JP2006163738A - 運行管理装置 - Google Patents

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JP2006163738A JP2004353273A JP2004353273A JP2006163738A JP 2006163738 A JP2006163738 A JP 2006163738A JP 2004353273 A JP2004353273 A JP 2004353273A JP 2004353273 A JP2004353273 A JP 2004353273A JP 2006163738 A JP2006163738 A JP 2006163738A
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Abstract

【課題】 タイムテーブルに従って運行する乗り物の運行が遅延した場合、その乗り物の到着を待つ利用者の待ち時間を短縮するための運行管理装置を提供する。
【解決手段】 路線バス3の現在位置を特定する路線バス現在位置情報を受信する通信部11と、その情報を利用して所定の時刻に路線バス3がチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定部15と、路線バス3が上記チェックポイントより終点側の停留所へ到着すると推定される路線バス到着推定時刻を予測する路線バス到着時刻予測部16と、臨時バスが待機場所から上記停留所へ到着すると推定される臨時バス到着推定時刻を予測する臨時バス到着時刻予測部17と、臨時バス到着推定時刻が路線バス到着推定時刻より前であるか否かを判定する到着時刻判定部18と、前であると判定された場合、上記停留所へ臨時バスを出動させることを決定する臨時バス出動決定部19とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、路線バス等の乗り物の運行を管理する運行管理装置に関する。
路線バスはタイムテーブルに従って運行行路を運行する。その際、路線バスは、運行行路に設けられている複数の停留所で停車し、利用者を乗車させ、また利用者を降車させながら走行する。
路線バスは、一般の自動車とともに走行するので、運行行路の交通状況によってはタイムテーブルに従って運行することが困難な場合がある。また、気象状況によっても、路線バスは、タイムテーブルに従って運行することが困難な場合がある。つまり、路線バスの運行が遅延する場合がある。
ところで、停留所で路線バスの到着を待っている利用者は、タイムテーブルで特定されている予定到着時刻に路線バスがその停留所に到着することを想定している。そのため、路線バスの運行が遅延すると、利用者は、予定到着時刻を過ぎても路線バスの到着を待たなければならず、苛々する。
そこで、利用者の苛々を緩和する目的で、走行中の路線バスが停留所に到着するまでの待ち時間を利用者に報知するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−367089号公報
しかしながら、従来のシステムでは、単に待ち時間を利用者に報知するのみであって、利用者はやはり路線バスの到着を待たなければならない。また、路線バスと同様にタイムテーブルに従って運行行路を運行する船が遅延した場合についても、利用者はやはりその船の到着を待たなければならない。
本発明は、上記課題を考慮し、路線バス等のタイムテーブルに従って運行行路を運行する乗り物の運行が遅延した場合、その乗り物の到着を待つ利用者の待ち時間を短縮するための運行管理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明の運行管理装置は、所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記路線乗り物が前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ到着すると推定される時刻である路線乗り物到着推定時刻を予測する路線乗り物到着時刻予測手段と、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記行路を運行する臨時乗り物が待機している待機場所の位置と前記停留所の位置とに基づいて、前記臨時乗り物が前記停留所へ到着すると推定される時刻である臨時乗り物到着推定時刻を予測する臨時乗り物到着時刻予測手段と、前記臨時乗り物到着推定時刻が前記路線乗り物到着推定時刻より前であるか否かを判定する到着時刻判定手段と、前記到着時刻判定手段によって前であると判定された場合、前記停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段とを備える。
また、本発明の運行管理装置は、所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段とを備え、前記チェックポイントは複数存在し、前記遅延判定手段は、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、前記臨時乗り物出動決定手段は、連続する所定の個数の前記チェックポイントについて前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記連続する所定の個数の前記チェックポイントのうちの最も終点側の前記チェックポイントより更に終点側の停留所へ、前記臨時乗り物を出動させることを決定する。
また、本発明の運行管理装置は、所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段とを備え、前記チェックポイントは複数存在し、前記遅延判定手段は、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、前記臨時乗り物出動決定手段は、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された時刻に対応する前記チェックポイントが前記行路の基準位置より終点側に位置している場合、前記臨時乗り物を出動させないことを決定する。
更に、本発明の運行管理装置は、所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段と、所定のイベントが発生した時からの経過時間を計測する経過時間計測手段とを備え、前記行路は複数存在するとともに全部の前記行路の一部は共通し、前記行路毎に前記路線乗り物は存在し、前記チェックポイントは前記行路毎に全部の前記行路の共通する部分より始点側に位置し、前記経過時間計測手段は、各前記路線乗り物が前記共通する部分の所定の停留所に到着した時からの経過時間を計測し、前記所定の時刻は、いずれかの前記路線乗り物が前記所定の停留所に到着したときの時刻から所定の時間経過した時の時刻であり、前記遅延判定手段は、全部の前記行路について、前記所定の時刻に、前記いずれかの前記路線乗り物より後の前記路線乗り物が前記チェックポイントに到達しているか否かを判定し、前記臨時乗り物出動決定手段は、全部の前記行路について、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記共通する部分の停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する。
このように、本発明の運行管理装置は、路線バス等のタイムテーブルに従って運行行路を運行する乗り物が所定の時刻にチェックポイントに到達していないと判定した場合、臨時乗り物を出動させることを決定する。これにより、路線バス等のタイムテーブルに従って運行行路を運行する乗り物の運行が遅延しても、その乗り物の到着を待つ利用者の待ち時間を短縮することができる。
また、本発明は、本発明の運行管理装置の特徴的な構成手段をステップとする運行管理方法として実現したり、それらのステップを含むプログラムとして実現することもできる。そのプログラムは、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本発明は、路線バス等のタイムテーブルに従って運行行路を運行する乗り物の運行が遅延した場合、その乗り物の到着を待つ利用者の待ち時間を短縮するための運行管理装置を提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1のバス運行管理システムの構成を、図1〜図7を用いて説明する。
図1は、実施の形態1のバス運行管理システムの概略を示す図である。実施の形態1のバス運行管理システムは、路線バス3が停留所へ到着するときの時刻(到着時刻)がタイムテーブルにおいて特定されている予定到着時刻より10分後等の所定の時間後である場合、すなわち路線バス3の運行が遅延した場合、臨時バス5を出動させるための指示を行なうシステムである。図1に示すように、実施の形態1のバス運行管理システムは、バス運行管理装置1と、交通状況発信装置2と、路線バス3と、臨時バス出動指示受付装置4と、臨時バス5と、ネットワーク6とで構成されている。
実施の形態1では、以下に示す場合を想定する。すなわち、路線バス3は1台である。また、説明の簡単化のため図1には示していないが、臨時バス5の待機場所は3か所に存在し、各待機場所で臨時バス5が待機している(図2参照)。更に、各待機場所には臨時バス出動指示受付装置4が設置されている。
バス運行管理装置1は、路線バス3が停留所等のチェックポイントに到達したときの時刻がタイムテーブルにおいて特定されている予定到達時刻から所定の時間経過した時の時刻より後であるか否かを判定し、後であると判定した場合、臨時バス5を出動させることを決定する装置である。バス運行管理装置1は、臨時バス5を出動させることを決定した場合、臨時バス出動指示を、ネットワーク6を介して臨時バス出動指示受付装置4へ送信する。バス運行管理装置1の構成については、後に図3を用いて詳述する。バス運行管理装置1は、本発明の運行管理装置の一例である。
交通状況発信装置2は、道路における渋滞の程度を特定する交通情報を、ネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する装置である。実施の形態1では、説明の簡単化のため、渋滞の程度は「程度1」〜「程度5」の5段階に区分されている場合を想定する。5段階に区分されている渋滞の程度については、後に図7を用いて詳述する。
路線バス3は、所定の運行行路Lをタイムテーブルに従って運行する乗り合い自動車である。路線バス3は、更に、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号に基づいて、路線バス3の現在位置を特定し、その現在位置を示す路線バス現在位置情報を、無線によりネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する装置を備えている。路線バス3の構成については、後に図3を用いて詳述する。また、実施の形態1では、説明の簡単化のため、路線バス3の運行行路Lは1個だけ存在し、路線バス3は1日に1回のみ運行行路Lを運行する場合を想定する。また、路線バス3の運行行路Lと、3か所に存在する臨時バス5の各待機場所の位置とを、後に図2を用いて説明する。
