JP2006152734A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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理典 柳瀬
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慎司 岡野
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Abstract

【課題】 瞬間式熱交換器を用いた衛生洗浄装置において、洗浄モード変更時などの加熱中洗浄水の想定以上の流量低下による異常高温水発生の可能性を最小限に抑えた衛生洗浄装置を提供する。
【解決手段】 給水源から洗浄水を取り入れる給水手段と、給水手段によって取込まれた洗浄水を瞬間的に加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱される洗浄水の流量を増減する流量調節手段と、洗浄水を人体に噴出する洗浄ノズルを備えた衛生洗浄装置において、流量調節手段は、出水穴を有する固定部に対して可動部が可動することで流量を調節してなると共に、洗浄ノズルへの給水の有無に関わらず前記可動部の可動範囲全域において通水状態を維持してなり、流量調節手段の可動範囲全域における最小流量に対して洗浄ノズルへの給水時における最小流量が略同一かそれ以上とする事により、洗浄水の異常高温水発生の可能性を最小限に抑えることを可能とした。
【選択図】 図7

Description

本発明は、瞬間的に加熱された洗浄水を人体に向け吐出する衛生洗浄装置に関する発明である。
従来の瞬間的に加熱された洗浄水を人体に向け吐出する衛生洗浄装置としては水道本管から分岐された洗浄水を、本体に配設される水閉止弁を開閉する事により衛生洗浄装置内に引き込み、洗浄水加熱手段に備えられたヒータで瞬間的に加熱し、その加熱された洗浄水を通水を遮断する閉止区間を持たない流量調節兼流路切替バルブにより、複数備えられた洗浄流路に切替え、切替えた洗浄水の流量を増減し、洗浄ノズルより人体局部に向けて噴出させ、人体局部を洗浄するものがあった。ここで流量調節兼流路切替バルブは図14に示すよう円筒状の内周面を有する外筒143に円筒状の外周面を有する内筒142が回転可能に挿入されている。洗浄水入口143aより洗浄水が供給される。内筒142がモータ141の働きにより回転し、内筒142の周壁に設けられた孔部142e〜142gのいずれかが外筒143に設けられた複数の洗浄水出口143b〜143eのいずれかに対向する。内筒142に供給された洗浄水が、洗浄水出口143b〜143eのいずれかから流出する。内筒142の孔部142e〜142gが外筒143の複数の洗浄水出口143b〜143eに対向しない場合でも、内筒142の孔部の周囲に設けられた凹部の少なくとも一部が外筒143の複数の洗浄水出口143b〜143eのいずれかに対向することにより、閉止区間がなくなり、内圧の上昇による漏水が防止され、使用者が感電する事が防止される等の利点を持つ。(特許文献1参照)
特開2003−313924号公報
しかしながら、瞬間的に洗浄水を加熱する衛生洗浄装置内に内蔵された温水センサにて測定した値により制御器から温水ヒータに信号を与えても温水ヒータの熱容量により温水ヒータの制御に時間の遅れが存在するため、例えば洗浄モード変更時に洗浄水の極端な流量低下(図15)が起こると洗浄水の過熱を起こし、異常高温水を発生させる要因となっていた。
このような洗浄水の過熱を抑える方法としては、ヒータの制御を流量変化に対応させるために洗浄モードの変更をゆっくりと行う方法がある。しかし、この方法によると洗浄モードの切替時間が遅くなり、使用者に不快感を与えることになる。また別の方法としては、流量が極端に低下する時間を極力短くし、ヒータが与える熱量に対する洗浄水量の変化を少なくするために、洗浄モードの切替を高速化する方法もある。しかし従来の流量調節兼流路切替バルブの場合、高速で洗浄モードを切替えようとすると、高速切替に充分対応するモータ出力が必要となり、装置が大型化してしまう。
本発明は、上記の課題を解決するもので、本発明の課題は流量調節手段の可動範囲全域における最小流量を実使用範囲の最小流量と略同一以上となるようにし、加熱中洗浄水の極端な流量低下を防止する事により洗浄水の異常高温水発生の可能性を最小限に抑えることである。
かかる課題を解決するために、第1の発明における衛生洗浄装置では、給水源から洗浄水を取り入れる給水手段と、給水手段によって取込まれた洗浄水を瞬間的に加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱される洗浄水の流量を増減する流量調節手段と、洗浄水を人体に噴出する洗浄ノズルを備えた衛生洗浄装置において、前記流量調節手段は、前記洗浄ノズルへの給水の有無に関わらず通水状態を維持してなり、前記流量調節手段の前記通水状態における最小流量に対して前記洗浄ノズルへの給水時における最小流量が略同一かそれ以上であることを特徴とする。
流量調節手段の制御可能範囲における最小流量が洗浄ノズルへの給水時の流量範囲(実使用範囲)における最小流量よりも低い場合、何らかの理由によって流量調節手段が実使用範囲外の設定となった場合、極端な流量低下が起こり、異常高温水を発生させる可能性を持つ。
しかし、第1の発明における衛生洗浄装置によれば、流量調節手段の可動範囲全域における最小流量が洗浄ノズルへの給水時における最小流量と略同一以上としているため、流量調節手段がいかなる動作をした場合でも常に実使用範囲内の最小流量以上で洗浄水の流量を維持する事ができる。したがって洗浄水の極端な流量低下による異常高温水発生の可能性を最小限に抑えることが可能となる。
また第2の発明における衛生洗浄装置では、前記流量調節手段は、入水口と複数の出水口を備え、一つ以上の通水部を備えた弁体により、洗浄水を前記複数の出水口の一つ、または複数に選択的に切替える流路切替手段を備えた流量調節兼流路切替手段であることを特徴とする。
一つ以上の通水部を有した弁体が複数の出水口の一つ、または複数に選択的に切り替えることにより、洗浄水は複数の出水口のうちいずれかの出水口から吐水される。したがって複数の洗浄モードを持つことで使用者に多彩な洗浄感を提供する事ができつつ、各洗浄モードの切り替え過程など、いかなる場合においても実使用範囲における最小流量以上を確保する事ができるため、高温水発生の可能性を最小限に抑えることが可能となる。
