JP2006153905A - 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法 - Google Patents

発光表示パネルの駆動装置および駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 リセット動作に伴ってドライブ回路に印加される過剰な電圧を抑制し、安定した点灯駆動動作を保証することができる発光表示パネルの駆動装置を提供すること。
【解決手段】 有機EL素子E11〜Emnの寄生容量に蓄積された電荷を除去するリセット動作時には、データドライバ2におけるドライブスイッチSa1〜Samおよび走査ドライバ3における走査スイッチSk1〜Sknは基準電位点であるグランドに接続される。リセット動作時の初めにおいては走査スイッチSk1〜Sknとグランドとの間に挿入される可変抵抗素子Ron3は高抵抗になされ、リセット動作期間の経過とともに低抵抗となるように可変される。これにより、有機EL素子E11〜Emnの寄生容量に蓄積された逆バイアス電圧Vmの放電に伴い、データドライバ2に対して過剰な負電圧が印加されるのを抑制させることができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、容量性の自発光素子を用いたパッシブマトリクス型発光表示パネルを対象とした駆動装置および駆動方法に関し、特に前記自発光素子の両端部を短絡するリセット動作を実行した時に、表示パネルを発光駆動する例えばデータドライバに過剰な電圧が印加されるのを防止することができる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法に関する。
携帯電話機や携帯型情報端末機(PDA)などの普及によって、高精細な画像表示機能を有し、薄型かつ低消費電力化を実現することができる表示パネルの需要が増大しており、従来より液晶表示パネルがその要求を満たす表示パネルとして多くの製品に採用されてきた。一方、昨今においては自発光型素子であるという特質を生かした有機EL素子が実用化され、これが従来の液晶表示パネルに代わる次世代の表示パネルとして注目されている。これは素子の発光層に、良好な発光特性を期待することができる有機化合物を使用することによって、実用に耐え得る高効率化および長寿命化が進んだことも背景にある。
前記した有機EL素子は、基本的にはガラス等の透明基板上に、例えばITOによる透明電極と有機EL媒体と金属電極とが順次積層されることで構成されている。そして、前記有機EL媒体は、有機発光層の単一層、あるいは有機正孔輸送層と有機発光層からなる二層構造の媒体、または有機正孔輸送層と有機発光層および有機電子輸送層からなる三層構造の媒体、さらにこれらの適切な層間に電子もしくは正孔の注入層を挿入した多層構造の媒体になされる場合もある。
前記した有機EL素子は、電気的にはダイオード特性を有する発光エレメントと、この発光エレメントに並列に結合する寄生容量成分とによる構成に置き換えることができ、有機EL素子は容量性の自発光素子であるということが言える。この有機EL素子は、発光駆動電圧が印加されると、先ず、当該素子の電気容量に相当する電荷が電極に変位電流として流れ込み蓄積される。続いて当該素子固有の一定の電圧(発光閾値電圧=Vth)を越えると、一方の電極(ダイオード成分の陽極側)から発光層を構成する有機層に電流が流れ初め、この電流に比例した強度で発光すると考えることができる。
一方、有機EL素子は電流・輝度特性が温度変化に対して安定しているのに対して、電圧・輝度特性が温度変化に対する依存性が高いこと、また、有機EL素子は過電流を受けた場合に劣化が激しく、発光寿命を短縮させるなどの理由により、一般的には定電流駆動がなされる。かかる有機EL素子を用いた表示パネルとして、素子をマトリクス状に配列したパッシブ駆動型表示パネルが、すでに一部において実用化されている。
図1には従来のパッシブマトリクス型表示パネルと、その駆動回路の一例が示されている。このパッシブマトリクス駆動方式における有機EL素子のドライブ方法には、陰極線走査・陽極線ドライブ、および陽極線走査・陰極線ドライブの2つの方法があるが、図1に示された構成は前者の陰極線走査・陽極線ドライブの形態を示している。すなわち、m本のデータ線(以下、これを陽極線とも言う。)A1〜Amが縦方向に配列され、n本の走査線(以下、これを陰極線とも言う。)K1〜Knが横方向に配列され、各々の交差した部分(計m×n箇所)に、ダイオードおよびコンデンサのシンボルマークによる並列結合体で示した有機EL素子E11〜Emnが配置されて、表示パネル1を構成している。
そして、画素を構成する各EL素子E11〜Emnは、縦方向に沿う陽極線A1〜Amと横方向に沿う陰極線K1〜Knとの各交点位置に対応して、一端(EL素子の等価ダイオードにおけるアノード端子)が陽極線に、他端(EL素子の等価ダイオードにおけるカソード端子)が陰極線に接続されている。さらに、各陽極線A1〜Amはデータドライバとしての陽極線ドライブ回路2に接続され、各陰極線K1〜Knは走査ドライバとしての陰極線走査回路3に接続されてそれぞれ駆動される。
