JP2006155241A - 視認署名付文書生成装置、視認署名付文書生成方法、視認署名付文書生成プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

視認署名付文書生成装置、視認署名付文書生成方法、視認署名付文書生成プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】文書の閲覧時に利用者が視覚により改ざんされているか否か判断することが可能にすること。
【解決手段】電子文書を取得する電子文書取得部と、電子文書から、改ざんの検出することが可能な保護対象情報を指定する保護対象指定受付部と、保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を生成する変換情報生成部と、変換保護対象情報を示すシンボルを所定の配置状態に従い配置して視認署名背景を生成する背景生成部と、生成された視認署名背景を電子文書と重畳し、電子文書の内容及びシンボルが表示されている視認署名付文書を生成する視認署名付文書生成部と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、視認署名付文書生成装置、視認署名付文書生成方法、視認署名付文書生成プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関するものであり、特に利用者が視覚を通じて改ざんの検出が可能な技術に関するものである。
印刷技術及び情報通信技術の発展に伴い、文書の作成、流通が容易となった。そして文書の作成、流通が容易となった反面、元の文書に対して無断で改ざん等が行われるという問題が発生している。そして改ざん等を防止、あるいは抑止させるため、文書の検証技術が注目されている。
そして文書の検証を行うために、保護する対象となる情報を特定し、特定された保護対象情報から検証に必要な情報を生成する必要がある。現在、文書に検証に必要な情報を付加する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された発明は、印刷物の改ざんを検出するために、処理対象の画像から画像特徴情報を抽出して、これを処理対象の画像と一体に付与して出力する方法であり、印刷物を検証する際に、印刷物に付与されている画像特徴情報を機械で読み取り、その特徴情報と検証時に抽出した画像特徴情報とを機械が比較して、改ざんされているか否か判断することを可能としている。
特開2002−062934号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された発明では、付与された画像特徴情報と検証時に抽出した画像特徴情報とを機械が比較するため、改ざんされているか否か機械を使用しなければ判断できないという問題がある。
他にも、改ざんされているか否か判断する必要がある状況において、必ず機械を使用することができるとは限らない。例えば契約書に署名を行う際に、相手が身内であるため機械を使用するのがためらわれる場合などがある。また、文書を検証するため常に機械を持ち運ばなければならないという問題もある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、文書の閲覧時に利用者が視覚により改ざんされているか否か判断することが可能な視認署名付文書生成装置、視認署名付文書生成方法、視認署名付文書生成プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、処理対象となる電子文書を取得する電子文書取得手段と、前記電子文書取得手段により取得された前記電子文書において、改ざんを検出する対象となる保護対象情報の指定を受け付ける保護対象指定受付手段と、前記保護対象指定受付手段により指定を受け付けた前記保護対象情報から、予め定められた規則に従って変換保護対象情報を生成する変換情報生成手段と、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、且つ所定の配置状態に従い配置する視認署名背景を生成する背景生成手段と、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記電子文書の内容及び前記標記が表示されている視認署名付文書を生成する視認署名付文書生成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換保護対象情報及び前記変換保護対象情報と異なる情報を示す偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換保護対象情報及び前記偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ格子状、同心円状又はランダムに配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つにかかる発明において、前記視認署名付文書生成手段により生成された前記視認署名付文書を印刷する印刷手段を、さらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つにかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を示す数字、文字、標識及び模様のうちいずれか一つ以上で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を数字または文字により配置する場合に、数字または文字のサイズ、フォントの種類及び字体の一つ以上を異ならせ、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つにかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い、所定サイズ以上の白地領域に配置することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つにかかる発明において、前記視認署名付文書生成手段により生成された前記視認署名付文書を表示する表示処理手段を、さらに備えたことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書に重畳された前記視認署名背景の前記標記と異なる前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、前記視認署名付文書生成手段は、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を、前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項8又は9にかかる発明において、前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書に重畳された視認署名背景の前記配置状態と異なる前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、前記視認署名付文書生成手段は、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を、前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1〜10のいずれか一つにかかる発明において、前記視認署名付文書を生成する権限を有する利用者であるか否か認証する利用者認証手段をさらに備え、前記視認署名付文書生成手段は、前記利用者認証手段により利用者が認証された場合に限り、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、処理対象となる電子文書を取得する電子文書取得ステップと、前記電子文書取得ステップにより取得された前記電子文書において、改ざんを検出する対象となる保護対象情報の指定を受け付ける保護対象指定受付ステップと、前記保護対象指定受付ステップにより指定を受け付けた前記保護対象情報から、予め定められた規則に従って変換保護対象情報を生成する変換情報生成ステップと、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、且つ所定の配置状態に従い配置した視認署名背景を生成する背景生成ステップと、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記電子文書の内容及び前記標記が表示されている視認署名付文書を生成する視認署名付文書生成ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項12にかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換保護対象情報及び前記変換保護対象情報と異なる情報を示す偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13にかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換保護対象情報及び前記偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ格子状、同心円状又はランダムに配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項12〜14のいずれか一つにかかる発明において、前記視認署名付文書生成ステップにより生成された前記視認署名付文書を印刷する印刷ステップを、さらに備えたことを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項12〜15のいずれか一つにかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を示す数字、文字、標識及び模様のうちいずれか一つ以上で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、請求項16にかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を数字または文字により配置する場合に、数字または文字のサイズ、フォントの種類及び字体の一つ以上を異ならせ、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする。
