JP2006218769A - インクジェット記録装置の補正のための読取り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット記録装置の読取装置の精度アップと読取り速度の向上。
【解決手段】インクジェット記録装置において、第1のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記第1のテストパターンを読込む読取り手段と、前記読取り手段で読取りの結果に基づいて記録不能となった記録素子を検出する手段により検出された記録不能の記録素子に対応する他の記録ヘッドにおける記録素子を補間し記録させる補間手段と、第2のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応させて読取り、読取りの結果に基づいて、複数の記録素子による画像形成時の濃度を均一化し、前記複数の記録素子それぞれに対応して補正する手段から成り、前記読取り手段は、前記第1のテストパターンを読取るときには、停止して読込み、前記第2のテストパターンを読込むときには、走査しながら読込む。
【選択図】図2
【解決手段】インクジェット記録装置において、第1のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記第1のテストパターンを読込む読取り手段と、前記読取り手段で読取りの結果に基づいて記録不能となった記録素子を検出する手段により検出された記録不能の記録素子に対応する他の記録ヘッドにおける記録素子を補間し記録させる補間手段と、第2のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応させて読取り、読取りの結果に基づいて、複数の記録素子による画像形成時の濃度を均一化し、前記複数の記録素子それぞれに対応して補正する手段から成り、前記読取り手段は、前記第1のテストパターンを読取るときには、停止して読込み、前記第2のテストパターンを読込むときには、走査しながら読込む。
【選択図】図2
Description
本発明は、ファクシミリ、複写機、プリンタ等の機能を有するインクジェット記録装置及びそれらの機能を備える複合機、ワークステーション等の出力機器として用いられるインクジェット記録装置で、特に複数の記録素子を配列して成る記録ヘッドを用いて画像形成を行うインクジェット記録装置に関し、特に、その記録ヘッドの印字特性を自動調整する、ヘッドシェーディングや不吐補完を備えた装置に有効なものである。
今日広く一般的に用いられるインク等の液体を吐出する方式としては、インクジェット記録方式が知られている。このインクジェット記録方式には、インク滴を吐出するために用いられる吐出エネルギ発生素子として電気熱変換素子(ヒータ)を利用する方法と圧電素子(ピエゾ)を利用する方法があり、何れの場合も電気的な信号によってインク滴の吐出を制御することが可能である。
例えば、電気熱変換素子を用いるインク滴吐出方法の原理は、電気熱変換素子に電気信号を与えることにより、電気熱変換素子近傍のインクを瞬時にして沸騰させ、そのときのインクの相変化により生じる急激な気泡の成長によってインク滴を高速に吐出させるものである。一方、圧電素子を用いるインク滴の吐出方法の原理は、圧電素子に電気信号を与えることにより、圧電素子が変化しこの変位時の圧力によってインク滴を吐出させるものである。
ところが、記録ヘッドのインクを吐出するノズルにゴミ等が付着してしまい、正常な吐出を妨げたり、小さなノズルをインクの不純物で塞いでインクの供給ができなくなったり、インク滴を吐出するための動力源になる電気熱変換素子(ヒータ)や圧電素子(ピエゾ)に不具合が生じてインクを吐出しなくなることがある。このような、インクの吐出不能なノズルを不吐ノズルと言い、不吐ノズルがあるとそのノズルからインクが吐出しないので形成された画像に白筋が発生し画質を著しく劣化してしまう。
そこで、不吐ノズルを検出して不吐ノズルに対応する他の記録ヘッドのノズルで補完し、不吐ノズルで記録される筈の画像データを、補完するノズルにより記録させる(以下、不吐補完と言う)プリンタドライバが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又、印刷速度アップや印刷画質の向上のためには、インク吐出口及び液路を複数集積したマルチノズルヘッドを用いるのが一般的である。マルチノズルヘッドは、製造プロセスによる特性ばらつきやヘッド構成材料の特性ばらつき等に起因して、ノズルの記録素子を均一に製造するのは困難であり、各記録素子の特性に或る程度のばらつきが生じる。
