JP2006163612A - 携帯電話端末、イベント管理方法並びにそのコンピュータプログラム - Google Patents

携帯電話端末、イベント管理方法並びにそのコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アプリケーションプログラムから送信されるイベント情報が全て他のアプリケーションプログラムに送信されることを可能とする携帯電話端末を提供する。
【解決手段】制御部2において、受信部21は、アプリケーションプログラムAから発生されたイベント情報を受信する。イベントコード付与部22は、受信部21からイベント情報を受信した場合には、受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込む。イベント情報中継記憶部24は、イベントコードが書き込まれたイベント情報を複数記憶可能であって、複数記憶する場合は互いに異なるイベント情報のみについて記憶する。送信部23は、イベント情報中継記憶部24に記憶されるイベント情報を、記憶されている順に通知対象のアプリケーションプログラムBに送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のプログラムの実行を制御する携帯電話端末及びタスク管理方法並びにそのコンピュータプログラムに関する。
従来の技術では、シングルタスクオペレーティングシステムにおいて、複数のアプリケーションプログラムを同時に起動させるマルチタスク的な動きをさせるために、オペレーティングシステムのメモリ上で動作しているアプリケーションプログラムについてのスレッド履歴を記憶しておく。そして、次に動作を要求するアプリケーションプログラムがあるか否かをオペレーティングシステムにてタイマー等により監視する。次に動作を要求するアプリケーションプログラムがある場合には、アプリケーションプログラムのスレッド履歴に当該アプリケーションプログラムを追加し、当該アプリケーションプログラムにオペレーティングシステムが制御を切り替える。そして、元に使用していたアプリケーションプログラムを再び操作するために切り替えるときは、蓄積されたスレッド履歴において最先に蓄積されたものから順に読み出して1つずつ処理を切り替える形にして実現していた(例えば、特許文献1)。
特許文献1に示す技術は、処理能力的に携帯電話端末よりも余裕があり、かつ、着信のような突発的割り込み制御の発生率が低いパーソナルコンピュータ上での制御例である。
携帯電話端末における従来技術では、複数のアプリケーションプログラムの起動指示がタイマー等から指定されたとしても、1つずつの処理が完了しない限りは、次のアプリケーションプログラムの処理に入ることができなかった。さらに、元のアプリケーションプログラムの状態を複数保持しておくこともできなかった。そのため、従来技術である特許文献2に示す携帯端末では、着信等の事象発生時にアプリケーションプログラムの種別または状態によって個別に監視して制御を行っている。
特開平6−44084号公報 特開2003−319020号公報
ところで、携帯電話端末におけるマルチタスク的な動きとは、携帯電話端末を利用するユーザにとっては複数のアプリケーションプログラムが同時に起動しているようにみえるが、オペレーティングシステムにおいては1つのアプリケーションプログラムしか動作しないように制御することによって実現されるものである。このような制御を行うのは、携帯電話端末は、パーソナルコンピュータのように豊富なメモリが実装されておらず、複数のアプリケーションプログラムを同時に起動するとメモリが不足してしまうからである。
このようなマルチタスク的な制御が実装されている携帯電話端末では、例えば、ユーザのキーボード操作によって入力されたキー情報を検出するアプリケーションプログラムと、当該アプリケーションプログラムからキー情報を受信する他のアプリケーションプログラムとが存在する場合に、以下のような制御によってキー情報が送信される。最初に、キー情報を検出するアプリケーションプログラムがオペレーティングシステムにキー情報を含むイベント情報を送信して、終了する。オペレーティングシステムは、イベント情報に含まれる送信先情報に基づいて、他のアプリケーションプログラムが起動され、オペレーティングシステムが起動された他のアプリケーションプログラムへイベント情報を送信する。つまり、オペレーティングシステムによってアプリケーションプログラム間の情報の送受信が中継されることになる。
しかしながら、携帯電話端末に用いられるオペレーティングシステムでは、アプリケーションプログラムからのイベント以外に、着信によるイベント情報などを受信するため、イベント情報を記憶しておくメモリ容量が不足してしまうことを考慮し、同一のイベント情報がメモリに記憶されている場合には、受信したイベント情報を削除してメモリ容量を節約するといった仕組みが実装されている。そのため、アプリケーションプログラムの間で、本来通知されるべき数のイベント情報が通知されず、例えば、複数回同じキーを押すことで入力する情報を決定するといった携帯電話端末のアプリケーションプログラムでは不具合が生じてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、その目的は、アプリケーションプログラムから送信されるイベント情報が全て他のアプリケーションプログラムに送信されることを可能とする携帯電話端末、イベント管理方法並びにコンピュータプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数のアプリケーションプログラムを切り替えて動作させるアプリケーション制御部を有する携帯電話端末において、アプリケーションプログラムに対してのイベントが生じたとき、イベント通知対象とする通知対象アプリケーションプログラムの種別とイベント種別とが記述されるイベント情報を発生するイベント発生部と、前記イベント発生部からの前記イベント情報を受信するイベント受信部と、前記イベント受信部にて受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込むイベントコード付与部と、前記イベントコード付与部にてイベントコードが付与されたイベント情報を複数記憶可能であって、複数記憶する場合は互いに異なるイベント情報のみについて記憶するイベント情報記憶部と、前記イベント情報記憶部に記憶される前記イベント情報を、それぞれのイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに対し、前記イベント情報記憶部に記憶された順に一つずつ送出するイベント送信部と、を有することを特徴とする携帯電話端末である。