JP2006154509A - 有機el表示装置の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コモン電極配線に存在する抵抗分に起因する有機EL表示装置の輝度傾斜を低減する。
【解決手段】 有機EL表示装置の駆動装置において、電源回路からセグメントドライバに対して、補正回路25を介して電圧を出力する。補正回路25は、電源回路からセグメントドライバに電流を流す配線上に電流検知抵抗251を備える。電流検知抵抗251の両端には、それぞれ抵抗253および抵抗255、抵抗254および抵抗256が接続され、抵抗255と抵抗256は接地される。コンパレータ252には、電流検知抵抗251の印加電圧に応じた電圧(電流検知抵抗251を流れる電流の電流値に応じた電圧)が入力され、その入力電圧に応じた出力電圧を出力する。セグメントドライバ内の定電流回路は、コンパレータ252の出力電圧に基づいて、定電流の電流値を切り替える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス発光素子(以下、有機EL素子という。)を用いた有機EL表示装置の駆動装置に関する。
マトリクス電極の各画素部に有機EL素子をそれぞれ配置した構造の有機ELパネルを用いた有機EL表示装置が実現されている。有機ELパネルでは、例えば、ガラス基板等の基板上に、陽極に接続されるかまたは陽極そのものを形成するITO等の透明導電膜を用いた複数の陽極配線が例えば縦方向に配置され、それに直交する方向に、陰極に接続するかまたは陰極そのものを形成する金属を用いた複数の陰極配線が例えば横方向に配置される。陽極配線と陰極配線の交点が画素となり、両配線間に有機薄膜(有機EL素子)が挟持される。このように、基板上に、有機EL素子によって構成された画素がマトリクス状に平面配置される(例えば、特許文献1参照。)。
有機EL素子は、半導体発光ダイオードに似た特性を有している。すなわち、陽極側を高電圧側とし、所定の電圧を両電極間に印加して有機EL素子に電流を供給すると発光する。具体的には、陽極側の電位と陰極側の電位との差が発光開始電圧以上になると、有機EL素子に電流が流れ始める。逆に、陰極側を高電位にした場合には電流がほとんど流れず発光しない。
パッシブ型の有機ELパネルを単純マトリクス駆動法で駆動することができる。駆動を行う際に、有機ELパネルの陽極配線および陰極配線を、走査電極配線(コモン電極配線)またはデータ電極配線(セグメント電極配線)のいずれにも設定できる。つまり、陽極配線をコモン電極配線とし、陰極配線をセグメント電極配線とするか、または陽極配線をセグメント電極配線とし、陰極配線をコモン電極配線として使用できる。以下、陰極配線をコモン電極配線とし、陽極配線をセグメント電極配線とする場合を例にする。
パッシブ型の有機ELパネルを用いた有機EL表示装置において、それぞれのコモン電極配線に対して線順次に選択電圧としての駆動電圧(一般に接地電位)を与えるために、コモンドライバが実装される。また、それぞれのセグメント電極配線に接続される定電流回路を備え表示データに応じて定電流回路を駆動するセグメントドライバが実装される。一般に、図6の説明図に示すように、コモンドライバ11は有機ELパネル40の右外側または左外側に配置され(図6では左外側)、セグメントドライバ12は有機ELパネル40の上外側または下外側に配置される(図6では上外側)。
特開平9−232074号公報
有機EL素子は、電流が流れると発光する電流駆動素子であるため、輝度は電流量に依存している。そして、パッシブ型の有機ELパネルでは、線順次に駆動される際に、1フレームにおいて、各画素の有機EL素子には1選択期間においてのみ電流が流れる。従って、有機ELパネル全体としての高輝度を確保するには、各有機EL素子に多くの電流を流す必要がある。
点灯時に定電流回路から供給される電流は、コモン電極配線を通って、選択電圧としての接地電位になっているコモンドライバ11に流れ込む。有機ELパネル内で横方向に延びているコモン電極配線は、AlやCr等の金属配線で形成されているので、抵抗を有している。従って、図7の説明図に示すように、コモン電極配線において、コモンドライバ11から遠ざかるほど、電位(COM電位)ΔVが上昇する。コモンドライバ11から遠いとは、具体的には、コモン電極配線においてコモンドライバ11との接続部分から遠いということである。
上述したように、有機EL素子は電流駆動素子であるから、コモン電極配線内で電位差が生じても定電流が供給されている限り、各画素の輝度がばらつくことはない。しかし、有機ELパネルに対して特に高輝度が要求されたり、画面サイズが大きくコモン電極配線長が長い場合には、以下に説明するように、コモンドライバ11から遠ざかった部分において画素の輝度が低下し、表示画面内において輝度が変化する現象(輝度傾斜)が生ずることがある。
図8は、1本のコモン電極配線81、コモンドライバ11におけるスイッチング部11aおよびセグメントドライバ12における定電流回路12a,12b,12c,12nを、画素を模式的に表すダイオードとともに示す模式図である。画素に印加される電圧をVpi(i=1〜n)、定電流回路12a〜12nの電源電圧をVin、配線81側の画素の電位をV(i=1〜n)、画素を流れる電流をI(i=1〜n)とすると、
in−Vpi−V≧Vth (式1)
