JP2006154466A - 通信方法、通信システム及び送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に搭載されるDVD読取装置等の装置から入力されたパラレルデータを送信装置から、液晶モニタ等の装置へパラレルデータを出力する受信装置へ送信する際に、周波数分布の偏在化を防止して伝送線の細線化等を可能とし、しかも複製防止のための保護機能を強化する通信方法、通信システム及び通信装置を提供する。
【解決手段】 送信装置20から送信すべき複数チャネルの2値のデータと、擬似乱数列生成回路204にて生成した2値の擬似乱数列との排他的論理和をとるスクランブル処理をスクランブラ203に手実行することで、各チャネルのデータを暗号化し、暗号化した各チャネルのデータを、所定の順で配列したシリアルデータに変換した上で、送信装置20から受信装置30へ送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、送信装置から受信装置へ複数チャネルの2値のデータを送信する通信方法、該通信方法を適用した通信システム、及び該通信システムが備える送信装置に関し、特にデータ伝送時のEMI特性を改善する通信方法、通信システム及び送信装置に関する。
近年、車両に搭載されるナビゲーション装置、オーディオビジュアル装置等の各種車載装置が増加の一途を辿っており、これらの各種装置を伝送線で接続する様々な通信システムが提案され、また実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
通信システムに用いられるナビゲーション装置又はオーディオビジュアル装置として用いられるDVD(デジタル多目的ディスク)読取装置では、DVDに記録されている画像信号を読み取り、読み取った画像信号を構成するR(Red)成分の画像成分信号、G(Green)成分の画像成分信号及びB(Blue)成分の画像成分信号を出力する。
DVDに記録されている画像信号は、映画等の著作物を再生するための信号であるため、著作物の複製権等の権利の保護の観点から暗号化が施されており、DVDから読み取った画像信号の伝送時においても権利を保護すべく技術的保護手段が講じられている。具体的には、DVD読取装置から読み取られた画像信号は、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection) 等の不正防止技術により暗号化された上で出力され、受信側の装置にて復号された後、液晶ディスプレイ等の表示手段へ出力され、表示手段から画像として出力される。
特開2002−152244号公報
しかしながら車載装置の増加及び送信する信号の増加に伴い、伝送線の本数が増加するので、それらを束ねた全体としての伝送線が太くなる。伝送線が太くなった場合、重量の増加、敷設スペースの不足という問題、また取り回しが困難となるため敷設時の利便性の問題が生じる。さらに伝送するデータの周波数分布の偏在化のため、特定の周波数の雑音が生じるので、個々の伝送線を細くした場合、雑音による影響が無視することができないという問題が有り、このことは伝送線を細線化する上での障害となっている。
さらに著作物の複製防止技術については更なる向上が望まれているが、現在用いられているHDCP等の不正防止技術とかけ離れた技術では、新たな回路の設計及び生産に要する開発・製造コストの増加、既存の車載装置との互換性等の問題が生じる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、送信側の装置は、送信すべき複数の信号を割り当てた各チャネルのデータと、擬似乱数列との排他的論理和をとることにより、各チャネルのデータを暗号化し、暗号化した各チャネルのデータを所定の順序で配列したシリアルデータに変換して受信側の装置へ送信することにより、周波数分布を分散して伝送線の細線化を可能とすることで、重量の増加、敷設スペースの問題及び利便性の問題を解決する通信方法、該通信方法を適用した通信システム、及び該通信システムが備える送信装置の提供を主たる目的とする。
しかも伝送するデータは、既存の不正防止技術を用いた暗号化を行った上で、更に暗号化を行うことになるので、既存の車載装置との互換性を確保しながらも、複製防止のための保護機能の強化を行うことが可能な通信方法、通信システム及び送信装置の提供を他の目的とする。
