JP2006163822A - 論理合成装置および方法並びにプログラム - Google Patents

論理合成装置および方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 無駄な論理合成時間を省き、高速な論理合成処理を行うことのできる論理合成装置を得る。
【解決手段】 第1の論理合成部1はRTL101に基づき論理合成を行う。再論理合成パス抽出部2は、第1の論理合成部1からの論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する。第2の論理合成部3は、再論理合成パス抽出部2で抽出されたパスのみを対象として論理合成を行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、回路設計技術において、論理回路記述を最適な制約条件に従って論理合成し、短時間で効率良くゲート規模の小さい所望の論理回路を得るための論理合成装置および論理合成方法並びに論理合成プログラムに関するものである。
半導体集積回路として所望な回路を実現する設計手段は、設計者がハードウェア記述言語(HDL)を用いて論理回路をレジスター・トランスファー・レベル(RTL)で記述し、これをマッピングするセルライブラリと共に論理合成ツールの入力データとして読込み、論理合成することによって、所望の半導体メーカーのネットに変換する方法が主流である。
しかしながら、半導体技術の進歩によりプロセスが更に微細化されることにより、一つの半導体チップに実装できる回路規模が増加したため、設計者の設計する回路規模も増加し、論理合成を実行する時間が膨大になっている。
従来の論理合成装置では、設計者が作成した制約条件にクロック周期、入出力信号に対する入出力ディレー等の条件を全ての回路に与え、論理合成を行って、全てのパスについてタイミング解析を行い、所望の動作クロックで動作するか否かをチェックするものであった。再合成する際にも設計者が複雑な制約条件を与えない限り、既にタイミングを満足しているパスについても同様に論理合成を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−113019号公報
従来の論理合成装置では、上述したように、再論理合成を行う場合も全てのパスを対象としていた。このため、タイミングの要件を満たしているパスや制約条件を満たす必要のないパスに対しても再度、論理合成を行うことから、リソースを無駄に消費し、かつ、論理合成時間が長くなってしまい、設計者がタイミングを改善してほしい所望のパスだけに注力することができなかった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、無駄な論理合成時間を省き、高速な論理合成処理を行うことのできる論理合成装置を得ることを目的とする。
この発明に係る論理合成装置は、論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成部と、第1の論理合成部からの論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出部と、再論理合成パス抽出部で抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成部とを備えたものである。
この発明の論理合成装置は、所望する動作速度を満足しないパスのみを対象として論理合成を行うようにしたので、無駄な論理合成時間を省き、高速な論理合成処理を行うことのできる論理合成装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による論理合成装置を示す構成図である。
図において、論理合成装置は、第1の論理合成部1、再論理合成パス抽出部2、第2の論理合成部3を備えている。第1の論理合成部1は、論理回路記述であるRTL101と、回路部品を示すライブラリ102を入力して面積優先の論理合成処理を行う機能部である。ここで、面積優先の論理合成処理とは、半導体集積回路の面積を論理合成処理の合成制約として行う論理合成処理である。再論理合成パス抽出部2は、第1の論理合成部1から出力された第1のネットリスト103と、所望するタイミング(動作速度)を条件として含む合成制約104とを入力し、第1の論理合成部1からの論理合成結果で所望するタイミングを満たさないパスを抽出し、これを再合成対象パスリスト105として出力する機能を有している。第2の論理合成部3は、第1のネットリスト103と合成制約104と再合成対象パスリスト105およびライブラリ102とを入力して、合成制約104のタイミング条件を満たすように論理合成を行い、その結果を第2のネットリスト106として出力する機能部である。
尚、論理合成装置はコンピュータを用いて構成され、上記の第1の論理合成部1〜第2の論理合成部3は、それぞれ対応するソフトウェアとCPUやメモリといったハードウェアとから実現されている。
次に、このように構成された論理合成装置の動作について説明する。
先ず、第1の論理合成部1により、第1のネットリスト103が生成される。
図2は、第1の論理合成部1における面積優先の論理合成処理を示すフローチャートである。
第1の論理合成部1は、RTL101とライブラリ102に基づいてセルマッピングを行い(ステップST101)、第1のネットリスト103を生成する(ステップST102)。このように、面積優先で論理合成を行う場合は、タイミングを検討する必要がないので処理時間は短い。しかしながら、タイミングを検討しないため、設計者が意図するタイミングを満たしていないパスが含まれている可能性がある。
