JP2006156664A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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有一 平野
Shigeto Maekawa
繁登 前川
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Abstract

【課題】 半導体措置で発生した熱を放熱しやすくすることによってESD耐圧に優れた半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 拡散層領域3に形成されたチャネル11の上には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8が設けられている。また、ゲート電極8の側壁部には、サイドウォール9が形成されている。そして、ゲート電極8上とソース・ドレイン領域5上の一部とに、ゲート電極8およびサイドウォール9を被覆するようにしてシリサイドプロテクション膜10が形成されている。シリサイドプロテクション膜10が設けられていないソース・ドレイン領域の上には、シリサイドプロテクション膜10に隣接して金属シリサイド膜6が形成されている。ここで、シリサイドプロテクション膜10は、SiC膜およびSiOC膜の少なくとも一方からなるものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、より詳しくは、チャネル部で発生した熱を効率よく放出することのできる半導体装置およびその製造方法に関する。
近年の半導体装置においては、クロック周波数およびトランジスタ数の増加によって消費電力が高くなる傾向にある。このため、SOI(Silicon on Insulator)基板を用いたMOS(Metal Oxide Semiconductor)型半導体装置では、チャネル部で発生した熱によりこの部分で温度上昇が起こり、半導体装置の電気的特性が低下するという問題があった。
この問題に対しては、MOSトランジスタの真上に、ソース・ドレイン領域にまたがってSiC膜を形成することにより、発熱領域の熱を分散させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−185007号公報
しかしながら、上記従来の方法では、ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上が全て金属シリサイド膜で被覆されていたので、ESD(Electrostatic Discharge)耐圧が低いという問題があった。
本発明はこうした問題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の目的は、半導体装置で発生した熱を放熱しやすくすることによってESD耐圧に優れた半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本願第1の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、このチャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、ゲート電極の両側の半導体層内に、チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、ゲート電極上とソース・ドレイン領域上の一部とに、ゲート電極およびサイドウォールを被覆するようにして形成されたシリサイドプロテクション膜と、このシリサイドプロテクション膜が設けられていないソース・ドレイン領域の上に、シリサイドプロテクション膜に隣接して形成された金属シリサイド膜とを有し、シリサイドプロテクション膜が、SiC膜およびSiOC膜の少なくとも一方からなることを特徴とするものである。
また、本願第2の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、このチャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、ゲート電極の両側の半導体層内に、チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、サイドウォールが、SiC膜およびSiOC膜のいずれか一方からなることを特徴とするものである。
また、本願第3の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、このチャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、ゲート電極の両側の半導体層内に、チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、サイドウォールがSiOC膜を有するとともに、その最外部にSiO膜が形成されていることを特徴とするものである。
また、本願第4の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、このチャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、ゲート電極の両側の半導体層内に、チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜と、ゲート電極の上にエッチングストッパー膜を介して形成された層間絶縁膜とを有し、エッチングストッパー膜がSiOC膜であることを特徴とするものである。
また、本願第5の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体層に形成された素子分離領域と、この素子分離領域に挟まれて形成されたチャネル領域と、このチャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、ゲート電極の両側の半導体層内に、チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、素子分離領域が、SiC膜およびSiOC膜のいずれか一方を有することを特徴とするものである。