臨時バス出動指示受付装置4は、臨時バス5が待機している待機場所に設けられている臨時バス管理棟(図示していない)の内部に設置されており、バス運行管理装置1からの臨時バス出動指示を受信し、臨時バス出動指示を、表示装置7により表示させるとともに、スピーカ8により音として出力させる装置である。なお、臨時バス出動指示には、臨時バス5が出動すべき停留所を特定する情報が含まれている。また、臨時バス管理棟の内部には、表示装置7及びスピーカ8が設けられており、表示装置7及びスピーカ8は臨時バス出動指示受付装置4と接続されている。また、臨時バス管理棟の内部には、臨時バス5の運転者が待機している。運転者は、臨時バス出動指示が表示装置7及びスピーカ8により報知されると、臨時バス出動指示によって特定される停留所へ向かって臨時バス5を運転する。
臨時バス5は3台存在し、各臨時バス5(臨時バス5a〜5c)は、3か所の待機場所(A〜C)それぞれで待機しており(図2参照)、バス運行管理装置1からの臨時バス出動指示に従って、運行行路Lを運行する乗り合い自動車である。各臨時バス5は、更に、路線バス3と同様に、GPS衛星からの信号に基づいて、自らの現在位置を特定し、その現在位置を示す臨時バス現在位置情報を、無線によりネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する装置を備えている。
ネットワーク6は、バス運行管理装置1と、交通状況発信装置2と、路線バス3と、臨時バス出動指示受付装置4と、臨時バス5とを、通信可能な状態に相互に接続する通信網である。
図2は、路線バス3の運行行路Lと、3か所に存在する臨時バス5の各待機場所の位置とを、模式的に示す図である。図2に示すように、路線バス3の運行行路Lは1個だけ存在し、運行行路Lには10個の停留所が存在し、各停留所には、始点側から終点側の順に、「BS1」,「BS2」,「BS3」,・・・,「BS8」,「BS9」,「BS10」の識別子が付されている。また、運行行路Lの停留所BS4と停留所BS5との間には、ランドマークLMが存在する。各停留所BS1〜BS10及びランドマークLMは、路線バス3の運行が遅延しているか否かを判定するためのチェックポイントである。各チェックポイントには識別子(CP1〜CP11)が付されており、図2に示すように、各チェックポイント(CP1〜CP11)は停留所BS1〜BS10のいずれか、又はランドマークLMと対応付けられている。
また、図2に示すように、待機場所は3か所に存在し、運行行路Lの始点に近い位置に存在する待機場所には識別子「A」が付されており、運行行路Lの中点に近い位置に存在する待機場所には識別子「B」が付されており、運行行路Lの終点に近い位置に存在する待機場所には識別子「C」が付されている。待機場所Aに最も近いチェックポイントはチェックポイントCP3(停留所BS3)であり、待機場所Bに最も近いチェックポイントはチェックポイントCP6(停留所BS5)であり、待機場所Cに最も近いチェックポイントはチェックポイントCP10(停留所BS9)である。待機場所Aには臨時バス5aが待機しており、待機場所Bには臨時バス5bが待機しており、待機場所Cには臨時バス5cが待機している。
図3は、実施の形態1のバス運行管理システムの機能的な構成を示すブロック図である。実施の形態1のバス運行管理システムの概略は図1を用いて既に説明したので、以下では、バス運行管理装置1及び路線バス3を構成する各構成部について説明する。
先ず、バス運行管理装置1を構成する各構成部について説明する。バス運行管理装置1は、上述したように、路線バス3がチェックポイントCP1〜CP11(停留所BS1〜BS10及びランドマークLM)に到達したときの時刻がタイムテーブルにおいて特定されている予定到達時刻から所定の時間経過した時の時刻より後であると判定した場合、臨時バス5を出動させることを決定する装置である。バス運行管理装置1は、図3に示すように、通信部11と、タイムテーブル記憶部12と、遅延判断基準記憶部13と、位置記憶部14と、遅延判定部15と、路線バス到着時刻予測部16と、臨時バス到着時刻予測部17と、到着時刻判定部18と、臨時バス出動決定部19とで構成されている。
通信部11は、ネットワーク6を介して、交通状況発信装置2、路線バス3、臨時バス出動指示受付装置4、及び各臨時バス5a〜5cとの間で通信する構成部である。タイムテーブル記憶部12は、路線バス3が各チェックポイントCP1〜CP11(各停留所BS1〜BS10及びランドマークLM)に到達すべき時刻(予定到達時刻)を特定するタイムテーブルを記憶する構成部である。タイムテーブル記憶部12が記憶するタイムテーブルについては、後に図4を用いて詳述する。遅延判断基準記憶部13は、各チェックポイントについて、路線バス3の運行が遅延したか否かを判断するための基準である遅延判断基準を記憶する構成部である。遅延判断基準記憶部13が記憶する遅延判断基準については、後に図5を用いて詳述する。位置記憶部14は、各停留所BS1〜BS10及びランドマークLM(各チェックポイントCP1〜CP11)、並びに各待機場所A〜Cの位置を特定する固定位置情報を記憶する構成部である。位置記憶部14が記憶する固定位置情報については、後に図6を用いて詳述する。
遅延判定部15は、各チェックポイントについて、タイムテーブルによって特定されている予定到達時刻に、遅延判断基準によって特定されている時間を加算した時刻(以下、「遅延判断基準時刻」という。)に、路線バス3が到達しているか否かを判定する判定部である。言い換えると、遅延判定部15は、各チェックポイントについて、路線バス3が到達したときの時刻が遅延判断基準時刻より後であるか否かを判定する。なお、遅延判定部15は、通信部11によって受信される路線バス3の現在位置を特定する路線バス現在位置情報と、タイムテーブル記憶部12に記憶されているタイムテーブルと、遅延判断基準記憶部13に記憶されている遅延判断基準とに基づいて判定する。遅延判定部15が行なう判定の詳細については、後に実施の形態1のバス運行管理システムの動作を説明する際に説明する。
路線バス到着時刻予測部16は、所定の場合に、所定の停留所へ路線バス3が到着すると推定される時刻である路線バス到着推定時刻を予測する構成部である。所定の場合は、連続するn(「n」は自然数であって、臨時バス出動決定部19に記憶されている固定値である。)個以上のチェックポイントについて、路線バス3が到達したときの時刻が遅延判断基準時刻より後であると遅延判定部15によって判定された場合である。所定の停留所は、上記連続するチェックポイントのうちの最も終点側のチェックポイントより更に終点側の各停留所である。路線バス到着時刻予測部16は、通信部11によって受信される、交通状況発信装置2からの交通情報と、タイムテーブル記憶部12に記憶されているタイムテーブルとに基づいて、路線バス到着推定時刻を予測する。路線バス到着時刻予測部16が行なう予測の詳細については、後に実施の形態1のバス運行管理システムの動作を説明する際に説明する。
臨時バス到着時刻予測部17は、上記所定の場合に、各待機場所A〜Cからの各臨時バス5a〜5cが上記所定の停留所へ到着すると推定される時刻である臨時バス到着推定時刻を予測する構成部である。臨時バス到着時刻予測部17は、通信部11によって受信される交通情報と、位置記憶部14に記憶されている固定位置情報と、タイムテーブル記憶部12に記憶されているタイムテーブルとに基づいて、臨時バス到着推定時刻を予測する。臨時バス到着時刻予測部17が行なう予測の詳細については、後に実施の形態1のバス運行管理システムの動作を説明する際に説明する。
到着時刻判定部18は、各停留所について、臨時バス到着時刻予測部17によって予測された臨時バス到着推定時刻が、路線バス到着時刻予測部16によって予測された路線バス到着推定時刻より、例えば10分前等の所定の時間前であるか否かを判定する構成部である。
臨時バス出動決定部19は、遅延判定部15及び到着時刻判定部18によって得られた判定結果に基づいて、臨時バス5を出動させるか否かを決定する構成部である。また、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定した場合、臨時バス5a〜5cのうちのどの臨時バス5をどの停留所に出動させるのかを決定する。更に、臨時バス出動決定部19は、決定した事項を、通信部11により、出動させることを決定した臨時バス5が待機している待機場所に設置されている臨時バス出動指示受付装置4へ送信させる。臨時バス出動決定部19が行なう決定の詳細については、後に実施の形態1のバス運行管理システムの動作を説明する際に説明する。
次に、路線バス3を構成する各構成部について説明する。路線バス3については、バスに本来備えられている駆動機構等の説明は省略し、バス運行管理システムにおいて特徴的な構成部についてのみ説明する。路線バス3は、上述したように、運行行路Lをタイムテーブルに従って運行する乗り合い自動車であって、GPS衛星からの信号に基づいて、路線バス3の現在位置を特定し、その現在位置を示す路線バス現在位置情報を、無線によりネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する装置を備えている。路線バス3は、図3に示すように、通信部31と、現在位置特定部32と、時計33と、識別子記憶部34とを備えている。
通信部31は、GPS衛星からの信号を受信するとともに、現在位置特定部32によって特定される路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、その現在位置が特定されたときの時刻と、路線バス3の識別子とを、無線によりネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する構成部である。現在位置特定部32は、通信部31によって受信された、GPS衛星からの信号に基づいて、路線バス3の現在位置を特定する構成部である。時計33は時刻を示す構成部である。識別子記憶部34は路線バス3の識別子を記憶する構成部である。
なお、図示していないが、各臨時バス5a〜5cは、路線バス3と同様の構成部を有しており、それらの構成部により、自らの現在位置を特定し、その現在位置を示す臨時バス現在位置情報を、無線によりネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する。
図4は、タイムテーブル記憶部12が記憶するタイムテーブルを示す図である。図4に示すように、タイムテーブルは、路線バス3が各チェックポイント(各停留所BS1〜BS10及びランドマークLM)に到達すべき予定到達時刻を特定している。なお、各チェックポイントCP1〜CP11は、図2及び図4に示すように、各停留所BS1〜BS10のいずれか、又はランドマークLMと対応付けられている。
図5は、遅延判断基準記憶部13が記憶する遅延判断基準を示す図である。遅延判断基準は、各チェックポイント(CP1〜CP11)について、路線バス3が遅延したか否かを判断するための基準である。
遅延判断基準の意味を、チェックポイントCP4(停留所BS4,図2及び図4参照)における遅延判断基準を例にとって以下に説明する。路線バス3がチェックポイントCP4に実際に到達(到着)したときの時刻が9時25分であり、図4に示すように、タイムテーブルによって特定されているチェックポイントCP4への路線バス3の予定到達時刻が9時20分である場合を想定する。図5に示すように、チェックポイントCP4における遅延判断基準は10分である。上記の場合、路線バス3がチェックポイントCP4に到達したときの時刻(9時25分)は予定到達時刻(9時20分)より5分遅れている。しかしながら、チェックポイントCP4における遅延判断基準は10分であって、路線バス3がチェックポイントCP4に到達したときの時刻(9時25分)は、予定到達時刻(9時20分)に遅延判断基準である10分を加算した時刻(遅延判断基準時刻)である9時30分より前である。この場合、路線バス3はチェックポイントCP4において遅延しているとは判断されない。