を満足する限り、定電流回路12a〜12nは、印加される電圧の値に関わらず、定電流を流すことができ、輝度変化は生じない。ここで、Vthは、定電流回路12a〜12nが定電流を流すことができる下限電圧(定電流を流すことができる定電流回路12a〜12nの印加電圧の下限値)である。なお、図8において、SEG(i=1〜n)はi番目のセグメント電極を示し、COMはx番目のコモン電極を示す。
しかし、コモン電極配線81においてコモンドライバ11から遠い側ではVが上昇する。そして、式1が満たせなくなるほどにVが上昇した場合には、図9に示すように定電流回路は本来の輝度を生じさせるだけの定電流を流せなくなって、その定電流回路に接続されている画素の輝度が低下する。その結果、図10に示すように輝度傾斜を生ずる。なお、図10において、矩形は有機ELパネルの表示領域を示す。このように、従来の有機EL表示装置には、輝度傾斜が生ずる可能性があるという課題がある。
そこで、本発明は、コモン電極配線に存在する抵抗分に起因する輝度傾斜を低減することができる有機EL表示装置の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明による態様1は、交差するように配置された複数のコモン電極と複数のデータ電極とを備え、複数のコモン電極と複数のデータ電極との間に有機薄膜が配置された有機EL表示装置の駆動装置であって、発光させるべき画素が存在するデータ電極から有機薄膜に、第一の定電流または第一の定電流よりも電流値が低い第二の定電流を流すセグメントドライバと、セグメントドライバに対して電流を流す電源部と、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値に応じて、セグメントドライバが流す定電流を第一の定電流または第二の定電流に切り替える切換部とを備え、電源部が、切換部を介して、セグメントドライバに電流を流し、切換部が、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一の所定電流値以上になったときに、セグメントドライバが流す定電流を第一の定電流から第二の定電流に切り替え、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一の所定電流値よりも低い値として定めた第二の所定電流値以下になったときに、セグメントドライバが流す定電流を第二の定電流から第一の定電流に切り替えることを特徴とする有機EL表示装置の駆動装置を提供する。
本発明による態様2は、態様1において、複数のコモン電極を駆動するコモンドライバを備え、切換部が、1行に含まれる各画素を全て発光させたときにおけるコモンドライバから最も離れた最遠画素の輝度が、コモンドライバに最も近い最近画素の輝度よりも、当該最近画素の輝度の10%以上低下しているときに、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値を第一基準電流値とし、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一基準電流値以上になったときに、セグメントドライバが流す定電流を第一の定電流から第二の定電流に切り替え、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一基準電流値よりも低い値として定めた第二基準電流値以下になったときに、セグメントドライバが流す定電流を第二の定電流から第一の定電流に切り替える有機EL表示装置の駆動装置を提供する。
本発明による態様3は、態様1において、複数のコモン電極を駆動するコモンドライバを備え、切換部が、1行に含まれる各画素を全て発光させたときにおけるコモンドライバから最も離れた最遠画素の輝度が、コモンドライバに最も近い最近画素の輝度よりも、当該最近画素の輝度の5%以上低下しているときに、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値を第一基準電流値とし、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一基準電流値以上になったときに、セグメントドライバが流す定電流を第一の定電流から第二の定電流に切り替え、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一基準電流値よりも低い値として定めた第二基準電流値以下になったときに、セグメントドライバが流す定電流を第二の定電流から第一の定電流に切り替える有機EL表示装置の駆動装置を提供する。
本発明による態様4は、態様1から態様3のいずれかにおいて、切換部が、電源部からセグメントドライバに電流を流す配線であって、抵抗が設けられた配線と、抵抗の両端の電位差に応じて、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値が第一の所定電流値以上になったか否かまたは第二の所定電流値以下になったか否かを判定する判定部とを含む有機EL表示装置の駆動装置を提供する。
本発明によれば、コモン電極配線に存在する抵抗分に起因する輝度傾斜を低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明による有機EL表示装置の駆動装置を、ガラス基板等の基板上に形成された有機ELパネル40とともに示すブロック図である。
