JP2006163493A - 在庫商品貸借支援装置、在庫商品貸借支援プログラム - Google Patents

在庫商品貸借支援装置、在庫商品貸借支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】在庫商品の流通を促進し、販売機会を増大させる。
【解決手段】自己の在庫商品を貸し出しする在庫貸出者から、少なくとも貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データと、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する販売時条件データとを含んだ在庫貸出希望データを受け付ける在庫貸出希望データ受付手段と、前記在庫商品を借り入れて第三者に販売する在庫借入者から、少なくとも借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データを含んだ在庫借入希望データを受け付ける在庫借入希望データ受付手段と、前記在庫借入希望データ及び、前記在庫貸出希望データに基づいて特定される条件をマッチング条件として、前記在庫貸出者と在庫借入者とをマッチングするマッチング手段と、前記マッチング手段にてマッチングした結果を出力するマッチング結果出力手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、商品の在庫商品を好適に流通させる際に利用されるものである。
従来、例えばアパレル業界などの小売業者は、個別に在庫商品を抱えおいて、当該自己の在庫商品を購買者に販売している。
一方、インターネットに代表される通信システムや装置の発達で、近時、インターネットのデータ性及びリアルタイム性を利用した電子商取引が盛んになっている。
例えば前述のような電子商取引として、購買者が、前記小売業者の運営するWEBサイトにアクセスし、小売業者が提示している在庫商品情報や販売希望価格にて希望する商品をオンラインで購買できるものが挙げられる。(例えば、特許文献1参照)
(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−159124号
しかし、個々の小売業者は独自に在庫商品を抱えているため、仕入れコスト等の関係から、新しい商品を仕入れたいと希望しても古い在庫商品がはけるまで新しい商品を仕入れることができない。
すると、新しい商品を提示することにより購買者の興味を引くことができないため、購買者に来店や自社のサイトにアクセスしてもらう機会を失ってしまい、益々在庫商品が売残るという悪循環に陥ってしまう。
そこで、本願発明においては、自己の在庫商品を貸し出しする在庫貸出者から、少なくとも貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データと、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する販売時条件データとを含んだ在庫貸出希望データを受け付ける在庫貸出希望データ受付手段と、前記在庫商品を借り入れて第三者に販売する在庫借入者から、少なくとも借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データを含んだ在庫借入希望データを受け付ける在庫借入希望データ受付手段と、前記在庫借入希望データ受付手段にて受け付けた在庫借入希望データ及び、前記在庫貸出希望データ受付手段にて受け付けた在庫貸出希望データに基づいて特定される条件をマッチング条件として、前記在庫貸出者と在庫借入者とをマッチングするマッチング手段と、前記マッチング手段にてマッチングした結果を出力するマッチング結果出力手段とを備える在庫商品貸借支援装置を構成した。
この在庫商品貸借支援装置を用いることにより、在庫商品を抱える様々な業界において、業者等が抱える在庫商品の流通を支援促進することが可能となる。つまり、各々の業者が抱える在庫商品を業者間にて流通させ、在庫商品の共有化を図ることで、在庫商品の仕入れリスクを軽減できると同時に必要な商品を効率よく手に入れるシステムを実現することができる。また、これにより在庫商品の販売機会を飛躍的に向上することが可能となる。
具体的には、前記販売時条件データを在庫商品が販売された際に発生する料金データとし、在庫商品が販売された際には貸出者に料金が支払われるシステムを構築することで、在庫貸出者の出品意欲を増進させて本システムの稼動を促進することができる。
また、在庫借入者が借り入れた在庫商品の販売実績に基づいた優先順位に従ってマッチングを行うことにより、在庫借入者が借り入れた在庫商品を販売しようとする意欲をかきたて、在庫商品の販売機会を更に増大させることができる。
加えて、在庫貸出希望データを、在庫借入者が在庫貸出者を特定できない状態で出力する在庫貸出希望データ出力手段を有することで、在庫貸出者の匿名性を確保すると共に、在庫貸出者と在庫借入者とが直接取引きすることを未然に防止することが可能となる。
更に、貸し出しが確定した在庫商品の効率的な発送を行うためには、前記マッチング手段にてマッチングが成立し、貸出が決定した在庫商品の発送データを記憶する発送データ記憶手段と、前記発送データ記憶手段に一定期間内に記憶された複数の発送データを、予め定めた発送条件に従って分類して集積する発送データ管理手段と、前記発送データ管理手段にて分類された発送データを前記発送データ記憶手段から読み出して発送を指示する発送データを出力する発送データ出力手段とを備えると良い。
必要な在庫商品をリアルタイム且つ低コストで手に入れることができ、ある所ではデットストックとなっていた商品が別の所で販売される機会を得ることにより、個々の小売業者のみならず市場全体の活性化にも繋げることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態における在庫商品貸借支援システムSは、例えば、アパレル業者等が抱える在庫商品の流通を支援促進するためのものであり、各々の業者が抱える在庫商品を業者間にて流通させ、在庫商品の共有化を図ることで仕入れリスクを軽減させ販売機会を増大させるものである。
