JP2006161965A - 車両の変速機構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両を速やかにかつスムーズに変速し、車両の低速走行時又は停車作業時に変速機から動力取出し装置を介して動力を取出して付属機器を作動させる。
【解決手段】 低速段シンクロ機構61を有する変速機16に、付属機器に動力を伝達するための動力取出し装置48が接続される。また変速機16の主軸23がデュアルクラッチ14を介してエンジンのクランク軸12aに接続される。更に車両の低速走行時又は停車作業時にエンジンのクランク軸12aに低速段シンクロ機構61を介して変速機16の低速段ギヤ41が接続され、低速段ギヤ41に動力取出し装置48が接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラック等の車両に搭載され、互いに独立して作動する2つのクラッチからなるデュアルクラッチに接続された変速機の構造に関するものである。
従来、フライホイール外周の筒状フランジ先端に環状中間プレートの外周部が固着され、フライホイール及び中間プレート間に配置された主クラッチ用の主プレッシャプレートの外周に複数の軸方向突起が設けられ、これらの主プレッシャプレートが中間プレートの孔に嵌合され、この孔より突出した突起先端にPTOクラッチ用のクラッチカバーが固着されたデュアルクラッチ(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。このデュアルクラッチでは、主プレッシャプレート及び中間プレート間に配置された主クラッチディスクが主軸上にスプライン嵌合される。また主プレッシャプレートが中間プレートから一定量以上離れることを阻止するストッパが設けられ、クラッチカバーとこのクラッチカバー内に配置された副プレッシャプレートとが円周方向に延びるストラップで連結される。更に中間プレート及び副プレッシャプレート間に配置された副クラッチディスクが主軸上に嵌めた筒状のPTO軸にスプライン嵌合され、副プレッシャプレート及びクラッチカバー間に圧縮コイルスプリングとレリーズレバー又はレリーズレバーを兼ねるダイヤフラムスプリングが配置される。
このように構成されたデュアルクラッチでは、PTOクラッチの主要部品、即ちクラッチディスク、副プレッシャプレート、クラッチカバー、コイルスプリング、レリーズレバー等が従来の乾式単板クラッチのものをそのまま流用でき、デュアルクラッチとするためには単に中間プレート、主プレッシャプレート、主クラッチディスク等を準備すればよい。この結果、安価なデュアルクラッチが得られるようになっている。
一方、変速機入力軸につながる2個のクラッチを有し、これらのクラッチの一方につながるクラッチ出力軸と他方につながるクラッチ出力軸とが同一軸線上に配置されるとともに、これらの軸に対して平行に変速機出力軸及び副軸とが配置された歯車式変速装置(例えば、特許文献2参照。)が開示されている。この歯車式変速装置では、一方のクラッチ出力軸上に複数の前進速度段ドライブギヤ及び後進段ドライブギヤが相対回転不能に配置され、他方のクラッチ出力軸に複数の前進速度段ドライブギヤが相対回転不能に配置される。また変速機出力軸上に各前進速度段ドライブギヤに噛合するドリブンギヤが相対回転可能に配置されるとともに、ドリブンギヤを選択的に変速機出力軸に連結する同期装置付き変速選択装置が配置される。更に後進段ドライブギヤに噛合する第1中間ギヤが副軸上に相対回転不能に又は相対回転可能に配置され、他方のクラッチ出力上に前進速度段ドライブギヤと噛合したドリブンギヤに噛合する第2中間ギヤが副軸上に相対回転可能に又は相対回転不能に配置されるとともに、他方の中間ギヤを選択的に副軸に連結する同期装置付き変速段選択装置が副軸上に配置される。
このように構成された歯車式変速装置では、後進段の歯車列が常時噛み合い方式とされ、これが同期装置付き変速段選択装置により連結されるので、ギヤ鳴り、シフトロックを防止できるとともに、各前進速度段のギヤの噛み合い回数が1回だけであるので、伝達効率の悪化、ギヤノイズの増大を防止できる。また後進段を達成するための同期装置付き変速段選択装置が副軸上に配設され、かつ後進段を達成するために前進速度段用のドリブンギヤを共用できるので、変速装置の軸方向長さを短縮できるようになっている。
特開昭54−69646号公報(請求項1、明細書第3頁左上欄第14行目〜同頁右上欄第3行目) 特開平8−93861号公報(請求項1、段落[0032])
しかし、上記従来の特許文献1に示されたデュアルクラッチでは、走行用の主クラッチと動力取出し用のPTOクラッチの2つのクラッチが搭載されているけれども、走行用の主クラッチが1つであるため、変速時に息継ぎ現象が発生し、これに起因した車輪への伝達トルクが一時的に低下し、スムーズに変速できない不具合があった。
また、上記従来の特許文献2に示された歯車式変速装置では、2個のクラッチが変速機の入力軸につながっており、走行用のクラッチが2つであるため、変速時に息継ぎ現象が発生せず、これに起因した車輪への伝達トルクの一時的な低下がなく、スムーズに変速できるけれども、低速走行時又は停車作業時に変速機から動力取出し装置を介して動力を取出して付属機器を作動させることができない問題点があった。
本発明の目的は、車両を速やかにかつスムーズに変速できるとともに、車両の低速走行時又は停車作業時に変速機から動力取出し装置を介して動力を取出して付属機器を作動させることができる、車両の変速機構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1及び図2に示すように、低速段シンクロ機構61を有する変速機16に、付属機器に動力を伝達するための動力取出し装置48が接続された車両の変速機構造の改良である。
その特徴ある構成は、変速機16の主軸23がデュアルクラッチ14を介してエンジン12のクランク軸12aに接続され、車両10の低速走行時又は停車作業時にエンジン12のクランク軸12aに低速段シンクロ機構61を介して変速機16の低速段ギヤ41が接続され、低速段ギヤ41に動力取出し装置48が接続されたところにある。
この請求項1に記載された車両の変速機構造では、車両10の停車作業時に、低速段シンクロ機構61を中立状態に保持した後に、デュアルクラッチ14を接続する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が、デュアルクラッチ14、主軸23、低速段ギヤ41及び動力取出し装置48を介して付属機器に伝達される。