第3の発明における衛生洗浄装置では、前記流量調節兼流路切替手段は、一つ以上の通水部を備えた可動部と、複数の通水部を備えた固定部とを備えたディスク式であることを特徴とする。
流量調節兼流路切替手段がディスク式であることにより可動部と固定部の平面どうしの接触により複数の流路間の水密性を保ったうえで、流量調節や流路切替を行うことが可能となる。したがって従来技術の流量調節兼流路切替バルブのようなドラム式よりもシール構成が取りやすく、他流路への漏れが容易に防止できるので、流量調節精度が高められつつも実使用範囲における最小流量以上を確保しつつ、高温水発生の可能性を最小限に抑えることが可能となる。
第4の発明における衛生洗浄装置では、人体に向けて洗浄水を吐出しない捨水流路を備え、前記複数の出水口の少なくとも一つは捨水流路に接続されていることを特徴とする。
出水口の少なくとも一つが捨水流路と接続されることにより、洗浄ノズル伸出・収納時は捨水流路から洗浄水を吐出し、ノズルが洗浄位置にあるときにのみ洗浄ノズルから洗浄水を吐出することで、洗浄したい箇所以外を濡らして使用者に不快感を与えることがなく、高温水の発生を抑え安定した温度の洗浄水を提供することができる。
第5の発明における衛生洗浄装置では、前記捨水流路と前記洗浄ノズルに接続する主流路とを切替える流路切替手段を配設し、前記流路切替手段から吐出される最小流量は前記流量調節手段の実使用範囲における最小流量以上としたことを特徴とする。
捨水流路への流路切替手段のみ、流量調節兼流路切替手段から分離して配設することで、流量調節兼流路切替手段がいかなる状態(設定)であっても捨水流路への切替時間は常に一定となるため、流路切替時間のばらつきによる不快感を使用者に与えずに済む。また、洗浄ノズルと流量調節兼流路切替手段が一体化された場合、捨水流路への配管(例えば可撓性のあるチューブ等)が必要となる。その場合、洗浄ノズルが収納された時に流量調節兼流路切替手段と捨水流路とを接続する長さが必要であり、また洗浄ノズルが伸出した時には、配管が収納されるスペースが必要となる。さらに洗浄ノズルの伸出・収納に伴なう移動軌跡上に障害物がないことも必要となる。しかし、本発明によれば捨水流路への切替を行う流路切替弁を別体として構成し、捨水流路への配管は固定される。したがって洗浄ノズルの伸出・収納に伴なう配管のスペースが不要となるため、装置の小型化を図ることができる。また流路切替手段から吐出される洗浄水の流量を前記流量調節手段の実使用範囲における最小流量以上とすることで主流路と捨水流路の切替え中において洗浄水の極端な流量低下を防止することができる。したがって異常高温水発生の可能性を最小限に抑えることが可能となる。
第6の発明における衛生洗浄装置では、前記流路切替手段の駆動源としてソレノイドを使用した事を特徴とする。
流路切替手段の駆動源としてソレノイドを使用する事により、捨水流路と主流路の高速切替動作が可能となる。したがって洗浄モード切替時において瞬時に流路を捨水流路に切替えることができつつ、主流路と捨水流路切替中に流量低下することがない。そのため高温水発生の可能性を最小限に抑えることができる。
第7の発明における衛生洗浄装置では、捨水流路の終点にノズル洗浄手段を配設した事を特徴とする。
捨水流路の終点にノズル洗浄手段を設ける事により捨水流路に切替えられた洗浄水をノズル本体の洗浄に使用することができる。このため洗浄水を無駄に使用することなく衛生的な洗浄ノズルを提供できる。
第8の発明における衛生洗浄装置では、洗浄水の流れに脈動を与える脈動発生装置を配設したことを特徴とする。
脈動発生手段により洗浄水は強制的に圧力の変動が加えられ、吐水流路に給水される。圧力の変動が加えられた洗浄水が吐水流路に給水されると、洗浄水に速度差が生じ、その繰り返しによって洗浄水の噴流の疎密の繰り返しが強制的変動として現れる。したがって、少ない流量においても洗浄力とたっぷり感を確保した状態での洗浄が可能となる。さらに水勢変化は流量変化と脈動付加度合いの変化で行うため、流量変化だけで水勢感を変化させる場合よりも、水勢感変化に要する流量変化の度合いが少なくて済む。したがって実使用における流量変動幅をより小さくしたうえで極端な流量低下を抑えることが可能となるため、高温水発生が抑えられる。
なお、前記流量調節兼流路切替手段は前記洗浄ノズルと共に所定の軌跡を持って進退するようにするのが好ましい。従来の構成のように流量調節兼流路切替バルブが洗浄ノズルと別体にて構成されている場合は、流量調節兼流路切替手段と洗浄ノズルを接続するチューブ等の流路を複数本必要とし、ノズルを収納位置と使用位置の間で移動させる場合は、複数のチューブがノズルの移動に合わせて移動するためのスペースを確保しなければならず、また複数のチューブの屈曲力に抗してノズルを移動させなければならないため、出力を十分確保したノズル駆動手段が必要となる。これに対し、流量調節兼流路切替手段と洗浄ノズルを一体にて構成した場合は、ノズルの移動に合わせて移動するチューブは一本だけになるのでチューブの移動スペースやノズル駆動手段の出力を最小限に抑える事ができ、装置の小型化を図ることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、流量調節手段の可動範囲全域における最小流量を、洗浄ノズルへの給水時の実使用範囲の最小流量と略同一もしくはそれ以上とすることにより加熱中洗浄水の極端な流量低下による異常高温水発生の可能性が最小限に抑えられる。また流量調節兼流路切替手段を使用することにより使用者に多彩な洗浄感を提供することが可能となる。さらに主流路と捨水流路の流路切替を独立して行う事で、洗浄モード変更時間が短縮される。
以下、本発明を実施するための形態について図面に基づき説明する。
本発明における実施形態による衛生洗浄装置の水路図を図1に示す。ここで図1は、洗浄水の供給系を示す概略構成図である。
