JP2006152836A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】多点点火式の内燃機関において、正確に内燃機関の燃焼状態を把握するとともに、燃焼悪化を効果的に改善すること。
【解決手段】この内燃機関1は、放電により燃焼室1b内の混合気に点火する第1点火プラグ10aと、放電により前記燃焼室1bの混合気へ点火できるとともに、所定の運転条件においては、前記混合気へ点火する代わりに前記燃焼室1b内の燃焼イオン電流を検出する第2点火プラグ10bと、を含む。そして、少なくとも浄化触媒を暖機する際には、第2点火プラグ10bで燃焼室内1bの燃焼イオン電流Iを検出するとともに、検出した燃焼イオン電流Iに基づいて燃焼室内1bの燃焼状態を判定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の点火プラグを有する火花点火式の内燃機関に関する。
燃焼室内の燃焼イオン電流を検出して、内燃機関の燃焼状態を判定し、空燃比を制御する技術が知られている。また、良好な燃焼状態を得るため、複数の点火プラグを用いる、いわゆる多点点火式の内燃機関が実用化されている。特許文献1には、燃焼イオン電流によって内燃機関の燃焼状態を判定する技術には、燃焼室内の燃焼イオン電流を検知するイオンプラグを備え、前記イオンプラグからの燃焼イオン電流の検出情報に基づいて前記燃焼室の燃料噴射弁の開時間を最大出力に設定する技術が開示されている。
特開平4−194336号公報
しかし、特許文献1に開示された技術は、内燃機関の燃焼状態を正確に把握することはできるが、内燃機関の運転中において燃焼イオン電流を検出するために用いるイオンプラグは点火に寄与しないので、燃焼状態が悪化している場合、これを改善するためには限界がある。そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、多点点火式の内燃機関において、正確に内燃機関の燃焼状態を把握するとともに、燃焼悪化を効果的に改善できる内燃機関を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内燃機関は、放電により混合気に点火する点火手段を、同一燃焼室に対して複数備える内燃機関であって、前記燃焼室内の混合気に点火する第1の点火手段と、放電により前記燃焼室の混合気へ点火できるとともに、前記燃焼室内の燃焼イオン電流を検出できる第2の点火手段と、を含み、浄化触媒を暖機する際には、前記第1の点火手段によって点火し、このときの前記燃焼室内の燃焼イオン電流を前記第2の点火手段で検出して、検出した燃焼イオン電流に基づき前記燃焼室内の燃焼状態を判定することを特徴とする。
この内燃機関は、燃焼室内の混合気への点火に用いる第1の点火手段と、混合気への点火に用いるとともに、燃焼イオン電流も検出できる第2の点火手段とを同一の燃焼室に備える。これによって、燃焼イオン電流を検出する際には、第2の点火手段は点火に寄与せずに燃焼イオン電流を検出でき、また火炎伝播速度も知ることができるので、燃焼状態を正確に把握できる。また、第2の点火手段は混合気への点火にも用いることができるので、燃焼状態が不安定な場合には、第1の点火手段とともに点火に用いて、燃焼悪化を効果的に改善できる。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記第2の点火手段が前記燃焼イオン電流を検出するときには、前記第1の点火手段によって点火して、前記第2の点火手段は点火には寄与しないことを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記燃焼室が複数存在する場合、燃焼状態が悪化した燃焼室に対して、燃料の増量、点火時期の進角その他の燃焼改善手段によって燃焼状態を改善することを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記浄化触媒の暖機時において燃焼状態が悪化していない場合には、前記内燃機関から排出される排ガスの温度をさらに上昇させることを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記内燃機関の運転サイクルにおける前記混合気の燃焼可能時期を避けて前記第2の点火手段から放電させることにより、前記燃焼イオン電流を検出するために用いる電荷を蓄える蓄電手段を含むことを特徴とする。
次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記蓄電手段に蓄えられている電荷量が予め定める許容電荷量以下になった場合に、前記第2の点火手段から放電させて前記蓄電手段に電荷を蓄えることを特徴とする。