仮に、遅延判断基準が3分であれば、路線バス3がチェックポイントCP4に到達したときの時刻(9時25分)は、予定到達時刻(9時20分)に遅延判断基準である3分を加算した時刻(遅延判断基準時刻)である9時23分より後である。この場合、路線バス3はチェックポイントCP4において遅延していると判断される。
このように、各チェックポイントにおいて、路線バス3が到達したときの時刻が予定到達時刻に遅延判断基準を加算した時刻(遅延判断基準時刻)より後である場合、路線バス3はそのチェックポイントにおいて遅延していると判断される。なお、その判断は、遅延判定部15によって行なわれる。
図6は、位置記憶部14が記憶する、各停留所BS1〜BS10及びランドマークLM(各チェックポイントCP1〜CP11)、並びに各待機場所A〜Cの位置を特定する固定位置情報を示す図である。
図7は、交通状況発信装置2によって送信される交通情報としての渋滞の程度の詳細を示す図である。実施の形態1では、渋滞の程度は「程度1」〜「程度5」の5段階に区分されている。図7に示すように、「程度1」は全く渋滞が発生しておらず、自動車が道路交通法により指定されている最高速度(以下、「指定最高速度」という。)で走行することができる状況を特定する程度である。「程度2」は、渋滞が僅かに発生しており、自動車が指定最高速度の90%でしか走行することができない状況を特定する程度である。「程度3」〜「程度5」は、それぞれ自動車が指定最高速度の70%、50%、30%でしか走行することができない状況を特定する程度である。
次に、実施の形態1のバス運行管理システムの動作を、図8を用いて説明する。
図8は、実施の形態1のバス運行管理システムの動作の各手順を示すフローチャートである。
路線バス3が運行行路Lの始点を出発し、運行行路Lに沿って終点側に進行する際、路線バス3の各構成部は以下に示す動作を時々刻々行なう。すなわち、通信部31はGPS衛星からの信号を受信し、現在位置特定部32は、通信部31によって受信されたGPS衛星からの信号に基づいて、路線バス3の現在位置を特定する。そして、通信部31は、現在位置特定部32によって特定された路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、時計33によって示されたその現在位置が特定されたときの時刻と、識別子記憶部34に記憶されている路線バス3の識別子とを、ネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する。
路線バス3と同様に、各臨時バス5a〜5cは、自らの現在位置を特定し、その現在位置を示す臨時バス現在位置情報と、その現在位置が特定されたときの時刻と、自らの識別子とを、ネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する。なお、以下の説明では、説明の簡単化のために、各臨時バス5a〜5cは、臨時バス出動指示が送信されるまで、各待機場所A〜Cに待機し続ける場合を想定する。したがって、実際は、各臨時バス5a〜5cは、自らの現在位置を示す臨時バス現在位置情報をバス運行管理装置1へ送信するが、以下の説明では、説明の簡単化のため、各臨時バス5a〜5cは、臨時バス現在位置情報をバス運行管理装置1へ送信しない場合を想定する。
また、交通状況発信装置2は、時々刻々、道路における渋滞の程度を特定する交通情報を、ネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する。
バス運行管理装置1では、通信部11が、路線バス3から、路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、その現在位置が特定されたときの時刻と、路線バス3の識別子とを受信する。また、通信部11は、交通状況発信装置2から交通情報を受信する。
遅延判定部15は、通信部11によって受信された路線バス現在位置情報により特定される路線バス3の現在位置と、位置記憶部14に記憶されている固定位置情報によって特定される各チェックポイントCP1〜CP11(各停留所BS1〜BS10及びランドマークLM)の位置とを対照する。
路線バス3の現在位置がいずれかのチェックポイントCPXの位置と一致した場合、遅延判定部15は、チェックポイントCPXに路線バス3が到達したときの時刻が、路線バス3がチェックポイントCPXへ到達すべき予定到達時刻(図4参照)に遅延判断基準(図5参照)を加算した時刻(遅延判断基準時刻)より後であるか否かを判定する(S1)。つまり、遅延判定部15は、チェックポイントCPXについて、路線バス3が遅延しているか否かを判定する(S1)。
例えば、路線バス3の現在位置がチェックポイントCP1(停留所BS1)の位置と一致した場合、遅延判定部15は以下の動作を行なう。
ここで、路線バス3がチェックポイントCP1に到達したときの時刻が9時7分である場合を想定する。図4に示すタイムテーブルから明らかなように、路線バス3がチェックポイントCP1に到達すべき予定到達時刻は9時5分である。また、図5に示すように、チェックポイントCP1についての遅延判断基準は10分である。したがって上記の場合、遅延判定部15は、路線バス3がチェックポイントCP1に到達したときの時刻9時7分が、予定到達時刻9時5分に遅延判断基準10分を加算した時刻(遅延判断基準時刻)である9時15分より前であって、後ではないと判定する(S1でNo)。すなわち、路線バス3は遅延していないと判定する(S1でNo)。
仮に、路線バス3がチェックポイントCP1に到達したときの時刻が9時10分であって、かつ、チェックポイントCP1についての遅延判断基準が3分である場合、遅延判定部15は、チェックポイントCP1に路線バス3が到達したときの時刻である9時10分が遅延判断基準時刻である9時8分より後であると判断する(S1でYes)。すなわち、路線バス3は遅延していると判定する(S1でYes)。
路線バス3がチェックポイントCPXについて遅延していなかったと遅延判定部15によって判定された場合(S1でNo)、臨時バス出動決定部19は、チェックポイントCPXが運行行路Lの終点寄りの基準位置より終点側に位置しているか否かを判定する(S2)。基準位置は、例えば停留所BS8が設けられている位置である。チェックポイントCPXが基準位置より終点側に位置している場合(S2でYes)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させないことを決定する(S3)。なぜなら、終点寄りの各停留所で路線バス3の到着を待つ人が少ないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さいからである。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
他方、チェックポイントCPXが基準位置、又は基準位置より始点側に位置している場合(S2でNo)、そのチェックポイントより1個終点側のチェックポイントに路線バス3が到達したときの時刻が遅延判断基準時刻より後であるか否かを、遅延判定部15が判定する第1遅延判定ステップ(S1)に戻る。
それに対して、遅延判定部15が、路線バス3がチェックポイントCPXについて遅延していたと判定した場合(S1でYes)、遅延判定部15は、チェックポイントCPXよりN個終点側のチェックポイントCP(X+N)に路線バス3が到達したときの時刻が、路線バス3がチェックポイントCP(X+N)へ到達すべき予定到達時刻(図4参照)に遅延判断基準(図5参照)を加算した時刻(遅延判断基準時刻)より後であるか否かを判定する(S4)。つまり、遅延判定部15は、チェックポイントCP(X+N)について、路線バス3が遅延しているか否かを判定する(S4)。遅延判定部15は、第1遅延判定ステップ(S1)において行なったようにその判定を行なう(S4)。
ここで、「N」は、遅延判定部15によって記憶されており、初期値が「1」である自然数であって、臨時バス出動決定部19によって1ずつインクリメントされる値である。「N」の初期値が「1」であるので、路線バス3がチェックポイントCPXについて遅延していたと判定された場合(S1でYes)、遅延判定部15は、先ず、チェックポイントCPXより1個終点側のチェックポイントCP(X+1)に路線バス3が到達したときの時刻が、路線バス3がチェックポイントCP(X+1)へ到達すべき予定到達時刻(図4参照)に遅延判断基準(図5参照)を加算した時刻(遅延判断基準時刻)より後であるか否かを判定する(S4)。つまり、遅延判定部15は、チェックポイントCP(X+1)について、路線バス3が遅延しているか否かを判定する(S4)。
路線バス3がチェックポイントCP(X+N)について遅延していなかったと遅延判定部15によって判定された場合(S4でNo)、臨時バス出動決定部19は、チェックポイントCP(X+N)が運行行路Lの終点寄りの基準位置より終点側に位置しているか否かを判定する(S5)。基準位置は、例えば停留所BS8が設けられている位置である。チェックポイントCP(X+N)が基準位置より終点側に位置している場合(S5でYes)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させないことを決定する(S3)。なぜなら、終点寄りの各停留所で路線バス3の到着を待つ人が少ないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さいからである。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
他方、チェックポイントCP(X+N)が基準位置、又は基準位置より始点側に位置している場合(S5でNo)、遅延判定部15がそのチェックポイントより1個終点側のチェックポイントに路線バス3が到達したときの時刻が遅延判断基準時刻より後であるか否かを判定する第1遅延判定ステップ(S1)に戻る。
ところで、遅延判定部15がチェックポイントCP(X+N)について路線バス3が遅延していたと判定した場合(S4でYes)、臨時バス出動決定部19は、遅延判定部15に記憶されている「N」が自らが記憶している「n」以上であるか否かを判定する(S6)。上述したように、「n」は自然数であって、固定された値である。「N」が「n」未満である場合(S6でNo)、臨時バス出動決定部19は、遅延判定部15に記憶されている「N」を「1」だけインクリメントする(S7)。そして、遅延判定部15は、チェックポイントCPXよりN個終点側のチェックポイントCP(X+N)が基準位置より終点側に位置しているか否かを判定する第2遅延判定ステップ(S4)に戻る。第2遅延判定ステップ(S4)に戻ったときの「N」の値は、臨時バス出動決定部19によって「1」だけインクリメントされた値である。したがって、遅延判定部15が第2遅延判定ステップ(S4)を前回行なったときの「N」が「1」であれば、インクリメントステップ(S7)の後に、遅延判定部15が第2遅延判定ステップ(S4)を行なう場合、「N」の値は「2」である。
それに対して、「N」が「n」以上である場合(S6でYes)、路線バス到着時刻予測部16は、チェックポイントCP(X+N)より終点側の各停留所へ路線バス3が到着すると推定される時刻である路線バス到着推定時刻を予測する(S8)。
仮に、「n」が3であって、連続する3か所のチェックポイントCP3〜CP5について、路線バス3が遅延したと判定された場合(S6でYes)、路線バス到着時刻予測部16は、チェックポイントCP5より終点側の各停留所BS5〜10へ路線バス3が到着すると推定される路線バス到着推定時刻を予測する(S8)。
