JP2006153043A - リニアガイド装置 - Google Patents

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Yasuyuki Yamazaki
泰之 山崎
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Abstract

【課題】リニアガイド装置のシールの損傷を防止すると共に異物が軌道凹部に降りかかることを防止する手段を提供する。
【解決手段】レール側面にレール軌道面を有するレールと、レール上面を覆うレールカバーと、レール軌道面と対向するスライダ軌道面を有し、レールを直線的に移動するスライダと、レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される負荷路を転動するころとを備えたリニアガイド装置において、レールカバーの両側に、このレールカバーの側縁部を90度以上の鈍角で折り曲げた折曲部と、折曲部の先端部を巻き込んだ曲げ部とを設け、レールの上部側面に曲げ部を係合する係合溝を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械や製造装置、射出成形機、測定機器等の機械装置の案内部に設けられ、テーブル等の移動台を直線的に移動させるためのリニアガイド装置に関する。
従来のリニアガイド装置は、鞍状のスライダに戻り路を設け、この戻り路を循環するボールをレール側面に設けた軌道凹部に転動させてスライダがレールを直線的に移動するようにし、両方の上部側面の上部に設けたアンダーカットに長手方向の側縁部を90度より小さい角度で折り曲げたレールカバーの係合部を係合させてレール上面を覆い、スライダの移動方向の前後端に設けたシールにより、塵や製作屑等の侵入を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2719985号公報(第3頁右欄25行−第4頁右欄5行、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、レールの上部側面の上部に段状のアンダーカットを設けてレールカバーを係合させる構成としているため、レールカバーの係合部の先端は切断面のままとなっており、その角部でサイドシールのシール部を損傷させる虞があるという問題がある。
また、レールカバーの側縁部を90より小さい角度で折り曲げて係合部を形成しているため、シール部によりレールカバーの上面から排除された異物がレール側面に設けた軌道凹部に降りかかり、スライダ内部に異物が侵入する虞があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、シールの損傷を防止すると共に異物が軌道凹部に降りかかることを防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、レール側面にレール転動体ガイド面を有するレールと、該レールのレール上面を覆うレールカバーと、前記レール転動体ガイド面と対向するスライダ転動体ガイド面を有し、前記レールを直線的に移動するスライダと、前記レール転動体ガイド面とスライダ転動体ガイド面とにより形成される負荷路を転動する転動体とを備えたリニアガイド装置において、前記レールカバーの両側に、該レールカバーの側縁部を90度以上の鈍角で折り曲げた折曲部と、該折曲部の先端部を巻き込んだ曲げ部とを設け、前記レールの上部側面に前記曲げ部を係合する係合溝を設けたことを特徴とする。
このように、本発明は、レール上面を覆うレールカバーの側縁部に90度以上の鈍角で折り曲げた折曲部とその先端部を巻き込んだ曲げ部とを設け、この曲げ部をレールの上部側面に設けた係合溝に係合させるようにしたことによって、曲げ部の滑らかな曲面によりシール部の損傷を防止することができると共に鈍角で折り曲げた折曲部により異物が軌道凹部に降りかかるのを防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるリニアガイド装置の実施例について説明する。
図1は実施例1のレールとレールカバーを示す半断面図、図2は実施例1のリニアガイド装置を示す斜視図、図3は図1のA部拡大図である。
図2において、1はリニアガイド装置である。
2はリニアガイド装置1のレールであり、合金鋼等の鋼材で製作された略I字状の断面形状を有する長尺の棒状部材であって、そのレール上面2aには機械装置の基台等にレール2を設置するための段付ボルト孔であるレール設置孔3が所定のピッチで複数設けられている。