第1発明に係る通信方法は、送信装置から受信装置へ複数チャネルの2値のデータを送信する通信方法において、前記送信装置は、2値の擬似乱数列を生成し、各チャネルのデータ及び生成した擬似乱数列の排他的論理和により、各チャネルのデータを暗号化し、暗号化した各チャネルのデータを、所定の順で配列したシリアルデータに変換し、変換したシリアルデータを前記受信装置へ送信し、該受信装置は、前記送信装置にて生成される擬似乱数列に対応する擬似乱数列を生成し、受信したシリアルデータを複数チャネルのパラレルデータに変換し、変換したパラレルデータ及び生成した擬似乱数列に基づいて、各チャネルのデータを復号することを特徴とする。
本発明では、擬似乱数列を用いて変換することにより、周波数分布を分散して、周波数分布の偏在化による特定の周波数の雑音の発生を抑制するので、伝送線の細線化が可能となり、またシリアルデータに変換するので伝送線の省線化が可能となり、敷設スペースの問題を解消することができ、取り回しが容易となるので利便性を向上させることが可能であり、しかも細線化及び省線化に伴い軽量化を実現することが可能である。また既存の不正防止技術を用いた暗号化を行った上で、更に暗号化を行うことになるので、製造コストの増加を防止し、既存の装置との互換性を確保しながらも、複製防止のための保護機能の強化を行うことが可能である。
第2発明に係る通信システムは、複数チャネルの2値のデータを送受信する送信装置及び受信装置を備える通信システムにおいて、前記送信装置は、2値の擬似乱数列を生成する手段と、各チャネルのデータ及び生成した擬似乱数列の排他的論理和により、各チャネルのデータを暗号化する手段と、暗号化した各チャネルのデータを、所定の順序で配列したシリアルデータに変換する手段と、変換したシリアルデータを前記受信装置へ送信する手段とを備え、該受信装置は、前記送信装置にて生成される擬似乱数列に対応する擬似乱数列を生成する手段と、受信したシリアルデータを複数チャネルのパラレルデータに変換する手段と、変換したパラレルデータ及び生成した擬似乱数列に基づいて、各チャネルのデータを復号する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、擬似乱数列を用いて変換することにより、周波数分布を分散して、周波数分布の偏在化による特定の周波数の雑音の発生を抑制するので、伝送線の細線化が可能となり、またシリアルデータに変換するので伝送線の省線化が可能となり、敷設スペースの問題を解消することができ、取り回しが容易となるので利便性を向上させることが可能であり、しかも細線化及び省線化に伴い軽量化を実現することが可能である。また既存の不正防止技術を用いた暗号化を行った上で、更に暗号化を行うことになるので、製造コストの増加を防止し、既存の装置との互換性を確保しながらも、複製防止のための保護機能の強化を行うことが可能である。
第3発明に係る通信システムは、第2発明において、前記送信装置は、擬似乱数列の生成に要するデータを前記受信装置へ送信する手段を更に備えることを特徴とする。
本発明では、擬似乱数列の生成に要するデータを送信することにより、送信装置及び受信装置間での暗号/復号鍵として擬似乱数列を共有することが可能となる。
第4発明に係る送信装置は、複数チャネルの2値のデータを他の装置へ送信する送信装置において、2値の擬似乱数列を生成する手段と、各チャネルのデータ及び生成した擬似乱数列の排他的論理和により、各チャネルのデータを暗号化する手段と、暗号化した各チャネルのデータを、所定の順序で配列したシリアルデータに変換する手段と、変換したシリアルデータを、伝送線を介して他の装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、擬似乱数列を用いて変換することにより、周波数分布を分散して、周波数分布の偏在化による特定の周波数の雑音の発生を抑制するため、伝送線の細線化が可能となり、またシリアルデータに変換するので伝送線の省線化が可能となり、敷設スペースの問題を解消することができ、取り回しが容易となるので利便性を向上させることが可能であり、しかも細線化及び省線化に伴い軽量化を実現することが可能である。また既存の不正防止技術を用いた暗号化を行った上で、更に暗号化を行うことになるので、製造コストの増加を防止し、既存の装置との互換性を確保しながらも、複製防止のための保護機能の強化を行うことが可能である。
