JP2006159563A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の記録素子を所定の方向に配列した記録ヘッドにより画像記録を行うに際して、濃度むらや不吐によるスジの発生を阻止する。
【解決手段】画像形成時の濃度を均一化するための補正データを得るときには、記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、不吐出を検知するときには、記録素子の並び方向と直交する方向の寸法と等しい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明はファクシミリ,複写機,プリンタ等の機能を有するインクジェット画像形成装置、およびそれらの機能を備える複合機,ワークステーション等の出力機器として用いられる画像形成装置に関し、特に複数の記録素子を配列してなる記録ヘッドを用いて画像形成を行う画像形成装置に関するものである。特に、本発明はインクジェット記録装置の記録ヘッドの印字特性を自動調整する機構を備えた装置に関し、カラー画像をインク滴の重ねによって高階調に形成する装置に特に有効なものである。
今日広く一般的に用いられるインクなどの液体を吐出する方式としては、インクジェット記録方式が知られている。このインクジェット記録方式には、インク滴を吐出するために用いられる吐出エネルギ発生素子として電気熱変換素子(ヒータ)を利用する方法と圧電素子(ピエゾ)を利用する方法があり、いずれの場合も電気的な信号によってインク滴の吐出を制御することが可能である。
例えば、電気熱変換素子を用いるインク滴吐出方法の原理は、電気熱変換素子に電気信号を与えることにより、電気熱変換素子近傍のインクを瞬時にして沸騰させ、そのときのインクの相変化により生じる急激な気泡の成長によってインク滴を高速に吐出させるものである。一方、圧電素子を用いるインク滴の吐出方法の原理は、圧電素子に電気信号を与えることにより、圧電素子が変化しこの変位時の圧力によってインク滴を吐出させるものである。
ところが、記録ヘッドのインクを吐出するノズルにゴミなどが付着してしまい正常な吐出を妨げたり、小さなノズルをインクの不純物で塞いでインクの供給ができなくなったり、インク滴を吐出するための動力源になる電気熱変換素子(ヒータ)や圧電素子(ピエゾ)に不具合が生じてインクを吐出しなくなることがある。このような、インクの吐出不能なノズルを不吐ノズルと言い、不吐ノズルがあるとそのノズルからインクが吐出しないので形成された画像に白筋が発生し画質を著しく劣化してしまう。そこで、特許文献1に記載されているように、不吐ノズルを検出して不吐ノズルに対応する他の記録ヘッドのノズルで補完し、不吐ノズルで記録されるはずの画像データを、補完するノズルにより記録させるプリンタドライバが提案されている。
また、印刷速度アップや印刷画質の向上のためには、インク吐出口および液路を複数集積したマルチノズルヘッドを用いるのが一般的である。マルチノズルヘッドは、製造プロセスによる特性ばらつきやヘッド構成材料の特性ばらつき等に起因して、ノズルの記録素子を均一に製造するのは困難であり、各記録素子の特性にある程度のばらつきが生じる。すなわち、上記マルチノズルヘッドにおいては、吐出口や液路等の形状等にばらつきが生じる。そのような記録素子間の特性の不均一は、各記録素子によって記録されるドットの大きさや濃度の不均一となって現れ、結局記録画像に濃度むらを生じさせることになる。この問題に対しては、各記録素子に与える信号を補正し、インク吐出量の調整を行って均一な画像を得るようにすること(以下ヘッドシェーディングという)が有効である。
そこで、特許文献2等に開示されているように、プリンタの画像記録形成部の後に記録媒体の担持情報を読取れるリーダ装置を設けて、記録媒体の給送,テストパターンの記録および読取が一連の動作で完了し、ヘッドシェーディングの補正が自動的に行えるようにした自動ヘッドシェーディングを提案されている。さらに、特許文献3に開示されているように、テストパターンを印刷し、記録素子の配列方向の寸法の方が、前記複数の記録素
子の配列方向と直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な読取手段でテストパターンの濃度を読取り記録素子による画像形成時の濃度を均一化するための補正データを、前記複数の記録素子それぞれに対応して作成する補正データ作成するものが提案されている。
特開2000−015845号公報 特許第02915069号公報 特許第02915082号公報
