JP2006155501A - 電流制限回路、レギュレータ及びハイサイドスイッチ - Google Patents

電流制限回路、レギュレータ及びハイサイドスイッチ Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡素な回路で、出力地絡時の電流制限値(ショート電流値)を小さく設定できるとともに、その出力電圧の負荷特性を自由に設定することができる電流制限回路を提供する。
【解決手段】電圧制御回路AのパワートランジスタQaのドレイン電流が大きくなると、電流制限回路BのミラートランジスタQbのドレイン電流I2、カレントミラー回路のトランジスタQ3を流れる電流I3も大きくなる。一方、V/I変換回路Cの出力電流I4は出力電圧Voutに比例して変化するので、電流制限値Ilimが、Ilim=n・{VBE/
Rm+Vout・R2/Rn・(R1+R2)}となる。したがって、最大制限電流がレギュレータの出力電圧に応じた値となるので、電流制限特性をフの字特性にすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧を負荷に供給するレギュレータや様々な回路の電源ON、OFFを行うハイサイドスイッチ等に適用される電流制限回路及び電流制限回路を備えたレギュレータ、ハイサイドスイッチに関する。
従来、負荷に電源を供給する場合、ドライバ回路を介して負荷に電圧を供給したり、リップル分等の変動要素を多く含んだ安定でない電源から負荷に電源を供給する場合には、入力される電圧を定電圧に安定化して出力するレギュレータを用いている。
また、近年、自動車やNC(数値制御)機器のリレーやランプ駆動用として、直流電源の高電位側端子と負荷の高電位側端子との間に挿入されるハイサイドスイッチが多く用いられるようになっている。これは、負荷がグラウンド側(直流電源の低電位側端子)に接続されているため、その交換時に感電の恐れがなく安全なこと、及び負荷の腐食が起こらない等の利点があるためである。
上記のようなレギュレータやハイサイドスイッチにおいて、負荷に異常電流が流れたり、あるいは出力端子の接地電圧へのショートや低抵抗接続により、出力端子から大きな電流が流れた場合、回路部品の破損や、大電流による部品の発熱に起因する不具合が発生する。このような不具合を防止するため、レギュレータやハイサイドスイッチには、必要以上の電流が流れないように電流制限回路が付加されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−38831号公報
図33は従来の垂下型電流制限回路を内蔵したレギュレータの回路例を示す図であり、このレギュレータは電圧制御回路Aと電流制限回路Bにより構成されている。電流制限回路Bは電圧制御回路Aの出力パワートランジスタQaの1/nの電流を流すミラートランジ
スタQb、電流制限用トランジスタQ1、電流制限値設定用抵抗Rm及びトランジスタQ2、Q3よりなるカレントミラー回路によって構成され、抵抗Rmにはカレントミラー回路を介してトランジスタQaに流れる電流Ioutの1/nの電流が流れる。
図33の電流制限回路において、過電流時に抵抗Rmの両端の電圧が大きくなると、トランジスタQ1が動作し、トランジスタQa、Qbのゲート・ソース間電圧を制御することにより、出力電流Ioutを制限し、図34に示すような垂下型の出力電圧−負荷特性が
得られる。
このとき、電流制限値ImaxはトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧をVBEとす
ると、Imax=n×VBE/Rmとなる。
従来の電流制限回路は上記のように構成されているが、垂下型の電流制限回路では、出力地絡時にImaxの電流が流れるため、消費電力が大きくなるという欠点があり、許容損
失オーバーによる破壊を防止するため、サーマルシャットダウン機能が必要となるという問題があった。
垂下型電流制限回路のこの問題点を解決するため、出力がGNDにショートした場合(地絡)など、出力電圧がダウンしたときは電流制限値が小さくなるような保護方式が各種提案されているが、従来の電流制限回路では、出力地絡時の電流制限値を小さく設定する
ことができず、また、出力電圧−負荷特性を自由に設定できるようにするためには、回路構成が複雑になる、という問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、比較的簡素な回路で、出力地絡時の電流制限値(ショート電流値)を小さく設定できるとともに、その出力電圧の負荷特性を自由に設定することができる電流制限回路を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る電流制限回路(1)は、
出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
出力電圧に応じた電流を発生する電圧−電流変換手段を備え、前記電圧−電流変換手段からの電流によって前記出力電流検出手段によって検出された出力電流を補正することを特徴とする。
また、本発明に係る電流制限回路(2)は、電流制限回路(1)において、
前記電圧−電流変換手段に入力される電圧が一定値を超えないように制限する電圧制限手段を備えたことを特徴とし、
本発明に係る電流制限回路(3)は、電流制限回路(1)において、
前記電圧−電流変換手段の電圧―電流変換特性が変曲点を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る電流制限回路(4)は、電流制限回路(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記電圧−電流変換手段にオペアンプを使用したことを特徴とし、
本発明に係る電流制限回路(5)は、電流制限回路(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記電流制限手段が前記所定値を電流源により発生することを特徴とする。
また、本発明に係る電流制限回路(6)は、電流制限回路(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記出力電流検出手段と前記電圧−電流変換手段がそれぞれカレントミラー回路を備え、それぞれのカレントミラー回路のミラー比を変えたことを特徴とする。
さらに、本発明に係るレギュレータ(1)は、
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と、電流制限回路(2)または(3)を備えたレギュレータであって、
前記電圧−電流変換手段に入力される基準電圧を前記基準電圧発生手段の基準電圧と共用したことを特徴とする。
また、本発明に係るレギュレータ(2)は、
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と、電流制限回路(1)を備えたレギュレータであって、
前記電圧−電流変換手段が備える分割抵抗を前記出力電圧分割手段の分割抵抗と共用したことを特徴とする。
さらに、本発明に係るレギュレータ(3)は、
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と、電流制限回路(1)〜(3)のいずれかを備えたレギュレータであって、