前記陽極線ドライブ回路2には、駆動電圧源VHからの駆動電圧Vhを利用して動作する点灯駆動電源としての定電流源I1〜Im、および切り換え手段としてのドライブスイッチSa1〜Samが備えられており、ドライブスイッチSa1〜Samが、前記定電流源I1〜Im側に接続されることにより、定電流源I1〜Imからの電流が、陰極線に対応して配置された個々のEL素子E11〜Emnに対して駆動電流として供給されるように作用する。また、前記ドライブスイッチSa1〜Samは、プリチャージ電圧源VPからのプリチャージ電圧Vp、もしくは非点灯駆動電源としての基準電位点(グランド電位GND)が、陰極線に対応して配置された個々のEL素子E11〜Emnに対して供給することができるように構成されている。
一方、前記陰極線走査回路3には、各陰極線K1〜Knに対応して切り換え手段としての走査スイッチSk1〜Sknが備えられ、クロストーク発光等を防止するための前記した逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧Vm、もしくは基準電位点としてのグランド電位GNDのうちのいずれか一方を、対応する陰極線に供給することができるように構成されている。
なお、前記した陽極線ドライブ回路2および陰極線走査回路3には、図示せぬCPUを含む発光制御回路よりコントロールバスを介してそれぞれに制御信号が供給され、表示すべき映像信号に基づいて、前記走査スイッチSk1〜SknおよびドライブスイッチSa1〜Samの切り換え操作がなされる。これにより、映像信号に基づいて陰極線を所定の周期でグランド電位に設定しながら所望の陽極線に対して定電流源I1〜Inが接続され、前記各EL素子E11〜Emnが選択的に発光されることで、表示パネル1上に前記映像信号に基づく画像が表示される。
なお、図1に示す状態は、第2の陰極線K2がグランド電位(これを走査選択電位ともいう。)に設定されて走査状態になされ、この時、非走査状態の各陰極線K1,K3〜Kmには、前記した逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧Vm(これを非走査選択電位ともいう。)が印加される。ここで、走査発光状態におけるEL素子の順方向電圧をVfとした時、〔(順方向電圧Vf)−(逆バイアス電圧Vm)〕<(発光閾値電圧Vth)の関係となるように各電位設定がなされており、したがってドライブされている陽極線と走査選択がなされていない陰極線との交点に接続された各EL素子がクロストーク発光するのが防止されるように作用する。
ところで、表示パネル1に配列された各有機EL素子は前記したように個々に寄生容量を有しており、これが陽極線と陰極線との交点位置にマトリクス状に配列されているがため、例えば1つの陽極線に数十個のEL素子が接続されている場合を例にすると、当該陽極線から見て各寄生容量の数百倍もしくはそれ以上の合成容量が負荷容量として陽極線に接続されることになる。この合成容量はマトリクスのサイズが大きくなるにしたがって顕著に増大する。
したがって、EL素子の点灯走査期間の先頭においては、陽極線を介した前記定電流源I1〜Imからの電流は前記した合成負荷容量を充電するために費やされ、EL素子の発光閾値電圧(Vth)を十分に超えるまでに前記負荷容量を充電するには時間遅れが発生する。それ故、EL素子の発光の立ち上がりが遅れる(緩慢になる)という問題が発生する。特に、前記したようにEL素子の駆動源として定電流源I1〜Imを用いた場合においては、定電流源は動作原理上、ハイインピーダンス出力回路であるがため、電流が制限されてEL素子の発光立ち上がりの遅れが著しくなる。
これは、EL素子の点灯時間率を低下させることとなり、したがってEL素子の実質的な発光輝度を低下させるという問題を抱えることになる。そこで、前記した寄生容量によるEL素子の発光立ち上がりの遅れを無くすために図1に示す構成においては、プリチャージ電圧源VPが備えられている。
図2は、前記したプリチャージ電圧源VPを用いて、EL素子の寄生容量に対して電荷を充電するプリチャージ期間を含むEL素子の点灯駆動動作を示すタイミングチャートを示している。また、図3は1フレーム期間内においてEL素子に対して確実に逆バイアス電圧を印加させるために非点灯走査期間を設けた動作タイミングを示すものであり、さらに図4は各期間においてデータ線、および走査線に印加される各電位の関係を示した図である。
図2(a)は走査同期信号を示しており、この例においては前記走査同期信号に同期して、図2(b)に示すように先ずリセット期間が設定される。このリセット期間は表示パネル1に配列された各EL素子の寄生容量に蓄積されている電荷を放電させるために設定される。このリセット期間においては、図4に示されたようにデータ線および走査線の全てに対して、逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧Vm、もしくはグランド電位GNDが供給される。