本発明に係る通信方法、通信システム及び送信装置は、送信装置から送信すべき複数チャネルの2値のデータと、別途生成した2値の擬似乱数列との排他的論理和をとることで、各チャネルのデータを暗号化し、暗号化した各チャネルのデータを、所定の順で配列したシリアルデータに変換した上で、送信装置から受信装置へ送信する。
擬似乱数列を用いた暗号化により、伝送するデータの信号波の周波数分布が分散されるのでEMI(Electro Magnetic Interference) 特性が改善し、周波数分布の偏在化による特定の周波数の雑音の発生を抑制するため、伝送線の細線化が可能となり、またシリアルデータに変換することで伝送線の省線化が可能となるので、敷設スペースの問題を解消することができ、取り回しが容易となるので利便性を向上させることが可能であり、しかも細線化及び省線化に伴い軽量化を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
また既存の不正防止技術を用いた暗号化を行った上で、更に暗号化を行うことになるので、製造コストの増加を防止し、既存の装置との互換性を確保しながらも、複製防止のための保護機能の強化を行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の通信システムの構成を示すブロック図である。図1中1は、自動車等の車両であり、車両1には、ナビゲーションシステム、オーディオビジュアルシステム等の各種システムを構成し、24ビットカラーを形成する画像信号、音声信号等の複数チャネルの信号を出力するDVD読取装置等の第1処理装置10と、第1処理装置10から出力された様々な信号をデータとして送信する送信装置20と、送信装置20から送信されたデータを受信する受信装置30と、受信したデータに基づき受信装置30から出力される信号の入力を受け付ける液晶モニタ、スピーカ等の第2処理装置40とが搭載されている。送信装置20及び受信装置30間は、差動より対線(差動ツイストペアケーブル)を用いた伝送線2により接続されている。
なお送信装置20へ信号を出力する第1処理装置10は、1台で複数のチャネルの信号を出力する装置であっても、異なるチャネルの信号を出力する複数台の装置であっても良い。同様に受信装置30から出力される様々なチャネルの信号の入力を受け付ける第2処理装置40は、複数のチャネルの信号の入力を受け付ける1台の装置であっても、異なる規格の信号の入力を受け付ける複数台の装置であっても良い。
また第1処理装置10及び送信装置20は、一つの筐体内に組み込まれる様に形成しても、また異なる筐体として形成しても良い。受信装置30及び第2処理装置40も同様である。
さらに伝送線2としては、差動より対線に限らず、同軸ケーブル、光ケーブル等の様々な伝送線を用いることが可能である。
図2は、本発明の通信システムにて用いられる各種装置の構成を示すブロック図である。第1処理装置10は、HDCP等の不正防止技術により暗号化した各色成分を示す各データ、音声データ等の複数のチャネルの夫々2値のデータを、送信装置20へ出力する出力インタフェース(出力I/F)101を備えている。
送信装置20は、第1処理装置10から出力された所定数、例えば12チャネルの暗号化された2値のデータの入力を受け付ける入力インタフェース(入力I/F)201を備え、入力I/F201では、入力を受け付けた各データを入力ラッチ回路202へ出力する。入力ラッチ回路202は、入力インタフェース201から入力を受け付けた各チャネルのデータを保持し、図示しない同期信号出力回路から出力される80MHz等の所定の周波数の同期信号に基づいて、保持した各チャネルのデータをパラレルデータとしてスクランブラ203へ出力する。
また送信装置20は、2値の擬似乱数列を生成する擬似乱数列生成回路204を備えており、擬似乱数列生成回路204にて生成された2値の擬似乱数列は、パラレルデータとしてスクランブラ203へ出力される。