前記出力制御手段がパワートランジスタとこのパワートランジスタをドライブするドライブトランジスタよりなり、前記電流制限手段がNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタを備え、このNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタによって前記ドライブトランジスタを制御することにより電流制限をかけることを特徴とする。
また、本発明に係るハイサイドスイッチ(1)は、
入力信号により駆動される出力制御手段と、電流制限回路(1)〜(3)のいずれかを備えたハイサイドスイッチであって、
前記出力制御手段がパワートランジスタとこのパワートランジスタをドライブするドライブトランジスタよりなり、前記電流制限手段がNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタを備え、このNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタによって前記ドライブトランジスタを制御することにより電流制限をかけることを特徴とする。
さらに、本発明に係る電流制限回路(7)は、
出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
前記電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れるベース接地の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに電流が流れると、導通する第2のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続したことを特徴とする。
また、本発明に係る電流制限回路(8)は、電流制限回路(7)において、
前記出力電流をモニタする抵抗と並列に抵抗とダイオードの直列回路が接続されていることを特徴とし、
本発明に係る電流制限回路(9)は、電流制限回路(7)において、
基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第3のトランジスタを備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る電流制限回路(10)は、電流制限回路(7)において、
出力電圧を分圧する分割抵抗を備え、下流側の分割抵抗の両端に基準電圧が入力された第4のトランジスタが接続されていることを特徴とし、
本発明に係る電流制限回路(11)は、電流制限回路(10)において、
下流側の分割抵抗と分圧電圧出力端子との間にさらに抵抗が接続されていることを特徴とする。
また、本発明に係る電流制限回路(12)は、
出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
前記電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れるベース接地の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに接続されたカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路に接続され、前記第1のトランジスタに電流が流れると、導通する第2のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続したことを特徴とする。
さらに、本発明に係る電流制限回路(13)は、電流制限回路(12)において、
基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第3のトランジスタを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電流制限回路(14)は、
出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
前記電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れて電流制限を行う、ベース接地の第1のトランジスタとで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続したことを特徴とする。
さらに、本発明に係る電流制限回路(15)は、電流制限回路(14)において、
前記出力電流をモニタする抵抗と並列に抵抗とダイオードの直列回路が接続されていることを特徴とし、
本発明に係る電流制限回路(16)は、電流制限回路(14)において、
基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第2のトランジスタを備えることを特徴とする。
本発明に係る電流制限回路(1)によれば、電圧−電流変換手段からの出力電圧に応じた電流によって出力電流検出手段によって検出された出力電流が補正されるので、出力電流がゼロの状態から電流制限値までは定格出力電圧を保ち、電流制限値を超える過電流状態では出力電圧、出力電流とも減少し、負荷短絡状態ではショート電流を電流制限値の数分の1に押さえる、フの字特性の電流制限特性を簡単な回路で実現することができる。
また、本発明に係る電流制限回路(2)によれば、電圧−電流変換手段に入力される電圧が一定値を超えないように制限されるので、ハイサイドスイッチなど出力電圧が固定でない回路に適用すると有効な、垂下フの字特性の電流制限特性にすることができ、さらに、本発明に係る電流制限回路(3)によれば、電圧−電流変換手段の電圧―電流変換特性が変曲点を有するので、定数設定を変えることにより、出力電圧低下時の特性の傾斜を自由に設定することができ、出力電圧につながる回路の電源電流特性に合わせて負荷特性を任意に調整することができる。
また、本発明に係る電流制限回路(4)によれば、電圧−電流変換手段にオペアンプを使用しているので、高精度化を図ることができ、さらに、本発明に係る電流制限回路(5)によれば、電流制限手段が所定値を電流源により発生するので、電流源として温度特性の小さい電流源を使用すれば、ショート電流の温度変動を小さくすることができる。
また、本発明に係る電流制限回路(6)によれば、出力電流検出手段と電圧−電流変換手段の備えるカレントミラー回路のミラー比が変えられるので、通常動作時に流れる電流を小電流化し、消費電流を低減することができる。
また、本発明に係るレギュレータ(1)は、電圧−電流変換手段に入力される基準電圧を基準電圧発生手段の基準電圧と共用し、本発明に係るレギュレータ(2)は、電圧−電流変換手段が備える分割抵抗を出力電圧分割手段の分割抵抗と共用しているので、回路を削減するとともに、消費電流を低減することができる。
さらに、本発明に係るレギュレータ(3)、ハイサイドスイッチ(1)によれば、電流制限手段のNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタによって出力パワートランジスタをドライブするドライブトランジスタが制御されるので、出力パワートランジスタの
ドライブ電流を小さくすることができる。