以上説明したように、この発明に係る内燃機関では、多点点火式の内燃機関において、正確に内燃機関の燃焼状態を把握するとともに、燃焼悪化を効果的に改善できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。本発明は、多点点火式の内燃機関であれば、レシプロ式、ロータリー式を問わず適用でき、特に希薄燃焼用の内燃機関に対しては好適である。また、本発明は、乗用車やバス、あるいはトラック等の車両に搭載される内燃機関に対して好ましく適用できる。
実施例1は、次の点に特徴がある。すなわち、内燃機関が備える浄化触媒を暖機する際には、第1の点火手段によって点火し、点火に寄与させずに第2の点火手段を用いて燃焼イオン電流を検出し、検出した燃焼イオン電流に基づいて燃焼状態を判定する。そして、燃焼状態が悪化した場合には、燃料増量又は点火時期の進角(浄化触媒暖機における遅角の程度を減少させる)等の燃焼改善制御を実行する。
ここで、燃焼状態は、内燃機関に供給した燃料の燃焼時間と、燃焼割合(供給した燃料がどの程度燃焼したか)とで評価できる。より具体的には、燃焼状態がよいと判断されるためには、内燃機関に供給した燃料ができるだけ短時間で、かつ完全燃焼に近い状態が、安定して持続されていることが必要である。
図1は、実施例1に係る内燃機関を示す断面図である。図2−1〜図2−3は、実施例1に係る内燃機関の点火プラグの配置を示す平面図である。図1〜図2−3を用いて、実施例1に係る内燃機関について簡単に説明する。なお、実施例1に係る内燃機関1は、気筒数及び気筒配置が限定されるものではない。
実施例1に係る内燃機関1は、気筒1s内の燃焼室1bで燃料Fと空気Aとの混合気を燃焼させて、気筒1s内でピストン7を往復運動させる。そして、コネクティングロッド9を介してピストン7の往復運動をクランク軸8に伝達し、クランク軸8でピストン7の往復運動を回転運動に変換して、内燃機関1の出力として取り出す。この内燃機関1には、吸気通路の一部である吸気ポート3i内に燃料Fを噴射するポート噴射弁4により燃料が供給される。なお、内燃機関1は気筒1s内の燃焼室1b内へ燃料Fを直接噴射する、いわゆる直噴の内燃機関であってもよい。
図2−1に示すように、実施例1に係る内燃機関1は、同一の燃焼室1bに、第1の点火手段である第1点火プラグ10a、及び第2の点火手段である第2点火プラグ10bを備える。第1点火プラグ10aは、燃焼室1bの中央部分1scに配置され、第2点火プラグ10bは燃焼室1bのボア端部1stであって吸気弁5i1の中心と排気弁5e1の中心とを結ぶ線の外側に配置される。そして、第1及び第2点火プラグ10a、10bを用いて燃焼室1b内の混合気に点火することにより、希薄燃焼運転時においても安定して混合気を燃焼させることができる。なお、第2点火プラグ10bは、燃焼室1bのボア端部であって吸気弁5i2の中心と排気弁5e2の中心とを結ぶ線の外側に配置してもよい。
第1及び第2点火プラグ10a、10bの配置は、図2−1に示す例に限られず、例えば、図2−2に示すように、第1及び第2点火プラグ10a、10bを燃焼室1bの中央部分1scに配置してもよい。また、同一の燃焼室1bに、計3本以上の点火プラグを設けてもよい。例えば、図2−3に示すように、第1及び第2点火プラグ10a、10bに加え、さらに第3点火プラグ10cを設けてもよい。
実施例1においては、燃焼室1bの中央部分1scに配置される第1点火プラグ10aを第1の点火手段として用い、燃焼室1bのボア端部1stに設けられる第2点火プラグ10bを第2の点火手段として用いる。このように、第1の点火手段と第2の点火手段とはそれぞれ1本づつでもよいし、第1の点火手段が複数本で第2の点火手段が1本、あるいは第1の点火手段が1本で第2の点火手段が複数本、さらには第1の点火手段及び第2の点火手段ともに複数本であってもよい。
また、実施例1においては、第2の点火手段である第2点火プラグ10bは、検出した燃焼イオン電流に基づき、第1点火プラグ10aからの火炎伝播速度から燃焼状態を判定する。このため、第1点火プラグ10aと第2点火プラグ10bとは、ある程度の距離をもって配置することが好ましい。一方、第2点火プラグ10bで燃焼イオン電流を検出する際には、これを点火には用いず、第1点火プラグ10aで点火する。このため、燃焼安定性という観点からは、第1点火プラグ10aを燃焼室1bの中央部分1scに配置し、燃焼室1b内へできるだけ均一火炎を伝播させることが好ましい。したがって、燃焼状態の判定と燃焼安定性とを両立するためには、第1点火プラグ10aを燃焼室1bの中央部分1scに配置し、第2点火プラグ10bを燃焼室1bのボア端部1stに配置することが好ましい。