図1に示す衛生洗浄装置は給水配管51から順に、電磁弁52、圧力調整弁53、冷水センサ54、熱交換器55、温水センサ56、バキュームブレーカ57、安全弁58、流路切替弁59、脈動発生装置61および洗浄ノズル63が接続されている。なおこの例では、流量調節兼流路切替弁62は洗浄ノズル63と一体的に構成されている。制御器64は電磁弁52、冷水センサ54、熱交換器55、温水センサ56、流路切替弁59、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁62、洗浄ノズル63および制御ボタン(図示せず)に接続されている。なお制御ボタンには強い刺激感のあるハードなおしり洗浄(以下おしり洗浄と呼ぶ)、ソフトなおしり洗浄(以下やわらか洗浄と呼ぶ)、ビデ洗浄の各洗浄モードを選択する洗浄ボタン、洗浄水の水勢を変化させるための水勢変更ボタン、洗浄水の温度を選択できる温度調節ボタン、洗浄を停止するための停止ボタンが含まれる。
電磁弁52は、その開閉動作により衛生洗浄装置への洗浄水の供給と停止を行う。圧力調整弁53は、供給された洗浄水を所定の圧力まで減圧し、洗浄水の供給圧力を一定に保つ機能を果たす。熱交換器55は、供給された洗浄水を設定された温度まで加熱する。その際、熱交換器55の上流に設けられた冷水センサ54により検知された加熱前の洗浄水温と、熱交換器55の下流に設けられた温水センサ56により検知された加熱後の洗浄水温に基づき、制御器64にて算出された加熱量が熱交換器55に出力される。
バキュームブレーカ57は洗浄ノズル63からの洗浄水の逆流を防止する。安全弁58は衛生洗浄装置内の水圧が所定値を越えると開弁し、捨水配管へ洗浄水を排出することにより、水圧異常時の機器の破損、ホースの外れ等の不具合が生じることを防止している。また流路切替弁59の下流は二方に分岐しており、一方は捨水流路68へ他方は脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁62を介して洗浄ノズル63へと続く主流路69に接続されている。捨水流路68の先端にはノズル洗浄室(図示せず)が設けられており、洗浄ノズル63の伸出・収納時にノズル胴体を洗浄するようになっている。
瞬間加熱式の衛生洗浄装置は、貯湯式と異なり、充分温かい温度まで加熱できる洗浄水の流量が制限されているが、熱交換器55により加熱された洗浄水は脈動発生装置61によって脈動を与えられた状態で吐出されるため、少ない流量でも洗浄力とたっぷり感を確保した状態での洗浄が可能となる。また流路切替弁59と脈動発生装置61の間にはアキュームレータ60を配設し、脈動発生装置61で発生した圧力の脈動が上流へ伝播するのを防ぎ、熱交換器55への影響を防止している。
流量調節兼流路切替弁62は制御器64によって与えられる制御信号に基づき、洗浄ノズル63内にある各洗浄流路(65,66,67)のいずれか一つまたは複数に洗浄水を供給する。以上により、洗浄ノズル63に配設された複数の吐水穴のいずれかより洗浄水が吐水される。
また、流量調節兼流路切替弁62は制御器64により与えられる制御信号に基づき、洗浄ノズル63から吐水される洗浄水の水量を調節する。以上によって洗浄ノズル63から吐水される洗浄水の水量が変化する。
また、本実施例における衛生洗浄装置では、洗浄ノズル63を伸出・収納するための駆動手段(図示せず)を備えており、制御器64によって与えられる制御信号に基づいて洗浄ノズル63の伸出・収納を行う。
制御器64は衛生洗浄装置に備えられた制御ボタンもしくはリモコンスイッチより送信される信号、冷水センサ54、温水センサ56から与えられる温度測定値に基づき電磁弁52、熱交換器55、流路切替弁59、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁62、洗浄ノズル63に対して制御信号を与える。
次に洗浄ノズル63について説明する。図2(a),(b)に洗浄ノズルの構造図を示す。洗浄ノズル63内にある複数の洗浄流路65及び66,67はそれぞれ洗浄ノズル先端近傍にあるおしりに向かって洗浄水を吐出するビデ洗浄用吐水穴402とおしり洗浄用吐水穴401に連通する。吐水穴401,402の上流には洗浄流路65及び66,67を通水する洗浄水を旋回させながら旋回流として吐水穴から吐水させるための洗浄水渦室301,302を設けてある。なお洗浄流路67は洗浄渦室301の下方に連通し、吐水穴401と連通している。
ここで、おしり、やわらか洗浄用のノズル構造を例にとり洗浄ノズル63内の洗浄水の動きを説明する。
おしり洗浄時においては図3に示すように、一つの吐水穴401より旋回洗浄水RW、直進洗浄水UWという複数の種類の洗浄水を吐水する。ここで、旋回洗浄水RWとは吐水穴401の軸心を中心として螺旋状に旋回された状態で吐水穴401の向く方向に吐水される洗浄水をいう。直進洗浄水UWとは吐水穴401の向く方向にほぼ真っ直ぐに吐水される洗浄水をいう。図3に示すように旋回洗浄水RWは旋回中心付近が中空で、吐水穴401から離れるにしたがって徐々に広がった螺旋形状を有する。このような旋回洗浄水RWは洗浄流路66から洗浄水渦室301に供給された洗浄水が洗浄水渦室301の内周壁に沿って流れる事により実現される。すなわち洗浄流路66からの洗浄水が略円柱形状を有する洗浄水渦室301の内周壁に沿って供給される事により、図3に示す矢印SYに示すように洗浄水は洗浄水渦室301内で旋回し、これにより洗浄水に旋回成分が付与され、吐水穴401に向かうのである。このように洗浄流路66を通過する洗浄水が洗浄水渦室301の内周壁に沿って流入する事により旋回状態とされた洗浄水の流れを旋回流と呼び、洗浄流路66を旋回流路と呼ぶ。こうした螺旋形状の旋回洗浄水RWによれば局部の広い範囲(図3に示す洗浄面積SMc)をソフトに洗浄することができる。また旋回により洗浄水が適当に細分化され、十分なやわらか感をもった吐水をする事ができる。一方直進洗浄水UWは旋回洗浄水のような中空部分や広がりのない略円柱形状を有する。このような直進洗浄水UWは洗浄流路67からの洗浄水が洗浄水渦室301の軸心に向かって流れ込み、旋回されることなく、図3SSに示すように略鉛直上方に進行する事により実現される。このように洗浄流路67を通過する洗浄水が略鉛直上方に進行する洗浄水の流れを直進流と呼び、洗浄流路67を直進流路と呼ぶ。こうした略円柱形状の直進洗浄水UWによれば、局部の狭い範囲(図3に示す洗浄面積SMa)を強く洗浄することができる。このようにおしり洗浄は、旋回流と直進流の洗浄水の組合せによって実現している。また、図示していないビデ洗浄の流路構成は旋回流のみを備えたものであり、洗浄流路65をビデ流路と呼ぶ。
