JP2004314308A - 画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】ライン濃度の低下及びライン巾の細り等の問題点が発生しないような間引き処理において、主走査方向の直線画像が副走査方向の後端が飛び散って画像を乱す現象(尾引き現象)を発生させないようにすること。
【構成】入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、前記画像パターンの画像領域を2方向(A方向、B方向)成分のデータ長に換算し、(A方向のデータ長)>(B方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内においてB方向に連続した領域で画像処理を行い、(A方向のデータ長)<(B方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内においてA方向に連続した領域で画像処理を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真技術を使用した画像形成方法、詳しくは上位装置から送られてくる印字データに基づく画像を所定の記録媒体上に印字出力する画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の画像形成装置である電子写真技術をプリンタに応用したレーザービームプリンタの概略構成を示す縦断側面図である。このレーザービームプリンタの動作を以下に説明する。
【0003】
図示しないホストコンピュータより送られた画像信号よりスキャナー1201からレーザー光により感光ドラム1202上に静電潜像を形成する。一方、収納カセット1203中の転写材は、給紙ローラ1204によって1枚ずつ取り出され、レジストローラ1205,1206によって書き込みタイミングを調整される。そして、転写ローラ1207によって感光ドラム1202上のトナー像が転写材に転写される。その後、搬送ベルト1208、定着ローラ1209a、加圧ローラ1209bを経て永久固定像となり、排紙ローラ1210,1211よりトレイ1212上に積載される。
【0004】
又、従来レーザービームプリンタにおいて、トナーの消費量を節約する省エネモードを備えたものが登場してきている。この種のプリンタは、特公昭61−60480号公報に記載されているように、画像情報中の1画素のドット幅を細くしてトナーの消費量を抑制したり、特公平9−30042号公報に記載されているように、画像領域中を所定の割合で間引いてトナーの消費量を抑制している。
【0005】
又、通常のプリンタにおいては、主走査方向の直線を画像出力した場合、図10に示すように、転写材1301上にトナーにより記録された線1302の副走査方向の後端のトナーが飛び散って画像を乱すという問題が発生していた。
【0006】
この問題は、通常のオフィス環境下で発生し、特に湿度が高いほど発生し易いことが分かっている。これは、転写材1301中の水分が定着過程における急激な温度上昇及び上下ローラ(定着ローラ1209a及び加圧ローラ1209b)による圧迫により爆発的に蒸発し、トナー同士の場合、水蒸気が力の弱い後端から抜け出す。この際に同時にトナーも飛び散る。
【0007】
又、この現象は、副走査方向の直線幅が約100μm〜5000μmの時に発生し易いことが経験的に知れている。
【0008】
上述したような問題点を解決する技術として、特開2000−175029に記載されているような画像処理を行っていくことで、上述画像問題を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した間引き手段において、間引くことにより所定のライン濃度の低下及びライン巾の細り等の問題点が発生してしまっていた。
【0010】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、ライン濃度の低下及びライン巾の細り等の問題点が発生しないような間引き処理において、主走査方向の直線画像が副走査方向の後端が飛び散って画像を乱す現象(以下、尾引き現象と記述する)を発生させないようにすることである。
【0011】
更に、画像領域でのトナー載り量を抑制することで、転写部における転写ニップでのトナーのドラム面へのパッキングを防止できるため、その結果起こる転写抜け(以後、中抜けと称す)を防止することや紙上でのトナーと紙との静電相互作用を強め、定着部における定着オフセットを防止することである。
【0012】
更には、上記画像問題を解消し、且つ、トナー消費量を抑制し、高効率な画像形成を行うことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、前記画像パターンの画像領域を2方向(A方向、B方向)成分のデータ長に換算し、(A方向のデータ長)>(B方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内においてB方向に連続した領域で画像処理を行い、(A方向のデータ長)<(B方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内においてA方向に連続した領域で画像処理を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、前記画像パターンの画像領域を転写材の搬送に対して直角をなす方向の連続した画像データ長と、転写材の搬送に対して平行な方向(副走査方向)の画像データ長とに換算し、画像領域が(転写材の搬送方向に対して直角をなす方向のデータ長)>(転写材の搬送方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内において転写材の搬送方向に連続した