また、本発明に係る電流制限回路(7)によれば、電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れるベース接地の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに電流が流れると、導通する第2のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのゲートが出力電圧の分圧電圧に接続されているので、V/I変換回路を用いることなく、電流制限特性をフの字特性にすることができる。
さらに、本発明に係る電流制限回路(8)によれば、出力電流をモニタする抵抗と並列に抵抗とダイオードの直列回路が接続されているので、ショート電流値を小さく、最大電流値を大きく設定することができ、本発明に係る電流制限回路(9)によれば、基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが第1のトランジスタの両端に接続された第3のトランジスタを備えているので、電流制限特性を垂下フの字特性にすることができる。
また、本発明に係る電流制限回路(10)によれば、出力電圧を分圧する分割抵抗を備え、下流側の分割抵抗の両端に基準電圧が入力された第4のトランジスタが接続されているので、同様に、電流制限特性を垂下フの字特性にすることができ、本発明に係る電流制限回路(11)によれば、下流側の分割抵抗と分圧電圧出力端子との間にさらに抵抗が接続されているので、電流制限特性に変曲点を持たせることができ、定数設定を変えることにより、出力電圧低下時の特性の傾斜を自由に設定することができるので、出力電圧につながる回路の電源電流特性に合わせて負荷特性を任意に調整することができる。
さらに、本発明に係る電流制限回路(12)によれば、電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れるベース接地の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに接続されたカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路に接続され、前記第1のトランジスタに電流が流れると、導通する第2のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続されているので、電流制限特性をフの字特性にすることができ、本発明に係る電流制限回路(13)によれば、さらに、基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第3のトランジスタを備えているので、電流制限特性を垂下フの字特性にすることができる。
また、本発明に係る電流制限回路(14)によれば、電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れて電流制限を行う、ベース接地の第1のトランジスタとで構成され、前記第1のトランジスタのゲートが出力電圧の分圧電圧に接続されているので、さらに簡単な回路構成で電流制限特性をフの字特性にすることができる。
さらに、本発明に係る電流制限回路(15)によれば、出力電流をモニタする抵抗と並列に抵抗とダイオードの直列回路が接続されているので、ショート電流値を小さく、最大電流値を大きく設定することができ、本発明に係る電流制限回路(16)によれば、基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが第1のトランジスタの両端に接続された第2のトランジスタを備えているので、電流制限特性を垂下フの字特性にすることができる。
以下、本発明の電流制限回路の実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明の電流制限回路をレギュレータに適用した実施例の回路図であり、このレギュレータは出力電圧Voutとして一定電圧を負荷に出力する電圧制御回路Aと、電圧制御回路Aから出
力される電流Ioutの検出を行い、この電流Ioutが所定の電流値を越えないように出力電流Ioutの制限を行う電流制限回路Bにより構成されている。電圧制御回路Aは、基準電
圧Vrefを出力する基準電源VREF、エラーアンプ1、出力パワートランジスタQa及び出力電圧設定用分割抵抗Ra、Rbを備え、電流制限回路Bは、出力電流検出手段としての、パワートランジスタQaの1/nの電流を流すミラートランジスタQb及びトランジスタQ2、Q3よりなるカレントミラー回路と、電流制限手段としての、電流制限用トランジスタQ1及び電流制限値設定用抵抗Rmと、V/I変換回路Cを備えている。
V/I変換回路Cは、出力電圧Voutを分圧する分割抵抗R1、R2、分圧電圧がベースに入力されるトランジスタQ7、電流源Ia、トランジスタQ7のエミッタにベースが接続されたトランジスタQ6、抵抗Rn及びトランジスタQ4、Q5により構成されるカレントミラー回路を備えている。
このレギュレータにおいて、パワートランジスタQaと抵抗Raの接続部が電圧制御回路Aの出力端をなし、負荷に対して出力電圧Voutを印加する。エラーアンプ1は、抵抗
Ra、Rbによる分圧電圧と基準電圧Vrefとの電圧比較を行い、分圧電圧が基準電圧Vrefに等しくなるように、比較結果に応じた電圧をパワートランジスタQaに出力する。パワートランジスタQaは、入力されたゲート電圧に応じた電流を出力端子を介して負荷に供給し、出力端子から出力電圧Voutとして所定の定電圧の出力を行う。
そして、パワートランジスタQaのドレイン電流が大きくなると、パワートランジスタQaと同一のゲート電圧が印加されたミラートランジスタQbのドレイン電流I2も比例して大きくなるため、カレントミラー回路のトランジスタQ3を流れる電流I3も大きくなる。
一方、V/I変換回路Cの分割抵抗R1、R2により出力電圧Voutが分圧された電圧V7は、V7=Vout・R2/(R1+R2)となり、トランジスタQ6、Q7のベース−エミッタ間電圧をVBE(Q6)、VBE(Q7)とすると、抵抗Rnの両端電圧Vnは、Vn=V7+VBE(Q7)−VBE(Q6)≒V7となる。したがって、V/I変換回路Cの出力電流I4は、カレントミラー回路Q4、Q5のミラー比を1:1とし、トランジスタのベース電流の影響を無視すると、I4=I5=I6=V7/Rn=Vout・R2/Rn・(
R1+R2)となり、出力電圧Voutに比例して変化する。
このとき、抵抗Rmの両端電圧Vmは、Vm=Rm・{Iout/n−Vout・R2/Rn・(R1+R2)}となるため、電流制限値Ilimは、VBE=Rm・{Ilim/n−Vout・R2/Rn・(R1+R2)}より、
Ilim=n・{VBE/Rm+Vout・R2/Rn・(R1+R2)}・・・(1)
となる。
この(1)式より、電流制限値Ilimは、出力電圧Voutに応じて変化し、出力ショート(Vout=0V)電流Isは、Is=n・VBE/Rmとなる。
このように、最大制限電流がレギュレータの出力電圧に応じた値となるので、図2の出力電圧−負荷特性に示すように、出力電流がゼロの状態から最大電流値Imaxまでは定格
出力電圧を保ち、最大電流値Imaxを超える過電流状態では出力電圧、出力電流とも減少