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記アプリケーション制御部は、前記イベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムが動作状態でない場合には動作状態に切り替え、前記イベント送信部は、前記アプリケーション制御部にて前記通知対象アプリケーションプログラムを動作状態に切り替えた後に前記イベント情報を送信する、ことを特徴とすることが好ましい。
また、本発明は、前記コード付与部は、前記イベント送信部にて前記イベント情報を送信する際に、当該イベントコードから前記イベントコードを削除し、前記通知対象アプリケーションプログラムは、前記イベント情報を受信すると、当該イベント情報に記述される前記イベント種別に基づく処理を行うことを特徴とすることが好ましい。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記イベントコードは、連続性のある値であって、前記コード付与部は、少なくとも前回生成したイベントコードを保持し、新たなイベントコード生成を行う際には前回生成したイベントコードの値に対し、カウントアップすることで新たなイベントコード候補として指定し、当該イベントコード候補の値が所定値まで達する場合には初期値を指定し、前記イベントコード候補が新たなイベントコードとして生成されることを特徴とすることが好ましい。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記コード付与部は、生成したイベントコードについて、当該イベントコードが付与されるイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに送信されるまで保持し、新たなイベントコードを生成する際にイベントコード候補が指定されると、当該イベントコード候補の値が保持されているイベントコードにて既に使用されていない場合に新たなイベントコードとして決定することを特徴とすることが好ましい。
本発明は、複数のアプリケーションプログラムを切り替えて動作させるアプリケーション制御部を有する携帯電話端末におけるイベント管理方法において、アプリケーションプログラムに対してのイベントが生じたとき、イベント通知対象とする通知対象アプリケーションプログラムの種別とイベント種別とが記述されるイベント情報を発生するイベント発生工程と、発生した前記イベント情報を受信するイベント受信工程と、受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込むイベントコード付与工程と、前記イベントコードが付与されたイベント情報を、互いに異なるイベント情報についてのみ複数記憶するイベント情報記憶工程と、前記記憶されるイベント情報を、記憶された順に一つずつそれぞれのイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに対し、送出するイベント送出工程と、を有することを特徴とするイベント管理方法である。
本発明は、複数のアプリケーションプログラムを切り替えて動作させるアプリケーション制御部を有する携帯電話端末のコンピュータに、アプリケーションプログラムに対してのイベントが生じたとき、イベント通知対象とする通知対象アプリケーションプログラムの種別とイベント種別とが記述されるイベント情報を発生するイベント発生手順と、発生した前記イベント情報を受信するイベント受信手順と、受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込むイベントコード付与手順と、前記イベントコードが付与されたイベント情報を、互いに異なるイベント情報についてのみ複数記憶するイベント情報記憶手順と、前記記憶されるイベント情報を、記憶された順に一つずつそれぞれのイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに対し、送出するイベント送出手順と、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
この発明によれば、アプリケーションプログラムから送信されるイベント情報が全て他のアプリケーションプログラムに送信されることを可能とする携帯電話端末、イベント管理方法並びにコンピュータプログラムを得ることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態による携帯電話端末を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による携帯電話端末1を示した概略ブロック図である。
図1において携帯電話端末1は、無線により公衆通信網に接続する無線通信部40や、液晶画面を備えた表示部41や、ユーザの入力を受けるキー操作部42や、音声を出力する音声処理部43を携帯電話としての基本的な機能として備えている。