また、本願第6の発明にかかる半導体装置は、第1導電型の半導体層に形成された埋め込み酸化膜と、この埋め込み酸化膜の上に形成されたチャネル領域と、このチャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、このゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、ゲート電極の両側の半導体層内に、チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、ゲート電極およびソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、埋め込み酸化膜がSiOC膜であることを特徴とするものである。
さらに、本願第7の発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、シリコン基板の上に、第1のSiO膜およびSiN膜をこの順に形成する工程と、フォトリソグラフィー法を用いてSiN膜および第1のSiO膜をエッチングし、素子分離領域に対応する部分のシリコン基板を露出する工程と、露出したシリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程と、シリコン基板の表面に第2のSiO膜を形成する工程と、この第2のSiO膜の上に、SiO膜よりも高い熱伝導率を有する第1の高熱伝導率膜を形成する工程と、凹部を埋め込むようにして、第1の高熱伝導率膜の上に第3のSiO膜を形成する工程と、SiN膜が所定の膜厚に至るまで、第3のSiO膜、第1の高熱伝導率膜、第2のSiO膜およびSiN膜をCMP法により研磨する工程とを有することを特徴とするものである。
本願第1の発明によれば、シリサイドプロテクション膜が、SiC膜およびSiOC膜の少なくとも一方からなるので、チャネル領域で発生した熱の放出を促進することができる。
また、本願第2の発明によれば、サイドウォールが、SiC膜およびSiOC膜のいずれか一方からなるので、チャネル領域で発生した熱の放出を促進することができる。
また、本願第3の発明によれば、サイドウォールがSiOC膜を有し、また、その最外部にSiO膜が形成されているので、チャネル領域で発生した熱の放出を促進できるとともに、サイドウォールの一部に金属シリサイドが形成されることによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。
また、本願第4の発明によれば、エッチングストッパー膜がSiOC膜であるので、チャネル領域で発生した熱の放出を促進することができる。
また、本願第5の発明によれば、素子分離領域が、SiC膜およびSiOC膜のいずれか一方を有することを特徴とするので、チャネル領域で発生した熱の放出を促進することができる。
また、本願第6の発明によれば、SiOC膜からなる埋め込み酸化膜を設けるので、チャネル領域で発生した熱の放出を促進することができる。
さらに、本願第7の発明によれば、素子分離領域が、SiO膜よりも高い熱伝導率を有する第1の高熱伝導率膜を用いて形成されるので、チャネル領域で発生した熱を効率よく放出できる半導体装置を製造することができる。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における半導体装置の断面図である。
図1において、シリコン基板1の素子領域の周囲には素子分離領域2が形成されている。また、素子領域内には、第1導電型の半導体層としての拡散層領域3、第2導電型のエクステンション領域4およびソース・ドレイン領域5が形成されているとともに、ソース・ドレイン領域5の一部には金属シリサイド膜6が形成されている。金属シリサイド膜6としては、例えば、ニッケルシリサイド膜またはコバルトシリサイド膜などを用いることができる。
また、チャネル11の上には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8が形成されており、さらに、ゲート電極8の側壁にはサイドウォール9が形成されている。ここで、ゲート絶縁膜7としては、例えば、SiO膜またはSiON膜などを用いることができる。また、ゲート電極8としては、例えば、シリコン膜などを用いることができる。さらに、サイドウォール9としては、例えば、SiON膜などを用いることができる。
本実施の形態においては、ゲート電極8を被覆するようにして、ゲート電極8上と、ゲート電極8を挟むソース・ドレイン領域5上の一部とにシリサイドプロテクション膜10を形成することを特徴としている。シリサイドプロテクション膜10としては、例えば、SiC膜若しくはSiOC膜からなる単層膜またはこれらの膜の積層膜などを用いることができる。
SiC膜およびSiOC膜は、SiO膜に比較して高い熱伝導率を有する。したがって、ゲート電極およびゲート電極を挟むソース・ドレイン領域の部分に、シリサイドプロテクション膜としてこれらの膜を設けることによって、チャネル領域で発生した熱の放出を促進することができ、ESD(Electrostatic Discharge)耐圧を向上させることが可能となる。
尚、SiC膜の方がSiOC膜よりも熱伝導率が高いので、これらの積層膜をシリサイドプロテクション膜として用いる場合には、SiC膜をSiOC膜の下層に設けるとともに、SiC膜の膜厚をSiOC膜より厚くすることが好ましい。
本実施の形態は、プロテクションダイオードを有するトランジスタまたは出力バッファトランジスタなどに適用することができる。特に、出力バッファトランジスタでは、温度上昇を抑制することによって、電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、SiC膜およびSiOC膜の他に、Al膜などの熱伝導率の高い材料からなる膜を用いることもできる。また、SiC膜またはSiOC膜などに、炭素などの熱伝導率の高い材料を混合して用いてもよい。
実施の形態2.