ここで、前記リセット期間においてデータ線および走査線の全てに対してグランド電位GNDが供給される場合を例にすると、図1においてドライブスイッチSa1〜Samは、グランド電位GND側に接続されて各データ線A1〜Amには基準電位が印加される。この時、走査スイッチSk1〜Sknも、グランド電位GND側に接続されて各走査線K1〜Knには基準電位が印加される。したがって、各表示パネル1上における各EL素子の両端子は同一の電位(グランド電位GND)に設定され、各EL素子の寄生容量に蓄積されている電荷は放電され、リセット状態になされる。
前記したリセット期間の経過後には、図2(c)に示すようにプリチャージ期間に入り、走査対象となるEL素子の寄生容量に対して、発光閾値電圧Vthに近い電圧を充電させる動作がなされる。このプリチャージ期間においては、図4に示されたようにデータ線に対してプリチャージ電圧源VPからプリチャージ電圧Vpが印加され、走査対象となる選択走査線にはグランド電位GNDが印加される。また、非選択走査線には逆バイアス電圧Vmが印加される。
すなわち、図1においてドライブスイッチSa1〜Samはプリチャージ電圧源VP側に選択され、走査選択線である例えば第2走査線K2に対応する走査スイッチSk2がグランドに選択され、他の走査スイッチSk1,Sk3〜Sknは逆バイアス電圧源VM側に選択される。これにより、走査選択線である第2走査線K2に接続された各EL素子の寄生容量に対してプリチャージ電圧源VPからのプリチャージ電圧Vpが印加され、第2走査線K2に接続されたEL素子の寄生容量に対して電圧Vpが充電される。
続いて図2(d)に示すように点灯走査期間に入り、この点灯走査期間においては図4に示されたように点灯対象となるEL素子には定電流源I1〜Im(点灯駆動電源)からの電流が供給され、非点灯対象となるEL素子にはグランド電位GND(非点灯駆動電源)が設定される。また、走査選択線である例えば第2走査線K2に対応する走査スイッチSk2がグランド(走査選択電位)に選択され、他の走査スイッチSk1,Sk3〜Sknは逆バイアス電圧源VM側(非走査選択電位)に選択される。
これにより、走査選択線である第2走査線K2に接続されてプリチャージを受けたEL素子のうち、点灯対象とされるEL素子は直ちに発光駆動され、結果として当該データ線にはEL素子の順方向電圧Vfが発生する。この時、非選択走査線には逆バイアス電圧Vmが印加され、前記したとおりドライブされているデータ線と走査選択がなされていない走査線との交点に接続された各EL素子がクロストーク発光するのが防止されるように作用する。そして、前記したリセット期間、プリチャージ期間、および点灯走査期間は、図2(a)に示された走査同期信号に同期して順次繰り返される。
ところで、前記した有機EL素子には、発光動作に寄与しない逆方向電圧(逆バイアス電圧)を逐次印加することで、EL素子の発光寿命を延ばすことができることが知られている(例えば特許文献1参照)。また、前記したEL素子においては、素子に逆バイアス電圧を印加することで、当該素子のリーク現象を自己リペアさせることができることも知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−169510号公報 特開2001−117534号公報
一方、前記したパッシブ駆動型表示パネルにおいては、すでに説明したように非選択走査線に対して逆バイアス電圧Vmを印加することで、クロストーク発光を防止するように構成されているものの、その逆バイアス電圧Vmは一般にEL素子の順方向電圧Vfよりも小さな値である。したがって、表示パネルを構成するいくつかのまたは全てのEL素子が、数フレームもしくは数十フレームにわたって点灯状態が継続される場合には、各EL素子の極性に対して完全な逆バイアス電圧を印加させる機会が発生せず、前記特許文献1および特許文献2に開示された効果を享受することができない。
そこで、図1に示す構成においては、図3および図4に示すように非点灯走査期間を、例えば1フレーム期間の最後に設定するように制御される。この非点灯走査期間は、図3に示したようにn本の走査線を走査する通常の走査の実行後に、数本程度の仮想の走査線を設定して、その仮想の走査線を選択走査することで、全てのEL素子に対して逆バイアス電圧を印加させる機会を与えるものである。
この非点灯走査期間においては、図4に示すようにデータ線をグランドGNDに設定し、各走査線を逆バイアス電圧Vmに設定する操作が行われる。すなわち、図1に示すドライブスイッチSa1〜SamはグランドGNDを選択し、走査スイッチSk1〜Sknは逆バイアス電圧源VMを選択する。これにより、表示パネル1に配列された各EL素子は、画素の点灯状態に拘りなく、少なくとも1フレームの期間内に必ず全てのEL素子に対して逆バイアス電圧Vmが印加される機会が与えられる。それ故、前記した非点灯走査期間を設定することで、表示パネル1に配列された各EL素子は前記特許文献1および特許文献2に開示された素子の発光寿命の延命効果、および素子のリーク現象を自己リペアさせる効果を享受することができる。