また、携帯電話端末1は、アプリケーションプログラム30の起動、一時停止、終了などを制御する制御部2を備えており、当該アプリケーションプログラム30は、上記の無線通信部40や表示部41やキー操作部42や音声処理部43と協働して動作する。
制御部2において、アプリケーションプログラム30は、例えば、無線通信部40を介して着信受信し、音声処理部43から着信音を鳴動させるなどの電話着信処理を行うアプリケーションプログラムや、ユーザがキー操作部42を操作することによって入力された氏名や電話番号などを記録し、また内部の記憶領域に記憶している氏名や電話番号などの情報を表示部41に表示する電話帳のアプリケーションプログラムや、キー操作部42における入力を検出するアプリケーションプログラムなどが存在する。以下の説明では、例えばキー操作部42における入力を検出し、他のアプリケーションプログラムにキー情報を含むイベントを送信するアプリケーションプログラムとしてアプリケーションプログラムAを対応させ、また、キー情報を含むイベントを受信して内部の記憶領域に記録したり、あるいは表示部41に表示するアプリケーションプログラムとしてアプリケーションプログラムBを対応させて説明する。
なお、上述したイベント情報を発生するイベント発生部は、アプリケーションプログラムAに該当する。
イベント中継部20は、アプリケーションプログラムAから送信されたイベント情報を受信し、アプリケーション制御部10によって当該イベント情報が削除されないように重複しないイベントコードを付加し、また、アプリケーション制御部10からのイベント情報を受信した場合には、イベント情報からイベントコードを削除してアプリケーションプログラムBへイベント情報を送信する。
イベント中継部20において、受信部21は、アプリケーションプログラムAからイベント情報を受信する。イベントコード付与部22は、受信部21からイベント情報を受信し、イベント情報中継記憶部24に記憶されているイベント情報に基づいて、記憶されているイベント情報と同一とならないように、受信したイベント情報にイベントコードを付加して、イベント情報中継記憶部24に記録し、当該イベント情報をアプリケーション制御部10へ送信する。また、イベントコード付与部22は、アプリケーション制御部10から受信したイベント情報を受信し、当該イベント情報からイベントコードを削除して送信部23へ送信する。送信部23は、イベントコード付与部22から受信したイベント情報をアプリケーションプログラムBへ送信する。
アプリケーション制御部10は、制御部2に実装されているオペレーティングシステム(以下、OS:Operating System)に相当し、アプリケーションプログラム30の起動、停止を行う。アプリケーション制御部10において、イベント受信部11は、イベント中継部20からイベント情報を受信し、上述したイベント情報記憶部に該当するイベントキュー12へ記録する。また、受信したイベント情報と同一のイベント情報がイベントキュー12に存在する場合には、受信したイベント情報を削除する。イベントキュー12は、キュー型の記憶領域であり、先に記録されたイベント情報から先にイベント送信部13が読み出せる構造になっている。イベント送信部13は、イベントキュー12に先に記録されたイベント情報を順に読み出してイベント中継部20へ送信する。
上述した本実施形態の携帯電話端末1における複数のアプリケーションプログラムを制御する構成の概略について以下に説明する。本実施形態の携帯電話端末1ではシングルタスク制御しか出来ないOS上で、マルチタスク的な動作を行わせるよう構成されている。
つまり、アプリケーション制御部10は、動作するアプリケーションプログラムを緻密に切り替えることにより、動作中のアプリケーションプログラムが一つだけとなるように制御することが生じる。(ただし、いくつかのアプリケーションプログラムについてはOSの制御下を離れて構成されるアプリケーションプログラムもあり、例えば頻繁に利用されるキー検出アプリケーションプログラムなどはこれに該当する。しかしながら、キー検出アプリケーションプログラムが検出したキー検出結果を含むイベント情報を通知すべき対象となるアプリケーションプログラム側がOSによって制御されている場合は、他のアプリケーションプログラムから送信される更に別のイベント情報との通知順序などを管理しなければならず、キー検出結果を含むイベント情報もやはりOS経由で伝えなければならない。)
OSの制御下で複数のアプリケーションプログラムがマルチタスク的に動作し、お互いに指示しあう関係にあるアプリケーションプログラム同士は、同時に動作することがないため、このような指示を中継する手段が必要となる。
例えば、受信したメールを表示しており、なおかつこのメールに電話番号が記載されており、この電話番号に対する発呼をメールに記載されている電話番号を選択することによって発呼するPHONE−TO機能を用いて行う場合に、上記の中継する手段が用いられる。この場合、メールアプリケーションプログラム動作中に、受信メール中の電話番号をキー操作部42にて選択して決定する操作がなされるため、電話発呼アプリケーションプログラムに対し、選択された電話番号を通知するとともに発呼も指示する必要がある。発呼が指示されたためにメールアプリケーションプログラムは復帰する際に用いるパラメータを復帰情報として保持した上で一時停止して、電話発呼アプリケーションプログラムが起動する事となる。ところが、動作中のアプリケーションプログラムは1つであり、この場合はメールアプリケーションプログラムだけであり、電話発呼アプリケーションプログラムは動作していないのでせっかくの電話番号の通知も発呼指示も受信できない。よって、互いのアプリケーションを管理するアプリケーション制御部10が電話番号の通知や発呼指示を中継する必要がある。