有機ELパネル40は、マトリクス状に配置される複数のコモン電極10と複数のデータ電極20とを備える。複数のコモン電極10と複数のデータ電極20とは互いに直交する。説明を簡単にするために、ここでは、引き出し配線もコモン電極10またはデータ電極20に含める。また、各コモン電極10と各データ電極20とは、有機EL素子(有機薄膜)30を挟持するように配置され、各コモン電極10と各データ電極20との交差部分に有機EL素子30が配置される。図1では一つの交差部分のみを示すが、各交差部分にそれぞれ有機EL素子30が配置される。なお、本実施の形態では、コモン電極10が陰極電極であり、データ電極20が陽極電極であるとする。
図1に示す有機ELパネル40を駆動する駆動回路は、制御部3と、コモンドライバ11と、セグメントドライバ12と、セグメントドライバ12に接続される可変抵抗121および抵抗122と、電源回路22,23と、補正回路25とを備える。
コモンドライバ11とセグメントドライバ12とは、それぞれ複数の出力端子を有する。個々のコモン電極10は、コモンドライバ11の個々の出力端子と一対一に接続される。同様に、個々のデータ電極20は、セグメントドライバ12の個々の出力端子と一対一に接続される。制御部3は、コモンドライバ11およびセグメントドライバ12を制御するために、コモンドライバ11およびセグメントドライバ12に制御信号を出力する。セグメントドライバ12に出力される制御信号にはデータ信号も含まれる。
電源回路22は、補正回路25を介してセグメントドライバ12に電圧(VSEGと記す。)を出力する。
セグメントドライバ12には、電源回路22が出力する電源電圧VSEGが印加される。また、セグメントドライバ12は、各データ電極20に定電流を供給する定電流回路(図1において図示せず。)と、定電流回路からの電流をデータ電極20に供給する状態と供給しない状態とのうちのいずれかの状態にする駆動スイッチ(図1において図示せず。)とを、それぞれのデータ電極20毎に備えている。そして、セグメントドライバ12は、発光させるべき画素が存在するデータ電極から選択されているコモン電極上の有機EL素子に定電流を流す。
また、セグメントドライバ12は、基準電流Irefに応じた定電流を流す電流ミラーとして構成される。そして、セグメントドライバ12には、セグメントドライバ12が出力する基準電流Irefを流すための可変抵抗121および抵抗122が接続されている。可変抵抗121は、補正回路25の出力電圧に応じて抵抗値を変化させる。可変抵抗121の抵抗値が変化すると基準電流Irefの電流値が変化し、その結果、セグメントドライバ12が各データ電極20に出力する定電流の電流値も変化する。セグメントドライバ12に接続されている可変抵抗121および抵抗122の組み合わせを出力電流調整抵抗と呼ぶ。出力電流調整抵抗の一端(図1に示す例では抵抗122の一端)は、例えば、接地される。
補正回路25は、後述するように、電源回路22からセグメントドライバ12に電流を流す配線上に抵抗を備える。この抵抗を電流検知抵抗と呼ぶことにする。そして、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値に応じた電流検知抵抗の両端の電位差に基づいて、補正回路25は、可変抵抗121の抵抗値を切り替え、セグメントドライバ12が各データ電極20に出力する定電流の電流値を切り替える。セグメントドライバ12が各データ電極20に出力する定電流のうち、電流値が大きい方の定電流をIcnst1とし、電流値が小さい方の定電流をIcnst2とする。補正回路25は、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が小さいとき(前述の電流検知抵抗の両端の電位差が小さいとき)に、セグメントドライバ12が各データ電極20に出力する定電流をIcnst1に切り替える。また、補正回路25は、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が大きいとき(前述の電流検知抵抗の両端の電位差が大きいとき)に、セグメントドライバ12が各データ電極20に出力する定電流をIcnst2に切り替える。セグメントドライバ12が出力する定電流を補正回路25が切り替える具体的な条件については後述する。
電源回路23は、コモンドライバ11に対して、非選択電圧VCOMH(選択行以外のコモン電極への印加電圧)および選択電圧VCOML(選択行のコモン電極への印加電圧。)を出力する。選択電圧VCOMLは、例えば、接地電位である。
コモンドライバ11は、電源回路23が出力した非選択電圧VCOMHと選択電圧VCOMLとのうちのいずれかをコモン電極10に印加する走査スイッチ(図1において図示せず)を、それぞれのコモン電極10毎に備える。そして、コモンドライバ11は、選択行のコモン電極に選択電圧VCOMLを印加し、選択行以外のコモン電極に非選択電圧VCOMHを印加する。
図2は、セグメントドライバ12の一構成例を示すブロック図である。図2に示すように、セグメントドライバ12は、電源回路22が出力した電流を流す配線120と、定電流回路128と、スイッチ129と、オペアンプ124と、オペアンプの電源123と、pMOS素子125と、抵抗126と、基準電流出力端子127と、セグメントドライバ出力端子130とを備える。