また車両10の低速走行時に、低速段シンクロ機構61により低速段ギヤ41を主軸23に接続した後に、デュアルクラッチ14を接続する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が、デュアルクラッチ14、主軸23及び低速段ギヤ41を介して後輪に伝達されて、車両10は低速で走行し始める。同時にエンジン12のクランク軸12aの回転力が、デュアルクラッチ14、主軸23、低速段ギヤ41及び動力取出し装置48を介して付属機器に伝達される。
更に車両10の加速時には、変速機16を順次切換えるとともに、デュアルクラッチ14を交互に切換えることにより、車両10を低速から高速まで速やかに加速できるとともに、シフトアップするためにクラッチ14を切断したときに発生する息継ぎ現象がないので、これに起因した車輪への伝達トルクの一時的な低下がなく、スムーズに変速できる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1及び図2に示すように、変速機16の主軸23は、複数の奇数段ドライブギヤ31,33が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第1主軸23aと、第1主軸23aと同軸上であって第1主軸23aと相対回転可能に設けられ複数の偶数段ドライブギヤ32,34,36が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第2主軸23bとを有し、第1及び第2主軸23a,23bに平行に設けられたカウンタ軸24に奇数段ドライブギヤ31,33に噛合する複数の奇数段ドリブンギヤ41,43が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、カウンタ軸24に偶数段ドライブギヤ32,34,36に噛合する複数の偶数段ドリブンギヤ42,44,46が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、奇数段ドライブギヤ41,43の第1段ドライブギヤ41が第1主軸23aに相対回転不能に嵌入され、奇数段ドリブンギヤ41,43の第1段ドリブンギヤ41がカウンタ軸24に相対回転可能に嵌入され、低速段シンクロ機構が第1段ドリブンギヤ41をカウンタ軸24に切離し可能に接続する第1段シンクロ機構61であり、低速段ギヤが第1段ドリブンギヤ41又は第1段ドライブギヤであることを特徴とする。
この請求項2に記載された車両の変速機構造では、車両10の停車作業時に、低速段シンクロ機構の第1段シンクロ機構61を中立状態に保持した後に、第1クラッチ21を接続し、第2クラッチ22を切断する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41及び動力取出し装置48を介して付属機器に伝達される。
車両10の低速走行時に、第1段シンクロ機構61により第1段ドリブンギヤ41をカウンタ軸24に接続した後に、第1クラッチ21を接続し、第2クラッチ22を切断する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41及びカウンタ軸24を介して後輪に伝達されて、車両10は低速で前進し始める。同時にエンジン12のクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41及び動力取出し装置48を介して付属機器に伝達される。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図4に示すように、変速機16の主軸23は、複数の奇数段ドライブギヤ31,33及び単一の後進段ドライブギヤ37が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第1主軸23aと、第1主軸23aと同軸上であって第1主軸23aと相対回転可能に設けられ複数の偶数段ドライブギヤ32,34,36が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第2主軸23bとを有し、第1及び第2主軸23a,23bに平行に設けられたカウンタ軸24に複数の奇数段ドライブギヤ31,33に噛合する複数の奇数段ドリブンギヤ41,43が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、カウンタ軸24に複数の偶数段ドライブギヤ32,34,36に噛合する複数の偶数段ドリブンギヤ42,44,46が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、後進段ドライブギヤ37が第1主軸23aに相対回転不能に嵌入され、単一の後進段ドライブギヤ37に後進段中間ギヤ38を介して噛合する単一の後進段ドリブンギヤ47がカウンタ軸24に相対回転可能に嵌入され、低速段シンクロ機構が後進段ドリブンギヤ47をカウンタ軸24に切離し可能に接続する後進段シンクロ機構67であり、低速段ギヤが後進段ドリブンギヤ47又は後進段ドライブギヤであることを特徴とする。
この請求項3に記載された車両の変速機構造では、車両の停車作業時に、低速段シンクロ機構の後進段シンクロ機構67を中立状態に保持した後に、第1クラッチ21を接続し、第2クラッチ22を切断する。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47及び動力取出し装置48を介して付属機器に伝達される。
車両の低速走行時に、後進段シンクロ機構67により第1段ドリブンギヤ47をカウンタ軸24に接続した後に、第1クラッチ21を接続し、第2クラッチ22を切断する。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47及びカウンタ軸24を介して後輪に伝達されて、車両は低速で後進し始める。同時にエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47及び動力取出し装置48を介して付属機器に伝達される。