スクランブラ203では、入力ラッチ回路202から受け付けた各チャネルのデータ及び擬似乱数列生成回路204から受け付けた擬似乱数列の排他的論理和をとることで、各チャネルのデータを暗号化し、暗号化した各チャネルのデータをパラレル/シリアル変換回路205へ出力する。パラレル/シリアル変換回路205から出力されるシリアルデータには、シリアルデータの送信単位となるフレームの同期をとるためのフレーム同期ビットが付与される。ただし8B10B変換等のフレームの区切りが明確に示される変換方法を適用する場合、フレーム同期ビットは不要である。
パラレル/シリアル変換回路205では、スクランブラ203から受け付けた各チャネルのデータを、所定の順序で配列したシリアルデータに変換し、変換したシリアルデータを送信インタフェース(送信I/F)206へ出力する。送信インタフェース206では、受け付けたシリアルデータを、伝送線2を介して受信装置30へ送信する。
受信装置30は、伝送線2を介して送信装置20から送信されるシリアルデータを受信する受信インタフェース(受信I/F)301を備え、受信インタフェース301では、受信したシリアルデータをシリアル/パラレル変換回路302へ出力する。
シリアル/パラレル変換回路302では、入力を受け付けたシリアルデータを、送信装置20が入力を受け付けたデータ数に対応する12ビット等の所定のビット数のパラレルデータに変換し、変換したパラレルデータをデスクランブラ303へ出力する。
また受信装置30は、送信装置20が備える擬似乱数列生成回路204にて生成された擬似乱数列に対応する2値の擬似乱数列を生成する擬似乱数列生成回路304を備えており、擬似乱数列生成回路304にて生成された2値の擬似乱数列は、パラレルデータとしてデスクランブラ303へ出力される。また送信装置20は、擬似乱数列の生成に要するデータを予め受信装置30へ送信しており、受信装置30が備える擬似乱数列生成回路304では、受信した擬似乱数列の生成に要するデータに基づいて、送信装置20が備える擬似乱数列生成回路204にて生成された擬似乱数列に対応する擬似乱数列を生成する。なお予め送信装置20及び受信装置30にて擬似乱数列の生成に要するデータの設定を記録しておく様にしても良い。
デスクランブラ303では、シリアル/パラレル変換回路302から受け付けたパラレルデータ及び擬似乱数列生成回路304にて生成される擬似乱数列基づき排他的論理和演算を行うことにより、パラレルデータを復号し、復号したパラレルデータを出力ラッチ回路305へ出力する。なお出力ラッチ回路305へ出力するパラレルデータは、擬似乱数列による暗号化に対して復号されているが、HDCP等の不正防止技術によって暗号化については、この段階では復号されていない。
出力ラッチ回路305では、デスクランブラ303から受け付けたパラレルデータを、12チャネル等の複数のチャネルのデータとして出力インタフェース(出力I/F)306へ出力し、出力インタフェース306では、入力を受け付けたデータを第2処理装置40へ出力する。なお出力インタフェース306におけるデータ出力のタイミングは、受信したシリアルデータに含まれる同期ビット等の所定のビット信号に基づいて生成される同期信号を基準としている。
第2処理装置40は、受信装置30から出力されるデータの入力を受け付ける出力インタフェース(出力I/F)401を備え、受け付けた色成分を示す各データ、音声データ等の暗号化されたデータを復号し、画像及び音声として出力する。
次に本発明の通信システムにおけるデータ処理について説明する。図3は、本発明の送信装置20が備えるスクランブラ203及び擬似乱数列生成回路204の回路構成を模式的に示すブロック図である。図3(a)として示す回路が、擬似乱数列生成回路204であり、図3(b)として示す箇所がスクランブラ203である。なお図3に示すスクランブラ203及び擬似乱数列生成回路204は、12ビットのデータに対応する回路である。
図3(a)に示す様に、擬似乱数列生成回路204は、0ビット目から14ビット目までのデータを格納するシフトレジスタと、排他的論理和演算を行う論理演算回路を備えている。論理演算回路では、シフトレジスタの12ビット目のデータと14ビット目のデータとの排他的論理和を算出し、0ビット目から13ビット目までのデータを夫々+1方向にシフトし、排他的論理和の算出結果をシフトレジスタの0ビット目のデータとして格納する。このような演算処理を、12ビットを単位として実行する。即ち12ビットのデータは、1クロックで1度に処理される。そして演算処理を所定のクロック回数繰り返した後のシフトレジスタの0ビット目から14ビット目までのデータが擬似乱数列となる。
