JP2006159624A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、記録部材上にトナー像を記録する電子写真方式の定着プロセスにおいて、所定の幅の横方向ライン画像が搬送方向下流側に飛び散るいわゆる“尾引き”と言った画像不良を画像処理により対策するとともに、この場合の弊害である文字のシャープネスの低下(ライン幅の細り)の発生がないようにする事を目的とする。
【解決手段】 紙上の所定の幅の横ラインパターンの未定着画像を形成するトナーの量を幅中心よりも搬送方向した流側のトナー量を上流側のトナー量よりも少なくする。すなわち画像情報のうち搬送方向上流側の間引き量を、下流側の間引き量よりも少なくする。またエッジ部の画素は間引かないようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 紙上の所定の幅の横ラインパターンの未定着画像を形成するトナーの量を幅中心よりも搬送方向した流側のトナー量を上流側のトナー量よりも少なくする。すなわち画像情報のうち搬送方向上流側の間引き量を、下流側の間引き量よりも少なくする。またエッジ部の画素は間引かないようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば電子写真方式、静電記録方式等の作像プロセスを採用した画像形成装置、詳しくは上位装置から送られてくる印字データに基づく画像を所定の記録媒体上に印字出力する画像形成方法及び装置に関するものである。
図9は、従来の画像形成装置である電子写真技術をプリンタに応用したレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断側面図である。このレーザービームプリンタの動作を以下に説明する。
図示しないホストコンピュータより送られた画像信号よりスキャナー1201からレーザー光により感光ドラム1202上に静電潜像を形成する。一方、収納カセット1203中の転写材は、給紙ローラ1204によって1枚ずつ取り出され、レジストローラ1205,1206によって書き込みタイミングを調整される。そして、転写ローラ1207によって感光ドラム1202上のトナー像が転写材に転写される。その後、搬送ベルト1208、定着ローラ1209a、加圧ローラ1209bを経て永久固定像となり、排紙ローラ1210,1211よりトレイ1212上に積載される。
また、従来レーザービームプリンタにおいて、トナーの消費量を節約する省エネモードを備えたものが登場してきている。この種のプリンタは、特許文献1に記載されているように、画像情報中の1画素のドット幅を細くしてトナーの消費量を抑制したり、特許文献2に記載されているように、画像領域中を所定の割合で間引いてトナーの消費量を抑制している。また、通常のプリンタにおいては、主走査方向の直線を画像出力した場合、図8に示すように、転写材1301上にトナーにより記録された線1302の副走査方向の後端のトナーが飛び散って、画像を乱すという問題が発生していた。
この問題は、通常のオフィス環境下で発生し、特に湿度が高いほど発生しやすいことが分かっている。これは、転写材1301中の水分が定着過程における急激な温度上昇及び上下ローラ(定着ローラ1209a及び加圧ローラ1209b)による圧迫により爆発的に蒸発し、トナー同士の場合、水蒸気が力の弱い後端から抜け出す。この際に同時にトナーも飛び散る。
また、この現象は、副走査方向の直線幅が約100μm〜5000μmの時に発生しやすいことが経験的に知れている。
上述したような問題点を解決する技術として、特許文献3に記載されているような画像処理を行っていくことで、上述画像問題を防止している。
特公昭61−60480号公報
特公平9−30042号公報
特開2000−175029号公報
しかしながら、上述した間引き手段において、間引くことにより所定のライン濃度の低下及びライン巾の細り等の問題点が発生してしまっていた。そこで、本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ライン濃度の低下及びライン巾の細り等の問題点が発生しないような間引き処理において、主走査方向の直線画像が、副走査方向の後端が飛び散って画像を乱す現象(以下、尾引き現象と記述する)を発生させないようにすることである。
更に、画像領域でのトナー載り量を抑制することで、転写部における転写ニップでのトナーのドラム面へのパッキングを防止出来るため、その結果起こる転写抜け(以後中抜けと称す)を防止することや、紙上でのトナーと紙との静電相互作用を強め、定着部における定着オフセットを防止することである。
さらには、上記画像問題を解消しかつ、トナー消費量を抑制し、高効率な画像形成を行うことである。
上記課題を解決するため、本発明に係る発明は以下の構成を特徴とする。すなわち、