以上述べたように、本発明によれば、変速機の主軸をデュアルクラッチを介してエンジンのクランク軸に接続し、車両の低速走行時又は停車作業時にエンジンのクランク軸と常に同期回転している変速機の低速段ギヤに動力取出し装置を接続したので、車両の停車作業時に、低速段シンクロ機構を中立状態に保持した後に、デュアルクラッチを接続する。これによりエンジンのクランク軸の回転力が、デュアルクラッチ、主軸、低速段ギヤ及び動力取出し装置を介して付属機器に伝達される。この結果、車両を停止した状態で付属機器を操作できる。また車両の低速走行時に、低速段シンクロ機構により低速段ギヤを主軸に接続した後に、デュアルクラッチを接続する。これによりエンジンのクランク軸の回転力が、デュアルクラッチ、主軸及び低速段ギヤを介して後輪に伝達されて、車両は低速で走行し始める。同時にエンジンのクランク軸の回転力が、デュアルクラッチ、主軸、低速段ギヤ及び動力取出し装置を介して付属機器に伝達される。この結果、車両を低速で走行させながら、付属機器を操作できる。また車両の加速時に、変速機を順次切換えるとともに、デュアルクラッチを交互に切換えることにより、車両を低速から高速まで速やかに加速できるとともに、シフトアップするためにクラッチを切断したときに発生する息継ぎ現象がないので、これに起因した車輪への伝達トルクの一時的な低下がなく、スムーズに変速できる。
また変速機の主軸が奇数段ドライブギヤの嵌入された第1主軸と偶数段ドライブギヤの嵌入された第2主軸とを有し、カウンタ軸に奇数段ドライブギヤ及び偶数段ドリブンギヤを嵌入し、奇数段ドライブギヤの第1段ドライブギヤを第1主軸に相対回転不能に嵌入し、奇数段ドリブンギヤの第1段ドリブンギヤをカウンタ軸に相対回転可能に嵌入し、低速段シンクロ機構が第1段ドリブンギヤをカウンタ軸に切離し可能に接続する第1段シンクロ機構であり、低速段ギヤが第1段ドリブンギヤ又は第1段ドライブギヤであれば、車両の停車作業時に、低速段シンクロ機構の第1段シンクロ機構を中立状態に保持した後に、第1クラッチを接続し、第2クラッチを切断する。これによりエンジンのクランク軸の回転力が、第1クラッチ、第1主軸、第1段ドライブギヤ、第1段ドリブンギヤ及び動力取出し装置を介して、或いは第1クラッチ、第1主軸、第1段ドライブギヤ及び動力取出し装置を介して付属機器に伝達される。この結果、車両を停止した状態で付属機器を操作できる。また車両の低速走行時に、第1段シンクロ機構により第1段ドリブンギヤをカウンタ軸に接続した後に、第1クラッチを接続し、第2クラッチを切断する。これによりエンジンのクランク軸の回転力が、第1クラッチ、第1主軸、第1段ドライブギヤ、第1段ドリブンギヤ及びカウンタ軸を介して、或いは第1クラッチ、第1主軸、第1段ドライブギヤ及びカウンタ軸を介して後輪に伝達されて、車両は低速で前進し始めると同時に、エンジンのクランク軸の回転力が、第1クラッチ、第1主軸、第1段ドライブギヤ、第1段ドリブンギヤ及び動力取出し装置を介して、或いは第1クラッチ、第1主軸、第1段ドライブギヤ及び動力取出し装置を介して付属機器に伝達される。この結果、車両を低速で前進させながら、付属機器を操作できる。
更に変速機の主軸が奇数段ドライブギヤ及び後進段ドライブギヤの嵌入された第1主軸と偶数段ドライブギヤの嵌入された第2主軸とを有し、カウンタ軸に奇数段ドライブギヤ及び偶数段ドリブンギヤを嵌入し、後進段ドライブギヤを第1主軸に相対回転不能に嵌入し、後進段ドリブンギヤをカウンタ軸に相対回転可能に嵌入し、低速段シンクロ機構が後進段ドリブンギヤをカウンタ軸に切離し可能に接続する後進段シンクロ機構であり、低速段ギヤが後進段ドリブンギヤ又は後進段ドライブギヤであれば、車両の停車作業時に、低速段シンクロ機構の後進段シンクロ機構を中立状態に保持した後に、第1クラッチを接続し、第2クラッチを切断する。これによりエンジンのクランク軸の回転力が、第1クラッチ、第1主軸、後進段ドライブギヤ、後進段中間ギヤ、後進段ドリブンギヤ及び動力取出し装置を介して、或いは第1クラッチ、第1主軸、後進段ドライブギヤ及び動力取出し装置を介して付属機器に伝達される。この結果、車両を停止した状態で付属機器を操作できる。また車両の低速走行時に、後進段シンクロ機構により第1段ドリブンギヤをカウンタ軸に接続した後に、第1クラッチを接続し、第2クラッチを切断する。これによりエンジンのクランク軸の回転力が、第1クラッチ、第1主軸、後進段ドライブギヤ、後進段中間ギヤ、後進段ドリブンギヤ及びカウンタ軸を介して、或いは第1クラッチ、第1主軸、後進段ドライブギヤ及びカウンタ軸を介して後輪に伝達されて、車両は低速で後進し始めると同時に、エンジンのクランク軸の回転力が、第1クラッチ、第1主軸、後進段ドライブギヤ、後進段中間ギヤ、後進段ドリブンギヤ及び動力取出し装置を介して、或いは第1クラッチ、第1主軸、後進段ドライブギヤ及び動力取出し装置を介して付属機器に伝達される。この結果、車両を低速で後進させながら、付属機器を操作できる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図2に示すように、ダンプトラック10の傾動可能なキャブ11の床11a下にはエンジン12が設けられ、荷台13の床13a下にはデュアルクラッチ14及び変速機16が設けられる。上記エンジン12、デュアルクラッチ14及び変速機16はダンプトラック10の進行方向に延びるシャシフレーム17の一対のサイドメンバ17aに搭載される。またエンジン12のクランク軸12aには、デュアルクラッチ14を介して変速機16が接続される(図1及び図2)。デュアルクラッチ14は、図1に詳しく示すように、湿式多板型の第1及び第2クラッチ21,22を備える。第1クラッチ21は、クランク軸12aとともに回転する複数の第1摩擦ディスク21aと、複数の第1摩擦ディスク21a間に交互に配設されかつこれらの第1摩擦ディスク21aに離脱可能に圧接される複数の第1摩擦プレート21bとを有する。第1摩擦ディスク21aはクランク軸12aの後端に固着されたクラッチカバー14aのうち仕切板14bで仕切られた第1室14cに軸方向に摺動可能にスプライン嵌合され、第1摩擦プレート21bは上記第1室14cに軸方向に摺動可能に第1主軸23aにスプライン嵌合される。また第2クラッチ22は、クランク軸12aとともに回転する複数の第2摩擦ディスク22aと、複数の第2摩擦ディスク22a間に交互に配設されかつこれらの第2摩擦ディスク22aに離脱可能に圧接される複数の第2摩擦プレート22bとを有する。第2摩擦ディスク22aはクラッチカバー14aの第2室14dに軸方向に摺動可能にスプライン嵌合され、第2摩擦プレート22bは上記第2室14dに軸方向に摺動可能に第2主軸23bにスプライン嵌合される。上記第1及び第2クラッチ21,22は図示しないがエアシリンダ又は油圧シリンダや電磁弁等からなるクラッチ駆動手段により断続されるように構成される。これにより第1クラッチ21は第1主軸23aをクランク軸12aに切離し可能に接続し、第2クラッチ22は第2主軸23bをクランク軸12aに切離し可能に接続するように構成される。
