JP2006152830A - エンジン出力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シフトチェンジにおける失速あるいは急加速を防止することができる協調制御下におけるエンジン出力制御装置を提供すること。
【解決手段】 ドライバの加減速要求に応じて車両のエンジン出力を制御するドライバ要求制御手段23aと、加減速要求とクルーズコントロール要求のうち、大きい方の要求に応じてエンジン出力を制御するクルーズ制御手段22bと、車速に応じて変速段をシフトチェンジするとともにエンジン出力を制御する変速制御手段21aと、ドライバ要求制御手段23a、クルーズ制御手段22b、変速制御手段21aを優先順位に従って切り換える切換制御手段23bとを具備し、変速制御手段21aは、シフトチェンジ完了後、切換制御手段23bによりクルーズ制御手段22bに切り換えられる場合、該切り換え前にクルーズ制御手段22bに基づきエンジン出力を復帰させるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン出力制御装置に関し、特に協調制御下における燃料噴射量制御装置に関する。
一般に、エンジン出力制御装置は、ドライバの要求出力の尺度となるアクセル開度に基づいて燃料噴射量を調節している(以下、これを通常制御という)。
また、クルーズSWがオンされると、アクセル開度ではなく予め定めたクルーズ設定車速あるいは先行車との車間距離に応じて、エンジン出力の目標値が設定され、この目標値に実際のエンジン出力が近付くように燃料噴射量が調節される(以下、この制御をクルーズ制御という)。
また、通常制御中であっても、法規上の制約等から、実車速が所定値以上に上がらないように燃料噴射量を調節してエンジン出力を制限する速度制限装置が作動する場合がある(以下、速度制限制御という)。
一方、様々な原因によりシフトチェンジが必要になるが、このシフトチェンジが行われる場合には、エンジン出力の制御は、通常制御/クルーズ制御/速度制限制御のいずれにあろうとも、変速制御に一時的に移行する。この変速制御においては、実車速および変速段(ギア比)に基づいてエンジン出力の目標値が設定され、この目標値に実際のエンジン出力が一致するように燃料噴射量が調節される。そして、シフトチェンジ完了後(ギアの接続後)は、元の制御に戻る前に、アクセル開度に基づいてエンジン出力目標値を設定し、この目標値に実際のエンジン出力が近付くように燃料噴射量が調節される(以下、この制御を復帰制御という)。復帰制御は制御の切換によるエンジン出力の急変を防止するために実施する。
ところが、クルーズ制御から変速制御に移行した場合、クルーズ制御中のドライバはアクセルペダルを開放して(アクセルペダルから足を離して)いるので、復帰制御においてもアクセルペダルは開放されて(アクセルペダルから足を離した)ままであるのが通常である。この場合、アクセル開度に基づいてエンジン出力の目標値を設定する復帰制御時においては、エンジン出力の目標値としてゼロが設定されてしまい、車両が失速するという問題があった。
また、速度制限制御から変速制御に移行した場合、速度制限制御中のドライバはアクセルペダルを必要以上(実車速よりも速い車速で走行するように)に踏み込んでいるので、復帰制御においても、アクセルペダルは必要以上に踏み込まれたままであるのが通常である。この場合、アクセル開度に基づいてエンジン出力の目標値を設定する復帰制御においては、エンジン出力の目標値として、速度制限制御が制限している所定車速以上の車速を生じる値が設定されてしまい、車両が急加速するという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、シフトチェンジにおける失速あるいは急加速を防止することができる協調制御下におけるエンジン出力制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、ドライバの加減速要求に応じて車両のエンジン出力を制御するドライバ要求制御手段と、前記加減速要求とクルーズコントロール要求のうち、大きい方の要求に応じてエンジン出力を制御するクルーズ制御手段と、車速に応じて変速段をシフトチェンジするとともにエンジン出力を制御する変速制御手段と、前記ドライバ要求制御手段、前記クルーズ制御手段、前記変速制御手段を優先順位に従って切り換える切換