ポート噴射弁4から噴射された燃料Fは、吸気ポート3iに導入される空気Aと混合気を形成し、吸気弁5iを通って内燃機関1の燃焼室1b内へ充填される。ピストン7の上昇により圧縮された燃焼室1b内の混合気は、第1点火プラグ10a又は第2点火プラグ10bの少なくとも一方により点火されて燃焼する。そして、混合気の燃焼圧力により、ピストン7は往復運動する。燃焼後の混合気は、排ガスExとして排気弁5eから排気通路である排気ポート3eへ排出されて、浄化触媒16により浄化される。なお、吸気弁5iと排気弁5eとは、それぞれ吸気カム6iと排気カム6eとによって開閉される。
図1に示すように、内燃機関1には、クランク軸8の回転角度を検出するクランク角センサ51が取り付けられている。また、カム位置検出センサ54により吸気カム6iの位置が検出され、この検出信号に基づいて、複数の気筒のピストンがどの位置にあるかが判定される。クランク角センサ51及びカム位置検出センサ54からの検出信号により、機関ECU(Electronic Control Unit)20は、内燃機関1のそれぞれの気筒が備える燃焼室に対する燃料噴射時期、及び点火時期を決定する。また、内燃機関1には、エアフローセンサ53、アクセル開度センサ55等の、内燃機関1の運転を制御するために必要な情報を取得するためのセンサ類が取り付けられる。機関ECU20は、これら各種センサからの信号に基づいて、内燃機関1の運転を制御する。
図3は、実施例1に係る点火系を示す説明図である。実施例1に係る内燃機関1が備える第1及び第2点火プラグ10a、10bには、それぞれ第1及び第2ダイレクトイグニッション11a、11bが取り付けられている。機関ECU20が第1又は第2ダイレクトイグニッション11a、11bの少なくとも一方に点火指令を与えることにより、第1又は第2点火プラグ10a、10bの少なくとも一方が放電する。
第1、第2点火プラグ10a、10bのうち、ボア端部1stに配置される第2点火プラグ10bを放電させる第2ダイレクトイグニッション11bには、燃焼イオン電流測定手段である燃焼イオン電流測定装置40が組み込まれている。これにより、第2点火プラグ10bを燃焼イオン電流検出センサとしても用いることができるので、燃焼室1b内の燃焼イオン電流を検出することができる。なお、実施例1では、第2点火プラグ10bと、燃焼イオン電流測定装置40とにより燃焼状態検出手段が構成される。
第1及び第2ダイレクトイグニッション11a、11bは、イグナイター部12と、イグニッションコイル部13とで構成される。イグニッションコイル部13は、一次コイル141と二次コイル142とで構成されている。そして、イグニッションコイル部13は、一次コイル141に接続されたバッテリーの電圧(+B)を二次コイル142で昇圧して、第1及び第2点火プラグ10a、10bに供給する。
イグナイター部12は機関ECU20に接続されており、機関ECU20から送られる点火信号に基づきイグニッションコイル部13に通電する。そして、機関ECU20によって決定されるタイミングで、燃焼室1bに設けられる第1点火プラグ10aや第2点火プラグ10bから放電させ、燃焼室1b内の混合気に点火する。次に、燃焼イオン電流測定装置40について説明する。なお、第1及び第2点火プラグ10a、10bは、第1、第2中心電極10ap、10bpと、側方電極10as、10bsとの間で放電する。
燃焼イオン電流測定装置40は、燃焼イオン電流を検出するための検出回路41と、反転回路42と、V−I変換回路43と、A点の電圧を測定するための処理回路45とを含んで構成される。検出回路41は、第2ダイレクトイグニッション11bのイグニッションコイル部13を構成する二次コイル142に接続されている。検出回路41は、蓄電手段としてコンデンサ44を備える。
この燃焼イオン電流測定装置40が燃焼室1b内の燃焼イオン電流を検出するにあたって、まず、第2点火プラグ10bから放電させる。この実施例において、第2点火プラグ10bの放電はマイナス放電であり(第1点火プラグ10aも同様)、当該放電により第2点火プラグ10bから検出回路41に向かって電流が流れる。この電流が検出回路41に流れると、コンデンサ44に電荷が蓄えられる。このように、実施例1に係る燃焼イオン電流測定装置の検出回路41は、放電のエネルギーの一部をコンデンサ44に蓄える。
前記コンデンサ44に電荷が蓄えられることによって、放電により混合気に点火する機能を有するとともに、燃焼イオン電流検出センサとしても機能する第2点火プラグ10bの中心電極10bpに電圧が印加された状態となる。この状態で、内燃機関1の燃焼室1b内で燃焼が発生し、例えばその燃焼による火炎が第2点火プラグ10bに到達したとする。燃焼反応によってイオンが発生するため、第2点火プラグ10bの中心電極10bpと側方電極10bsとの間を火炎が通過すると、両電極間に電流が流れる。この電流を燃焼イオン電流という。上述したように、第2点火プラグ10bの中心電極10bpに電圧が印加されているので、図3に示すように、燃焼イオン電流Iが検出回路41から第2点火プラグ10bへ向かって流れる。この燃焼イオン電流Iが、反転回路42、V−I変換回路43を経て機関ECU20に取り込まれ、実施例1に係る運転制御に用いられる。