一方、変速機16は、複数の奇数段ドライブギヤ31,33のうち第1段ドライブギヤ31が相対回転不能に嵌入され、複数の奇数段ドライブギヤ31,33のうち第3段ドライブギヤが相対回転可能に嵌入され、更に後進段ドライブギヤ37が相対回転不能に嵌入された上記第1主軸23aと、複数の偶数段ドライブギヤ32,34,36が相対回転不能にそれぞれ嵌入された上記第2主軸23bとを有する。第1主軸23aは第1摩擦プレート21bに固着又はスプライン嵌合され、第1摩擦プレート21bともに回転するように構成される。また第2主軸23bは第2摩擦プレート22bに固着又はスプライン嵌合され、第2摩擦プレート22bともに回転するように構成される。具体的には、第2主軸23bは第1主軸23aと同軸上であって第1主軸23aに対して相対回転可能に設けられる。即ち、第2主軸23bは円筒状に形成され、第1主軸23aは円柱状に形成され、第2主軸23bは第1主軸23aに相対回転可能に嵌入される。また第1及び第2主軸23a,23bに所定の間隔をあけて平行にカウンタ軸24が設けられる。このカウンタ軸24には、第1段ドライブギヤ31に噛合する第1段ドリブンギヤ41が相対回転可能に嵌入され、第3段ドライブギヤ33に噛合する第3段ドリブンギヤ43が相対回転不能に嵌入され、後進段ドライブギヤ37に後進段中間ギヤ38を介して噛合する後進段ドリブンギヤ47が相対回転可能に嵌入され、複数の偶数段ドライブギヤ32,34,36にそれぞれ噛合する複数の偶数段ドリブンギヤ42,44,46が相対回転可能に嵌入される。更に変速機16の低速段ギヤには、付属機器に動力を伝達するための動力取出し装置48が接続される。低速段ギヤは第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41、後進段ドライブギヤ37及び後進段ドリブンギヤ47により構成され、動力取出し装置48は第1段ドリブンギヤ41に接続される。動力取出し装置48は、カウンタ軸24に平行に設けられた取出し軸48aと、この取出し軸48aに相対回転不能に嵌入され第1段ドリブンギヤ41に噛合する取出しギヤ48aと、基端がドッグクラッチ48cを介して取出し軸48aに接続され先端が付属機器に接続された伝達軸48dとを有する。ドッグクラッチ48cは、図示しないが、取出し軸48aの後端外周面に形成された外スプラインと、伝達軸48dの前端外周面に形成され取出し軸48aの外スプラインと同一形状の外スプラインと、伝達軸48dの外スプラインに噛合する内スプラインが形成され伝達軸48dの軸方向に相対移動可能であって伝達軸48dに対して相対回転不能に嵌入されたクラッチ本体と、このクラッチ本体を伝達軸48dの軸方向に移動させてクラッチ本体の内スプラインを取出し軸48aの外スプラインに噛合させる取出しシフトフォークとを有する。また上記取出しシフトフォークはエアシリンダ又は油圧シリンダや電磁弁等からなる取出しフォーク駆動手段(図示せず)により駆動される。上記ドッグクラッチ48は付属機器を第1段ドリブンギヤ41に断続するために設けられる。また付属機器は、この実施の形態では、エンジン12により駆動される油圧ポンプ(図示せず)である。この油圧ポンプは、シャシフレーム17と荷台13との間に設けられた油圧シリンダ(図示せず)に圧油を給排することにより、荷台13を傾動できるようになっている。なお、付属機器としては、エンジンにより駆動される付属機器であれば、トラックに搭載され荷台に荷物を積み下ろす車載クレーンや、コンクリートポンプ車に搭載され生コンクリートを型枠などに圧送して打込むコンクリートポンプ等が挙げられる。
第1主軸23aの後端には出力軸53の前端が相対回転可能に嵌入され、この出力軸53は第1主軸23aと同一軸線上であって第1主軸23aの後方に延びて設けられる。カウンタ軸24の後部には第1出力ギヤ51が相対回転不能に嵌入され、出力軸53の前部には第1出力軸51に噛合する第2出力ギヤ52が相対回転不能に嵌入される。第2出力ギヤ52は第5段ドライブギヤを兼用する。これは第5段ドライブギヤ及び第5段ドリブンギヤを省くことにより変速機16の主軸方向の長さを短縮するためである。この明細書において、複数の奇数段ドライブギヤとは、第1段ドライブギヤ31及び第3段ドライブギヤ33により構成され、第5段ドライブギヤを兼ねる第2出力ギヤ52を含まないものとする。また複数の奇数段ドリブンギヤとは、第1段ドリブンギヤ41及び第3段ドリブンギヤ43により構成される。なお、第5段ドライブギヤを第2出力軸とは別に第1主軸に相対回転可能に嵌入し、第5段ドリブンギヤをカウンタ軸に相対回転可能に嵌入してもよい。この場合、複数の奇数段ドライブギヤとは、第1段ドライブギヤ、第3段ドライブギヤ及び第5段ドライブギヤにより構成され、複数の奇数段ドリブンギヤとは、第1段ドリブンギヤ、第3段ドリブンギヤ及び第5段ドリブンギヤにより構成される。
一方、カウンタ軸24には、第1段ドリブンギヤ41をカウンタ軸24に切離し可能に接続する第1段シンクロ機構61が設けられる。この実施の形態では、第1段シンクロ機構61により低速段シンクロ機構が構成される。第1段シンクロ機構61は、カウンタ軸24に相対回動不能に嵌入され外周面に外スプラインが形成された第1クラッチハブ61aと、第1段ドリブンギヤ41に固着され外周面に第1クラッチハブ61aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された第1クラッチギヤ61bと、第1クラッチハブ61aの外スプラインに噛合する内スプラインが形成されカウンタ軸24の軸方向に相対移動可能であって第1クラッチハブ61aに対して相対回転不能に第1クラッチハブ61aに嵌入された第1スリーブ61cと、この第1スリーブ61cをカウンタ軸24の軸方向に移動させて第1スリーブ61cの内スプラインを第1クラッチギヤ61aの外スプラインに噛合させる第1シフトフォーク(図示せず)とを有する。また第1主軸23aには、第3段ドライブギヤ33を第1主軸23aに切離し可能に接続する第3段シンクロ機構63が設けられる。第3段シンクロ機構63は、第1主軸23aに相対回転不能に嵌入され外周面に外スプラインが形成された第3クラッチハブ63aと、第3ドリブンギヤ43に固着され外周面に上記第3クラッチハブ63aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された第3クラッチギヤ63bと、第3クラッチハブ63aの外スプラインに噛合する内スプラインが形成され第1主軸23aの軸方向に相対移動可能であって第3クラッチハブ63aに対して相対回転不能に第3クラッチハブ63aに嵌入された第3スリーブ63cと、この第3スリーブ63cを第1主軸23aの軸方向に移動させて第3スリーブ63cの内スプラインを第3クラッチギヤ63bの外スプラインに噛合可能な第3シフトフォーク(図示せず)とを有する。