続いて流量調節兼流路切替弁62について説明する。図4は、流量調節兼流路切替弁62を構成する部品の分解図であり、これらの部品は洗浄ノズル本体70の基端部に組み込まれ、一体に構成されている。この流量調整兼流路切替弁62は、駆動軸171を有する駆動モータ170と、十字穴付のナベタッピンネジ160と、押板180と、Oリング190と、収納ボディ200と、Yパッキン210と、一端を駆動軸171に、他端を固定部260に結合される支持部220と、シールフランジ230と、スプリング240と、可動部250と、固定部260と、固定部シール270から構成されている。
これら流量調節兼流路切替弁構成部品のうち、互いに密接した状態におかれる可動部250と固定部260が、流量調節と流路切替を司る弁機能を果たす。可動部250及び固定部260の上面図を図5(a),(b)に示す。図5(a)に示すように、可動部250は、中心に回転軸を備えた薄型円板状のディスクに中心からの距離が異なる大穴251及び小穴252が貫通するように形成されている。
また、図5(b)に示すように、固定部260は、中心に回転軸を備えた薄型円板状のディスクに、出水穴としてビデ流路65に通じるビデ穴261、旋回流路66に通じる旋回穴262、直進流路67に通じる直進穴263が、ディスクを貫通するように構成されている。また各穴に連通するように凹部261a,261b,262a,262b,262c,263a,263bが所定の幅をもって固定部260の円周方向に形成されている。凹部263b,261b,262aは、可動部250のすべての穴と固定部260のすべての穴が連通する全開状態に使用される。すなわち、大穴251が凹部261a,262bに、小穴252が凹部263bに、同時に連通することで、可動部250と固定部260の全ての流路が通水状態になる。また、凹部263aはおしり洗浄時に直進流を、凹部262cは旋回流を形成し、それぞれ流量調節するために使用される。更に、凹部262bはやわらか洗浄時、凹部261aはビデ洗浄時にそれぞれ流量調節するために使用される。各洗浄流路への洗浄水の切替は可動部260の各穴部のいずれかが、固定部250の各穴部とそれに連通する凹部のいずれか一つまたは複数に連通する事によって行われる。固定部260に備えられた凹部の深さは連通する貫通穴に向かって増加しているため、可動部250を回転移動させて、可動部250と固定部260の凹部もしくは穴部によって形成される最小流路断面積を増加もしくは減少させることで、選択された洗浄流路への洗浄水流量が変化する。なお図5(a),(b)に示すように可動部250と固定部260の中心には回転軸があり、この回転軸を中心に可動部は固定部上を回転するのである。また可動部250の回転方向は駆動モータ180により時計回り、半時計回りいずれの回転も可能である。
図6(a)〜(d)は、固定部250と可動部260の相対位置関係を変化させたときの、固定部250の穴部と可動部260の穴部および凹部の連通状態を表したものである。詳細には駆動軸171、支持部220を介して駆動モータ170の駆動トルクが伝達され回転する可動部250が、各洗浄流路へそれぞれ連通する穴部と凹部が形成された固定部260上を回転する様子を示したものであり、具体的には、(a)は原点状態兼ビデ洗浄モード状態(最小流量設定時)、(b)は全開状態、(c)はやわらか洗浄モード状態(最大流量設定時)、(d)はおしり洗浄モード状態(最小流量設定時)を示している。なお本図では可動部の各穴部と固定部の穴部もしくは凹部に連通している箇所を黒塗りで示している。
図6(a)は、モータの回転角度が0°の状態であり、本状態が原点状態である。本状態は可動部250の大穴251の一部が固定部260のビデ穴261と連通する凹部261aと連通され、原点状態であると同時にビデ洗浄モードにおける最小流量設定状態を達成している。本状態がビデ洗浄における最小吐水流量となり、回転方向Lに沿ってモータの回転角度が増加するにつれて、ビデ穴261と連通する凹部261aの深さも増加するため、凹部261aに構成される最小流路断面積が増加して、ビデ流路65に流出する洗浄水の流量は増加する。
図6(a)の状態から可動部250を回転方向Lに沿って半時計回りに約105°回転させると図6(b)の状態になる。図6(b)は可動部250の大穴251が固定部260のビデ穴261に連通する凹部261bと旋回穴262と連通する凹部262aと連通し、且つ可動部250の小穴252が固定部260の直進穴263に連通する凹部263bと連通することによって、洗浄ノズル本体内の全流路へと通水される全開状態を達成している。
図6(a)の状態から可動部250を回転方向Lに沿って半時計回りに約155°回転させると図6(c)の状態になる。図6(c)では、可動部250の大穴251が固定部260の旋回穴262と連通することによって、やわらか洗浄モードにおける最大流量設定状態を達成している。本状態がやわらか洗浄における最大吐水流量となり、モータの回転角度を増加させると可動部250の大穴が回転方向Lに向かって凹部深さが減少する凹部262bと連通するため、モータの回転角度を増やすことにより旋回流路66へ流出される洗浄水の流量は減少する。
図6(a)から可動部を回転方向Lに沿って半時計回りに約235°回転させると、図6(d)の状態になる。図6(d)では、可動部250の大穴251が固定部260の直進穴263に連通する凹部263aと連通し、また可動部250の小穴252が固定部260の旋回穴262に連通する凹部262cと連通する事により、おしり洗浄モードにおける最小流量設定を達成している。すなわちおしり洗浄モードにおいては2流路を同時に流量調節することで、ノズルから吐出される流量と、直進流、旋回流の比率を変化させ、各水勢毎に最適な流量と吐水状態(洗浄面積や洗浄感)を実現している。また、おしり穴263と連通する凹部263aの凹部深さは回転方向Lに沿って増加し、やわらか穴262と連通する凹部262cの凹部深さも同様に回転方向Lに沿って増加する。よって本状態がおしり洗浄モードにおける最小吐水流量となりモータの回転角度を増やす事によりおしり洗浄時の洗浄水の流量は増加する。
このように、この流量調節兼流路切替弁62は、可動部250の大穴251,小穴252と、固定部260のビデ穴261,旋回穴262,直進穴263のいずれかに連通して通水部を形成している。また、流量調節兼流路切替弁62へと供給された洗浄水はビデ穴261,旋回穴262,直進穴263のいずれか、もしくは複数、もしくは全ての穴に導かれ水路を決定し、流量調節を行っているのである。