セグメントドライバ12は、データ電極毎に、定電流回路128と、スイッチ129と、セグメントドライバ出力端子130とを備える。各定電流回路128およびスイッチ129は、例えば、pMOS素子によって実現される。電源回路22が出力した電流を流す配線120には、各定電流回路128のソースが接続される。また、各定電流回路128のドレインは、対応するスイッチ129のソースに接続される。各スイッチ129のドレインは、対応するセグメントドライバ出力端子130に接続される。そして、個々のデータ電極20(図1参照。)は、個々のセグメントドライバ出力端子130と一対一に接続され、データ電極20とコモン電極10(図1参照。)との間に有機EL素子30が配置される。
スイッチ129は、スイッチ129のゲートに印加される電圧に応じて、定電流回路128から流れる定電流を通過させたり、遮断したりする。セグメントドライバ12は、発光させるべき有機EL素子に接続されているスイッチ129のゲートに、電流を通過させるための電圧を印加し、定電流回路128から有機EL素子30に定電流を流す。また、セグメントドライバ12は、消灯させるべき有機EL素子に接続されているスイッチ129のゲートに、電流を遮断するための電圧を印加し、定電流回路128からの定電流を遮断させる。
電源123は、オペアンプ124の+端子に接続され、オペアンプ124に電圧を出力する。電源123は、出力電圧を変更可能なものであってもよいし、あるいは、出力電圧値が固定のものであってもよい。オペアンプの−端子は、基準電流出力端子127に接続される。また、オペアンプ124の出力端は、pMOS素子125および各定電流回路128のゲートに接続される。
pMOS素子125のソースは配線120に接続され、pMOS素子125のドレインは、抵抗126を介してオペアンプ124の−端子に接続される。抵抗126の一端は、pMOS素子125のドレインに接続され、抵抗126の他端は、オペアンプ124の−端子に接続される。
また、基準電流出力端子127には、可変抵抗121の一端が接続され、可変抵抗121の他端は、抵抗122の一端に接続される。そして、抵抗122の他端は接地される。
以上のような構成により、pMOS素子125から、抵抗126、可変抵抗121、および抵抗122に電流が流れる。そして、この電流を基準電流Irefとして、電流ミラー効果により、各定電流回路128から基準電流Irefに応じた定電流を流すことができる。また、可変抵抗121の抵抗値が小さい値に切り替わると、基準電流Irefの電流値が増加し、その結果、各定電流回路128は、定電流Icnst1を流す。すなわち、各定電流回路128は、出力電流を、電流値が大きい方の定電流に切り替える。また、可変抵抗121の抵抗値が大きい値に切り替わると、基準電流Irefの電流値が減少し、その結果、各定電流回路128は、定電流Icnst2を流す。すなわち、各定電流回路128は、出力電流を、電流値が小さい方の定電流に切り替える。
可変抵抗121は、補正回路25がオフ電圧を出力したときに抵抗値が低下し、補正回路25がオン電圧を出力したときに抵抗値が上昇する。オフ電圧は、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が小さいときに補正回路25が可変抵抗121に出力する電圧である。また、オン電圧は、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が大きいときに補正回路25が可変抵抗121に出力する電圧である。補正回路25が出力電圧をオン電圧とオフ電圧のいずれかに切り替えることにより、セグメントドライバ12が出力する定電流を切り替える具体的な条件については後述する。
電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が小さく、補正回路25がオフ電圧を出力している場合、可変抵抗121の抵抗値が低下する。すると、基準電流Irefの電流値が増加し、その結果、各定電流回路128は、Icnst1とIcnst2のうち、電流値が高い方の定電流Icnst1を出力する。
逆に、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が大きく、補正回路25がオン電圧を出力している場合、可変抵抗121の抵抗値が上昇する。すると、基準電流Irefの電流値が低下し、その結果、各定電流回路128は、Icnst1とIcnst2のうち、電流値が低い方の定電流Icnst2を出力する。
なお、図2に示すセグメントドライバ12の構成は例示であり、セグメントドライバ12の構成は図2に示す構成に限定されない。セグメントドライバ12は、可変抵抗121の抵抗値の切り替えに応じて、出力する定電流の電流値を切り替え可能な構成であればよい。また、可変抵抗121をセグメントドライバ12の外部に設ける構成ではなく、可変抵抗121をセグメントドライバ12の内部に設ける構成としてもよい。