し、負荷短絡状態では出力電圧はゼロに近く、ショート電流値を最大電流値Imaxの数分
の1に押さえるフの字特性の電流制限特性にすることができる。
なお、上記の実施例では、トランジスタQ1〜Q7にバイポーラトランジスタを使用したが、MOSトランジスタを使用してもよいし、また、カレントミラー回路には単純な構成のカレントミラー回路を使用したが、さらに高精度なカレントミラー回路を使用することも可能である。
上記の実施例では、電流制限特性をフの字特性にしたが、出力電圧が規定値以上では電流制限特性が垂下特性となる垂下フの字特性にすることもでき、以下、垂下フの字特性の電流制限回路の実施例について説明する。
図3は垂下フの字特性の電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例の回路図であり、このハイサイドスイッチは、スイッチング回路Dと電流制限回路Bにより構成され、スイッチング回路Dは、制御回路2、トランジスタQc、抵抗及びパワートランジスタQaを備えている。このスイッチング回路Dにおいて、制御回路2にハイレベルの信号が入力されると、トランジスタQcがONし、パワートランジスタQaがONするので、電源電圧Vccが出力電圧Voutとして、後段の回路に供給される。
一方、電流制限回路Bは、図1の実施例のV/I変換回路Cに、変換電圧制限手段としての、トランジスタQ8と基準電圧Vrを出力する基準電源VRを追加したものであり、その他の構成は図1と同じであるので、詳細な説明を省略する。
このV/I変換回路Cにおいて、分割抵抗R1、R2により出力電圧Voutが分圧された電圧V7は、出力電圧Voutが高いときは、Vr+VBE(Q8)に制限されるため、図4
の出力電圧−負荷特性に示すように、出力電圧Voutが規定値以上では電流制限特性が垂
下特性となる垂下フの字特性にすることができる。
このとき、V7=Vout*R2/(R1+R2)=Vr+VBE(Q8)となるため、図4の出力電圧−負荷特性のImaxは、式(1)より
Imax=n・{VBE/Rm+Vout・R2/Rn・(R1+R2)}
=n・{VBE/Rm+(Vr+VBE)/Rn}・・・(2)
となる。
このような垂下フの字特性の電流制限回路は、ハイサイドスイッチなど出力電圧が固定でない回路に適用すると有効である。
また、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせることもでき、以下、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持った電流制限回路の実施例について説明する。
図5は出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を有する電流制限回路をレギュレータに適用した実施例の回路図であり、このレギュレータは図1の実施例の電流制限回路BのV/I変換回路CにトランジスタQ8と基準電源VR及び抵抗R3を追加したものであり、その他の構成は図1と同じであるので、詳細な説明を省略する。
このレギュレータでは、出力電圧Voutが(Vr+VBE(Q8))・(R1+R2+R3)/R2まで下がるまでは、電圧V7は、V7=R3・(Vout−Vr−VBE(Q8))
/(R1+R3)+Vr+VBE(Q8)となり、出力電圧Voutが(Vr+VBE(Q8))・(R1+R2+R3)/R2より低くなると、電圧V7は、V7=Vout・(R2+R3)/(R1+R2+R3)となるので、V/I変換回路Cの電圧−電流変換特性に変曲点
が生じる。
したがって、電流制限回路Bは、図6の出力電圧−負荷特性に示すように、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせることが可能になる。
この電流制限回路では、抵抗R1、R2、R3の定数設定を変えることにより、図6の
出力電圧低下時の特性の傾斜を自由に設定することができるので、出力電圧Voutにつな
がる回路の電源電流特性に合わせて負荷特性を任意に調整することができる。
さらに、図7に示すように、図5の電流制限回路BのV/I変換回路CのトランジスタQ7に代えてオペアンプ3を用いることにより、高精度化を図ることが可能になる。
なお、図7の実施例では、図5の電流制限回路BのV/I変換回路CのトランジスタQ7に代えてオペアンプ3を用いたが、図1、図3の電流制限回路BのV/I変換回路Cの
トランジスタQ7に代えてオペアンプ3を用いて高精度化することも可能である。
また、図8に示すように、図5の電流制限回路Bのショート電流設定用抵抗Rmに代えて電流源Irmを用いることもできる。
図5の実施例では、ショート電流IsはIs=VBE/Rmで決まるが、一般に、VBEは−2mV/℃、抵抗RmはIC内の拡散抵抗を用いると、+1000〜4000ppm/℃の温度係
数を持つため、ショート電流Isは低温で大きくなる特性となるが、図8の実施例では、電流源Irmに温度特性の小さい電流源を使用すれば、ショート電流Isの温度変動を小さくすることが可能となる。
なお、図8の実施例では、図5の電流制限回路Bのショート電流設定用抵抗Rmに代えて電流源Irmを用いたが、上記と同様に、図1、図3の電流制限回路Bのショート電流設定用抵抗Rmに代えて電流源Irmを用いることもできる。
さらに、図9に示すように、図5の電流制限回路Bのカレントミラー回路Q2、Q3とカレントミラー回路Q4、Q5のミラー比を変え、I3=I2/a、I4=b・I5とすることにより、Rm、Rnの抵抗値を大きくして通常動作時のトランジスタQ3、Q4、Q5、Q6の電流を小電流化し、消費電流を低減することができる。この場合、図に示すように、トランジスタQ4、Q5をMOS化すると、さらに消費電流を低減することができる。
なお、図9の実施例では、図5の電流制限回路Bのカレントミラー回路Q2、Q3とカレントミラー回路Q4、Q5のミラー比を変えたが、上記と同様に、図1、図3の電流制限回路Bのカレントミラー回路Q2、Q3とカレントミラー回路Q4、Q5のミラー比を変えることも可能である。
また、図10に示すように、図5の電流制限回路BのV/I変換回路CのトランジスタQ8のベースの基準電源をエラーアンプ1の基準電源VREFと共用することにより、回路
を削減するとともに、消費電流を低減することができる。
なお、図10の実施例では、図5の電流制限回路のトランジスタQ8のベースの基準電源をエラーアンプ1の基準電源VREFと共用したが、図3の電流制限回路Bをレギュレー
タに適用し、トランジスタQ8のベースの基準電源をエラーアンプ1の基準電源VREFと
共用することも可能である。
さらに、図11に示すように、図1の電流制限回路BのV/I変換回路Cの分割抵抗を電圧制御回路Aの出力電圧設定用分割抵抗と共用することにより、回路を削減するとともに、消費電流を低減することができる。
図11の実施例では、トランジスタQ7をMOSトランジスタにすることにより、電圧制御回路Aの出力電圧設定用分割抵抗に流れる電流をゼロにし、出力電圧がずれないようにしている。また、トランジスタQ6もMOSトランジスタにすることにより、電流源Iaの電流値を小さくすることができる。
一方、パワートランジスタQaとミラートランジスタQb