しかしながら、前記従来例の特許文献3に記載されている読取り手段でヘッドシェーディングのための濃度データを得るには都合がよいが、不吐ノズルを検出して不吐ノズルを補完するための入力手段とした場合には、隣のノズルまでも読み込んでしまい正しい値が得られないことがあった。
図20は、従来例で不吐検知の為のパターンを印刷したところの説明図である。図中、5は、紙など、インクが着弾する媒体のメディアである。6は、インクが着弾してできたインクドロップレットで丸くにじんでいる。インクを吐出するノズル3が複数並んだヘッド2で主走査方向にメディア5とヘッド2を相対的に移動して、不吐検出パターンを印刷する。入力手段を走査してインクの有りなしを検知することにより、吐出か不吐を検知する。7は、入力手段の読取範囲を示す図である。主走査方向に長いので隣のノズルの情報も読んでしまい正しく検知できない。
(発明の目的)
本発明の目的は、ヘッドシェーディングのための濃度検出や不吐補完のための不吐検出にそれぞれ精度の高い入力範囲の持つ入力手段を得ることにより、上記問題点を解決すると共に、小さくて精度の高いリーダ装置を内蔵しすることにより、補整される画像の画質も向上した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1のインクジェット記録装置は、記録媒体上に画像形成を行うために複数の記録素子を配列した記録ヘッドと、前記記録ヘッドを所定の方向に沿って相対的に走査する走査手段と、前記走査手段による前記記録ヘッドの走査中に前記記録ヘッドを駆動してテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応させて読取り、読取りの結果に基づいて、前記複数の記録素子による画像形成時の濃度を均一化するための補正データを、前記複数の記録素子それぞれに対応して作成する補正データ作成手段であって、前記読取り手段は、前記記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、前記複数の記録素子の並び方向と直交する方向の寸法と等しい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段とを有することを特徴とする。
請求項2のインクジェット記録装置は、前記読取り手段は、前記画像形成時の濃度を均一化するための補正データを得るときには、前記読取り手段は前記記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、不吐出を検知するときには、前記複数の記録素子の並び方向と直交する方向の寸法と等しい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段とを有することを特徴とする。
請求項3のインクジェット記録装置は、前記読取り手段は、前記画像形成時の濃度を均
一化するための補正データを得るときには、前記読取り手段は前記記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、不吐出を検知するときには、前記複数の記録素子の直交する方向の寸法の方が、並び方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段とを有することを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、むら検出時には細長い読取り範囲にすることで読取り精度をあげ、不吐検出時には、読取り範囲を狭くして隣のノズルの影響を受けることなく精度よく検出できる。
本発明によれば、不吐検出では小さい検出範囲で、むら検出にはノズルの主走査方向に細長い検出範囲と、それぞれ精度の高い検出範囲にて切り替えることができるので、精度が高くて、且つシンプルな構成により小さくてコストの安い検出装置により高品位の画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施例について、図を参照しながら詳細に説明するが、本発明はこのような実施例に限らず、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるべき他の技術にも応用することができる。
図2は、本発明に係るインクジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図である。