(1)像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成方法において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像を間引くとともに、間引き方としては該所定面積内の搬送方向下流側における間引き量の方が、上流側の間引き量よりも多い事を特徴とする画像形成方法。
(1)像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成方法において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像を間引くとともに、間引き方としては該所定面積内の搬送方向下流側における間引き量の方が、上流側の間引き量よりも多い事を特徴とする画像形成方法。
(2)入力画像が搬送方向に直角な2値の線画である場合に、間引き処理を実行する前記(1)に記載の画像形成方法。
(3)像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成方法において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像の濃度変更処理を行うとともに、該濃度変更処理としては該所定面積内の搬送方向下流側の濃度変更処理の方が、上流側の濃度変更処理よりも濃度を低下させる処理である事を特徴とする画像形成方法。
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像の濃度変更処理を行うとともに、該濃度変更処理としては該所定面積内の搬送方向下流側の濃度変更処理の方が、上流側の濃度変更処理よりも濃度を低下させる処理である事を特徴とする画像形成方法。
(4)像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成装置において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像を間引くとともに、間引き方としては該所定面積内の搬送方向下流側における間引き量の方が、上流側の間引き量よりも多い事を特徴とする画像形成装置。
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像を間引くとともに、間引き方としては該所定面積内の搬送方向下流側における間引き量の方が、上流側の間引き量よりも多い事を特徴とする画像形成装置。
(5)入力画像が搬送方向に直角な2値の線画である場合に、間引き処理を実行する前記(4)に記載の画像形成装置。
(6)像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成装置において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像の濃度変更処理を行うとともに、該濃度変更処理としては該所定面積内の搬送方向下流側の濃度変更処理の方が、上流側の濃度変更処理よりも濃度を低下させる処理である事を特徴とする画像形成装置。
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像の濃度変更処理を行うとともに、該濃度変更処理としては該所定面積内の搬送方向下流側の濃度変更処理の方が、上流側の濃度変更処理よりも濃度を低下させる処理である事を特徴とする画像形成装置。
次に上記の発明の作用について説明する。
すなわち上記本明細書の第一の発明に係る画像形成方法は、所定の画像パターンの搬送方向下流側を上流側に比して多く間引く事で、該所定のパターンを形成するトナーの高さを搬送方向に平行な断面で見た場合に上流側のトナーの高さに対して、下流側のトナーの高さを低く設定する事が出来るため、いわゆるトナーが下流側に飛び散る尾引きが発生した場合にでももっともトナーが遠くに飛び散る高い位置にあるトナーが印字パターンの上流にあるため、飛び散った先にもになお印字パターンを有するようになるため、飛び散ったトナーを目立たなくする事が出来る。ゆえに間引く画素数にたいして最大限の効果を発揮できるため、シャープネスを損ないにくくすることが出来る。またさらにエッジ部の間引きを行わないために画像のシャープネス差をそこなうことをなお無くする事が出来る。
さらに上記本明細書の第二の発明に係る画像形成方法は、間引き処理を尾引きが最も発生しやすい搬送方向の2値の直線に対してのみ行う事で、文字画像のシャープネスを損なう事を完全になくす事が可能となる。さらにCPUなどの画像処理を行う時の負荷を減らすことが出来る。
さらに上記本明細書の第三の発明に係る画像形成方法は、間引く画像処理の代わりに濃度を低くするため、尾引きを防止するとともに、画像パターンの中抜け防止やシャープネス向上をさらに安定して行うことができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施例にのみ限定されるものではない。
(概略)
