JP2006215097A - 発光表示パネルの駆動装置および駆動方法 - Google Patents

発光表示パネルの駆動装置および駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 発光素子の点灯率、およびディマー設定の条件によって発生するシャドーイングを、実用上において問題のないレベルに低減させることができる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法を提供すること。
【解決手段】 アナログ映像信号は駆動制御回路11およびA/D変換回路12に供給され、A/D変換回路12において1画素毎に対応した画像データに変換されて画像メモリ13に書き込まれる。画像メモリ13からは1走査分毎に画像データが読み出され、駆動制御回路11は、発光制御させるべきEL素子の割合(1走査毎の発光素子の点灯率)を取得する。前記点灯率およびディマー設定データに基づいてルックアップテーブル14より点灯駆動データが読み出され、前記点灯駆動データに基づく発光駆動電流がカレントミラー回路を構成するトランジスタQ1〜Qmにより生成される。これに固定電流源IA1〜IAmからの電流が加算されて点灯させるべき発光素子に供給される。
【選択図】 図6

Description

この発明は、容量性の発光素子を用いたパッシブマトリクス型発光表示パネルに対して好適に採用することができる駆動装置および駆動方法に関し、特に前記発光素子の点灯率の変化に起因して生ずるシャドーイング(横クロストーク)の発生度合いを、実用上において問題のないレベルに低減させることができる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法に関する。
携帯電話機や携帯型情報端末機(PDA)などの普及によって、高精細な画像表示機能を有し、薄型かつ低消費電力化を実現することができる表示パネルの需要が増大しており、従来より液晶表示パネルがその要求を満たす表示パネルとして多くの製品に採用されてきた。一方、昨今においては自発光型素子であるという特質を生かした有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子が実用化され、これが従来の液晶表示パネルに代わる次世代の表示パネルとして注目されている。これは素子の発光層に、良好な発光特性を期待することができる有機化合物を使用することによって、実用に耐え得る高効率化および長寿命化が進んだことも背景にある。
前記した有機EL素子は、基本的にはガラス等の透明基板上に、例えばITOによる透明電極(陽極)と発光機能層、およびアルミ合金などによる金属電極(陰極)とが順次積層されることで構成されている。そして、前記発光機能層は有機化合物による単一の発光層、あるいは有機正孔輸送層と発光層による二層構造、または有機正孔輸送層と発光層および有機電子輸送層からなる三層構造、さらには前記透明電極と正孔輸送層との間に正孔注入層を、また前記金属電極と電子輸送層との間に電子注入層を挿入した多層構造になされる場合もある。そして、前記発光機能層において発生する光は、前記透明電極および透明基板を介して外部に導出される。
前記した有機EL素子は、電気的にはダイオード特性を有する発光エレメントと、この発光エレメントに並列に結合する寄生容量成分とによる構成に置き換えることができ、有機EL素子は容量性の発光素子であるということが言える。この有機EL素子は、発光駆動電圧が印加されると、先ず当該素子の電気容量に相当する電荷が電極に変位電流として流れ込み蓄積される。続いて当該素子固有の一定の電圧(発光閾値電圧=Vth)を越えると、一方の電極(ダイオード成分のアノード側)から発光機能層に向かって電流が流れはじめ、この電流に比例した強度で発光すると考えることができる。
一方、有機EL素子は電流・輝度特性が温度変化に対して安定しているのに対して、電圧・輝度特性が温度変化に対する依存性が高いこと、また、有機EL素子は過電流を受けた場合に劣化が激しく、発光寿命を短縮させるなどの理由により、一般的には定電流駆動がなされる。かかる有機EL素子を用いた表示パネルとして、素子をマトリクス状に配列したパッシブ駆動型表示パネルが、すでに一部において実用化されている。
図1には従来のパッシブマトリクス型表示パネルと、その駆動回路の一例が示されており、これは陰極線走査・陽極線ドライブの形態を示している。すなわち、m本のデータ線(以下、これを陽極線とも言う。)A1〜Amが縦方向に配列され、n本の走査線(以下、これを陰極線とも言う。)K1〜Knが横方向に配列され、各々の交差した部分(計m×n箇所)に、ダイオードおよびコンデンサのシンボルマークによる並列結合体で示した有機EL素子E11〜Emnが配置されて、表示パネル1を構成している。
そして、画素を構成する各EL素子E11〜Emnは、縦方向に沿う陽極線A1〜Amと横方向に沿う陰極線K1〜Knとの各交点位置に対応して、一端(EL素子の等価ダイオードにおけるアノード端子)が陽極線に、他端(EL素子の等価ダイオードにおけるカソード端子)が陰極線に接続されている。さらに、各陽極線A1〜Amはデータドライバとしての陽極線ドライブ回路2に接続され、各陰極線K1〜Knは走査ドライバとしての陰極線走査回路3に接続されてそれぞれ駆動される。
前記陽極線ドライブ回路2には、駆動電圧源VHからの駆動電圧を利用して動作する電流供給手段としての定電流源I1〜Im、およびドライブスイッチSa1〜Samが備えられており、ドライブスイッチSa1〜Samが、前記定電流源I1〜Im側に接続されることにより、定電流源I1〜Imからの電流が、陰極線に対応して配置された個々のEL素子E11〜Emnに対して発光駆動電流として供給されるように作用する。また、前記ドライブスイッチSa1〜Samは、リセット電圧源VAMからの電圧、もしくは非点灯駆動電源としての基準電位点(この実施の形態においてはグランド電位GND)が、陰極線に対応して配置された個々のEL素子E11〜Emnに対して供給することができるように構成されている。
一方、前記陰極線走査回路3には、各陰極線K1〜Knに対応して走査スイッチSk1〜Sknが備えられ、主にクロストーク発光を防止するために用いられる逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧、もしくは基準電位点としての前記グランド電位GNDのうちのいずれか一方を、対応する陰極線に供給することができるように構成されている。