図4は、燃焼イオン電流の波形の一例を示す説明図である。図4に示すように、機関ECU20が第1ダイレクトイグニッション11aのイグナイター部12に点火信号を与えると、この点火信号に応じて第1点火プラグ10aの中心電極10apと側方電極10asとの間で放電する(SPa;クランク角はCAa)。そして、この放電によって発生した火花が燃焼室1b内の混合気に着火し、これを燃焼させる。
混合気への着火後、火炎が燃焼室1b内へ伝播する。図4中のFRは、燃焼イオン電流検出センサとしての機能を持つ第2点火プラグ10bに火炎が到達したときを示す(CAb)。第2点火プラグ10bに火炎が到達すると、燃焼イオン電流Iが流れるので、検出回路41で検出される燃焼イオン電流Iは、CAbを起点として、図4に示すように変化する。実施例1において、第1点火プラグ10aは、燃焼室1bの中央部分1scに配置されているので、中央部分1scで発生した火炎がボア端部1stまで伝播するにはある程度の時間を要する。
ここで、上述したように、燃焼イオン電流検出センサとしての機能を持つ第2点火プラグ10bは、燃焼室1bのボア端部1stに取り付けられている。このため、第1点火プラグ10aによる点火時期(CAa)から、第2点火プラグ10bにより燃焼イオン電流を検出した時期(CAb:燃焼イオン電流検出時期)までの火炎伝播期間ΔCAを知ることができる。第1点火プラグ10aと第2点火プラグ10bとの距離は予め分かるので、前記火炎伝播期間ΔCAが分かれば、燃焼室1b内における火炎の伝播速度Vを知ることができる。
燃焼室1b内における火炎の伝播速度Vが遅いということは、燃焼が遅い、すなわち燃焼状態が悪化していると判断できる。一方、燃焼室1b内における火炎の伝播速度Vが速いということは、燃焼が速い、すなわち燃焼状態が良好であると判断できる。例えば、燃焼室1b内における火炎の伝播速度Vを、予め定めた基準値Vcと比較し、V<Vcである場合には燃焼が悪化していると判断し、V≧Vcである場合には燃焼が良好であると判断する。
次に、実施例1に係る内燃機関の運転制御装置について説明する。図5は、実施例1に係る内燃機関の運転制御装置を示す説明図である。実施例1に係る運転制御は、実施例1に係る内燃機関の運転制御装置30によって実現できる。図5に示すように、内燃機関の運転制御装置30は、機関ECU20に組み込まれて構成されている。機関ECU20は、CPU20pと、記憶部20mと、入力及び出力ポート25、26と、入力及び出力インターフェース27、28とから構成される。
なお、機関ECU20とは別個に、実施例1に係る内燃機関の運転制御装置30を用意し、これを機関ECU20に接続してもよい。そして、実施例1に係る内燃機関の運転制御方法を実現するにあたっては、機関ECU20が備える内燃機関1の制御機能を、前記内燃機関の運転制御装置30が利用できるように構成してもよい。
内燃機関の運転制御装置30は、運転状態判定部31と、燃焼状態判定部32と、燃焼制御部33とを含んで構成される。これらが、実施例1に係る内燃機関の運転制御方法を実行する部分となる。この実施例において、内燃機関の運転制御装置30は、機関ECU20を構成するCPU(Central Processing Unit:中央演算装置)20pの一部として構成される。この他に、CPU20pには、内燃機関1の運転を制御する制御部23が含まれている。
CPU20pと、記憶部20mとは、バス241〜243、入力ポート25及び出力ポート26に接続される。これにより、内燃機関の運転制御装置30を構成する運転状態判定部31と燃焼状態判定部32と燃焼制御部33とは、相互に制御データをやり取りしたり、一方に命令を発したりできるように構成される。また、内燃機関の運転制御装置30は、機関ECU20が有する内燃機関1の負荷や機関回転数その他の内燃機関の運転制御データを取得したり、内燃機関の運転制御装置30の制御を機関ECU20の内燃機関の運転制御ルーチンに割り込ませたりすることができる。
入力ポート25には、入力インターフェース27が接続されている。入力インターフェース27には、クランク角センサ51、回転数センサ52、エアフローセンサ53、カム位置検出センサ54、アクセル開度センサ55、燃焼イオン電流測定装置40その他の、内燃機関1の運転制御に必要な情報を取得するセンサ類が接続されている。これらのセンサ類から出力される信号は、入力インターフェース27内のA/Dコンバータ27aやディジタル入力バッファ27dにより、CPU20pが利用できる信号に変換されて入力ポート25へ送られる。これにより、CPU20pは、運転制御や内燃機関1の運転制御に必要な情報を取得することができる。