そこで、本実施の形態では、このようなタイミングを満たしていないパスを再論理合成パス抽出部2にて抽出する。
図3は、対象ブロックの一例を示す構成図である。
図示の回路は、基本的な回路の一例であり、フリップフロップ(FF)間の処理速度を基準としてタイミング検証を行うものである。ここで、ブロックとは論理合成を行う場合に対象とする一つの単位であり、パスとはブロック内に存在するFF間の経路や、入口ポート(IN)とFF、FFと出口ポート(OUT)の経路といったブロック内の経路を示している。また、仮想FFとは、ブロック外部に存在するタイミング検証のための仮想的なFFである。図示例では、IN−FF1、FF1−FF2、FF2−OUTがタイミング検証対象のパスである。このようなパスに対し、再論理合成パス抽出部2は、第1の論理合成部1から出力された第1のネットリスト103中の全てのパスについてタイミング検証を行う。
今、合成制約104のタイミング条件としてFF−FF間の処理時間が50nsとして与えられたとする。
図4は、各パス分類に対する制約条件を示す説明図である。
図示のように、FF−FF間は制約条件として50nsであり、IN−FF間は50−50a、FF−OUT間は50−50bとなっている(但し、a<1、b<1)。ここで、例えばIN−FF間が50−50aとなっているのは、仮想FF(X)−FF1間の目標時間が50nsであるため、仮想FF(X)−IN間の所要時間50aを減じたものである。尚、仮想FF(X),(Y)とINまたはOUT間の所要時間の定数a、bは設計者等により予め設定されているとする。
再論理合成パス抽出部2は、このような制約条件に基づいて、全てのパスのタイミングを検証し、条件を満たさないパスを抽出する。
図5は、再合成対象パスリスト105を示す説明図である。
図示のように、タイミングの条件を満たさないパスが全て抽出される。尚、図中、タイミング超過時間とは、制約条件を超過した時間であり、例えば、FF1−FF2間の処理時間が50.5nsであったため、タイミング超過時間は0.5nsとなっている。
また、タイミングを満足していないパスについては、パスの終点からそのパスに接続された全てのパスを再合成対象パスリスト105に加えるようにしてもよい。
次に、第2の論理合成部3の動作を説明する。
図6は、第2の論理合成部3の論理合成処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップST201の中間セルマッピングでは、ライブラリ102に依存しない仮の中間フォーマットに変換する。次に、この変換された中間ネットリストに対して、1パスずつタイミング調整を行う(ステップST202〜ステップST205)。また、ステップST203におけるタイミング調整で所望するタイミングを満たした場合は(ステップST204)、次のパスのタイミング調整を行うが、ステップST204において、タイミングを満足しない場合は、新たなタイミング調整処理は行わず、そのまま処理を終了させ、その時点での最終中間ネットリストを生成する(ステップST206)。
以上の処理により、タイミングを制約条件とした論理合成が行われ、第2のネットリスト106が出力される。
以上のように、実施の形態1の論理合成装置によれば、論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成部と、第1の論理合成部からの論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出部と、再論理合成パス抽出部で抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成部とを備えたので、無駄な論理合成時間を省き、高速な論理合成処理を行うことができる。
また、実施の形態1の論理合成方法によれば、論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成ステップと、第1の論理合成ステップで行った論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出ステップと、再論理合成パス抽出ステップで抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成ステップとを備えたので、無駄な論理合成を行うことなく、高速な論理合成方法を実現することができる。
また、実施の形態1の論理合成プログラムによれば、コンピュータを、論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成部と、第1の論理合成部からの論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出部と、再論理合成パス抽出部で抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成部として機能させるようにしたので、コンピュータを用いて実施する論理合成処理において、無駄な論理合成時間を省き、高速な論理合成を実現することができる。
また、実施の形態1の論理合成装置によれば、第1の論理合成部は、面積優先の制約条件で論理合成を行うようにしたので、ゲート規模の小さい所望の論理回路を得ることができると共に、その論理合成時間を短縮化することができる。
実施の形態2.