図1に示すように、当該衣服等の在庫商品を抱える在庫貸出者側にそれぞれ設けられた情報処理装置たる在庫貸出者側端末装置P1及び在庫商品の在庫借入者である在庫借入者側に設けられた情報処理装置たる在庫借入者側端末装置P2とインターネットNET等の通信回線を介して双方向通信可能に接続された情報処理装置たる在庫商品貸借支援装置SRVにより構成される。また、貸借が決定した在庫商品を実際に配送する配送業者側に設けられた情報処理装置たる配送業者側端末装置P4も前記ネットワーク内に接続されている。
そして、在庫借入者が、インターネットNET等の通信回線を通じて前記在庫商品貸借支援装置SRVの提供するWEBサイトにアクセスすることにより、当該WEBサイト上で、貸出を希望する在庫商品に関する情報を検索したり、前記在庫商品の借り入れが実現できるものである。
ここで在庫借入者とは、本実施形態においては、例えば衣服などの各種商品を取り扱うアパレル業者であり、不特定多数の業者のうち、本設備を利用可能な者として登録されたもののことを指す。尚、貸借される在庫商品は上記のものに限られないのはもちろんである。また、前記登録は、登録支援手段(図示しない)を利用して行われる。この登録支援手段は、前記不特定の在庫借入者が、例えばオンラインにより在庫商品貸借支援装置SRVにアクセスした場合に、その在庫借入者の基本データの入力を要求し、その在庫借入者に、識別子たるIDを発行するとともに、このIDに関連付けて基本データを記憶するものである。在庫借入者として登録された後は、そのID及び必要に応じてパスワードを端末に入力することにより、本設備の利用が可能となる。
当該在庫借入者は、在庫商品を一定期間借り入れている間に自己の店舗等にて当該在庫商品を販売する。そして、借り入れた在庫商品が販売できた場合には、借入の際に定めていた販売時条件に従って、例えば貸出者に貸出料金の支払いなどを行う。一方、借入期間が終了しても販売できなかった場合には、在庫貸出者に在庫商品を返却する。
在庫貸出者は、自己のもつ在庫商品(本実施の形態においては、衣服等)を、貸出期間等の貸出条件を定めた上で、借り入れ希望者に貸し出す。貸出条件は、在庫貸出者が定めても良いし、予め在庫商品貸借支援装置SRVを運営する運営者側にて定めた貸出条件であっても良い。また、当該貸出条件の中には、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する販売時条件、例えば、前述の通り貸出料金の支払いの条件や、在庫商品の交換等の条件が含まれる。また、在庫借入者同様、本設備を利用可能な者として登録された者に限ることも考えられる。なお、登録にあたっての手続やID取得等に関しても上述と同様であるので説明は省略する。
1.機器構成
次いで、この在庫商品貸借支援システムSを構築するにあたって利用する機器構成について説明すると、在庫貸出者側端末装置P1、在庫借入者側端末装置P2は、いわゆるパーソナル装置や、ファクシミリ装置、電話等も含む概念であり、実施に際しては、これらの機器が併用されることもあるが、本実施形態の以下の説明においては在庫貸出者側端末装置P1、在庫借入者側端末装置P2がパーソナル装置である場合について説明する。なお、これらの所在は、国内に限られず、海外でも構わない。
また、これら在庫貸出者側端末装置P1、在庫借入者側端末装置P2は、図2に示すように、CPU101、内部メモリ102、HD等の外部記憶装置103、キーボードやマウス等の入力インターフェース104、ディスプレイ等の表示手段105、通信インタフェース106等を備えたもので、WEBブラウザ等を有する。
在庫商品貸借支援装置SRVは、WEBサーバ機能やデータベース機能等を備えたものであり、在庫貸出者側端末装置P1、在庫借入者側端末装置P2と略同様な機器構成を有してなる。なお、この在庫商品貸借支援装置SRVは、一箇所に集中させて設けてあるか、分散させて設けてあるかは問わないし、その所在は国内に限られず、海外でも構わない。
2.概略機能
しかして本実施形態における在庫商品貸借支援システムは、図3に示すように、前記在庫貸出者側端末装置P1、在庫借入者側端末装置P2や在庫商品貸借支援装置SRVの記憶装置、配送業者側端末装置P4に記憶させた所定のプログラムにしたがって、それら装置P1、P2、SRV、P4におけるCPUや周辺機器が作動することにより、以下に示す各種機能を発揮する。
以下、装置毎に詳述する。
在庫貸出者側端末装置P1は、図3に示すように、少なくとも在庫貸出希望データ出力手段1A、在庫借入希望データ受付手段1B、マッチング結果受付手段1C、管理状況データ受付手段1Dとしての機能を有している。
ここで、在庫貸出希望データ出力手段1Aは、在庫商品貸借支援装置SRVへ送信するデータ、具体的には、在庫貸出者が貸出を希望する在庫商品に関する在庫貸出希望データを送信するためのものであり、主としてキーボードやスキャナ等により受け付けた情報を、電話回線網を介して直接的なダイヤルアップ接続を確立して、又はインターネットNET回線網を介して接続を確立することにより在庫商品貸借支援装置SRVとの間で送受信を行う状態をとりうるものである。主として、通信インタフェース106等を用いてサイトへアクセス可能とするもので、各種データを送受信する機能を有する。
また、前記在庫貸出希望データとしては、在庫商品識別データとなる在庫商品識別子や、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品情報の他、在庫借入者が販売した際に受け取る貸出価格、貸出商品数、貸出期間等の各種貸出条件に関する情報等のデータが含まれる。
在庫借入希望データ受付手段1Bは、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信される在庫借入希望データを受け付ける機能を有するもので、主として、通信インタフェース106等を用いて、例えば電子メール等によりデータを送受信する。