例えば、停留所BS5へ路線バス3が到着すると推定される路線バス到着推定時刻を予測する場合、路線バス到着時刻予測部16は以下に示す手順により路線バス到着推定時刻を予測する。すなわち、路線バス到着時刻予測部16は、チェックポイントCP5に路線バス3が到達したときの時刻に、タイムテーブル(図4参照)によって算出されるチェックポイントCP5から停留所BS5(チェックポイントCP6)へ路線バス3が移動する際の移動時間(以下、「規定移動時間」という。)を、交通状況発信装置2からの交通情報の渋滞の程度によって特定される、自動車が走行することができる速度の指定最高速度に対する割合で除算した時間を加算して、停留所BS5へ路線バス3が到着すると推定される路線バス到着推定時刻を予測する。
ここで、チェックポイントCP5に路線バス3が到達したときの時刻が9時35分であり、渋滞の程度が「程度4」であって、自動車が指定最高速度の50%(図7参照)でしか走行することができない場合を想定する。タイムテーブル(図4参照)によって特定されるチェックポイントCP5、停留所BS5(チェックポイントCP6)への路線バス3の予定到達時刻がそれぞれ9時23分、9時27分であるので、チェックポイントCP5から停留所BS5へ路線バス3が移動する際の規定移動時間は4分である。したがって上記の場合、路線バス到着時刻予測部16は、停留所BS7に路線バス3が到達したときの時刻である9時35分に、規定移動時間である4分を0.5(50%)で除算した値である8分を加算して、停留所BS5へ路線バス3が到着すると推定される路線バス到着推定時刻が9時43分であると予測する。
同様にして、路線バス到着時刻予測部16は、チェックポイントCP(X+N)より終点側の各停留所へ路線バス3が到着すると推定される時刻である路線バス到着推定時刻を予測する(S8)。
また、「N」が「n」以上である場合(S6でYes)、臨時バス到着時刻予測部17は、チェックポイントCP(X+N)より終点側の各停留所へ、各待機場所A〜Cからの各臨時バス5a〜5cが到着すると推定される時刻である臨時バス到着推定時刻を予測する(S8)。
仮に、「n」が3であって、連続する3か所のチェックポイントCP3〜CP5について、路線バス3が遅延したと判定された場合(S6でYes)、臨時バス到着時刻予測部17は、チェックポイントCP5より終点側の各停留所BS5〜10へ、各待機場所A〜Cからの各臨時バス5a〜5cが到着すると推定される臨時バス到着推定時刻を予測する(S8)。
例えば、停留所BS5へ待機場所Aからの臨時バス5aが到着すると推定される臨時バス到着推定時刻を予測する場合、臨時バス到着時刻予測部17は以下に示す手順により臨時バス到着推定時刻を予測する。すなわち、臨時バス到着時刻予測部17は、先ず、固定位置情報(図6参照)によって特定される、待機場所Aと停留所BS5との距離を、待機場所Aに最も近いチェックポイントCP3と停留所BS5との距離で除算し、チェックポイントCP3と停留所BS5との距離に対する、待機場所Aと停留所BS5との距離の割合(以下、「距離比」という。)を算出する。次に、臨時バス到着時刻予測部17は、タイムテーブル(図4参照)によって算出される、待機場所Aに最も近いチェックポイントCP3から停留所BS5へ路線バス3が移動する際の規定移動時間に上記距離比を乗算し、その乗算によって得られた値を、交通状況発信装置2からの交通情報の渋滞の程度によって特定される、自動車が走行することができる速度の指定最高速度に対する割合で除算した時間を、チェックポイントCP5に路線バス3が到達したときの時刻に加算して、停留所BS5へ臨時バス5aが到着すると推定される臨時バス到着推定時刻を予測する。
ここで、チェックポイントCP5に路線バス3が到達したときの時刻が9時35分であり、渋滞の程度が「程度4」であって、自動車が指定最高速度の50%(図7参照)でしか走行することができない場合を想定する。また、固定位置情報(図6参照)によって特定される、待機場所Aと停留所BS5との距離が10kmであって、待機場所Aに最も近いチェックポイントCP3と停留所BS5との距離が8kmである場合を想定する。この場合、距離比は1.25である。また、タイムテーブル(図4参照)によって特定されるチェックポイントCP3、停留所BS5への路線バス3の予定到達時刻がそれぞれ9時15分、9時27分であるので、チェックポイントCP3から停留所BS5へ臨時バス5aが移動する際の規定移動時間は12分である。したがって、臨時バス到着時刻予測部17は、規定移動時間12分に距離比1.25を乗算し、その乗算によって得られた値を0.5(50%)で除算した値30分を、チェックポイントCP5に路線バス3が到達したときの時刻である9時35分に加算して、停留所BS5へ臨時バス5aが到着すると推定される臨時バス到着推定時刻が10時05分であると予測する。
同様にして、臨時バス到着時刻予測部17は、チェックポイントCP(X+N)より終点側の各停留所へ、各待機場所A〜Cからの各臨時バス5a〜5cが到着すると推定される臨時バス到着推定時刻を予測する(S8)。
以下では、説明の簡単化のため、「n」が3であって、連続する3か所のチェックポイントCP3〜CP5について、路線バス3が遅延したと判定された場合を想定する。そして、路線バス到着時刻予測部16が、チェックポイントCP5より終点側の各停留所BS5〜10へ路線バス3が到着すると推定される路線バス到着推定時刻を予測した場合を仮定する。また、臨時バス到着時刻予測部17が、各待機場所A〜Cからの各臨時バス5a〜5cが各停留所BS5〜10へ到着すると推定される臨時バス到着推定時刻を予測した場合を仮定する。
図9に、上記の場合において、路線バス到着時刻予測部16によって得られた路線バス到着推定時刻、及び臨時バス到着時刻予測部17によって得られた臨時バス到着推定時刻の一例を示す。以下、路線バス到着推定時刻及び臨時バス到着推定時刻は図9に示す時刻である場合を想定する。
このとき、到着時刻判定部18は、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が有るか否かを判定する(S9)。言い換えると、到着時刻判定部18は、各停留所BS5〜10において、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α早く到着するか否かを判定する(S9)。ここで、所定の時間αは10分であると仮定する。
図9に示す場合、各停留所BS6〜10について、臨時バス5bの臨時バス到着推定時刻は路線バス到着推定時刻より10分以上前である。しかしながら、図9に示す場合とは異なり、各停留所BS5〜10へ、臨時バス5a〜5cのいずれもが路線バス3より所定の時間α(例えば10分)早く到着することが困難な場合(S9でNo)、臨時バス出動決定部19が、遅延判定部15に記憶されている「N」を「1」だけインクリメントするインクリメントステップ(S7)に戻る。
仮に、各停留所BS5〜10へ、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より早く到着することが可能であっても、所定の時間α早く到着することが困難である場合、臨時バス5が停留所へ到着した直後に路線バス3が到着する。このように、臨時バス5の到着が路線バス3の到着より僅かに早いだけである場合、利用者の待ち時間は僅かにしか短縮されないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さい。そのため、臨時バス出動決定部19は臨時バス5を出動させることなく、インクリメントステップ(S7)に戻る。
それに対して、図9に示すように、各停留所BS6〜10について、臨時バス5bの臨時バス到着推定時刻は路線バス到着推定時刻より10分以上前である。また、各停留所BS7〜10について、臨時バス5cの臨時バス到着推定時刻は路線バス到着推定時刻より10分以上前である。このように、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α(例えば10分)早く到着可能な停留所が有る場合(S9でYes)、臨時バス出動決定部19は、その停留所が運行行路Lの基準位置より終点側に位置しているか否かを判定する(S10)。基準位置は例えば停留所BS8が設けられている位置である。
臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が基準位置より終点側に位置している場合(S10でYes)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させないことを決定する(S3)。なぜなら、終点寄りの各停留所で路線バス3の到着を待つ人が少ないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さいからである。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
他方、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が基準位置、又は基準位置より始点側に位置している場合(S10でNo)、臨時バス出動決定部19は、その停留所へ臨時バス5を出動させることを決定する(S11)。図9に示すように、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が複数存在し、かつそのような停留所のうちで基準位置より始点側に位置している停留所が複数存在する場合(S10でYes)、臨時バス出動決定部19は、そのような停留所のうちで、最も始点側の停留所に臨時バス5a〜5cのいずれかを出動させることを決定する(S11)。図9に示す例の場合、最も始点側の停留所は停留所BS6であって、臨時バス5bが停留所BS6へ出動することができるので、臨時バス出動決定部19は、停留所BS6へ臨時バス5bを出動させることを決定する(S11)。
そして、通信部11は、臨時バス出動決定部19によって行なわれた決定に基づいて、臨時バス5bが待機している待機場所Bに設置されている臨時バス出動指示受付装置4へ、臨時バス5bを停留所BS6へ出動させるための臨時バス出動指示を、ネットワーク6を介して送信する(S12)。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
待機場所Bに設置されている臨時バス出動指示受付装置4は、臨時バス出動指示を受信し、臨時バス出動指示を表示装置7により表示させるとともに、スピーカ8により音として出力させる。これにより、待機場所Bにおいて待機している運転手は臨時バス5bを停留所BS6へ向かって運転し、停留所BS6以降の運行行路Lを路線バス3に替わって運行する。その結果、停留所BS6以降の停留所へは、臨時バス5bの方が路線バス3よりも所定の時間α以上早く到着するので、停留所BS6以降の停留所でバスの到着を待っている利用者の待ち時間は短縮される。
上述したように、実施の形態1のバス運行管理システムにおけるバス運行管理装置1は、所定の数「n」以上の連続する複数のチェックポイントについて、路線バス3が遅延している場合、上記複数のチェックポイントのうちの最も終点側のチェックポイントより更に終点側の停留所へ、路線バス3より所定の時間早く到達することができる臨時バス5をその停留所へ出動させることを決定する。これにより、その停留所以降の停留所でバスの到着を待っている利用者の待ち時間は短縮される。