図2は、本実施の形態における半導体装置の断面図である。
図2において、シリコン基板21の素子領域の周囲には素子分離領域22が形成されている。また、素子領域内には、第1導電型の半導体層としての拡散層領域23、第2導電型のエクステンション領域24およびソース・ドレイン領域25が形成されている。
また、チャネル20の上には、ゲート絶縁膜26を介してゲート電極27が形成されている。ゲート電極27およびソース・ドレイン領域25の上には、金属シリサイド膜28が形成されている。ここで、ゲート絶縁膜26としては、例えば、SiO膜またはSiON膜などを用いることができる。また、ゲート電極27としては、例えば、シリコン膜などを用いることができる。さらに、金属シリサイド膜28としては、例えば、ニッケルシリサイド膜またはコバルトシリサイド膜などを用いることができる。
本実施の形態においては、ゲート電極27の側壁に、SiC膜またはSiOC膜からなるサイドウォール29を形成することを特徴とする。尚、図2の例では、ゲート電極27とサイドウォール29との間にSiO膜からなるスペーサ30が形成されているが、本実施の形態においてはスペーサ30は形成されていなくてもよい。
サイドウォールをSiC膜またはSiOC膜とすることによって、チャネル領域で発生した熱の放出を促進してチャネル部における温度上昇を抑制することができるようになる。これにより、トランジスタの電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することが可能となる。
また、本実施の形態においては、サイドウォールを構成するSiC膜またはSiOC膜の断面形状をラウンド型としている(図2)。このため、例えば、断面形状をL字型とした場合に比較すると、熱伝導率の高い部分の容積を大きく確保することができる。すなわち、ラウンド形状とすることによって、SiC膜またはSiOC膜の熱容量を大きくして放熱性をより高めることが可能となる。
尚、本実施の形態においては、SiC膜またはSiOC膜からなる単層膜をサイドウォールとして用いるだけでなく、これらの膜の積層膜をサイドウォールとして用いることもできる。ここで、SiC膜の方がSiOC膜よりも熱伝導率が高いので、これらの積層膜を用いる場合には、SiC膜をSiOC膜の下層に設けるとともに、SiC膜の膜厚をSiOC膜より厚くすることが好ましい。
また、本実施の形態においては、SiC膜およびSiOC膜の他に、Al膜などの熱伝導率の高い材料からなる膜をサイドウォールとして用いることもできる。また、Si膜に炭素などの熱伝導率の高い材料を混合して用いてもよい。
実施の形態3.
図3は、本実施の形態における半導体装置の断面図である。
図3において、シリコン基板31の素子領域の周囲には素子分離領域32が形成されている。また、素子領域内には、第1導電型の半導体層としての拡散層領域33、第2導電型のエクステンション領域34およびソース・ドレイン領域35が形成されている。
また、チャネル43の上には、ゲート絶縁膜36を介してゲート電極37が形成されている。ゲート電極37およびソース・ドレイン領域35の上には、金属シリサイド膜38が形成されている。ここで、ゲート絶縁膜36としては、例えば、SiO膜またはSiON膜などを用いることができる。また、ゲート電極37としては、例えば、シリコン膜などを用いることができる。さらに、金属シリサイド膜38としては、例えば、ニッケルシリサイド膜またはコバルトシリサイド膜などを用いることができる。
本実施の形態においては、ゲート電極37の側壁に形成されたサイドウォール39がSiOC膜40を有し、且つ、サイドウォール39の最外部にSiO膜41が形成されていることを特徴とする。尚、図3の例では、ゲート電極37とサイドウォール39(具体的には、SiOC膜40)との間にSiO膜からなるスペーサ42が形成されているが、本実施の形態においてはスペーサ42は形成されていなくてもよい。
サイドウォールにSiC膜を用いることによって、チャネル領域で発生した熱の放出を促進してチャネル部における温度上昇を抑制することができるようになる。これにより、トランジスタの電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、SiC膜およびSiOC膜の他に、Al膜などの熱伝導率の高い材料からなる膜をサイドウォールに用いることもできる。また、Si膜に炭素などの熱伝導率の高い材料を混合して用いてもよい。
実施の形態4.