ここで、在庫借入希望データとしては、在庫商品識別データとなる在庫商品識別子や、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品情報の他、在庫借入者が販売した際に受け取る貸出価格、貸出商品数、貸出期間等の各種貸出条件に関する情報等のデータが含まれる。
マッチング結果受付手段1Cは、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信されるマッチング結果データを受け付ける機能を有するもので、主として、通信インタフェース106等を用いて、例えば電子メール等によりデータを送受信する。
当該マッチング結果データとしては、後述する在庫商品貸借支援装置SRVのマッチング手段3Fを用いて判断した貸借される在庫商品に関するマッチング結果を受け付ける。尚、同時に貸出条件等に関するデータを受け付けても良い。
管理状況データ受付手段1Dは、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信される管理状況データを受け付ける機能を有するもので、主として、通信インタフェース106等を用いて、例えば電子メール等によりデータを受信する。
管理状況データとしては、現在貸出されている在庫商品の状況、つまり、貸出中、販売済み、貸出期間満了などの貸出した在庫商品の管理状況を表すデータである。
在庫借入者側端末装置P2は、図3に示すように、少なくとも在庫借入希望データ出力手段2A、在庫貸出希望データ受付手段2B、マッチング結果受付手段2C、管理状況データ受付手段2Dとしての機能を有している。
ここで、在庫借入希望データ出力手段2Aは、在庫商品貸借支援装置SRVへ送信するデータ、具体的には、在庫借入者が借入を希望する在庫商品に関する在庫借入希望データを送信するためのものであり、主としてキーボード101やスキャナ等により受け付けた情報を、電話回線網を介して直接的なダイヤルアップ接続を確立して、又はインターネットNET回線網を介して接続を確立することにより在庫商品貸借支援装置SRVとの間で送受信を行う状態をとりうるものである。主として、通信インタフェース106等を用いてサイトへアクセス可能とするもので、各種データを送受信する機能を有する。
ここで、在庫借入希望データとしては、在庫借入者がどのような在庫商品の借入を希望しているかの情報、具体的には、借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データ、つまり、借り入れを希望する在庫商品識別子や在庫商品名、借入期間、借入数量等の各種借入希望条件を定める情報の他、貸出者への質問、希望する在庫商品の検索項目などに関するデータが含まれる。
在庫借入希望データ受付手段2Bは、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信される在庫借入希望データを受け付ける機能を有するもので、主として、通信インタフェース106等を用いて、例えば電子メール等によりデータを受信する。
マッチング結果受付手段2Cは、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信されるマッチング結果データを受け付ける機能を有するもので、主として、通信インタフェース106等を用いて、例えば電子メール等によりデータを受信する。
当該マッチング結果データとしては、後述する在庫商品貸借支援装置SRVのマッチング手段3Fを用いて判断された貸借される在庫商品に関するマッチング結果を受け付ける。尚、同時に貸出条件等に関するデータを受け付けても良い。
管理状況データ受付手段2Dは、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信される管理状況データを受け付ける機能を有するもので、主として、通信インタフェース106等を用いて、例えば電子メール等によりデータを受信する。
管理状況データとしては、現在貸出されている在庫商品の状況、つまり、貸出中、販売済み、貸出期間満了などの貸出した在庫商品の管理状況を表すデータである。尚、管理状況が販売済みとなった場合には、後述する販売条件等を含むことも考えられる。
次に在庫商品貸借支援装置SRVは、図3に示すように、少なくとも在庫貸出希望データ受付手段3A、在庫借入希望データ受付手段3B、記憶手段3C、在庫貸出希望データ出力手段3D、在庫借入希望データ出力手段3E、マッチング手段3F、マッチング結果出力手段3G、貸出状況管理手段3H、貸出状況出力手段3I、発送データ管理手段3J、発送データ出力手段3Kとしての機能を有している。
在庫貸出希望データ受付手段3Aは、複数の在庫貸出者側端末装置P1から送信されてくる少なくとも貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データと、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する販売時条件データとを含んだ在庫貸出希望データを受け付けるものである。
本実施形態においては、在庫貸出者側端末装置P1から送信されてきた在庫商品識別データとなる在庫商品識別子や、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品情報の他、在庫借入者が販売した際に受け取る貸出価格(本実施形態における販売時条件)、貸出商品数、貸出期間等の各種貸出条件に関する情報等を受け付ける。
ここで、貸出価格とは、在庫借入者が借り入れた在庫商品を第三者に販売した際に、在庫商品の在庫貸出者に対して支払われる価格である。
尚、前記在庫貸出希望データをCD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体等により受け付けても良い。更に、在庫貸出者からFAXや郵便により受け取るようにし、受け取った設備運営者等が、在庫商品貸借支援装置SRVに直接入力するようにしても構わない。
