JP2006158557A - ミシンの給油装置 - Google Patents

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Masao Miyatake
昌夫 宮武
Yoshinori Terao
佳典 寺尾
Takashi Takada
隆 高田
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Abstract

【課題】 支持軸先端側への油漏れを防止すると共に、支持軸用支持部での焼付きを解消するミシンの給油装置を提供する。
【解決手段】 ミシン機枠に支持された支持軸とピンを介して連結され主軸の回転に連動して該ピンを上下に円弧動させるレバーと、該レバーの円弧動範囲内に隣接して開口部を有しミシン機枠に固定された給油管とを備え、給油管の開口部より滲出する潤滑油をレバーの円弧動により飛散させて該油をミシン機枠の支持軸用支持部に供給するミシンの給油装置において、支持軸の摺動面にDLC処理を施すと共に給油管の開口部をレバーの長手方向の中途に配置するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、針や上ルーパを固定する支持軸の支持部に潤滑油を供給するミシンの給油装置に関するものである。
従来のミシンの給油装置では、給油管の開口部より滲出する潤滑油を針棒用レバーの円弧動により飛散させて該油をミシン機枠の針棒用支持部に供給していた(例えば、特許文献1参照。)。また給油管の開口部より滲出する潤滑油を上ルーパ軸用レバーの円弧動により飛散させて該油をミシン機枠の上ルーパ軸用支持部に供給していた(例えば、特許文献2参照。)。針棒や上ルーパ軸のような支持軸はピンを介してレバーに連結され、ミシン機枠に固定された給油管の開口部がピンの円弧動範囲内に隣接して設けられていた。
実公平6−10955号公報(第3頁左欄、第5図) 実用新案登録第2603940公報(第2頁右欄、第1−2図)
ところが、従来のミシンの給油装置においては、ミシン機枠に固定された給油管の開口部がピンの円弧動範囲内に隣接して設けられているので、給油管の開口部より滲出する潤滑油がピンの円弧動時にミシン機枠の支持軸用支持部へ過度に供給されてしまい、油漏れが支持軸先端の針や上ルーパ側で発生していた。また、この問題を解消させる為に給油管の開口部より滲出する潤滑油を微少にすると、ミシン機枠の支持軸用支持部で焼付きが発生していた。
従って、本発明の課題は、支持軸先端側への油漏れを防止すると共に、支持軸用支持部での焼付きを解消するミシンの給油装置を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、ミシン機枠に支持された支持軸とピンを介して連結され主軸の回転に連動して該ピンを上下に円弧動させるレバーと、該レバーの円弧動範囲内に隣接して開口部を有しミシン機枠に固定された給油管とを備え、給油管の開口部より滲出する潤滑油をレバーの円弧動により飛散させて該油をミシン機枠の支持軸用支持部に供給するミシンの給油装置において、支持軸の摺動面にDLC処理を施すとともに給油管の開口部をレバーの長手方向の中途に配置するようにしたことを特徴とする。
なお支持軸の先端に針を固定する場合、軸受け(支持軸用支持部)上端より低くなるようミシン機枠に排油孔を設け、軸受け上端より排油孔に連なるミシン機枠の内壁下面を傾斜させるとよい。また支持軸用支持部をミシン機枠に回転可能に支持し、支持軸の先端に上ルーパを固定してもよい。
以上のように、本発明によれば、支持軸用支持部への給油量が抑制されているので、支持軸先端の針や上ルーパ側で油漏れを防止することができる。また支持軸の摺動面にDLC処理を施しているので、微少の給油においても支持軸用支持部における焼付きを防止することができる。なお軸受け上端より排油孔に連なるミシン機枠の内壁下面を傾斜させ、該内壁下面に飛散した油を軸受けに流れ込まないようにしておくと、軸受け上端つまり支持軸用支持部側への余分な給油を防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明に係る実施の形態を説明する。図1は、ミシン給油装置の要部を示す部分断面図である。針棒(支持軸)1はミシン頭部(ミシン機枠)MHに固定された軸受け(支持軸用支持部)2にスライド可能に支持されている。針3を固定した針留め4は針棒1の下端に固定される。軸受け2の上端はミシン頭部MHの内壁下面より突出している。針棒1上端には、コ字状の平行案内溝を有するガイド部5が設けられている。このガイド部5はピン6を介して針振りクランク(レバー)7に連結されている。