上記のような中継を行うため、アプリケーション制御部10のイベントキュー12では、メールアプリケーションプログラムから送出される電話番号を示す情報と、発呼指示の情報とを一旦蓄積し、この間に動作するアプリケーションプログラムを切り替え、切り替えが済むと、イベントキュー12に入力された順番に従って(まず電話番号の通知、次に発呼指示の順)電話発呼アプリケーションに送出する。このように、アプリケーション制御部10によって中継することで、マルチタスク的な処理を実行することを可能としている。
ここで、各アプリケーションプログラム間の指示内容を含むイベント情報に関して、あらかじめそのイベント種別ごとに種別コードというIDが付されている。各アプリケーションプログラム間の中継処理途中でこのイベント情報を蓄積する際には、イベント情報が複数ある場合、それぞれで同一の情報が蓄積されないようにすることでイベントキュー12に必要なメモリ量を極力少なく済むよう管理されている。
通常は、送信元アプリケーションプログラム、送信先アプリケーションプログラム、イベント種別のいずれかが異なるため、これらの集合としてのイベント情報は結果的に異なるものとなり、イベントキュー12において互いが削除されることはない。元々、多くのアプリケーションプログラムがこのようなOSにおいてマルチタスク的に動作管理されることを前提に設計されてはおらず、1つだけがOS上で動作状態のときに、他のアプリケーションプログラムが動作するときはOSが管理しない状態で動作されるものであった。
つまり、送信元アプリケーションプログラムから送信先アプリケーションプログラムに直接送信される設計であったため、送信先アプリケーションプログラムの切り替えなどのためにイベントキュー12に蓄積してイベント情報の入出力を管理する事も無く、即時送信元アプリケーションプログラムから送信先アプリケーションプログラムにイベント情報が到達するため、上述した同一のイベント情報を記憶しないイベントキューの構成で充分に対応できていた。
しかし、複数のアプリケーションプログラムを切り替えて擬似的なマルチタスク動作をさせる場合、イベントキュー12への情報の蓄積管理をより緻密に行う必要が生じるが、アプリケーションプログラムは無線通信部40によって通信網に接続されるサーバ(不図示)からダウンロードして取得される汎用のアプリケーションプログラムもあり、アプリケーションプログラム側に改良を加えてイベントキュー12の蓄積管理に対応することは非常に難しいと言える。
なお、本実施形態では、アプリケーションプログラムAがイベント情報を発生させる形態について示したが、本発明は、それに限られるものではなく、例えば、OSがイベント情報を発生させる場合や、OSのタスク以外のタスクがイベント情報を発生させるようにしてもよい。
ところで、タスクとはアプリケーションプログラム30や音声処理部43などに対し、動作開始や終了、および各種変化を命令する処理系列のことであって、ゲームプログラムの起動・演算・終了など様々存在する。タスクには、連続起動タスクと、連続起動でないタスク(以下、非連続起動タスク)が存在する。連続起動タスクとは、中断可能なタスクであって、一瞬だけでも手を離すことの出来る処理を行うタスクであり、具体的には着信制御タスクなどがある。着信制御タスクの処理としては、着信発生すると、発信者の番号抽出、発信者番号の記録、発信者番号による着信音の選出(鳴り分け)、着信音の停止など、処理が切り分かれているものであり、切り分けられた処理のそれぞれの間であれば一瞬であれば手を離すことが出来る。例えば、音声処理部43に着信音鳴動を命令してから音声処理部43は鳴動を開始し、次の命令(鳴動停止など)が生じるまでは音声処理部43は鳴動を継続できるので手を離せる。ただし、次の命令を監視するためにすぐに監視状態にならねばならない。非連続起動タスクとは、逆に手を離すことの出来ないタスクであり、具体的にはゲーム用のタスクなどが有る。これは常に演算を行っておらねばならず、非連続起動タスクと言える。ただし、プログラムの組み方によっては手を離せる瞬間を作ることも可能である。
図2は、イベント情報のデータ構成を示した図である。イベント情報50は、送信先情報51、送信元情報52、イベントデータ領域53から構成されている。送信先情報51には、イベント情報を送信する先のアプリケーションプログラムに予め一意に付与されている識別情報が設定される。送信元情報52には、イベント情報を送信したアプリケーションプログラムに付与されている識別情報が設定される。イベントデータ領域53は、データ領域53−1と、上述した所定領域に該当するイベントコード領域53−2から構成される。データ領域53−1には、イベント種別としてアプリケーションプログラム間で送受信される情報が設定され、例えば、キー操作部42からのキー情報を検出するアプリケーションプログラムからのイベント情報である場合には、キー情報の種別コードが設定される。イベントコード領域53−2は、上述した所定領域に該当し、イベントコード付与部22によって付加されるイベントコードが設定される。
イベント情報としては、例えば、電話発呼アプリケーションに対するキー操作部42からの電話番号入力であった場合には、そのキー操作一つ一つについて、生成される情報である。例えば、「5」キーの入力であった場合には、送信先情報51に電話発呼アプリケーションのIDが、送信元情報52にはキー操作部42が、データ領域53−1には「5」キーの入力であることを示すコードが、イベントコード領域53−2にはイベントコード付与部22にて付されるイベントコードが格納されてイベント情報が形成される。
図3及び図4は、従来の携帯電話端末におけるイベント管理方法と、本実施形態の携帯電話端末1におけるイベント管理方法の違いを説明するための概略図である。
図3は、携帯電話端末におけるイベント管理方法の基本動作を示した概略図である。