領域で画像処理を行い、(転写材の搬送に対して直角をなす方向のデータ長)<(転写材の搬送に対して平行な方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内において転写材の搬送に対して直角をなす方向に連続した領域で画像処理を行うことを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、その画像パターンを選択して抽出する抽出手段と、画像領域部分を所定の割合で間引く間引き手段と、前記画像パターンの面積によって画像データの前記画像処理を可変する可変手段とを有することを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記抽出手段は、転写材の搬送に対して直角をなす方向(主走査方向)の連続した画像データ長と転写材の搬送に対して平行な方向(副走査方向)の画像データ長とにより換算し、所定の画像領域の可否を判断することを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項2〜4の何れかに記載の発明において、前記抽出手段により、所定の画像領域の可否が判断された画像領域の画像データにおいて、画像処理を行うか若しくは画像処理を施さずに画像出力を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記画像処理は、間引きであることを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記画像処理は、画像濃度変更処理であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0021】
<実施の形態1>
(概略)
先ず、本発明の実施の形態1を図1〜図4に基づいて説明する。
【0022】
図1は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置であるレーザービームプリンタの構成を示すブロック図であり、同図において、10はレーザービームプリンタ(以下、プリンタと記述する)、20は画像情報発生源であるホストコンピュータである。
【0023】
プリンタ10は、入出力I/F(インターフェース)30、CPU(中央演算処理装置)40、操作パネル41、メインメモリ42、ビットマップメモリ50、画像処理部60、プリンタエンジン70を有している。入出力I/F30は、ホストコンピュータ20からの画像情報を受信すると共に、プリンタ10からのステータス情報をホストコンピュータ20に送信するものである。
【0024】
CPU(中央演算処理装置)40は、本プリンタ10全体の制御を司るものである。操作パネル41は、各種操作を行うための操作ボタン及び各種の情報を表示する表示部を有し、本プリンタ10を操作するためのパネルである。メインメモリ42は、CPU40の動作処理手順や文字パターン等を記憶しているメモリである。
【0025】
ビットマップメモリ50は、印字する1ページ分のドットイメージを展開可能なメモリである。画像処理部60は、画像処理を施すもので、本発明の特徴的な構成であって、その詳細は後述する。プリンタエンジン70は、画像を転写材に印字するものである。
(画像処理領域の選定方法)
図2及び図3は画像処理部60の画像処理方法を示す図であり、図2において、1aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部、凹部が非印字部を表す。1は主走査方向の1ドットライン長を表しており、1b1〜1b5は実際に印字されるパターンを示す。又、wは本発明の画像処理を行う主走査方向の1ドットラインの基準長を示す。
【0026】
図3において、2a1〜2a4は図2の1aと同様に主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、2bは実際に印字されるパターン、wは本発明の画像処理を行う主走査方向の1ドットラインの基準長、sは間引き処理を行うエリアを示す。
【0027】
図4は画像処理部60の働き並びに図2及び図3の動作手順を示すフローチャートである。図4及び図1〜図3を用いて、一連の動作を説明する。
【0028】
図1のホストコンピュータ20から送られた画像情報をプリンタ10内のビットマップメモリ50にて1ドット単位の画像データに変換し、その変換した画像を画像処理部60へ送る。画像処理部60では、送られた画像情報を図4のフローチャートに従って論理計算を行う。
【0029】
即ち、図4において、先ず、ステップS400で1ドットライン長を設定し、次のステップS401で主走査方向の1ドット分の画像データ長aが、主走査方向の1ドットラインの基準長wよりも長いか否かを判別する。そして、画像データ長aが基準長wよりも長い場合は、次のステップS402で前記ステップS401における判別操作を副走査方向にn回繰り返したか否かを判別する。そして、前記ステップS401における判別操作を副走査方向にn回繰り返さない場合は前記ステップS401へ戻り、又、前記ステップS401における判別操作を副走査方向にn回繰り返した場合は次のステップS403へ進む。
【0030】
つまり、図2において、1b2と1b5との画像データは次の判別過程に進むが、1b1,1b3,1b4は画像処理を行うことなく、画像合成部へ送られる。判別基準をn回クリアしたもの、つまり図3の画像エリアsの画像データ(走査方向長W)だけがステップS403で、画像データが途切れるまで、更にカウントされ、その後(最終カウントN回)間引き処理部へ送られる。この間引き処理部で画像変換が行われた後、ステップS404へ進む。
【0031】