インクジェット記録装置において、記録ヘッドを固定するキャリッジ200は無端ベルト201に固定され且つガイドシャフト202にそって移動可能になっている。無端ベルト201は、プーリ203および204に巻回されている。プーリ203には、キャリッジ駆動モータ204の駆動軸が連結されている。したがって、キャリッジ200は、モータ204の回転駆動によってガイドシャフト202にそって往復方向(A方向)に主走査される。キャリッジ200上には、複数のインク吐出ノズルが並設された記録ヘッド1とインクを収納する容器としてのインクタンク205が搭載されている。
記録ヘッド1には、記録媒体としての用紙Pと対向する面に、用紙Pの搬送方向に並設された複数個のインク吐出口が形成されている。記録ヘッド1には、この複数個の吐出口のそれぞれに連通してインク路が設けられ、それぞれのインク路に対応して、インク吐出のための熱エネルギーを発生する電気熱変換体が設けられている。電気熱変換体は、駆動データに応じて電気パルスを印可されることによって熱を発生し、これによりインクに膜沸騰を生じさせ、その気泡の生成に伴って上記吐出口からインクを吐出させる。各インク路には、これらに共通に連通する共通液室が設けられており、この共通液室は、インクタンク205に接続されている。
また、この装置には、キャリッジの移動位置を検出するなどのためにリニアエンコーダ206が設けられている。すなわち、キャリッジ200の移動方向に沿ってリニアスケール207があり、このリニアスケール207には1インチ間に600個などの等間隔でスリットが形成されている。一方、キャリッジ200には、例えば、発光部及び受光センサーを有するスリットの検出系208および信号処理回路が設けられている。従って、エンコーダ206からは、キャリッジ200が移動されるに従って、インクの吐出タイミングを示す信号及びキャリッジの位置情報が出力される。スリット検出毎にインクを吐出すれば、主走査方向に600dpiの解像度の印刷を実行することが可能となる。
記録媒体としての記録紙Pは、キャリッジ200のスキャン方向と直交する矢印B方向に間欠的に搬送される。記録紙Pは上流側の一対のローラユニット209、210と、下流側一対のローラユニット211、212とにより支持され、一定の張力を印可されてヘッド1に対する平面性を確保した状態で搬送される。各ローラユニットに対する駆動力は、この場合図示しない用紙搬送モータ(PFモータ)によって付与される。
このような構成によって、キャリッジ200の移動に伴いヘッド吐出口の配列幅に対応した幅のプリントと用紙Pの送りを交互に繰り返しながら、用紙P全体にプリントがなされる。
キャリッジ200は、記録開始時または記録中に必要に応じてホームポジションで停止する。このホームポジションには、各ヘッドの吐出面側をキャッピングするキャップ部材213が設けられ、このキャップ部材213には、吐出口から強制的にインクを吸収して吐出口の目詰まりを防止するための吸引回復手段(不図示)が接続されている。
107は、読取手段で、LEDなどの発光素子とシリコンフォトダイオード(SPD)やフォトトランジスターなどの光センサーとの対で構成されており、チェックパターンを印刷した画像をLEDで照射しその反射光を検知することにより不吐や濃度むらの情報を得る。読取手段は、キャリッジ200に固定されており、キャリッジと共に主走査方向に駆動し、また前記チェックパターンを印刷したメディアを副操作方向に走査させることにより任意の位置の情報を得ることができる。
図3は、インクジュット記録装置の制御系の構成を示すものである。
CPU100は、中央演算装置で、ホスト装置から印刷情報を受け取ると、記録装置各部の制御やデータ処理などを実行する。ROM101には、CPU100の各処理手順に関する処理プログラムが記憶され、RAM102はその処理手順実行の際のワークエリアなどとして用いられる。
すなわち、CPU100は、ROM101に記憶されている制御プログラムにより、ホスト装置から受信した印字情報をRAM102などの周辺ユニットを用いて処理し、印字データに変換するなどの処理を実行する。またCPU100は、上記した電気熱変換体の駆動データすなわち印字データ及び駆動制御信号をヘッドドライバ103に出力する。ヘッドドライバ103は、入力された駆動データに基づき、記録ヘッド1の電気熱変換体を駆動して、インクを吐出して、印刷する。
またCPU100は、キャリッジ200を往復運動させるためのキャリッジ駆動モータ204及び記録用紙Pを搬送するための用紙搬送(PF)モータ104を、モータドライバ105、106を介してそれぞれ制御する。ヘッドドライバ103は、上記エンコーダ206から吐出タイミング信号及びキャリッジの位置情報が入力される。
(第1実施例)