携帯電話端末においては、上述したイベントコード付与部22が存在しないため、アプリケーションプログラムA及びBとアプリケーション制御部10との間で直接イベント情報が送受信されるため、例えば、図3に示すように、イベントキュー12にイベント情報A、B、Cが存在した場合に、アプリケーション制御部10がさらにイベント情報Bを受信すると、アプリケーション制御部10のイベント受信部11が、イベントキュー12に既にイベント情報Bが存在しているため、受信したイベント情報Bを削除する処理が行われ、イベントキュー12に記憶されているイベント情報に変化が生じない。この基本動作によりイベントキュー12へのメモリ使用量を極力小さくするように構成されている。
図4は、本実施形態の携帯電話端末1におけるイベント管理方法を示した概略図である。本実施形態の携帯電話端末1においては、イベントコード付与部22が存在し、イベントコードが付与されるため、イベントキュー12に記憶されるイベント情報は送信先情報51と、送信元情報52と、データ領域53−1に設定されるイベント種別とが同一であっても同一のイベント情報とならず、アプリケーション制御部10のイベント受信部11が受信したイベント情報は削除されず、全てイベントキュー12に記憶される。これによって、アプリケーションプログラムの間でイベント情報の不足に基づく異常処理の発生を防ぐことが可能となる。
次に、図5から図8を参照して、イベント中継部20の処理について説明する。
図5は、イベント中継部20によるイベントコード付与処理を示したフローチャートである。最初に、イベント中継部20の受信部21がアプリケーションプログラムAからアプリケーションプログラムBへのイベント情報を受信する。イベント中継部20のイベントコード付与部22は、受信部21が受信したイベント情報を受信し、後述するイベントコード生成判定処理のサブルーチンを呼び出して重複しないイベントコードを生成する(ステップSa1)。イベントコード付与部22は、生成したイベントコードをイベント情報のイベントコード領域53−1に記録する。そして、当該イベント情報をイベント情報中継記憶部24に記録する(ステップSa2)。
イベント情報中継記憶部24に記録できなかった場合には、エラーコードとして「保存失敗」を設定し、記録できた場合にはエラーコードとして「保存成功」を設定する(ステップSa3)。次に、イベントコード付与部22は、エラーコードを判定し(ステップSa4)、エラーコードが「保存失敗」の場合には、戻り値に「FALSE」を設定し、処理を終了する(ステップSa5)。
エラーコードが「保存成功」の場合には、アプリケーション制御部10にイベント情報を送信する(ステップSa6)。イベントコード付与部22は、イベント情報をアプリケーション制御部10に送信できたか否かを判定する(ステップSa7)。送信が失敗した場合には、イベント情報中継記憶部24からイベント情報50の読み出しを行う(ステップSa8)。そして、エラーコードに「送信失敗」を設定し(ステップSa9)、戻り値に「FALSE」を設定し、処理を終了する(ステップSa10)。
一方、イベントコード付与部22は、アプリケーション制御部10に送信が成功した場合には、戻り値に「TRUE」を設定して処理を終了する(ステップSa11)。
イベント中継部20は、エラーコードと戻り値によって、イベントコード付与部22における処理の結果を得ることができ、これらの情報を履歴として保存しておくことで、異常処理の原因を解析する際に利用することが可能となる。
図6は、イベントコード付与部22によって行われる上述したイベントコード生成判定処理のサブルーチンを示したフローチャートである。
最初に、イベントコード付与部22は、後述するイベントコード生成処理によりイベントコードを生成する(ステップSb1)。そして、イベントコード変数にイベントコード生成処理の戻り値であるイベントコードを設定する(ステップSb2)。そして、イベントコード変数を引数として、後述するイベントコード重複判定処理を行う(ステップSb3)。そして、イベントコード重複判定処理の結果としてイベントコードが重複する場合には、ステップSb1に戻って、再びイベントコードを生成する。一方、イベントコードが重複しない場合には、当該イベントコードは重複しないイベントコードとして図5の処理においてイベント情報に設定される。
図7は、イベントコード付与部22によって行われるイベント生成処理のサブルーチンを示したフローチャートである。イベントコード付与部22は、図5の処理によって付与されたイベントコード変数を内部に記憶している。つまり、1つ前にイベント情報に付与したイベントコードを記憶している。最初に、イベントコード変数に1加えた値が、予め設定されたイベントコードの最大値と最小値との範囲内の数値であるか否かを判定する。ここで、イベントコードの最大値と最小値は、イベントコード領域53−2に割り当てられたビット数に依存する(ステップSc1)。イベントコード変数に1加えた値が最大値と最小値の範囲内の数値である場合には、イベントコード変数に1加えた値をイベントコード変数に記録し、処理を終了する(ステップSc2)。一方、イベントコード変数に1加えた値が範囲外である場合には、イベントコード変数にイベントコードの最小値を記録し、処理を終了する(ステップSc3)。
図8は、イベントコード付与部22によって行われるイベントコード重複判定処理のサブルーチンを示したフローチャートである。イベントコード付与部22は、戻り値に「重複しない」を設定する(ステップSd1)。そして、判定処理の回数をカウントするためのループカウンタに0を設定する(ステップSd2)。次に、イベントコード付与部22は、イベント情報中継記憶部24に記録されている全レコード数を検出する。そして、ループカウンタが当該全レコード数より小さい間は以下のSd4とSd5の処理を繰り返す(ステップSd3)。