一方、前記ステップS401において画像データ長aが基準長wよりも短い場合は、前記ステップS402及びステップS403をスキップしてステップS404へ進む。ステップS404では、ステップS403において画像変換された画像と、画像変換されなかった画像とが画像合成部へ送られて、両画像がこの画像合成部で合成されて1枚の画像となる。そして、次のステップS405で前記ステップS404において合成された画像が画像出力部へ送られ、この画像出力部で画像が転写材にプリントされて出力された後、本処理動作を終了する。
【0032】
尚、600dpiの解像度を持つレーザービームプリンタで本実施の形態に係る手法を適用した場合、基準長wは4ドット及び判別基準nは4回(4ドット)がもっとも良好な結果が得られている。
【0033】
又、副走査方向最終カウントN<走査方向長Wの場合は走査方向と平行な線とし、副走査方向最終カウント>走査方向長Wの場合は走査方向と垂直な線として判断し、それぞれ間引く手法を変化させる。
(画像処理)
次に、画像処理方法を図5〜図7に基づき説明する。
【0034】
図5は実施の形態1において抽出した画像情報を示す図であり、同図において、5aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部を、凹部が非印字部をそれぞれ表す。又、5bは5aの情報を印字化した画像パターンを示す。
【0035】
図6は5aの画像情報を間引きした後の画像情報を示す図であり、図5と同様に、6aは主走査方向の1ドットライン上の画像情報の有無を表しており、その凸部が印字部を、凹部が非印字部をそれぞれ表す。又、6bは6aの情報を印字化した画像パターンを示す。5aの画像情報は、通常の画像処理を行った場合は、5bのように4ドットの幅を持った直線となる。本実施の形態では、5aのラインを構成する両端をそのままとし、ラインを構成する内側のラインを間引く、更にその間引き方として、6bのようにライン中の間引き領域をラインに対し垂直になるように間引く。
【0036】
図8は6bの間引いた箇所を拡大した図であり、同図において、81は画像データをそのまま復元したパターンであり、82は電子写真を用いて印字した場合の図である。6bと5bとを比較すると、6bでは画像内部の欠損が目立ち、画像品位の低下が見受けられるが、実際にレーザービームプリンタ等の電子写真技術を用いて画像出力した場合、82のように間引いた箇所が周囲のトナーの飛び散りによって埋められ、ほぼ5bと同様の画像となる。83は82のP−P’間の高さ方向の断面図である。図のように、間引き処理を行った画像は、処理を行っていないものに比べてトナー高さが低くなる。
【0037】
本実施の形態においては、600dpiのプリンタで確認したところ、1ドット×2ドットの領域の間引きを隣り合わずに形成することにより、ライン幅の濃度低下及びライン幅の細り等が生じず、且つ、尾引き、中抜け及び定着部でのトナーオフセットを良化させることができるという結果が得られている。1ドット×2ドットの領域で間引けない奇数ドットの幅を持った直線の場合は、1ドット×2ドットの領域の間引き以外に、1ドット×1ドットの領域の間引きを組み合わせる。本実施の形態では、図7に示すように、5ドットラインの場合の図を記載した。
【0038】
又、副走査方向最終カウントN<走査方向長Wの場合の走査方向と平行な線の場合は、走査方向に垂直方向に間引き、副走査方向最終カウント>走査方向長Wの場合の走査方向と垂直な線の場合は、走査方向と平行方向に間引くことで、あらゆる画像において、ライン幅の濃度低下及びライン幅の細り等が生じず、且つ、尾引き、中抜け及び定着部でのトナーオフセットを効率良く良化させることができる。
【0039】
本実施の形態では、単に画像処理を行うか否かの選択モードしか設けていないが、トナー消費量節約モードや尾引き現象対策モード等、複数のモードを設けて、その用途に合った処理を行うことも本実施の形態の発展例として考えられる。
(比較例)
本実施の構成と従来の間引き方法を比較する。
【0040】
走査方向に平行なラインと垂直なラインは同様な傾向にあるので下記の比較例では、横線の場合に絞り比較検討を行った。
【0041】
比較問題は、ライン幅の細り、尾引き、中抜け、オフセット、トナー消費量である。
【0042】
発生ありが○で発生無が×である。消費量は少ない順から順位付けをした。
(比較例1)
10ドットラインの横線の上下端1ドットラインは間引きなし。内側は横線に対し、横に連続2ドット抜き。それぞれの間引き領域は格子状に配置。
(比較例2)
10ドットラインの横線の上下端1ドットラインは間引きなし。内側は横線に対し、単独で1ドット抜き。それぞれ間引き領域は格子上位に配置。
(実施の形態1)
10ドットラインの横線の上下端1ドットラインは間引きなし。内側は横線に対し、縦に連続2ドット抜き。それぞれの間引き領域は格子状に配置。
【表1】
Figure 2004314308
比較により、最も本実施例が優れていることが分かる。
【0043】
<実施の形態2>
図9に実施の形態2の画像処理後ラインの拡大図を示す。
【0044】
実施の形態2の構成は、実施の形態1と同一構成であるが、異なるのは、ドット間引きではなく、レーザー光量を段階的若しくは連続的に変化させ、濃度違いドットによりラインを構成する点にある。
【0045】
図9において、91は画像データをそのまま復元したパターンであり、92は電子写真を用いて印字した場合の図である。実際にレーザービームプリンタ等の電子写真技術を用いて画像出力した場合、92のように濃度を低下させた領域が周囲のトナーの飛び散りによって埋められる。93は92のP−P’間の高さ方向の断面図である。図のように、実施の形態1のドット間引き処理を行った画像に比べ、実施の形態2ではトナー高さが一様になる。つまり、実施の形態1に比べ更に、ライン濃度の安定化が可能となる。
【0046】