即ち、上記マルチノズルヘッドにおいては、吐出口や液路等の形状等にばらつきが生じる。そのような記録素子間の特性の不均一は、各記録素子によって記録されるドットの大きさや濃度の不均一となって現れ、結局記録画像に濃度むらを生じさせることになる。この問題に対しては、各記録素子に与える信号を補正し、インク吐出量の調整を行って均一な画像を得るようにすること(以下、ヘッドシェーディングと言う)が有効である。
そこで、テストパターンを印刷、画像読込み装置により画像データとして読み込んだデータに基づいて、印刷むらを補正するデータを作成する印刷制御装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記従来例では、不吐補完、ヘッドシェーディングをするのに別々にテストパターンを印刷して読取って補正しなければならない。
本発明は、ヘッドシェーディングのための濃度読取りでは、読取り手段を走査しながらの読込むことによりノズルの濃度の情報を正確に読むことができ、不吐検知のパターンを読込むときは、停止して効率的に読込むことができるので、インクジェット記録装置の読取装置の精度アップと読取り速度の向上を目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1のインクジェット記録装置の補正のための読取り方法は、複数の記録素子が配列された複数の記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより記録を行い、記録ヘッドの前記走査方向と異なる方向に記録媒体を一定の移動量で相対的に副走査させて画像を形成するインクジェット記録装置であって、第1のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記第1のテストパターンを読込む読取り手段と、前記読取り手段で読取りの結果に基づいて記録不能となった記録素子を検出する手段により検出された記録不能の記録素子に対応する他の記録ヘッドにおける記録素子を補間し記録させる補間手段と、第2のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応させて読取り、読取りの結果に基づいて、前記複数の記録素子による画像形成時の濃度を均一化し、前記複数の記録素子それぞれに対応して補正する手段から成り、前記読取り手段は、前記第1のテストパターンを読取るときには、停止して読込み、前記第2のテストパターンを読込むときには、走査しながら読込むことを特徴とする。
又、本発明のインクジェット記録装置の補正のための読取り方法は、前記読取り手段は、前記第2のテストパターンを走査しながら読込み、反転するために停止する時に第1のテストパターンを読込むことを特徴とする。
又、本発明のインクジェット記録装置の補正のための読取り方法は、前記第1のテストパターンは、前記読取り手段の主走査の走査開始地点と、走査終了地点に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドシェーディングのための濃度読取りでは、主走査しながらの読み込みにより、主走査方向に広い範囲の情報を読むことができるので正確に読むことができ、不吐検知のパターンを読み込むときは、停止して読み込むので、効率的に読み込むことができるので、インクジェット記録装置の補正のための読取手段の読取り精度アップと読取り速度が向上する。
以下に本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係るインクジェットプリンタの一例の要部を示す概略斜視図である。インクジェット記録装置において、記録ヘッドを固定するキャリッジ200は無端ベルト201に固定され且つガイドシャフト202にそって移動可能になっている。無端ベルト201は、プーリ203,204に巻回されている。プーリ203には、キャリッジ駆動モータ204の駆動軸が連結されている。
従って、キャリッジ200は、モータ204の回転駆動によってガイドシャフト202にそって往復方向(A方向)に主走査される。キャリッジ200上には、複数のインク吐出ノズルが並設された記録ヘッド1とインクを収納する容器としてのインクタンク205が搭載されている。