ところで、前記したパッシブ駆動型表示パネルにおいては、前記した例えば点灯走査期間からリセット期間に移る際に、前記自発光素子の寄生容量の影響を受けてドライブ回路に対して過剰な電圧が印加されるという問題が発生する。図5はその状況を説明する等価回路図である。
すなわち、前記した点灯走査期間において、非走査状態の走査線(非選択走査線)には逆バイアス電圧Vmが印加されており、この時非点灯対象とされたドライブ線は、グランド電位に設定される。したがって、前記非選択走査線と非点灯対象とされたドライブ線との間に接続されたEL素子(図5に示すダイオードD1および寄生容量C1)には、逆バイアス電圧Vmが印加された状態になされる。
続いて、リセット期間に移った際には、図5に示すEL素子(D1,C1)のカソード端子は、図1に示す陰極線走査回路3における走査スイッチSk1〜Sknのいずれかを介して基準電位点GNDに接続される。また、図5に示すEL素子(D1,C1)のアノード端子も、図1に示す陽極線ドライブ回路2におけるドライブスイッチSa1〜Samのいずれかを介して同様に基準電位点GNDに接続される。
ここで、前記した表示パネル1に配列された走査線の配線抵抗値は平均すると300Ω程度であり、これを図5においては抵抗素子R1で示している。また陰極線走査回路3における走査スイッチの接続電気抵抗値は平均すると50Ω程度であり、これを図5においては等価的に抵抗素子R2とスイッチS1で示している。
一方、前記した表示パネル1に配列されたドライブ線の配線抵抗値は平均すると3KΩ程度であり、これを図5においては抵抗素子R4で示している。また陽極ドライブ回路2におけるドライブスイッチは、コストを低減させるためにチップサイズを大きくすることができず、その接続電気抵抗値は平均すると6KΩ程度であり、これを図5においては等価的に抵抗素子R3とスイッチS2で示している。
そして説明の便宜上、前記した逆バイアス電圧Vmを10Vとし、基準電位点P0がOVであるとした場合、前記抵抗素子R1〜R4の分圧比により、図5示すP1(等価的に陽極ドライブ回路2)は−6.42V、P2(EL素子のカソード端子)は+0.37V、P3(EL素子のアノード端子)は−9.63Vとなる。
すなわち、前記した陽極ドライブ回路2のように、通常においては正電圧の領域において駆動されているドライブスイッチSa1〜Samには、前記したとおり瞬時に−6V以下の電位が印加される場合が発生する。これにより、陽極ドライブ回路2には定格耐圧電位を超える負電圧が印加される状態が発生し、回路に不具合を発生させる恐れが生ずる。
そこで、前記したEL素子のカソード側の等価抵抗R1+R2と、アノード側の等価抵抗R3+R4とのバランスをとるために、R2をより大きく設定すれば前記した問題を解消させることができることになる。しかしながら、前記R2を大きな値となるように設定した場合には、前記等価抵抗R1〜R4の直列抵抗値は大となり、これに伴い寄生容量C1の放電時定数が大となる。
それ故、前記寄生容量C1に蓄積された逆バイアス電圧Vmに対応する電荷をリセットさせるリセット期間を大きくとらざるを得ず、一走査におけるEL素子の点灯期間を犠牲にする(点灯デューティを小さくする)などの別の問題が発生することになる。
この発明は、前記した技術的な背景に基づいてなされたものであり、前記した点灯デューティをそれ程小さくすることなく、リセット動作に伴ってドライブ回路に印加される過剰な電圧を抑制し、安定した点灯駆動動作を保証することができる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法を提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる駆動装置の好ましい形態は、請求項1に記載のとおり、互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された自発光素子を備えたパッシブマトリクス型発光表示パネルの駆動装置であって、前記走査線のそれぞれを走査選択電位または非走査選択電位に設定するための走査ドライバ側の切り換え手段と、前記データ線のそれぞれを点灯駆動電源または非点灯駆動電源に接続するためのデータドライバ側の切り換え手段とが具備され、前記走査ドライバ側の切り換え手段およびデータドライバ側の切り換え手段を介して、前記各走査線とデータ線との間に接続された前記自発光素子の両端子を同一の電位に設定するリセット動作が定期的に実行されるように構成され、かつ、前記リセット動作の実行時における前記走査ドライバ側もしくはデータドライバ側のいずれか一方の切り換え手段における接続電気抵抗が、可変可能に構成されている点に特徴を有する。