そして、前記した陽極線ドライブ回路2および陰極線走査回路3には、CPU等を含む発光制御回路4よりコントロールバスを介してそれぞれに制御信号が供給され、表示すべき映像信号に基づいて、前記走査スイッチSk1〜SknおよびドライブスイッチSa1〜Samの切り換え操作がなされる。これにより、映像信号に基づいて陰極線を所定の周期でグランド電位に設定しながら所望の陽極線に対して定電流源I1〜Imが接続され、前記各EL素子E11〜Emnが選択的に発光されることで、表示パネル1上に前記映像信号に基づく画像が表示される。
なお、図1に示す状態は、第2の陰極線K2がグランド電位に設定されて走査状態になされ、この時、非走査状態の各陰極線K1,K3〜Knには、前記した逆バイアス電圧源VMからの逆バイアス電圧が印加される。ここで、走査発光状態におけるEL素子の順方向電圧をVfとした時、〔(順方向電圧Vf)−(逆バイアス電圧VM)〕<(発光閾値電圧Vth)の関係となるように各電位設定がなされており、したがってドライブされている陽極線と走査選択がなされていない陰極線との交点に接続された各EL素子がクロストーク発光するのを防止するように作用する。
ところで、表示パネル1に配列された各有機EL素子は前記したように個々に寄生容量を有しており、これが陽極線と陰極線との交点位置にマトリクス状に配列されているがため、例えば1つの陽極線に数十個のEL素子が接続されている場合を例にすると、当該陽極線から見て各寄生容量の数百倍もしくはそれ以上の合成容量が負荷容量として陽極線に接続されることになる。この合成容量はマトリクスのサイズが大きくなるにしたがって顕著に増大する。
したがって、EL素子の点灯走査期間の初めにおいては、陽極線を介した前記定電流源I1〜Imからの電流は前記した合成負荷容量を充電するために費やされ、EL素子の発光閾値電圧(Vth)を十分に超えるまでに前記負荷容量を充電するには時間遅れが発生する。それ故、EL素子の発光の立ち上がりが遅れる(緩慢になる)という問題が発生する。特に、前記したようにEL素子の駆動源として定電流源I1〜Imを用いた場合においては、定電流源は動作原理上、ハイインピーダンス出力回路であるがため、電流が制限されてEL素子の発光立ち上がりの遅れが著しくなる。
これは、EL素子の点灯時間率を低下させることとなり、したがってEL素子の実質的な発光輝度を低下させるという問題を抱えることになる。そこで、前記した寄生容量によるEL素子の発光立ち上がりの遅れを無くすために図1に示す構成においては、逆バイアス電圧VMを利用して点灯対象のEL素子に充電を実行する動作がなされる。
図2は、点灯対象となるEL素子の寄生容量に充電されている電荷量がゼロになされるリセット期間を含むEL素子の点灯駆動動作を示している。なお、図2(A)は走査同期信号を示しており、この例においては前記走査同期信号に同期して、リセット期間および定電流駆動期間(点灯期間)が設定される。
そして、図2(B)および(C)は、前記各期間における陽極ドライバ(陽極線ドライブ回路)2に接続された陽極線における点灯ラインおよび非点灯ラインに印加される電位を示している。また、図2(D)および(E)は、前記各期間における陰極ドライバ(陰極線走査回路)3に接続された陰極線における走査ラインおよび非走査ラインに印加される電位を示している。
図2に示すリセット期間においては、陽極ドライバ2に備えられた前記ドライブスイッチSa1〜Samは、点灯制御させるEL素子に対応する陽極線(点灯ライン)に対して、図2(B)に示すように電圧源VAMからの電位を供給する。また、非点灯になされるEL素子に対応する陽極線(非点灯ライン)には、図2(C)に示すように回路の基準電位としてのグランド電位GNDを供給するように制御される。
一方、前記リセット期間における陰極ドライバ3は、これに備えられた走査スイッチSk1〜Sknによって、走査対象とする陰極線(走査ライン)および非走査対象とする陰極線(非走査ライン)に対して図2(D)および(E)に示すように、それぞれ逆バイアス電圧VMを印加するようになされる。
また、EL素子の点灯期間である定電流駆動期間においては、前記ドライブスイッチSa1〜Samによって、点灯させるEL素子に対応する陽極線(点灯ライン)には、図2(B)に示すように定電流源I1〜Imより定電流が供給される。また、非点灯になされるEL素子に対応する陽極線(非点灯ライン)には、図2(C)に示すように回路の基準電位としての接地電位GNDが設定される。
一方、前記定電流駆動期間における陰極ドライバ3は、これに備えられた前記走査スイッチSk1〜Sknによって、走査対象とする陰極線(走査ライン)を図2(D)に示すように接地電位GNDに設定し、非走査対象とする陰極線(非走査ライン)に対しては、図2(E)に示すように逆バイアス電圧VMを印加するように制御される。
前記した定電流駆動期間への移行直後においては、前記点灯ラインに接続されている全てのEL素子の寄生容量の充電量はゼロになされている。そのため、点灯対象のEL素子には逆バイアス電圧源VMから、走査されていないEL素子を介して過渡的に電流が流れ込み、点灯対象のEL素子の寄生容量への充電が急速に行われる。この結果、点灯対象のEL素子の発光の立上がりは比較的迅速に行われる。
前記したように、点灯駆動させようとするEL素子に対して、逆バイアス電圧を利用してプリチャージさせるパッシブ駆動型表示装置は、次に示す特許文献1などに開示されている。
特開平9−232074号公報
ところで、前記した構成のパッシブ駆動型表示装置においては、EL素子の点灯率によっては、点灯率の異なるそれぞれの走査線に対応する各EL素子の間に、発光輝度のばらつきが生ずるいわゆるシャドーイング(横クロストーク)が発生することが知られている。図3および図4は、前記したシャドーイングが発生する状況を説明するものである。
図3(A)および(B)は、前記した図2に示すタイミングチャートにしたがうリセット期間におけるEL素子への電圧印加状態および定電流駆動期間におけるEL素子への電圧印加状態をそれぞれ示したものであり、この図3においてはEL素子の点灯率が100%の場合を例示している。なお、図3においては紙面の都合で、第1と第2および第mの陽極線、第1と第2および第nの陰極線に対応する各EL素子への電位の供給状態を示している。
図3(A)に示すように、リセット期間においては走査スイッチSk1〜Sknは、すべてVM側に接続され、各走査線K1〜Knには逆バイアス電圧VMが印加される。またドライブスイッチSa1〜SamはすべてVAM側に接続される。ここで、前記逆バイアス電圧VMと、リセット電圧VAMとは、VM=VAMの関係になされている。したがって図3(A)に示すリセット期間においては、すべてのEL素子の両端の電位差は無くなり、EL素子の寄生容量に充電されている電荷量はゼロとなる。
一方、定電流駆動期間においては図3(B)に示すように、走査点灯させるべき例えば第1の走査線K1を走査スイッチSk1を介してグランド電位GNDに設定し、他の走査線には走査スイッチSk2〜Sknを介して引き続き逆バイアス電圧VMを印加するようになされる。また、この時ドライブスイッチSa1〜Samはすべて定電流源I1〜Im側に接続される。