また、請求項18にかかる発明は、請求項12〜17のいずれか一つにかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い、所定サイズ以上の白地領域に配置することを特徴とする。
また、請求項19にかかる発明は、請求項12〜18のいずれか一つにかかる発明において、前記視認署名付文書生成ステップにより生成された前記視認署名付文書を表示する表示処理ステップを、さらに備えたことを特徴とする。
また、請求項20にかかる発明は、請求項19にかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、前記表示処理ステップにより表示された前記視認署名付文書に重畳された前記視認署名背景の前記標記と異なる前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、前記視認署名付文書生成ステップは、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を、前記表示処理ステップにより表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする。
また、請求項21にかかる発明は、請求項19又は20にかかる発明において、前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書に重畳された視認署名背景の前記配置状態と異なる前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、前記視認署名付文書生成ステップは、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を、前記表示処理ステップにより表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする。
また、請求項22にかかる発明は、請求項12〜21のいずれか一つにかかる発明において、前記視認署名付文書を生成する権限を有する利用者であるか否か認証する利用者認証ステップをさらに備え、前記視認署名付文書生成ステップは、前記利用者認証ステップにより利用者が認証された場合に限り、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする。
また、請求項23にかかる発明は、請求項12〜22のいずれか1つに記載された方法をコンピュータで実行させることを特徴とする。
また、請求項24にかかる発明は、請求項23に記載されたプログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体とする。
請求項1にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書の閲覧時に、認証する利用者が視認署名付文書内の保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を導出し、視認署名付文書に重畳された標記が導出した変換保護対象情報を示す標記と一致するか否か認証を行うことで、保護対象情報が改ざんされているか否か判断することが可能という効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、変換保護対象情報及び偽保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、所定の配置状態に従い配置することで、生成された視認署名付文書の閲覧時に、認証する利用者は保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を導出し、且つ認証する利用者が記憶している変換保護対象情報の標記の配置場所から、電子文書内の変換保護対象情報を示す標記の配置場所を特定し、特定された配置場所の標記が導出した変換保護対象情報を示す標記と一致するか否か認証を行うことで、保護対象情報が改ざんされているか否か判断することが可能という効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、変換保護対象情報及び偽保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、且つ格子状、同心円状又はランダムに配置した前記視認署名背景画像を生成することで、電子文書に適した視認署名背景の生成が可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書を印刷することで、紙媒体による視認署名付文書の閲覧時に、保護対象情報が改ざんされているか否か利用者が視覚により判断することが可能という効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、変換保護対象情報を、数字、文字、標識及び模様のうちいずれか一つ以上で視認署名背景の生成を可能としたことで、電子文書に適した視認署名背景の生成が可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、変換保護対象情報を数字または文字により配置する場合に、数字または文字のサイズ、フォント及び字体の一つ以上を異ならせて視認署名背景を生成することで、電子文書に適した視認署名背景の生成が可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、変換保護対象情報を、認証する利用者が視覚により認識することが可能な標記で、所定の配置状態に従い、所定サイズ以上の白地領域に配置することで、電子文書の文字との重複を防止することが可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書を表示することで、利用者が生成された視認署名付文書を確認することが可能という効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書に重畳された視認署名背景の標記と異なる標記による視認署名背景を生成して、電子文書に重畳することで、生成者が生成した視認署名付文書を参照してから再度、標記の異なる視認署名背景を生成することで、生成者が所望する視認署名付文書を生成することが可能という効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書に重畳された視認署名背景の配置状態と異なる配置状態で視認署名背景を生成して、電子文書に重畳することで、生成者が生成した視認署名付文書を参照してから再度、配置状態の異なる視認署名背景を生成することで、作成者が所望する視認署名付文書を生成することが可能という効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、権限を有する利用者に限り視認署名付文書を生成することを可能としたため、第三者による視認署名付文書の偽造を防止することが可能という効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書の閲覧時に、認証する利用者が視認署名付文書内の保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を導出し、視認署名付文書に重畳された標記が導出した変換保護対象情報を示す標記と一致するか否か認証を行うことで、保護対象情報が改ざんされているか否か判断することが可能という効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、変換保護対象情報及び偽保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、所定の配置状態に従い配置することで、生成された視認署名付文書の閲覧時に、認証する利用者は保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を導出し、且つ認証する利用者が記憶している変換保護対象情報の標記の配置場所から、電子文書内の変換保護対象情報を示す標記の配置場所を特定し、特定された配置場所の標記が導出した変換保護対象情報を示す標記と一致するか否か認証を行うことで、保護対象情報が改ざんされているか否か判断することが可能という効果を奏する。
また、請求項14にかかる発明によれば、変換保護対象情報及び偽保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、且つ格子状、同心円状又はランダムに配置した前記視認署名背景画像を生成することで、電子文書に適した視認署名背景の生成が可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項15にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書を印刷することで、紙媒体による視認署名付文書の閲覧時に、保護対象情報が改ざんされているか否か利用者が視覚により判断することが可能という効果を奏する。
また、請求項16にかかる発明によれば、変換保護対象情報を、数字、文字、標識及び模様のうちいずれか一つ以上で視認署名背景の生成を可能としたことで、電子文書に適した視認署名背景の生成が可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項17にかかる発明によれば、変換保護対象情報を数字または文字により配置する場合に、数字または文字のサイズ、フォント及び字体の一つ以上を異ならせて視認署名背景を生成することで、電子文書に適した視認署名背景の生成が可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項18にかかる発明によれば、変換保護対象情報を、認証する利用者が視覚により認識することが可能な標記で、所定の配置状態に従い、所定サイズ以上の白地領域に配置することで、電子文書の文字との重複を防止することが可能となり、視認署名付文書の視認性が向上するという効果を奏する。
また、請求項19にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書を表示することで、利用者が生成された視認署名付文書を確認することが可能という効果を奏する。
また、請求項20にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書に重畳された視認署名背景の標記と異なる標記による視認署名背景を生成して、電子文書に重畳することで、生成者が生成した視認署名付文書を参照してから再度、標記の異なる視認署名背景を生成することで、生成者が所望する視認署名付文書を生成することが可能という効果を奏する。