なお、上述した実施の形態1では、遅延判定部15は、チェックポイントに路線バス3が到達したときの時刻が、路線バス3がチェックポイントCPXへ到達すべき予定到達時刻(図4参照)に遅延判断基準(図5参照)を加算した時刻(遅延判断基準時刻)より後であるか否かを判定する(S1,S4)。しかしながら、遅延判定部15は、チェックポイントに路線バス3が到達したときの時刻が、路線バス3がチェックポイントCPXへ到達すべき予定到達時刻(図4参照)より後であるか否かを判定してもよい(S1,S4)。つまり、図5に示す遅延判断基準は用いられなくてもよい。要するに、遅延判定部15は、タイムテーブルにより特定されている時刻等の所定の時刻に、路線バス3がチェックポイントに到達しているか否かを判定する。ここで、図5に示す遅延判断基準は、全部のチェックポイント(CP1〜CP11)について同じ値であってもよい。
また、路線バス3の通信部31は、路線バス3の現在位置が特定されたときの時刻をバス運行管理装置1へ送信しなくてもよい。その場合、バス運行管理装置1に時計を設けておき、バス運行管理装置1が、路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、時計が示す時刻とを利用して、各時刻における路線バス3の現在位置を特定する。
また、路線バス到着時刻予測部16は、上述した手法以外の手法により、路線バス到着推定時刻を予測してもよい。例えば、路線バス3が停留所BS5へ到達すると推定される路線バス到着推定時刻を予測する場合、路線バス到着時刻予測部16は、停留所BS5より1個始点側のチェックポイントCP4へ路線バス3が到達したときの時刻に、タイムテーブルによって算出される、チェックポイントCP4から停留所BS5への路線バス3の規定移動時間を加算して、路線バス到着推定時刻を予測してもよい。また、路線バス到着時刻予測部16は、カーナビゲーション装置等において使用されている公知の技術を用いて、路線バス到着推定時刻を予測してもよい。また、路線バス到着時刻予測部16は、交通状況発信装置2からの交通情報を利用することなく、路線バス到着推定時刻を予測してもよい。要するに、路線バス到着時刻予測部16は、路線バス到着推定時刻を予測しさえすればよい。
同様に、臨時バス到着時刻予測部17は、上述した手法以外の手法により、臨時バス到着推定時刻を予測してもよい。例えば、路線バス3が停留所BS5へ到達すると推定される路線バス到着推定時刻を予測する場合、臨時バス到着時刻予測部17は、路線バス3が待機している待機場所AとチェックポイントCP4との距離に基づいて、路線バス3がチェックポイントCP4へ指定最高速度で移動する場合の時間を、チェックポイントCP4へ路線バス3が到達したときの時刻に加算して、臨時バス到着推定時刻を予測してもよい。また、臨時バス到着時刻予測部17は、公知の技術を用いて、臨時バス到着推定時刻を予測してもよい。また、臨時バス到着時刻予測部17は、交通状況発信装置2からの交通情報を利用することなく、臨時バス到着推定時刻を予測してもよい。要するに、臨時バス到着時刻予測部17は、各待機場所A〜Cの位置と、各停留所の位置とに基づいて、臨時バス到着推定時刻を予測しさえすればよい。
また、路線バス3が交通情報を取得する機能を有していてもよい。その場合、バス運行管理装置1の通信部11は、交通状況発信装置2から交通情報を受信してもよいし、路線バス3から交通情報を受信してもよい。なお上述したように、路線バス到着時刻予測部16及び臨時バス到着時刻予測部17は、交通情報を利用することなく、路線バス到着推定時刻及び臨時バス到着推定時刻を予測してもよい。
また、上述した実施の形態1のバス運行管理装置1は、複数のチェックポイントについて、路線バス3が遅延している場合、臨時バス5を出動させることを決定する。しかしながら、バス運行管理装置1は、1個のチェックポイントについて、路線バス3が遅延している場合であっても、臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
また、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より早く到着可能な停留所があれば、その臨時バス5が路線バス3より所定の時間α早く到着することが困難な場合であっても、臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
また、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が基準位置より終点側に位置している場合であっても、その停留所に臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
また、いずれかの臨時バス5が路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が複数存在し、かつそのような停留所のうちで基準位置より始点側に位置している停留所が複数存在する場合、臨時バス出動決定部19は、そのような停留所のうちで、最も始点側の停留所以外の停留所に臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
また、上述した実施の形態1では、説明の簡単化のために、各臨時バス5a〜5cは、臨時バス出動指示が送信されるまで、各待機場所A〜Cに待機し続けており、臨時バス現在位置情報をバス運行管理装置1へ送信しない場合を想定した。しかしながら、実際は、各臨時バス5a〜5cは、臨時バス現在位置情報をバス運行管理装置1へ送信する。各臨時バス5a〜5cが各待機場所A〜Cに待機し続けている場合、バス運行管理システムは、上述した場合と同様に動作する。
それに対して、バス運行管理装置1の決定により、いずれかの臨時バス5が既に出動している場合、バス運行管理装置1の臨時バス到着時刻予測部17は、既に出動している臨時バス5は更に出動することが不可能なため、既に出動している臨時バス5を除く各臨時バス5について、臨時バス到着推定時刻を予測する。これにより、不要な演算を省略することができる。
また、路線バス3は、GPS衛星からの信号に基づいて、路線バス3の現在位置を特定するのではなく、以下に説明するようにして、現在位置を特定してもよい。すなわち、各停留所にその停留所の位置を示す情報が記録されたICタグが設置されており、路線バス3は、各停留所を通過する際、ICタグに記録されている情報(位置情報)を取得し、その情報(位置情報)を用いて、現在位置を特定してもよい。
更に、臨時バス5が出動する場合、臨時バス5の正面のヘッダは、そのバスが「臨時バス」であることを示す情報を表示してもよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2のバス運行管理システムを、図10〜図13を用いて説明する。
実施の形態1では、路線バス3が1台だけ存在するとともに、運行行路Lが1個だけ存在し、路線バス3が運行行路Lを1日に1回運行する場合を想定した。それに対し、実施の形態2では、図10に示す場合を想定する。
図10は、実施の形態2における運行行路と停留所の位置とを模式的に示す図である。図10に示すように、実施の形態2では、5個の運行行路L1〜L5が存在し、各運行行路L1〜L5は、始点は異なるがいずれも駅が終点であって、駅の手前5個の停留所BS26〜BS30が共通している。すなわち、停留所BS26以降駅までの運行行路は、全部の運行行路L1〜L5にとって共通する。また、運行行路L1〜L5毎に、路線バス3が1日に複数回運行する場合を想定する。
また、各運行行路L1〜L5の停留所BS26より1個始点側の停留所が、路線バス3が遅延しているか否かを判断するためのチェックポイントである場合を想定する。図10に示すように、運行行路L1については、停留所BS26より1個始点側の停留所は停留所BS21であるので、停留所BS21は、運行行路L1について路線バス3が遅延しているか否かを判断するためのチェックポイントである。同様に、停留所BS22〜BS25は、運行行路L2〜L5について路線バス3が遅延しているか否かを判断するためのチェックポイントである。
上述したように、実施の形態2では、5個の運行行路L1〜L5が存在し、各運行行路L1〜L5の停留所BS26以降駅までの運行行路は共通する。また、運行行路L1〜L5毎に、路線バス3が1日に複数回運行する。したがって、運行行路の共通する部分の停留所BS26には、1日に多数の路線バス3が到着する。図11に、停留所BS26に到着する路線バスの予定到着時刻の一部を示す。実施の形態2では、図11に示すように、5個の運行行路L1〜L5のいずれかを運行する路線バス3が停留所BS26に6分間隔で到着する場合を想定する。
実施の形態2のバス運行管理システムは、全部の運行行路L1〜L5を運行する全部の路線バス3の運行が遅延した場合、停留所BS26〜BS30で路線バス3の到着を待っている利用者の待ち時間を短縮することを目的とする。
次に、実施の形態2のバス運行管理システムの構成を、図12を用いて説明する。
図12は、実施の形態2のバス運行管理システムの機能的な構成を示すブロック図である。実施の形態2のバス運行管理システムの構成は、実施の形態1のバス運行管理システムの構成と同様であるが、実施の形態2では、実施の形態1のバス運行管理装置1がバス運行管理装置10に置き換えられている。バス運行管理装置1とバス運行管理装置10との主な相違点は、バス運行管理装置10がバス運行管理装置1に設けられていない経過時間計測部20を備えている点である。経過時間計測部20は、各路線バス3が停留所BS26に到着してからの経過時間を計測する構成部である。
次に、実施の形態2のバス運行管理システムの動作を、図13を用いて説明する。
図13は、実施の形態2のバス運行管理システムの動作の各手順を示すフローチャートである。
各運行行路L1〜L5を運行する各路線バス3は、それぞれの運行行路に沿って駅へ走行する。その際、各路線バス3では、各構成部が以下に示す動作を時々刻々行なう。すなわち、通信部31はGPS衛星からの信号を受信し、現在位置特定部32は、通信部31によって受信されたGPS衛星からの信号に基づいて、路線バス3の現在位置を特定する。そして、通信部31は、現在位置特定部32によって特定された路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、時計33によって示されたその現在位置が特定されたときの時刻と、識別子記憶部34に記憶されている路線バス3の識別子とを、ネットワーク6を介してバス運行管理装置10へ送信する。
また、交通状況発信装置2は、時々刻々、道路における渋滞の程度を特定する交通情報を、ネットワーク6を介してバス運行管理装置10へ送信する。
バス運行管理装置10では、通信部11が、各路線バス3から、現在位置を示す路線バス現在位置情報と、その現在位置が特定されたときの時刻と、路線バス3の識別子とを受信するとともに、交通状況発信装置2から交通情報を受信する。
経過時間計測部20は、通信部11によって受信された各路線バス3の路線バス現在位置情報により特定される現在位置と、位置記憶部14に記憶されている停留所BS26の位置とを対照する。運行行路L1〜L5のいずれかを運行する路線バス3の現在位置が停留所BS26の位置と一致した場合、経過時間計測部20はその一致した時からの経過時間を計測する。すなわち、経過時間計測部20は、いずれかの路線バス3(以下、「路線バス3X」という。)が停留所BS26に到着してからの経過時間を計測する。