第1主軸23aには、第5段ドライブギヤを兼ねる第2出力軸52を第1主軸23aに切離し可能に接続する第5段シンクロ機構65が設けられる。第5段シンクロ機構65は、第3クラッチハブ63aと共用の第5クラッチハブ65aと、第5段ドライブギヤを兼ねる第2出力軸52に固着され外周面に第5クラッチハブ65aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された第5クラッチギヤ65bと、第3スリーブ63cと共用の第5スリーブ65cと、この第5スリーブ65cを第1主軸23aの軸方向に移動させて第5スリーブ65cの内スプラインを第5クラッチギヤ65bの外スプラインに噛合可能であって第3シフトフォークと共用の第5シフトフォーク(図示せず)とを有する。またカウンタ軸24には、後進段ドリブンギヤ47をカウンタ軸24に切離し可能に接続する後進段シンクロ機構67が設けられる。後進段シンクロ機構67は、第1クラッチハブ61aと共用の後進クラッチハブ67aと、後進段ドリブンギヤ47に固着され外周面に後進クラッチハブ67aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された後進クラッチギヤ67bと、第1スリーブ61cと共用の後進スリーブ67cと、この後進スリーブ67cをカウンタ軸24の軸方向に移動させて後進スリーブ67cの内スプラインを後進クラッチギヤ67bの外スプラインに噛合可能であって第1シフトフォークと共用の後進シフトフォーク(図示せず)とを有する。
一方、カウンタ軸24には、第2段ドリブンギヤ42をカウンタ軸24に切離し可能に接続する第2段シンクロ機構62が設けられる。第2段シンクロ機構62は、カウンタ軸24に嵌着され外周面に外スプラインが形成された第2クラッチハブ62aと、第2段ドリブンギヤ42に固着され外周面に第2クラッチハブ62aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された第2クラッチギヤ62bと、第2クラッチハブ62aの外スプラインに噛合する内スプラインが形成されカウンタ軸24の軸方向に相対移動可能であって第2クラッチハブ62aに対して相対回転不能に第2クラッチハブ62aに嵌入された第2スリーブ62cと、この第2スリーブ62cをカウンタ軸24の軸方向に移動させて第2スリーブ62cの内スプラインを第2クラッチギヤ62bの外スプラインに噛合可能な第2シフトフォーク(図示せず)とを有する。またカウンタ軸24には、第4段ドリブンギヤ44をカウンタ軸24に切離し可能に接続する第4段シンクロ機構64が設けられる。第4段シンクロ機構44は、カウンタ軸24に嵌着され外周面に外スプラインが形成された第4クラッチハブ64aと、第4段ドリブンギヤ44に固着され外周面に第4クラッチハブ64aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された第4クラッチギヤ64bと、第4クラッチハブ64aの外スプラインに噛合する内スプラインが形成されカウンタ軸24の軸方向に相対移動可能であって第4クラッチハブ64aに対して相対回転不能に第4クラッチハブ64aに嵌入された第4スリーブ64cと、この第4スリーブ64cをカウンタ軸24の軸方向に移動させて第4スリーブ64cの内スプラインを第4クラッチギヤ64bの外スプラインに噛合可能な第4シフトフォーク(図示せず)とを有する。
カウンタ軸24には、第6段ドリブンギヤ64をカウンタ軸24に切離し可能に接続する第6段シンクロ機構66が設けられる。第6段シンクロ機構66は、上記第4クラッチハブ64aと共用の第6クラッチハブ66aと、第6段ドリブンギヤ66に固着され外周面に上記第6クラッチハブ66aの外スプラインと同一の外スプラインが形成された第6クラッチギヤ66bと、上記第4スリーブ64cと共用の第6スリーブ66cと、この第6スリーブ66cをカウンタ軸24の軸方向に移動させて第6スリーブ66cの内スプラインを第6クラッチギヤ66bの外スプラインに噛合可能であって第4シフトフォークと共用の第6シフトフォーク(図示せず)とを有する。また上記第1〜第6シフトフォークはエアシリンダ又は油圧シリンダや電磁弁等からなる変速フォーク駆動手段(図示せず)により駆動される。更に運転席には、図示しないが運転者が変速機をセレクトするためのセレクトレバーが設けられ、このセレクトレバー近傍にはセレクトレバーの位置(パーキング位置、ニュートラル位置、第1速位置、第2速位置、ドライブ位置、停車作業位置及び後進位置)を検出するレバー位置センサが設けられる。このレバー位置センサの検出出力はコントローラ(図示せず)の制御入力に接続され、コントローラの制御出力はクラッチ駆動手段、変速フォーク駆動手段及び取出しフォーク駆動手段にそれぞれ接続される。なお、セレクトレバーのパーキング位置への切換え時には、第1及び第2クラッチ21,22が切断状態に保持され、第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67が全て中立状態に保持される。セレクトレバーのニュートラル位置(ダンプトラック10停止時)への切換え時には、第1及び第2クラッチ21,22が切断状態に保持され、第1段シンクロ機構61により第1段ドリブンギヤ41がカウンタ軸24に接続された状態に保持される。また、セレクトレバーの停車作業位置への切換え時には、第1クラッチ21が接続状態に保持され、第2クラッチ22が切断状態に保持され、第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67が全て中立状態に保持される。更に、運転席には、運転者がセレクトレバーの位置に拘らず動力取出し装置48のドッグクラッチ48cを断続できる断続スイッチ(図示せず)が設けられる。