にバイポーラトランジスタを使用すると、そのドライブ電流は最大出力電流の1/HFE以上にする必要があり、以上の実施例のように、パワートランジスタQaのベースを制御して電流制限をかけるのは得策ではない。
このため、図12に示すように、電流制限用トランジスタQ1をNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタとし、パワートランジスタQaをドライブするトランジスタQcを制御して、電流制限をかけることにより、パワートランジスタQaのドライブ電流を小さくすることができる。
なお、図12の実施例では、トランジスタQa〜Qc、Q1〜Q7にバイポーラトランジスタを使用しているが、MOSトランジスタを使用してもよいし、カレントミラー回路Q2、Q3及びQ4、Q5には高精度なカレントミラー回路を使用することも可能である。また、ショート電流を設定する抵抗Rmを温度特性の小さい電流源にすれば、ショート電流の温度変動を小さくすることが可能となる。
さらに、図12の実施例では、図1の電流制限回路Bの電流制限用トランジスタQ1をNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタとし、パワートランジスタQaをドライブするトランジスタQcを制御するようにしたが、上記と同様に、図3、図5の電流制限回路Bの電流制限用トランジスタQ1をNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタとし、パワートランジスタQaをドライブするトランジスタQcを制御するようにすることも可能である。
また、ハイサイドスイッチにおいて、電流制限回路Bの電流制限用トランジスタQ1をNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタとし、パワートランジスタQaをドライブするトランジスタQcを制御するようにすることもできる。
図13は図5の実施例の電流制限回路Bの電流制限用トランジスタQ1をNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタとし、パワートランジスタQaをドライブするトランジスタQcを制御するようにした電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例を示す図であり、図14に示すように、出力電圧−負荷特性の電流制限特性を変曲点を持った特性とすることができる。
なお、抵抗R2をゼロΩにすれば、図4に示すような出力電圧−負荷特性と同様な垂下フの字特性となる。また、図13の実施例では、トランジスタQa〜Qc、Q1〜Q7にバイポーラトランジスタを使用しているが、上記と同様に、MOSトランジスタを使用してもよいし、カレントミラー回路Q2、Q3及びQ4、Q5には高精度なカレントミラー回路を使用することも可能である。また、同様に、ショート電流を設定する抵抗Rmを温度特性の小さい電流源にすれば、ショート電流の温度変動を小さくすることが可能となる。
以上の実施例では、V/I変換回路を用いて電流制限値を出力電圧に応じて変化させたが、このようにV/I変換回路を用いると、負荷電流がゼロの時でもV/I変換回路に電流が流れ、回路電流が大きくなってしまうので、V/I変換回路を用いず、ベース接地トランジスタを用いてミラー電流を検出することにより回路電流を低減した電流制限回路の実施例について、以下説明する。
図15は、ベース接地トランジスタを用いてミラー電流を検出する電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、このレギュレータは、同様に、電圧制御回路Aと電流制限回路Bにより構成されている。電流制限回路Bは、ミラートランジスタQbの電流をモニタする抵抗Rmと、抵抗Rmの上流電圧が上昇すると、電流が流れるベース接地のトランジスタQ1と、トランジスタQ1に電流が流れると、ONするトランジスタQ2を備えており、トランジスタQ1のゲートを出力電圧Voutの分圧電圧に接続するこ
とにより、電流制限特性をフの字特性とするものである。
この電流制限回路Bにおいて、抵抗Rmの上流電圧Vrmは、Vrm=Rm・Iout/nで
あり、出力電流Ioutが増加すると、電圧Vrmが上昇する。そして、トランジスタQ1の
ゲート電圧をV1、トランジスタQ1のゲート−ソース間電圧をVTH(Q1)とした場合
、出力電流Ioutが増加し、電圧VrmがV1+VTH(Q1)になると、トランジスタQ1に電流が流れ、トランジスタQ2が動作して、ドライブトランジスタQcの電流を制御し、電流制限がかかる。
このとき、トランジスタQ1のゲート電圧V1は、出力電圧Voutの抵抗分圧値となっており、V1=Vout・(Rb+Rc)/(Ra+Rb+Rc)となるので、図16の出力電
圧−負荷特性に示すように、出力電圧Voutが低下すると、ゲート電圧V1が低下し、電流制限値が小さくなる。
また、Vrm=Rm・Iout/n=V1+VTHより、電流制限値Ilimは、Ilim=n・(V1+VTH)/Rmとなり、ショート電流値IsはIs=n・VTH/Rmとなる。
なお、トランジスタQ2、トランジスタQcはNMOSトランジスタでもよいし、回路電流を低減する必要がない場合は、パワートランジスタQa、ミラートランジスタQb、トランジスタQ1にPNPトランジスタを使用してもよい。
次に、図15に示す電流制限回路において、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定できるようにした実施例について説明する。
図17は、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定した電流制限
回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、図15に示す電流制限回路の抵抗Rmと並列に抵抗RnとダイオードD1を設けたものであり、その他の構成は図15と同じであるので、詳細な説明を省略する。
ダイオードD1は、トランジスタQ1とのマッチングをとるため、PMOSトランジスタを使用するのが望ましいが、PNP、NPNなど他のトランジスタで構成することも可能である。
図17の電流制限回路において、出力電圧VoutがVout=0Vの時は、Vrm=VTH(Q1)となるので、抵抗Rmには電流が流れるが、抵抗Rnには電流がほとんど流れない。したがって、ショート電流値Isは抵抗Rmだけで決まり、Is=n・VTH/Rmとなる。
また、ダイオードD1の順方向電圧をVd(D1)とした場合、電圧VrmがVd(D1)より高い時は、抵抗Rnに電流が流れるため、抵抗Rnを抵抗Rmより十分小さい値に設定すると、最大電流値Imaxは抵抗Rnで決まり、Imax=n・(V1+VTH−Vd)/R
nとなる。
すなわち、ショート電流値Isは抵抗Rmで、最大電流値Imaxは抵抗Rnで決まるた
め、抵抗Rmの値を大きく、抵抗Rnの値を小さくすることにより、図18の出力電圧−負荷特性に示すように、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imax大きく設定する
ことができる。