これにより第1の走査線K1に接続された各EL素子には、各定電流源I1〜Imからの点灯駆動電流が供給される。この時、逆バイアス電位VMから走査されていないEL素子の寄生容量に流れ込む電流が、各陽極線を通じて点灯対象のEL素子のアノード側に過渡的に流れ込み、点灯対象のEL素子の寄生容量への充電が急速に行われる。この結果、点灯対象のEL素子の発光立上がりは比較的迅速に行われる。
次に図4は、EL素子の点灯率が低下した場合の動作例を示すものであり、図4(A)および(B)はそれぞれ図3と同様にリセット期間および定電流駆動期間における各EL素子への電位の供給状態を示したものである。ただし、この図4に示す例は、第1と第2の陽極線に対応するEL素子は非点灯とされ、第mの陽極線に対応するEL素子が点灯される例を示しており、したがってこの図4に示された範囲においては、EL素子の点灯率は、33%であると言うことができる。
リセット期間においては図4(A)に示すように各走査線K1〜Knには逆バイアス電圧VMが印加される。また第1と第2の陽極線A1,A2はグランド電位GNDに接続されると共に、第mの陽極線AmはVAM側に接続される。これにより、第mの陽極線Amに接続された各EL素子の両端の電位差は無くなり、Amに接続された各EL素子の寄生容量に充電されている電荷量はゼロとなる。一方、非点灯状態に制御される第1と第2の陽極線A1,A2に接続された各EL素子には、前記VMによる逆バイアス電圧が印加され、図に示す極性で充電される。
続いて、定電流駆動期間においては、図4(B)に示すように走査点灯させるべき例えば第1の走査線K1はグランド電位GNDに設定され、他の走査線には逆バイアス電圧VMが引き続き印加される。この時、非点灯状態に制御される第1と第2の陽極線A1,A2はグランド電位GNDに設定され、点灯制御される第mの陽極線Amは定電流源Im側に接続される。
これにより、第1の走査線K1および第mの陽極線Amに接続された点灯対象のEL素子には、定電流源Imからの点灯駆動電流が供給される。この時、逆バイアス電位VMから走査されていないEL素子の寄生容量に流れ込む電流が、各陽極線を通じて点灯対象のEL素子のアノード側に過渡的に流れ込み、点灯対象のEL素子の寄生容量への充電が急速に行われる。この結果、点灯対象のEL素子の発光立上がりは比較的迅速に行われる。
ここで、非点灯対象の各EL素子には、前記したとおりVMによる逆バイアスが既に充電されていて、その状態は変わらないため、点灯対象外の陽極線A1,A2を介した逆バイアスVMからの過渡的な電流の流れ込みは殆ど無くなる。その結果、非走査状態の陰極線K2〜Knのそれぞれにおける逆バイアス電位の電位低下が殆ど無くなり、非走査状態の各陰極線K2〜Knおよび点灯対象となる陽極線Amを介して走査点灯対象のEL素子のアノード側に過渡的に流れ込む電流が図3(B)に示した状態に比べて増加する。これにより、走査点灯対象とされるEL素子の発光初期の輝度の持ち上がりの度合いが図3に示した例よりも顕著になる。
図5は前記した作用により発生するシャドーイング(横クロストーク)の例を模式的に示したものである。図5に示す表示パターンにおいて、ダブルハッチングを付した“A”部分がEL素子の不点灯状態になされている領域を示し、“B”部分および“C”部分はEL素子が点灯状態にされる領域を示している。図5に“A”として示すように走査ライン毎にみて、不点灯素子の割合が多い場合(点灯率が小さい場合)には、前記した作用により“B”で示す部分は“C”で示す部分よりも明るく発光する「明るい横クロストーク」が発生する。
以上説明した例は、リセット動作モードにおいて、非点灯状態に制御されるEL素子に対して前記したVMの逆バイアス電圧を印加するVMリセット方式に基づくものである。これに対して、リセット動作モードにおいて、非点灯状態に制御されるEL素子の両端を、共にグランド電位GNDに設定するGNDリセット方式による場合においては、一般的に図5に“B”で示す部分は“C”で示す部分よりも暗く発光する「暗い横クロストーク」が発生することが知られている。そして、前記したシャドーイングは、表示パネルの表示パターンや時定数などの要因により様々な状態に変化する。
一方、前記したシャドーイングは表示パネルの全体的な明暗を制御するディマー表示におけるディマー値の設定が低いほど、その発生度合いが顕著に発生することが知られている。これは、ディマー値を低く設定するほど、1走査期間におけるEL素子の発光時間が短く、もしくは駆動電流の値が小さいために、走査されていないEL素子の寄生容量を介して走査されているEL素子のデータ線を介して流れ込む電荷の寄与が相対的に高くなると考えられるためである。
この発明は、前記したように特にEL素子の走査ライン毎の点灯率が低い場合において生ずるシャドーイングの問題、かつディマー制御によるディマー値の設定が低いほど顕著に発生する前記シャドーイングの問題に着目してなされたものであり、これを実用上において問題のないレベルに低減させることができる発光表示パネルの駆動装置および駆動方法を提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる駆動装置の好ましい基本形態は、請求項1に記載のとおり、互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御するように構成される。
一方、前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる駆動方法の好ましい基本態様は、請求項11に記載のとおり、互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る工程と、前記工程により得られる前記割合PNに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程とを実行する点に特徴を有する。
以下、この発明にかかる発光表示パネルの駆動装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。この発明にかかる駆動装置は基本的には、すでに説明した図1に示す構成と同一の回路構成が採用され、また図2に示したように走査同期信号に同期して、リセット期間および定電流駆動期間(点灯期間)が設定される。なお、以下に説明する実施の形態においては、すでに説明した各図に示す構成要素と同一の機能を果たす部分は同一符号で示すことにする。