路線バス3Xが停留所BS26に到着してから、路線バス3Xとは別の路線バス3が停留所BS26に到着するまでの時間が所定の時間βを経過していない場合(S21でNo)、臨時バス出動決定部19は以下に示す動作を行なう。すなわち、臨時バス出動決定部19は、タイムテーブル記憶部12に記憶されているタイムテーブルと、通信部31によって受信された路線バス3Xの識別子とに基づいて、路線バス3Xが全部の運行行路L1〜L5で一日に運行されている路線バスのうちで最後に運行されている便(最終便)から所定の便数前より後に運行されているバスであるか否かを判定する(S22)。所定の便数は例えば3便である。路線バス3Xが最終便から所定の便数前より後に運行されているバスである場合(S22でYes)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させないことを決定する(S23)。なぜなら、最終便から所定の便数前より後に運行されているバスの到着を待つ人が少ないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さいからである。そして、バス運行管理装置10の動作は終了する。他方、路線バス3Xが最終便から所定の便数前より後に運行されているバスではない場合(S22でNo)、経過時間計測部20が、路線バス3Xが停留所BS26に到着した後、他の路線バス3が停留所BS26に到着するまでの時間が所定の時間βを経過したか否かを判定する経過時間判定ステップ(S21)を継続する。
それに対して、路線バス3Xが停留所BS26に到着した後、路線バス3Xとは別の路線バス3が停留所BS26に到着するまでの時間が所定の時間βを経過した場合(S21でYes)、遅延判定部15は以下の動作を行なう。すなわち、遅延判定部15は、路線バス3Xが停留所BS26に到着した後、全部の運行行路L1〜L5のチェックポイントを、すなわち停留所BS21〜BS25の全部を路線バス3が通過していないかどうかを判定する(S24)。
運行行路L1〜L5のいずれかについて、路線バス3がチェックポイント(停留所BS21〜BS25)を通過している場合(S24でNo)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定しない。なぜなら、臨時バス5よりも前に、路線バス3が停留所BS26に到着する可能性が高いからである。そして、経過時間計測部20は、路線バス3Xの次に停留所BS26に到着する路線バス3を、路線バス3Xとみなし(S25)、経過時間判定ステップ(S21)に戻る。
それに対し、全部の運行行路L1〜L5について、路線バス3がチェックポイント(停留所BS21〜BS25)を通過していない場合(S24でYes)、路線バス到着時刻予測部16及び臨時バス到着時刻予測部17は、以下に示す動作を行なう。すなわち、路線バス到着時刻予測部16は、路線バス3Xの次に各運行行路L1〜L5を運行している各路線バス3が各停留所BS26〜BS30へ到着すると推定される時刻である路線バス到着推定時刻を予測する(S26)。臨時バス到着時刻予測部17も、臨時バス5a〜5cが各停留所BS26〜BS30へ到着すると推定される時刻である臨時バス到着推定時刻を予測する(S26)。路線バス到着時刻予測部16及び臨時バス到着時刻予測部17は、例えば実施の形態1で説明した手法により予測を行なう。
到着時刻判定部18は、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3Xの次に各運行行路L1〜L5を運行している各路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が有るか否かを判定する(S27)。つまり、到着時刻判定部18は、各停留所BS26〜30において、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3Xの次の各路線バス3より所定の時間α早く到着するか否かを判定する(S27)。ここで、所定の時間αは例えば10分である。
各停留所BS26〜BS30へ、臨時バス5a〜5cのいずれもが路線バス3Xの次の各路線バス3より所定の時間α早く到着することが困難な場合(S27でNo)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定しない。仮に、各停留所BS26〜BS30へ、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3より早く到着することが可能であっても、所定の時間α早く到着することが困難である場合、臨時バス5が停留所へ到着した直後に路線バス3が到着する。このように、臨時バス5の到着が路線バス3の到着より僅かに早いだけである場合、利用者の待ち時間は僅かにしか短縮されないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さい。そのため、上記の場合(S27でNo)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定しない。そして、経過時間計測部20が路線バス3Xの次に停留所BS26に到着した路線バス3を路線バス3Xとみなすステップ(S25)に戻る。
それに対して、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3Xの次の各路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が有る場合(S27でYes)、臨時バス出動決定部19は、その停留所が運行行路L1〜L5の共通部分の基準位置より終点側に位置しているか否かを判定する(S28)。基準位置は例えば停留所BS28が設けられている位置である。
臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3Xの次の各路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が基準位置より終点側に位置している場合(S28でYes)、経過時間計測部20が路線バス3Xの次に停留所BS26に到着した路線バス3を路線バス3Xとみなすステップ(S25)に戻る。つまり、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定しない。なぜなら、終点寄りの各停留所で路線バス3の到着を待つ人が少ないのにもかかわらず、臨時バス5を出動させることに多大な費用が発生し、費用対効果が小さいからである。
それに対して、停留所BS26以降の停留所であって、臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3Xの次の各路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が、基準位置、又は基準位置より始点側に位置している場合(S28でNo)、臨時バス出動決定部19は、その停留所へ臨時バス5を出動させることを決定する(S29)。臨時バス5a〜5cのいずれかが路線バス3Xの次の各路線バス3より所定の時間α早く到着可能な停留所が複数存在し、かつそのような停留所のうちで基準位置より始点側に位置している停留所が複数存在する場合、臨時バス出動決定部19は、そのような停留所のうちで、最も始点側の停留所に臨時バス5a〜5cのいずれかを出動させることを決定する(S29)。
そして、通信部11は、臨時バス出動決定部19によって決定された停留所に出動することとなる臨時バス5が待機している待機場所に設置されている臨時バス出動指示受付装置4へ、その臨時バス5を上記決定された停留所へ出動させるための臨時バス出動指示を、ネットワーク6を介して送信する(S30)。そして、バス運行管理装置10の動作は終了する。
出動することとなる臨時バス5が待機している待機場所に設置されている臨時バス出動指示受付装置4は、臨時バス出動指示を受信して表示装置7により表示させるとともに、スピーカ8により音として出力させる。これにより、その待機場所において待機している運転手は臨時バス5を上記決定された停留所へ向かって運転し、その停留所以降の運行行路を運行する。その結果、上記決定された停留所以降の停留所へは、臨時バス5の方が路線バス3Xの次の各路線バス3よりも所定の時間α以上早く到着するので、バスの到着を待っている利用者の待ち時間は短縮される。
上述したように、実施の形態2のバス運行管理システムにおけるバス運行管理装置10は、路線バス3Xが停留所BS26に到着した後、路線バス3Xとは別の路線バス3が停留所BS26に到着するまでの時間が所定の時間βを経過した場合であって(S21でYes)、かつ、上記時間βが経過するまでに運行行路L1〜L5の全部のチェックポイント(停留所BS21〜BS25)を路線バス3が通過していない場合、臨時バス5を出動させることを決定する。これにより、停留所BS26以降の停留所でバスの到着を待っている利用者の待ち時間は短縮される。
なお、上述した実施の形態2では、路線バス3Xが停留所BS26に到着した後、路線バス3Xとは別の路線バス3が停留所BS26に到着するまでの時間が所定の時間βを経過した場合であって(S21でYes)、かつ、上記時間βが経過するまでに運行行路L1〜L5の全部のチェックポイントを路線バス3が通過していない場合、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定する。しかしながら、路線バス3Xが停留所BS26に到着した後、路線バス3Xとは別の路線バス3が停留所BS26に到着するまでの時間が所定の時間βを経過していれば、上記時間βが経過するまでに運行行路L1〜L5の一部のチェックポイントを路線バス3が通過していても、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
また、臨時バス出動決定部19は、路線バス3Xが全部の運行行路L1〜L5で一日に運行されている路線バスのうちで最終便から所定の便数前より後に運行されているバスであっても、臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3のバス運行管理システムを説明する。
実施の形態3では、路線バス3が高速道路を運行する場合を想定する。また、実施の形態1と同様に、路線バス3が1台だけ存在するとともに、運行行路Lが1個だけ存在し、路線バス3が運行行路Lを1日に1回運行する場合を想定する。したがって、実施の形態3のバス運行管理システムの構成は、実施の形態1のバス運行管理システムの構成と同様である。しかしながら、路線バス3が高速道路を運行するので、停留所の数が少なく、各停留所間の距離が長い。そのため、実施の形態3のバス運行管理システムの動作は、実施の形態1のバス運行管理システムの動作と幾つかの点で異なる。
以下、実施の形態3のバス運行管理システムの動作を、図14を用いて説明する。
図14は、実施の形態3のバス運行管理システムの動作の各手順を示すフローチャートである。なお、実施の形態3では、説明の簡単化のため、各臨時バス5は、バス運行管理装置1が臨時バス出動指示を出力するまで、各待機場所で待機している場合を想定する。また、各臨時バス5は、自らの現在位置を特定する機能を備えておらず、自らの現在位置を示す臨時バス現在位置情報をバス運行管理装置1へ送信しない場合を想定する。
路線バス3が運行行路Lの始点を出発し、運行行路Lに沿って終点側に進行する際、路線バス3の各構成部は以下に示す動作を時々刻々行なう。すなわち、通信部31は、現在位置特定部32によって特定された路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、時計33によって示されたその現在位置が特定されたときの時刻と、識別子記憶部34に記憶されている路線バス3の識別子とを、ネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する。