また、図15に示す電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることもでき、以下、電流制限特性を垂下フの字にした電流制限回路の実施例について説明する。
図19は、電流制限特性を垂下フの字にした電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図15に示す電流制限回路Bに、基準電圧Vrを出力する基準電源VRと基準電源VRがゲートに接続され、ソースとドレインをトランジスタQ1に接続したトランジスタQ3を設けたものであり、基準電圧Vrは電流制限のかかっていない通常動作時のゲート電圧V1よりも低い値に設定されている。
図19の電流制限回路において、通常動作時はV1>Vrであるため、出力電流Iout
が増加すると、まずトランジスタQ3が動作するので、電流制限値Imaxは、Imax=n・(Vr+VTH)/Rmとなる。一方、電流制限状態になり、出力電圧Voutが低下し、V
1<Vrとなると、トランジスタQ1が動作し、出力電圧Voutの低下に従って電流制限値は小さくなり、Vout=0Vになると、Vrm=VTH(Q1)となるので、ショート電流値
IsはIs=n・VTH/Rmとなる。
これにより、図20の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
図21は、ハイサイドスイッチに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、スイッチング回路Dと電流制限回路Bよりなり、電流制限回路Bは、出力電圧Voutの分割
抵抗R2と並列に、トランジスタQ8と基準電圧Vrを出力する基準電源VRを設けたものであり、出力電圧Voutが上昇しても、トランジスタQ1のゲート電圧が規定値以上に
ならないようにしたものである。
図21の電流制限回路Bにおいて、Vout=0Vの時は、V1=0V、Vrm=VTH(Q
1)となるので、ショート電流値IsはIs=n・VTH/Rmとなる。出力電圧Voutが
上昇すると、ゲート電圧V1も上昇するため電流制限値も上昇するが、ゲート電圧V1がVr+VBE(Q8)まで上昇すると、トランジスタQ8が動作して、出力電圧Voutが上
昇しても、ゲート電圧V1はそれ以上上がらなくなり、Vrm=Vr+VBE(Q8)+VTH(Q1)となり、電流制限値ImaxはImax=n・(Vr+VBE(Q8)+VTH(Q1))/Rmとなるので、図22の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
さらに、図21に示す電流制限回路の出力電圧分割抵抗に、さらに抵抗を追加することにより、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせることもでき、以下、図23により説明する。
図23は、出力電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせた電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図21の出力電圧Voutの分割抵抗にさらに、抵抗R3を追加したものであり、その他の構成
は図21と同じであるので、詳細な説明を省略する。
図23の電流制限回路Bにおいて、出力電圧Voutが(Vr+VBE)・(R1+R2+R3)/R2まで下がるまでは、ゲート電圧V1は、V1=R3・(Vout−Vr−VBE)
/(R1+R3)+Vr+VBE(Q8)となり、出力電圧Voutが(Vr+VBE)・(R1
+R2+R3)/R2より低くなると、ゲート電圧V1は、V1=Vout・(R2+R3
)/(R1+R2+R3)となるので、図24の出力電圧−負荷特性に示すように、出力
電圧低下時の電流制限特性に変曲点を持たせることが可能になる。
この電流制限回路では、抵抗R1、R2、R3の定数設定を代えることにより、図24の出力電圧低下時の特性の傾斜を自由に設定することができるので、出力電圧Voutにつ
ながる回路の電源電流特性に合わせて負荷特性を調整することが可能となる。
また、図15に示す電流制限回路のトランジスタQ1にカレントミラー回路を接続して電流制限特性をフの字特性とすることもでき、以下、図25により説明する。
図25は、電流制限回路のトランジスタQ1にカレントミラー回路を接続した電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路B
は、ミラートランジスタQbの電流をモニタする抵抗Rmと、抵抗Rmの上流電圧が上昇すると、電流が流れるベース接地のトランジスタQ1と、トランジスタQ2、Q3により構成されるカレントミラー回路と、トランジスタQ1に電流が流れるとオンするトランジスタQ4とで構成され、トランジスタQ1のゲートが出力電圧Voutの抵抗分圧電圧V1
に接続されている。
図25の電流制限回路において、抵抗Rmの上流電圧Vrmは、Vrm=Rm・Iout/n
であり、出力電流Ioutが増加すると、電圧Vrmが上昇する。また、ゲート電圧V1はV
1=Vout・(Rb+Rc)/(Ra+Rb+Rc)であり、電圧VrmがV1+VTH(Q1)になると、トランジスタQ1に電流が流れ、トランジスタQ2、Q3、Q4が動作して
出力パワートランジスタQaのゲート電圧を制御し電流制限がかかる。トランジスタQ1のゲート電圧V1は出力電圧Voutの抵抗分圧値となっているため、図26の出力電圧−
負荷特性に示すように、出力電圧Voutが低下するとゲート電圧V1が低下して電流制限
値が小さくなるので、電流制限特性はフの字特性となる。
このとき、Vrm=Rm・Iout/n=V1+VTHより、電流制限値IlimはIlim=n・
(V1+VTH)/Rm、ショート電流値Isは、Is=n・VTH/Rmとなる。
なお、図17の電流制限回路の実施例のように、抵抗Rmと並列に、抵抗とダイオードを設け、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定できるようにする
ことも可能である。
さらに、図25に示す電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることもでき、以下、図27により説明する。
図27は、垂下フの字の電流制限特性を有する電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図25の電流制限回路Bに加えて、基準電圧Vrを出力する基準電源VRと基準電源VRがゲートに接続され、ソースとドレインをトランジスタQ1に接続したトランジスタQ5を設けたものであり、基準電圧Vrは電流制限のかかっていない通常動作時のゲート電圧V1よりも低い値に設定されている。
図27の電流制限回路において、通常動作時はV1>Vrであるため、出力電流Iout
が増加すると、まずトランジスタQ5が動作するので、電流制限値Imaxは、Imax=n・(Vr+VTH)/Rmとなる。一方、電流制限状態になり、出力電圧Voutが低下し、V
1<Vrとなると、トランジスタQ1が動作し、出力電圧Voutの低下に従い電流制限値は小さくなり、Vout=0Vになると、Vrm=VTH(Q1)となるので、ショート電流値Is
はIs=n・VTH/Rmとなる。
