JP2006160519A - ロータリストッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】上流側からの物品の搬送状態には制約されることなく、物品を所定の間隔で切出すことが可能なロータリストッパを提供する。また、物品側の大きさや形状の変化に対する適応性がよく、別の動作間隔のロータリストッパを用意することなく対応可能なロータリストッパを提供する。
【解決手段】2組の別個に独立して回転駆動されるストッパ部材19とストッパ部材21を設け、例えば物品3aに係合している一方のストッパ部材19aの係合・解除動作とは別個に、他方のストッパ部材21bによって、次に搬送される物品3bに対する係合支持可能な態勢を常にとりながら切出し動作を続行する。ストッパ部材を進退調整可能に構成することにより、物品側の大きさや形状の変化に対する適応性を向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンベヤにより搬送される容器等の物品相互間の間隔を調整して所定ピッチで下流側へ切出すロータリストッパに関する。
容器等のグルーピング装置では、物品相互間に係合部材を差込んでグルーピングを行うため、物品を間隔を開けた状態で供給する必要がある。従来は、グルーピング装置の上流側にロータリストッパを設けて所定ピッチで物品を切出すようにしている(特許文献1)。
実公平5−44334号公報
しかしながら、従来技術においては、ロータリストッパによって物品を切出す際に、前工程から搬送される物品を一旦貯留して、互いに当接した押せ押せの状態にしてから、順次物品相互間にストッパ部材を係合させて制動をかけながら間隔を開けて所定ピッチで切出す方法が採用されていた。すなわち、従来技術において的確な切出し動作を得るには、ロータリストッパの上流側の物品を互いに当接した押せ押せの状態にしておく必要があった。したがって、各物品が間隔をあけた状態で上流側から供給される場合に、そのままの状態でロータリストッパにかけて順次所定ピッチで切出すことはできなかった。また、ロータリストッパの各係止爪相互間の間隔は一定であったため、物品側の大きさや形状の変化に対する適応性が低く、これに対応するためには別の間隔のロータリストッパを用意しておく必要があった。
本発明は、以上のような従来の技術的状況に鑑み、上流側からの物品の搬送状態には制約されることなく、物品を所定の間隔で切出すことが可能なロータリストッパを提供することを目的とする。また、物品側の大きさや形状の変化に対する適応性がよく、従来のように別の間隔のロータリストッパを用意することなく対応可能なロータリストッパを提供することを目的とする。
本発明では、前記課題を解決するため、ストッパ部材をコンベヤ上の物品に係合させて物品の搬送間隔を調整するロータリストッパにおいて、それぞれ周囲にストッパ部材を備えた第1回転体と第2回転体を設け、それらの第1回転体を回転させる第1駆動手段と、第2回転体を回転させる第2駆動手段を設けるとともに、前記第1駆動手段と第2駆動手段の動作を個別的に制御可能な制御手段を備え、該制御手段により、前記コンベヤにて順次搬送される物品に対して前記第1回転体のストッパ部材と前記第2回転体のストッパ部材を交互に係合させるとともに、それらの係合状態を解除するタイミングを制御することによって、物品相互間の搬送間隔を調整するという技術手段を採用した。本発明の場合には、2組のストッパ部材を設けたので、物品に係合している一方の回転体に備えられたストッパ部材の係合・解除動作とは別個独立して、他方の回転体に備えられたストッパ部材によって、常に次に搬送される物品に対する係合支持が可能な態勢をとりながら切出し動作を続行できることから、ロータリストッパの上流側の物品の状態に影響されることなく、的確な切出し動作が可能である。さらに、両回転体に備えられたストッパ部材相互間の相対的な動作間隔を調整することにより、物品側の大きさや形状の変化に柔軟に対応することができる。なお、前記ストッパ部材は進退調整可能に構成してもよい。また、前記第1回転軸と第2回転軸とは同軸的に構成してもよいし、コンベヤを挟んで両側に配設するようにしてもよい。