レール2の両側のレール側面4には、その略中央部に長手方向に沿って一対のレール転動体ガイド面としてのレール軌道面5a、5bが形成された略V字状の溝である軌道凹部5が形成されており、両側のレール軌道面5aとレール上面2aの間の上部側面4aには、後述するレールカバー12の曲げ部15が係合する略円弧断面の溝である係合溝6が長手方向の全長に渡って形成されている。
7はスライダであり、合金鋼等の鋼材で製作された略コの字状の断面形状を有する鞍状部材であって、そのスライダ上面にはねじ穴が設けられており、このねじ穴を用いて機械装置の移動台等がボルト等により締結される。
また、スライダ7の両方の袖壁7aの内側の側面には、レール2のレール軌道面5a、5bにそれぞれ転動体としての図示しないころを介して対向するスライダ転動体ガイド面としての図示しないスライダ軌道面が形成されている。
8はサイドシールであり、合金鋼等の板材で製作された芯金に天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料のシール部9を形成し、そのシール部9がレール2や後述するレールカバー12の外形表面に当接してスライダ7の往復動に伴って摺動する。
10はエンドキャップであり、金属材料や樹脂材料等で製作され、その外側に配置されたサイドシール14と共にスライダ7の移動方向の前後端にボルト等により締結される。
また、エンドキャップ10には、スライダ7の袖壁7aの厚肉部にスライダ7の移動方向に沿った貫通孔として形成された図示しない戻り路と、レール軌道面5a、5bにそれぞれ対向する図示しないスライダ軌道面とで形成される負荷路とを連結する図示しない方向転換路が設けられている。
12はレールカバーであり、弾力性のある合金鋼等の薄板によりレール2の長手方向の長さと略同等の長さに製作され、その長手方向に沿った両側の側縁部13は、図3に示すようにプレス加工等により折曲角度αを90度以上とした鈍角で折り曲げた折曲部14と、この折曲部14の先端部を滑らかな曲面とするように巻き込んで中空部16を設けた曲げ部15とに成形され、両方の折曲部14の間はレール上面2aに沿う平面部17として成形されており、レールカバー12の弾性を利用してレール2の上部側面4aに形成されている係合溝6に曲げ部15を係合して装着される。
上記の負荷路およびスライダ7の戻り路とこれらを連結する方向転換路によりころが循環する循環路が形成され、循環路に複数のころと所定の量の潤滑剤(例えばグリース)が封入され、ころが循環しながら負荷路を転動してスライダ7がレール2に直線往復運動可能に支持される
上記のレールカバー12をレール上面2aを覆うように装着する場合は、レールカバー12を傾けてレール2の上部側面4aの設けた一方の係合溝6にレールカバー12の一の側の曲げ部15を係合させ、その状態で他の側の折曲部14をその弾性により押し広げて他方の係合溝6に他の側の曲げ部15を係合させてレールカバー12をレール2に装着する。
これにより、レールカバー12の平面部17がレール上面2aの全面を覆って円弧状の係合溝6に係合した曲げ部15によりレールカバー12がレール2に強固に固定され、軌道凹部5およびレールカバー12等の外側面を摺動するサイドシール8のシール部9によりレール設置孔3や軌道凹部5への塵や製作屑等の異物の侵入を防止する。
また、レールカバー12の側縁部13に形成した折曲部14は折曲角度αを90度以上とした鈍角で折り曲げられており、レールカバー12の平面部17に堆積した異物がシール部9により排除されてレール側面4の方向に落下するときに異物が軌道凹部5のレール軌道面5a、5b等に降りかかることを防止する。
更に、折曲部14の先端部を巻き込んだ曲げ部15を滑らかな曲面としてそこにシール部9を摺接させるようにしてので、シール部9の損傷を防止することができ、長期間に渡る良好なシール性を確保することができる。
なお、レールカバー12をレール2に装着したときに、レールカバー12の平面部17とレール上面2aとの間に僅かな隙間を設けるようにすれば、サイドシール8のシール部9がレールカバー12の平面部17を押す力とレールカバー12の平面部17の復元力および/もしくは係合部に生じる力とが釣合う位置に平面部17を柔軟に移動させることができ、シール部9の押圧力を常に一定に保ってシール部9の摩耗を防止することができる。前記の隙間は0mm以上、0.5mm以下とすることが望ましい。