制御手段とを具備し、前記変速制御手段は、前記シフトチェンジ完了後、前記切換制御手段により前記クルーズ制御手段に切り換えられる場合、該切り換え前に前記クルーズ制御手段に基づきエンジン出力を復帰させるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の優先順位の高さは、変速制御手段>クルーズ制御手段>ドライバ要求制御手段であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、ドライバの加減速要求に応じて車両のエンジン出力を制御するドライバ要求制御手段と、前記加減速要求と、前記車両の実車速が所定車速以上に達しないようにする要求のうち、小さい方の要求に応じてエンジン出力を制御する速度制限制御手段と、車速に応じて変速段をシフトチェンジするとともにエンジン出力を制御する変速制御手段と、前記ドライバ要求制御手段、前記速度制限制御手段、前記変速制御手段を優先順位に従って切り換える切換制御手段とを具備し、前記変速制御手段は、前記シフトチェンジ完了後、前記切換制御手段により前記速度制限制御手段に切り換えられる場合、該切り換え前に前記速度制限制御手段に基づきエンジン出力を復帰させるようにしたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の優先順位の高さは、変速制御手段>速度制限制御手段>ドライバ要求制御手段であることを特徴とする。
請求項1及び2記載の発明によれば、シフトチェンジ完了後における無用な失速を抑え、ドライブフィーリングを向上することができる。
請求項3及び4記載の発明によれば、シフトチェンジ完了後における急加速を防止し、制限速度超過や先行車との衝突等の危険を回避することができる。
以下図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は協調制御下における燃料噴射量制御装置を示すブロック図である。図において、11はエンジンである。このエンジン11の出力軸11aの回転はクラッチ12、トランスミッション13を介して駆動輪14に伝達される。
エンジン11の出力は、エンジン11に供給する燃料噴射量Qを調節することで行われる。燃料噴射量Qは後述する変速制御ECU(電子制御ユニット)21、MVCU(Multi Vehicle Control Unit)22、エンジンECU23に搭載された各手段により演算される。
24は車速を検出する車速センサである。この車速センサ24で検出された車速Vは変速制御手段21a、速度制限制御手段22a及びクルーズ制御手段22b、に入力される。
変速制御手段21aには、速度制限制御手段22aで演算された燃料噴射量Q1、クルーズ制御手段22bで演算された燃料噴射量Q2、ドライバ要求制御手段23aで演算された燃料噴射量Q3が入力される。
さらに、変速制御手段21aは、変速時におけるエンジン11の燃料噴射量、クラッチ12の断接、トランスミッション13の変速段の切換を制御し、さらに、変速完了後は他の制御にスムーズに移行するため、エンジン11の燃料噴射量を復帰制御する。このようにして変速制御手段21aは、変速時および変速完了後他の制御に移行するまでの間のエンジン11の燃料噴射量Q4を演算する。なお、本実施の形態において、変速制御手段21aの上記機能は変速制御ECU21およびエンジンECU23に搭載されるが、本構成に限らず他のハードウェアに搭載される構成としても良い。
ここで、変速制御手段21aにおける復帰制御について説明する。変速制御手段21aは、他の制御手段(速度制限制御手段22a、クルーズ制御手段22b、ドライバ要求制御手段23a)よりも優先順位が高く、他の制御手段による制御中であっても、例えば車両が急な登り坂にさしかかって減速しトルク不足となった場合や、現在のギアでは十分な加速が得られなくなった際など、トランスミッションの変速(シフトダウン、シフトアップ)が必要になった場合には、変速制御手段21aによる制御が優先される。ただし、変速制御手段21aに制御が移行しても、変速(シフトダウン、シフトアップ)が完了すれば速やかに変速制御を終了させ、他の制御に移行することになる。このとき、どの制御手段に移行するかは、そのときの車両状態に応じて適切に選択される。すなわち、変速制御手段21aの制御に切り替わる直前の制御と同じ場合もあれば、異なる場合もある。いずれにしても、変速制御手段21aにより変速が完了すると、エンジン11の燃料噴射量制御は、他の制御手段(本実施形態においては速度制限制御手段22a、クルーズ制御手段22b、ドライバ要求制御手段23aのいずれか一つ)に移行することになる。