出力ポート26には、出力インターフェース28が接続されている。出力インターフェース28には、ポート噴射弁4や第1ダイレクトイグニッション11aその他の、内燃機関1の運転制御に必要な制御対象が接続されている。出力インターフェース28は、制御回路281、282等を備えており、CPU20pで演算された制御信号に基づき、前記制御対象を動作させる。このような構成により、機関ECU20のCPU20pは、前記センサ類からの出力信号に基づいて、内燃機関1の点火時期や燃料噴射時期、あるいは燃料噴射量等を制御して、内燃機関1の運転を制御する。
記憶部20mには、実施例1に係る内燃機関の運転制御に用いるコンピュータプログラムや制御マップ、あるいは内燃機関の運転制御に用いる燃料噴射量のデータマップ等が格納されている。ここで、記憶部20mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、CPU20pへすでに記録されているコンピュータプログラムと組み合わせによって、実施例1に係る運転制御の処理手順を実現できるものであってもよい。また、この内燃機関の運転制御装置30は、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、運転状態判定部31、燃焼状態判定部32及び燃焼制御部33の機能を実現するものであってもよい。次に、実施例1に係る運転制御及び内燃機関の運転制御装置等の動作について説明する。この説明においては、適宜図1〜図5を参照されたい。
図6は、実施例1に係る内燃機関の運転制御を示すフローチャートである。実施例1に係る内燃機関の運転制御を実行するにあたり、内燃機関の運転制御装置30が備える運転状態判定部31は、内燃機関1の排気温度センサ56から排ガスExの温度を取得して、浄化触媒16が暖機中であるか否かを判定する(ステップS101)。例えば、排ガスの温度が予め定めた所定の温度を超えていれば、浄化触媒16が十分に浄化性能を発揮できると判断して、浄化触媒16の暖機が完了したと判定することができる。また、内燃機関1の冷却水温度から、浄化触媒16の暖機が完了したか否かを判定してもよい。
浄化触媒16の暖機中でない場合(ステップS101;No)、すなわち浄化触媒16の暖機が完了している場合には、実施例1に係る内燃機関の運転制御を終了する。浄化触媒16が暖機中である場合(ステップS101;Yes)、すなわち浄化触媒16の暖機が完了していない場合には、燃焼制御部33は第1点火プラグ10aによる1点点火とする。そして、燃焼状態判定部32は、点火に用いない第2点火プラグ10bにより燃焼室1b内の燃焼イオン電流Iを計測する(ステップS102)。これにより、第1点火プラグ10aにより点火されて燃焼した混合気の火炎伝播を、第2点火プラグ10bを用いた燃焼イオン電流の計測によって判定することができる。
なお、浄化触媒16の暖機時において、第2点火プラグ10bにより点火して、第1点火プラグ10aにより燃焼イオン電流を検出してもよい。しかし、実施例1のように、燃焼室1bの中央部分1scに備えられる第1点火プラグ10aにより点火することで、燃焼室1b内へ略均一に火炎を伝播させることができるので、好ましい。
ここで、実施例1では、点火プラグが2本の場合を説明しているが、点火プラグが3本以上である場合は、内燃機関1が備える点火プラグの総数よりも少ない本数の点火プラグによって点火する。そして、点火に用いない点火プラグによって、燃焼室1b内の燃焼イオン電流を検出する。
なお、浄化触媒16の暖機中においては、浄化触媒16の温度を活性温度、すなわち、浄化触媒16の備える浄化性能が発揮できる温度にできるだけ早く到達させる必要がある。このため、点火時期を、浄化触媒16の暖機完了後よりも遅角させることにより、排ガスの温度を上昇させて、浄化触媒16へ送る。燃焼制御部33は、運転条件判定部31の判定結果を受けて、点火に用いる点火プラグを選択し(実施例1では第1点火プラグ10a)、その点火時期を決定する。
上述したように、第2点火プラグ10bにより燃焼イオン電流Iを検出するためには、第2の点火手段である第2点火プラグ10bに放電させて、検出回路41が備える蓄電手段であるコンデンサ44に電荷を蓄える必要がある。このため、実施例1では、内燃機関1の運転サイクルにおいて燃焼を伴わない時期、すなわち、燃焼室1bの混合気の燃焼可能時期を避けた時期に、第2点火プラグ10bに放電させる。