次に、本実施例に使用している流量調節兼流路切替弁62の流量調節、流路切替特性について説明する。図7(a)は、流量調節兼流路切替弁62に備えられた固定部260と可動部250の相対回転角度に対するビデ穴261からビデ流路65に流出する洗浄水、旋回穴262から旋回流路66に流出する洗浄水、直進穴263から直進流路67に流出する洗浄水の流量特性を示す図である。図7の横軸は可動部250の原点位置からの回転角度を示し、縦軸は固定部の各穴から洗浄ノズル本体70内の各流路へと流出する洗浄水の流量を示す。ここで示す回転角度は、図7(a)に示す可動部の回転方向Lを正方向としている。
また実線Q1がビデ流路65を流れる洗浄水の流量変化を、点線Q2が旋回流路66を流れる洗浄水の流量変化を、一点鎖線Q3が直進流路67を流れる洗浄水の流量変化をそれぞれ示している。
図7(a)に示すように、Q1の変化はモータの回転角度0°においてすでに洗浄水がビデ流路65を流れており、回転角度が増すにつれて、ビデ流路65を流れる洗浄水の流量は増加し約60〜80°の領域で最大となる。さらに回転角度が大きくなるにつれて、ビデ流路65を流れる洗浄水の流量は減少し、モータの回転角度が約120°でビデ流路を流れる洗浄水の流量はゼロになる。
次にQ2の変化について説明する。モータの回転角度が約95°において旋回流路66に洗浄水が流れ始め、モータの回転角度が増加するにつれて洗浄水の流量は増加し、モータの回転角度が約130〜155°の領域で洗浄水の流量は最大となる。さらに回転角度を増加させると洗浄水の流量は減少し始める。回転角度が220°付近で、大穴251と凹部262bの連通がなくなる前に、小穴252が固定部260の旋回穴262に連通する凹部262cと連通し始めるが、後述するように直進流路67と同時通水となるため、旋回流路66に流れる洗浄水は235°付近まで減少していく。その後Q2は、回転角度が約255°の位置にて流量は極大値を示したあと角度の増加に伴い流量は減少する。
続いてQ3について説明する。回転角度が約90°から可動部250の小穴252が固定部260の直進穴263に連通する凹部263bと連通し、直進流路67に洗浄水が流れ始め、回転角度が約105°において極大値を示し、回転角度が約120°において流量はゼロになる。さらに回転角度を増加すると、回転角度が約220°にて可動部250の大穴251が固定部260の直進穴263に連通する凹部263aと連通し、再度洗浄出口から洗浄水が流出され、回転角度を増加させるにつれて洗浄水の流量は増加し、約300°にて最大値を示す。
おしり洗浄においては、上述した通り、旋回流と直進流の2つの異なる成分を持った洗浄水の組合せにより達成している。図7(a)のQ2,Q3に示すように、旋回流路66と直進流路67へ吐出される洗浄水の流量を各々制御する事で、即ち旋回流と直進流の流量比を制御する事で、水勢毎に最適な洗浄面積と洗浄感を実現している。
図7(a)に示すようにある流路からの洗浄水の流出が停止するまでに別の流路から洗浄水が流出し始め、いずれの回転角度においてもビデ流路65,旋回流路66,直進流路67のいずれかの流路から洗浄水が流出しており、流量調節兼流路切替弁62に止水区間を設けない構造としている。また流量調節兼流路切替弁62は約310°においてストッパーを設けており、それ以上の角度設定はできないようになっている。すなわち、この流量調節兼流路切替弁62は、洗浄ノズルへの給水の有無に関わらず可動部250の可動範囲全域において通水状態を維持する構成としている。
図7(b)は流量調節兼流路切替弁62から洗浄ノズル63を介して吐出される洗浄水の流量の変化を示したものである。図7(b)においても横軸は可動部250の原点位置からの回転角度を示し、縦軸は洗浄ノズル63を介して吐出される洗浄水の流量を示す。即ち、この洗浄水の流量は図7(a)におけるQ1,Q2,Q3の合計流量となる。回転角度が0°から60°まではビデ洗浄モードにおける流量調節範囲、回転角度が155°から215°まではやわらか洗浄モードにおける流量調節範囲、回転角度が235°から295°まではおしり洗浄モードにおける流量調節範囲である。回転角度が105°付近において流量調節兼流路切替弁62は全開状態となっており、ビデ流路65,旋回流路66,直進流路67のすべての穴から洗浄水が流出している。
以上のようにして、各洗浄モードでの吐水による使用領域以外の領域においても流出される洗浄水は、流量調節兼流路切替弁62が通常状態を維持する可動範囲における最小吐水流量に対して略同一もしくはそれ以上の流量になるようにしている。
続いて流路切替弁59の構造について説明する。図8は、流路切替弁59の概略構成断面図である。図8に示すように流路切替弁59は入水口80、第一出水口90、第二出水口100、磁性体を用いた弁体110、コイル120、バネ130が備えられている。弁体110には第一出水口90、第二出水口100をシールするための弁ゴム140が備えられている。入水口80から取り入れられた洗浄水はコイル120への通電onもしくはoffによって第一出水口90,第二出水口100のいずれかより吐出されるようになっている。本実施例では第一出水口90を主流路69に、第二出水口100を捨水流路68に接続されるようにした。コイル120への通電がoffの場合、弁体110はバネ130の力により第一出水口90側に位置し、第一出水口90は閉塞している。したがって第二出水口100は開放されている。そのため洗浄水は第二出水口100より吐出される。コイル120への通電をonするとコイル120が励磁され、弁体110には第一出水口90を開放する方向の吸引力が働くようになる、そのため弁体110が第二出水口100へ移動するため今度は第二出水口100が閉塞され、第一出水口90が開放される。以上により洗浄水は第一出水口90より主流路側に洗浄水を吐出する。さらにコイル120への通電をoffとすると吸引力が失われ、バネ130により弁体110が第一出水口90へ移動し、再び第一出水口90を閉塞する。したがって第二出水口100が開放され、洗浄水は第二出水口100より吐出される。
コイルへの通電がon、offのどちらにおいても第一出水口90、第二出水口100のいずれかが開放されているため通水を遮断する閉塞区間が存在しない構造となっている。また本実施例のように流路切替弁の駆動手段としてソレノイドを使用することにより主流路69と捨水流路68の切り替えが瞬時に行われるようになる。