このように構成されたダンプトラックの変速機構造の動作を説明する。
セレクトレバーがパーキング位置にありかつ断続スイッチがオンしている状態でエンジン12を始動すると、コントローラはクラッチ駆動手段を制御して第1及び第2クラッチ21,22を切断状態に保持するとともに、フォーク駆動手段を制御して第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67を全て中立状態に保持する。暖機運転が完了してセレクトレバーを停車作業位置に切換えると、コントローラは、第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67を全て中立状態に保持したまま、クラッチ駆動手段を制御して、第1クラッチ21を接続するとともに、第2クラッチ22を切断状態に保持する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、油圧ポンプにより圧油が油圧シリンダに供給されて荷台13が傾動するので、荷台13に積載された砂利等が傾斜する荷台を滑って所定の場所に落下する。
砂利等の下ろし作業中に、ダンプトラック10の位置を変える必要が生じた場合、運転者がセレクトレバーを第1速位置に切換えると、コントローラは、第1クラッチ21を接続状態に保持し、第2クラッチ22を切断状態に保持した状態で、フォーク駆動手段を制御して、第1段シンクロ機構61の第1スリーブ61cの内スプラインを第1クラッチハブ61aの外スプラインに噛合させたまま、第1スリーブ61cの内スプラインを第1クラッチギヤ61bの外スプラインに噛合する方向に第1スリーブ61cを移動させる。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達されて、ダンプトラック10は低速で前進し始める。同時にエンジン12のクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、運転者がダンプトラックを低速で前進させながら、荷台13の傾動操作を行うことができるので、荷物に積載された砂利等を効率良く下ろすことができる。なお、上記低速走行時におけるダンプトラック10の走行速度は0km/時を越えかつ10km/時以下の範囲であることが好ましい。そして、ダンプトラック10の走行速度が上記範囲を越えたことを車速センサが検出したときに、コントローラが断続スイッチをオフにするなどして荷台の傾動操作を行えないように制御することが好ましい。
砂利等の下ろし作業が完了して荷台13を水平状態に戻した後に、ダンプトラック10を停止してセレクトレバーをニュートラル位置に切換えると、コントローラは、第1段シンクロ機構61により第1段ドリブンギヤ41をカウンタ軸24に接続した状態に保持したまま、クラッチ駆動手段を制御して、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、第1クラッチ21を切断する。そして、ダンプトラック10を通常の走行状態にするために、運転者が断続スイッチをオフにしてドッグクラッチ48cを切断状態に切換え、その後、セレクトレバーをドライブ位置に切換えてアクセルペダルを踏込む。このときコントローラはクラッチ駆動手段を制御し、先ず第1クラッチ21を接続する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達され、ダンプトラック10が第1速で走行し始める。ダンプトラック10が第1の所定の速度に達する前に、コントローラはフォーク駆動手段を制御して、第2段シンクロ機構62の第2スリーブ62cの内スプラインを第2クラッチハブ62aの外スプラインに噛合させたまま、第2スリーブ62cの内スプラインを第2クラッチギヤ62bの外スプラインに噛合する方向に第2スリーブ62cを移動させる。
運転者がアクセルペダルを踏み続けてダンプトラック10の速度が第1の所定の速度に達すると、コントローラはクラッチ駆動手段を制御して、第1クラッチ21を切断するとともに第2クラッチ22を接続する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が第2クラッチ22、第2主軸23b、第2段ドライブギヤ32、第2段ドリブンギヤ42、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達され、ダンプトラック10は第2速で走行し始める。ダンプトラック10が第2の所定の速度に達する前に、コントローラはフォーク駆動手段を制御して、第3段シンクロ機構63の第3スリーブ63cの内スプラインを第3クラッチハブ63aの外スプラインに噛合させたまま、第3スリーブ63cの内スプラインを第3クラッチギヤ63bの外スプラインに噛合する方向に第3スリーブ63cを移動させる。運転者がアクセルペダルを踏み続けてダンプトラック10の速度が第2の所定の速度に達すると、コントローラはクラッチ駆動手段を制御して、第2クラッチ22を切断するとともに第1クラッチ21を接続する。これによりエンジン12のクランク軸12aの回転力が第1クラッチ21、第1主軸23a、第3段ドライブギヤ33、第3段ドリブンギヤ43、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達され、ダンプトラック10は第3速で走行し始める。
このように変速機16を順次切換えるとともに、第1及び第2クラッチ21,22を交互に切換えることにより、ダンプトラック10を第1速から順に第6速まで速やかに加速できる。またシフトアップするためにクラッチ14を切断したときに発生する息継ぎ現象がないので、これに起因した車輪への伝達トルクの一時的な低下がなく、スムーズに変速できるとともに、シンクロ機構61〜66に大きな負荷が加わらないので、シンクロ機構61〜66の耐久性を向上できる。
<第2の実施の形態>
図3は本発明の第2の実施の形態を示す。図3において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、動力取出し装置48が第1段ドライブギヤ31に接続される、即ち動力取出し装置48の取出しギヤ48bが第1段ドライブギヤ31に噛合するように構成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダンプトラックの変速機構造の動作を説明する。