図7は、蓄電手段に対する蓄電時期を示す説明図である。ここで、EVOは、Exhaust Valve Open、すなわち排気弁開を意味し、IVCは、Intake Valve Close、すなわち吸気弁閉を意味する。図7に示すように、実施例1では、排気弁5eが開いてから吸気弁5iが閉じるまでの期間に第2点火プラグ10bから放電させて、コンデンサ44に電荷を蓄える。より好ましくは、排気行程又は吸気行程で第2点火プラグ10bから放電させて、コンデンサ44に電荷を蓄える。このようにすれば、燃焼に関係なく、燃焼イオン電流を検出するための電荷を蓄電手段であるコンデンサ44に蓄えることができる。なお、点火後の火炎伝播は、点火SPaから膨張行程終了までの期間に判定され、より具体的には点火時期(SPa)から排気弁5eが開くまでの期間に判定される。
第2点火プラグ10bにより燃焼イオン電流を検出するためには、燃焼イオン電流の検出時においてコンデンサ44に電荷が蓄えられていればよい。このため、燃焼イオン電流の検出前における燃焼を伴わない時期に、第2点火プラグ10bから放電させればよい。例えば、燃焼毎に第2点火プラグ10bから放電させて、コンデンサ44に蓄電してもよい。また、コンデンサ44に蓄えられる電荷量がある所定量以下になったときに第2点火プラグ10bから放電させて、コンデンサ44に蓄電してもよい。これについては、実施例2で説明する。
第1点火プラグ10aの点火により発生する火炎が第2点火プラグ10bまで到達すれば、第2点火プラグ10bにより燃焼イオン電流Iが検出される。したがって、その時期(CAb)に第2点火プラグへ前記火炎が到達したと判断できる。燃焼状態判定部32は、第2点火プラグ10bの燃焼イオン電流Iの計測結果を取得する。そして、燃焼状態判定部32は、第1点火プラグ10aの点火により発生する火炎が第2点火プラグ10bまで到達する時期(火炎到達時期)が、予め定めた基準値よりも遅いか否かを判定する(ステップS103)。例えば、燃焼イオン電流検出時期(CAb)と、点火時期(CAa)との差ΔCA(=CAb−CAa;火炎伝播期間)を、基準値ΔCAcと比較することにより、前記判定をすることができる。
このように、点火位置と燃焼イオン電流検出位置とを異なる位置とすることにより、燃焼室1b内の燃焼状態をより正確に判定できる。また、実施例1では、点火に用いる点火プラグと、燃焼イオン電流Iを検出する点火プラグとを別個にするとともに、燃焼イオン電流を検出する際には、燃焼イオン電流Iを検出する点火プラグを点火に用いない構成としている。これにより、燃焼イオン電流Iは、点火のための放電の影響を受けずに検出できるので、燃焼室1b内の燃焼状態をより正確に判定できる。これにより、浄化触媒16の暖機時における燃焼の安定性を向上させることができる。
火炎到達時期が予め定めた基準値以上に早い場合には(ステップS103;No)、内燃機関1の燃焼状態は良好であると判定できる。この場合、そのまま実施例1に係る内燃機関の運転制御を終了しても燃焼の安定性は変化せず、ドライバビリティ等に影響はない。しかし、内燃機関1の燃焼状態が良好である場合には、さらに点火時期を遅角させたり、燃料増量分を減少させたりできる余地がある。したがって、火炎到達時期が予め定めた基準値以上に早い場合には(ステップS103;No)、燃焼制御部33は、燃焼が許容値よりも悪化しない範囲で、第1点火プラグ10aによる点火時期を現状よりもさらに遅角させたり、燃料増量分を減少させたりしてもよい。
火炎到達時期が予め定めた基準値よりも遅い場合には(ステップS103;Yes)、内燃機関1の燃焼状態が悪化していると判定できる。このまま内燃機関1の運転を続行すると、燃焼状態の悪化に起因してドライバビリティに影響を与えるおそれがある。この場合、燃焼制御部33は、内燃機関1の燃焼状態を改善する。これにより、内燃機関1の燃焼を安定させることができるので、燃焼悪化がドライバビリティに与える影響を極めて低減できる。
内燃機関1の燃焼状態を改善するための燃焼改善手段としては、例えば、第1点火プラグ10aによる点火時期を現状よりも進角させるものがある。すなわち、浄化触媒16の暖機制御のための点火時期遅角量を減少させるものである。また、燃焼改善手段としては、浄化触媒16の暖機における燃料増量分を現状よりも増加させて、A/Fをリッチにするものがある。実施例1では、両者のうち少なくとも一方を実行する(ステップS104)。また、第1点火プラグ10aとともに、第2の点火手段である第2点火プラグ10bも点火に用いることを燃焼改善手段としてもよい。なお、内燃機関が複数の燃焼室を備える場合、燃焼状態が悪化した燃焼室に対して、燃焼状態を改善するようにしてもよい。これによって、浄化触媒16の暖機において、より精密に内燃機関1の燃焼状態を制御できるので、ドライバビリティの低下や燃料消費をより抑制することができる。