また、交通状況発信装置2は、時々刻々、道路における渋滞の程度を特定する交通情報を、ネットワーク6を介してバス運行管理装置1へ送信する。また、交通状況発信装置2は、運行行路Lの大部分である高速道路のいずれかの入り口が封鎖されている場合の封鎖されている入り口の場所や、高速道路において事故が発生した場合の事故発生場所を、交通情報に含めてバス運行管理装置1へ送信する。
バス運行管理装置1では、通信部11が、路線バス3から、路線バス3の現在位置を示す路線バス現在位置情報と、その現在位置が特定されたときの時刻と、路線バス3の識別子とを受信するとともに、交通状況発信装置2から交通情報を受信する。
遅延判定部15は、通信部11によって受信された路線バス現在位置情報により特定される路線バス3の現在位置と、位置記憶部14に記憶されている固定位置情報によって特定される各チェックポイント(各停留所等)の位置と、タイムテーブル記憶部12に記憶されているタイムテーブルとを対照する。そして、遅延判定部15は、路線バス3の現在位置がいずれかのチェックポイントCPXの位置と一致した場合、遅延判定部15は以下の動作を行なう。すなわち、遅延判定部15は、チェックポイントCPXに路線バス3が到達したときの時刻が、路線バス3がチェックポイントCPXへ到達すべき予定到達時刻(タイムテーブルによって特定される時刻)に遅延判断基準を加算した時刻(遅延判断基準時刻)より後であるか否かを判定する(S31)。つまり、遅延判定部15は、チェックポイントCPXについて、路線バス3が遅延しているか否かを判定する(S31)。
また、遅延判定部15は、高速道路のいずれかの入り口が封鎖されている場合、封鎖されている入り口が路線バス3の現在位置より終点側であって、路線バス3の高速道路への入り口であるか否かを判定する(S31)。更に、遅延判定部15は、高速道路において事故が発生した場合、事故発生場所が路線バス3の現在位置より終点側であるか否かを判定する(S31)。
チェックポイントCPXについて路線バス3が遅延していない場合、路線バス3の現在位置より終点側に路線バス3の高速道路への入り口があって、その入り口が封鎖されていない場合、及び高速道路において路線バス3の現在位置より終点側に事故発生場所が無い場合(S31でNo)、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させないことを決定する(S32)。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
それに対して、チェックポイントCPXについて路線バス3が遅延している場合、(S31でYes)、臨時バス出動決定部19は、チェックポイントCPXより終点側に停留所があるか否かを判定する(S33)。また、路線バス3の現在位置より終点側に路線バス3の高速道路への入り口があって、その入り口が封鎖されている場合(S31でYes)、臨時バス出動決定部19は、封鎖されている入り口より終点側に停留所があるか否かを判定する(S33)。更に、高速道路にける事故発生場所が路線バス3の現在位置より終点側である場合(S31でYes)、臨時バス出動決定部19は、事故発生場所より終点側に停留所があるか否かを判定する(S33)。
チェックポイントCPXより終点側に停留所が無い場合、封鎖されている高速道路への入り口より終点側に停留所が無い場合、及び事故発生場所より終点側に停留所が無い場合(S33でNo)、臨時バス出動決定部19は、臨時バスを出動させないことを決定する(S32)。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
他方、チェックポイントCPXより終点側に停留所がある場合(S33でYes)、臨時バス出動決定部19は、チェックポイントCPXより終点側のチェックポイントCPXに最も近い停留所へ、臨時バス5を出動させることを決定する(S34)。同様に、封鎖されている高速道路への入り口、又は事故発生場所より終点側に停留所がある場合(S33でYes)、臨時バス出動決定部19は、その入り口又は事故発生場所より終点側の、その入り口又は事故発生場所に最も近い停留所へ、臨時バス5を出動させることを決定する(S34)。その際、臨時バス出動決定部19は、臨時バス5を出動させることを決定した停留所に最も近い場所の待機場所で待機している臨時バス5を出動させることを決定する(S34)。
そして、通信部11は、臨時バス5を出動させることが決定された停留所に最も近い場所の待機場所に設置されている臨時バス出動指示受付装置4へ、臨時バス5をその停留所へ出動させる臨時バス出動指示を、ネットワーク6を介して送信する(S35)。そして、バス運行管理装置1の動作は終了する。
上記待機場所に設置されている臨時バス出動指示受付装置4は、臨時バス出動指示を受信し、臨時バス出動指示を表示装置7及びスピーカ8により報知させる。これにより、上記待機場所において待機している運転手は臨時バス5を上記停留所へ向かって運転し、その停留所以降の運行行路Lを運行する。その結果、その停留所以降の停留所へは、臨時バス5の方が路線バス3よりも早く到着するので、上記停留所以降の停留所でバスの到着を待っている利用者の待ち時間は短縮される。
上述したように、実施の形態3のバス運行管理システムにおけるバス運行管理装置1は、路線バス3のチェックポイントへの到達が遅延している場合、チェックポイントの直後の停留所へ、臨時バス5を出動させることを決定する。また、路線バス3の高速道路への入り口が封鎖されている場合、又は高速道路において路線バス3の現在位置より終点側で事故が発生した場合、バス運行管理装置1は、上記入り口、又は事故が発生した場所の直後の停留所へ、臨時バス5を出動させることを決定する。これにより、上記のチェックポイント、入り口、事故が発生した場所の後の停留所でバスの到着を待っている利用者の待ち時間は短縮される。
なお、上述した実施の形態3では、路線バス3の運行が遅延しているか否かを判定するチェックポイントは1個だけ設けられている場合を想定したが、チェックポイントは複数個設けられていてもよい。その場合、バス運行管理装置1は、チェックポイント毎に、路線バス3が遅延しているか否かを判定し、遅延していると判定したとき、そのチェックポイントの直後の停留所へ、臨時バス5を出動させることを決定する。同様に、事故が複数箇所で発生した場合、バス運行管理装置1は、各事故発生場所の直後の停留所へ、臨時バス5を出動させることを決定してもよい。
また、上述した各実施の形態では、臨時バスの待機場所は3箇所存在する場合を想定したが、待機場所は1箇所のみ存在し、その待機場所に臨時バスが存在していてもよい。
また、上述した角実施の形態では、乗り物としてバスを例示したが、乗り物は船等であってもよい。
本発明の運行管理装置は、路線バスの運行を管理するバス運行管理装置等として有用である。
実施の形態1のバス運行管理システムの概略を示す図である。 実施の形態1における、路線バスの運行行路Lと、臨時バスの各待機場所の位置とを模式的に示す図である。 実施の形態1のバス運行管理システムの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1のタイムテーブルを示す図である。 実施の形態1の遅延判断基準を示す図である。 実施の形態1における、各停留所、ランドマーク、及び各待機場所の位置を特定する固定位置情報を示す図である。 実施の形態1の交通情報を示す図である。 実施の形態1のバス運行管理システムの動作の各手順を示すフローチャートである。 実施の形態1における、路線バス到着推定時刻及び臨時バス到着推定時刻を示す図である。 実施の形態2における運行行路と停留所の位置とを模式的に示す図である。 実施の形態2における、停留所BS26に到着する路線バスの予定到着時刻を示す図である。 実施の形態2のバス運行管理システムの機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態2のバス運行管理システムの動作の各手順を示すフローチャートである。 実施の形態3のバス運行管理システムの動作の各手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 バス運行管理装置
2 交通状況発信装置
3 路線バス
4 臨時バス出動指示受付装置
5 臨時バス
6 ネットワーク
7 表示装置
8 スピーカ
11 通信部
12 タイムテーブル記憶部
13 遅延判断基準記憶部
14 位置記憶部
15 遅延判定部
16 路線バス到着時刻予測部
17 臨時バス到着時刻予測部
18 到着時刻判定部
19 臨時バス出動決定部
31 通信部
32 現在位置特定部
33 時計
34 識別子記憶部

Claims (17)

  1. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、
    前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記路線乗り物が前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ到着すると推定される時刻である路線乗り物到着推定時刻を予測する路線乗り物到着時刻予測手段と、
    前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記行路を運行する臨時乗り物が待機している待機場所の位置と前記停留所の位置とに基づいて、前記臨時乗り物が前記停留所へ到着すると推定される時刻である臨時乗り物到着推定時刻を予測する臨時乗り物到着時刻予測手段と、
    前記臨時乗り物到着推定時刻が前記路線乗り物到着推定時刻より前であるか否かを判定する到着時刻判定手段と、
    前記到着時刻判定手段によって前であると判定された場合、前記停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段と
    を備える運行管理装置。
  2. 前記到着時刻判定手段は、前記臨時乗り物到着推定時刻が前記路線乗り物到着推定時刻より所定の時間前であるか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定手段は、前記臨時乗り物到着推定時刻が前記路線乗り物到着推定時刻より前記所定の時間前であると前記到着時刻判定手段によって判定された場合、前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    請求項1記載の運行管理装置。
  3. 前記待機場所及び前記臨時乗り物は複数存在するとともに、各前記待機場所で前記臨時乗り物が待機しており、
    前記臨時乗り物到着時刻予測手段は、各前記臨時乗り物について前記臨時乗り物到着推定時刻を予測し、
    前記臨時乗り物出動決定手段は、最先の前記臨時乗り物到着推定時刻に対応する前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    請求項1記載の運行管理装置。
  4. 前記臨時乗り物到着時刻予測手段は、複数の前記臨時乗り物のいずれかが対応する前記待機場所で待機していない場合、前記待機場所で待機していない前記臨時乗り物については、前記臨時乗り物到着推定時刻を予測しない
    請求項3記載の運行管理装置。
  5. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、
    前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段とを備え、