本発明によれば、次に搬送される物品に対する係合支持が可能な態勢をとりながら切出し動作を実行できることから、ロータリストッパの上流側の物品の状態に制約されることなく、的確な切出し動作が可能である。さらに、両回転体に備えられたストッパ部材相互間の相対的な動作間隔を調整することにより、物品側の大きさや形状の変化に柔軟に対応することも可能である。また、前記ストッパ部材を進退調整可能に構成すれば、物品側の大きさや形状の変化に対する適応能力を更に向上できる。
本発明は、コンベヤにより搬送される容器を所定ピッチで切出す場合に好適であるが、他の適宜の物品の切出しにも広く適用できる。ロータリストッパとしての具体的な構成に関しては、個別的に駆動される回転体に設けられた2組のストッパ部材により上流側から搬送される物品を係合支持し、設定したタイミングでその係合状態を解除し得るものであればよく、その駆動手段や回転体の具体的な構成、あるいはストッパ部材の具体的な形状などには制限されない。さらに、ストッパ部材を進退調整可能に構成することも可能である。また、第1回転体と第2回転体は、同軸的に組込んで別個の駆動手段により個々に駆動するように構成してもよいし、コンベヤを挟んで両側に配設するようにしてもよい。また、具体的な駆動手段に関しては、サーボモータを用いて角速度の制御により物品に対する係合・解除動作を実行するように構成することが望ましいが、適宜のモータを用いてオンオフ制御により係合・解除動作を実行するように構成することも可能である。
図1は本発明の第1実施例を示した縦断面図であり、図2はその要部拡大図である。図示のように、本実施例では回転体を同軸的に組込んだ場合を例示した。図中1はコンベヤであり、このコンベヤ1のベルト等からなる無端状走行帯2の移動によって容器3が搬送される。その搬送の際には、容器3は両側のガイド部材4,5により案内される。本実施例に係るロータリストッパ6は、機枠7上に設置している。図中8,9はそれぞれ駆動用のサーボモータで、それらのサーボモータ8,9により、減速機10,11、駆動ギヤ12,13、及び受動ギヤ14,15を介して、第1回転軸16と、この第1回転軸16に同軸的に外嵌された中空状の第2回転軸17とを個別的に回転駆動するように構成している。そして、第1回転軸16の上端部には第1回転体18を設け、その周囲に適宜数、本実施例では4個のストッパ部材19(1個のみ表示している)を備えている。同様に、第2回転軸17の上端部には第2回転体20を設け、その周囲に同数のストッパ部材21(1個のみ表示している)を備えている。
図3は前記実施例の切出し機構としての要部を概略的に示した要部拡大図であり、図4はその切出し動作を示した動作説明図である。図3に示したように、本実施例では、サーボモータ8により回転駆動される第1回転体18の周囲に備えた4個のストッパ部材19a,c,e,gと、サーボモータ9により回転駆動される第2回転体20の周囲に備えた4個のストッパ部材21b,d,f,hとの2組のストッパ部材を用いて切出し動作を行う場合について説明する。これらの2組のストッパ部材19a,c,e,gと、ストッパ部材21b,d,f,hとは、それぞれ組単位で一体的に回転し、以下に説明するように、サーボモータ8とサーボモータ9の回転駆動制御を介して1回転毎に繰返される相対的な位相パターンにより、上流側の物品の搬送状態に関係なく、容器3を所定ピッチで切出すことなる。因みに、ストッパ部材の設置数に関しては場合に応じて変更が可能である。
図4中の状態Aは、第1回転体18に備えられたストッパ部材19aが、図中で垂直状態に位置する状態(説明上の基準状態)を示したもので、ストッパ部材19aの先端部に当回の容器3aが係合しているとともに、その容器3aと次回の容器3bとの間には第2回転体20に備えられたストッパ部材21bの先端部が挿入された状態にある。この状態Aでは、サーボモータ8,9は共に低速回転状態にあり、ストッパ部材19aとストッパ部材21bとは、両者間の間隔を保持しながら円弧上を低速で回動し、前記容器3aに制動作用が付与された状態にある。