まず、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置であるレーザービームプリンタの構成を示すブロック図であり、同図において、10はレーザービームプリンタ(以下、プリンタと記述する)、20は画像情報発生源であるホストコンピュータである。プリンタ10は、入出力I/F(インターフェース)30、CPU(中央演算処理装置)40、操作パネル41、メインメモリ42、ビットマップメモリ50、画像処理部60、プリンタエンジン70を有している。入出力I/F30は、ホストコンピュータ20からの画像情報を受信すると共に、プリンタ10からのステータス情報をホストコンピュータ20に送信するものである。CPU(中央演算処理装置)40は、本プリンタ10全体の制御を司るものである。操作パネル41は、各種操作を行うための操作ボタン及び各種の情報を表示する表示部を有し、本プリンタ10を操作するためのパネルである。メインメモリ42は、CPU40の動作処理手順や文字パターン等を記憶しているメモリである。ビットマップメモリ50は、印字する1ページ分のドットイメージを展開可能なメモリである。画像処理部60は、画像処理を施すもので、本発明の特徴的な構成であって、その詳細は後述する。プリンタエンジン70は、画像を転写材に印字するものである。
まず、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づき説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置であるレーザービームプリンタの構成を示すブロック図であり、同図において、10はレーザービームプリンタ(以下、プリンタと記述する)、20は画像情報発生源であるホストコンピュータである。プリンタ10は、入出力I/F(インターフェース)30、CPU(中央演算処理装置)40、操作パネル41、メインメモリ42、ビットマップメモリ50、画像処理部60、プリンタエンジン70を有している。入出力I/F30は、ホストコンピュータ20からの画像情報を受信すると共に、プリンタ10からのステータス情報をホストコンピュータ20に送信するものである。CPU(中央演算処理装置)40は、本プリンタ10全体の制御を司るものである。操作パネル41は、各種操作を行うための操作ボタン及び各種の情報を表示する表示部を有し、本プリンタ10を操作するためのパネルである。メインメモリ42は、CPU40の動作処理手順や文字パターン等を記憶しているメモリである。ビットマップメモリ50は、印字する1ページ分のドットイメージを展開可能なメモリである。画像処理部60は、画像処理を施すもので、本発明の特徴的な構成であって、その詳細は後述する。プリンタエンジン70は、画像を転写材に印字するものである。
(画像処理領域の選定方法)
図2及び図3は、画像処理部60の画像処理方法を示す図であり、図2において、1aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部、凹部が非印字部を表す。1は主走査方向の1ドットライン長を表しており、1b1〜1b5は実際に印字されるパターンを示す。また、wは本発明の画像処理を行う主走査方向の1ドットラインの基準長を示す。
図2及び図3は、画像処理部60の画像処理方法を示す図であり、図2において、1aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部、凹部が非印字部を表す。1は主走査方向の1ドットライン長を表しており、1b1〜1b5は実際に印字されるパターンを示す。また、wは本発明の画像処理を行う主走査方向の1ドットラインの基準長を示す。
図3において、2a1〜2a4は図2の1aと同様に主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、2bは実際に印字されるパターン、wは本発明の画像処理を行う主走査方向の1ドットラインの基準長、sは間引き処理を行うエリアを示す。
図4は、画像処理部60の働き並びに図2及び図3の動作手順を示すフローチャートである。図4及び図1〜図3を用いて、一連の動作を説明する。
図1のホストコンピュータ20から送られた画像情報をプリンタ10内のビットマップメモリ50にて1ドット単位の画像データに変換し、その変換した画像を画像処理部60へ送る。画像処理部60では、送られた画像情報を図4のフローチャートに従って論理計算を行う。即ち、図4において、まず、ステップS400で1ドットライン長を設定し、次のステップS401で主走査方向の1ドット分の画像データ長aが、主走査方向の1ドットラインの基準長wよりも長いか否かを判別する。そして、画像データ長aが基準長wよりも長い場合は、次のステップS402で前記ステップS401における判別操作を副走査方向にn回繰り返したか否かを判別する。そして、前記ステップS401における判別操作を副走査方向にn回繰り返さない場合は前記ステップS401へ戻り、また、前記ステップS401における判別操作を副走査方向にn回繰り返した場合は次のステップS403へ進む。つまり、図2において、1b2と1b5との画像データは次の判別過程に進むが、1b1,1b3,1b4は画像処理を行うことなく、画像合成部へ送られる。判別基準をn回クリアしたもの、つまり図3の画像エリアsの画像データ(走査方向長W)だけがステップS403で、画像データが途切れるまで、更にカウントされ、その後(最終カウントN回)間引き処理部へ送られる。この間引き処理部で画像変換が行われた後、ステップS404へ進む。