さらに主流路69側を通常閉とした事で、コイルへの通電をoffとするだけで主流路69の閉塞が可能となるため、何らかの異常により万が一異常高温水が発生した場合においてもコイルへの通電をoffとするだけで人体に高温吐水をさせない安全動作を確実に行う事ができる。
次に本実施例における衛生洗浄装置の一連の動作を説明する。使用者がおしり洗浄ボタン,やわらか洗浄ボタン,ビデ洗浄ボタンのいずれかのボタンを押す事により洗浄が開始され、停止ボタンを押す事により洗浄が終了する。ここでは使用者がおしり洗浄を選択した場合を例に挙げて説明する。
図9は使用者がおしり洗浄ボタンを押しておしり洗浄を開始し、洗浄を停止するために停止ボタンを押し洗浄が終了するまでの、電磁弁52、熱交換器55内の温水ヒータ、流路切替弁59、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁62および洗浄ノズル63の一連の動作タイミングチャートを示している。使用者がおしり洗浄ボタンを押す事により電磁弁52が開弁し、洗浄ノズル63は装置内に収納された状態で流路への通水が開始される。通水を開始した洗浄水は、圧力調整弁53によって熱交換器55に供給される洗浄水の給水圧力が常に一定に保たれる。熱交換器55に供給された洗浄水は、所定の温度まで瞬間的に加熱され、流量調節兼流路切替弁62によって、最大吐水流量に調節されたうえで、洗浄ノズル63の全ての洗浄流路(65,66,67)から吐出され、流路内の予熱を行う。このときノズル洗浄室内で洗浄水が洗浄ノズル63から吐出されるため、吐水口部の汚れを効果的に洗い落とす事ができる(前洗浄)。流路内の予熱が充分に行われたら、流路切替弁59によって捨水流路68側へ通水が切り替えられたうえで洗浄ノズル63が所定の洗浄位置まで伸出する。このとき前述した通り、捨水流路68はノズル装置内に設けられたノズル洗浄室に接続されているため、洗浄ノズル63は、吐水穴401,402から洗浄水を吐出することなく、胴体を洗浄されながら伸出する。また、洗浄ノズル63伸出中、流量調節兼流路切替弁62によってノズル内の洗浄流路は旋回流路66,直進流路67が選択される。このときの可動部250の設定角度はおしり洗浄における最小水勢時の流量に相当する角度となっている(ノズル伸出)。
洗浄ノズル63が所定の位置まで伸出を完了すると、流路切替弁59によって、洗浄ノズル63側へと通水が切り替えられ、洗浄水は吐水穴401より吐出し始め、かつ流量調節兼流路切替弁62によって、流量は設定された水勢に相当する値に向かって徐々に増加し、設定流量まで達すると脈動発生装置61は設定水勢に対応する値よりも低い値で出力を開始する。これは急に設定水勢に相当する流量および脈動付加状態の洗浄水を吐出するのではなく、設定水勢に相当する流量および脈動付加状態に向かって段階的に増加させる事により使用者を驚かせないようにするためである(ソフトスタート)。そして設定された水勢に相当する流量および脈動付加状態の洗浄水でおしり洗浄が行われる。このとき脈動発生装置61の働きにより、洗浄水には設定水勢に応じた脈動が付与されているので、少量の水でも充分な洗浄力や洗浄感を実現することができ、快適に洗浄を行う事ができる(本洗浄)。
続いておしり洗浄中に洗浄を停止するための停止ボタンを押した場合について説明する。使用者が停止ボタンを押すと脈動発生装置61は停止し、続いて流路切替弁59によって捨水流路68側に通水が切り替えられる。続いて洗浄ノズル63はノズル胴体を洗浄されながら所定の位置に収納される(ノズル収納)。収納動作中、流量調節兼流路切替弁62によって洗浄ノズル63内の流路は全開状態となる。洗浄ノズル63が所定の位置に収納された後、流路切替弁59によって、洗浄ノズル63側へ通水が切り替えられ、洗浄ノズル63の全ての洗浄流路から洗浄水が吐出され、洗浄ノズル63の吐水穴401、402周辺の洗浄を行う(後洗浄)。後洗浄が終了すると、流路切替弁59によって洗浄水を捨水流路68側へ切替えた後、電磁弁52を閉止して止水し、熱交換器55への通電も終了する。その後流量調節兼流路切替弁62はビデ洗浄最小設定位置に移動しモータ角度の原点合わせを行う(原点合わせ)。
本動作中における流量特性については図9の最下段に示してある。電磁弁52が開弁すると同時に洗浄水の流量は本装置の最大吐水流量に至る。その後ノズル伸出が完了するまで洗浄水の流量は本装置の最大吐水流量で維持される。ノズル伸出が終了し、洗浄流路が流路切替弁59によって主流路側に切り替えられると洗浄水はおしり洗浄における最小水勢に相当する流量に至る。その後流量調節兼流路切替弁62により徐々に流量は増加し、本洗浄にておしり洗浄における最大水勢に相当する流量に至る。停止ボタンが押された後、洗浄水の流量は本装置の最大吐水流量に至る。その後ノズル収納、後洗浄が完了するまで洗浄水の流量は本装置の最大吐水流量で維持される。ノズル収納、後洗浄が行われた後、電磁弁52の閉動作により通水は停止する。以上のように電磁弁52の開動作から閉動作までの間に洗浄水の通水は停止される事なく、かつ吐水流量はおしり洗浄における最小水勢に相当する吐水流量と略同一以上となっている。
次に洗浄動作中に別の洗浄モードを選択した場合の実施例について述べる。図10は使用者がおしり洗浄中にやわらか洗浄を押し、やわらか洗浄に移るまでの電磁弁52、熱交換器55内の温水ヒータ、流路切替弁59、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁62および洗浄ノズル63の一連の動作タイミングチャートを示している。
使用者がおしり洗浄中にやわらか洗浄ボタンを押すと、洗浄ノズル63はおしり洗浄中の位置に伸出したまま、おしりへの吐出が維持され、脈動発生装置61が停止する。洗浄ノズル63内の洗浄流路が流量調節兼流路切替弁62によりやわらか洗浄最小水勢位置に切り替えられる(流路切替)。そして流量調節兼流路切替弁62によって、流量は設定された水勢に相当する値に向かって徐々に増加し、設定流量まで達すると脈動発生装置61は設定水勢に対応する値よりも低い値で出力を開始する(ソフトスタート)。そして設定された水勢に相当する流量および脈動付加状態の洗浄水でやわらか洗浄が行われる。おしり洗浄からやわらか洗浄へ洗浄モードを変更する場合、洗浄水はノズル本体70における、同じ吐水穴401から吐出されるため本実施例のように流量調節兼流路切替弁62のみでの洗浄モードの変更が可能である。