状態Bは、図示のようにストッパ部材19aが徐々に回転速度を上げながら回動して容器3aに対する係合状態を解除する段階を示したものである。これにより、容器3aはコンベヤ1の搬送力によって前進を開始することになる。この容器3aに対する係合が解除された時点において、前回の容器3hとの間に所定ピッチが形成される。すなわち、物品相互間の所定ピッチは、各サーボモータの回転駆動制御を介して設定されるストッパ部材の係合解除動作の間隔とコンベヤの搬送速度とによって決まることになる。なお、その間、他方のストッパ21bは低速の回動を継続し、先端部が当回の容器3aの後方から追随するように更に入り込んで次回の容器3bの前部に係合して制動をかける。
状態Cは、ストッパ部材19aの先端部が物品3aから離間していく途中の状態を示したもので、サーボモータ8は、更に回転速度を上げて状態Dへと移行する。その間、サーボモータ9の方は、回転速度を上げることなく低速回転を維持し、ストッパ部材21bは、容器3bに係合したまま状態Dへと移行する。そして、状態Dに至ると、ストッパ部材21bは、図示のように予め設定した本実施例では垂直状態の6度程度手前の位置に進む。この間に、他方の次のストッパ部材19cは、サーボモータ8の高速回転によって、前記ストッパ部材21bとの間に容器3bを遊嵌し得る、本実施例では18度程度の間隔を開けた位置に急追することになる。すなわち、低速回転を継続するサーボモータ9と回転速度を上げて高速回転するサーボモータ8との相対的な速度差によって、次のストッパ部材19cがストッパ部材21bの後方に所定の間隔を開けた状態に追いつくことになる。これにより、先行するストッパ部材21bが係合解除状態に至る前に、後方のストッパ部材19cが、次の容器3cに対する係合が可能な状態に準備される。すなわち、本発明によれば、2組のストッパ部材を用いたことから、常に上流側からの物品の供給に対して係合し得る態勢を整えながら、当該物品の切出し動作が可能である。
以上のように、状態A→B→C→D→A´の動作によって、第1回転体18側に配設されたストッパ部材19a,c,e,gと、第2回転体20側に配設されたストッパ部材21b,d,f,hとの相対的な位置関係は前後逆転するが、容器3等の物品を1個切出すサイクルが完了し、以後、各ストッパ部材の前後位置関係を入替えながら以上の動作が繰返し継続されることになる。因みに、以上の動作が2サイクル繰返される毎に、各ストッパ間の相対的な前後関係も含めて、完全に元の状態に復帰されることになる。なお、図4に例示した状態A〜Dは、切出し動作の変化に着目して選定したもので、経時的に等間隔の動作状態を示したものではない。
しかして、上流側から容器3が目的の所定ピッチで供給される場合には、ロータリストッパ6は殆ど関与せずに回転を継続することになる。上流側からの容器3が所定ピッチより短い間隔で供給された場合には、ロータリストッパ6が関与して所定ピッチに広げて切出す。また、上流側からの容器3が所定ピッチより広い間隔で供給された場合には、当該容器3がロータリストッパ6に到達次第、関与して所定ピッチのタイミングで切出すことになる。その際に当該容器3が前の容器3が切出される前に到達していれば、所定ピッチに縮小されて切出されることになる。さらに、以上の説明では、上流側から搬送される容器3が間隔を開けて供給される場合を想定して説明したが、押せ押せの状態で供給される場合にも、同様の適用が可能である。なお、次の容器3が到達しない間隔が大きい場合には、その間ロータリストッパ6が空転を継続することになるが、センサを設けて、容器3の不到達が所定時間を超えて継続する場合にはサーボモータ8,9を停止して、次の容器3の到達があるまでの間、ロータリストッパ6の運転を休止するように構成することも可能である。