本実施の形態によれば、トナーの高さを一定に出来るため、ライン幅の細り等が生じず、尾引き、中抜け及び定着部でのトナーオフセットを効率良く良化させるとともに、ラインの濃度を安定化させることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、ライン濃度の低下及びライン巾の細り等の問題点が発生しないような間引き処理において、主走査方向の直線画像が副走査方向の後端が飛び散って画像を乱す現象(尾引き現象)を発生させないようにすることでき、更に、画像領域でのトナー載り量を抑制することで、転写部における転写ニップでのトナーのドラム面へのパッキングを防止できるため、その結果起こる転写抜け(中抜け)を防止することや、紙上でのトナーと紙との静電相互作用を強め、定着部における定着オフセットを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における1ドットラインの基準長を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における画像処理エリアを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における画像処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における画像処理前の画像情報を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における画像処理後の画像情報を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における画像処理後の画像情報を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置における間引きエリアのトナー飛びちり散りを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置における間引きエリアのトナー飛び散りを示す図である。
【図10】レーザービームプリンタの概略構成を示す図である。
【図11】尾引き現象を示す図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置(レーザービームプリンタ)
20 ホストコンピュータ
30 入出力I/F(インターフェース)
40 CPU(中央演算装置)
41 操作パネル
42 メインメモリ
50 ビットマップメモリ
60 画像処理部
70 プリンタエンジン

Claims (7)

  1. 入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、前記画像パターンの画像領域を2方向(A方向、B方向)成分のデータ長に換算し、(A方向のデータ長)>(B方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内においてB方向に連続した領域で画像処理を行い、(A方向のデータ長)<(B方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内においてA方向に連続した領域で画像処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  2. 入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、前記画像パターンの画像領域を転写材の搬送に対して直角をなす方向の連続した画像データ長と、転写材の搬送に対して平行な方向(副走査方向)の画像データ長とに換算し、画像領域が(転写材の搬送方向に対して直角をなす方向のデータ長)>(転写材の搬送方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内において転写材の搬送方向に連続した領域で画像処理を行い、(転写材の搬送に対して直角をなす方向のデータ長)<(転写材の搬送に対して平行な方向のデータ長)の場合には、前記画像パターンの画像領域内において転写材の搬送に対して直角をなす方向に連続した領域で画像処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
  3. 入力画像情報が所定の濃度及び面積を有する画像パターンにおいて、その画像パターンを選択して抽出する抽出手段と、画像領域部分を所定の割合で間引く間引き手段と、前記画像パターンの面積によって画像データの前記画像処理を可変する可変手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成方法。
  4. 前記抽出手段は、転写材の搬送に対して直角をなす方向(主走査方向)の連続した画像データ長と転写材の搬送に対して平行な方向(副走査方向)の画像データ長とにより換算し、所定の画像領域の可否を判断することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成方法。
  5. 前記抽出手段により、所定の画像領域の可否が判断された画像領域の画像データにおいて、画像処理を行うか若しくは画像処理を施さずに画像出力を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の画像形成方法。
  6. 前記画像処理は、間引きであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成方法。
  7. 前記画像処理は、画像濃度変更処理であることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の画像形成方法。
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