また、請求項21にかかる発明によれば、生成された視認署名付文書に重畳された視認署名背景の配置状態と異なる配置状態で視認署名背景を生成して、電子文書に重畳することで、生成者が生成した視認署名付文書を参照してから再度、配置状態の異なる視認署名背景を生成することで、作成者が所望する視認署名付文書を生成することが可能という効果を奏する。
また、請求項22にかかる発明によれば、権限を有する生成者に限り視認署名付文書を生成することを可能としたため、第三者による視認署名付文書の偽造を防止することが可能という効果を奏する。
また、請求項23にかかる発明によれば、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項12から22のいずれか一つに記載された視認署名付文書生成方法をコンピュータの利用で実現することができ、これら各視認署名付文書生成方法と同様の効果を奏する。
また、請求項24に係る発明によれば、請求項23に記載された視認署名付文書生成プログラムを格納した記録媒体であり、この記録媒体をコンピュータに読み込ませることで、視認署名付文書生成プログラムを実行することが可能という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる視認署名付文書生成装置、視認署名付文書生成方法、視認署名付文書生成プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体の最良な実施の形態を詳細に説明する。
また、視認署名付文書とは、この文書中の保護対象となる情報が改ざんされているか否かを、利用者が予め記憶した事物に基づいて、視覚を通じて検証することが可能な文書をいう。なお、視認署名付文書は紙媒体あるいは電子データに制限するものではなく、利用者が視認できるものであればよい。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置100の構成を示すブロック図である。本図に示すように視認署名付文書生成装置100の内部は、入力処理部101と、電子文書取得部102と、保護対象指定受付部103と、変換情報生成部104と、背景生成部105と、視認署名付文書生成部106と、印刷処理部107と、記憶部108と、表示処理部109と、利用者認証部110を備え、取得した電子文書に利用者が改ざんされたか否か認証を行うために用いられる視認署名背景画像を重畳して、視認署名付文書を生成し、印刷することを可能とする。
記憶部108は、認証テーブル、電子文書及び視認署名付文書を記憶する。認証テーブルは、視認署名付文書を生成する権限を有する利用者(以下、生成者という)の利用者IDとパスワードを対応付けて記憶している。
入力処理部101は、キーボード10、ポインティングデバイス11等の入力装置を介して生成者により入力された情報を処理する。具体的には、入力処理部101は、生成者が入力装置を介してなされた、視認署名付文書を生成する元となる電子文書の選択、電子文書中の改ざんを防止する文字列つまり保護対象情報の指定、保護対象情報から生成される変換保護対象情報に必要な暗号化鍵の入力、電子文書中の保護対象情報が改ざんされているか否か判断するために必要な背景画像を示す視認署名背景画像のシンボルの配置状態の選択等の処理を行う。
利用者認証部110は、入力処理部101から入力された利用者ID及びパスワードが、認証テーブルが保持する利用者ID及びパスワードと一致するか否かにより視認署名付文書を生成する権限を有するか否か認証を行う。認証した結果、権限を有すると判定された場合に限り、後述した処理により視認署名付文書を生成することが可能となる。なお、本実施の形態においては、視認署名付文書生成装置100にログインする際に認証を行うこととする。これにより視認署名付文書を生成することができる者が一定の権限を有する者に限られるため、権限を有さない者による偽造を防止することが可能となる。
電子文書取得部102は、改ざんの防止を防ぐ必要がある保護対象を有する電子文書を取得する。電子文書の取得先について特に制限するものではなく、例えばスキャナ40により読み込まれた電子文書、記憶部108に記憶されていた電子文書、ネットワーク60を介して送信された電子文書、又は利用者により作成された電子文書等が考えられる。また、電子文書のフォーマットを制限するものではなく、例えばPC(Personal Computer)上で起動するワープロソフトにより作成された電子文書や、スキャナ40等により読み込まれた原稿の画像データであっても良い。
保護対象指定受付部103は、生成者にキーボード10等の入力装置を用いて入力され、この入力が保護対象を指定しているものとして入力処理部101により入力処理された保護対象情報を受け付ける。また、保護対象情報とは、保護対象指定受付部103により指定が受け付けられた情報であり、電子文書内で改ざんされたか否か検証を行う対象となる情報をいう。そして視認署名付文書生成装置100により視認署名付文書が生成された場合、認証する利用者が保護対象情報が改ざんされているか否か検証することが可能となる。
図2は、電子文書取得部102により取得された電子文書、及び改ざんを防止する必要のある保護対象情報の一例を示した図である。本図で示すように、生成者がポインティングデバイス11等の入力装置で指定された請求額の最高桁数を、保護対象指定受付部103が保護対象情報として受け取り、後述した処理により生成された視認署名付文書では改ざんを検知することが可能となる。
図1に戻り、表示処理部109は、視認署名付文書を生成するために必要な画面、電子文書及び視認署名付文書等を表示する。また、表示処理部109が表示する視認署名付文書を生成するために必要な画面とは、暗号化鍵入力画面や、配置状態選択画面等が考えられる。これらの画面の詳細な説明については後述する。これらの画面を表示することで、生成者が所望する視認署名付文書を生成することが可能となる。
また、表示処理部109は、記憶部108に記憶された視認署名付文書を表示することを可能とする。これにより利用者は印刷せずとも記憶部108に記憶されている視認署名付文書を参照することができるため、認証する利用者が記憶している事物に基づいて改ざんされているか否か判断できることとなる。
変換情報生成部104は、保護対象指定受付部103により指定を受け付けた保護対象情報から、変換保護対象情報を生成する。変換保護対象情報とは、保護対象情報から予め定められた規則により生成された情報であり、利用者が保護対象情報の改ざんを視覚により検出するために必要な情報をいう。本実施の形態においては、後述した処理により変換保護対象情報を生成する。
本実施の形態において、変換情報生成部104が保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を生成するために、暗号化鍵を用いることとする。また、この暗号化鍵を、認証する利用者が記憶することで、利用者が視認署名付文書を参照した際に、文書中の保護対象情報から予め定められた規則に従って変換保護対象情報を導出することが可能となる。
具体的には、変換情報生成部104は、予め定められた規則として、保護対象指定受付部103により指定を受け付けた保護対象情報である数値に、暗号化鍵である数値を加算し、この加算した値に対して予め定められた値で除した余りを、変換保護対象情報とする。この除するために用いられる予め定められた値はどの様な値でも良いが、利用者が暗算するのが容易な数値であるのが望ましい。また、本実施の形態においては、予め定められた値を’10’とする。
具体的な演算の例としては、保護対象情報’3’で暗号化鍵が’5’の場合、加算して’8’を得る。そして’8’に対して予め定められた値’10’で除し、余り’8’を変換保護対象情報とする。
本実施の形態において、偽保護対象情報は、変換情報生成部104において除算を行った結果、余りとなりうる数字から変換保護対象情報‘8’を除いた数字、つまり0,1,2,3,……,7,9とする。そして背景画像のセルに配置する際に、これらから配置に必要な数だけ選択される。
また、暗号化鍵は生成者が入力処理部101を介して入力する必要がある。図3は、表示処理部109により表示される暗号化鍵の入力画面の一例を示した図である。表示処理部109が本図で示したような画面を表示することで、生成者が容易に暗号化鍵を入力することが可能となる。
なお、本発明は、予め定められた規則を、上記の処理で示したような暗号化鍵を用いて保護対象情報から変換保護対象情報を生成することに制限するものではなく、視認する利用者及び変換情報生成部が保護対象情報から変換保護対象情報を生成することが可能な規則であれば良い。例えば保護対象情報’3’をそのまま変換保護対象情報としてもよい。
図1に戻り、背景生成部105は、変換保護対象情報から、電子文書と重畳するために用いられる視認署名背景画像を生成する。具体的には背景生成部105は、背景となる画像に、生成者により選択された所定の配置状態に従いセルの配置を決定する。そして背景生成部105は、決定された配置場所から、生成者により選択された有効鍵セルの場所に変換保護対象情報を示すシンボルを配置する。
所定の配置状態とは、例えば格子状、同心円状又はランダム等が考えられ、認証を行う際に利用者が記憶した配置場所に基づいて、背景画像内に存在する有効鍵セルの位置を特定することができるようにシンボルを配置する方法をいう。また、本実施の形態において格子状には、三角格子状と四角格子状の二種類を有することとする。
シンボルとは、本発明の変換保護対象情報の視認可能な標記に相当し、変換保護対象情報であることを、認証する利用者が認識可能な表示形態をいう。シンボルの例として、電子文書中の文字列と区別できるように表示される変換保護対象情報を示す数字、文字、マーク又は模様などが考えられる。
有効鍵セルとは、変換保護対象情報を示すシンボルの配置場所をいう。認証する利用者は予め有効鍵セルの配置場所を記憶しておき、視認署名付文書を提示された場合に予め記憶していた有効鍵セルの配置場所により変換保護対象情報を示すシンボルを特定することが可能となる。
シンボルが配置された有効鍵セル以外のセルには、偽変換保護対象情報示すダミーシンボルを配置する。ダミーシンボルとは、本発明の偽変換保護対象情報の視認可能な標記に相当し、偽保護対象情報であることを、認証する利用者が認識可能な表示形態をいう。
これらダミーシンボルをシンボルと共に所定の配置状態で視認署名背景画像に配置することで、認証する利用者以外の者がシンボルの特定が困難になる。なお、偽保護対象情報は、第三者が保護対象情報を特定することを防止できる情報であれば良い。