図3は、補正回路25の一構成例を示すブロック図である。補正回路25は、電源回路22からセグメントドライバ12に電流を流す配線250を備え、配線250には、電流検知抵抗251が設けられている。電流検知抵抗251における電源回路22側の端部には抵抗253が接続され、さらに抵抗253には抵抗255が直列に接続されている。そして、抵抗255は、抵抗253と接続されていない方の端部が接地されている。同様に、電流検知抵抗251におけるセグメントドライバ12側の端部には抵抗254が接続され、さらに抵抗254には抵抗256が直列に接続されている。そして、抵抗256は、抵抗254と接続されていない方の端部が接地されている。電流検知抵抗251および各抵抗253〜256の抵抗値は固定値である。
また、補正回路25は、ヒステリシス付きコンパレータ(以下、コンパレータと記す。)252を備える。コンパレータ252には、電流検知抵抗251における電源回路22側の端部の電位と接地電位との電位差を抵抗253,255で分圧した電圧が入力される。同様に、コンパレータ252には、電流検知抵抗251におけるセグメントドライバ12側の端部の電位と接地電位との電位差を抵抗254,256で分圧した電圧が入力される。コンパレータ252は、入力される2種類の電圧の差に基づいて、オン電圧またはオフ電圧を可変抵抗121(図2参照。)に出力する。
電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が大きく、電流検知抵抗251の両端の電位差が大きいときには、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差も大きくなる。この場合、コンパレータ252は、可変抵抗121(図2参照。)にオン電圧を出力する。
電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が小さく、電流検知抵抗251の両端の電位差が小さいときには、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差も小さくなる。この場合、コンパレータ252は、可変抵抗121(図2参照。)にオフ電圧を出力する。
コンパレータ252は、ヒステリシス付きコンパレータである。従って、オフ電圧出力状態からオン電圧出力状態に切り替えるときにおけるコンパレータへの2種類の入力電圧の差と、オン電圧出力状態からオフ電圧出力状態に切り替えるときにおけるコンパレータへの2種類の入力電圧の差とは異なる。コンパレータ252がオフ電圧出力状態からオン電圧出力状態に切り替えるときの2種類の入力電圧の差は、オン電圧出力状態からオフ電圧出力状態に切り替えるときの2種類の入力電圧の差よりも大きい。
従って、コンパレータ252がオフ電圧出力状態からオン電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251を通過する電流の電流値は、オン電圧出力状態からオフ電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251を通過する電流の電流値よりも大きい。また、コンパレータ252がオフ電圧出力状態からオン電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251の両端の電位差は、オン電圧出力状態からオフ電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251の両端の電位差よりも大きい。
次に、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流と、輝度傾斜との関係について説明する。図8に示すように、配線81上には、有機EL素子と接続される接続部の間に抵抗が存在する。この各抵抗の抵抗値をRとする。コモンドライバに最も近い抵抗を流れる電流は、1番目からn番目までの各有機EL素子を流れた電流の総和であり、図8に示す電位Vは、この電流の総和と抵抗値Rとの積である。コモンドライバに2番目に近い抵抗を流れる電流は、2番目からn番目までの各有機EL素子を流れた電流の総和であり、電位V(2番目の有機EL素子の配線81側の電位)は、この電流の総和と抵抗値Rとの積にVを加算した値となる。同様に、コモンドライバから最も遠い抵抗を流れる電流は、n番目の有機EL素子を流れた電流であり、図8に示す電位Vは、この電流と抵抗値Rとの積にVn−1を加算した値となる。従って、コモンドライバから遠ざかった部分における電位上昇が大きくなり、輝度傾斜が発生している状態では、各有機EL素子を流れる電流の総量が多くなっている。従って、輝度傾斜が発生している状態では、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値が大きくなっている。
また、各定電流回路が出力する定電流の電流値が小さくなると、有機EL素子の配線81(図8参照。)側の電位の上昇が抑えられる。すなわち、式1に示すVの上昇が抑えられ、輝度傾斜の発生が抑制される。
次に、動作について説明する。
まず、電源回路22がセグメントドライバ12に電圧VSEGを出力し、セグメントドライバ12の各定電流回路128が定電流Icnst1を出力しているとする。電圧VSEGは、式1におけるVinに相当する。そして、VSEG−Vpi−V≧Vthが成立していて、輝度傾斜が生じていないとする。Vpiは、コモンドライバ側から数えてi番目の有機EL素子に印加される電圧である。Vは、コモンドライバ側から数えてi番目の有機EL素子におけるコモン電極配線側の電位である。Vthは、セグメントドライバ内の定電流回路が定電流を流すことができる下限電圧(定電流を流すことができる定電流回路の印加電圧の下限値)である。