浄化触媒16の暖機が終了した後は、第2点火プラグ10bも内燃機関1の点火に用いることができる。これによって、希薄燃焼運転のように燃焼が不安定になりやすい運転条件であっても、確実に混合気へ着火して安定してこれを燃焼させることができる。これによって、燃焼が悪化した場合でも、効果的にこれを改善することができる。このように、実施例1では、第2点火プラグ10bは、燃焼イオン電流を検出する機能と、燃焼室1b内の混合気に点火する機能とを備えるので、内燃機関1の運転制御の自由度が向上する。
以上、実施例1では、第1の点火手段による点火位置と、第2の点火手段による燃焼イオン電流検出位置とを異なる位置にしているので、燃焼室内の燃焼状態をより正確に判定できる。また、点火に用いる第1の点火手段と、燃焼イオン電流を検出する第2の点火手段とを別個にするとともに、燃焼イオン電流の検出時においては、第2の点火手段を点火に用いない構成としている。これにより、点火のための放電の影響を受けずに燃焼イオン電流を検出できるので、燃焼室内の燃焼状態をより正確に判定できる。さらに、第2の点火手段は点火にも用いることができるので、燃焼状態が不安定な場合には、第1の点火手段とともに点火に用いることで、効果的に燃焼悪化を改善することができる。なお、実施例1の構成は、以下の実施例に対しても適宜適用することができる。また、実施例1と同様の構成を備えていれば、実施例1と同様の作用、効果を奏する。
実施例2は、蓄電手段に蓄えられる電荷量が許容電荷量以下になった場合にのみ、放電により電荷を蓄える点に特徴がある。他の構成は、実施例1と同様なので説明を省略するとともに、同一の構成には同一の符号を付す。なお、次の説明では、適宜図1〜7を参照されたい。
図8は、実施例2に係る内燃機関の運転制御装置を示す説明図である。実施例2に係る内燃機関の運転制御は、この内燃機関の運転制御装置30aにより実現できる。実施例2に係る内燃機関の運転制御装置30aは、実施例1に係る内燃機関の運転制御装置30と略同様であるが、さらに蓄電制御部34を備える。図9は、実施例2に係る内燃機関の運転制御の手順を示すフローチャートである。
実施例2に係る内燃機関の運転制御は、燃焼イオン電流の検出前に検出回路41が備える蓄電手段に電荷を蓄えるための制御である。内燃機関の運転制御装置30aが備える運転状態判定部31が浄化触媒16の暖機中であると判定した場合は、燃焼状態判定部32が第2点火プラグ10bにより燃焼イオン電流を検出して内燃機関1の燃焼状態を判定する。このとき、実施例2では、内燃機関の運転制御装置30aが備える蓄電制御部34は、検出回路41の蓄電手段であるコンデンサ44に蓄えられている電荷量が、燃焼イオン電流の検出が可能となる許容電荷量以下であるか否かを判定する(ステップS201)。例えば、蓄電制御部34が、処理回路45を介して燃焼イオン電流測定装置40のA点における電圧を取得し、この電圧を基準電圧と比較する。そして、前記A点の電圧が基準電圧以下である場合、蓄電制御部34は、コンデンサ44に蓄えられている電荷量が、許容電荷量以下であると判定する。
これは、蓄電手段であるコンデンサ44に蓄えられる電荷量が許容電荷量以下になった場合にのみ、放電により電荷を蓄えるためである。燃焼イオン電流は微弱であるため、一旦コンデンサ44に電荷を蓄えれば、ある程度の期間は燃焼イオン電流を検出できる。すなわち、内燃機関1で燃焼が発生する毎にコンデンサ44へ電荷を蓄える必要はない。実施例2のようにすれば、コンデンサ44に蓄えられる電荷量が許容電荷量以下になった場合にのみ、第2の点火手段である第2点火プラグ10bから放電するので、その分、蓄電に要する電力の消費を抑制し、内燃機関1の燃料消費を低減することができる。
コンデンサ44に蓄えられている電荷量が許容電荷量よりも大きい場合(ステップS201;No)、コンデンサ44に蓄えられている電荷量によって燃焼イオン電流が検出できる。この場合は、実施例2に係る制御を終了する。コンデンサ44に蓄えられている電荷量が許容電荷量以下である場合(ステップS201;Yes)、コンデンサ44に蓄えられている電荷量では燃焼イオン電流が検出できない。この場合、第2点火プラグ10bから放電させることによってコンデンサ44に蓄電するが、上述したように、混合気の燃焼可能時期を避けて放電させる必要がある。このため、蓄電制御部34は、第2点火プラグ10bから放電させる時期が燃焼可能時期であるか否かを判定する(ステップS202)。