実施の形態2における図面上の構成は実施の形態1と同様であるため、実施の形態1で示した図面を援用して説明する。
実施の形態2では、再論理合成パス抽出部2に対して、タイミングのマージンを指定するようにしたものである。即ち、再論理合成パス抽出部2は、動作速度に対するマージンの指定を受け付ける手段を備え、設計者からマージンの指定を受けた場合は、このマージンを含んだ動作速度を満足しないパスを抽出するよう構成されている。例えば、所望のタイミングとして50nsであった場合、マージンとして1nsが指定された場合、この1nsを減算し、タイミング調整を行う値として49nsとする。これにより、例えば、FF−FF間のタイミングが49.5nsであった場合、これも再論理合成パスとして抽出される。また、ここで、マージンを加えたことによる再論理合成パスに対して、最大論理合成対象パス本数を指定する。例えば、最大論理合成対象パス本数が100本であり、マージンを加えたことによる再論理合成対象パスの増加分が120本であった場合、そのうちの100本を再合成対象パスリスト105として加えるようにする。また、再合成対象パスリスト105として加える優先順位は、タイミング超過時間の大きいものから順に選択する。
また、実施の形態2では、第2の論理合成部3における論理合成対象パスの優先順位を指定する。この指定方法としては、再合成対象パスリスト105中に優先順位の情報を含ませたり、直接、第2の論理合成部3に指定するようにしてもよい。ここで、例えば、論理合成によってタイミングを満たすことが困難であるようなパスを優先して指定することにより、そのパスから優先して論理合成が行われるため、セルの置き換えの自由度が高く、その結果、タイミングを満足させる確率を高くすることができる。また、再論理合成を行っても所望のタイミングを満たすことができないようなパスがあった場合に、この再論理合成処理を短時間で終了することができる。即ち、図6に示すように、第2の論理合成部3では、ステップST204において、所望のタイミングを満たすことができないようなパスがあった場合は、その時点で論理合成処理を中止し、ネットリストを出力するため、無駄な処理時間をなくすことができるからである。
以上のように、実施の形態2の論理合成装置によれば、再論理合成パス抽出部は、動作速度に対するマージンの指定を受け付ける手段を備え、マージンの指定を受けた場合は、マージンを含んだ動作速度を満足しないパスを抽出するようにしたので、実施の形態1の効果に加えて、設計者の所望する論理合成結果を容易に得ることができる効果がある。
また、実施の形態2の論理合成装置によれば、再論理合成パス抽出部は、再論理合成対象パスとして所定の最大値以内の本数を出力するようにしたので、設計者の要求をより細かく指定することができ、その結果、更に、所望する論理合成結果を得ることができる効果がある。
また、実施の形態2の論理合成装置によれば、第2の論理合成部は、論理合成対象のパスを所定の優先順位で論理合成し、対象となるパスが論理合成を行っても所望の動作速度を満たせない場合は、その時点の処理結果を出力するようにしたので、論理合成によってタイミングを満たすことが困難であるようなパスに対しても、そのタイミングを満足させる確率を高くすることができる。また、再論理合成を行っても所望のタイミングを満たすことができないようなパスがあった場合に、この再論理合成処理を短時間で終了することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、ブロック単位で再論理合成の指定を行うようにしたものである。
図7は、実施の形態3の論理合成装置の構成図である。