以上説明したように、本実施例では、レール上面を覆うレールカバーの側縁部に90度以上の鈍角で折り曲げた折曲部とその先端部を巻き込んだ曲げ部とを設け、この曲げ部をレールの上部側面に設けた係合溝に係合させるようにしたことによって、曲げ部の滑らかな曲面によりシール部の損傷を防止することができると共に鈍角で折り曲げた折曲部により異物が軌道凹部に降りかかるのを防止することができる。
図4は実施例2の固定具を示す上面図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4において、20は固定具であり、金属材料からなる略円形断面の棒材を折り曲げて形成された略コの字状部材であって、本体部21の両側にはレールカバー12の両側の側縁部13の曲げ部15の中空部16に嵌合する嵌合部22が形成されている。
また、両側の嵌合部22の間隔は、レールカバー12の曲げ部15がレール2の係合溝6に係合したときに形成される曲げ部15の中空部16の間隔に一致するように形成されている。
本実施例の固定具20は、レールカバー12のレール2への装着後に、固定具20の両側の嵌合部22をレールカバー12の曲げ部15の中空部16に嵌合させてレールカバー12の長手方向の両端部に取付ける。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、レールカバーの装着後に、固定具の両側の嵌合部をレールカバーの曲げ部の中空部に嵌合させるようにしたことによって、レールカバーがレールの長手方向にずれることを防止することができると共に、レールカバーの曲げ部がレールの係合溝から抜けることを防止することができる。
なお、本実施例では、固定具を金属材料からなる略円形断面に棒材を折り曲げて形成するとして説明したが、材料を樹脂材料としてこれを成形するようにしてもよく、断面形状も略円形に限らず中空部に嵌合可能な多角形形状であってもよい。
また、上記各実施例においては、レールカバーの折曲部の先端部を滑らかな曲面とするように巻き込んで曲げ部を形成するとして説明したが、曲げ部の形状は前記に限らず、多角形状に折り曲げて巻き込むようにしてもよい。この場合に上記実施例2で示した固定具は中空部に内接する円形断面または中空部に嵌合可能な多角形断面の棒材等を用いるようにする。
更に、上記各実施例においては、転動体としてころを用いたリニアガイド装置を例に説明したが、転動体としてボールを用いたリニアガイド装置においても同様である。この場合に負荷路を形成するレール転動体ガイド面とスライダ転動体ガイド面はボールが転動するレール軌道溝とスライダ軌道溝とで構成される。
実施例1のレールとレールカバーを示す半断面図 実施例1のリニアガイド装置を示す斜視図 図1のA部拡大図 実施例2の固定具を示す上面図
符号の説明
1 リニアガイド装置
2 レール
2a レール上面
3 レール設置孔
4 レール側面
4a 上部側面
5 軌道凹部
5a、5b レール軌道面
6 係合溝
7 スライダ
7a 袖壁
8 サイドシール
9 シール部
10 エンドキャップ
12 レールカバー
13 側縁部
14 折曲部
15 曲げ部
16 中空部
17 平面部
20 固定具
21 本体部
22 嵌合部

Claims (2)

  1. レール側面にレール転動体ガイド面を有するレールと、該レールのレール上面を覆うレールカバーと、前記レール転動体ガイド面と対向するスライダ転動体ガイド面を有し、前記レールを直線的に移動するスライダと、前記レール転動体ガイド面とスライダ転動体ガイド面とにより形成される負荷路を転動する転動体とを備えたリニアガイド装置において、
    前記レールカバーの両側に、該レールカバーの側縁部を90度以上の鈍角で折り曲げた折曲部と、該折曲部の先端部を巻き込んだ曲げ部とを設け、前記レールの上部側面に前記曲げ部を係合する係合溝を設けたことを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 請求項1において、
    前記曲げ部に中空部を設け、該中空部に嵌合する嵌合部を両側に配置した略コの字状の固定具を設け、
    前記レールカバーの装着後に、前記固定具の両側の嵌合部を前記レールカバーの両側の中空部にそれぞれ嵌合させること特徴とするリニアガイド装置。
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