読取手段107の詳細を図1と図4〜図9を用いて説明する。図1は、本発明の特徴を最も良く表す図で読取手段に用いられているセンサーの受光部分の正面図で、図4は読取手段を縦方向に切段した断面図で、図5は、図4の中の光学関係部品を記載したものである。図6〜図9は、読取手段の回路構成図で、図6は、センサーの切り替え回路図で、図7は、センサー切り替え回路でもちいられているアナログスイッチの回路図で、図8は、アナログスッチの詳細回路図で、図9は、アナログ信号の処理回路である。
図4に戻って、読取手段の構成を説明する。図中、110と111と112は、センサーで、112のリードフレーム上に111のセンサチップが乗っており、周りを110の透明なパッケージにて封印している。114はLEDで、113のフレキシブル基板に実装されている。フレキシブル基板は、ポリイミド樹脂上に回路を銅箔パターンで印刷したもので、柔な形状と、曲げることができる。115は、レンズで、116はLEDの光が直接レンズに入らない様にするための遮光版である。これらの部品は、107の読取手段の本体に内蔵されている。
図5は、図4のうちで光学部品のみ記載した図である。図中、LED114で発光した光が、5のメディアを照らす。メディア5は、不吐やむらが目立ちやすい様に印刷されたパターンで詳細は、後述する。メディア5より反射した光は、レンズ115で集光され、センサチップ111上に結像する。
図1は、センサチップの受光範囲を示しており、図中312と313が受光エリアで分割されたSPD(シリコンフォトダイオード)で構成されており、この範囲に照射された光がセンサー電流に変換される。本実施例では、SPDを用いたが、光を電流に変換する素子であればよいので、PSD(半導体位置検出器)を用いてもよい。
図6は、センサー部分とセンサー電流の切り替え回路を示す図で、センサー111内の受光部を312と313のSPDで示す。SPDは、両端の電圧を0または逆バイアスにした時に光の照度に比例して電流が流れる。図6の回路は、センサー切り替え回路で、2つのセンサーであるSPD312と313を切り替えられる様に構成してある。
図中、322、323、332、333はアナログスィッチで、詳細を、図7と図8を用いて説明する。図7のアナログスィッチの詳細図が図8である。図7のアナログスィッチは、信号SWが“H”のときに、ONして信号Aと、信号BがONつまりショートし、信号SWが“L”のときに、OFFして信号Aと、信号BがOFFつまりOPENになり絶縁される。
詳細を、図8を用いて説明する。図中、342と343はインバーターで入力信号の反転した信号が出力される。340は、PchMOSFET(Pチャンネル型)で、S(ソース)基準でG(ゲート)電圧をVgsとしFETがONする電圧をVthとすると、Vgsが−Vthより小さいとき、S(ソース)とD(ドレイン)間の抵抗が1Ω以下に小さくなってONし、Vgsが−Vthより大きいときには、S(ソース)とD(ドレイン)間の抵抗がGΩ(ギガオーム)以上に大きくなってOFFする。341は、NchMOSFET(Nチャンネル型)で、VgsがVthより大きいとき、S(ソース)とD(ドレイン)間の抵抗が1Ω以下に小さくなってONし、VgsがVthより小さいと、S(ソース)とD(ドレイン)間の抵抗がGΩ(ギガオーム)以上に大きくなってOFFする。
信号SWと同相の信号が、NchMOSFET341のGに入力され、信号SWの反転信号がPchMOSFET340のGに入力されている。信号BとNchMOSFET341のDとPchMOSFET340のSが接続されている。信号AとNchMOSFET341のSとPchMOSFET340のDが接続されている。
信号SWが“H”のとき、NchMOSFET341のGは、“H”、PchMOSFET340のGは、“L”になるので、NchMOSFET341と、PchMOSFET340はともにON状態になり、信号Aと信号Bが同通する。
信号SWが“L”のとき、NchMOSFET341のGは、“L”、PchMOSF
ET340のGは、“H”になるので、NchMOSFET341と、PchMOSFET340はともにOFF状態になり、信号Aと信号Bの抵抗が大きくなる。このように、信号SWによって、信号Aと信号BをON/OFF制御が可能である。本実施例では、アナログスィッチにMOSFETを用いた構成にしたが、Tr(トランジスタ)または、SIT(静電誘導トランジスタ)を用いても良い。
6に戻って、SPD312のK(カソード)と313のK(カソード)は、Vref(基準電圧)に接続し、A(アノード)側の電圧がVrefに等しくなるようにバイアスすると、SPDに照射された光に比例した電流が流れる。