図6は、図1に示す特にデータドライバ2に対応する部分と、発光制御回路4に対応する部分について、この発明を適用した第1の実施の形態を示すものである。この図6に示す発光制御回路4に対してアナログ映像信号が供給され、このアナログ映像信号は発光制御回路4を構成する駆動制御回路11およびアナログ/デジタル(A/D)変換回路12に供給される。
前記駆動制御回路11はアナログ映像信号中における水平同期信号および垂直同期信号に基づいて、A/D変換回路12に対するクロック信号CK、および画像メモリ13に対する書き込み信号Wおよび読み出し信号Rを生成する。また、駆動制御回路11は前記した水平同期信号および垂直同期信号に基づいて、図1に基づいて説明した走査ドライバ3に対する走査切り換え信号を出力するようになされる。
前記A/D変換回路12は駆動制御回路11から供給されるクロック信号に基づいて、入力されたアナログ信号をサンプリングし、これを1画素毎に対応した画像データに変換して画像メモリ13に供給するように作用する。前記画像メモリ13は、前記駆動制御回路11からの書き込み信号WによってA/D変換回路12から供給される各画素データを画像メモリ13に順次書き込むように動作する。
前記画像メモリ13としてフレームメモリを採用した場合においては、前記した書き込み動作により表示パネル1における一画面(m列、n行)分のデータの書き込みが行われる。そして一画面分のデータの書き込みが終了するとメモリ13からは駆動制御回路11から供給される読み出し信号Rによって走査線の第1行から第n行へと1行分(1走査分)毎に画像データが読み出される。そして、駆動制御回路11は1行分毎の画像データより発光制御させるべきEL素子の割合(1走査毎のEL素子の点灯率)PNを得るように動作する。換言すれば、前記駆動制御回路11はEL素子の点灯率取得手段として機能する。
一方、前記駆動制御回路11には、ディマー設定手段15よりディマー制御データが供給されるように構成されており、これにより表示パネル1をD(D=1〜d)段階にディマー表示させるように構成されている。このディマー設定手段15は手動によりディマー値を設定させる場合もあり、またモバイル機器などにおいては外光を受けて自動的にディマー値を設定させるように構成される場合もある。
前記駆動制御回路11は、一つの形態として前記点灯率PNに対応した発光駆動データをルックアップテーブル14より求め、このルックアップデーブル14より求められた発光駆動データを図6に符号2で示すデータドライバ2に供給するように動作する。すなわち、図6に示した構成においては1走査毎に、それぞれ前記した点灯率PNが求められ、この点灯率に対応した発光駆動データが等価的に示された可変電圧源21における電圧値として供給される。
そして、前記した動作は走査ドライバ3の走査に同期して走査線の第1行から第n行(N=1〜n)に向かって順次実行される。要するに前記した構成によると、一走査毎におけるEL素子の点灯率に応じて、ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データが、データドライバ2に供給されることになる。
また、前記駆動制御回路11は、他の一つの形態として前記点灯率PNと、前記ディマー制御のデータより発光駆動データをルックアップテーブル14より求め、このルックアップデーブル14より求められた発光駆動データを図6に符号2で示すデータドライバ2に供給するように動作する。これによると、一走査毎におけるEL素子の点灯率と、この時に設定されているディマー制御データに応じて、ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データが、データドライバ2に供給されることになる。この場合、前記ルックアップテーブル14はEL素子の点灯率とディマー制御データとより発光駆動データを引き出すことができるマップ状(二次元)に構築されることになる。
図6に示すようにデータドライバ2においては、可変電圧源21に置き換えられた発光駆動データが、電圧値としてオペアンプ22の非反転入力端に供給されるように構成されている。そしてオペアンプ22の出力端はnチャンネル型トランジスタQiのゲートに接続されており、トランジスタQiのドレインはオペアンプ22の反転入力端に接続されると共に、抵抗R1を介してグランドGNDに接続されている。すなわち、前記オペアンプ22とトランジスタQiとは電圧/電流変換手段を構成しており、前記可変電圧源21に置き換えられた発光駆動データ(電圧)に応じて、トランジスタQiに流れる電流量を可変させるように作用する。
一方、駆動電圧源VHと前記トランジスタQiのソースとの間には、pチャンネル型トランジスタQ0のソースとドレインが接続されている。そして前記トランジスタQ0のゲートとドレイン間が短絡されており、それぞれのソースが前記駆動電圧源VHに接続されたpチャンネル型トランジスタQ1〜Qmの各ゲートは、前記トランジスタQ0のゲートに共通接続されている。なお、図6においては紙面の都合により、第1のドライブ線A1に対応するトランジスタQ1による回路構成と、第mのドライブ線Amに対応するトランジスタQmによる回路構成のみを示している。
これにより、トランジスタQ0を制御側電流源(基準電流値)とし、各トランジスタQ1〜Qmを被制御側電流源とするカレントミラー回路を構成している。したがって、制御側電流源として機能するトランジスタQ0のソース電流を、前記したルックアップテーブル14より読み出された駆動電流データにより可変制御することにより、各トランジスタQ1〜Qmのドレイン電流はカレントミラー作用により可変制御されることになる。
一方、図6に示す実施の形態においては前記した各トランジスタQ1〜Qmのソースとドレイン間に、定電流源IA1〜IAmがそれぞれ並列に接続された構成とされている。この定電流源IA1〜IAmは、図には示していないが、前記したトランジスタQ0,Q1〜Qmの構成と同様のカレントミラー回路により構成される。ただし制御側電流源の電流値は一定となるように構成されており、したがって定電流源IA1〜IAmは、常に一定の電流を供給するように機能する。そして、各トランジスタQ1〜Qmによる可変電流源と、固定電流源IA1〜IAmとの出力端は互いにワイヤード結合されている。
前記した各トランジスタQ1〜Qmからなる可変電流源と、これにそれぞれ並列接続された固定電流源IA1〜IAmとの組み合わせは、図1に示す電流供給手段としての定電流源I1〜Imに対応するものである。そして各トランジスタQ1〜Qmからなる可変電流源と、これにそれぞれ並列接続された固定電流源IA1〜IAmの各電流出力端とグランドGND間には、ドライブスイッチとして機能する一対のアナログスイッチがそれぞれ接続されており、これらは前記した駆動制御手段11からの指令によりオン・オフ制御される。