ループカウンタが当該レコードの数より小さい場合には、イベントコード変数のイベントコードがループカウンタに対応するイベント情報中継記憶部24に記憶されているイベント情報に設定されているイベントコードと重複するか否かを判定する。ここで、イベント情報中継記憶部24は、記憶しているイベント情報に行番号が0番からつけられており、ループカウンタに対応する行番号のイベント情報を読み出して、判定を行う(ステップSd4)。イベントコード付与部22は、イベントコード変数のイベントコードと読み出したイベント情報のイベントコードが重複する場合には、戻り値に「重複する」を設定して処理を終了する(ステップSd6)。一方、イベントコード付与部22は、イベントコード変数のイベントコードと読み出したイベント情報のイベントコードが重複しない場合には、ループカウンタの値を1増やしてステップSd3に戻る(ステップSd5)。ステップSd3の処理において、ループカウンタがイベント情報中継記憶部24に記憶されている全レコード数と同じ値になった場合には、イベントコード変数のイベントコードが重複しなかったと判断して処理を終了する。
これらの図5〜8の処理により、個別のイベントコードがイベントコード領域53−2に設定され、送信先情報51と、送信元情報52と、データ領域53−1に設定されるイベント種別とが同じであってもイベントキュー12にて削除されてしまうことはない。また、エラーコードにて正常にアプリケーション制御部10に受け渡しが出来たかどうかを監視しているため、イベント中継部20にて不具合による二重送信してしまう心配も無く処理することが出来る。また、当該イベントコードの生成の処理に関して、キー操作検出などの連続して同じイベント種別の生じやすいアプリケーションプログラムから情報に関してのみに利用するようにするとなお好ましい。
例えばイベント中継部20は、同じイベント種別の生じやすいアプリケーションプログラムをテーブル化して別途記憶しておく。そしてイベント情報を受信すると、まず、そのイベント送信元を確認し、これが記憶してあるアプリケーションプログラムからのものであるかどうかを判定する。ここで、記憶してあるアプリケーションプログラムからのものならば、先に述べた図5〜8の処理により、個別のイベントコード付与処理を行うが、記憶してあるアプリケーションプログラムからのものでない場合はイベントコードを付与しないか、またはイベントコードを付与するべき領域を空欄、あるいは固定のコードを付与するよう処理する。
これにより、イベントキュー12にこのイベント情報が到達した際、送信先情報51と、送信元情報52と、データ領域53−1に設定されるイベント種別とが同一であればイベントコードによる差別化がなされないため基本動作に従い、同一のイベント情報は削除される。キー検出アプリケーションなどであれば連続した同じキーの入力が生じることが多々存在するが、待ち受けアプリケーションプログラムを通知対象として発着信アプリケーションプログラムの通知する「着信発生」などのイベント情報などについては、本来1回で充分であり、連続して同じイベント情報が生じることは着信時のプロトコルエラーなどによる不具合等でしか生じえず、この場合は基本動作によりイベントキュー12上で削除される。
また、イベント中継部20でイベント種別を判断し、連続して同一イベント情報の発生しうるイベント種別をあらかじめ記憶しておき、この一致により先に述べたアプリケーションプログラムによる判定のときと同様に、図5〜8の処理を行うか、イベントコードに差別化しない処理のいずれを行うかの判定をさせて同様にイベントキュー12の有効利用が可能となる。
次に、アプリケーション制御部の処理を説明する。基本的にアプリケーション制御部10はOSにおいて動作するアプリケーションプログラムの起動、動作(実行状態)、終了、といった処理も行い、これらの状態を別途記憶している。なお、擬似マルチタスク処理を実現するため、1つのアプリケーションプログラムの動作中に他のアプリケーションプログラムの起動の必要性が生じたときには、動作中のアプリケーションプログラムに対し一時中断、あるいは終了を行い、起動要求のあったアプリケーションプログラムを起動する処理を行う場合もある。一時中断とは、OS上では当該アプリケーションプログラムを展開した状態のまま、処理を中断しているだけの状態であって、動作状態のアプリケーションプログラムが終了、一時中断されると再び動作状態に付記することが可能である。また、終了に関しても、前回の動作状態の時のパラメータを復帰情報として記憶しておき、これを参照することにより一時中断のときと同様、前回動作時の状態で復帰させることも可能に構成されている。
このような構成のアプリケーション制御部10において、イベントキュー12にイベント情報が蓄積された状態において、アプリケーション制御部10はまず、最も古くに蓄積されたイベント情報を読み出す。そしてイベント情報中の通知対象である送信先アプリケーションプログラムを判別する。次に、送信先アプリケーションプログラムが現在動作中であるかを確認する。動作中であるならば問題はないが、動作中でないならば、現在動作中のアプリケーションプログラムを一時中断して、当該イベント情報を通知するため通知対象となるアプリケーションプログラムを起動させる。もし、通知対象アプリケーションプログラムが一時停止状態や復帰情報を残して終了の状態であれば、これを復帰させる。そしてイベント中継部20にこの読み出しているイベント情報を送信する。送信が完了するとイベントキュー12から削除する。
なお、このようにイベント情報がイベント中継部20に確実に到達し、さらにイベント中継部20から通知対象アプリケーションプログラムにも到達(後述する)した後は、イベント情報のイベント種別によっては動作中のアプリケーションをそのままにしても良いし、先に動作していたアプリケーションに動作状態を切り戻すようアプリケーション制御部10により制御してもよい。