図4は、本実施の形態における半導体装置の断面図である。
図4において、シリコン基板51の素子領域の周囲には素子分離領域52が形成されている。また、素子領域内には、第1導電型の半導体層としての拡散層領域53、第2導電型のエクステンション領域54およびソース・ドレイン領域55が形成されている。
また、チャネル63の上には、ゲート絶縁膜56を介してゲート電極57が形成されている。ゲート電極57およびソース・ドレイン領域55の上には、金属シリサイド膜58が形成されている。そして、ゲート電極57の側壁にはサイドウォール59が形成されている。
ここで、ゲート絶縁膜56としては、例えば、SiO膜またはSiON膜などを用いることができる。また、ゲート電極57としては、例えば、ポリシリコン膜などを用いることができる。また、金属シリサイド膜58としては、例えば、ニッケルシリサイド膜またはコバルトシリサイド膜などを用いることができる。さらに、サイドウォール59としては、例えば、SiN膜、SiC膜またはSiOC膜などを用いることができる。
また、図4に示すように、ゲート電極57の上には、エッチングストッパ膜60を介して層間絶縁膜61が形成されており、層間絶縁膜61には上層の配線(図示せず)とソース・ドレイン領域55とを電気的に接続するコンタクト62が設けられている。ここで、層間絶縁膜61としては、例えば、SiO膜などを用いることができる。
本実施の形態においては、エッチングストッパ膜60をSiOC膜で形成することを特徴とする。これにより、チャネル63で発生した熱の放出を促進してチャネル63における温度上昇を抑制することができるようになる。これにより、トランジスタの電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、SiC膜およびSiOC膜の他に、Al膜などの熱伝導率の高い材料からなる膜をエッチングストッパ膜として用いることもできる。また、Si膜に炭素などの熱伝導率の高い材料を混合して用いてもよい。
実施の形態5.
図5は、本実施の形態における半導体装置の断面図である。
図5において、シリコン基板71の素子領域の周囲には素子分離領域72が形成されている。また、素子領域内には、第1導電型の半導体層としての拡散層領域73、第2導電型のエクステンション領域74およびソース・ドレイン領域75が形成されている。
また、チャネル85の上には、ゲート絶縁膜76を介してゲート電極77が形成されている。ゲート電極77およびソース・ドレイン領域75の上には、金属シリサイド膜78が形成されている。そして、ゲート電極77の側壁にはサイドウォール79が形成されている。
ここで、ゲート絶縁膜76としては、例えば、SiO膜またはSiON膜などを用いることができる。また、ゲート電極77としては、例えば、シリコン膜などを用いることができる。また、金属シリサイド膜78としては、例えば、ニッケルシリサイド膜またはコバルトシリサイド膜などを用いることができる。さらに、サイドウォール79としては、例えば、SiN膜、SiC膜またはSiOC膜などを用いることができる。
また、図5に示すように、ゲート電極77の上には層間絶縁膜80が形成されており、層間絶縁膜80には上層の配線(図示せず)とソース・ドレイン領域75とを電気的に接続するコンタクト81が設けられている。ここで、層間絶縁膜80としては、例えば、SiO膜などを用いることができる。
本実施の形態においては、素子分離領域72として、SiC膜またはSiOC膜を用いることを特徴とする。尚、図5の例では、SiO膜82、SiC膜83およびSiO膜84がこの順に形成された膜を素子分離領域としているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、SiO膜82を設けずに、SiC膜83が直接拡散層領域73に接する構造であってもよい。
本実施の形態によれば、素子分離領域にSiC膜またはSiOC膜を用いることによって、チャネル領域で発生した熱の放出を促進してチャネル部における温度上昇を抑制することができるようになる。これにより、トランジスタの電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することが可能となる。
また、本実施の形態の構造とすることによって、次のような効果も得られる。すなわち、SiO膜からなる層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する場合、素子分離領域としてSiC膜を用い、SiC膜がSiO膜に対してエッチングレートが低くなる条件でエッチングを行う。これにより、SiC膜がエッチングストッパ膜として機能するので、コンタクトが素子分離領域の部分に落ち込むのを防止することが可能となる。
尚、本実施の形態においては、SiC膜またはSiOC膜からなる単層膜だけでなく、これらの膜の積層膜を素子分離領域に用いることもできる。ここで、SiC膜の方がSiOC膜よりも熱伝導率が高いので、これらの積層膜を用いる場合には、SiC膜をSiOC膜の下層に設けるとともに、SiC膜の膜厚をSiOC膜より厚くすることが好ましい。
実施の形態6.