一方、前記ステップS401において画像データ長aが基準長wよりも短い場合は、前記ステップS402及びステップS403をスキップしてステップS404へ進む。ステップS404では、ステップS403において画像変換された画像と、画像変換されなかった画像とが画像合成部へ送られて、両画像がこの画像合成部で合成されて1枚の画像となる。そして、次のステップS405で前記ステップS404において合成された画像が画像出力部へ送られ、この画像出力部で画像が転写材にプリントされて出力された後、本処理動作を終了する。なお、600dpiの解像度を持つレーザービームプリンタで本実施の形態に係る手法を適用した場合、基準長wは4ドット及び判別基準nは4回(4ドット)がもっとも良好な結果が得られている。
また、副走査方向最終カウントN<走査方向長Wの場合は走査方向と平行な線とし、副走査方向最終カウント>走査方向長Wの場合は走査方向と垂直な線として判断し、それぞれ間引く手法を変化させる。
(画像処理)
次に、画像処理方法を図5〜図7に基づき説明する。図5は、第1の実施の形態において抽出した画像情報を示す図であり、同図において、5aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部を、凹部が非印字部をそれぞれ表し、電子写真方式のプリンタにおける露光装置の発光パターン(ビデオ信号)に相当する。また、5bは5aの情報を印字化した画像パターンを示す。図6は、5aの画像情報を間引きした後の画像情報を示す図であり、図5aと同様に図6aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無をあらわしており、その凸部が印字部を、凹部が非印字部をそれぞれあらわす。また6bは6aの情報を印字化した画像パターンを表す。図5aの画像情報は通常5bのように4ドットの幅を持った直線になる。本実施例では、図6に示すようにラインのエッジ部をそのままにし、内側を間引く処理を行う。すなわちラインを構成する4つのラインに対して内側の2本を間引く、間引き率としては2列目が20%の間引き、3列目が60%の間引き率にした。
次に、画像処理方法を図5〜図7に基づき説明する。図5は、第1の実施の形態において抽出した画像情報を示す図であり、同図において、5aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部を、凹部が非印字部をそれぞれ表し、電子写真方式のプリンタにおける露光装置の発光パターン(ビデオ信号)に相当する。また、5bは5aの情報を印字化した画像パターンを示す。図6は、5aの画像情報を間引きした後の画像情報を示す図であり、図5aと同様に図6aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無をあらわしており、その凸部が印字部を、凹部が非印字部をそれぞれあらわす。また6bは6aの情報を印字化した画像パターンを表す。図5aの画像情報は通常5bのように4ドットの幅を持った直線になる。本実施例では、図6に示すようにラインのエッジ部をそのままにし、内側を間引く処理を行う。すなわちラインを構成する4つのラインに対して内側の2本を間引く、間引き率としては2列目が20%の間引き、3列目が60%の間引き率にした。
また1&4列目は間引くと画像のエッジ部がぼやけてしまうため間引かない。また2&3列目でも搬送方向直角方向両端部1ドット分は全く間引かない。図6cは電子写真技術を用いて出力した場合(未定着画像)の2列目(図6b中の線分c−c’)、および3列目(図6b中の線分d−d’)のトナーの高さを示した図である。間引き部ではレーザーの発光時間が短くなる分、ドラム上に潜像が彫りきらない事で、ドラム上潜像3列目のほうが2列目よりも低くなっている。また発光しない部分(図6b中の凹部)でも周辺からのトナーの飛び散りにより、トナーが載ってしまっていること、また定着ニップでトナーがつぶされるので、レーザービームプリンタの出力画画像としては、4ドットの横線中の間引いた箇所は目立たない。
実際に本実施の形態を600dpiのプリンタで確認した所、以下のようにその効果が認められた。なお比較例として、以下の2つも載せておく。
(比較例1)
画像上下流で均一の間引き処理を行う場合(従来型の間引き方法)、すなわち2&3列目をともに40%の割合で間引いた場合。
画像上下流で均一の間引き処理を行う場合(従来型の間引き方法)、すなわち2&3列目をともに40%の割合で間引いた場合。
(比較例2)
間引き処理をなにも行わない場合。