また、前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる駆動方法は、請求項9に記載のとおり、互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された自発光素子を備えたパッシブマトリクス型発光表示パネルの駆動方法であって、走査ドライバに備えられた切り換え手段によって、前記走査線のそれぞれを順次走査選択電位に設定し、走査選択電位に設定されない他の走査線を非走査選択電位に設定すると共に、データドライバに備えられた切り換え手段によって、前記データ線のそれぞれを点灯駆動電源または非点灯駆動電源に接続することで前記自発光素子を選択的に点灯駆動させる点灯駆動動作と、前記走査ドライバにおける切り換え手段およびデータドライバにおける切り換え手段を介して、前記各走査線とデータ線との間に接続された前記自発光素子の両端子を同一の電位に設定するリセット動作とが実行され、前記リセット動作の実行時においては、前記走査ドライバ側もしくはデータドライバ側のいずれか一方の切り換え手段における接続電気抵抗を可変制御することを特徴とする。
以下、この発明にかかる発光表示パネルの駆動装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図6はその第1の実施の形態を示したものであり、図6においてはすでに説明した図1に示す構成における各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示している。したがってその詳細な説明は省略する。
この図6に示す実施の形態においても、すでに説明した図2〜図4に示す各動作が実行される。そして、図6に示す状態はデータドライバ2における切り換え手段としてのドライブスイッチSa1〜Samは、すべてグランドGND側に接続され、走査ドライバ3における切り換え手段としての走査スイッチSk1〜Skn,Sr1〜SrnもすべてグランドGND側に接続されるようになされたリセット動作時の状態を示している。
図6に示す実施の形態においては走査ドライバ3における切り換え手段として走査スイッチSk1〜SknおよびSr1〜Srnが備えられている。この図6に示す実施の形態においては、スイッチSk1〜Sknを第1走査スイッチと呼び、スイッチSr1〜Srnを第2走査スイッチと呼ぶことにする。前記第1走査スイッチSk1〜Sknは、図1に基づいてすでに説明したとおり、点灯走査期間においては、走査線K1〜Knを順次グランド側に接続して走査選択機能を果たすとともに、非走査状態の走査線に対して逆バイアス電圧Vmを印加するように作用する。また、第1走査スイッチSk1〜Sknは、リセット動作期間においては図6に示したようにすべてグランド側に接続されるように動作する。
一方、前記第2走査スイッチSr1〜Srnは、前記したリセット動作期間の前半においては、図6に示すように抵抗素子Ron2側にそれぞれ接続されるように制御され、リセット動作期間のその後の期間、および他の期間においては抵抗素子Ron1側にそれぞれ接続されるように制御される。
なお、図6に示す各抵抗素子Ron1は、前記走査スイッチの接続電気抵抗を示したものであり、これは、図5に基づいて説明した等価的な抵抗素子R2に相当するものである。また抵抗素子Ron2は、前記した抵抗素子Ron1(走査スイッチの等価抵抗R2)の抵抗値よりも高い抵抗値のものが使用されている。なお、このRon2の好ましい抵抗値については後で詳細に説明する。
図7は、図6に示した構成においてなされるリセット動作を説明するタイミング図である。なお、図7における(a)〜(d)は、図2に示したタイミング図と同一であり、図7(e)は、図7(b)に示すリセット期間におけるVmの放電特性を示したものである。すなわち、図7(e)に示したとおり、リセット期間の前半であるt0からt1の期間においては、すでに説明したとおり第2走査スイッチSr1〜Srnは、高抵抗Ron2を選択するようになされる。また、リセット期間におけるt1を過ぎた残りの期間においては抵抗Ron1(走査スイッチの等価抵抗R2)を選択するようになされる。
ここで、前記したようにリセット期間におけるt0からt1の期間において、高抵抗Ron2を選択することにより、図5に示す等価回路において、抵抗R2として高抵抗が接続された構成になされる。すなわち、図5におけるEL素子のカソード側の等価抵抗R1+R2の値と、EL素子のアノード側の等価抵抗R3+R4とのバランスをある程度とることができる。これにより図5におけるP1の電位、すなわちデータドライバ2に瞬時に印加される負方向電圧の値を低減させることができる。
前記したt0からt1の期間においては、図5における抵抗R2に代わり高抵抗のRon2が用いられるので、図5に示す等価抵抗R1,R3,R4と前記Ron2の直列回路を介して、EL素子の寄生容量に蓄積された前記Vmは放電されて、そのレベルは低下する。そして、t1の時点において第2走査スイッチSr1〜Srnが切り換えられて、抵抗Ron1(走査スイッチの等価抵抗R2)を選択するため、EL素子の寄生容量の放電特性は促進され、前記したリセット動作を達成することができる。