すなわち、前記各電流出力端におけるアナログスイッチSa1a〜Samaがオンされることで、それに対応したドライブ線(陽極線)A1〜Amに対して発光駆動電流が供給される。また、グランドGND側におけるアナログスイッチSa1b〜Sambがオンされることで、それに対応したドライブ線(陽極線)A1〜Amには非点灯電位であるグランドGND電位が供給される。
なお、図1に示されたように前記ドライブスイッチはSa1〜Samは、例えばリセット期間において電圧源VAMからのリセット電圧を選択するようにもなされる。このために図6においては各トランジスタQ1〜Qmと固定電流源IA1〜IAmに対応してそれぞれもう一つのアナログスイッチを用意されることになるが、この記載は省略している。
前記した図6に示す構成によると、各走査線の走査毎のEL素子の点灯率PNを演算し、これに基づいてルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データが、データドライバ2に供給されることになる。そして、データドライバ2においては固定電流源IA1〜IAmによる発光駆動電流に、トランジスタQ1〜Qmからなる可変電流源よる発光駆動電流が加えられることで、EL素子に供給される発光駆動電流の値が制御されるようになされる。
したがって、前記した点灯率PNに対応する発光駆動データの関係をルックアップテーブル14に格納しておくことにより、各走査毎の点灯率に対応して、EL素子の発光輝度の補正を加えることができる。これにより、前記したようにEL素子の走査ライン毎の点灯率が異なる場合、特に点灯率が低い場合において生ずるシャドーイングの発生を低減させるように補正することが可能となる。
さらに図6に示した構成においては、前記点灯率PNに加え、ディマー制御のデータにより発光駆動データをルックアップテーブル14より求めるように動作させることもできる。この場合によると、一走査毎におけるEL素子の点灯率と、この時に設定されているディマー制御データに応じて、ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データが、データドライバ2に供給されることになる。
図7は、図6に示す構成によってなされるシャドーイングの発生を抑制させる制御形態を説明するものである。図7における(A)および(B)はすでに図2に基づいて説明した走査同期信号およびこれに同期するリセット期間を示すものである。そして、図7(C)は前記リセット期間に続く定電流駆動期間におけるEL素子の駆動動作を説明するものであり、縦軸はEL素子に加えるの発光駆動電流値Iを示している。なお、この図7(C)は特許請求の範囲における請求項1および請求項11に記載した発明による制御形態を例示するものである。
図7(C)に示す制御形態においては、固定電流源IA1〜IAmによる一定の電流値に、各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいて補正される発光駆動電流が加えられて、発光制御させるべきEL素子に対して供給される。すなわち、図7(C)においては固定電流源IA1〜IAmによる一定の電流値をIAとして示しており、これに対してEL素子の点灯率PNに基づいて補正される発光駆動電流が加算される。
この場合、前記した「明るいシャドーイング」もしくは「暗いシャドーイング」の発生度合いに応じて予めルックアップテーブル14に格納された発光駆動データに基づいて“Up”と“Dn”の範囲(破線と実線で示す範囲)においてEL素子の発光輝度を上昇または低下させる制御がなされる。これにより、前記したように特に低い点灯率の状況において顕著に発生し得るシャドーイングを効果的に抑制させることができる。
また、同じく図6に示す構成によってなされる図7に示す制御形態は、特許請求の範囲における請求項4および請求項14に記載した発明を実現させることができる。この場合においては、前記したルックアップテーブル14は、EL素子の点灯率とディマー制御データとより発光駆動データを引き出すことができるように二次元のマップ状に構築される。
そして、各走査毎のEL素子の点灯率とディマー制御データとより前記ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データに基づいて図7(C)に示す“Up”と“Dn”の範囲においてEL素子への駆動電流を制御する。これにより点灯されるべきEL素子の発光輝度を上昇または低下させる制御が実行され、EL素子の点灯率によるシャドーイングの是正に加え、特に低ディマー時におけるシャドーイングの発生を効果的に抑制させることができる。
すなわち、図6および図7に示した実施の形態において用いられるルックアップテーブル14は、EL素子の点灯率、もしくはこれにディマー制御データも加えて予めシャドーイングの発生を抑制させることができる発光駆動データを構築しておくものである。したがって、前記したようにルックアップテーブル14から読み出した発光駆動データを利用して、各トランジスタQ1〜Qmからなる可変電流源の電流値を制御することで、効果的にシャドーイングの発生を抑制させることが可能となる。
図8は、図1に示す特にデータドライバ2に対応する部分と、発光制御回路4に対応する部分について、この発明を適用した第2の実施の形態を示すものである。なお、図8においては、すでに説明した図6に示す構成要素と同一の機能を果たす部分は同一符号で示しており、したがってその説明は省略する。
この図8に示す構成は、ルックアップテーブル14から読み出した発光駆動データを利用して、各トランジスタQ1〜Qmからなる可変電流源による発光駆動電流をそれぞれアナログスイッチSa1a〜Samaを介して、データ線A1〜Amに対して供給することができるように構成されている。また、この構成に加えて、固定電流源IA1〜IAmによる一定の発光駆動電流が、それぞれアナログスイッチSa1c〜Samcを介して、データ線A1〜Amに対して供給することができるように構成されている。そして、すでに説明した図7に示す定電流駆動期間を、輝度補正期間と通常定電流期間の二つに別けて、EL素子の発光駆動動作を実行するように機能する。
なお、前記輝度補正期間においては図8に示すアナログスイッチSa1a〜Samaがオン動作され、通常定電流期間においてはアナログスイッチSa1c〜Samcがオン動作されるように駆動制御回路11からの指令を受けるように構成されている。これにより、輝度補正期間においては図8に示すルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データを利用した各トランジスタQ1〜Qmからの可変電流値によってEL素子は発光駆動され、また、通常定電流期間においては固定電流源IA1〜IAmによる一定の発光駆動電流IAによりEL素子は発光駆動される。