間引き処理をなにも行わない場合。
ちなみに表中の◎は最も良い結果を表し、ついで○、△が順に良く、×はもっとも悪いけっかを表す。
このように本実施例により比較例1と同様にライン幅の細り中ぬけを良化させつつ、さらに選択的に画像の間引きを行うことで、搬送方向後方部のトナーの高さを相対的に前方に対して低くし、トナーが後方へ飛び散る“尾引き”現象のレベルをさらに良化できることがわかる。
本実施例2の構成は基本的には実施例1とほとんど同じである、ただ異なるのはドットを完全に間引くのではなく、レーザー光量を段階的に変化させ、濃度の違うドット(多値のドット)によりラインを構成することである。実際に4ドットの横線を描いたときのレーザー光量を図7に示す。すなわち1列目および4列目は実施例1の場合と同じように、画像のシャープネスをそこなわないために光量の調整は行わず、2列目と3列目に対して、レーザー光量の調整を行う、本実施例では図7aの様に光量調整なしの全点灯を100%出力とした場合、2列目を80%、3列目を40%出力にする(ただし左右両端に対しては行わない)。このようにする事で図7bに示すように、2列目はグレーのラインに、3列目は2列目よりもさらに薄いグレーのラインになる、その結果、図7cのようにトナーの山の高さが主走査方向に一定にすることができるため(実施例1では2値によりレーザーを駆動するため、同一ライン上でトナーの高さに起伏が生じている。そのためトナーの高さがばらつきにより高くなってしまうときがあり、その場所で尾引きが発生してしまう場合があった)実施例1の場合よりも尾引きに対する抑止効果をさらに高める事が可能になる。
10 画像形成装置(レーザービームプリンタ)
20 ホストコンピュータ
30 入出力I/F(インターフェース)
40 CPU(中央演算装置)
41 操作パネル
42 メインメモリ
50 ビットマップメモリ
60 画像処理部
70 プリンタエンジン
20 ホストコンピュータ
30 入出力I/F(インターフェース)
40 CPU(中央演算装置)
41 操作パネル
42 メインメモリ
50 ビットマップメモリ
60 画像処理部
70 プリンタエンジン
Claims (6)
- 像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成方法において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像を間引くとともに、間引き方としては該所定面積内の搬送方向下流側における間引き量の方が、上流側の間引き量よりも多い事を特徴とする画像形成方法。 - 入力画像が搬送方向に直角な2値の線画である場合に、間引き処理を実行する請求項1に記載の画像形成方法。
- 像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成方法において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像の濃度変更処理を行うとともに、該濃度変更処理としては該所定面積内の搬送方向下流側の濃度変更処理の方が、上流側の濃度変更処理よりも濃度を低下させる処理である事を特徴とする画像形成方法。 - 像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成装置において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像を間引くとともに、間引き方としては該所定面積内の搬送方向下流側における間引き量の方が、上流側の間引き量よりも多い事を特徴とする画像形成装置。 - 入力画像が搬送方向に直角な2値の線画である場合に、間引き処理を実行する請求項4に記載の画像形成装置。
- 像を担持する像担持体とその担持体を帯電し、帯電された像担持体を入力画像情報に基づき露光してその画像の静電潜像の形成を行い、現像剤を現像剤担持体上に担持してその現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体上の静電潜像を現像して入力画像の可視像を形成し、該可視像を転写部にて転写部に搬送された転写材に転写ののち、該転写材を定着装置へ搬送し、該定着装置は該可視像を熱及び圧力にて転写材上に定着させる画像形成装置において、
入力画像が所定の面積を有する画像にたいして、該入力画像エッジ部を除く領域で画像の濃度変更処理を行うとともに、該濃度変更処理としては該所定面積内の搬送方向下流側の濃度変更処理の方が、上流側の濃度変更処理よりも濃度を低下させる処理である事を特徴とする画像形成装置。
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2004
- 2004-12-07 JP JP2004354209A patent/JP2006159624A/ja not_active Withdrawn
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