図5は本発明の第2実施例を示した要部拡大図であり、前記第1実施例と共通する構成部分には同じ符号を付した。本実施例では、上流側から物品が互いに接触した押せ押せの状態で供給される場合に好適な例を示した。図示のように、本実施例に係るロータリストッパ22は、レール23を介してコンベヤ1の方向へ進退可能に支持された状態にあり、容器等の対象物品の大きさや形状の変化に応じてロータリストッパ22を最適な位置に調整し得るように構成している。さらに、本実施例では、昇降機構24を介してロータリストッパ22の高さに関しても調整し得るように構成している。図6はロータリストッパ22の部分を拡大して示した部分拡大図であり、図7はその平面図、図8はストッパ部材の進退調整機構に関する説明図である。本実施例の場合においても、前記第1実施例と同様の駆動系を経由して、別個のサーボモータにより、第1回転軸16と、同軸的に外嵌された中空状の第2回転軸17とを個別的に回転駆動し得るように構成している。そして、第1回転軸16の上端部には第1回転体25を設けて、その周囲に適宜数、本実施例では4個のストッパ部材26(1個のみ表示している)を放射状に進退調整可能に設置している。同様に、第2回転軸17の上端部には第2回転体27を設けて、その周囲に同数のストッパ部材28(1個のみ表示している)を放射状に進退調整可能に設置している(なお、図6では、それらのストッパ部材26とストッパ部材28とが便宜的に同じ方向に位置するものとして表示している)。
次に、前記ストッパ部材26,28の進退調整機構に関して説明する。ストッパ部材26の進退調整機構とストッパ部材28の進退調整機構とは上下方向が逆転した状態に配設されるが、基本的な機構において異なるところはないので、以下では第1回転体25のストッパ部材26の進退調整機構について説明し、第2回転体27のストッパ部材28に関しては説明を省略する。図6に示したように、第1回転体25は、第1回転軸16に固着された支持部材29に支持された下部回転板30と、その下部回転板30に一体的に固着された上部回転板31と、それらの上下の回転板30,31間に回転可能に配設された進退調整板32とから構成される。下部回転板30には放射方向の案内溝が4個形成されており、それらの各案内溝にストッパ部材26が半径方向に進退可能に嵌合している。
上部回転板31は、外周部において下部回転板30と互いに固着されており、中央部の内周縁には、図8にも示したように固定ギヤ33を設けている。また、適宜位置には図7に示したように円弧状長孔34が形成されており、この円弧状長孔34を介して、ロックレバー35のネジ軸部が貫通され、進退調整板32側に形成された雌ネジ部に螺合している。このロックレバー35を緩めることにより、円弧状長孔34の範囲内で進退調整板32が上下の回転板30,31に対して相対的に回転可能な状態となる。この状態で進退調整板32を回転調整した後、ロックレバー35を締付ければ、進退調整板32が上下の回転板30,31と一体化され、一緒に回転するようになる。
図8に示したように、進退調整板32にはストッパ部材26の設置数に対応した4個の円弧状案内孔36が傾斜した状態に形成されており、それらの各円弧状案内孔36に対してそれぞれ対応するストッパ部材26に設けられた係合ピン37を挿通することにより、進退調整板32の回転角に応じて各ストッパ部材26が一斉に進退するように構成されている。一方、前記支持部材29の外周部に太陽ギヤ38を回転可能に設けるとともに、その太陽ギヤ38と前記固定ギヤ33の間に、進退調整板32に設置された支軸39に回転可能に支持された遊星ギヤ40を円周方向に等間隔に3個配設している。なお、太陽ギヤ38には、図6に示したように回転操作用のハンドル41が付設されている。