擬似乱数列生成回路204にて生成された擬似乱数列をscr(k) (k=0,1,2,…,11)とし、1クロック前の状態をSCR(k) (k=0,1,2,…,11)とすると、scr(k) とSCR(k) との関係は以下の様に示すことができる。
scr(0) =SCR(3) XOR SCR(1)
scr(1) =SCR(4) XOR SCR(2)
scr(2) =SCR(5) XOR SCR(3)

scr(11) =SCR(14) XOR SCR(12)
これらを一般化すると下記の式1で表すことができる。
scr(k) =SCR(k+3) XOR SCR(k+1) ……式1
但し、k=0,1,2,…,11
式1に示す様に1クロックで12ビットの擬似乱数列の生成を行うため、擬似乱数列生成回路204は、1クロックで12ビット分のシフトを行うこととなる。しかし実際の演算処理としては、所定の2ビット分を排他的論理和演算で求めるのみという簡単な演算となる。
このようにして生成された擬似乱数列は、擬似乱数列生成回路204からスクランブラ203へ出力される。図3(b)に示す様に、擬似乱数列生成回路204から出力された擬似乱数列の0ビット目から11ビット目までの夫々のデータは、0番目のチャネル(ch0)から11番目のチャネル(ch11)の夫々のデータとの排他的論理和により、スクランブル(暗号化)される。
スクランブル(暗号化)前の各チャネルのデータをa(n) (n=0,1,2,…,11)とすると、スクランブル(暗号化)後のデータをa'(n)(n=0,1,2,…,11)は、以下の様に示される。
a'(n)=a(n) XOR scr(n)
=a(n) XOR SCR(n+1)
但し、n=0,1,2,…,11
0番目のチャネルから11番目のチャネルをスクランブルすべく、各ビットに対して排他的論理和をとるための擬似乱数列scr(k) は、擬似乱数列生成回路204にて1クロック毎に生成され、出力されるので、スクランブラ203では、1クロック毎に異なる擬似乱数列scr(k) が用いられる。
受信装置30が備えるデスクランブラ303及び擬似乱数列生成回路304にて行われる処理も同様であり、擬似乱数列生成回路304にて生成された擬似乱数列と、送信装置20から受信したシリアルデータを変換したパラレルデータとの排他的論理和をとることにより、スクランブル前のデータを算出する。
なおデスクランブラ303にてデスクランブル(復号)を行うためには、送信装置20が備える擬似乱数列生成回路204が生成する擬似乱数列及びその出力タイミングと、受信装置30が備える擬似乱数列生成回路304が生成する擬似乱数列及びその出力タイミングが一致しなければならない。従って送信装置20が備える擬似乱数列生成回路204及び受信装置30が備える擬似乱数列生成回路304は、以下に示す初期化を行う。
送信装置20が備える擬似乱数列生成回路204の初期値は、「12'hFFF 」に設定される。この初期値を用いた初期化期間中、送信装置20から受信装置30へ送信される各データは、全て「0(12'h000) 」となる。
受信装置30が備える擬似乱数列生成回路304の初期値は、「12'h000 」に設定される。そして0ビット目の値については、送信装置20から受信した擬似乱数列の生成に要するデータの0ビット目と置き換える。送信装置20から受信したデータをb(n) (n=0,1,2,…,11)とすると受信装置30が備える擬似乱数列生成回路304にて生成される擬似乱数列scr(k) は以下の様に示すことができる。なおSCR(k) (k=0,1,2,…,11)は、1クロック前の状態であり、初期化には、64クロック程度を要する。
scr(0) =b(0)
scr(1) =SCR(4) XOR SCR(2)
scr(2) =SCR(5) XOR SCR(3)

scr(11) =SCR(14) XOR SCR(12)
これを一般化すると下記の式となる。
scr(0) =b(0)
scr(k) =SCR(k+3) XOR SCR(k+1)
但し、k=0,1,2,…,11