記録ヘッド1には、記録媒体としての用紙Pと対向する面に、用紙Pの搬送方向に並設された複数個のインク吐出口が形成されている。記録ヘッド1には、この複数個の吐出口のそれぞれに連通してインク路が設けられ、それぞれのインク路に対応して、インク吐出のための熱エネルギーを発生する電気熱変換体が設けられている。電気熱変換体は、駆動データに応じて電気パルスを印加されることによって熱を発生し、これによりインクに膜沸騰を生じさせ、その気泡の生成に伴って上記吐出口からインクを吐出させる。各インク路には、これらに共通に連通する共通液室が設けられており、この共通液室は、インクタンク205に接続されている。
又、この装置には、キャリッジの移動位置を検出する等のためにリニアエンコーダ206が設けられている。即ち、キャリッジ200の移動方向に沿ってリニアスケール207があり、このリニアスケール207には1インチ間に600個等の等間隔でスリットが形成されている。
一方、キャリッジ200には、例えば、発光部及び受光センサーを有するスリットの検出系208及び信号処理回路が設けられている。従って、エンコーダ206からは、キャリッジ200が移動されるに従って、インクの吐出タイミングを示す信号及びキャリッジの位置情報が出力される。スリット検出毎にインクを吐出すれば、主走査方向に600dpiの解像度の印刷を実行することが可能となる。
又、記録媒体としての記録紙Pは、キャリッジ200のスキャン方向と直交する矢印B方向に間欠的に搬送される。記録紙Pは、上流側の一対のローラユニット209,210と、下流側一対のローラユニット211,212とにより支持され、一定の張力を印可されてヘッド1に対する平面性を確保した状態で搬送される。各ローラユニットに対する駆動力は、この場合図示しない用紙搬送モータ(PFモータ)によって付与される。
このような構成によって、キャリッジ200の移動に伴いヘッド吐出口の配列幅に対応した幅のプリントと用紙Pの送りを交互に繰り返しながら、用紙P全体にプリントがなされる。
キャリッジ200は、記録開始時又は記録中に必要に応じてホームポジションで停止する。このホームポジションには、各ヘッドの吐出面側をキャッピングするキャップ部材213が設けられ、このキャップ部材213には、吐出口から強制的にインクを吸収して吐出口の目詰まりを防止するための不図示の吸引回復手段が接続されている。
107は、読取手段で、ランプ、LED等の発光素子とシリコンフォトダイオード(SPD)やフォトトランジスター、電荷結合素子(CCD)、CMOSセンサー等の光センサーとの対で構成されており、チェックパターンを印刷した画像をLEDで照射し、その反射光を検知することにより不吐や濃度むらの情報を得る。読取手段は、キャリッジ200に固定されており、キャリッジと共に主走査方向に駆動し、又、前記チェックパターンを印刷したメディアを副操作方向に走査させることにより任意の位置の情報を得ることができる。
図2はインクジュット記録装置の制御系の構成を示すものである。
CPU100は、中央演算装置で、ホスト装置から印刷情報を受け取ると、記録装置各部の制御やデータ処理等を実行する。ROM101には、CPU100の各処理手順に関する処理プログラムが記憶され、RAM102はその処理手順実行の際のワークエリア等として用いられる。即ち、CPU100は、ROM101に記憶されている制御プログラムにより、ホスト装置から受信した印字情報をRAM102等の周辺ユニットを用いて処理し、印字データに変換する等の処理を実行する。
又、CPU100は、上記した電気熱変換体の駆動データ、即ち印字データ及び駆動制御信号をヘッドドライバ103に出力する。ヘッドドライバ103は、入力された駆動データに基づき、記録ヘッド1の電気熱変換体を駆動してインクを吐出することによって印刷する。
又、CPU100は、キャリッジ200を往復運動させるためのキャリッジ駆動モータ204及び記録用紙Pを搬送するための用紙搬送(PF)モータ104をモータドライバ105,106を介してそれぞれ制御する。ヘッドドライバ103は、上記エンコーダ206から吐出タイミング信号及びキャリッジの位置情報が入力される。読取手段107は、メディアの反射光を測定することにより反射濃度を読取ることができる。