前記したt1の時点において、第2走査スイッチSr1〜Srnが抵抗Ron1を選択しても、すでにEL素子の寄生容量に残された前記Vmの値はわずかであり、したがって図5におけるP1の電位、すなわちデータドライバ2に印加される負方向電圧の値を、定格耐圧電位内にとどめることができる。
したがって、前記した図6に示した構成および図7に示したリセット時の動作態様による第1の実施の形態によると、リセット動作に伴ってドライブ回路に印加される過剰な電圧を抑制し、また比較的短時間の期間内において前記したリセット動作を達成することができる。これにより、EL素子の点灯デューティをそれ程小さくすることなく、この種の発光表示パネルの安定した点灯駆動動作を保証することが可能となる。
ここで、図6に示す実施の形態において利用される前記した抵抗素子Ron2の好ましい値について考察すると、次のとおりである。まず、図5に示した等価回路における抵抗R1〜R4には以下の制約がある。すなわち、逆バイアス電圧Vmが寄生容量にチャージされたEL素子を、グランドレベルGNDに放電リセットした場合、この時における前記データドライバの最大逆耐圧電位をVrとすると、リセット時におけるEL素子からの最大放電電流Irは、次の式1のように表すことができる。
Vr/R3≧Ir ……(式1)
また、前記最大放電電流Irは、次の式2のように表すことができるので、前記式1は、式3のように表すことができる。したがって、式3を満たす範囲で、前記R2,R3を決定しなければならない。
Ir=Vm/(R1+R2+R3+R4) ……(式2)
Vm/(R1+R2+R3+R4)≦Vr/R3 ……(式3)
具体的には、前記表示パネルに依存するR1は300Ω、R4は3KΩとし、データドライバ側のドライブスイッチの接続電気抵抗R3は6KΩとする。さらにデータドライバ側の逆耐圧電圧Vr=0.6Vとし、逆バイアス電圧値Vm=10Vとした時、前記式3に具体的な数値を代入することで、前記式3は次に示す式4のように表すことができ、結果として、R2の値として式5に示す条件を導くことができる。
10/(300+R2+6000+3000)≦0.6/6000 ……(式4)
R2≧90.7KΩ ……(式5)
前記式5に示す条件から、前記した抵抗素子Ron2として、100KΩを採用することで、前記したリセット動作時においてデータドライバに加わる負方向の電位を、前記した逆耐圧電圧(Vr=0.6V)以下に抑えることができることになる。
次に図8は、この発明にかかる表示パネルの駆動装置における第2の実施の形態を示したものであり、図8においてはすでに説明した図1に示す構成における各部と同一の機能を果たす部分を同一符号で示している。したがってその詳細な説明は省略する。
この図8に示す実施の形態においても、すでに説明した図2〜図4に示す各動作が実行される。そして、図8に示す状態はデータドライバ2における切り換え手段としてのドライブスイッチSa1〜Samは、すべてグランドGND側に接続され、走査ドライバ3における切り換え手段としての走査スイッチSk1〜SknもすべてグランドGND側に接続されるようになされたリセット動作時の状態を示している。
なお、前記走査スイッチSk1〜Sknは、図1に基づいてすでに説明したとおり、点灯走査期間においては、走査線K1〜Knを順次グランド側に接続して走査選択機能を果たすとともに、非走査状態の走査線に対して逆バイアス電圧Vmを印加するように作用する。そして、走査スイッチSk1〜Sknは、リセット動作期間においては図6に示したようにすべてグランド側に接続されるように動作する。
加えて、図8に示す実施の形態においては各走査スイッチSk1〜SknとグランドGNDとの間には、その電気抵抗が連続的に可変できる可変抵抗素子Ron3がそれぞれ挿入されており、この可変抵抗素子Ron3はリセット動作時において、その抵抗値が連続的に可変されるように制御され、リセット動作時以外においては、最小の抵抗値となるように制御される。
図9は、図8に示した構成においてなされるリセット動作を説明するタイミング図である。なお、図9における(a)〜(d)は、図2に示したタイミング図と同一であり、また図9(e)は、図9(b)に示すリセット期間におけるRon3の抵抗値変化特性を示したものである。すなわち、図9(e)に示したとおり、Ron3の抵抗値は、リセット期間内において、高抵抗から低抵抗となるように連続的に可変される。
すなわち、前記可変抵抗素子Ron3は、リセット期間の初めにおいては高抵抗になされることにより、図5に示す等価回路において抵抗R2として高抵抗が接続された構成になされる。すなわち、図5におけるEL素子のカソード側の等価抵抗R1+R2の値と、EL素子のアノード側の等価抵抗R3+R4とのバランスをある程度とることができる。これにより図5におけるP1の電位、すなわちデータドライバ2に瞬時に印加される負方向電圧の値を低減させることができる。