図9は、イベント中継部20におけるイベント中継送信処理について説明する。まず最初に、イベントコード付与部22がイベント情報50をアプリケーション制御部10から受信する(ステップSe1)。イベントコード付与部22は、受信したイベント情報50に対応するイベント情報をイベント情報中継記憶部24から検出して削除する(ステップSe2)。次に、イベントコード付与部22が、受信したイベント情報50からイベントコードを削除する(ステップSe3)。そして、イベントコードを削除したイベント情報50の送信先情報51に基づいてイベント情報をアプリケーションプログラムBに送信する(ステップSe4)。
そして、無事にイベント情報1つが通知対象のアプリケーションプログラムBに送信されると、アプリケーション制御部10は、次のイベント情報をイベントキュー12から読み出して同様の処理を行う。これらの動作を繰り返すことで二つ以上のアプリケーションプログラムを制御しつつ、互いのイベント情報を通知することが可能となる。
上記の構成によって、アプリケーションプログラムAから同一のイベント情報が発生しても、イベント中継部20によってイベントコードを付与するため、アプリケーション制御部10によって削除されることを防ぐことが可能となる。それによって、アプリケーションプログラムBの動作に不具合を起こさせないようにすることができる。
具体的な例として、上記の構成は、すばやいキー操作が連続して行われたとき、例えば、電話番号「0123−333−3333」をすばやく入力するような作業が行われている場合などにおいて有効となる。この場合、イベント情報としては、「0」「1」「2」のキー操作に関してはデータ領域53−1に格納される情報が異なり、アプリケーション制御部10によって削除されないため問題ない。しかし、その後に連続する「3」のキー入力について、タイミングによってはアプリケーション制御部10によって削除される可能性がある。ここで、上記の構成により、「3」に関するイベント情報についても重複しないイベントコードを付与することで、同一のイベント情報にならずアプリケーション制御部10によってイベントキュー12から削除されることも無くなる。また、上記の構成では、全ての操作において連続して同じイベントが生じやすいとも限らないため、イベント情報が発生するごとに重複しないイベントコードを生成して付加するようにしたことで、予め非常に大量の種別コードを用意しておく必要も無くなる。さらには、連続したキー入力の生じやすいアプリケーションプログラム以外においてはそもそも当該イベントコード付与部22の機能を利用しないようにすることも出来る。
また、別の具体的な例として、アプリケーションプログラムAがキー検出アプリケーションプログラムであり、アプリケーションプログラムBが電話発呼アプリケーションである場合について説明する。キー操作部42が操作されるとキー検出アプリケーションはキー種別を判定し、イベント情報として、キーの種別と、この種別を示す種別コードとを割り付ける。もし、全てのアプリケーションプログラムが携帯電話端末1内部に実装済みのアプリケーションプログラムのみで完結するのであれば、予め種別コードを多数用意しておくことも考えられるが、外部から入手するようなアプリケーションプログラムが実行されることのある携帯電話端末1においては、どのようなイベント情報が発生するのかわからないため予め用意しておくことが出来ないことも考えられる。
さらに、外部から入手するようなアプリケーションプログラムは、上記のようなアプリケーション制御部10を利用したマルチタスク的な処理がされることなど考慮されておらず、イベントキュー12などにて蓄積することも考慮されていない。つまり、イベントキュー12上に同一イベント情報が複数入力される可能性の有ることなどは考慮されていない。このとき上記の構成を利用することで、このような外部から取得するアプリケーションプログラムが存在する場合であっても、イベントキュー12で削除されることを防ぐことができるだけでなく、極力イベントキュー12の量を増やしすぎることが無いようにすることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限られるものではなく、イベント送信部13が、イベント中継部20を介さずに直接アプリケーションプログラムBにイベントコード領域53−2に記憶されているイベントコードのみを送信するようにしてもよく。その場合には、当該イベントコードを受信したアプリケーションプログラムBが、受信したイベントコードに基づいてイベント中継部20に元のイベント情報を要求する構成となる。
また、イベント情報をイベント情報中継記憶部24に記録していることで、現在中継しているイベント情報のイベントコードに基づいて重複しないイベントコードを生成することができ、また、イベント情報中継記憶部24に記憶されているイベント情報をオペレータが監視することで、イベント情報の送受信における異常を検出することが可能となる。
上述の携帯電話端末1は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したイベントコード付与処理、付与処理において行われる生成判定処理およびイベントコード削除処理は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
本実施形態による携帯電話端末を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるイベント情報のデータ構成を示す図である。 従来のアプリケーション制御部における処理を説明するための図である。 本実施形態におけるアプリケーション制御部における処理を説明するための図である。 同実施形態におけるイベントコード付与処理のフローチャートである。 同実施形態におけるイベントコード生成判定処理のフローチャートである。 同実施形態におけるイベントコード生成処理のフローチャートである。 同実施形態におけるイベントコード重複判定処理のフローチャートである。 同実施形態におけるイベントコード削除処理のフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話端末