信号Q1、信号/Q1、信号Q2、信号/Q2は、アナログスィッチの制御信号で、CPU100より制御され信号Q1と信号/Q2が“H”で信号/Q1と信号Q2が“L”のとき、SPD312のA(アノード)が信号S1に接続される。信号Q1と信号/Q2が“H”で信号/Q1と信号Q2が“L”のとき、SPD312のAが信号S1に接続される。この様にして、CPU100は、信号Q1、/Q1、Q2、/Q2を制御することにより、SPD312と313のセンサー電流を切り換ることができる。信号S1は、回路図9のアナログ処理回路に接続される。
図9は、アナログ処理回路図で、図中344と347はオペアンプで、345と348と349は抵抗で346はコンデンサである。
オペアンプ344と抵抗345とコンデンサ346で、電流、電圧変換回路を構成している。オペアンプ344の出力と−入力の間に抵抗345が接続されている。信号S1より、センサー電流が流れてくると、オペアンプの入力インピーダンスが高いのでセンサー電流は全て抵抗345を流れて電圧降下が発生し、オペアンプ344の出力側に流れる。このとき、オペアンプ344の−と+入力はイマジナリショートにより0vになるのでVrefとオペアンプ344の出力電圧の差は、センサー電流に比例することにより、電流電圧変換回路を構成している。コンデンサ346は、数PF(ピコファラッド)で、リンギング防止と高周波ノイズのカット用に接続してある。オペアンプ347と抵抗348と349で反転増幅回路を構成しており、前記の電流電圧変換回路の信号を増幅する。その信号を350のADコンバーターによりデジタル信号に変換して、CPUに送る。
次に図10〜12を用いて、不吐検出について説明する。図10の(a)の2は記録ヘッドでインクを吐出するノズル3が沢山並べて設置してある。実際の製品には数百から1万近くのノズルを持つものがあるが、図10では、説明を簡単にする為に16ノズルにしてある。図10の(b)は、不吐検知パターンの説明図で、記録ヘッド2を主走査方向にスキャンしながら印刷する。この時の桝目は画素で●印の所の画素を吐出させる。図のようなパターンでは、主走査方向は同じノズルでしか印刷しないので、もし不良の不吐出のノズルがあるとそこが目立つ。また、隣のノズルのインクドロップレットがくっつかないように隣のノズルでは打たないパターンにしている。
図11は、図10の(b)の不吐検知パターンを印刷したところの図である。図中、5は、紙など、インクが着弾する媒体のメディアである。6は、インクが着弾してできたインクドロップレットで丸くにじんでいる。
図12は、前記、読取手段107の読取範囲を示す図である。7が読取範囲である。
不吐検知は、まず図10(b)のパターンを印刷し、不吐検知の読取範囲で測光する。不吐検知時には、図6の回路において、/Q、Q2を“H”にし、Q1、/Q2を“L”にすることによりセンサー313を選択する。
センサー313は、時1の用に小さいセンサーなので本実施例の図5の光学系によると、読取範囲は、センサーの受光部分の相似形になるので小さくなる。読取手段107は、キャリッジ200に接続されているので、キャリッジ200を主走査することにより、任意の主走査方向に読取範囲を移動できまた、図10(b)の不吐検知パターンを印刷したメディアを復走査方向に移動させることにより、読取範囲も任意に移動できる。不吐検知パターンのノズルに対応するインクドロップレットの有り無しを測光すると、不吐のノズルは、インクを吐出できないのでインクドロップレットが形成できない。よって、そこを測光しても信号が減らないが、正常ノズルでインクが吐出されインクドロップレットが形成されたところを測光すると信号が下がってしまう。このように、各ノズルに対応するパターンを測光することによりそのレベルの差によって不吐を検知する。不吐ノズルを検出して不吐ノズルに対応する他の記録ヘッドのノズルで補完し、不吐ノズルで記録されるはずの画像データを、補完するノズルにより記録させさせれば、不吐による白筋が解消され高品位の画質になる。
次に、図13と図14をもちいて、ヘッドシェーディングの動作に対説明する。ヘッドシェーディングの為の濃度むら検知パターンはベタで印刷したところを記載したのが図13である。主走査しながら全ベタ印刷を行う。
図14(a)は、前記、読取手段107の読取範囲を示す図で、9が読取範囲である。濃度むら検知パターンは、同一ドットで印刷されているが、濃度的にはでこぼこになってしまうためできるだけ主走査方向に長く測光して平均化することにより測光精度を高めることができる。復走査方向より主走査方向に伸びた読取範囲で測光することにより、定精度がよくなる。