これにより、図28の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
なお、電流制限特性を垂下フの字特性にする方法として、図21、図23の実施例の電流制限回路と同様に、出力電圧Voutの分割抵抗にスイッチング回路を設けることにより
、電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることも可能である。
また、図15の電流制限回路のトランジスタQ1により直接エラーアンプの差動段に電流を流すことにより電流制限を行うことも可能であり、以下、図29により説明する。
図29は、電流制限回路BのトランジスタQ1により直接電圧制御回路Aのエラーアンプの差動段に電流を流す実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、ミラートランジスタQbの電流をモニタする抵抗Rmと、抵抗Rmの上流電圧が上昇すると、電流が流れるベース接地のトランジスタQ1とで構成され、トランジスタQ1のゲートが出力電圧Voutの抵抗分圧電圧V1に接続されている。
この電流制限回路Bにおいて、抵抗Rmの上流電圧Vrmは、Vrm=Rm・Iout/nで
あり、出力電流Ioutが増加すると、電圧Vrmが上昇する。そして、トランジスタQ1の
ゲート−ソース間電圧をVTH(Q1)とした場合、出力電流Ioutが増加し、電圧Vrmが
V1+VTH(Q1)になると、トランジスタQ1に電流が流れ、電圧制御回路Aのエラー
アンプの差動段に電流を流し、ドライブトランジスタQcの電流を制御し電流制限がかかる。
このとき、トランジスタQ1のゲート電圧V1は、出力電圧Voutの抵抗分圧値となっており、V1=Vout・(Rb+Rc)/(Ra+Rb+Rc)となるので、図30の出力電
圧−負荷特性に示すように、出力電圧Voutが低下すると、ゲート電圧V1が低下し、電流制限値が小さくなり、電流制限特性がフの字特性となる。
また、Vrm=Rm・Iout/n=V1+VTHより、電流制限値Ilimは、Ilim=n・(V1+VTH)/Rmとなり、ショート電流値IsはIs=n・VTH/Rmとなる。
なお、図17の電流制限回路の実施例のように、抵抗Rmと並列に、抵抗とダイオードを設け、ショート電流値Isを小さく、最大電流値Imaxを大きく設定できるようにする
ことも可能である。
さらに、図29に示す電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることもでき、以下、電流制限特性を垂下フの字にした電流制限回路の実施例について説明する。
図31は、電流制限特性を垂下フの字にした電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図であり、図に示すように、電流制限回路Bは、図29に示す電流制限回路に基準電圧Vrを出力する基準電源VRと、基準電源VRがゲートに接続され、ソースとドレインをトランジスタQ1に接続したトランジスタQ5を設けたものであり、基準電圧Vrは電流制限のかかっていない通常動作時のゲート電圧V1よりも低い値に設定されている。
図31の電流制限回路において、通常動作時はV1>Vrであるため、出力電流Iout
が増加すると、まずトランジスタQ5が動作するので、電流制限値Imaxは、Imax=n・(Vr+VTH)/Rmとなる。一方、電流制限状態になり、出力電圧Voutが低下し、V
1<Vrとなると、トランジスタQ1が動作し、出力電圧Voutの低下に従い電流制限値は小さくなり、Vout=0Vになると、Vrm=VTH(Q1)となるので、ショート電流値I
sはIs=n・VTH/Rmとなる。
これにより、図32の出力電圧−負荷特性に示すように、垂下フの字の電流制限特性にすることができる。
なお、電流制限特性を垂下フの字特性にする方法として、図21、図23の実施例の電流制限回路と同様に、出力電圧Voutの分割抵抗にスイッチング回路を設けることにより
、電流制限回路の電流制限特性を垂下フの字にすることも可能である。
本発明の電流制限回路をレギュレータに適用した実施例を示す図である。 図1の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した実施例を示す図である。 図3の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用した他の実施例を示す図である。 図5の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 本発明の電流制限回路をハイサイドスイッチに適用した他の実施例を示す図である。 図13の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図15の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図17の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図19の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をハイサイドスイッチに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図21の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をハイサイドスイッチに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図23の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図25の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図27の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図29の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 本発明の電流制限回路をレギュレータに適用したさらに他の実施例を示す図である。 図31の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。 従来の垂下型電流制限回路を内蔵したレギュレータを示す図である。 図33の電流制限回路の出力電圧−負荷特性を示す図である。
符号の説明
A 電圧制御回路
B 電流制限回路
C V/I変換回路
D スイッチング回路
1 エラーアンプ
2 制御回路
3 オペアンプ
Qa パワートランジスタ
Qb ミラートランジスタ
Qc ドライブトランジスタ
Q1〜Q8 トランジスタ
Ra、Rb、Rc、Rm、Rn、R1〜R3 抵抗
Ia、Irm 電流源

Claims (20)

  1. 出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
    出力電圧に応じた電流を発生する電圧−電流変換手段を備え、前記電圧−電流変換手段からの電流によって前記出力電流検出手段によって検出された出力電流を補正することを特徴とする電流制限回路。
  2. 請求項1に記載の電流制限回路において、