前記実施の形態では、送信装置から受信装置へ信号を送信する形態を示したが、本発明はこれに限らず、双方の装置に夫々送信装置及び受信装置の回路を組み込んだ通信装置を実現し、双方向通信を実現する形態であっても良い。双方向通信を実現する通信装置として用いる場合、電源回路等の送信装置及び受信装置の双方で使用する回路は共有回路として用いることが可能であり、これにより装置全体としての大きさを小型化することが可能である。
また前記実施の形態では、車載装置に適用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、ホームネットワーク等の様々な通信システムに適用することが可能である。そしてカーナビゲーション装置に限らず、DVD再生装置、テレビジョン受像機、オーディオ機器等の様々な装置に適用することが可能である。
本発明の通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の通信システムにて用いられる各種装置の構成を示すブロック図である。 本発明の送信装置が備えるスクランブラ及び擬似乱数列生成回路の回路構成を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
1 車両
2 伝送線
10 第1処理装置
20 送信装置
203 スクランブラ
204 擬似乱数列生成回路
205 パラレル/シリアル変換回路
30 受信装置
303 デスクランブラ
304 擬似乱数列生成回路
305 シリアル/パラレル変換回路
40 第2処理装置

Claims (4)

  1. 送信装置から受信装置へ複数チャネルの2値のデータを送信する通信方法において、
    前記送信装置は、
    2値の擬似乱数列を生成し、
    各チャネルのデータ及び生成した擬似乱数列の排他的論理和により、各チャネルのデータを暗号化し、
    暗号化した各チャネルのデータを、所定の順で配列したシリアルデータに変換し、
    変換したシリアルデータを前記受信装置へ送信し、
    該受信装置は、
    前記送信装置にて生成される擬似乱数列に対応する擬似乱数列を生成し、
    受信したシリアルデータを複数チャネルのパラレルデータに変換し、
    変換したパラレルデータ及び生成した擬似乱数列に基づいて、各チャネルのデータを復号する
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 複数チャネルの2値のデータを送受信する送信装置及び受信装置を備える通信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    2値の擬似乱数列を生成する手段と、
    各チャネルのデータ及び生成した擬似乱数列の排他的論理和により、各チャネルのデータを暗号化する手段と、
    暗号化した各チャネルのデータを、所定の順序で配列したシリアルデータに変換する手段と、
    変換したシリアルデータを前記受信装置へ送信する手段と
    を備え、
    該受信装置は、
    前記送信装置にて生成される擬似乱数列に対応する擬似乱数列を生成する手段と、
    受信したシリアルデータを複数チャネルのパラレルデータに変換する手段と、
    変換したパラレルデータ及び生成した擬似乱数列に基づいて、各チャネルのデータを復号する手段と
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 前記送信装置は、擬似乱数列の生成に要するデータを前記受信装置へ送信する手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 複数チャネルの2値のデータを他の装置へ送信する送信装置において、
    2値の擬似乱数列を生成する手段と、
    各チャネルのデータ及び生成した擬似乱数列の排他的論理和により、各チャネルのデータを暗号化する手段と、
    暗号化した各チャネルのデータを、所定の順序で配列したシリアルデータに変換する手段と、
    変換したシリアルデータを、伝送線を介して他の装置へ送信する手段と
    を備えることを特徴とする送信装置。
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