読取手段107の詳細を図3〜図5を用いて説明する。尚、図3は読取手段を縦方向に切段した断面図、図4は読取手段に用いられているセンサーの受光部分の正面図、図5は図3の中の光学関係部品を記載したものである。
図3に基づいて読取手段の構成を説明する。
図中、110,111,112、センサーで、センサー112のリードフレーム上に111のセンサチップが載っており、周りを110の透明なパッケージにて封印している。114はLEDで、フレキシブル基板113に実装されている。フレキシブル基板113は、ポリイミド樹脂上に回路を銅箔パターンで印刷して形成したもので、自由な形状にでき曲げることができる基板である。115はレンズで、116はLEDの光が直接レンズに入らないようにするための遮光版である。これらの部品は、読取手段107の本体に内蔵されている。
図5は図3のうちで光学部品のみ記載した図である。
図中、LED114で発光した光がメディア5を照らす。メディア5は、不吐やむらが目立ち易いように印刷されたパターンで、詳細は後述する。メディア5より反射した光は、レンズ115で集光され、センサチップ111上に結像する。
図4はセンサチップの受光範囲を示しており、図中、312が受光エリアでSPD(シリコンフォトダイオード)で構成されており、この範囲に照射された光がセンサー電流に変換される。本実施の形態では、SPDを用いたが、光を電流に変換する素子であれば良いので、PSD(半導体位置検出器)やCCD(電荷結合素子)やCMOSセンサー等を用いても良い。このセンサー電流は、不図示の電子回路にて増幅され、アナログデジタル変換(AD変換)されてCPUに送られる。
次に、不吐補完について説明する。
不吐補完は、不吐検知して不吐のノズルを検知しそのノズルをマルチパスでは他のパスで補完する。又、1パスでは、隣のノズルで補完する隣接補完や、他の色で補完する多色補完等で補完することができる。
不吐ノズルの検知の方法を、図6を用いて説明する。図6の(a)の1は記録ヘッドでインクを吐出する多数のノズル3が並べて設置してある。
実際の製品には数百から1万近くのノズルを持つものがあるが、図6(a)では、説明を簡単にするために8ノズルにしてある。図6(b)は、不吐検知パターンの説明図で、図6(c)は、記録ヘッド2を主走査方向にスキャンしながら印刷した時のメディアに印刷された図である。図6(b)中の桝目は、画素で、インクを吐出しない画素は、白で示し、インクを吐出する画素を●印で示している。このとき、ヘッドのノズルと画素の対応を点線で示す。図のようなパターンでは、主走査方向は同じノズルでしか印刷しないようにしているので、もし不良の不吐出のノズルがあるとそこが目立つ。
又、隣のノズルのインクドロップレットがくっつかないように隣のノズルでは打たないパターンにしている。図6(c)は、図6(b)の不吐検知パターンを印刷したところの図である。図中、5は、紙等、インクが着弾する媒体のメディアである。6はインクが着弾してできたインクドロップレットで丸くに滲んで広がっている。9の破線は、キャリッジに接続されている読取手段107の読取範囲を示し、キャリッジを主走査させ、メディアを副走査させることにより任意の位置を測定することができる。
不吐検知は、先ず、図6(b)のパターンを印刷し、不吐検知の読取範囲で測光する。読取手段107は、キャリッジ200に接続されているので、キャリッジ200を主走査することにより、任意の主走査方向に読取範囲を移動でき、更に、図6(c)の不吐検知パターンを印刷したメディアを復走査方向に移動させることにより、読取範囲を任意に移動できる。
不吐検知パターンのノズルに対応するインクドロップレットの有無を測光すると、不吐のノズルは、インクを吐出できないのでインクドロップレットが形成できない。よって、そこを測光しても信号が減らないが、正常ノズルでインクが吐出されインクドロップレットが形成されたところを測光すると信号が下がってしまう。このように、各ノズルに対応するパターンを測光することによりそのレベルの差によって不吐を検知する。
不吐ノズルを検出して不吐ノズルに対応する他の記録ヘッドのノズルで補完し、不吐ノズルで記録される筈の画像データを、補完するノズルにより記録させさせれば、不吐による白筋が解消され高品位の画質になる。ここで、読取り手段107を主走査しながら読込むと、読込んだ画像で隣接するドットが接合した画像になり、ノズル毎の不吐を検知するのが難しくなるので、読取り手段は停止して読み込む。