ただし、変速制御手段21aによるトランスミッション13の変速が完了した後に、直ちに他の制御手段に移行するのではなく、復帰制御が行われる。この復帰制御は、制御方法が切り替わることにより燃料噴射量指示が極端に不連続な値となり、エンジン出力値の急激な変化を引き起こすことを防止することを主な目的としている。
復帰制御では、まず、切換制御手段23bから、次の制御手段がどの制御手段であるかが、変速制御手段21aに通知される。次に、変速制御手段21aは、当該通知された次の制御手段に基づく燃料噴射量(Q1,Q2,Q3のいずれか一つ)に追随して一致するように燃料噴射量Q4を定める。
なお、変速制御が完了したとき(復帰制御を開始するとき)の燃料噴射量Q4と、次の変速手段に基づく燃料噴射量(Q1,Q2,Q3のいずれか一つ)との差が大きいときには、追随の速度を変化させるようにしても良い。また、当該差が小さいときには、Q4を直ちに次の制御手段に基づく燃料噴射量(Q1,Q2,Q3)に一致させても良い。さらに、完全に一致しなくても、ある程度一致した段階で復帰制御を完了させても良い。このようにして、次の制御手段に移行しても急激なエンジン出力の変化が引き起こされないようになった段階で、復帰制御を終了させ、他の制御手段に移行する。
以上のように復帰制御を行うことで、次の制御手段にスムーズに移行することができる。特に、アクセル開度に依存せずに制御を変更するため、オートクルーズ制御に移行する場合にドライバがアクセルペダルから足を離しても、不要な失速をすることがない。また、速度制限制御に移行する場合(ドライバが過度にアクセルペダルを踏み込んでいる場合)にも、不要な加速を防止できる。
速度制限制御手段22aは、車速センサ24から入力される信号に基づいて車速の実車速を求め、これが法規や安全上の制約等から定まる規定車速を超えないような、エンジン11の燃料噴射量を演算する。ただし、速度制限制御手段22aは、アクセル開度に基づいて定められるドライバの加速度要求が前記規定車速を超えない範囲内であば、ドライバの加速要求に従う。具体的には、後述するドライバ要求制御手段23aから出力されるエンジン11の燃料噴射量Q3と、前記規定車速を超えない範囲で最大の燃料噴射量との最小値選択により燃料噴射量Q1を演算する。なお、本実施形態において、速度制限制御手段22aは、MVCU22およびエンジンECU23に搭載されるが、本構成に限らず他のハードウェアに搭載される構成としても良い。
クルーズ制御手段22bは、車速センサ24から入力される信号に基づいて車速の実車速を求め、クルーズSW25により予め定められる設定車速に実車速が一致するようなエンジン11の燃料噴射量を演算する。そして、後述するドライバ要求制御手段23aから出力される燃料噴射量Q3と、前記設定車速に実車速が一致するような燃料噴射量との最大値選択により燃料噴射量Q2を演算する。
なお、本実施の形態において、クルーズ制御手段22bは、MVCU22およびエンジンECU23に搭載されるが、本構成に限らず他のハードウェアに搭載される構成としても良い。
ドライバ要求制御手段23aは、図示しないアクセルペダルの開度をアクセルペダル開度センサ26から入力される信号を求める。そして、このアクセルペダル開度に基づいてエンジン11の燃料噴射量Q3を演算する。
なお、本実施の形態において、ドライバ要求制御手段23aは、エンジンECU23に搭載されるが、本構成に限らず他のハードウェアに搭載される構成としても良い。
切換制御手段23bは、前記した変速制御手段21a、速度制限制御手段22a、クルーズ制御手段22b、ドライバ要求制御手段23aから、燃料噴射量Q1,Q2,Q3,Q4を入力される。そして、所定の優先順位に従って、一の燃料噴射量を選択する。本実施の形態においては、変速制御手段21aに基づく燃料噴射量Q4が最も優先順位が高く、次いで、速度制限制御手段22aに基づく燃料噴射量Q3、クルーズ制御手段22bに基づく燃料噴射量Q2、ドライバ要求制御手段23aに基づく燃料噴射量Q1、の順で優先順位が低くなる。具体的には、図2に示すフロチャートに従って、Q1〜Q4の燃料噴射量のうちから一の燃料噴射量を選択する(詳細は後述する)。そして、該選択された燃料噴射量Qに基づいて、エンジン11の燃料噴射量を実際に制御する。