また流量特性について説明する。流量特性については図10の最下段に示している。おしり洗浄モードにおける本洗浄状態においてはおしり洗浄の最大水勢に相当する流量となっている。やわらか洗浄ボタンが押され、流量調節兼流路切替弁62によってやわらか洗浄の最小水勢に相当する流量となる。その後、流量調節兼流路切替弁62によりやわらか洗浄の最大水勢に相当する流量に至る。以上のように本装置から吐出される洗浄水はおしり洗浄モード、やわらか洗浄モードにおける最小水勢に相当する流量以上となっており、本実施例のように流量調節兼流路切替弁62のみで洗浄モードの変更を実施しても、極端な流量低下が起こらず、異常高温水発生に対する安全性が確保されている。(以上、洗浄モード変更例1)
次に、洗浄モード切替における別の実施例について説明する。図11は使用者がおしり洗浄中にビデ洗浄ボタンを押し、おしり洗浄モードからビデ洗浄モードに移るまでの電磁弁52、熱交換器55内の温水ヒータ、流路切替弁59、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁62および洗浄ノズル63の一連の動作タイミングチャートを示している。
使用者がおしり洗浄中にビデ洗浄ボタンを押すと、脈動発生装置61は停止し、続いて流路切替弁59によって捨水流路68側へ通水が切り替えられる。続いて洗浄ノズル63はノズル胴体を洗浄されながら所定の位置に収納される(ノズル収納)。収納動作中、流量調節兼流路切替弁62によって洗浄ノズル63内の流路は全開状態となる。洗浄ノズル63が所定の位置に収納された後、流路切替弁59によって、洗浄ノズル63側へ通水が切り替えられ、洗浄ノズル63の全ての洗浄流路から洗浄水が吐出され、洗浄ノズル63の吐水穴401、402周辺の洗浄を行う(後洗浄)。後洗浄実施後、流路切替弁59によって捨水流路68側へ通水が切り替えられ、洗浄ノズル63は所定の位置にノズル胴体を洗浄されながら伸出する。洗浄ノズル63伸出中、流量調節兼流路切替弁62によってノズル内の洗浄流路はビデ流路65へ切り替えられる。このときの可動部250の設定角度はビデ洗浄における最小水勢時の流量に相当する角度となっている(ノズル伸出)。洗浄ノズル63が所定の位置まで伸出を完了すると、流路切替弁59によって、洗浄ノズル63側へと通水が切り替えられ、洗浄水は吐水穴402より吐水し始め、かつ流量調節兼流路切替弁62によって、流量は設定された水勢に相当する値に向かって徐々に増加し、設定流量まで達すると脈動発生装置61は設定水勢に対応する値よりも低い値で出力を開始する(ソフトスタート)。そして設定された水勢に相当する流量および脈動付加状態の洗浄水でビデ洗浄が行われる。おしり洗浄からビデ洗浄へ洗浄モードを変更する場合、人体に洗浄水を吐水する吐水穴は吐水穴401から吐水穴402へ変更される。このように異なる吐水穴から洗浄水を吐出する場合、上述したような洗浄モードを実施し、洗浄ノズルの洗浄を実施することは衛生上必要不可欠な方法である。
本実施例における洗浄モード変更中の流量特性については図11の最下段に示している。おしり洗浄モードにおける本洗浄状態においてはおしり洗浄の最大水勢に相当する流量となっている。ビデ洗浄ボタンが押されると、流路切替弁59によって捨水流路に切替えられ、本装置の最大吐水流量に至る。その後、ノズル収納、後洗浄、ノズル伸出が完了するまで洗浄水は本装置における最大吐水流量で維持される。ノズル伸出が完了すると洗浄水はビデ洗浄の最小水勢に相当する流量で吐出される。その後、流量調節兼流路切替弁62によりビデ洗浄の最大水勢に相当する流量に至る。以上のように本装置から吐出される洗浄水はおしり洗浄モード、ビデ洗浄モードにおける最小水勢に相当する流量以上となっているため、極端な流量の低下による異常高温水の発生に対する安全性が確保されている。(以上、洗浄モード変更例2)
洗浄モード変更例2のように洗浄モード切替時において流路切替弁59を使用することにより洗浄モード切替中、洗浄水は捨水流路68へ切り替えられるため洗浄水が人体に吐水されることがない。したがって万が一、異常高温水が発生しても人体に高温水が吐水されないため高温吐水に対する安全性も確保されている。
続いて本発明における実施形態における衛生洗浄装置の別の例について図12に示す。
図12は洗浄水の供給系を示す概略構成図である。図12に示す衛生洗浄装置は給水配管51から順に、電磁弁52、圧力調整弁53、冷水センサ54、熱交換器55、温水センサ56、バキュームブレーカ57、安全弁58、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁12および洗浄ノズル13が接続されている。制御器14は電磁弁52、冷水センサ54、熱交換器55、温水センサ56、脈動発生装置61、流量調節兼流路切替弁12および制御ボタン(図示せず)に接続されている。なお制御ボタンにはおしり洗浄、やわらか洗浄、ビデ洗浄の各洗浄モードを選択する洗浄ボタン、洗浄水の水勢を変化させるための水勢変更ボタン、洗浄水の温度を選択できる温度調節ボタン、洗浄を停止するための停止ボタンが含まれる。
電磁弁52が開弁する事によって、給水配管51から給水された洗浄水は熱交換器55によって所定の温度まで洗浄水を加熱する。加熱された洗浄水は脈動発生装置61によって脈動を与えられる。脈動を与えられた洗浄水は流量調節兼流路切替弁12、洗浄ノズル13を介して人体に吐水される。
流量調節兼流路切替弁12は制御器14によって与えられる制御信号に基づき、ビデ流路15,やわらか流路16,おしり流路17,捨水流路18のいずれかもしくは複数に洗浄水を供給する。ビデ流路15,やわらか流路16,おしり流路17のいずれかに洗浄水が供給されると洗浄水の水圧を受けて洗浄ノズル13が伸出し、洗浄ノズル13に配設された吐水穴から洗浄水が吐水される。また捨水流路18の先端にはノズル洗浄室(図示せず)が設けられており、洗浄ノズル13を洗浄することができるようになっている。
また流量調節兼流路切替弁12は制御器14により与えられる制御信号に基づき、洗浄ノズル13から吐出される洗浄水の流量を調節する。以上により洗浄ノズル13から吐出される洗浄水の水量が変化する。