在庫借入希望データ受付手段3Bは、前記在庫商品を借り入れて第三者に販売する在庫借入者から、少なくとも借入を希望する在庫商品に関するデータを含んだ在庫借入希望データを受け付けるものである。
本実施形態においては、在庫借入者がどのような在庫商品の借入を希望しているかの情報、具体的には、借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データ、つまり、借り入れを希望する在庫商品識別子や在庫商品名、借入期間、借入数量等の各種借入希望条件を定める情報の他、貸出者への質問、希望する在庫商品の検索項目などに関するデータを受け付ける。
尚、前記在庫借入希望データをCD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体等により受け付けても良い。更に、在庫借入者からFAXや郵便により受け取るようにし、受け取った在庫商品貸借支援装置SRVの設備運営者等が、在庫商品貸借支援装置SRVに直接入力するようにしても構わない。
記憶手段3Cは、前記在庫貸出希望データ受付手段3Aにて受け付けた在庫貸出希望データを記憶する在庫貸出希望データ記憶領域と、在庫借入希望データ受付手段3Bにて受け付けた在庫借入希望データを記憶する在庫借入希望データ記憶領域と、マッチング手段3Fにてマッチングしたマッチング結果を記憶するマッチング結果記憶領域と、貸し出しされた在庫商品の貸出状況を記憶する貸出状況記憶領域と、貸借が決定した在庫商品の発送データを記憶する発送データ記憶領域と、在庫貸出者の登録情報を記憶する在庫貸出者登録情報記憶領域と、在庫借入者の登録情報を記憶する在庫借入者登録情報記憶領域とから構成されている。
在庫貸出希望データ記憶領域には、在庫貸出者が貸し出しを希望する在庫商品に関する情報を記憶しており、具体的には、貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データ、つまり在庫貸出者側端末装置P1から送信されてきた在庫商品識別子に基づいて、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品を識別する在庫商品識別情報の他、在庫借入者が販売した際に受け取る貸出価格などの販売時条件や、貸出商品数、貸出期間等の各種貸出条件に関する情報、更には、当該在庫商品の在庫貸出者の在庫貸出者識別子などから構成される在庫貸出者情報等を記憶している。
尚、貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データは、在庫商品識別子に限らず、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品を識別するものであれば良い。
在庫借入希望データ記憶領域は、在庫借入者がどのような在庫商品の借入を希望しているかの情報を記憶しており、具体的には、借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データ、つまり、借り入れを希望する在庫商品識別子や在庫商品名、借入期間、借入数量等の各種借入希望条件を定める情報の他、貸出者への質問などを記憶している。
マッチング結果記憶領域には、在庫商品識別子に基づいて、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品を識別する在庫商品識別情報の他、在庫借入者が販売した際に受け取る貸出価格などの販売時条件、貸出商品数、貸出期間等の各種貸出条件に関する情報、更に、当該在庫商品の在庫貸出者の在庫貸出者識別子などから構成される在庫貸出者情報、当該在庫商品の在庫借入者の在庫借入者識別子などから構成される在庫借入者情報等が記憶されている。
貸出状況記憶領域は、現在貸出されている在庫商品の状況、つまり、貸出中、販売済み、貸出期間満了などの貸出した在庫商品のステータス情報が記憶されている。
発送データ記憶領域には、マッチングが成立した在庫商品を在庫借入者に発送するための発送データを記憶している。
具体的には、在庫商品識別子に基づいて、当該在庫商品の発送を配送業者等に指示する発送データ送信日時、当該在庫商品の発送先情報、配送業者の連絡先等を含む配送業者情報、在庫商品の在庫借入者に在庫商品を発送する発送日時、当該在庫商品の在庫貸出者情報等を関連付けて格納している。
在庫貸出者登録情報記憶領域は、予め登録された在庫貸出者の登録情報、具体的には、在庫貸出者識別子に基づいて、業者名、住所、電話番号などの在庫貸出者の識別情報のほか、その在庫貸出者の貸出履歴等のデータを格納する。
在庫借入者登録情報記憶領域は、予め登録された在庫借入者の登録情報、具体的には、在庫借入者識別子に基づいて、業者名、住所、電話番号などの在庫借入者の識別情報のほか、その在庫借入者の保証金情報、在庫商品の借入履歴、借り入れた在庫商品販売実績等のデータを格納する。
ここで、借り入れた在庫商品販売実績とは、在庫借入者が在庫貸出者から借り入れた在庫商品を第三者に販売した実績をいい、具体的には、販売された在庫商品識別子に基づいて、販売日時、借入日時、在庫借入者、在庫貸出者、貸出条件等が在庫商品販売実績として記憶される。
マッチング手段3Fは、前記在庫借入希望データ受付手段3Bにて受け付けた在庫借入希望データ及び、前記在庫貸出希望データ受付手段3Aにて受け付けた在庫貸出希望データに基づいて特定される条件をマッチング条件として、前記在庫貸出者と在庫借入者とをマッチングする。
具体的には、在庫借入者側端末装置P2から在庫商品借入希望データを受信することをトリガーとして、送信されてきた在庫商品借入希望データに基づいて、貸出する在庫商品を特定し、当該在庫商品を取り扱う在庫貸出者と在庫借入者とをマッチングする。
例えば、在庫借入者が在庫商品を検索した結果、在庫商品識別子などにより在庫商品を特定した在庫商品借入希望データを送信して来た際には、当該在庫商品識別子に基づいて、前記記憶手段3Cに記憶された在庫商品情報から該当する在庫商品を読み出してマッチングを行い、前記記憶手段3Cにマッチング結果を格納する。ここで、本実施の形態における前記マッチング条件とは、例えば前記在庫貸出希望データ受付手段3Aにて受け付けた在庫貸出希望データに基づいて特定される在庫商品識別子等が、前記在庫借入希望データ受付手段3Bにて受け付けた在庫借入希望データに基づいて特定される在庫商品識別子と合致することをマッチング条件としてマッチングを行う。