次に、上記のように構成された本発明の一実施の形態の動作について説明する。まず、切換制御手段23bにおけるQ1〜Q4の選択について説明する。速度制限制御手段22aで演算された燃料噴射量Q1、クルーズ制御手段22bで演算された燃料噴射量Q2、ドライバ要求制御手段23aで演算された燃料噴射量Q3、変速制御手段21aで演算された燃料噴射量Q4は切換制御手段23bに入力される。
この切換制御手段23bは図2のフローチャートの処理により燃料噴射量Q1〜Q4から1つの燃料噴射量を選択してエンジン11に出力する。まず、制御信号があるかが判定される(ステップS1)。ここで、「制御信号」とは、変速制御手段21a、速度制限制御手段22a、クルーズ制御手段22bで演算された燃料噴射量Q1,Q2,Q4をいう。このステップS1の判定で「NO」と判定された場合には、ドライバ要求制御手段23aから入力される燃料噴射量Q3が選択される(ステップS2)。この結果、アクセル開度に応じてエンジン出力が得られる。
一方、ステップS1の判定で「YES」と判定された場合には、切換制御手段23bに入力される制御信号が1つか否か判定される(ステップS3)。このステップS3の判定で「YES」と判定された場合には、切換制御手段23bに入力される当該1つの制御信号(燃料噴射量)を選択する(ステップS4)。つまり、Q1、Q2、Q4のいずれか1つの燃料噴射量が選択される。
一方、ステップS3の判定で「NO」と判定された場合には、切換制御手段23bに入力されている制御信号のうち、優先順位の高いものが選択される(ステップS5)。ここでの優先順位の高さは、Q4>Q2>Q1である。例えば、変速制御手段21aで演算された燃料噴射量Q4が切換制御手段23bに入力された場合には、例え速度制限制御手段22aで演算された燃料噴射量Q1やクルーズ制御手段22bで演算された燃料噴射量Q2が切換制御手段23bに入力されていても、エンジン11に出力される燃料噴射量はQ4となる。
次に、クルーズ制御手段22bと変速制御手段21aとの協調制御時の動作について説明する。ここでは、切換制御手段が、クルーズ制御手段から変速制御手段に切り換え、変速制御手段でシフトダウンし、再度クルーズ制御手段に戻る場合の動作を一例として図3(A)に示す。
図3(A)は、縦軸が燃料噴射量Q、横軸が時間を表す。切換制御手段23bがエンジン11に指示する燃料噴射量Qは、時刻t1まではクルーズ制御手段22bが出力した燃料噴射量Q2である。そして、シフトダウンが必要になったため、時刻t1において変速制御に移行している。該変速は時刻t2において完了するが、この時刻t1から時刻t2までは、変速制御手段21aが変速に必要な燃料噴射量を演算して出力している。時刻t2において変速が完了すると、変速制御手段21aは次に移行する制御手段の情報(本例の場合では、クルーズ制御手段であること)を切換制御手段23bから得ている。そして、時刻t2から時刻t3にかけて、エンジン11へ出力する燃料噴射量Qが、移行後のクルーズ制御手段の出力する燃料噴射量Q2と等しくなるように燃料噴射量を復帰制御する。
時刻t3に至ると、変速制御手段21aは制御を終了し、切換制御手段23aによりクルーズ制御手段に移行される。このようにすることで、変速完了後すみやかに次の制御に移行することができね、失速を効果的に防止することができる。
参考までに、従来技術のように復帰制御時(t2〜t3)にアクセル開度に基づいて燃料噴射量を定めた場合の動作について、図3(B)に示す。クルーズ制御中はドライバはアクセルペダルから足を離している場合が多いので、この場合、アクセル開度に基づく燃料噴射量はゼロとなり、図3(B)のように、時刻t2で変速が完了した後の復帰制御が適切になされず、変速後に無用な失速が生じてしまう。
次に、切換制御手段が、クルーズ制御手段から変速制御手段に切り換え、変速制御手段でシフトダウンした後、速度制限制御手段に移行する場合の動作を一例として図4(A)に示す。