しかして、ストッパ部材26の突出量、すなわちストッパ部材26の先端部の位置を調整する場合には、ロックレバー35を緩めた上で、ハンドル41によって太陽ギヤ38を回転操作することにより調整可能である。太陽ギヤ38が回転操作されると、この太陽ギヤ38に歯合している3個の遊星ギヤ40が自転しつつ固定ギヤ33の内周に沿って公転する。その各遊星ギヤ40の公転によって、支軸39を介して進退調整板32が上下の回転板30,31に対して相対的に回転する。この進退調整板32の回転に応じて、円弧状案内孔36に挿通された係合ピン37を介して、各ストッパ部材26が下部回転板30に放射方向に形成された各案内溝に沿って半径方向に進退することになる。したがって、ハンドル41を介して太陽ギヤ38を回転操作すれば、各ストッパ部材26が一斉に進退し、ストッパ部材26の先端部の位置を同時に調整することが可能である。以上のように、本実施例では、太陽ギヤ38、遊星ギヤ40及び固定ギヤ33を介して、進退調整板32を上下の回転板30,31に対して相対的に回転し得るように構成したので、大きな操作力を必要とすることなく、簡便かつスムーズに各ストッパ部材の位置調整を行うことができる。
次に、本実施例における物品の切出し動作に関して説明する。図9は物品の切出し動作制御に関するタイムチャートを例示したものである。この図9中の折線Aは、前記第1回転体25に設置した4個のうちの一つのストッパ部材26に着目して回転角制御の時間的経過を代表的に示したものである。また、折線Bは、前記第2回転体27に設置した4個のうちの一つのストッパ部材28に着目して回転角制御の時間的過程を代表的に示したものである。図示のように、それらの折線A,Bは同じ制御パターンから構成され、第1回転体25及び第2回転体27に対して、位相が1/8周期すなわち45度ずれた状態において、同じ制御パターンを繰返し実行することになる。図中のαは、切出し動作領域における第1回転体25側のストッパ部材26と、次にくる第2回転体27側のストッパ部材28との間の角度を示したものである。また、βは切出し動作領域における等速区間を示したものであり、この角度βは例えば前記角度αの1.5倍程度に設定する。図示のように、切出し動作領域では、ストッパ部材26とストッパ部材28との位相のずれの間に、ストッパ部材26が前記角度α分前進するように、第1回転体25の角度速度が設定される。なお、等速区間である角度βは、前記角度αより大きく設定されることから、後続のストッパ部材28が切出し動作領域に差掛かった時点で、早めに第2回転体27に対して同様の回転角制御を実行する余裕ができるので、ストッパ部材28による後続の物品に対する係止動作をよりスムーズに行うことが可能である。以上の動作制御により、切出し動作領域において、第1回転体25側のストッパ部材26と第2回転体27側のストッパ部材28とを交互に連続供給される物品に対して的確かつスムーズに係止させることができ、各物品を所定間隔に順次切出す、所期の切出し動作が可能となる。
図10〜図12は上述の切出し動作制御を適用した場合の切出し領域における動作状態を示した動作説明図である。それぞれ、図10では断面形状が円形からなる容器42、図11では断面形状が円形からなり直径が容器42より大きい容器43、図12では断面形状が角形からなる容器44に対するロータリストッパとして適用した場合を示したものである。これらの適用例においては、前記角度α及び角度βがそれぞれ定っていることから、対象物品としての容器42〜44の大きさや形状に応じて、第1回転体25の各ストッパ部材26及び第2回転体27の各ストッパ部材28の突出量を前述の進退調整機構を構成する進退調整板32を回転して調整することにより、それらの回転半径をそれぞれRa〜Rcに設定し、切出し領域において第1回転体25側のストッパ部材26と隣接する第2回転体27側のストッパ部材28との間に当該容器42〜44が丁度収るように設定する。この場合、それらの回転半径Ra〜Rcに応じて、ロータリストッパ22自体をレール23に沿って進退調整し、ストッパ部材26,28の先端部の位置を当該容器42〜44のスムーズな切出し動作に適合する位置に位置決めする。因みに、図9に示した原点位置に関しては、図10〜図12に適用する際に、切出し動作がスムーズに実行できるように切出し領域内の適当な位置に設定する。