図6は、本実施の形態における半導体装置の断面図である。
図6において、シリコン基板91の素子領域の周囲には素子分離領域92が形成されている。また、素子領域内には、第1導電型の半導体層としての拡散層領域93、第2導電型のエクステンション領域94およびソース・ドレイン領域95が形成されている。
また、チャネル87の上には、ゲート絶縁膜96を介してゲート電極97が形成されている。ゲート電極97およびソース・ドレイン領域95の上には、金属シリサイド膜98が形成されている。そして、ゲート電極97の側壁にはサイドウォール99が形成されている。
ここで、ゲート絶縁膜96としては、例えば、SiO膜またはSiON膜などを用いることができる。また、ゲート電極97としては、例えば、シリコン膜などを用いることができる。また、金属シリサイド膜98としては、例えば、ニッケルシリサイド膜またはコバルトシリサイド膜などを用いることができる。さらに、サイドウォール99としては、例えば、SiN膜、SiC膜またはSiOC膜などを用いることができる。
また、図6に示すように、ゲート電極97の上には層間絶縁膜88が形成されており、層間絶縁膜88には上層の配線(図示せず)とソース・ドレイン領域95とを電気的に接続するコンタクト89が設けられている。ここで、層間絶縁膜88としては、例えば、SiO膜などを用いることができる。
本実施の形態においては、チャネル87の下部に、SiOC膜からなる埋め込み酸化膜90が形成されていることを特徴とする。このような構造とすることによって、チャネル87で発生した熱をシリコン基板の下方へ放出してチャネル部における温度上昇を抑制することができるようになる。これにより、トランジスタの電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することが可能となる。
SiOC膜の膜厚が厚くなるほど寄生容量を小さくすることができるので、本実施の形態においては、SiOC膜の膜厚は50nm〜500nm程度であることが好ましい。
尚、本実施の形態においては、Si膜の他に、Al膜などの熱伝導率の高い材料からなる膜を埋め込み酸化膜として用いることもできる。また、Si膜に炭素などの熱伝導率の高い材料を混合して用いてもよい。
実施の形態7.