そして、図5に示す等価抵抗R1,R2(前記Ron3),R3,R4の直列回路を介して、EL素子の寄生容量に蓄積された前記Vmは放電されて、そのレベルは低下する。また、リセット期間の経過とともに、前記Ron3の抵抗値は低下されるものの、EL素子の寄生容量に蓄積された前記Vmの放電特性も促進されて、そのレベルがさらに低下するため、図5におけるP1の電位、すなわちデータドライバ2に印加される負方向電圧の値が所定値以上となるのを抑えることができる。
前記した可変抵抗素子Ron3の変化特性としては、その最大抵抗値は、すでに説明した第1の実施の形態と同様の条件下においては、前記式5に示されたように約100KΩになされ、またその最小抵抗値としては、可変抵抗素子Ron3が持つことができる最小抵抗値とされるのが望ましい。
図10は、前記した可変抵抗素子Ron3を含む走査スイッチの構成をFETによるアナログスイッチにより実現させる例を示したものである。すなわち図10における符号3は図8に示す符号3と同様に走査ドライバ部分を示したものである。そして、この図10における走査スイッチSknに代表して示すように、Nチャンネル型FET(T1)とPチャンネル型FET(T2)が具備されている。
前記FET(T1)は、オン状態において前記逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧Vmを走査線Knに供給するように機能する。すなわち、FET(T1)は、その制御局端子であるゲート電極に印加される電位により、ソース・ドレイン電極間がオンまたはオフ状態となるようにスイッチング動作される。これにより、逆バイアス電圧Vmが走査線Knに供給されるか否かが決定される。
また、前記FET(T2)は、走査スイッチSknと前記した可変抵抗素子Ron3の機能を果たすものであり、その制御局端子であるゲート電極に印加される電位により、ソース・ドレイン電極間の電気抵抗が、Vgs−Id特性にしたがって連続的に変化するように制御される。
図10に示す符号11は、前記FET(T1),FET(T2)を制御するタイミング制御回路を示しており、これは前記したCPUを含む発光制御回路からのタイミング信号により駆動される。すなわち、前記タイミング制御回路11は、逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧Vmを走査線に供給するタイミングにおいて前記FET(T1)をオンさせるゲート電位を出力するように動作する。
また、前記タイミング制御回路11は、前記したリセット動作の開始のタイミングにおいて、CR時定数回路12に対して短時間において所定の電圧レベルを出力し、コンデンサCに対して電圧をチャージするように動作する。前記コンデンサCにチャージされた前記電圧は抵抗Rによって放電される。
その放電特性による変化電圧は、バッファ回路13を介してFET(T2)のゲート電極に供給され、したがって、前記FET(T2)は図9(e)に示した可変抵抗素子Ron3の機能を果たす。なお、前記した可変抵抗素子Ron3はFETに限らず、例えばバイポーラトランジスタもしくは他の能動素子等も使用することができる。
したがって、前記した図8〜図10に示した構成およびリセット時の動作態様による第2の実施の形態においても、リセット動作に伴ってドライブ回路に印加される過剰な電圧を抑制し、また比較的短時間の期間内において前記したリセット動作を達成することができる。これにより、EL素子の点灯デューティをそれ程小さくすることなく、この種の発光表示パネルの安定した点灯駆動動作を保証することが可能となる。
なお、図6に示した実施の形態においては、走査ドライバにおける切り換え手段(走査スイッチSk1〜Skn)における接続電気抵抗は、2段階に可変されるように構成されているが、これはさらに多段階に可変されるように構成されていてもよい。また、以上説明した実施の形態においては、表示パネルに配列される自発光素子として有機EL素子を用いた例を示しているが、前記自発光素子として容量性の他の素子を用いた場合においても同様の作用効果を得ることができる。
従来のパッシブマトリクス型表示パネルとその駆動回路の一例を示した回路構成図である。 図1に示した表示パネルにおける点灯駆動動作を示したタイミングチャートである。 非点灯走査期間を1フレーム期間内に設けた例を示したタイミングチャートである。 各期間においてデータ線および走査線に印加される各電位の関係を示した図である。 図1に示した回路構成において、リセット動作を実行した時の等価回路図である。 この発明にかかる駆動装置の第1の実施の形態を示した回路構成図である。 図6に示す構成においてなされるリセット動作時の作用を説明するタイミングチャートである。 この発明にかかる駆動装置の第2の実施の形態を示した回路構成図である。 図8に示す構成においてなされるリセット動作時の作用を説明するタイミングチャートである。 図8に示す構成において好適に採用し得る可変抵抗素子の制御手段の例を示した回路構成図である。
符号の説明
1 発光表示パネル
2 データドライバ
3 走査ドライバ
11 タイミング制御回路
12 時定数回路