図4(A)は、図3と同様、縦軸が燃料噴射量Q、横軸が時間を表す。切換制御手段23bがエンジン11に指示する燃料噴射量Qは、時刻t1まではクルーズ制御手段22bが出力した燃料噴射量Q2である。そして、シフトダウンが必要になったため、時刻t1において変速制御に移行している。該変速は時刻t2において完了するが、この時刻t1から時刻t2までは、変速制御手段21aが変速に必要な燃料噴射量を演算して出力している。時刻t2において変速が完了すると、変速制御手段21aは次に移行する制御手段の情報(本例の場合では、速度制限制御手段であること)を切換制御手段23bから得ている。そして、時刻t2から時刻t3にかけて、エンジン11へ出力する燃料噴射量Qが、移行後の速度制限制御手段の出力する燃料噴射量Q1と等しくなるように燃料噴射量を復帰制御する。時刻t3に至ると、変速制御手段21aは制御を終了し、切換制御手段23aにより速度制限制御手段に移行される。このようにすることで、変速完了後すみやかに次の制御に移行することができ、復帰制御時(t2〜t3)の急加速を効果的に防止することができる。
参考までに、従来の技術のように復帰制御時(t2〜t3)にアクセル開度に基づいて燃料噴射量を定めた場合の動作について、図4(B)に示す。速度制限制御の作動中はドライバがアクセルペダルを踏み込む量(アクセル開度)から定まる燃料噴射量よりも小さい値が、速度制限制御の演算する燃料噴射量として切換制御手段23bに入力されている。したがって、図4(B)に示すように、時刻t2からt3に至る際に一時的に燃料噴射量が突出してしまい、復帰制御が適切になされず、変速完了直後に急加速が生じてしまう。
以上詳述したように、上記実施の形態においては、変速制御手段、速度制限制御手段、クルーズ制御手段、ドライバ要求制御手段の4つの優先順位を設定するようにしたが、これらの制御手段以外に制御手段がある場合においても本発明を適用することができる。例えばホイールスピンの抑制制御がある場合には、その制御手段に対しても優先順位を設定するようにすれば良い。
本発明の一実施の形態に係る協調制御での燃料噴射量制御装置のシステム構成を示す図。 同実施の形態に係る切換制御手段の動作を説明するためのフローチャート。 同実施の形態と従来とで変速制御からクルーズ制御に移行する際のエンジンの燃料噴射量を示す図。 同実施の形態と従来とで変速制御から速度制限制御に移行する際のエンジンの燃料噴射量を示す図。
符号の説明
11…エンジン、12…クラッチ、13…トランスミッション、21a…変速制御手段、22a…速度制限制御手段、22b…クルーズ制御手段、23a…ドライバ要求制御手段、
23b…切換制御手段。

Claims (4)

  1. ドライバの加減速要求に応じて車両のエンジン出力を制御するドライバ要求制御手段と、
    前記加減速要求とクルーズコントロール要求のうち、大きい方の要求に応じてエンジン出力を制御するクルーズ制御手段と、
    車速に応じて変速段をシフトチェンジするとともにエンジン出力を制御する変速制御手段と、
    前記ドライバ要求制御手段、前記クルーズ制御手段、前記変速制御手段を優先順位に従って切り換える切換制御手段とを具備し、
    前記変速制御手段は、前記シフトチェンジ完了後、前記切換制御手段により前記クルーズ制御手段に切り換えられる場合、該切り換え前に前記クルーズ制御手段に基づきエンジン出力を復帰させるようにしたことを特徴とするエンジン出力制御装置。
  2. 前記優先順位の高さは、変速制御手段>クルーズ制御手段>ドライバ要求制御手段であることを特徴とする請求項1記載のエンジン出力制御装置。
  3. ドライバの加減速要求に応じて車両のエンジン出力を制御するドライバ要求制御手段と、
    前記加減速要求と、前記車両の実車速が所定車速以上に達しないようにする要求のうち、小さい方の要求に応じてエンジン出力を制御する速度制限制御手段と、
    車速に応じて変速段をシフトチェンジするとともにエンジン出力を制御する変速制御手段と、
    前記ドライバ要求制御手段、前記速度制限制御手段、前記変速制御手段を優先順位に従って切り換える切換制御手段とを具備し、
    前記変速制御手段は、前記シフトチェンジ完了後、前記切換制御手段により前記速度制限制御手段に切り換えられる場合、該切り換え前に前記速度制限制御手段に基づきエンジン出力を復帰させるようにしたことを特徴とするエンジン出力制御装置。
  4. 前記優先順位の高さは、変速制御手段>速度制限制御手段>ドライバ要求制御手段であることを特徴とする請求項3記載のエンジン出力制御装置。
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