さらに、各ノズルの吐出量の差を測定するのに隣のノズルを測定しないように復走査方向は狭くする。むら検知パターンを読取ったノズルに対応する濃度断面のグラフが図14(b)である。縦軸が濃度で横軸はノズルの位置に対応する。ノズルのあるところではインクが吐出されるので濃度が高い。たとえば、図13のように、ノズル10の吐出量が多くて、ノズル11の吐出量が少ないとすると、図14(a)の12のように、ノズル10で印刷されたところのドット径が大きくなり濃度が周りより濃くなり、ノズル11で印刷されたところのドット径が小さくなり濃度が周りより薄くなったとする。
センサーを切り替えるために、図6の回路において、/Q1、Q2を“L”にし、Q1、/Q2を“H”にすることによりセンサー312を選択する。センサー312は、ヘッドシェーディングの濃度むらの読み込み時には主走査方向に長い読取範囲にする。読取手段107は、キャリッジ200に固定されており、メディアを搬送することにより、任意の復走査方向に読取範囲を移動し測光することによりノズル毎の濃度断面を得ることができる。こうして得た記録素子による画像形成時の濃度を均一化するための補正データを元に濃度の高いノズルはインクの吐出量が多いので元画像を薄くしてインクの吐出発数を減らし、インクの吐出量の少ないノズルは、元画像を濃くしてインクの吐出発数を増やすことにより濃度のない高品位の画像を形成することができる。
(第2実施例)
図15〜17は本発明に係る第2実施例を説明する図で、図15は、第2の実施例におけるセンサチップの受光範囲を示しており図16は、そのセンサーの切り替え回路図で、図18は不吐検知時における読取範囲である。第2の実施例は、光学系、メカ系、制御方法も基本的には第1の実施例と同じであるが、センサーの受光部分が違うのでその部分を詳細に説明する。
図15は、センサチップの受光範囲を示しており、図中312と313と314と31
5と316が受光エリアで5分割されたSPDで構成されており、この範囲に照射された光がセンサー電流に変換される。
図16は、センサー部分とセンサー電流の切り替え回路を示す図で、センサー111内の受光部を312と313と314と315と316のSPDで示す。図16の回路は、センサー切り替え回路で、5個のセンサーであるSPD312と313と314と315と316を切り替えられる様に構成してある。
図中、322、323、324、332、333、は、アナログスィッチである。SPD312と313と314と315と316の5個のSPDのK(カソード)は接続して、Vref(基準電圧)に接続してある。A(アノード)側の電圧がVrefに等しいか低い時には、SPDに照射された光に比例した電流が流れる。アナログスィッチ324の制御信号は、“H”に接続されているので常にONとなる。信号Q1、信号/Q1、信号Q2、信号/Q2、は、アナログスィッチの制御信号で、CPU100より制御され、濃度むら検出時には、信号Q1と信号/Q2が“H”で信号/Q1と信号Q2が“L”にして、SPD312とSPD313とSPD314のAが信号S1に接続される。また、不吐検出時には、信号Q2と信号/Q1が“H”で信号/Q2と信号Q1が“L”になり、SPD314とSPD315とSPD316のAが信号S1に接続される。この様にして、CPU100は、信号Q1、/Q1、Q2、/Q2を制御することにより、SPDを切り換ることができる。第2の実施例では、むら検知時には、だ1の実施例と同じだが、不吐検知時の測定範囲が、むら検知と逆に復走査方向に少し長くなるようにしている。このことによって、ノズルからインクが真っ直ぐに飛ばないで少しぐらい復走査方向によれて着弾しても検出することができる。
(第3実施例)
図18は本発明に係る第2実施例を説明する図で、第3の実施例におけるセンサチップの受光範囲を示しており、図中313のSPDを横長にすることにより、第1の実施例と同じ回路と同じ動作で制御する。第2の実施例と同じように、不吐検知時の測定範囲が、むら検知と逆に復走査方向に少し長くなるようにしている。このことによって、ノズルからインクが真っ直ぐに飛ばないで少しぐらい復走査方向によれて着弾しても検出することができる。
(第4実施例)
図19は本発明に係る第4実施例を説明する図で、第4の実施例におけるセンサチップの受光範囲を示しており、312は受光エリアで、横5列、縦5行のエリアセンサーを用いている。不吐検知時には、中心のセンサーのみ使用し、ヘッドシェーディングのための濃度むらの検知には、中心の1列を使えば第1の実施例と同様な効果が得られる。また、不吐検知時には、中心とその横となりのセンサーを使用し、ヘッドシェーディングのための濃度むらの検知には、中心の1列を使えば第2の実施例と同様な効果が得られる。