再論理合成パス抽出部2aは、ブロック単位で設計者が再論理合成の対象ブロックを指定することができるよう構成されている。また、再論理合成パス抽出部2aは、任意のブロックにおいて、そのブロックに含まれるいずれかのパスが所望のタイミングを満たしていなかった場合は、このブロックを、再論理合成を行う対象として抽出し、これを再合成対象ブロックリスト107として出力するよう構成されている。更に、第2の論理合成部3aは、再合成対象ブロックリスト107を受け取った場合、対象となるブロックに含まれる全てのパスを抽出し、これらパスに対して論理合成を行うよう構成されている。それ以外の構成については図1と同様である。
次に、実施の形態3の動作について説明する。
再論理合成パス抽出部2aは、タイミング検証を行う場合、任意のブロックにおいて、そのブロックに含まれるいずれかのパスが所望のタイミングを満たしていなかった場合は、このブロックそのものを再論理合成の対象として抽出し、これを再合成対象ブロックリスト107として出力する。これにより、第2の論理合成部3aは、再合成対象ブロックリスト107を受け取った場合、対象となるブロックに含まれる全てのパスを抽出し、これらパスに対して論理合成を行う。
また、回路中には、例えばモニタ用のブロック等、特に所望のタイミングを満たさなくてもよいブロックも存在する。設計者がこのようなブロックを再論理合成パス抽出部2aに対して指定した場合、再論理合成パス抽出部2aは、所望のタイミングを満たしていないパスがそのブロック中に含まれていた場合でも、このブロックは再合成対象ブロックからは除外した再合成対象ブロックリスト107を生成し、これを第2の論理合成部3aに対して出力する。
従って、第2の論理合成部3aでは、タイミングを満たす必要のないブロックについては論理合成処理を行わないため、無駄な処理が省かれ、処理時間の短縮化を図ることができる。
一方、上記の場合とは逆に所望のタイミングを満たしているブロックであった場合でも、設計者は、これを再論理合成の対象ブロックとして指定することもできる。このような例としては、あるブロックが更に別のブロックに含まれるといった階層関係のブロックや、二つのブロックの入出力が関係し、一方のブロックは所望のタイミングを満たしているが、他方のブロックが所望のタイミングを満たしていないような場合等である。
このように、所望のタイミングを満たしているブロックが再論理合成対象として設計者から指定された場合、再論理合成パス抽出部2aは、これを含む再合成対象ブロックリスト107を出力する。
第2の論理合成部3aでは、このような関係するブロックを含めて論理合成を行うため、論理合成の自由度が高く、良好な論理合成結果を得ることができる。
また、再論理合成パス抽出部2aにおいて、関係するブロックを第1のネットリスト103に基づいて抽出し、更に、抽出されたブロックで所望のタイミングを満たしていないブロックに関係するブロックを抽出することで、再合成対象ブロックリスト107を自動生成するようにしてもよい。
以上のように、実施の形態3の論理合成装置によれば、再論理合成パス抽出部は、対象となるパスを含んだブロックを再合成対象として示す再合成対象ブロックリストを出力し、第2の論理合成部は、再合成対象ブロックリストで示されたブロック中のパスを対象として論理合成を行うようにしたので、実施の形態1の効果に加えて、パスそれぞれではなくブロック単位の再合成対象ブロックリストであるため、再論理合成パス抽出部から第2の論理合成部に送出するリストのファイルサイズを小さくすることができる。また、ブロック単位で再論理合成が行われるため、論理合成の自由度が高く、良好な論理合成結果を得ることができる。
また、実施の形態3の論理合成装置によれば、再論理合成パス抽出部は、タイミングを満足しているパスを含んだブロックの指定を受け付ける手段を備え、ブロックの指定を受けた場合は、これを含んだ再合成対象ブロックリストを出力するようにしたので、例えば、タイミングを満足していないブロックに関係するブロックが指定された場合、第2の論理合成部では、このような関係するブロックを含めて論理合成を行うため、論理合成の自由度が高く、良好な論理合成結果を得ることができる。
実施の形態4.