また、本実施の形態においては、複数の在庫借入者が同一の在庫商品について借入を希望した場合には、在庫借入者が借り入れた在庫商品の販売実績に基づいた優先順位に従ってマッチングを行う
具体的には、複数の在庫借入者が同一の在庫商品について借入を希望した場合には、例えば前記在庫借入希望データ受付手段3Bにて受け付けた在庫借入希望データに基づいて特定される在庫借入者識別子に基づいて、在庫借入者が借り入れた在庫商品の販売実績を読み出す。そして、販売実績回数が多い方を優先的にマッチングさせるなど、予め定めておいた優先順位に基づいて判断し、マッチングを行う。
尚、販売実績回数の他、販売実績金額、販売実績数量等に基づいて判断しても良い。
また、マッチング条件は、前記の通り在庫商品識別子等が合致する場合だけでなく、在庫商品種別が合致する商品条件や、貸出価格が希望価格以下であることを条件とする貸出価格条件、貸出数量が借入希望数量以上であることを条件とする借入希望数量条件、貸出期間が、希望する借入期間以上であることを条件とする貸出期間条件等をマッチング条件としても良い。
マッチング結果出力手段3Gは、前記マッチング手段3Fにてマッチングした結果を出力する。具体的には、在庫貸出者側端末装置P1及び在庫借入者側端末装置P2にマッチング結果データを送信する。
ここで、マッチング結果データとは、具体的には、在庫貸出者側端末装置P1には、マッチング成立情報の他、貸出する在庫商品情報(マッチングが決定した商品名等)、販売時条件、貸出商品数、貸出期間等の貸出条件情報、貸し出す在庫商品の発送時期等の発送情報が送信される。
ここで、本実施の形態においては、在庫貸出者が在庫借入者に対して直接在庫商品を発送するシステムを採用せず、貸出される在庫商品を、配送業者が回収に行く方法や、一旦、在庫商品貸借支援装置SRVの運営者が指定する配送先に配送させるシステムを採用している。
また、在庫借入者側端末装置P2には、マッチング成立情報の他、借入する在庫商品情報(マッチングが決定した商品名等)、貸出商品数、貸出期間等の貸出条件情報、借入する在庫商品の発送時期や配送先等の発送情報が送信される。また、販売時に支払われる貸出料金等の販売時条件等の情報や、借り入れた在庫商品が販売できなかった際に返却する返却先情報も送信される。
貸出状況管理手段3Hは、マッチングが成立した在庫商品に関する貸出状況を管理する機能を有している。
具体的には、貸出中の在庫商品に関する貸出状況(貸出中、販売済、貸出期間満了等)を管理する。まず、マッチングが成立した時点で貸出中の貸出状況を確保し、在庫借入者側端末装置P2から販売済のデータを受信すると、その在庫商品について貸出状況を販売済とする。
更に、図示しないタイマー手段に基づいて個々の貸出中の在庫商品に関する貸出期間を管理し、貸出期間が満了したと判断したときには、貸出商品の返却要求データを送信する旨の信号を出力する。
貸出状況出力手段3Iは、貸出状況管理手段3Hが、在庫商品が販売されたと判断した際には、販売時に履行される販売時条件を読み出し、その販売時条件を在庫借入者側端末装置P2へと送信する。また、貸出状況管理手段3Hが、貸出期間が満了したと判断したときに、前記記憶手段3Cに記憶された在庫借入者情報を読み出し、貸出商品の返却要求データを在庫借入者側端末装置P2へと送信する。
発送データ管理手段3Jは、前記マッチング手段3Fにてマッチングが成立し貸出が決定した在庫商品の発送データを管理する。つまり、前記記憶手段3Cに記憶された複数の発送データを、例えば図示しないタイマ手段を用いて、一週間等の一定の期間内蓄積し、蓄積期間終了後に一定の条件に従って発送データを分類して集積する。例えば、前記記憶手段3Cに記憶された発送データに基づいて、在庫借入者別、地域別、配送業者別等、発送するために効率の良いデータの集積を行う。
発送データ出力手段3Kは、前記発送データ管理手段3Jにて分類して集積した在庫商品の発送データを、前記記憶手段3Cから読み出し、担当する配送業者へと送信する。
配送業者側端末装置P4は、前記在庫商品貸借支援装置SRVから送信されてきた発送データを受け付ける発送データ受付手段4Aを有している。
3.動作例
以下、上記在庫商品が在庫商品貸借支援装置SRVによって貸借される工程について図4乃至図11を参照して説明する。
まず、前述の通り構成されたシステムによって、在庫貸出者が、在庫貸出者側端末装置P1を用いて在庫商品貸借支援装置SRVに対して、自己が貸出を希望する在庫商品を登録する際のフローについて説明する。
在庫貸出者は、図6にしめすように、在庫貸出者側端末装置P1をインターネットなどのネットワークNを介して在庫商品貸借支援装置SRVに接続し、在庫商品貸借支援装置SRVにログインする。在庫商品貸借支援装置SRVは、このログインの情報を受け付け(ステップS1:YES)ここでもし事前に登録がされていない場合には、(ステップS2:NO)在庫貸出者に登録を促す画面を送信し(ステップS3)、登録者の氏名、電子メールアドレス、電話番号、住所等の識別情報等を受け付けて、登録番号を送信し、貸出する在庫商品の登録を可能とする。また、事前に登録がなされている場合には(ステップS2:YES)、在庫商品貸借支援装置SRVは、在庫商品の登録画面を送信する(ステップS4)。
尚、登録の中には、既存の登録情報を修正して登録し直す場合も含まれる。
次に、在庫商品貸借支援装置SRVは、在庫貸出者側端末装置P1から送信されてきた在庫商品貸出希望データを受け付けると(ステップS5:Y)、前記記憶手段3Cに、前記商品貸出希望データを記憶する(ステップS6)。