    前記チェックポイントは複数存在し、
    前記遅延判定手段は、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定手段は、連続する所定の個数の前記チェックポイントについて前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記連続する所定の個数の前記チェックポイントのうちの最も終点側の前記チェックポイントより更に終点側の停留所へ、前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    運行管理装置。
  6. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、
    前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段とを備え、
    前記チェックポイントは複数存在し、
    前記遅延判定手段は、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定手段は、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された時刻に対応する前記チェックポイントが前記行路の基準位置より終点側に位置している場合、前記臨時乗り物を出動させないことを決定する
    運行管理装置。
  7. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信手段と、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定手段と、
    前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定手段と、
    所定のイベントが発生した時からの経過時間を計測する経過時間計測手段とを備え、
    前記行路は複数存在するとともに全部の前記行路の一部は共通し、前記行路毎に前記路線乗り物は存在し、前記チェックポイントは前記行路毎に全部の前記行路の共通する部分より始点側に位置し、
    前記経過時間計測手段は、各前記路線乗り物が前記共通する部分の所定の停留所に到着した時からの経過時間を計測し、
    前記所定の時刻は、いずれかの前記路線乗り物が前記所定の停留所に到着したときの時刻から所定の時間経過した時の時刻であり、
    前記遅延判定手段は、全部の前記行路について、前記所定の時刻に、前記いずれかの前記路線乗り物より後の前記路線乗り物が前記チェックポイントに到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定手段は、全部の前記行路について、前記遅延判定手段によって到達していないと判定された場合、前記共通する部分の停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    運行管理装置。
  8. 前記臨時乗り物出動決定手段は、前記いずれかの前記路線乗り物が一日で最後から所定の便数前より後に運行している乗り物である場合、前記臨時乗り物を出動させないことを決定する
    請求項7記載の運行管理装置。
  9. 更に、前記臨時乗り物出動決定手段によって決定された事項を、前記事項を報知する臨時乗り物出動指示受付装置へ送信する送信手段を備える
    請求項1、5、6、7のいずれか1項に記載の運行管理装置。
  10. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記路線乗り物が前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ到着すると推定される時刻である路線乗り物到着推定時刻を予測する路線乗り物到着時刻予測ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記行路を運行する臨時乗り物が待機している待機場所の位置と前記停留所の位置とに基づいて、前記臨時乗り物が前記停留所へ到着すると推定される時刻である臨時乗り物到着推定時刻を予測する臨時乗り物到着時刻予測ステップと、
    前記臨時乗り物到着推定時刻が前記路線乗り物到着推定時刻より前であるか否かを判定する到着時刻判定ステップと、
    前記到着時刻判定ステップによって前であると判定した場合、前記停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップと
    を含む運行管理方法。
  11. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップとを含み、
    前記チェックポイントは複数存在し、
    前記遅延判定ステップでは、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定ステップでは、連続する所定の個数の前記チェックポイントについて前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記連続する所定の個数の前記チェックポイントのうちの最も終点側の前記チェックポイントより更に終点側の停留所へ、前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    運行管理方法。
  12. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップとを含み、
    前記チェックポイントは複数存在し、
    前記遅延判定ステップでは、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定ステップでは、前記遅延判定ステップによって到達していないと判定された時刻に対応する前記チェックポイントが前記行路の基準位置より終点側に位置している場合、前記臨時乗り物を出動させないことを決定する
    運行管理方法。
  13. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップと、
    所定のイベントが発生した時からの経過時間を計測する経過時間計測ステップとを含み、
    前記行路は複数存在するとともに全部の前記行路の一部は共通し、前記行路毎に前記路線乗り物は存在し、前記チェックポイントは前記行路毎に全部の前記行路の共通する部分より始点側に位置し、
    前記経過時間計測ステップでは、各前記路線乗り物が前記共通する部分の所定の停留所に到着した時からの経過時間を計測し、
    前記所定の時刻は、いずれかの前記路線乗り物が前記所定の停留所に到着したときの時刻から所定の時間経過した時の時刻であり、
    前記遅延判定ステップでは、全部の前記行路について、前記所定の時刻に、前記いずれかの前記路線乗り物より後の前記路線乗り物が前記チェックポイントに到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定ステップでは、全部の前記行路について、前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記共通する部分の停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    運行管理方法。
  14. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記路線乗り物が前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ到着すると推定される時刻である路線乗り物到着推定時刻を予測する路線乗り物到着時刻予測ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記行路を運行する臨時乗り物が待機している待機場所の位置と前記停留所の位置とに基づいて、前記臨時乗り物が前記停留所へ到着すると推定される時刻である臨時乗り物到着推定時刻を予測する臨時乗り物到着時刻予測ステップと、
    前記臨時乗り物到着推定時刻が前記路線乗り物到着推定時刻より前であるか否かを判定する到着時刻判定ステップと、
    前記到着時刻判定ステップによって前であると判定した場合、前記停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記チェックポイントは複数存在し、
    前記遅延判定ステップでは、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定ステップでは、連続する所定の個数の前記チェックポイントについて前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記連続する所定の個数の前記チェックポイントのうちの最も終点側の前記チェックポイントより更に終点側の停留所へ、前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    プログラム。
  16. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定した場合、前記行路の前記チェックポイントより終点側の停留所へ、前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記チェックポイントは複数存在し、
    前記遅延判定ステップでは、各前記チェックポイントについて、所定の時刻に前記路線乗り物が到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定ステップでは、前記遅延判定ステップによって到達していないと判定された時刻に対応する前記チェックポイントが前記行路の基準位置より終点側に位置している場合、前記臨時乗り物を出動させないことを決定する
    プログラム。
  17. 所定の行路を運行する路線乗り物の現在位置を特定する現在位置情報を受信する受信ステップと、
    前記現在位置情報を利用して、所定の時刻に前記路線乗り物が前記行路のチェックポイントに到達しているか否かを判定する遅延判定ステップと、
    前記行路を運行する臨時乗り物を出動させることを決定する臨時乗り物出動決定ステップと、
    所定のイベントが発生した時からの経過時間を計測する経過時間計測ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記行路は複数存在するとともに全部の前記行路の一部は共通し、前記行路毎に前記路線乗り物は存在し、前記チェックポイントは前記行路毎に全部の前記行路の共通する部分より始点側に位置し、
    前記経過時間計測ステップでは、各前記路線乗り物が前記共通する部分の所定の停留所に到着した時からの経過時間を計測し、
    前記所定の時刻は、いずれかの前記路線乗り物が前記所定の停留所に到着したときの時刻から所定の時間経過した時の時刻であり、
    前記遅延判定ステップでは、全部の前記行路について、前記所定の時刻に、前記いずれかの前記路線乗り物より後の前記路線乗り物が前記チェックポイントに到達しているか否かを判定し、
    前記臨時乗り物出動決定ステップでは、全部の前記行路について、前記遅延判定ステップにおいて到達していないと判定された場合、前記共通する部分の停留所へ前記臨時乗り物を出動させることを決定する
    プログラム。
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