この状態から、制御部3(図1参照。)が表示画像を定めるデータ信号を変化させ、輝度傾斜が生じる画像(例えば、全画素を発光させるような画像)を表示させるとする。この場合、Vが増加することにより、VSEG1−Vpi−V≧Vthが成立しなくなる。
このとき、図3に示す電流検知抵抗251を通過する電流の電流値(すなわち、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値)が増加し、電流検知抵抗251の両端の電位差も増加する。すると、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差も大きくなり、コンパレータ252は、可変抵抗121への出力電圧をオフ電圧からオン電圧に切り替える。コンパレータ252がオン電圧を出力すると、可変抵抗121の抵抗値は高い値に切り替わる。そして、基準電流Irefの電流値は低い値に切り替わり、図2に示す各定電流回路128は、出力する定電流をIcnst1からIcnst2に切り替える。この結果、各定電流回路128が流す定電流の電流値は低下するので、式1に示すVの上昇が抑えられ、輝度傾斜の発生が抑制される。
続いて、制御部3(図1参照。)が表示画像を定めるデータ信号を変化させ、輝度傾斜が生じない画像を表示させるとする。この場合、Vの上昇が抑制された状態からさらにVが減少する。そして、図3に示す電流検知抵抗251を通過する電流の電流値(すなわち、電源回路22からセグメントドライバ12に流れる電流の電流値)が減少し、電流検知抵抗251の両端の電位差も減少する。すると、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差も小さくなり、コンパレータ252は、可変抵抗121への出力電圧をオン電圧からオフ電圧に切り替える。コンパレータ252がオフ電圧を出力すると、可変抵抗121の抵抗値は低い値に切り替わる。そして、基準電流Irefの電流値は高い値に切り替わり、図2に示す各定電流回路128は、出力する定電流をIcnst2からIcnst1に戻す。
なお、既に説明したように、コンパレータ252がオフ電圧出力状態からオン電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251を通過する電流の電流値は、オン電圧出力状態からオフ電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251を通過する電流の電流値よりも大きい。また、コンパレータ252がオフ電圧出力状態からオン電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251の両端の電位差は、オン電圧出力状態からオフ電圧出力状態に切り替えるときにおける電流検知抵抗251の両端の電位差よりも大きい。従って、定電流をIcnst1からIcnst2に切り替えたときに、電流検知抵抗251を通過する電流の電流値は低下するが、このとき直ちに補正回路25はオフ電圧出力状態に戻るわけではない。
なお、セグメントドライバ12の定電流回路128が常時、定電流としてIcnst2を出力することにより、輝度傾斜の発生を防止させることができる。ただし、その場合には、定電流値が常時低いので、表示画像の輝度も常時低くなる。従って、定電流として常時Icnst2を出力するのではなく、通常は定電流としてIcnst1を出力し、電流検知抵抗251を通過する電流の電流値が大きくなったときに定電流をIcnst1からIcnst2に切り替えることが好ましい。
次に、補正回路25が出力電圧をオン電圧とオフ電圧のいずれかに切り替えることにより、セグメントドライバ12(各定電流回路128)が出力する定電流を補正回路25が切り替える具体的な条件について説明する。輝度傾斜は、有機ELパネルに配置された有機EL素子の多くを発光させるときに生じる。有機ELパネルに配置された全ての有機EL素子を発光させるとする。このとき、図4に示す1行分のコモン電極10に接続されている各画素は全て発光している。コモンドライバから最も離れた画素(以下、最遠画素と記す。)302の輝度が、コモン電極に最も近い画素(以下、最近画素と記す。)301の輝度よりも、最近画素301の輝度の10%以上低下しているときに、輝度傾斜が目立って認識される。そこで、1行に含まれる各画素を全て発光させたときであって、最遠画素302の輝度が最近画素301の輝度よりも最近画素301の輝度の10%以上低下するときに、電流検知抵抗251(図3参照)を流れる電流の電流値を第一基準電流値とする。そして、電流検知抵抗251を流れる電流の電流値が第一基準電流値になったときの電流検知抵抗251の両端の電位差を第一基準電位差とする。
補正回路25は、オフ電圧を出力して定電流回路128から定電流Icnst1を流させている状態のときに、電流検知抵抗251の両端の電位差が第一基準電位差以上になった場合、可変抵抗121に対する出力電圧をオフ電圧からオン電圧に切り替える。この結果、定電流回路128から流される定電流は、Icnst1からIcnst2に切り替えられる。コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差は、電流検知抵抗251の両端の電位差によって決定される。電流検知抵抗251の両端の電位差が第一基準電位差となっているときに、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差をVdiff1とする。コンパレータ252は、オフ電圧を出力しているときに、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差がVdiff1以上となった場合、可変抵抗121に対する出力電圧をオフ電圧からオン電圧に切り替えればよい。