第2点火プラグ10bの放電時期が燃焼可能時期である場合(ステップS202;Yes)、第2点火プラグ10bから放電させることはできないので、実施例2に係る制御を終了する。第2点火プラグ10bの放電時期が燃焼可能時期でない場合(ステップS202;No)、蓄電制御部34は第2点火プラグ10bから放電させて、検出回路41が備えるコンデンサ44へ蓄電する(ステップS203)。このように、実施例2では、蓄電手段であるコンデンサ44の電荷量が低下した場合のみ、第2の点火手段である第2点火プラグ10bから放電させて、コンデンサ44へ蓄電する。
以上、実施例2では、蓄電手段に蓄電されている電荷量が低下した場合のみ、第2の点火手段から放電させて、蓄電手段へ電荷を蓄電する。これにより、蓄電のためのエネルギー消費を低減できるので、内燃機関の燃料消費を抑制することができる。
以上のように、本発明に係る内燃機関は、複数の点火プラグを備える多点点火式の内燃機関に有用であり、特に、正確に内燃機関の燃焼状態を把握するとともに、燃焼悪化を効果的に改善することに適している。
実施例1に係る内燃機関を示す断面図である。 実施例1に係る内燃機関の点火プラグの配置を示す平面図である。 実施例1に係る内燃機関の点火プラグの配置を示す平面図である。 実施例1に係る内燃機関の点火プラグの配置を示す平面図である。 実施例1に係る点火系を示す説明図である。 燃焼イオン電流の波形の一例を示す説明図である。 実施例1に係る内燃機関の運転制御装置を示す説明図である。 実施例1に係る内燃機関の運転制御を示すフローチャートである。 蓄電手段に対する蓄電時期を示す説明図である。 実施例2に係る内燃機関の運転制御装置を示す説明図である。 実施例2に係る内燃機関の運転制御の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
1b 燃焼室
1s 気筒
10a 第1点火プラグ
10b 第2点火プラグ
11a 第1ダイレクトイグニッション
11b 第2ダイレクトイグニッション
16 浄化触媒
20 機関ECU
30、30a 内燃機関の運転制御装置
31 運転状態判定部
32 燃焼状態判定部
33 燃焼制御部
34 蓄電制御部
40 燃焼イオン電流測定装置
41 検出回路
45 処理回路

Claims (6)

  1. 放電により混合気に点火する点火手段を、同一燃焼室に対して複数備える内燃機関であって、
    前記燃焼室内の混合気に点火する第1の点火手段と、
    放電により前記燃焼室の混合気へ点火できるとともに、前記燃焼室内の燃焼イオン電流を検出できる第2の点火手段と、を含み、
    浄化触媒を暖機する際には、前記第1の点火手段によって点火し、このときの前記燃焼室内の燃焼イオン電流を前記第2の点火手段で検出して、検出した燃焼イオン電流に基づき前記燃焼室内の燃焼状態を判定することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記第2の点火手段が前記燃焼イオン電流を検出するときには、前記第1の点火手段によって点火して、前記第2の点火手段は点火には寄与しないことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記燃焼室が複数存在する場合、燃焼状態が悪化した燃焼室に対して、燃料の増量、点火時期の進角その他の燃焼改善手段によって燃焼状態を改善することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記浄化触媒の暖機時において燃焼状態が悪化していない場合には、前記内燃機関から排出される排ガスの温度をさらに上昇させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 前記内燃機関の運転サイクルにおける前記混合気の燃焼可能時期を避けて前記第2の点火手段から放電させることにより、前記燃焼イオン電流を検出するために用いる電荷を蓄える蓄電手段を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 前記蓄電手段に蓄えられている電荷量が予め定める許容電荷量以下になった場合に、前記第2の点火手段から放電させて前記蓄電手段に電荷を蓄えることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関。
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Cited By (4)

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JP2008309062A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Mazda Motor Corp エンジンのノッキング検出装置
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