セレクトレバーを停車作業位置に切換えると、コントローラは、第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67を全て中立状態に保持したまま、クラッチ駆動手段を制御して、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、第1クラッチ21を接続する。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、油圧ポンプにより圧油が油圧シリンダに供給されて荷台が傾動するので、荷台に積載された砂利等が傾斜する荷台を滑って所定の場所に落下する。
砂利等の下ろし作業中にダンプトラックの位置を変える必要が生じた場合、運転者がセレクトレバーを第1速位置に切換えると、コントローラは、第1クラッチ21を接続状態に保持し、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、フォーク駆動手段を制御して、第1段シンクロ機構61の第1スリーブ61cの内スプラインを第1クラッチハブ61aの外スプラインに噛合させたまま、第1スリーブ61cの内スプラインを第1クラッチギヤ61bの外スプラインに噛合する方向に第1スリーブ61cを移動させる。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、第1段ドリブンギヤ41、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達されて、ダンプトラックは低速で前進し始める。同時にエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、第1段ドライブギヤ31、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、運転者がダンプトラックを低速で前進させながら、荷台の傾動操作を行えるので、砂利等を荷台から効率良く下ろすことができる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第3の実施の形態>
図4は本発明の第3の実施の形態を示す。図4において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、動力取出し装置48が後進段ドリブンギヤ47に接続される、即ち動力取出し装置48の取出しギヤ48bが後進段ドリブンギヤ47に噛合するように構成される。またこの実施の形態では、後進段シンクロ機構67により低速段シンクロ機構が構成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダンプトラックの変速機構造の動作を説明する。
セレクトレバーを停車作業位置に切換えると、コントローラは、第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67を全て中立状態に保持したまま、クラッチ駆動手段を制御して、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、第1クラッチ21を接続する。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、油圧ポンプにより圧油が油圧シリンダに供給されて荷台が傾動するので、荷台に積載された砂利等が傾斜する荷台を滑って所定の場所に落下する。
砂利等の下ろし作業中にダンプトラックの位置を変える必要が生じた場合、運転者がダンプトラックの運転席に着席して、セレクトレバーを後進位置に切換えると、コントローラは、第1クラッチ21を接続状態に保持し、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、フォーク駆動手段を制御して、後進段シンクロ機構67の後進スリーブ67cの内スプラインを後進クラッチハブ67aの外スプラインに噛合させたまま、後進スリーブ67cの内スプラインを後進クラッチギヤ67bの外スプラインに噛合する方向に後進スリーブ67cを移動させる。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達されて、ダンプトラックは低速で後進し始める。同時にエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、運転者がダンプトラックを低速で後進させながら、荷台の傾動操作を行えるので、砂利等を荷物から効率良く下ろすことができる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
<第4の実施の形態>
図5は本発明の第4の実施の形態を示す。図5において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、動力取出し装置48が後進段ドライブギヤ37に接続される、即ち動力取出し装置48の取出しギヤ48bが後進段ドライブギヤ37に噛合するように構成される。またこの実施の形態では、後進段シンクロ機構67により低速段シンクロ機構が構成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたダンプトラックの変速機構造の動作を説明する。
セレクトレバーを停車作業位置に切換えると、コントローラは、第1〜第6段シンクロ機構61〜66及び後進段シンクロ機構67を全て中立状態に保持したまま、クラッチ駆動手段を制御して、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、第1クラッチ21を接続する。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、油圧ポンプにより圧油が油圧シリンダに供給されて荷台が傾動するので、荷台に積載された砂利等が傾斜する荷台を滑って所定の場所に落下する。