図9は、図8に示す構成によってなされるシャドーイングの発生を抑制させる制御形態を説明するものである。なお図9における(A)および(B)はすでに図2に基づいて説明した走査同期信号およびこれに同期するリセット期間を示すものである。そして、図9(C)においては前記リセット期間に続いて、輝度補正期間および通常定電流期間が設定され、これらの合計の期間においてEL素子を発光駆動させるようになされる。なおこの図9(C)は特許請求の範囲における請求項1および請求項11に記載した発明による制御形態を例示するものである。
図9(C)に示す制御形態においては、輝度補正期間において各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいて発光駆動電流値が制御される。すなわち各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいて、ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データに基づいて、発光制御させるべきEL素子に対する発光駆動電流値が決定される。これは、図8に示したトランジスタQ1〜Qmによる可変電流源からの発光駆動電流を、それぞれアナログスイッチSa1a〜Samaを介して、データ線A1〜Amに供給することで実現される。これにより、図9(C)の輝度補正期間に“Up”と“Dn”で示したようにEL素子の発光輝度を上昇または低下させる制御がなされる。
また、通常定電流期間においては、図8に示すアナログスイッチSa1a〜Samaはオフになされ、これに代わってアナログスイッチSa1c〜Samcがオン動作される。したがって、固定電流源IA1〜IAmによる一定の発光駆動電流IAがEL素子に供給される。これによりEL素子は前記した輝度補正期間と通常定電流期間の合計の期間において発光駆動され、輝度補正期間における前記した駆動電流値の制御により、低い点灯率の状況において顕著に発生し得るシャドーイングを効果的に抑制させることができる。
また、同じく図8に示す構成によってなされる図9(C)に示す制御形態は、特許請求の範囲における請求項4および請求項14に記載した発明を実現させることができる。この場合においては、前記したルックアップテーブル14は、EL素子の点灯率とディマー制御データとより発光駆動データを引き出すことができるように二次元のマップ状に構築される。そして、発光駆動データに基づいてなされる発光駆動制御は、すでに説明した動作と同様であり、これによりEL素子の点灯率によるシャドーイングの是正に加え、特に低ディマー時におけるシャドーイングの発生を効果的に抑制させることができる。
図9(D)は、同じく図8に示した構成によってなされる他の制御形態を説明するものであり、これは特許請求の範囲における請求項2および請求項12に記載した発明による制御形態を例示するものである。この図9(D)に示した制御形態も、図9(C)に示した制御形態と同様に輝度補正期間と通常定電流期間に別けて、点灯すべきEL素子に対して発光駆動電流を供給するように制御される。
この場合、図8に示す各トランジスタQ1〜Qmからは一定の駆動電流、例えば前記したIAが供給されるように制御される。そして、各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいてルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データに基づいて、輝度補正期間における発光駆動電流の供給期間が制御される。この様子が図9(D)の輝度補正期間に“Up”と“Dn”で示されている。これは各トランジスタQ1〜Qmとデータ線A1〜Amとの間に介在されたアナログスイッチSa1a〜Samaを、前記した発光駆動データに基づく適宜の時間でオフ状態に制御させることで実現される。
また、通常定電流期間においては、図8に示すアナログスイッチSa1a〜Samaはオフになされ、これに代わってアナログスイッチSa1c〜Samcがオン動作される。したがって、固定電流源IA1〜IAmによる一定の発光駆動電流IAがEL素子に供給される。これによりEL素子は前記した輝度補正期間と通常定電流期間の合計の期間において発光駆動され、輝度補正期間における前記した発光駆動電流の供給期間の制御により、低い点灯率の状況において顕著に発生し得るシャドーイングを効果的に抑制させることができる。
また、同じく図8に示す構成によってなされる図9(D)に示す制御形態は、特許請求の範囲における請求項5および請求項15に記載した発明を実現させることができる。この場合においては、前記したルックアップテーブル14は、EL素子の点灯率とディマー制御データとより発光駆動データを引き出すことができるように二次元のマップ状に構築される。そして、発光駆動データに基づいてなされる発光駆動制御は、すでに説明した動作と同様であり、これによりEL素子の点灯率によるシャドーイングの是正に加え、特に低ディマー時におけるシャドーイングの発生を効果的に抑制させることができる。
図9(E)は、同じく図8に示した構成によってなされる他の制御形態を説明するものであり、これは特許請求の範囲における請求項3および請求項13に記載した発明による制御形態を例示するものである。この図9(E)に示した制御形態も、図9(C)および(D)に示した制御形態と同様に輝度補正期間と通常定電流期間に別けて、点灯すべきEL素子に対して発光駆動電流を供給するように制御される。
この場合においても、前記輝度補正期間においては図8に示すアナログスイッチSa1a〜Samaがオン動作され、通常定電流期間においてはアナログスイッチSa1c〜Samcがオン動作されるように駆動制御回路11からの指令を受けるように動作する。
図9(E)に示す輝度補正期間においては、各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいて、ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データにより、発光制御させるべきEL素子に対する発光駆動電流が決定される。これは、図8に示したトランジスタQ1〜Qmによる可変電流源からの発光駆動電流を、それぞれアナログスイッチSa1a〜Samaを介して、データ線A1〜Amに供給することで実現される。これにより、図9(E)における輝度補正期間に例示した“Up”と“Dn”の範囲において発光駆動電流値が制御される。