具体的には、在庫貸出者側端末装置P1から送信されてきた在庫商品識別データとなる在庫商品識別子に基づいて、在庫商品名、当該在庫商品の画像、当該在庫商品を在庫貸出者の店舗にて販売していた販売時期、その販売時の販売価格、ターゲット年齢、販売実績などの在庫商品を識別する在庫商品識別情報の他、在庫借入者が販売した際に受け取る貸出価格などの販売時条件や、貸出商品数、貸出期間等の各種貸出条件に関する情報、更には、当該在庫商品の在庫貸出者の在庫貸出者識別子などから構成される在庫貸出者情報等を記憶する。
次に、在庫商品の借入を希望する在庫借入者が、実際に在庫商品を借り入れる工程について図7等を参照して説明する。
まず、在庫借入者は、在庫借入者側端末装置P2をインターネットなどのネットワークNを介して在庫商品貸借支援装置SRVに接続し、在庫商品貸借支援装置SRVにログインする。在庫商品貸借支援装置SRVは、このログインの情報を受け付け(ステップS11:YES)ここでもし事前に登録がされていない場合には、(ステップS12:NO)在庫借入者に登録を促す画面を送信し(ステップS13)、登録者の氏名、電子メールアドレス、電話番号、住所等の識別情報や保証金の入金情報等の情報を受け付けて、登録番号を送信する。また、事前に登録がなされている場合には(ステップS12:YES)、在庫商品貸借支援装置SRVは、図4に示す在庫商品の検索画面を送信する(ステップS14)。
次に、在庫商品貸借支援装置SRVは、在庫借入者側端末装置P2から送信されてきた在庫商品の検索データを受け付けると(ステップS15)、検索条件(在庫商品名、販売時期、販売価格、ターゲット年齢、販売時条件、貸出商品数、貸出期間等)に合致した在庫商品を、前記在庫商品記憶手段3Cから読出して在庫商品貸出希望データを在庫借入者側端末装置P2へ送信する(ステップS16)。
そして、在庫商品貸借支援装置SRVは、在庫借入者側端末装置P2から送信されてきた在庫商品借入希望データを受け付けると(ステップS17:Y)、当該在庫借入者と在庫貸出者とのマッチングを行う(ステップS18)。
具体的には、図8に示すように、前記在庫借入希望データ受付手段3Bを用いて、在庫借入者側端末装置P2から在庫商品借入希望データを受信すると(ステップS101:Y)、前記記憶手段3Cに記憶される在庫商品貸出希望データに含まれる在庫商品識別子を読出し、当該在庫商品借入希望データに含まれる在庫商品識別子と合致するか否かを判断する。
そして、合致する在庫商品識別子があると(ステップS102:Y)当該在庫商品識別子及び合致した在庫商品識別子を含む在庫商品借入希望データや在庫商品貸出希望データ等を記憶する(ステップS103)。
一方、マッチングに際しては、例えば1週間などの一定期間を、マッチングを受け付けるマッチング期間として定めておき、複数の借入希望者から在庫商品借入希望データを受け付ける。そして、予め定めておいた優先順位に従ってマッチングを成立させる在庫借入者を判断する。
詳述すると、前記マッチング手段3Fは、図9に示すように、マッチング期間が満了すると(ステップS201:Y)、前記ステップS103にて、合致した在庫商品借入希望データが記憶されているか否かを判断する。そして、合致した在庫商品借入希望データが記憶されていない場合には(ステップS203:N)、マッチング不成立信号を出力する(ステップS207)。一方、合致した在庫商品借入希望データが記憶されているおり(ステップS203:Y)、当該合致した在庫商品借入希望データが一つの場合には、この在庫商品借入希望データにてマッチングが成立した旨の信号を出力する(ステップS206)。また、当該合致した在庫商品借入希望データが複数の場合には(ステップS203:N)、在庫商品借入希望データに基づいて前記記憶手段3Cから当該在庫商品借入希望者の販売実績回数を読出し(ステップS204)、予め定めた優先順位に従ってマッチングを成立させる借入者を判断する(ステップS205)。本実施の形態においては、前記ステップS204にて読み出した販売実績回数を比較し、最も販売実績回数の多い借入者を優先してマッチングさせて、マッチング成立信号を出力する(ステップS206)。
そして、図10に示すように、前記マッチング工程によりマッチングが成立すると(ステップS19:Y)、当該マッチングデータを前記記憶手段3Cのマッチング結果記憶領域に記憶し(ステップS20)、そして当該マッチング結果を、在庫借入者端末装置及び在庫貸出者端末装置へと送信する(ステップS21)。具体的には、在庫貸出者側端末装置P1には、マッチング成立情報の他、マッチングが決定した商品名等の貸出する在庫商品情報、貸出商品数、貸出期間等の貸出条件情報、貸し出す在庫商品の発送時期や配送先等の発送情報が送信される。また、在庫借入者側端末装置P2には、在庫貸出者端末装置には、マッチング成立情報の他、マッチングが決定した商品名等の借入する在庫商品情報、貸出商品数、貸出期間等の貸出条件情報、借入する在庫商品の発送時期や配送先等の発送情報が送信される。また、借り入れた在庫商品を販売できなかった場合の返送先情報や、販売時に支払われる貸出料金等の販売時条件等の情報も送信される。
また、当該在庫貸借支援装置は、発送管理手段を用いて貸し出される在庫商品の発送を管理している。
つまり、前記マッチング工程により、マッチングが成立すると、このマッチングが成立した在庫商品の発送データを順次記憶していく。
具体的には、当該貸し出される在庫商品の識別子に基づいて、記憶手段3Cに記憶されたマッチング結果情報から、在庫商品識別子に基づいて在庫借入者の住所等を読み出し、前記在庫商品識別子に基づいて、当該在庫商品の発送を配送業者等に指示する発送データ送信日時、当該在庫商品の配送先情報、配送業者の連絡先等を含む配送業者情報、在庫商品の在庫借入者に在庫商品を発送する発送日時、当該在庫商品の在庫貸出者情報等を関連付けて記憶していく。
そして、前記発送データ管理手段3Jは、前記記憶手段3Cに記憶された複数の発送データを、例えば図示しないタイマ手段を用いて、一週間等の一定の期間内蓄積しておき、例えば一週間など一定期間が経過して発送時期になると(ステップS301:Y)、当該期間内に発送データ送信日時を向かえる複数の発送データを予め定めた分類条件に従って分類する(ステップS302)。分類条件としては、例えば、前記記憶手段3Cに記憶された発送データに基づいて、在庫借入者別、地域別、配送業者別等、配送するために効率の良いデータの分類を行う。