次に、図7を用いて、ヘッドシェーディングの動作について説明する。
図7(a)の1は記録ヘッドでインクを吐出する多数のノズルが並べて設置してある。実際の製品には数百から1万近くのノズルを持つものがあるが、図7(a)では、説明を簡単にするために8ノズルにしてある。図6(b)は、記録ヘッド2を主走査方向にスキャンしながら印刷、ヘッドシェーディングのための濃度むら検知パターンをメディアに印刷したところの図である。
ヘッドシェーディングのための濃度むら検知パターンはベタで印刷する。図7(c)は、読取手段107によって、読取った、むら検知パターンを読取ったノズルに対応する濃度断面のグラフである。縦軸が濃度で横軸はノズルの位置に対応する。ノズルのあるところではインクが吐出されるので濃度が高い。例えば、図7(a)のノズル10の吐出量が多くて、ノズル11の吐出量が少ないとする。すると、図14(b)のように、ノズル10で印刷されたところのドット径が大きくなり濃度が周りより濃くなり、ノズル11で印刷されたところのドット径が小さくなり濃度が周りより薄くなる。
読取手段107で復走査方向に読取範囲を移動し測光することによりノズル毎の濃度断面を得ることができる。このデータの平均値との差により補正データを得る。ヘッドシェーディングのための濃度むら検知パターンは、均一な画像であるがノズルの吐出量にむらがあると濃度断面にもむらが出る。これは、濃度が濃いところの画像では、黒スジとなり、濃度が薄い所は白スジとなり画像品位を著しく低下してしまう。
そこで、印刷する画像を、補正データに元いて補正する。これを図8を用いて説明する。図8は8bit画像の変換テーブルの一例を示す図で、0が黒で255が白を示し、横軸が入力値で縦軸が補正後の出力値である。
図中、aは補正なしのテーブルで、入力0のとき出力0で、入力nのときはnで、入力255のとき出力255になる。図中bは、薄く補正するのテーブルで、入力0のとき出力0だがそれ以上では、入力<出力の関係がある。但し、255を超えると255に固定される。図中、cは濃く補正するのテーブルで、入力0のとき出力0だがそれ以上では、入力>出力の関係がある。
ヘッドにむらが無い場合には、補正を掛けなくて良いので、図8においてaにて示すグラフのテーブルを使う。図7(a)の10のような吐出量の多いノズルの画素データは、このまま印刷すると黒すじとなるので、図8bのグラグのテーブルにより補正すると白い方向に補正されて、吐出量の誤差を打ち消すことができる。
又、図7の11のような吐出量の少ないノズルの画素データは、このまま印刷すると白すじとなるので、図8cのグラグのテーブルにより補正すると黒い方向に補正されて、吐出量の誤差を打ち消すことができる。
このように、画像形成時の濃度を均一化するための補正データを元に濃度の高いノズルはインクの吐出量が多いので元画像を薄くして印刷し、インクの吐出量の少ないノズルは、元画像を濃くすることより、インクの吐出量の誤差を打ち消して、高品位の画像を形成することができる。本実施の形態では、説明を簡単にするために、a,b,cの3本のルックアップテーブルで補正したが、更に本数を増やせばより高画質の補正ができる。
次に、図9を用いて本実施の形態における不吐検出とヘッドシェーディングのテストパターンを説明する。図中の目は、画素で、インクを吐出しない画素は、白で示し、インクを吐出する画素を●印で示している。このとき、ヘッド1のノズルと画素の対応を点線で示す。ヘッド1は、説明を簡単にするために、16ノズルにしている。
図中点線で囲った(a)と(c)のエリアは、不吐補完のための不吐検知のテストパターンで、(b)のエリアは、ヘッドシェーディングのパターンで、図では説明を簡単にするために、主走査方向の画素幅は16画素であるが、実際には、256画素以上ないと精度が悪くなってしまう。
本実施の形態では、主走査方向の読取り画素数は、少ない画素のセンサーを用いているが、多画素のセンサーのすると大きくなりコストが上がってしまうので、読取り手段7を主走査しながら読込むようにして、少ない画素のセンサーでも主走査方向に多画素の情報を読込めるようにいる。
次に、図10を用いて読み取り時の動作説明をする。説明を簡単にするためにヘッドのノズルの密度とテストパターンの画像の密度と読取り手段の読み込んだ画像の画素の密度が、共に等しく1200dpiとする。又、読取り手段は、縦8列、横8行の64画素の面センサーとする。