本実施例4では、横5列、縦5行のエリアセンサーを用いたが、センサー数が、横3列、縦3行より大きければ同様なことができる。
本発明に係る第1実施例におけるむら不吐検知のセンサーの平面図 本発明における画像形成装置の一例の要部を示す概略斜視図 本発明における画像形成装置の一例の制御系構成図 本発明における読取手段の断面図 本発明における読取手段の光学系の図面 本発明に係る第1と第3の実施例における読取手段の切り替え回路図 アナログスィッチの回路図 アナログスィッチの詳細回路図 本発明におけるアナログ信号処理回路図 本発明における不吐検知のための印刷パターン 本発明における不吐検知のための印刷した図 本発明における第1実施例における不吐検知でメディア上での読取範囲を示す図 本発明におけるむら検知のための印刷した図 本発明におけるむら検知でメディア上での読取範囲を示す図と濃度断面図 本発明に係る第2実施例におけるむら不吐検知のセンサーの平面図 本発明に係る第2の実施例におけるむら不吐検知のセンサーの切り替え回路図 本発明に係る第2と第3の実施例における不吐検知でメディア上での読取範囲を示す図 本発明に係る第3実施例におけるむら不吐検知のセンサーの平面図 本発明に係る第4実施例におけるむら不吐検知のセンサーの平面図 従来例における不吐検知でメディア上での読取範囲を示す図
符号の説明
2 インクジェット記録ヘッド
3 ノズル
111、センサー
312、313、314、315、315 SPD
322、323、332、333、334 アナログスィッチ

Claims (3)

  1. 記録媒体上に画像形成を行うために複数の記録素子を配列した記録ヘッドと、前記記録ヘッドを所定の方向に沿って相対的に走査する走査手段と、前記走査手段による前記記録ヘッドの走査中に前記記録ヘッドを駆動してテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応させて読取り、読取りの結果に基づいて、前記複数の記録素子による画像形成時の濃度を均一化するための補正データを、前記複数の記録素子それぞれに対応して作成する補正データ作成手段であって、前記読取り手段は、前記記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、前記複数の記録素子の並び方向と直交する方向の寸法と等しい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記読取り手段は、前記画像形成時の濃度を均一化するための補正データを得るときには、前記読取り手段は前記記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、不吐出を検知するときには、前記複数の記録素子の並び方向と直交する方向の寸法と等しい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記読取り手段は、前記画像形成時の濃度を均一化するための補正データを得るときには、前記読取り手段は前記記録素子の並び方向の寸法の方が、直交する方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第1の読取手段と、不吐出を検知するときには、前記複数の記録素子の直交する方向の寸法の方が、並び方向の寸法よりも小さい範囲の濃度を読取り可能な第2の読取手段とを、切り替える手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071568A (ja) * 2009-10-08 2012-04-12 Fujifilm Corp インクジェット記録装置及び方法並びに異常ノズル検知方法
JP2014014979A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Brother Ind Ltd 吐出調整パターン形成方法、インクジェットヘッドの吐出調整方法、及び、インクジェットプリンタ
JP2014014978A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Brother Ind Ltd 吐出調整パターン形成方法、インクジェットヘッドの吐出調整方法、及び、インクジェットプリンタ

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