そして、前記発送データ管理手段3Jにて分類して集積した在庫商品の発送データを、前記記憶手段3Cから読み出し、前記発送データ出力手段3Kを用いて発送データを配送業者の有する配送業者側端末装置P4へと送信する(ステップS303)。
加えて、在庫貸借支援装置は、前記貸出状況管理手段3Hを用いて貸し出した在庫商品の貸出状況の管理も行う。
図11を参照して説明すると、各種貸出状況情報を受け付けることにより(ステップS401:Y)、在庫商品の貸出状況を管理する。
まず、マッチングが成立した時点で、マッチング手段3Fから貸出中の貸出状況情報を受け付けると(ステップS402:Y)、在庫商品の貸出状況を貸出中として前記記憶手段3Cに記憶する(ステップS403)。また、既に貸出中であり(ステップS402:Y)、当該在庫商品貸借支援装置SRVが、図示しない販売済データ受付手段を用いて、在庫借入者側端末装置P2から借り入れられた在庫商品が販売された旨の販売済のデータを受信すると(ステップS404:Y)、その在庫商品について貸出状況を貸出中から販売済として書き換えて記憶し(ステップS405)、前記記憶手段3Cから販売時に履行される販売時条件を読み出し、その販売時条件を含む販売済み情報を在庫貸出者側端末装置P1及び在庫借入者側端末装置P2へと送信する(ステップS406)。
更に、図示しないタイマー手段に基づいて個々の貸出中の在庫商品に関する貸出期間を管理しておき、貸出期間が満了したと判断したときには(ステップS407:Y)、貸出状況を貸出期間満了に書き換え(ステップS408)、当該貸出期間満了情報を在庫貸出者側端末装置P1及び在庫借入者側端末装置P2へと送信する(ステップS409)。尚、在庫借入者側端末装置P2へは、貸出された在庫商品の返却要求データが含まれる。
以上の在庫商品貸借支援装置SRVを用いることにより、在庫商品を抱える様々な業界において、業者等が抱える在庫商品の流通を支援促進することが可能となる。つまり、各々の業者が抱える在庫商品を業者間にて流通させ、在庫商品の共有化を図ることで、在庫商品の仕入れリスクを軽減できると同時に必要な商品を効率よく手に入れるシステムを実現することができる。また、これにより在庫商品の販売機会を飛躍的に向上することが可能となる。
具体的には、前記販売時条件データを在庫商品が販売された際に発生する料金データとし、在庫商品が販売された際には貸出者に料金が支払われるシステムを構築することで、在庫貸出者の出品意欲を増進させて本システムの稼動を促進することができる。
また、在庫借入者が借り入れた在庫商品の販売実績に基づいた優先順位に従ってマッチングを行うことにより、在庫借入者が借り入れた在庫商品を販売しようとする意欲をかきたて、在庫商品の販売機会を更に増大させることができる。
加えて、在庫貸出希望データを、在庫借入者が在庫貸出者を特定できない状態で出力する在庫貸出希望データ出力手段3Dを有することで、在庫貸出者の匿名性を確保すると共に、在庫貸出者と在庫借入者とが直接取引きすることを未然に防止することが可能となる。
更に、前記マッチング手段3Fにてマッチングが成立し、貸出が決定した在庫商品の発送データを記憶する発送データ記憶手段3Cと、前記発送データ記憶手段3Cに一定期間内に記憶された複数の発送データを、予め定めた発送条件に従って分類して集積する発送データ管理手段3Jと、前記発送データ管理手段3Jにて分類された発送データを前記発送データ記憶手段3Cから読み出して発送を指示する発送データを出力する発送データ出力手段3Kとを備えているため、貸し出しが確定した在庫商品の効率的な発送を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られない。
例えば、当該在庫商品貸借支援装置SRVにて、決済処理も行っても良い。具体的には、決算手段を設け、在庫商品が販売された際に発生する貸出料金や、当該在庫商品貸借支援装置SRVの運営者に支払う手数料等の決済画面を必要に応じて在庫商品貸出者側端末装置P1や在庫商品借入者側端末装置P2に送信し、WEBサイト上にて決済を行えるようにしても良い。その際には、例えば貸出者及び借入者の登録を行う際に、決済金融機関等のデータも記憶しておくことも考えられる。
更に、在庫商品の運搬過程での損傷や在庫商品の紛失などの不測の事態に備え、保険管理手段を備えても良い。つまり、例えば前記保険管理手段にて別途保険会社と定めた保険条件を前記記憶手段3Cに記憶しておき、マッチング結果を送信する際に当該保険条件情報を送信することも考えられる。また、前記決算手段にて保険金を決済しても良い。更に、図示しない保険会社が有する保険会社側端末装置と接続し、保険開始情報等を送受信して保険管理を行っても良い。
本実施の一実施形態における全体構成図。 同実施の形態における在庫貸出者側端末装置の概略的な機器構成図。 同実施の形態における機能ブロック図 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の検索画面図。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の申込画面図。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の動作フローチャート。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の動作フローチャート。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の動作フローチャート。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の動作フローチャート。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の動作フローチャート。 同実施形態における在庫商品貸借支援装置の動作フローチャート。