上述したように、実施の形態1〜6によれば、チャネル領域で発生した熱を効率よく放熱することができるので、電気的特性に優れた半導体装置とすることができる。しかしながら、本発明は、実施の形態1〜6に限られるものではなく、これらを組み合わせることも可能である。本実施の形態においては、実施の形態1,2,4および5を組み合わせた構造を有する半導体装置を製造する方法の一例について述べる。
図7〜図15は、本発明による半導体装置の製造方法を説明する図の一例である。尚、これらの図において、同じ符号で示した部分は同じものであることを示している。
まず、シリコン基板101の上にSiO膜102(膜厚:数十nm程度)およびSiN膜103(膜厚:数百nm程度)をこの順に成膜する。次いで、SiN膜103の上に所定のパターンを有するレジスト膜104を形成した後、レジスト膜104をマスクとして、素子分離部のSiN膜103およびSiO膜102をエッチングする。これにより、シリコン基板101の表面が露出して、図7に示す構造が得られる。
次に、露出したシリコン基板101を200nm〜300nmの深さまでエッチングして素子分離部105を形成する。その後、アッシングによってレジスト膜104を除去した後、酸化反応によって素子分離部105の内面にSiO膜106を形成する。次いで、第1の高熱伝導率膜としてのSiC膜107を数十nmの膜厚で全面に成膜してから、素子分離部105を埋め込むようにしてSiO膜108を全面に成膜する(図8)。
次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いて、SiO膜108,106、SiC膜107およびSiN膜103を研磨して図9に示す構造とする。
次に、SiN膜103を選択的に除去した後にイオン注入を行い、第1導電型の半導体層としてのウェル119を形成する(図10,11)。
NMOS(N−channel Metal Oxide Semiconductor)の場合には、例えば、(1)数百keVの注入エネルギーおよび1×1013cm−2〜10×1013cm−2のドーズ量、(2)数十keVの注入エネルギーおよび1×1012cm−2〜10×1012cm−2のドーズ量、(3)数十keVの注入エネルギーおよび1×1012cm−2〜10×1013cm−2のドーズ量のように条件を変えて、B(ボロン)を注入することができる。
また、PMOS(P−channel Metal Oxide Semiconductor)の場合には、例えば、(1)数百keVの注入エネルギーおよび1×1013cm−2〜10×1013cm−2のドーズ量、(2)数百keVの注入エネルギーおよび1×1012cm−2〜10×1012cm−2のドーズ量のように条件を変えてP(リン)を注入した後、数十keVの注入エネルギーおよび1×1012cm−2〜10×1013cm−2のドーズ量でAs(ヒ素)を注入することができる。
ウェル119の形成を終えた後は、シリコン基板101の上のSiO膜102を除去する。次いで、ゲート絶縁膜となるSiO膜(膜厚:数nm程度)およびゲート電極となるポリシリコン膜(膜厚:数十nm〜数百nm程度)をこの順に成膜する。そして、フォトリソグラフィ法を用いてこれらの膜を加工して、ゲート電極109およびゲート絶縁膜110を形成する(図11)。
次に、ゲート電極109をマスクとしてシリコン基板101にイオン注入を行い、第2導電型のエクステンション領域111を形成する。例えば、NMOSの場合には、数keVの注入エネルギーおよび1×1014cm−2〜10×1015cm−2のドーズ量でAsを注入する。また、PMOSの場合には、数百eVの注入エネルギーおよび1×1014cm−2〜10×1015cm−2のドーズ量でBを注入する。
エクステンション領域111を形成した後は、第2の高熱伝導率膜としてのSiC膜からなるサイドウォール112を形成する。具体的には、全面にSiC膜を成膜した後、ゲート電極109の側壁部を除いてSiC膜を除去することによってサイドウォール112を形成することができる。
次いで、サイドウォール112の形成されたゲート電極109をマスクとしてシリコン基板101にイオン注入を行い、第2導電型のソース・ドレイン領域113を形成する。例えば、NMOSの場合には、数十keVの注入エネルギーおよび1×1015cm−2〜10×1015cm−2のドーズ量でAsを注入する。また、PMOSの場合には、数keVの注入エネルギーおよび1×1015cm−2〜10×1015cm−2のドーズ量でBを注入する。これにより、図12に示す構造が得られる。
次に、第3の高熱伝導率膜としてのSiC膜を全面に形成した後、所定の領域を除いてこのSiC膜を除去する。残ったSiC膜はシリサイドプロテクション膜114となる。その後、全面にニッケル膜(図示せず)およびチタンナイトライド膜(図示せず)を成膜した後、熱処理を行ってから、チタンナイトライド膜および未反応のニッケル膜をエッチング除去する。これにより、シリサイドプロテクション膜114を形成されていない部分のソース・ドレイン領域113およびゲート電極109の上にニッケルシリサイド膜115が形成される(図13(a),(b))。
次に、ゲート電極110が形成された側のシリコン基板101の上に、第4の高熱伝導率膜からなるエッチングストッパー膜を介して層間絶縁膜を形成する。具体的には、エッチングストッパー膜116としてのSiC膜を全面に数十nmの膜厚で成膜した後、層間絶縁膜117としてのSiO膜を数百nmの膜厚で成膜する。続いて、層間絶縁膜117の表面をCMP法により研磨して、図14に示す構造とする。