2 制御部
10 アプリケーション制御部
11 イベント受信部
12 イベントキュー
13 イベント送信部
20 イベント中継部
21 受信部
22 イベントコード付与部
23 送信部
24 イベント情報中継記憶部

Claims (7)

  1. 複数のアプリケーションプログラムを切り替えて動作させるアプリケーション制御部を有する携帯電話端末において、
    アプリケーションプログラムに対してのイベントが生じたとき、イベント通知対象とする通知対象アプリケーションプログラムの種別とイベント種別とが記述されるイベント情報を発生するイベント発生部と、
    前記イベント発生部からの前記イベント情報を受信するイベント受信部と、
    前記イベント受信部にて受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込むイベントコード付与部と、
    前記イベントコード付与部にてイベントコードが付与されたイベント情報を複数記憶可能であって、複数記憶する場合は互いに異なるイベント情報のみについて記憶するイベント情報記憶部と、
    前記イベント情報記憶部に記憶される前記イベント情報を、それぞれのイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに対し、前記イベント情報記憶部に記憶された順に一つずつ送出するイベント送信部と、
    を有することを特徴とする携帯電話端末。
  2. 前記アプリケーション制御部は、
    前記イベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムが動作状態でない場合には動作状態に切り替え、
    前記イベント送信部は、前記アプリケーション制御部にて前記通知対象アプリケーションプログラムを動作状態に切り替えた後に前記イベント情報を送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話端末。
  3. 前記コード付与部は、前記イベント送信部にて前記イベント情報を送信する際に、当該イベントコードから前記イベントコードを削除し、
    前記通知対象アプリケーションプログラムは、前記イベント情報を受信すると、当該イベント情報に記述される前記イベント種別に基づく処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話端末。
  4. 前記イベントコードは、連続性のある値であって、
    前記コード付与部は、少なくとも前回生成したイベントコードを保持し、新たなイベントコード生成を行う際には前回生成したイベントコードの値に対し、カウントアップすることで新たなイベントコード候補として指定し、当該イベントコード候補の値が所定値まで達する場合には初期値を指定し、前記イベントコード候補が新たなイベントコードとして生成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の携帯電話端末。
  5. 前記コード付与部は、生成したイベントコードについて、当該イベントコードが付与されるイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに送信されるまで保持し、新たなイベントコードを生成する際にイベントコード候補が指定されると、当該イベントコード候補の値が保持されているイベントコードにて既に使用されていない場合に新たなイベントコードとして決定することを特徴とする請求項4に記載の携帯電話端末。
  6. 複数のアプリケーションプログラムを切り替えて動作させるアプリケーション制御部を有する携帯電話端末におけるイベント管理方法において、
    アプリケーションプログラムに対してのイベントが生じたとき、イベント通知対象とする通知対象アプリケーションプログラムの種別とイベント種別とが記述されるイベント情報を発生するイベント発生工程と、
    発生した前記イベント情報を受信するイベント受信工程と、
    受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込むイベントコード付与工程と、
    前記イベントコードが付与されたイベント情報を、互いに異なるイベント情報についてのみ複数記憶するイベント情報記憶工程と、
    前記記憶されるイベント情報を、記憶された順に一つずつそれぞれのイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに対し、送出するイベント送出工程と、
    を有することを特徴とするイベント管理方法。
  7. 複数のアプリケーションプログラムを切り替えて動作させるアプリケーション制御部を有する携帯電話端末のコンピュータに、
    アプリケーションプログラムに対してのイベントが生じたとき、イベント通知対象とする通知対象アプリケーションプログラムの種別とイベント種別とが記述されるイベント情報を発生するイベント発生手順と、
    発生した前記イベント情報を受信するイベント受信手順と、
    受信したイベント情報の所定領域に個別のイベントコードを書き込むイベントコード付与手順と、
    前記イベントコードが付与されたイベント情報を、互いに異なるイベント情報についてのみ複数記憶するイベント情報記憶手順と、
    前記記憶されるイベント情報を、記憶された順に一つずつそれぞれのイベント情報が指定する通知対象アプリケーションプログラムに対し、送出するイベント送出手順と、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。

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