13 バッファ回路
A1〜Am ドライブ線(陽極線)
E11〜Emn 自発光素子(有機EL素子)
I1〜Im 定電流源(点灯駆動電源)
K1〜Kn 走査線(陰極線)
Ron1 抵抗素子
Ron2 抵抗素子(高抵抗素子)
Ron3 可変抵抗素子
Sa1〜Sam ドライブスイッチ(切り換え手段)
Sk1〜Skn 走査スイッチ(切り換え手段)
Sr1〜Srn 走査スイッチ(切り換え手段)
T1,T2 FET(アナログスイッチ)
VH 駆動電圧源
VM 逆バイアス電圧源
VP プリチャージ電圧源

Claims (11)

  1. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された自発光素子を備えたパッシブマトリクス型発光表示パネルの駆動装置であって、
    前記走査線のそれぞれを走査選択電位または非走査選択電位に設定するための走査ドライバ側の切り換え手段と、前記データ線のそれぞれを点灯駆動電源または非点灯駆動電源に接続するためのデータドライバ側の切り換え手段とが具備され、
    前記走査ドライバ側の切り換え手段およびデータドライバ側の切り換え手段を介して、前記各走査線とデータ線との間に接続された前記自発光素子の両端子を同一の電位に設定するリセット動作が定期的に実行されるように構成され、
    かつ、前記リセット動作の実行時における前記走査ドライバ側もしくはデータドライバ側のいずれか一方の切り換え手段における接続電気抵抗が、可変可能に構成されていることを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  2. 前記切り換え手段における接続電気抵抗が、高抵抗から低抵抗に可変されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  3. 前記切り換え手段における接続電気抵抗が、段階的に可変されるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  4. 前記切り換え手段における接続電気抵抗が、固定抵抗の選択動作により段階的に可変されるように構成したことを特徴とする請求項3に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  5. 前記切り換え手段における接続電気抵抗が、連続的に可変されるように構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  6. 前記切り換え手段にはアナログスイッチが具備され、当該アナログスイッチにおける制御極端子の電位を連続的に変化させることで、前記切り換え手段における接続電気抵抗が連続的に可変されるように構成したことを特徴とする請求項5に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  7. 前記走査ドライバに備えられた切り換え手段における接続電気抵抗が、可変可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載された発光表示パネルの駆動装置。
  8. 前記自発光素子は、一層以上の発光機能層を有する有機EL素子によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載された発光表示パネルの駆動装置。
  9. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された自発光素子を備えたパッシブマトリクス型発光表示パネルの駆動方法であって、
    走査ドライバに備えられた切り換え手段によって、前記走査線のそれぞれを順次走査選択電位に設定し、走査選択電位に設定されない他の走査線を非走査選択電位に設定すると共に、データドライバに備えられた切り換え手段によって、前記データ線のそれぞれを点灯駆動電源または非点灯駆動電源に接続することで前記自発光素子を選択的に点灯駆動させる点灯駆動動作と、
    前記走査ドライバにおける切り換え手段およびデータドライバにおける切り換え手段を介して、前記各走査線とデータ線との間に接続された前記自発光素子の両端子を同一の電位に設定するリセット動作とが実行され、
    前記リセット動作の実行時においては、前記走査ドライバ側もしくはデータドライバ側のいずれか一方の切り換え手段における接続電気抵抗を可変制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  10. 前記切り換え手段における接続電気抵抗を、高抵抗から低抵抗に可変制御することを特徴とする請求項9に記載された発光表示パネルの駆動方法。
  11. 前記走査ドライバに備えられた切り換え手段における接続電気抵抗を、可変制御することを特徴とする請求項9または請求項10に記載された発光表示パネルの駆動方法。
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