符号の説明
SRV・・・在庫商品貸借支援装置。
3A・・・在庫貸出希望データ受付手段
3B・・・在庫借入希望データ受付手段
3C・・・発送データ記憶手段(記憶手段)
3D・・・在庫貸出希望データ出力手段
3F・・・マッチング手段
3G・・・マッチング結果出力手段
3J・・・発送データ管理手段
3K・・・発送データ出力手段

Claims (10)

  1. 自己の在庫商品を貸し出しする在庫貸出者から、少なくとも貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データと、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する販売時条件データとを含んだ在庫貸出希望データを受け付ける在庫貸出希望データ受付手段と、
    前記在庫商品を借り入れて第三者に販売する在庫借入者から、少なくとも借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データを含んだ在庫借入希望データを受け付ける在庫借入希望データ受付手段と、
    前記在庫借入希望データ受付手段にて受け付けた在庫借入希望データ及び、前記在庫貸出希望データ受付手段にて受け付けた在庫貸出希望データに基づいて特定される条件をマッチング条件として、前記在庫貸出者と在庫借入者とをマッチングするマッチング手段と、
    前記マッチング手段にてマッチングした結果を出力するマッチング結果出力手段とを備えることを特徴とする在庫商品貸借支援装置。
  2. 前記販売時条件データが、在庫商品が販売された際に発生する料金データであることを特徴とする請求項1記載の在庫商品貸借支援装置。
  3. 在庫借入者が借り入れた在庫商品の販売実績に基づいた優先順位に従ってマッチングを行うマッチング手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の在庫商品貸借支援装置。
  4. 在庫貸出希望データを、在庫借入者が在庫貸出者を特定できない状態で出力する在庫貸出希望データ出力手段を有することを特徴とする請求項1乃至4記載の在庫商品貸借支援装置。
  5. 前記マッチング手段にてマッチングが成立し、貸出が決定した在庫商品の発送データを記憶する発送データ記憶手段と、
    前記発送データ記憶手段に一定期間内に記憶された複数の発送データを、予め定めた発送条件に従って分類して集積する発送データ管理手段と、
    前記発送データ管理手段にて分類された発送データを前記発送データ記憶手段から読み出して発送を指示する発送データを出力する発送データ出力手段とを有することを特徴とする請求項1乃至4記載の在庫商品貸借支援装置。
  6. コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、
    自己の在庫商品を貸し出しする在庫貸出者から、少なくとも貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データと、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する販売時条件データとを含んだ在庫貸出希望データを受け付ける在庫貸出希望データ受付手段と、
    前記在庫商品を借り入れて第三者に販売する在庫借入者から、少なくとも借入する在庫商品を識別する在庫商品識別データを含んだ在庫借入希望データを受け付ける在庫借入希望データ受付手段と、
    前記在庫借入希望データ受付手段にて受け付けた在庫借入希望データ及び、前記在庫貸出希望データ受付手段にて受け付けた在庫貸出希望データに基づいて特定される条件をマッチング条件として、前記在庫貸出者と在庫借入者とをマッチングするマッチング手段と、
    前記マッチング手段にてマッチングした結果を出力するマッチング結果出力手段として機能させるための在庫商品貸借支援プログラム。
  7. コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、
    自己の在庫商品を貸し出しする在庫貸出者から、少なくとも貸出する在庫商品を識別する在庫商品識別データと、前記在庫商品を借り入れた在庫借入者が、借り入れた在庫商品を第三者に対して販売した際に発生する料金データからなる販売時条件データとを含んだ在庫貸出希望データを受け付ける在庫貸出希望データ受付手段として機能させるための請求項6記載の在庫商品貸借支援プログラム。
  8. コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、
    在庫借入者が借り入れた在庫商品の販売実績に基づいた優先順位に従ってマッチングを行うマッチング手段として機能させるための請求項6又は7記載の在庫商品貸借支援プログラム。
  9. コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、
    在庫貸出希望データを、在庫借入者が在庫貸出者を特定できない状態で出力する在庫貸出希望データ出力手段として機能させるための請求項6乃至8記載の在庫商品貸借支援プログラム。
  10. コンピュータを機能させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータを、
    前記マッチング手段にてマッチングが成立し、貸出が決定した在庫商品の発送データを記憶する発送データ記憶手段と、
    前記発送データ記憶手段に一定期間内に記憶された複数の発送データを、予め定めた発送条件に従って分類して集積する発送データ管理手段と、
    前記発送データ管理手段にて分類された発送データを前記発送データ記憶手段から読み出して発送を指示する発送データを出力する発送データ出力手段として機能させるための請求項6乃至9記載の在庫商品貸借支援プログラム。
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