図9(E)に示す輝度補正期間に続く通常定電流期間においては、各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいてルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データにより、発光駆動電流IAの供給期間が制御される。これは固定電流源IA1〜IAmとデータ線A1〜Amとの間に介在されたアナログスイッチSa1c〜Samcを、前記した発光駆動データに基づく適宜の時間でオフ状態に制御させることで実現される。したがって、それぞれの走査期間毎のEL素子には、図9(E)における補正期間において発光駆動電流値が制御され、図9(E)における定電流期間においては発光駆動電流IAの供給期間が制御される。
前記した輝度補正期間において各トランジスタQ1〜Qmからの可変電流値を制御する発光駆動データ、および定電流期間における発光駆動電流IAの供給期間を制御する発光駆動データは、各走査毎のEL素子の点灯率PNに基づいて、予めルックアップテーブル14に格納されており、したがって、特にEL素子の点灯率が低い場合において発生するシャドーイングを効果的に抑制させることができる。
なお、図8に示す構成によってなされる図9(E)に示す制御形態は、特許請求の範囲における請求項6および請求項16に記載した発明を実現させることができる。この場合においては、前記したルックアップテーブル14は、EL素子の点灯率とディマー制御データとより発光駆動データを引き出すことができるように二次元のマップ状に構築され、このルックアップテーブル14より読み出されるように動作する。
そして、前記ルックアップテーブル14より読み出された発光駆動データに基づいて、図9(E)の輝度補正期間における発光駆動電流値の制御、並びに図9(E)の通常定電流期間における発光駆動電流IAの供給期間を制御することで、EL素子の点灯率によるシャドーイングの是正に加え、特に低ディマー時におけるシャドーイングの発生を効果的に抑制させることができる。
なお、以上説明した実施の形態においては、表示パネルに配列される発光素子として有機EL素子を用いた例を示しているが、前記発光素子として容量性の他の素子を用いた場合においても同様の作用効果を得ることができる。また、前記した実施の形態においてはEL素子の点灯率およびディマー制御データに基づいて、ルックアップテーブルより点灯駆動データを読み出すように構成しているが、この点灯駆動データは論理演算により求めるように構成されていてもよい。
さらに図9(C)〜(E)に示す制御形態においては、一走査期間の前半に輝度補正期間を、後半に通常定電流期間を設定しているが、これらは前後を入れ替えても同様の作用効果を得ることができる。また図6および図8に示した実施の形態においては、それぞれのデータ線A1〜Amに対応させて、電流値が制御されるトランジスタQ1〜Qmからなる電流供給手段と、固定電流源IA1〜IAmによる電流供給手段とが各々1つ具備された構成にされているが、これらはそれぞれに2つ以上(複数)備えた構成も採用することができる。
従来のパッシブマトリクス型表示パネルとその駆動回路の一例を示した回路構成図である。 図1に示した表示パネルにおける点灯駆動動作を説明するタイミングチャートである。 図2に示すタイミングチャートにしたがう発光素子の点灯率が高い場合の動作を説明する回路構成図である。 図2に示すタイミングチャートにしたがう発光素子の点灯率が低い場合の動作を説明する回路構成図である。 シャドーイングが発生する例を示した模式図である。 この発明にかかる駆動装置における第1の実施の形態を示した回路構成図である。 図6に示す回路構成によってなされる点灯駆動動作を説明するタイミング図である。 この発明にかかる駆動装置における第2の実施の形態を示した回路構成図である。 図8に示す回路構成によってなされる点灯駆動動作を説明するタイミング図である。
符号の説明
1 発光表示パネル
2 データドライバ
3 走査ドライバ
4 発光制御回路
11 駆動制御回路
12 A/D変換回路
13 画像メモリ
14 ルックアップテーブル
15 ディマー設定手段
21 可変電圧源
22 オペアンプ
A1〜Am データ線(陽極線)
E11〜Emn 発光素子(有機EL素子)
I1〜Im 点灯駆動電源(定電流源)
IA1〜IAm 定電流源(電流供給手段)
K1〜Kn 走査線(陰極線)
Q1〜Qm 可変電流源(電流供給手段)
Sa1〜Sam ドライブスイッチ
Sk1〜Skn 走査スイッチ
VAM リセット電圧源
VH 駆動電圧源
VM 逆バイアス電圧源

Claims (16)

  1. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、
    前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  2. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、
    前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  3. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、
    前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御すると共に、前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも他の1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  4. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記表示パネルをD(D=1〜d)段階にディマー表示させるディマー制御手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、
    前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNと前記ディマー制御手段におけるディマー制御の段階Dとに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  5. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記表示パネルをD(D=1〜d)段階にディマー表示させるディマー制御手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、