    前記電圧−電流変換手段に入力される電圧が一定値を超えないように制限する電圧制限手段を備えたことを特徴とする電流制限回路。
  3. 請求項1に記載の電流制限回路において、
    前記電圧−電流変換手段の電圧―電流変換特性が変曲点を有することを特徴とする電流制限回路。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電流制限回路において、
    前記電圧−電流変換手段にオペアンプを使用したことを特徴とする電流制限回路。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電流制限回路において、
    前記電流制限手段が前記所定値を電流源により発生することを特徴とする電流制限回路。
  6. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電流制限回路において、
    前記出力電流検出手段と前記電圧−電流変換手段がそれぞれカレントミラー回路を備え、それぞれのカレントミラー回路のミラー比を変えたことを特徴とする電流制限回路。
  7. 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と、請求項2または請求項3のいずれかに記載の電流制限回路を備えたレギュレータであって、
    前記電圧−電流変換手段に入力される基準電圧を前記基準電圧発生手段の基準電圧と共用したことを特徴とするレギュレータ。
  8. 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と、請求項1に記載の電流制限回路を備えたレギュレータであって、
    前記電圧−電流変換手段が備える分割抵抗を前記出力電圧分割手段の分割抵抗と共用したことを特徴とするレギュレータ。
  9. 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、出力電圧を分割する出力電圧分割手段と、前記基準電圧発生手段の出力と前記出力電圧分割手段の出力との誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段の出力により駆動される出力制御手段と、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電流制限回路を備えたレギュレータであって、
    前記出力制御手段がパワートランジスタとこのパワートランジスタをドライブするドライブトランジスタよりなり、前記電流制限手段がNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタを備え、このNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタによって前記ドライブトランジスタを制御することにより電流制限をかけることを特徴とするレギュレータ
  10. 入力信号により駆動される出力制御手段と、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電流制限回路を備えたハイサイドスイッチであって、
    前記出力制御手段がパワートランジスタとこのパワートランジスタをドライブするドライブトランジスタよりなり、前記電流制限手段がNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタを備え、このNPNトランジスタまたはNMOSトランジスタによって前記ドライブトランジスタを制御することにより電流制限をかけることを特徴とするハイサイドスイッチ。
  11. 出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
    前記電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れるベース接地の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに電流が流れると、導通する第2のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続したことを特徴とする電流制限回路。
  12. 請求項11に記載の電流制限回路において、
    前記出力電流をモニタする抵抗と並列に抵抗とダイオードの直列回路が接続されていることを特徴とする電流制限回路。
  13. 請求項11に記載の電流制限回路において、
    基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第3のトランジスタを備えることを特徴とする電流制限回路。
  14. 請求項11に記載の電流制限回路において、
    出力電圧を分圧する分割抵抗を備え、下流側の分割抵抗の両端に基準電圧が入力された第4のトランジスタが接続されていることを特徴とする電流制限回路。
  15. 請求項14に記載の電流制限回路において、
    下流側の分割抵抗と分圧電圧出力端子との間にさらに抵抗が接続されていることを特徴とする電流制限回路。
  16. 出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
    前記電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れるベース接地の第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに接続されたカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路に接続され、前記第1のトランジスタに電流が流れると、導通する第2のトランジスタで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続したことを特徴とする電流制限回路。
  17. 請求項16に記載の電流制限回路において、
    基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第3のトランジスタを備えることを特徴とする電流制限回路。
  18. 出力回路に流れる出力電流を検出する出力電流検出手段と、前記出力電流検出手段で検出された出力電流が所定値を超えたとき、出力電流を制限する電流制限手段とを備えた電流制限回路であって、
    前記電流制限手段が、出力電流をモニタする抵抗と、前記抵抗の上流電圧が上昇すると電流が流れて電流制限を行う、ベース接地の第1のトランジスタとで構成され、前記第1のトランジスタのゲートを出力電圧の分圧電圧に接続したことを特徴とする電流制限回路。
  19. 請求項18に記載の電流制限回路において、
    前記出力電流をモニタする抵抗と並列に抵抗とダイオードの直列回路が接続されていることを特徴とする電流制限回路。
  20. 請求項18に記載の電流制限回路において、
    基準電圧がゲートに接続され、ソースとドレインが前記第1のトランジスタの両端に接続された第2のトランジスタを備えることを特徴とする電流制限回路。
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