また、所定の配置状態は、本実施の形態では生成者がキーボード10等の入力装置を用いて入力し、入力された所定の配置状態を示す情報を入力処理部101が入力処理する。図4は、表示処理部109がディスプレイ30に表示させた配置状態の入力画面の一例を示した図である。この表示処理部109が本図で示したような画面をディスプレイ30に表示させることで、生成者が容易に配置状態を入力することが可能となる。そして生成者が配置状態を選択すると、表示処理部109が選択された配置状態で視認署名背景画像を表示する。この配置状態の選択は、生成者が’OK’ボタンを押下するまでの間、何度でも可能である。これにより生成者は満足するまで配置状態を選択することが可能となり、所望の配置状態による視認署名背景画像を生成することが可能となる。
なお、本図で示したプレビューは配置状態として’ランダム’を選択した場合を示したものである。’ランダム’ではシンボル及びダミーシンボルが適当に配置される。そして生成者は、認証を行う他の利用者が記憶する配置状態に沿うように、各シンボルの配置を’位置移動’により設定する必要がある。これにより’ランダム’とした場合でも認証を行う他の利用者は、保護対象情報が改ざんされているか否か認証することが可能となる。
また、図4において、位置移動により各セルの配置場所を変更することが可能となる。例えば配置状態でランダムを選択した場合に、シンボル及びダミーシンボルがランダムに配置されるが、生成者がポインティングデバイス11等の入力装置よりシンボル及びダミーシンボルの配置場所を入力し、入力された配置場所を示す情報を入力処理部101が入力処理することで、生成者の所望の配置場所にシンボル及びダミーシンボルを配置することが可能となる。また、例えば配置状態で格子上を選択した場合でも、格子内であればシンボル及びダミーシンボルを任意の場所に設定することが可能とする。また、本図で示した画面において、生成者は’有効鍵選択’を選択し、ポインティングデバイス11等の入力装置により有効鍵セルの配置場所の選択も行う。
また、本実施の形態とは異なるが、背景生成部が、視認署名背景画像にシンボル及びダミーシンボルを配置する際に、重畳する電子文書の文字等が記載されていない白地領域の面積を算出し、この面積がシンボル及びダミーシンボルを配置するに十分な場合に、この白地領域にシンボル等を配置する方法が考えられる。この場合、配置状態はランダムの場合に限らず、格子状等の配置状態でも良い。例えば、配置状態が格子状の場合に、各格子領域の範囲内において白地領域の面積を算出し、シンボル等を配置するのに十分な場合に、この白地領域シンボル等を配置すればよい。また、シンボルを所定サイズ以上の白地領域に配置することで、電子文書中の文字との重複を防止することが可能となり、視認署名付文書の視認性が向上する。
そして本実施の形態に戻り、図5は、背景生成部105により生成された視認署名背景画像の一例を示した図である。本図は、生成者が配置状態として四角格子状を選択し、また有効鍵セルとして中央下のセルを選択した場合の例である。本図に示すように、有効鍵セルとして選択された中央下のセルに変換保護対象情報‘8’が配置される。つまり認証する他の利用者は中央下が有効鍵セルということ、及び暗号化鍵’5’を記憶することで、保護対象情報’3’から変換保護対象情報‘8’を導出することが可能となる。
図1に戻り、視認署名付文書生成部106は、電子文書取得部102により取得された電子文書と、背景生成部105により生成された視認署名背景画像を重畳して視認署名付文書を生成する。この際、電子文書の保護対象情報に網掛け等の処理を行い、認証する他の利用者が保護対象情報を特定できるようにしても良い。また、視認署名付文書生成部106は、生成した視認署名付文書を、記憶部108に記憶することも可能とする。視認署名付文書生成部106が、視認署名付文書を記憶部108に記憶することで、利用者は必要に応じて生成された視認署名付文書の表示又は印刷が可能となる。
図6は、視認署名付文書生成部106により生成された視認署名付文書の一例を示した図である。本図に示すように、視認署名付文書生成部106により保護対象情報を有する電子文書と視認署名背景画像が重畳される。
これにより、利用者は、認証する際に予め記憶していた暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所により、電子文書中の保護対象情報から変換保護対象情報を導出し、電子文書中の有効鍵セルの配置場所にあるシンボルと導出された変換保護対象情報を示すシンボルが一致するか否か確認することで改ざんされているか否か判断することが可能となる。
本図で示した視認署名付文書について認証する利用者が改ざんされているか否か判断するまでの手順を説明する。まず、利用者は視認署名付文書の保護対象情報を特定する。具体的には、利用者はこの視認署名付文書では請求額の最高桁数’3’が保護対象情報と特定する。そして保護対象情報’3’に予め記憶していた暗号化鍵’5’を加算して、変換保護対象情報’8’を導出する。次に利用者は、予め記憶していた有効鍵セルの配置場所に配置されているシンボルを確認する。具体的には利用者は、四角格子においては有効鍵セルの配置場所は’中央下’と記憶しているため、中央下のシンボルを確認する。中央下のシンボルは’8’であり、導出した変換保護対象情報’8’と一致するため、改ざんされていないと判断する。
つまり本実施の形態においては、利用者が暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所を記憶しておくことで、保護対象情報が改ざんされているか否か判断することが可能となる。なお、暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所を記憶するために、視認署名付文書の生成者が認証する他の利用者に対して予め伝えておく等が考えられる。これにより生成者及び認証する利用者以外の者による改ざんを防止する。
図7は、他の実施例の視認署名付文書生成装置により生成された視認署名付文書の一例を示した図である。本図は、暗号鍵は第1の実施の形態と同様に’5’とし、保護対象情報を’10’で除した場合において、生成者が配置状態として同心円状を選択し、また有効鍵セルとして2層目左、及び3層目右とした場合の例である。同心円状とは円が複数の層をなしている状態をいう。そして認証する利用者が何層目のどの場所に有効鍵セルが配置されているのか記憶することで、利用者は有効鍵セルに配置された変換保護対象情報を特定することが可能となる。また、本図において有効鍵セルが2つ存在しているように、有効鍵セルは複数存在しても良い。有効鍵セルを複数設定することで、改ざんすることがさらに困難になる。
また複数の有効鍵セルを設定した場合、全て同じ暗号化鍵により生成する必要はなく、複数の有効鍵セルのうち所定の数のみ変換保護対象情報と一致していることにしても良いし、複数の有効鍵セルにおいてセル毎に異なる暗号化鍵により変換保護対象情報を生成しても良いし、また複数の有効鍵セルにおいてセル毎に加算と減算を異ならせて、同一の保護対象情報及び暗号化鍵からセル毎に異なる変換保護対象情報を算出することにしても良い。
図1に戻り、印刷処理部107は、視認署名付文書生成部106により生成された視認署名付文書をプリンタ20に印刷させる。印刷された紙媒体においても利用者が視覚を通じて認証できるため、パソコン等の認証する装置を用いずとも、改竄されているか否か確認することが可能となる。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置における電子文書を取得してから視認署名付文書を印刷するまでの処理について説明する。図8は、本実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まずは、電子文書取得部102は、生成者にキーボード10等の入力装置を用いて選択され、この選択を入力処理部101が入力処理して電子文書を取得する(ステップS801)。次に保護対象指定受付部103は、生成者が保護対象を入力し、この入力を保護対象の指定として入力処理部101により入力処理された電子文書中の保護対象情報を受け付ける(ステップS802)。
保護対象情報が受け付けられた後、表示処理部109により表示される暗号化鍵の入力画面に、生成者がキーボード10等から暗号化鍵を入力し、入力された暗号化鍵の情報を入力処理部101が処理する(ステップS803)。
次に、変換情報生成部104が、保護対象指定受付部103により指定が受け付けられた保護対象情報、及び入力処理部101により処理された暗号化鍵から、変換保護対象情報を生成する(ステップS804)。
次に、表示処理部109により表示される配置状態の入力画面に、生成者がポインティングデバイス11等から配置状態を選択し、選択された配置状態の情報を入力処理部101が処理する(ステップS805)。
次に、背景生成部105が、入力処理部101により処理された配置状態により視認署名背景画像を生成する(ステップS806)。また、その際、生成者がキーボード10等の入力装置を介して配置場所を入力し、入力された有効鍵セルの配置場所を示す情報を入力処理部101が入力処理を行う必要がある。例えば配置状態を選択した際に、初期設定として任意の場所に有効鍵セルが配置されることとし、この配置された場所以外に有効鍵セルを設定したい場合に、生成者が入力装置から入力し、この入力を入力処理部101が処理して配置されることとする等が考えられる。
次に、視認署名付文書生成部106が、電子文書取得部102により取得された電子文書と、背景生成部105により生成された視認署名背景画像を重畳して、視認署名付文書を生成する(ステップS807)。
そして表示処理部109が、生成された視認署名付文書を表示する(ステップS808)。本実施の形態においては、図4で示した配置状態の入力画面のプレビューに表示される。そして生成者がプレビューに表示された視認署名付文書を参照し、これで良いか否かポインティングデバイス11等から入力する。
次に、入力処理部101は、生成者からの入力を処理して得られた情報から、表示された文書で良いか否か判断する(ステップS809)。具体的には生成者がポインティングデバイス11等で’OK’ボタンを押下されたことが入力処理された場合に、表示された文書で良いと判断する。表示された文書では問題あると判断された場合(ステップS809:No)、ステップS805の配置状態の選択から再び開始される。