    前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNと前記ディマー制御手段におけるディマー制御の段階Dとに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  6. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子を備えたパッシブマトリクス型表示パネルを発光駆動させるための駆動装置であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る点灯率取得手段と、前記表示パネルをD(D=1〜d)段階にディマー表示させるディマー制御手段と、前記走査線Nに接続されている発光制御させるべき各発光素子に対してそれぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とが備えられ、
    前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNと前記ディマー制御手段におけるディマー制御の段階Dとに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御すると共に、前記点灯率取得手段により得られる前記割合PNと前記ディマー制御手段におけるディマー制御の段階Dとに基づいて、前記複数の電流供給手段における少なくとも他の1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することを特徴とする発光表示パネルの駆動装置。
  7. 前記発光素子に対して供給する発光駆動電流値の制御が、カレントミラー回路による電流供給手段により実行されるように構成され、当該カレントミラー回路における基準電流値を制御することで、前記発光駆動電流値が制御されるように構成されていることを特徴とする請求項1、請求項3、請求項4、請求項6のいずれか1項に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  8. 前記走査線Nをそれぞれ走査する各走査期間内に、各々の走査線Nに対応して接続された前記発光素子の発光輝度を補正する輝度補正期間が設定されていることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5、請求項6のいずれか1項に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  9. 複数の前記電流供給手段の出力端を、互いにワイヤード結合させる手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  10. 前記発光素子は、対向する電極間に一層以上からなる有機発光機能層を有する有機EL発光素子であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載された発光表示パネルの駆動装置。
  11. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る工程と、
    前記工程により得られる前記割合PNに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程と、
    を実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  12. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る工程と、
    前記工程により得られる前記割合PNに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程と、
    を実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  13. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNを得る工程と、
    前記工程により得られる前記割合PNに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御すると共に、前記割合PNに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも他の1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程と、
    を実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  14. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNと、前記表示パネルをD(D=1〜d)段階にディマー制御させるディマー制御のデータとを得る工程と、
    前記工程により得られる前記割合PNと前記ディマー制御のデータとに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程と、
    を実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  15. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNと、前記表示パネルをD(D=1〜d)段階にディマー制御させるディマー制御のデータとを得る工程と、
    前記工程により得られる前記割合PNと前記ディマー制御のデータとに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程と、
    を実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
  16. 互いに交差する複数の走査線および複数のデータ線と、前記各走査線および各データ線の交差位置において前記各走査線と各データ線との間にそれぞれ接続された発光素子と、前記走査線に接続されている発光制御させるべき各発光素子に対して、それぞれ発光駆動電流を供給する複数の電流供給手段とを備えたパッシブマトリクス型表示パネルの駆動方法であって、
    前記各々の走査線N(N=1〜n)に接続された前記発光素子のうち、発光制御させるべき発光素子の割合PNと、前記表示パネルをD(D=1〜d)段階にディマー制御させるディマー制御のデータとを得る工程と、
    前記工程により得られる前記割合PNと前記ディマー制御のデータとに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流値を制御すると共に、前記割合PNと前記ディマー制御のデータとに基づいて、複数の前記電流供給手段における少なくとも他の1つの電流供給手段から出力される発光駆動電流の供給期間を制御することで、走査線Nに接続されている発光制御させるべき発光素子を発光駆動させる工程と、
    を実行することを特徴とする発光表示パネルの駆動方法。
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