次に、補正回路25が出力電圧をオン電圧からオフ電圧に切り替えて、各定電流回路128が出力する定電流をIcnst2からIcnst1に切り替える場合について説明する。補正回路25が出力電圧をオン電圧からオフ電圧に切り替える条件となる電流検知抵抗251を流れる電流の電流値を第二基準電流値とする。そして、電流検知抵抗251を流れる電流の電流値が第二基準電流値になったときの電流検知抵抗251の両端の電位差を第二基準電位差とする。第二基準電流値は、第一基準電流値よりも低い値として定めておく。従って、第二基準電位差は、第一基準電位差よりも低く定められる。
補正回路25は、オン電圧を出力して定電流回路128から定電流Icnst2を流させている状態のときに、電流検知抵抗251の両端の電位差が第二基準電位差以下になった場合、可変抵抗121に対する出力電圧をオン電圧からオフ電圧に切り替える。この結果、定電流回路128から流される定電流は、Icnst2からIcnst1に切り替えられる。電流検知抵抗251の両端の電位差が第二基準電位差となっているときに、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差をVdiff2とする。コンパレータ252は、オン電圧を出力しているときに、コンパレータ252に入力される2種類の電圧の差がVdiff2以下となった場合、可変抵抗121に対する出力電圧をオン電圧からオフ電圧に切り替えればよい。
ヒステリシス付きコンパレータ252がオン電圧からオフ電圧に切り替える条件となる第二基準電流値を第一基準電流値より低い値として定めておくことによって、コンパレータ252がオン電圧への切り替えとオフ電圧への切り替えとを続けて繰り返してしまうことを防止することができる。
なお、1行分のコモン電極10に接続されている各画素を全て発光させたときにおける最近画素301の輝度と最遠画素302の輝度との差が、最近画素301の輝度の5%より低ければ、輝度傾斜は認識されにくい。そこで、最遠画素302の輝度が最近画素301の輝度よりも最近画素301の輝度の5%以上低下するときに、電流検知抵抗251(図3参照。)を流れる電流の電流値を第一基準電流値としてもよい。そして、電流検知抵抗251を流れる電流の電流値がこの第一基準電流値になったときの電流検知抵抗251の両端の電位差を第一基準電位差としてもよい。この場合も、第二基準電流値、第二基準電位差は、それぞれ、第一基準電流値、第一基準電位差よりも低い値として定めておく。
なお、カラー表示を行う有機ELパネルでは、複数の有機EL素子の組み合わせを一つの画素とする場合がある。例えば、R(赤色)で発光する有機EL素子と、G(緑色)で発光する有機EL素子と、B(青色)で発光する有機EL素子とを並べて配置したり、積層して配置したりして、三種類の有機EL素子の組み合わせを一つの画素とする場合がある。この場合には、1行に含まれる各画素内の有機EL素子を全て発光させたときであって、最遠画素の輝度が最近画素の輝度よりも最近画素の輝度の10%以上(5%以上でもよい)低下するときに、電流検知抵抗251(図3参照)を流れる電流の電流値を第一基準電流値とする。
例えば、図5は、Rで発光する有機EL素子と、Gで発光する有機EL素子と、Bで発光する有機EL素子とを並べて配置し、R,G,Bの三種類の有機EL素子の組み合わせを一つの画素としている形態を示す説明図である。図5に示すように、最近画素301、最遠画素302、およびその他の各画素は、いずれも三つの有機EL素子を含んでいる。この場合、1行に含まれる各画素内の有機EL素子を全て発光させたときであって、最遠画素302の輝度が最近画素301の輝度よりも最近画素301の輝度の10%以上(5%以上でもよい)低下するときに、電流検知抵抗251(図3参照)を流れる電流の電流値を第一基準電流値とすればよい。
また、モノカラー表示を行う有機ELパネルでは、一つの有機EL素子を一つの画素とする。この場合は、1行に含まれる各画素内の有機EL素子を全て発光させたときであって、最遠画素(この場合、コモンドライバから最も離れた有機EL素子)の輝度が最近画素(この場合、コモンドライバから最も離れた有機EL素子)の輝度よりも最近画素の輝度の10%以上(5%以上でもよい)低下するときに、電流検知抵抗251(図3参照)を流れる電流の電流値を第一基準電流値とする。
上記の実施の形態において、コンパレータの252が出力するオン電圧とオフ電圧との差が過大である場合には、コンパレータの252の出力端にレベルシフタを設けて、レベルシフタによりオン電圧とオフ電圧との差を減少させてもよい。
上記の実施の形態において、電源回路22は、電源部に相当する。補正回路25および可変抵抗121は、切換部に相当する。コンパレータ252は、判定部に相当する。また、定電流Icnst1は、第一の定電流に相当し、定電流Icnst2は、第二の定電流に相当する。第一基準電流値は、第一の所定電流値に相当し、第二基準電流値は、第二の所定電流値に相当する。