入力処理部101が表示された文書で良いと判断した場合(ステップS809:Yes)、印刷処理部107が生成された視認署名付文書をプリンタ20に印刷させる(ステップS810)。また印刷前に、視認署名付文書生成部106が生成した視認署名付文書を記憶部108に保存する。
上述した処理手順により、電子文書から視認署名付文書を生成し、生成した視認署名付文書を印刷することが可能となる。なお、上述した処理手順は、本実施の形態による電子文書の取得から視認署名付文書の印刷までの処理手順の例を示したものであり、本発明をこの処理手順に制限するものではない。
図9は、視認署名付文書生成装置100の機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成を示した図である。本実施の形態のPC900は、CPU(Central Processing Unit)901などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)902やRAM(Random Access Memory)903などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置904と、ディスプレイ装置などの表示装置907と、キーボードやマウスなどの入力装置906と、他の装置と通信可能にする通信I/F905を備えており、バス908を介して接続された通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の視認署名付文書生成装置100で実行される視認署名付文書生成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の視認署名付文書生成装置100で実行される視認署名付文書生成プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の視認署名付文書生成装置100で実行される視認署名付文書生成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の視認署名付文書生成プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の視認署名付文書生成装置100で実行される視認署名付文書生成プログラムは、上述した各部(入力処理部、電子文書取得部、保護対象指定受付部、変換情報生成部、背景生成部、視認署名付文書生成部、印刷処理部、表示処理部、利用者認証部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上記記憶媒体から視認署名付文書生成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、入力処理部、電子文書取得部、保護対象指定受付部、変換情報生成部、背景生成部、視認署名付文書生成部、印刷処理部、表示処理部、利用者認証部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、視認署名付文書生成装置100の機能を実現する装置は、PCに制限するものではなく、例えばMFP(Multi Function Peripheral)等の画像を形成する装置で機能を実現しても良い。
上述した視認署名付文書生成装置100により電子文書中の保護対象情報から導出される変換保護対象情報を示すシンボルが、電子文書に重畳される。これにより変換保護対象情報を示すシンボルと保護対象情報から、認証する利用者は改ざんされているか否か判断することが可能となる。また、変換保護対象情報を示すシンボルの他、偽変換保護対象情報を示すシンボルも配置することで、配置場所を記憶している認証する利用者のみが視認署名付文書内の変換保護対象情報を示すシンボルの配置場所を特定できるので、改ざんされているか否か判断できる。また認証する権限のない他の者が、変換保護対象情報を示すシンボルを特定できないためシンボルを含めた改ざんを防止することが可能となる。
また、視認署名付文書生成装置100により生成された視認署名付文書は、認証する利用者が記憶した暗号化鍵から変換保護対象情報を導出できるため、この利用者のみが保護対象情報が改ざんされているか否か認証することが可能となる。
また、視認署名付文書生成装置100では配置状態が選択できるため、重畳する電子文書に適した配置状態を選択することが可能となり、視認性が向上する。また、プレビュー画面で確認し、再度配置状態を変更して、視認署名付文書を生成できるため、生成者が所望する視認署名付文書を得ることができると同時に、利便性が向上する。
また利用者が記憶している事物のみで改ざんされているか否か判断できるので、改ざんされているか否か判断するための機材を必要とせず、容易な認証が可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態の視認署名付文書生成装置100においては、表示するシンボルの系列を選択することについて明示しなかったが、当然表示するシンボルの系列を選択可能にしても良い。第2の実施の形態においては、表示するシンボルの系列を選択可能にした視認署名付文書生成装置1000を示したものである。
図10は、本発明の第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置1000の構成を示すブロック図である。上述した第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置100とは、入力処理部101とは処理が異なる入力処理部1001に変更され、背景生成部105とは処理が異なる背景生成部1002に変更され、表示処理部109とは処理が異なる表示処理部1003に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
入力処理部1001は、キーボード10、ポインティングデバイス11等の入力装置を介して生成者により入力された情報を処理する。具体的には、第1の実施の形態の入力処理部101が行う処理の他に、表示可能なシンボル系列の設定や、表示されるシンボル毎のサイズ、書体等の変更等の処理を行う。また、シンボル系列とは、視認署名背景画像に表示可能なシンボルの種類をいう。シンボル系列の例として、数字、漢数字、個数をマークで示したもの、または数字と対応関係を有するマーク等が考えられる。
また、認証する利用者毎にマークを異ならせることも考えられる。つまり、認証する者毎にマークが異なるため、認証する利用者以外の者は変換保護対象情報とマークの対応関係を知らないため、他の者による改ざんを防止することが可能となる。
表示処理部1003は、視認署名付文書を生成するために必要な画面、電子文書及び視認署名付文書等を表示する。また、表示処理部1003が表示する視認署名付文書を生成するために必要な画面とは、第1の実施の形態で示した暗号化鍵入力画面や、配置状態選択画面の他に、シンボル系列選択画面や、表示シンボル詳細設定画面等がある。
背景生成部1002は、変換保護対象情報から、電子文書と重畳するために用いられる視認署名背景画像を生成する。具体的には背景生成部1002は、背景となる画像に、生成者により選択された所定の配置状態でセルの配置を決定する。そして背景生成部1002は、決定された配置状態から、生成者により選択されたシンボル系列を用いて、生成者により選択された有効鍵セルの場所に変換保護対象情報を示すシンボルを配置する。そして他の配置場所には、生成者により選択されたシンボル系列を用いて、変換保護対象情報以外の情報示すダミーシンボルを配置する。
生成者は、視認署名背景画像を生成する前にシンボル系列を選択する必要がある。図11は、表示処理部1003によりディスプレイ30に表示されるシンボル系列選択画面の一例を示した図である。本図に示すように、視認署名背景画像として選択可能なシンボル系列が表示され、生成者が入力装置を介して選択し、この選択を視認署名背景画像に用いるシンボル系列として入力処理部1001が入力処理して背景生成部1002に出力することで、背景生成部1002は生成者が選択されたシンボル系列を用いて視認署名背景画像を生成することとなる。これにより生成者は、所望のシンボル系列を用いて視認署名背景画像を生成することが可能となるため、電子文書と重畳するために適したシンボル系列を選択することが可能となり、視認性が向上する。
また、生成者がシンボル系列として数字や漢数字を選択した場合、フォントサイズ等を選択することが可能となる。図12は、図11でシンボル系列として数字や漢数字を選択した場合に表示される表示シンボル詳細設定画面の一例を示した図である。本図に示したように、生成者は入力装置を介してシンボルとして表示される数字又は漢数字のフォントの種類や、スタイル、サイズ、色を選択し、選択されたフォントの種類等を入力処理部1001が処理することで、視認署名背景画像のフォントの種類等を設定することができる。設定された情報は、入力処理部1001が処理して、背景生成部1002に出力する。これにより電子文書に適した視認署名背景画像を生成することが可能となり、視認性が向上する。なお、シンボル系列がマークの場合には、マークのサイズ又は色等の設定を可能にしても良い。
そしてシンボル系列等が設定された後、生成者が入力装置を介して配置状態を選択し、選択された配置状態を示す情報を入力処理部101が入力処理を行う。図13は、表示処理部1003によりディスプレイ30に表示される配置状態の入力画面の一例を示した図である。そしてディスプレイ30が本図で示したような画面を表示することで、生成者が容易に配置状態を選択することが可能となる。そして生成者が配置状態を選択すると、上記の処理の後、表示処理部1003がディスプレイ30に選択された配置状態で視認署名背景画像を表示させる。この配置状態の選択は、生成者が’OK’ボタンを押下するまでの間、何度でも可能である。これにより生成者は満足するまで配置状態を選択することが可能となり、所望の配置状態による視認署名背景画像を生成することが可能となる。
また、図13においては、プレビューに表示されたシンボル毎にフォントの種類等を変更することが可能である。また’セル選択’により表示を変更したいシンボルを選択して、’文字装飾変更’ボタンを押下すると、図12で示したような画面が表示される。この画面等にフォントのサイズ等を変更して’OK’ボタンを押下すると、変更された内容を反映した図13で示した画面が表示される。これによりシンボル毎にフォントの種類、スタイル、サイズ、色を設定することが可能となる。