実施の形態4では、ブロック内に、入力ポートから出力ポートの間に記憶装置がないパスが存在した場合は、このパスを再論理合成の対象外とするようにしたものである。また、各構成における図面上の構成は、実施の形態1と同様であるため、実施の形態1の各図面を援用して説明する。
図8は、対象ブロックの一例を示す構成図である。
図示のように、半導体回路内では、ブロック内で、入口ポートから出口ポートまでフリップフロップ(記憶装置)が1段も存在しないNoFFパス200が存在する。このようなNoFFパス200は、論理合成の対象としては意味を持たない。一方、このようなNoFFパス200は、仮想FF(X)−仮想FF(Y)間のタイミングで検証されるため、所望のタイミングを満たさない可能性が高く、従って、このようなNoFFパス200が再合成対象パスとして抽出されることになる。そこで、このようなフリップフロップを含まないパスを、再論理合成対象から除外するよう再論理合成パス抽出部2に対して指定する。これにより、再論理合成パス抽出部2は、このようなNoFFパス200を除外した再合成対象パスリスト105を生成し、これを第2の論理合成部3に対して出力する。
第2の論理合成部3では、NoFFパス200のような無意味なパスに対しては論理合成を実施しないため、処理時間を短縮化することができる。
以上のように、実施の形態4の論理合成装置によれば、第2の論理合成部は、ブロック内に記憶装置を持たないパスを、論理合成対象から除外するようにしたので、無意味なパスに対する論理合成を省くことができ、その結果、論理合成の処理時間を短縮することができる。
尚、上記各実施の形態では、第1の論理合成部1は面積優先の論理合成を行うものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、第1の論理合成部1がタイミング優先の論理合成を行うものであっても、論理合成装置としての処理時間の短縮化といった効果を得ることができる。
また、上記実施の形態2〜実施の形態4では、それぞれを独立した実施の形態として説明したが、これらを適宜組み合わせた構成としてもよい。
この発明の実施の形態1の論理合成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1の論理合成装置における第1の論理合成部の面積優先の論理合成処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1の論理合成装置における対象ブロックの一例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1の論理合成装置における各パス分類に対する制約条件を示す説明図である。 この発明の実施の形態1の論理合成装置における再合成対象パスリストを示す説明図である。 この発明の実施の形態1の論理合成装置における第2の論理合成部の論理合成処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3の論理合成装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4の論理合成装置における対象ブロックの一例を示す構成図である。
符号の説明
1 第1の論理合成部、2,2a 再論理合成パス抽出部、3,3a 第2の論理合成部、101 RTL(論理回路記述)、102 ライブラリ、103 第1のネットリスト、104 合成制約、105 再合成対象パスリスト、106 第2のネットリスト、107 再合成対象ブロックリスト、200 NoFFパス。

Claims (10)

  1. 論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成部と、
    前記第1の論理合成部からの論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出部と、
    前記再論理合成パス抽出部で抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成部とを備えた論理合成装置。
  2. 再論理合成パス抽出部は、動作速度に対するマージンの指定を受け付ける手段を備え、当該マージンの指定を受けた場合は、前記マージンを含んだ動作速度を満足しないパスを抽出することを特徴とする請求項1記載の論理合成装置。
  3. 再論理合成パス抽出部は、再論理合成対象パスとして所定の最大値以内の本数を出力することを特徴とする請求項2記載の論理合成装置。
  4. 第2の論理合成部は、論理合成対象のパスを所定の優先順位で論理合成し、対象となるパスが論理合成を行っても所望の動作速度を満たせない場合は、その時点の処理結果を出力することを特徴とする請求項1記載の論理合成装置。
  5. 再論理合成パス抽出部は、対象となるパスを含んだブロックを再合成対象として示す再合成対象ブロックリストを出力し、
    第2の論理合成部は、前記再合成対象ブロックリストで示されたブロック中のパスを対象として論理合成を行うことを特徴とする請求項1記載の論理合成装置。
  6. 再論理合成パス抽出部は、タイミングを満足しているパスを含んだブロックの指定を受け付ける手段を備え、当該ブロックの指定を受けた場合は、これを含んだ再合成対象ブロックリストを出力することを特徴とする請求項5記載の論理合成装置。
  7. 第2の論理合成部は、ブロック内に記憶装置を持たないパスを、論理合成対象から除外することを特徴とする請求項1記載の論理合成装置。
  8. 第1の論理合成部は、面積優先の制約条件で論理合成を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の論理合成装置。
  9. 論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成ステップと、
    前記第1の論理合成ステップで行った論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出ステップと、
    前記再論理合成パス抽出ステップで抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成ステップとを備えた論理合成方法。
  10. コンピュータを、
    論理回路記述を入力して論理合成を行う第1の論理合成部と、
    前記第1の論理合成部からの論理合成結果に対し、所望する動作速度を満足しないパスを抽出する再論理合成パス抽出部と、
    前記再論理合成パス抽出部で抽出されたパスを対象として論理合成を行う第2の論理合成部として機能させるための論理合成プログラム。
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