合金ターゲットを用いてArガス圧5mTorr下でアモルファス構造を有するCoZrNb合金からなる第2の軟磁性裏打ち層22を膜厚120nmにて形成し、次いで第1の軟磁性裏打ち層21として膜厚30nmのNiFe合金層を形成した以外は実施例2と同様にして、図2に示す構成の垂直磁気記録媒体を作製した。
(比較例1)
反強磁性層を付与しないこと以外は実施例2と同様にして、比較用の垂直磁気記録媒体を作製した。
(比較例2)
非磁性下地層の成膜後に真空装置内でランプヒータにより、基板を250℃まで加熱した後、Co20Cr10Ptターゲットを用い、DCスパッタ法によりArガス圧10mTorr下でCoCrPt合金磁気記録層15nmを成膜した以外は実施例2と同様にして、比較用の垂直磁気記録媒体を作製した。
これらの媒体について、スピンスタンドテスターを用い、垂直磁気記録用の単磁極ヘッド(トラック幅0.2μm、浮上量10nm)によって記録再生特性を測定した。まず、書き込み電流を50mAとしてディスク全面を直流消磁したのち、ディスク全面に渡って信号を再生し、スパイクノイズの測定を行なったところ、実施例2及び実施例3による垂直磁気記録媒体では全てスパイクノイズが検出されないのに対し、比較例1の垂直磁気記録媒体では全てスパイクノイズが検出された。
次に、これらの媒体について、記録密度370kFCI(Flux Change per Inch)における信号対雑音比(SNR)を測定した。図5に、これらの媒体のSNRのRu膜厚依存性を示す。
実施例2の垂直磁気記録媒体においては、Ru膜厚の増加に伴いSNRは増加し、Ru膜厚5nmでSNRは15dBに達する。一方、Ru膜厚が15nm以上、即ちRuとIrMn反強磁性膜の膜厚の総和が20nm以上の領域では、ややSNRが劣化しており、Ru膜厚が20nm以上ではさらなるSNRの劣化が生じている。このようなRu膜厚が非常に厚い領域におけるSNRの劣化は軟磁性裏打ち層と磁気ヘッドの間の距離が大きくなったことに起因していると考えられる。
実施例3の垂直磁気記録媒体におけるSNR値は、Ru膜厚に対して実施例2の垂直磁気記録媒体と同様な変化の傾向を示すが、そのSNR値は実施例2の場合に比べて0.5〜1.0dB程度高い。このことは、軟磁性裏打ち層を2層構造とし、NiFe合金からなる第1の軟磁性層の下に形成したCoZrNb合金からなる第2の軟磁性層がシード層として働き、磁気記録層の微細構造が好ましく変化したためと考えられる。
一方、比較例1の垂直磁気記録媒体においては、Ru膜厚が10nmより薄い領域ではSNRが10dB以下と非常に低い。Ru膜厚の増加に伴いSNRは増加し、Ru膜厚15nmから25nmの領域でSNR値は15dB程度と、実施例1におけるRu膜厚10nmから20nmの場合とほぼ同等の値を示している。このことは、実施例1の垂直磁気記録媒体においては、比較例と同等のSNR値をより薄いRu膜厚で実現できることを示している。
比較例2の垂直磁気記録媒体においては、1nmと非常に薄いRu膜厚の場合でも11dB程度のSNRが得られる。磁気記録層にグラニュラー構造を持たないCoCr基合金を用いた比較例2の場合、1nmと非常に薄いRu膜厚でも比較的高いSNRを実現できるが、そのSNR値はグラニュラー構造を有する磁気記録層を用いた実施例2、3の場合と比較すると4dB程度も低いことがわかる。
一方、3nm程度以上のRu膜厚領域において、SNRは徐々に低下しており、これはRu膜厚の増大に伴い磁気記録層の結晶粒径が増大したことに主に起因していると考えられる。
本発明の垂直磁気記録媒体の第1の構成例を説明するための断面模式図である。 本発明の垂直磁気記録媒体の第2の構成例を説明するための断面模式図である。 従来の垂直磁気記録媒体の構成例を説明するための断面模式図である。 実施例1の垂直磁気記録媒体における交換結合磁場HexのIrMn膜厚依存性を説明するための図である。 実施例2、3及び比較例1、2の垂直磁気記録媒体における、信号対雑音比(SNR)のRu膜厚依存性を説明するための図である。
符号の説明
1 非磁性基体
2 軟磁性裏打ち層
21 第1の軟磁性裏打ち層
22 第2の軟磁性裏打ち層
3 反強磁性層
4 非磁性下地層
5 磁気記録層
6 保護層
7 潤滑剤層
8 シード層
9 第1の配向制御層
10 第2の配向制御層

Claims (5)

  1. 非磁性基体上に少なくとも軟磁性裏打ち層、反強磁性層、非磁性下地層、磁気記録層が順次積層された垂直磁気記録媒体において、前記非磁性下地層が膜厚5nm以上の六方最密充填(hcp)構造を有するRuもしくはRuを含む合金からなり、前記磁気記録層が強磁性を有するCoPt合金を主体とする強磁性結晶粒とそれを取り巻く酸化物を主体とする非磁性粒界からなり、前記反強磁性層が面心立方格子(fcc)構造を有する少なくともMnを含む合金からなり、前記軟磁性裏打ち層と前記反強磁性層が直接積層されていることを特徴とする垂直磁気記録媒体。
  2. 前記反強磁性層がIrMn合金からなることを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体。
  3. 前記軟磁性裏打ち層が、面心立方格子構造を有し、少なくともNiとFeを含む合金からなることを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
  4. 前記軟磁性裏打ち層が、二層以上の軟磁性層が直接積層した構造からなり、前記反強磁性層に接する第1の軟磁性裏打ち層が、面心立方格子構造を有し、少なくともNiとFeを含む合金からなり、前記非磁性基体と前記第1の軟磁性裏打ち層の間に位置する第2の軟磁性裏打ち層が、アモルファス構造を有し、少なくともCoを含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
  5. 前記軟磁性裏打ち層の最表面と、前記磁気記録層の最底面との距離が25nm以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の垂直磁気記録媒体。
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