また、図14は、配置状態が三角格子状の場合に背景生成部1002により生成された視認署名背景画像を重畳した視認署名付文書の一例を示した図である。本図で示すように、背景生成部1002は、生成者が設定した配置状態で背景画像を生成する。
図15は、シンボル毎に文字装飾が変更された場合に、背景生成部1002により生成された視認署名背景画像を重畳した視認署名付文書の一例を示した図である。本図で示すように、本実施の形態においては、シンボル毎にフォントの種類等を変更することが可能である。これにより、背景生成部1002はシンボル毎に詳細に設定を変更できるため、電子文書に適した視認署名背景画像を生成することが可能となり、視認性が向上する。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置1000における電子文書を取得してから視認署名付文書を印刷するまでの処理について説明する。図16は、本実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まずは、第1の実施の形態の図8のステップS801〜S804と同様にして、電子文書を取得してから変換保護対象情報の生成までを行う(ステップS1601〜S1604)。
次に、表示処理部1003により表示されるシンボル系列選択画面に、生成者が入力装置を介してシンボル系列を選択し、選択されたシンボル系列の情報を入力処理部101が処理する(ステップS1605)。
そして、生成者がシンボル系列として数字や漢数字を選択した場合に限り、表示処理部1003がディスプレイ30に表示させる表示シンボル詳細設定画面から、生成者が入力装置を介してフォント種類等を選択し、選択されたフォント種類等の設定を示す情報を入力処理部1001が入力処理を行う(ステップS1606)。なお、シンボル系列として数字や漢数字以外のマークを選択した場合は、表示シンボル詳細設定画面を表示せず、ステップS1606において特に処理は行わないことにする。
次に、表示処理部1003により表示される配置状態の入力画面に、生成者がポインティングデバイス11等の入力装置を介して配置状態を選択し、選択された配置状態を示す情報を入力処理部1001が処理する(ステップS1607)。
次に、背景生成部1002が、入力処理部1001により処理されたシンボル系列及び配置状態により視認署名背景画像を生成する(ステップS1608)。その際、生成者は入力装置を介して有効鍵セルの配置場所を入力し、入力された有効セルの配置場所を示す情報を入力処理部1001が処理する必要がある。また、背景生成部1002により背景画像を生成する時に、表示されている配置状態の入力画面から、生成者がシンボル毎にフォントの種類等の設定を変更することが可能とする。
次に第1の実施の形態の図8のステップS807〜S808と同様にして、生成した視認署名背景画像を電子文書と重畳して、表示処理部1003により視認署名付文書を表示する(ステップS1609〜S1610)。そして生成者がプレビューに表示された視認署名付文書を参照し、これで良いか否かポインティングデバイス11等の入力装置を介して入力する。
次に、入力処理部1001は、生成者からの入力を処理して得られた情報から、表示された文書で良いか否か判断する(ステップS1611)。表示された文書では問題あると判断された場合(ステップS1611:No)、ステップS1605のシンボル系列の選択またはステップS1607の配置状態の選択から再び開始される。具体的には生成者が図13で示した画面において’シンボル系列変更’ボタンを押下した場合にステップS1605から開始され、配置状態を再度選択した場合にステップS1607から開始される。
入力処理部1001が表示された文書で良いと判断した場合(ステップS1611:Yes)、印刷処理部107が生成された視認署名付文書をプリンタ20に印刷させる(ステップS1612)。また印刷前に、視認署名付文書生成部106が生成した視認署名付文書を記憶部108に保存する。
上述した視認署名付文書生成装置1000は、視認署名背景画像の生成の際に、シンボル系列の選択、及びシンボル毎に詳細に設定することが可能となるため、視認署名背景画像と重畳して生成された視認署名付文書の視認性が向上する。また、プレビュー画面で生成された視認署名付文書を確認した後、再度シンボル系列の選択、及びシンボル毎に詳細に設定してから、視認署名付文書を生成できるため、生成者が所望する視認署名付文書を得ることができると同時に、利便性が向上する。
(第3の実施の形態)
第1及び第2の実施の形態の視認署名付文書生成装置では、視認署名付文書を生成する度に暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所を設定する必要があった、しかし認証を行う利用者が記憶している暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所が常に同一であれば、視認署名背景画像を生成する際に利用者を選択することで自動的に暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所が設定されることにしても良い。第3の実施の形態においては、認証を行う利用者を選択可能にした視認署名付文書生成装置1700を示したものである。
図17は、本発明の第3の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置1700の構成を示すブロック図である。上述した第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置1000とは、入力処理部1001とは処理が異なる入力処理部1701に変更され、背景生成部1002とは処理が異なる背景生成部1702に変更され、表示処理部1003とは処理が異なる表示処理部1703に変更され、記憶部108とは保持しているデータが異なる記憶部1704に変更され、変換情報生成部104とは処理が異なる変換情報生成部1705に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した実施の形態2と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
記憶部1704は、第2の実施の形態と同様に認証テーブル、電子文書及び視認署名付文書を記憶し、本実施の形態においてはさらに利用者対応テーブルを記憶する。
図18は、本実施の形態において記憶部1704に記憶される利用者対応テーブルの一例を示した図である。本図で示すように、利用者IDと対応付けて配置状態毎の有効鍵セルの配置場所及び暗号化鍵を対応付けて保持する。また配置場所と数値を予め対応付けておき、利用者対応テーブルでは有効鍵セルの配置場所を数値として保持する。図19は配置状態が四角格子の場合の、配置場所を示す数値と実際の場所の対応付けの一例を示した図である。本図で示すように、例えば利用者対応テーブルで保持している配置場所が’1’であった場合に実際の配置場所が左上と特定することが可能となる。他の配置状態の場合も同様に対応関係を保持することとする。
図17に戻り、入力処理部1701は、キーボード10、ポインティングデバイス11等の入力装置を介して生成者により入力された情報を処理する。具体的には、入力処理部101は、生成者が入力装置を介してなされた、視認署名付文書を生成する元となる電子文書の選択、保護対象情報の指定、視認署名背景画像におけるシンボルの配置状態の選択等の処理を行い、本実施の形態においては、さらに認証を行う利用者の選択を行う。
表示処理部1703は、視認署名付文書を生成するために必要な画面、電子文書及び視認署名付文書等をディスプレイ30に表示させる。また、表示処理部1703がディスプレイ30に表示させる視認署名付文書を生成するために必要な画面とは、第1の実施の形態で示した配置状態選択画面の他に、検証を行う利用者選択画面がある。
図20は、表示処理部1703によりディスプレイ30に表示される認証を行う利用者選択画面の一例を示した図である。本図で示すように、記憶部108に記憶された利用者対応テーブルが保持する利用者IDにより、表示処理部1703が利用者IDの一覧をディスプレイ30に表示させる。そして生成者が入力装置を介して認証を行う利用者を示す利用者IDを選択し、選択された利用者IDを示す情報を入力処理部1701が入力処理する。そして入力処理部1701が選択された利用者IDを入力処理した後、変換情報生成部1705及び背景生成部1702に出力する。
変換情報生成部1705は、保護対象指定受付部103により指定が受け付けられた保護対象情報から、変換保護対象情報を生成する。変換保護対象情報を生成するまでの手順は、上記の実施の形態と同様とする。
また、暗号化鍵を取得するために、変換情報生成部1705は入力処理部1701により入力処理された利用者IDを用い、記憶部1704が記憶する利用者対応テーブルから入力処理された利用者IDと対応付けられた暗号化鍵を取得する。これにより変換情報生成部1705は、認証を行う利用者が記憶している暗号化鍵と共通の暗号化鍵で変換保護対象情報を生成することが可能となる。
背景生成部1702は、変換保護対象情報から、電子文書と重畳するために用いられる視認署名背景画像を生成する。具体的には背景生成部1702は、背景となる画像に、所定の配置状態に基づいてセルの配置を決定する。そして背景生成部1702は、記憶部1704に記憶された利用者対応テーブルから、入力処理部1701が入力処理した利用者IDと対応付けられた配置状態における有効鍵セルの配置場所を取得する。そして、背景生成部1702は、取得した有効鍵セルの配置場所に変換保護対象情報を示すシンボルを設定し、他のセルにはダミーシンボルを設定する。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置1700における電子文書を取得してから視認署名付文書を印刷するまでの処理について説明する。図21は、本実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置1700における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まずは、第1の実施の形態の図8のステップS801〜S802と同様にして、電子文書を取得して電子文書中の保護対象情報の指定の受付までを行う(ステップS2101〜S2102)。
次に、表示処理部1703によりディスプレイ30に表示される検証を行う利用者選択画面で、生成者が認証を行う他の利用者を示す利用者IDを選択し、この選択が利用者IDの情報として入力処理部1701が入力処理する(ステップS2103)。