砂利等の下ろし作業中にダンプトラックの位置を変える必要が生じた場合、運転者がセレクトレバーを後進位置に切換えると、コントローラは、第1クラッチ21を接続状態に保持し、第2クラッチ22を切断状態に保持したまま、フォーク駆動手段を制御して、後進段シンクロ機構67の後進スリーブ67cの内スプラインを後進クラッチハブ67aの外スプラインに噛合させたまま、後進スリーブ67cの内スプラインを後進クラッチギヤ67bの外スプラインに噛合する方向に後進スリーブ67cを移動させる。これによりエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、後進段中間ギヤ38、後進段ドリブンギヤ47、カウンタ軸24、第1出力ギヤ51、第2出力ギヤ52及び出力軸53を介して後輪に伝達されて、ダンプトラックは低速で後進し始める。同時にエンジンのクランク軸12aの回転力が、第1クラッチ21、第1主軸23a、後進段ドライブギヤ37、取出しギヤ48b、取出し軸48a、ドッグクラッチ48c及び伝達軸48dを介して付属機器の油圧ポンプに伝達される。この結果、運転者がダンプトラックを低速で後進させながら、荷台の傾動操作を行えるので、砂利等を荷台から効率良く下ろすことができる。上記以外の動作は第1の実施の形態の動作と略同様であるので、繰返しの説明を省略する。
なお、上記第1〜第4の実施の形態では、第1段ドリブンギヤ、第1段ドライブギヤ、後進段ドリブンギヤ又は後進段ドライブギヤに、直接、動力取出し装置の取出しギヤを噛合したが、取出しギヤの回転方向を変更する場合には、第1段ドリブンギヤ、第1段ドライブギヤ、後進段ドリブンギヤ又は後進段ドライブギヤに、取出し中間ギヤを介して取出しギヤを噛合してもよい。
本発明第1実施形態のダンプトラックの変速機構造を示す断面構成図である。 その変速機を搭載したダンプトラックの要部側面図である。 本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断面構成図である。 本発明の第3実施形態を示す図1に対応する断面構成図である。 本発明の第4実施形態を示す図1に対応する断面構成図である。
符号の説明
10 ダンプトラック(車両)
12 エンジン
12a クランク軸
14 デュアルクラッチ
16 変速機
21 第1クラッチ
22 第2クラッチ
23 主軸
23a 第1主軸
23b 第2主軸
31 第1段ドライブギヤ
37 後進段ドライブギヤ
38 後進段中間ギヤ
41 第1段ドリブンギヤ
47 後進段ドリブンギヤ
48 動力取出し装置
61 第1段シンクロ機構
67 後進段シンクロ機構

Claims (3)

  1. 低速段シンクロ機構(61,67)を有する変速機(16)に、付属機器に動力を伝達するための動力取出し装置(48)が接続された車両の変速機構造において、
    前記変速機(16)の主軸(23)がデュアルクラッチ(14)を介してエンジン(12)のクランク軸(12a)に接続され、
    前記車両(10)の低速走行時又は停車作業時に前記エンジン(12)のクランク軸(12a)に前記低速段シンクロ機構(61,67)を介して前記変速機(16)の低速段ギヤ(41,31,47,37)が接続され、
    前記低速段ギヤ(41,31,47,37)に前記動力取出し装置(48)が接続された
    ことを特徴とする車両の変速機構造。
  2. 変速機(16)の主軸(23)は、複数の奇数段ドライブギヤ(31,33)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第1主軸(23a)と、前記第1主軸(23a)と同軸上であって前記第1主軸(23a)と相対回転可能に設けられ複数の偶数段ドライブギヤ(32,34,36)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第2主軸(23b)とを有し、
    前記第1及び第2主軸(23a,23b)に平行に設けられたカウンタ軸(24)に前記奇数段ドライブギヤ(31,33)に噛合する複数の奇数段ドリブンギヤ(41,43)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、
    前記カウンタ軸(24)に前記偶数段ドライブギヤ(32,34,36)に噛合する複数の偶数段ドリブンギヤ(42,44,46)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、
    前記奇数段ドライブギヤ(31,33)の第1段ドライブギヤ(31)が第1主軸(23a)に相対回転不能に嵌入され、
    前記奇数段ドリブンギヤ(41,43)の第1段ドリブンギヤ(41)がカウンタ軸(24)に相対回転可能に嵌入され、
    低速段シンクロ機構が前記第1段ドリブンギヤ(41)を前記カウンタ軸(24)に切離し可能に接続する第1段シンクロ機構(61)であり、
    低速段ギヤが前記第1段ドリブンギヤ(41)又は前記第1段ドライブギヤ(31)である請求項1記載の車両の変速機構造。
  3. 変速機(16)の主軸(23)は、複数の奇数段ドライブギヤ(31,33)及び単一の後進段ドライブギヤ(37)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第1主軸(23a)と、前記第1主軸(23a)と同軸上であって前記第1主軸(23a)と相対回転可能に設けられ複数の偶数段ドライブギヤ(32,34,36)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入された第2主軸(23b)とを有し、
    前記第1及び第2主軸(23a,23b)に平行に設けられたカウンタ軸(24)に前記複数の奇数段ドライブギヤ(31,33)に噛合する複数の奇数段ドリブンギヤ(41,43)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、
    前記カウンタ軸(24)に前記複数の偶数段ドライブギヤ(32,34,36)に噛合する複数の偶数段ドリブンギヤ(42,44,46)が相対回転不能に又は相対回転可能に嵌入され、
    前記後進段ドライブギヤ(37)が第1主軸(23a)に相対回転不能に嵌入され、
    前記単一の後進段ドライブギヤ(37)に後進段中間ギヤ(38)を介して噛合する単一の後進段ドリブンギヤ(47)が前記カウンタ軸(24)に相対回転可能に嵌入され、
    低速段シンクロ機構が前記後進段ドリブンギヤ(47)を前記カウンタ軸(24)に切離し可能に接続する後進段シンクロ機構(67)であり、
    低速段ギヤが前記後進段ドリブンギヤ(47)又は前記後進段ドライブギヤ(37)である請求項1記載の車両の変速機構造。
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