次に、フォトリソグラフィ法により層間絶縁膜117をエッチングして、ソース・ドレイン領域113に至るコンタクトホールを形成する。次いで、コンタクトホールの内部にW(タングステン)を埋め込むことによってコンタクト118を形成し、図15に示す構造が得られる。
本実施の形態によれば、素子分離領域、サイドウォール、シリサイドプロテクション膜およびエッチングストッパー膜にSiC膜を用いているので、チャネル領域で発生した熱を効率よく外部に放出することが可能となる。したがって、トランジスタの電流駆動能力を低下せずに速度性能を維持することができる半導体装置を製造することができる。尚、素子分離領域、サイドウォール、シリサイドプロテクション膜およびエッチングストッパー膜のいずれかにSiC膜を用いた場合であっても本発明の効果が得られることは言うまでもない。
本実施の形態においては、SiC膜以外の他の膜を用いて、素子分離領域、サイドウォール、シリサイドプロテクション膜およびエッチングストッパー膜を形成してもよい。すなわち、第1の高熱伝導率膜、第2の高熱伝導率膜、第3の高熱伝導率膜および第4の高熱伝導率膜は、いずれもSiO膜よりも高い熱伝導率を有する膜であればよく、例えば、SiOC膜、Al膜またはSi膜に炭素などの熱伝導率の高い材料が混合された膜などを用いることができる。
また、本発明は、NMOS若しくはPMOSまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)のいずれの半導体装置にも適用することが可能である。
実施の形態1にかかる半導体装置の断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の断面図である。 実施の形態4にかかる半導体装置の断面図である。 実施の形態5にかかる半導体装置の断面図である。 実施の形態6にかかる半導体装置の断面図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。 実施の形態7で半導体装置の製造方法を説明する図である。
符号の説明
1,21,31,51,71,91 シリコン基板
2,22,32,52,72,92 素子分離領域
3,23,33,53,73,93 拡散層領域
4,24,34,54,74,94 エクステンション領域
5,25,35,55,75,95 ソース・ドレイン領域
6,28,38,58,78,98 金属シリサイド膜
7,26,36,56,76,96 ゲート絶縁膜
8,27,37,57,77,97 ゲート電極
9,29,39,59,79,99 サイドウォール
10 シリサイドプロテクション膜
11,20,43,63,85,87 チャネル
30,42 スペーサ
40 SiOC膜
41,82,84 SiO
60 エッチングストッパー膜
61,80,88 層間絶縁膜
62,81,89 コンタクト
83 SiC膜
90 埋め込み酸化膜

Claims (19)

  1. 第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極の両側の前記半導体層内に、前記チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極上と前記ソース・ドレイン領域上の一部とに、前記ゲート電極および前記サイドウォールを被覆するようにして形成されたシリサイドプロテクション膜と、
    前記シリサイドプロテクション膜が設けられていない前記ソース・ドレイン領域の上に、前記シリサイドプロテクション膜に隣接して形成された金属シリサイド膜とを有し、
    前記シリサイドプロテクション膜はSiC膜およびSiOC膜の少なくとも一方からなることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記シリサイドプロテクション膜は、前記SiC膜と前記SiOC膜とがこの順に形成された積層構造を有していて、該SiC膜の膜厚が該SiOC膜の膜厚より厚い請求項1に記載の半導体装置。
  3. 第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極の両側の前記半導体層内に、前記チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、
    前記サイドウォールはSiC膜およびSiOC膜のいずれか一方からなることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記ゲート電極と前記サイドウォールとの間にSiO膜が形成されている請求項3に記載の半導体装置。
  5. 第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極の両側の前記半導体層内に、前記チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、
    前記サイドウォールはSiOC膜を有するとともに、最外部にSiO膜が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 前記ゲート電極と前記サイドウォールとの間にSiO膜が形成されている請求項5に記載の半導体装置。
  7. 第1導電型の半導体層に形成されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極の両側の前記半導体層内に、前記チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜と、
    前記ゲート電極の上にエッチングストッパー膜を介して形成された層間絶縁膜とを有し、
    前記エッチングストッパー膜はSiOC膜であることを特徴とする半導体装置。