先ず、テストパターンを印刷し、次に読取りモードにはいる。テストパターン左上の点線で囲ったエリア10に、読取り手段を移動させた後、不吐検出のテストパターンを読み込む。次に、右方向にキャリッジを主走査しながら、点線で囲まれたエリア11のヘッドシェーディングのパターンを読み込みながら、右上の点線で囲まれたエリア12まで移動して停止する。
エリア12では、不吐検出のテストパターンを読み込む。次に、メディア5を搬送し副走査して右下の点線で囲まれたエリア13に移動させて停止して、不吐検出のテストパターンを読み込む。次に、左方向にキャリッジを主走査しながら、点線で囲まれたエリア14のヘッドシェーディングのパターンを読み込みながら、左下の点線で囲まれたエリア15まで移動して停止して、不吐検出のテストパターンを読み込む。
尚、読取手段の視野範囲全てがヘッドシェーディングのパターン上にいるときのみ読込むものとする。実際の記録ヘッドは、ノズル数が多く、テストパターンも副走査方向に縦長になるので読取装置の往復回数も増えることになる。
1 インクジェット記録ヘッド
3 ノズル
5 記録媒体(メディア)
9 読取りエリア
100 CPU
101 ROM
102 RAM
107 読取り手段
110 センサー
114 光源
115 レンズ
116 遮光板
200 キャリッジ
3 ノズル
5 記録媒体(メディア)
9 読取りエリア
100 CPU
101 ROM
102 RAM
107 読取り手段
110 センサー
114 光源
115 レンズ
116 遮光板
200 キャリッジ
Claims (3)
- 複数の記録素子が配列された複数の記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドを記録媒体に対して走査させることにより記録を行い、記録ヘッドの前記走査方向と異なる方向に記録媒体を一定の移動量で相対的に副走査させて画像を形成するインクジェット記録装置であって、第1のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記第1のテストパターンを読込む読取り手段と、前記読取り手段で読取りの結果に基づいて記録不能となった記録素子を検出する手段により検出された記録不能の記録素子に対応する他の記録ヘッドにおける記録素子を補間し記録させる補間手段と、第2のテストパターンを形成させるパターン形成手段と、前記テストパターンの濃度を前記複数の記録素子に対応させて読取り、読取りの結果に基づいて、前記複数の記録素子による画像形成時の濃度を均一化し、前記複数の記録素子それぞれに対応して補正する手段から成り、前記読取り手段は、前記第1のテストパターンを読取るときには、停止して読込み、前記第2のテストパターンを読込むときには、走査しながら読込むことを特徴とするインクジェット記録装置の補正のための読取り方法。
- 前記読取り手段は、前記第2のテストパターンを走査しながら読込み、反転するために停止する時に第1のテストパターンを読込むことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置の補正のための読取り方法。
- 前記第1のテストパターンは、前記読取り手段の主走査の走査開始地点と、走査終了地点に設けたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置の補正のための読取り方法。
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---|---|---|---|---|
JP2021505453A (ja) * | 2018-01-17 | 2021-02-18 | 深▲せん▼市漢森軟件有限公司Shenzhen Hosonsoft Co.,Ltd. | インクジェットプリンターの異常ノズルの補正方法、補正装置及びインクジェットプリンター |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021505453A (ja) * | 2018-01-17 | 2021-02-18 | 深▲せん▼市漢森軟件有限公司Shenzhen Hosonsoft Co.,Ltd. | インクジェットプリンターの異常ノズルの補正方法、補正装置及びインクジェットプリンター |
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