そして、変換情報生成部1705が、入力処理された利用者IDより、利用者対応テーブルから暗号化鍵を取得し、保護対象情報から取得した暗号化鍵を用いて変換保護対象情報を生成する(ステップS2104)。
次に、表示処理部1703によりディスプレイ30に表示される配置状態の入力画面に、生成者がポインティングデバイス11等から配置状態を選択し、選択された配置状態を示す情報を入力処理部1001が入力処理する(ステップS2105)。
次に、背景生成部1702が、入力処理部1701により処理された配置状態により視認署名背景画像を生成する(ステップS2106)。その際、予め背景生成部1702は、入力処理された利用者IDより、利用者対応テーブルから配置状態に応じた有効鍵セルの配置場所を取得しておく。
次に第1の実施の形態の図8のステップS807〜S808と同様にして、生成した視認署名背景画像を電子文書と重畳して、表示処理部1003により視認署名付文書を表示する(ステップS2107〜S2108)。そして生成者がプレビューに表示された視認署名付文書を参照し、これで良いか否かポインティングデバイス11等から入力する。
次に、入力処理部1701は、生成者が入力した情報を処理して得られた情報から、表示された文書で良いか否か判断する(ステップS2109)。表示された文書では問題あると判断された場合(ステップS2109:No)、ステップS2105の配置状態の選択から再び開始される。
入力処理部1701が表示された文書で良いと判断した場合(ステップS2109:Yes)、印刷処理部107が生成された視認署名付文書をプリンタ20に印刷させる(ステップS2110)。また印刷前に、視認署名付文書生成部106が生成した視認署名付文書を記憶部108に保存する。
上述した処理手順により、電子文書から視認署名付文書を生成することが可能となる。なお、上述した処理手順は、本実施の形態による電子文書の取得から視認署名付文書の印刷までの処理手順の例を示したものであり、本発明をこの処理手順に制限するものではない。
また、視認署名付文書生成装置1700により、利用者対応テーブルを保持することで、認証する利用者を選択することで、暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所が特定されるため、利用者が暗記している事物とことなる暗号化鍵及び有効鍵セルの配置場所による視認署名付文書の生成を防止することが可能となると同時に、視認署名付文書を生成する際の設定が容易となる。
(変形例)
また、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施の形態において、有効鍵セルの他に複数のセルを用意して、権限のない利用者には変換保護対象情報を示すシンボルを特定できないようにした。しかしながら本発明は記憶した事物により視覚を通じて改ざんされているか否か検証することを可能にした点に特徴がある。つまり複数のセルを用意せずに変換保護対象情報を示すシンボルのみで視認署名背景画像を生成し、生成した視認署名背景画像を電子文書と重畳しても良い。また、暗号化鍵を用いる等の所定の処理を行わず、保護対象情報をそのまま変換保護対象情報として用いても良い。
本変形例は、保護対象情報に対して特に処理を行わず、保護対象情報をそのまま変換保護対象情報として用い、シンボルとして視認可能な模様で視認署名背景画像を生成し、この生成した視認署名背景画像を用いて視認署名付文書を生成した場合の例を示したものである。
本変形例の視認署名付文書生成装置において、図2で示すような電子文書が読み込まれ、請求額の最高桁数を保護対象情報とした場合、保護対象情報が’3’となり暗号化鍵を用いないので生成された変換保護対象情報も’3’となる。また、所定の配置状態とは、本変形例では電子文書の下の白地領域に配置することをいう。
図22は、本変形例で用いる変換保護対象情報と、シンボル系列である模様の対応関係を示した図である。本図で示したような対応関係を利用者が記憶することで、模様が重畳された視認署名付文書を参照した際に、改ざんされているか否か判断することが可能となる。
そして、背景生成部が、図22で示したシンボル系列を用いて変換保護対象情報と対応付けられた模様を選択して視認署名背景画像を生成する。そして視認署名付文書生成部が視認署名背景画像と電子文書を重畳して、視認署名付文書を生成する。
図23は、本変形例の視認署名付文書生成装置により生成された視認署名付文書の一例を示した図である。本図で示すように、利用者が図22で示した対応関係を記憶していれば、電子文書に重畳された模様から保護対象情報を導出することが可能であり、保護対象情報が改ざんされているか否か認証することが可能となる。
本変形例で生成された視認署名付文書においても上述した実施の形態と同様に、利用者が変換保護対象情報と模様との対応関係の記憶に基づいて、保護対象情報が改ざんされたか否か検証することが可能である。また、このような対応関係を認識していない者は、保護対象情報に対応する模様を認識することができないため、改ざんすることは困難となる。
また、本変形例で示したように、有効鍵セルの配置場所及び暗号化鍵は本発明に必ずしも必要なものとは限らず、認証する利用者が記憶した事物に基づいて視覚により電子文書の保護対象情報が改ざんされているか否か検出可能な標記が電子文書に重畳されていればよい。
以上のように、本発明にかかる視認署名付文書生成装置、視認署名付文書生成方法、視認署名付文書生成プログラム、およびコンピュータに読み取り可能な記録媒体は、文書の改ざんの防止に有用であり、特に、利用者が文書を視認して改ざんされているか否か検証する技術に適している。
第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の構成を示すブロック図である。 視認署名付文書生成装置の電子文書取得部により取得された電子文書、及び改ざんを防止する必要のある保護対象情報の一例を示した図である。 第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の表示処理部により表示される暗号化鍵の入力画面の一例を示した図である。 第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の表示処理部により表示される配置状態の入力画面の一例を示した図である。 第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の背景生成部により生成された視認署名背景画像の一例を示した図である。 第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の視認署名付文書生成部により生成された視認署名付文書の一例を示した図である。 他の実施例の視認署名付文書生成装置により生成された視認署名付文書の一例を示した図である。 第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置における電子文書を取得してから視認署名付文書を印刷するまでの処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成を示した図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の表示処理部により表示されるシンボル系列選択画面の一例を示した図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置において、シンボル系列として数字や漢数字を選択した場合に、表示処理部により表示される表示シンボル詳細設定画面の一例を示した図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置において、表示処理部により表示される配置状態の入力画面の一例を示した図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置において、配置状態が三角格子状の場合に背景生成部により生成された視認署名背景画像を重畳した視認署名付文書の一例を示した図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置において、シンボル毎に文字装飾が変更された場合に、背景生成部により生成された視認署名背景画像を重畳した視認署名付文書の一例を示した図である。 第2の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置における電子文書を取得してから視認署名付文書を印刷するまでの処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の記憶部に記憶される利用者対応テーブルの一例を示した図である。 第3の実施の形態において、配置状態が四角格子の場合の、配置場所を示す数値と、実際の場所の対応付けの一例を示した図である。 第3の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置の表示処理部により表示される認証を行う利用者選択画面の一例を示した図である。 第3の実施の形態にかかる視認署名付文書生成装置における電子文書を取得してから視認署名付文書を印刷するまでの処理の手順を示すフローチャートである。 変形例1にかかる視認署名付文書生成装置で用いる変換保護対象情報と、シンボル系列である模様の対応関係を示した図である。 変形例1にかかる視認署名付文書生成装置により生成された視認署名付文書の一例を示した図である。
符号の説明
10 キーボード
11 ポインティングデバイス
20 プリンタ
30 ディスプレイ
40 スキャナ
50 PC
60 ネットワーク
100、1000、1700 視認署名付文書生成装置
101、1001、1701 入力処理部
102 電子文書取得部
103 保護対象指定受付部
104、1705 変換情報生成部
105、1002、1702 背景生成部
106 視認署名付文書生成部
107 印刷処理部
108、1704 記憶部
109、1003、1703 表示処理部
110 利用者認証部
900 PC
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 外部記憶装置
905 通信I/F
906 入力装置
907 表示装置
908 バス

Claims (24)

  1. 処理対象となる電子文書を取得する電子文書取得手段と、