  8. 第1導電型の半導体層に形成された素子分離領域と、
    前記素子分離領域に挟まれて形成されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極の両側の前記半導体層内に、前記チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、
    前記素子分離領域は、SiC膜およびSiOC膜のいずれか一方を有することを特徴とする半導体装置。
  9. 前記素子分離領域は、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜および第3の絶縁膜がこの順に形成されてなり、
    前記第1の絶縁膜および前記第3の絶縁膜はSiO膜であって、
    前記第2の絶縁膜は、SiC膜およびSiOC膜のいずれか一方である請求項8に記載の半導体装置。
  10. 第1導電型の半導体層に形成された埋め込み酸化膜と、
    前記埋め込み酸化膜の上に形成されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の側壁部に形成されたサイドウォールと、
    前記ゲート電極の両側の前記半導体層内に、前記チャネル領域を挟んで形成された第2導電型のソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上に形成された金属シリサイド膜とを有し、
    前記埋め込み酸化膜はSiOC膜であることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記SiOC膜の膜厚は50nm〜500nmの範囲内である請求項10に記載の半導体装置。
  12. シリコン基板の上に、第1のSiO膜およびSiN膜をこの順に形成する工程と、
    フォトリソグラフィー法を用いて前記SiN膜および前記第1のSiO膜をエッチングし、素子分離領域に対応する部分の前記シリコン基板を露出する工程と、
    露出した前記シリコン基板をエッチングして凹部を形成する工程と、
    前記シリコン基板の表面に第2のSiO膜を形成する工程と、
    前記第2のSiO膜の上に、SiO膜よりも高い熱伝導率を有する第1の高熱伝導率膜を形成する工程と、
    前記凹部を埋め込むようにして、前記第1の高熱伝導率膜の上に第3のSiO膜を形成する工程と、
    前記SiN膜が所定の膜厚に至るまで、前記第3のSiO膜、前記第1の高熱伝導率膜、前記第2のSiO膜および前記SiN膜をCMP法により研磨する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 前記SiN膜を除去する工程と、
    前記シリコン基板にイオン注入して第1導電型の半導体層を形成する工程と、
    前記シリコン基板上の前記第1のSiO膜を除去する工程と、
    前記シリコン基板の上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極の側壁部に、SiO膜よりも高い熱伝導率を有する第2の高熱伝導率膜からなるサイドウォールを形成する工程とをさらに有する請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記サイドウォールの形成された前記ゲート電極をマスクとして前記シリコン基板にイオン注入し、第2導電型のソース・ドレイン領域を形成する工程と、
    所定領域にある前記ゲート電極上と前記ソース・ドレイン領域上の一部とに、前記ゲート電極および前記サイドウォールを被覆するようにして、SiO膜よりも高い熱伝導率を有する第3の高熱伝導率膜からなるシリサイドプロテクション膜を形成する工程と、
    前記シリサイドプロテクション膜が設けられていない前記ゲート電極および前記ソース・ドレイン領域の上に金属シリサイド膜を形成する工程とをさらに有する請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記ゲート電極が形成された側の前記シリコン基板の上に、SiO膜よりも高い熱伝導率を有する第4の高熱伝導率膜からなるエッチングストッパー膜を形成する工程と、
    前記エッチングストッパー膜の上に層間絶縁膜を形成する工程とをさらに有する請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記第1の高熱伝導率膜は、SiC膜、SiOC膜およびAl膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項12〜15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記第2の高熱伝導率膜は、SiC膜、SiOC膜およびAl膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項13〜16に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第3の高熱伝導率膜は、SiC膜、SiOC膜およびAl膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項14〜17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第4の高熱伝導率膜は、SiC膜、SiOC膜およびAl膜よりなる群から選ばれるいずれか1の膜である請求項15〜18に記載の半導体装置の製造方法。
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