本発明は、有機EL表示装置におけるコモン電極配線方向の輝度傾斜の発生を抑制するために使用することができる。
本発明による有機EL表示装置の駆動装置を示すブロック図。 セグメントドライバの一構成例を示すブロック図。 補正回路の一構成例を示すブロック図。 1行に含まれる各画素を示す説明図。 複数の有機EL素子の組み合わせを一つの画素としている形態を示す説明図。 一般的なコモンドライバとセグメントドライバの実装の仕方を説明するための説明図。 コモン電極配線における電位を示す説明図。 コモン電極配線、セグメントドライバおよび画素等を模式的に示す模式図。 輝度傾斜の発生を説明するための説明図。 輝度傾斜の様子の一例を示す説明図。
符号の説明
10 コモン電極
11 コモンドライバ
12 セグメントドライバ
20 データ電極
22 電源回路
25 補正回路
30 有機EL素子
40 有機ELパネル
121 可変抵抗
128 定電流回路
251 電流検知抵抗
252 ヒステリシス付きコンパレータ
253,254,255,256 抵抗

Claims (4)

  1. 交差するように配置された複数のコモン電極と複数のデータ電極とを備え、前記複数のコモン電極と前記複数のデータ電極との間に有機薄膜が配置された有機EL表示装置の駆動装置であって、
    発光させるべき画素が存在するデータ電極から有機薄膜に、第一の定電流または前記第一の定電流よりも電流値が低い第二の定電流を流すセグメントドライバと、
    前記セグメントドライバに対して電流を流す電源部と、
    前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値に応じて、前記セグメントドライバが流す定電流を前記第一の定電流または前記第二の定電流に切り替える切換部とを備え、
    前記電源部は、前記切換部を介して、前記セグメントドライバに電流を流し、
    前記切換部は、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が第一の所定電流値以上になったときに、前記セグメントドライバが流す定電流を前記第一の定電流から前記第二の定電流に切り替え、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が前記第一の所定電流値よりも低い値として定めた第二の所定電流値以下になったときに、前記セグメントドライバが流す定電流を前記第二の定電流から前記第一の定電流に切り替える
    ことを特徴とする有機EL表示装置の駆動装置。
  2. 複数のコモン電極を駆動するコモンドライバを備え、
    切換部は、1行に含まれる各画素を全て発光させたときにおけるコモンドライバから最も離れた最遠画素の輝度が、コモンドライバに最も近い最近画素の輝度よりも、当該最近画素の輝度の10%以上低下しているときに、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値を第一基準電流値とし、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が前記第一基準電流値以上になったときに、前記セグメントドライバが流す定電流を第一の定電流から第二の定電流に切り替え、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が前記第一基準電流値よりも低い値として定めた第二基準電流値以下になったときに、前記セグメントドライバが流す定電流を第二の定電流から第一の定電流に切り替える
    請求項1に記載の有機EL表示装置の駆動装置。
  3. 複数のコモン電極を駆動するコモンドライバを備え、
    切換部は、1行に含まれる各画素を全て発光させたときにおけるコモンドライバから最も離れた最遠画素の輝度が、コモンドライバに最も近い最近画素の輝度よりも、当該最近画素の輝度の5%以上低下しているときに、電源部からセグメントドライバに流れる電流の電流値を第一基準電流値とし、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が前記第一基準電流値以上になったときに、前記セグメントドライバが流す定電流を第一の定電流から第二の定電流に切り替え、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が前記第一基準電流値よりも低い値として定めた第二基準電流値以下になったときに、前記セグメントドライバが流す定電流を第二の定電流から第一の定電流に切り替える
    請求項1に記載の有機EL表示装置の駆動装置。
  4. 切換部は、
    電源部からセグメントドライバに電流を流す配線であって、抵抗が設けられた配線と、
    前記抵抗の両端の電位差に応じて、前記電源部から前記セグメントドライバに流れる電流の電流値が第一の所定電流値以上になったか否かまたは第二の所定電流値以下になったか否かを判定する判定部とを含む
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の有機EL表示装置の駆動装置。
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