針振りクランク7はクランク軸8にネジ9で固定され、クランク軸8はミシン機枠に固定されたブッシュ10,10に回転可能に支持される。なおブッシュ10,10間にはクランク腕11が配置されている。クランク腕11はミシンアーム部MA内に配置され、その先端は針振りロッド12の上部に連結されている。針振りロッド12の下部は主軸13の偏心部(図示せず)に連結される。主軸13が回転すると針振りロッド12を介してクランク腕11がクランク軸8回りに揺動する。この揺動により針振りクランク7先端のピン6が上下に円弧動する。
ミシンアーム部MAとミシン頭部MHは共に密室で区分されており、給油管14は両部MA,MHに連通するように固定されている。給油管14は開口部を有し、この開口部の先端は針振りクランク7の長手方向の中途まで突出している。つまり給油管14の開口部は針振りクランク7の円弧動範囲内の中間部に隣接して配置されている。駆動中にミシンアーム部MAで飛散する油の一部は給油管14に供給される。そして、給油管14の開口部より滲出する潤滑油は針振りクランク7の円弧動により飛散し、その油の一部が針棒用の軸受け2に供給される。この時、給油管14の開口部は針棒1のスライド位置よりズレているので、軸受け2への給油量は抑制されることとなる。
クランク軸8の下方には排油孔15が配置されている。排油孔15は軸受け2上端より低くなるようミシンアーム部(ミシン機枠)MAに設けられており、ミシン頭部MHに溜まる余剰の油は排油孔15を通じてミシン底部の油溜り16に戻される。また針棒1の摺動面にはDLC処理が施されている。このDLC処理は公知のスパッタ装置で行われ、その結果として、クロム層、クロム−炭化タングステン傾斜層およびダイヤモンドライクカーボン層の順からなる保護膜が針棒1の摺動面に形成される。
なお本実施の形態では、ミシン頭部に固定された軸受けが支持軸用支持部として採用されていたが、これに限定されるだけでない。例えば図3に示されるように、ミシン機枠に回転可能に支持される上ルーパ軸案内が採用されてもよい。以下、図面を用いて上ルーパ軸案内およびその周辺機構を説明する。上ルーパ軸案内20は、ミシン機枠に固定された上ルーパ支持台21の円孔21aに回転可能に支持されている。上ルーパ軸案内20は上ルーパ軸(支持軸)22をスライド可能に支持し、上ルーパ軸22の基部はピン23を介して揺動レバー24に連結されている。揺動レバー24は主軸の回転時に揺動軸25を中心として揺動し、この揺動により揺動レバー24先端のピン23が上下に円弧動する。この時、上ルーパ軸22は上ルーパ軸案内20において回転しながらスライドし、上ルーパ軸22先端に固定された上ルーパ26は布積載台28を挟んで傾動することとなる。
また給油筒(給油管)27は開口部を有し、この開口部の先端は揺動レバー24の円弧動範囲内の中間部に隣接して配置されている。駆動中にミシンアーム部MAで飛散する油の一部が給油筒27に供給される。そして、給油筒27の開口部より滲出する潤滑油は揺動レバー24の円弧動により飛散し、その油の一部が上ルーパ軸用の上ルーパ軸案内20に供給される。この時、給油筒27の開口部は上ルーパ軸22の傾動位置よりズレているので、上ルーパ軸案内20への給油量は抑制されることとなる。なお上ルーパ軸22の摺動面にも針棒1と同様に公知のスパッタ装置でDLC処理を施しておくとよい。
ミシン給油装置の要部を示す部分断面図である。 同装置が適用される針棒機構の基部を示す正面図である。 同装置が適用される上ルーパ機構の要部を示す斜視図である。
符号の説明
1 針棒(支持軸)
2 軸受け(支持軸用支持部)
6 ピン
7 針振りクランク(レバー)
13 主軸
14 給油管
15 排油孔
20 上ルーパ軸案内(支持軸用支持部)
22 上ルーパ軸(支持軸)
23 ピン
24 揺動レバー(レバー)
27 給油筒(給油管)

Claims (3)

  1. ミシン機枠に支持された支持軸とピンを介して連結され主軸の回転に連動して該ピンを上下に円弧動させるレバーと、該レバーの円弧動範囲内に隣接して開口部を有しミシン機枠に固定された給油管とを備え、給油管の開口部より滲出する潤滑油をレバーの円弧動により飛散させて該油をミシン機枠の支持軸用支持部に供給するミシンの給油装置において、支持軸の摺動面にDLC処理を施すとともに給油管の開口部をレバーの長手方向の中途に配置するようにしたことを特徴とするミシンの給油装置。
  2. ミシン機枠の支持軸用支持部をミシン機枠に固定された軸受けで構成し、支持軸の中途を軸受けでスライド可能に案内すると共に支持軸の先端に針を固定し、該軸受けの上端より低くなるようミシン機枠に排油孔を設け、軸受け上端より排油孔に連なるミシン機枠の内壁下面を傾斜させる請求項1記載のミシンの給油装置。
  3. ミシン機枠の支持軸用支持部をミシン機枠に回転可能に支持された上ルーパ軸案内で構成し、支持軸を上ルーパ軸案内に対してスライド可能に支持すると共に支持軸の先端に上ルーパを固定した請求項1記載のミシンの給油装置。
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