以上のように、本実施例によれば、前記進退調整板32の回転調整によりストッパ部材26,28の突出量を調整することによって、それらの先端部の位置を調整したり、ロータリストッパ22自体をレール23に沿って進退調整することにより、ストッパ部材26,28相互間の動作間隔を、大きさや形状の異なる容器42〜44に容易に適応させることができる。したがって、切出し動作領域に押せ押せの状態で連続供給される、それらの大きさや形状の異なる容器42〜44に対して、別の間隔のロータリストッパを用意することなく、前記第1回転体25側のストッパ部材26と第2回転体27側のストッパ部材28との間の動作間隔を調整して交互に係止させることにより、簡便に各容器を所定間隔に切出すことが可能である。なお、以上の適用例では、角度αを一定とした場合について説明したが、図9の動作制御パターンにおいて、前記角度αの大きさを物品の大きさや形状に応じて適当な大きさに選定するようにすれば、上述のストッパ部材26、28の先端部の位置調整との組合わせにより、適応能力を更に大幅に拡大することができる。
本発明の第1実施例を示した縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の実施例の切出し機構としての要部を概略的に示した要部拡大図である。 同実施例の切出し動作を示した動作説明図である。 本発明の第2実施例を示した要部拡大図である。 ロータリストッパの部分を拡大して示した部分拡大図である。 同ロータリストッパの部分を示した平面図である。 ストッパ部材の進退調整機構に関する説明図である。 物品の切出し動作制御を示したタイムチャートである。 同切出し動作制御の適用例を示した動作説明図である。 同切出し動作制御の他の適用例を示した動作説明図である。 同切出し動作制御の他の適用例を示した動作説明図である。
符号の説明
1…コンベヤ、2…無端状走行帯、3…容器、4,5…ガイド部材、6…ロータリストッパ、7…機枠、8,9…サーボモータ、10,11…減速機、12,13…駆動ギヤ、14,15…受動ギヤ、16…第1回転軸、17…第2回転軸、18…第1回転体、19…ストッパ部材、20…第2回転体、21…ストッパ部材、22…ロータリストッパ、23…レール、24…昇降機構、25…第1回転体、26…ストッパ部材、27…第2回転体、28…ストッパ部材、29…支持部材、30…下部回転板、31…上部回転板、32…進退調整板、33…固定ギヤ、34…円弧状長孔、35…ロックレバー、36…円弧状案内孔、37…係合ピン、38…太陽ギヤ、39…支軸、40…遊星ギヤ、41…ハンドル、42〜44…容器

Claims (4)

  1. 容器等の物品が搬送されるコンベヤ上に突出可能なストッパ部材を備え、該ストッパ部材をコンベヤ上の物品に係合させて物品の搬送間隔を調整するロータリストッパにおいて、それぞれ周囲にストッパ部材を備えた第1回転体と第2回転体を設け、それらの第1回転体を回転させる第1駆動手段と、第2回転体を回転させる第2駆動手段を設けるとともに、前記第1駆動手段と第2駆動手段の動作を個別的に制御可能な制御手段を備え、該制御手段により、前記コンベヤにて順次搬送される物品に対して前記第1回転体のストッパ部材と前記第2回転体のストッパ部材を交互に係合させるとともに、それらの係合状態を解除するタイミングを制御することによって、物品相互間の搬送間隔を調整するように構成したことを特徴とするロータリストッパ。
  2. 前記第1回転体のストッパ部材と前記第2回転体のストッパ部材を進退調整可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のロータリストッパ。
  3. 前記第1回転軸と第2回転軸を同軸的に構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリストッパ。
  4. 前記第1回転軸と第2回転軸をコンベヤを挟んで両側に配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリストッパ。

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