    前記電子文書取得手段により取得された前記電子文書において、改ざんを検出する対象となる保護対象情報の指定を受け付ける保護対象指定受付手段と、
    前記保護対象指定受付手段により指定を受け付けた前記保護対象情報から、予め定められた規則に従って変換保護対象情報を生成する変換情報生成手段と、
    前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、且つ所定の配置状態に従い配置する視認署名背景を生成する背景生成手段と、
    前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記電子文書の内容及び前記標記が表示されている視認署名付文書を生成する視認署名付文書生成手段と、
    を備えたことを特徴とする視認署名付文書生成装置。
  2. 前記背景生成手段は、前記変換保護対象情報及び前記変換保護対象情報と異なる情報を示す偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項1に記載の視認署名付文書生成装置。
  3. 前記背景生成手段は、前記変換保護対象情報及び前記偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ格子状、同心円状又はランダムに配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項2に記載の視認署名付文書生成装置。
  4. 前記視認署名付文書生成手段により生成された前記視認署名付文書を印刷する印刷手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成装置。
  5. 前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を示す数字、文字、標識及び模様のうちいずれか一つ以上で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成装置。
  6. 前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を数字または文字により配置する場合に、数字または文字のサイズ、フォントの種類及び字体の一つ以上を異ならせ、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項5に記載の視認署名付文書生成装置。
  7. 前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い、所定サイズ以上の白地領域に配置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成装置。
  8. 前記視認署名付文書生成手段により生成された前記視認署名付文書を表示する表示処理手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成装置。
  9. 前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書に重畳された前記視認署名背景の前記標記と異なる前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、
    前記視認署名付文書生成手段は、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を、前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする請求項8に記載の視認署名付文書生成装置。
  10. 前記背景生成手段は、前記変換情報生成手段により生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書に重畳された視認署名背景の前記配置状態と異なる前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、
    前記視認署名付文書生成手段は、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を、前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする請求項8又は9に記載の視認署名付文書生成装置。
  11. 前記視認署名付文書を生成する権限を有する利用者であるか否か認証する利用者認証手段をさらに備え、
    前記視認署名付文書生成手段は、前記利用者認証手段により利用者が認証された場合に限り、前記背景生成手段により生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成装置。
  12. 処理対象となる電子文書を取得する電子文書取得ステップと、
    前記電子文書取得ステップにより取得された前記電子文書において、改ざんを検出する対象となる保護対象情報の指定を受け付ける保護対象指定受付ステップと、
    前記保護対象指定受付ステップにより指定を受け付けた前記保護対象情報から、予め定められた規則に従って変換保護対象情報を生成する変換情報生成ステップと、
    前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な標記で、且つ所定の配置状態に従い配置した視認署名背景を生成する背景生成ステップと、
    前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記電子文書の内容及び前記標記が表示されている視認署名付文書を生成する視認署名付文書生成ステップと、
    を備えたことを特徴とする視認署名付文書生成方法。
  13. 前記背景生成ステップは、前記変換保護対象情報及び前記変換保護対象情報と異なる情報を示す偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項12に記載の視認署名付文書生成方法。
  14. 前記背景生成ステップは、前記変換保護対象情報及び前記偽保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ格子状、同心円状又はランダムに配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項13に記載の視認署名付文書生成方法。
  15. 前記視認署名付文書生成ステップにより生成された前記視認署名付文書を印刷する印刷ステップを、さらに備えたことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成方法。
  16. 前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を示す数字、文字、標識及び模様のうちいずれか一つ以上で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成方法。
  17. 前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を数字または文字により配置する場合に、数字または文字のサイズ、フォントの種類及び字体の一つ以上を異ならせ、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成することを特徴とする請求項16に記載の視認署名付文書生成方法。
  18. 前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い、所定サイズ以上の白地領域に配置することを特徴とする請求項12乃至17のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成方法。
  19. 前記視認署名付文書生成ステップにより生成された前記視認署名付文書を表示する表示処理ステップを、さらに備えたことを特徴とする請求項12乃至18のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成方法。
  20. 前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、前記表示処理ステップにより表示された前記視認署名付文書に重畳された前記視認署名背景の前記標記と異なる前記標記で、且つ前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、
    前記視認署名付文書生成ステップは、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を、前記表示処理ステップにより表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする請求項19に記載の視認署名付文書生成方法。
  21. 前記背景生成ステップは、前記変換情報生成ステップにより生成された前記変換保護対象情報を、視覚認識可能な前記標記で、且つ前記表示処理手段により表示された前記視認署名付文書に重畳された視認署名背景の前記配置状態と異なる前記所定の配置状態に従い配置した前記視認署名背景を生成し、
    前記視認署名付文書生成ステップは、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を、前記表示処理ステップにより表示された前記視認署名付文書の前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする請求項19又は20に記載の視認署名付文書生成方法。
  22. 前記視認署名付文書を生成する権限を有する利用者であるか否か認証する利用者認証ステップをさらに備え、
    前記視認署名付文書生成ステップは、前記利用者認証ステップにより利用者が認証された場合に限り、前記背景生成ステップにより生成された前記視認署名背景を前記電子文書と重畳し、前記視認署名付文書を生成することを特徴とする請求項12乃至21のいずれか一つに記載の視認署名付文書生成方法。
  23. 請求項12乃至請求項22のいずれか1つに記載された方法をコンピュータで実行させることを特徴とする視認署名付文書生成プログラム。
  24. 請求項23に記載された視認署名付文書生成プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体。
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