図12において洗浄ボタン(図示せず)が押されると、電磁弁52が開弁し、流路への通水が開始される。通水を開始した洗浄水は、圧力調整弁53によって所定の圧力まで減圧されるため、熱交換器55に供給される洗浄水の給水圧力は常に一定に保たれる。熱交換器55に供給された洗浄水は、使用者が設定した温度まで瞬間的に加熱される。加熱された洗浄水は流量調節兼流路切替弁12によって捨水流路18側に切替えられ、洗浄ノズル13を洗浄する。続いて流量調節兼流路切替弁12によって洗浄流路(ビデ流路15,やわらか流路16,おしり流路17)のいずれかが選択されると洗浄流路を介して供給された洗浄水の圧力により洗浄ノズル13は所定の位置まで伸出し、使用者が選択した水勢に相当する流量で洗浄水を吐出する。
図12に示す衛生洗浄装置における流量調節兼流路切替弁12は図1に示す衛生洗浄装置における流路切替弁59と流量調節兼流路切替弁62が一体に構成されている。具体的には、流量調節兼流路切替弁62の固定部側のディスクに捨水流路18に通水する捨水穴を開設することにより構成している。このように捨水流路18への切替機能を流量調節兼流路切替弁12に持たせる事により、部品点数が削減される事による低コスト化が実現できる。また本実施例においては直進流のみでおしり洗浄モードを実現している。そのためビデ流路15,やわらか流路16,おしり流路17毎に、それぞれ独立した吐水穴を設けている。
図13(a)は本実施例における流量調節兼流路切替弁12の洗浄水出口からビデ流路15,やわらか流路16,おしり流路17,および捨水流路18へ流出する洗浄水の流量特性を示したものである。図13の横軸は流量調節兼流路切替弁12の駆動手段による回転角度を示し、縦軸は洗浄水出口から流出する洗浄水の流量を示している。また太実線Q4はビデ流路15へ流出される洗浄水の流量の変化を示し、点線Q5はやわらか流路16へ流出される洗浄水の流量の変化を示し、太点線Q6はおしり流路へ流出する洗浄水の流量の変化を示し、実線Q7は捨水流路18へ流出する洗浄水の流量を示している。
図13(a)に示すように、Q4の変化はモータの回転角度0°においてすでに洗浄水がビデ流路15を流れており、かつビデ流路15を流れる洗浄水の流量は最大となっている。そして回転角度が増すにつれて洗浄水の流量は減少し、モータの回転角度が約95°でビデ流路15へ流出される洗浄水の流量はゼロとなる。
次にQ5の変化について説明する。モータの回転角度が約115°においてやわらか流路16に洗浄水が流れ始め、モータの回転角度が増加するにつれて洗浄水の流量は増加し、モータの回転角度が約195°で洗浄水の流量は最大となる。さらに回転角度を増加させると洗浄水の流量は減少し、回転角度が約240°でやわらか流路16へ流出される洗浄水の流量はゼロになる。
続いてQ6について説明する。回転角度が約260°においておしり流路17に洗浄水が流れ始め、モータの回転角度が増加するにつれて洗浄水の流量は増加し、モータの回転角度が約340°にて洗浄水の流量は最大値を示す。
さらにQ7について説明する。モータの回転角度が約80°において捨水流路18に洗浄水が流れ始め、モータの回転角度が増加するにつれて洗浄水の流量は増加し、モータの回転角度が約105°において洗浄水の流量は最大値を示す。さらに回転角度を増加させると洗浄水の流量は減少し、約130°にて捨水流路18へ流出される洗浄水の流量はゼロになる。さらに回転角度を増加させると、モータの回転角度が約225°にて再び捨水流路18へ洗浄水が流れ始める。そして回転角度が約250°において洗浄水の流量は再び最大値を示し、回転角度が約275°で捨水流路18へ流出する洗浄水の流量は再びゼロになる。
図13(a)に示すように本実施例における流路切替弁12においても、ある流路からの洗浄水の流出が停止するまでに別の流路から洗浄水が流出し始め、いずれの回転角度においてもビデ流路15,やわらか流路16,おしり流路17および捨水流路18のいずれかの流路から洗浄水が流出しており、止水区間を設けない構造としている。また本実施例における流量調節兼流路切替弁12は約345°においてストッパーを設けており、それ以上の角度設定はできないようになっている。
図13(b)は流量調節兼流路切替弁12から洗浄ノズル13もしくは捨水流路17を介して吐出される洗浄水の流量特性を示したものである。図13(b)においても横軸は流量調節兼流路切替弁12における駆動モータの回転角度を示し、縦軸は洗浄ノズル13もしくは捨水流路18を介して流出される洗浄水の流量を示す。即ち、この洗浄水の流量は図13(a)におけるQ4,Q5,Q7,Q8の合計流量となる。回転角度が20°から80°まではビデ洗浄モードにおける流量調節範囲、回転角度が130°から190°まではやわらか洗浄モードにおける流量調節範囲、回転角度が275°から335°まではおしり洗浄モードにおける流量調節範囲である。回転角度が95°から115°までおよび回転角度が240°から260°までは捨水流路18から洗浄水は流出している。図13(b)に示すようにいずれの角度においても流出される洗浄水は流量調節兼流路切替弁12の実使用範囲における最小吐水流量と略同一以上である事を達成しており、流量調節兼流路切替弁12がいかなる動作をした場合においても実使用範囲における最小吐水流量を維持しており、異常高温水の発生を最小限に抑えている。
以上のように、ディスク式バルブを実施例として本発明の実施の形態を説明したが、本発明はディスク式バルブに限定されず、背景技術として図14で例示したドラム式のバルブであっても本発明を適用できる。
本発明における実施の形態による衛生洗浄装置の水路図 本発明における実施の形態による洗浄ノズルの断面図 洗浄ノズル内における洗浄水の動き 流量調節兼流路切替弁と洗浄ノズルの一部透視図 (a),(b)はそれぞれ流量調節兼流路切替弁における可動部と固定部の上面図 (a)〜(d)は流量調節兼流路切替弁における可動部と固定部によるそれぞれ原点兼ビデ洗浄状態、全開状態、やわらか洗浄状態、おしり洗浄状態 (a),(b)はそれぞれ、流量調節兼流路切替弁内の可動部の回転角度によるビデ流路、旋回流路、直進流路から吐水される洗浄水の流量と洗浄ノズルを介して吐水される洗浄水の流量 流路切替弁断面図 おしり洗浄動作タイミングチャート おしり洗浄からやわらか洗浄への切替動作タイミングチャート おしり洗浄からビデ洗浄への切替動作タイミングチャート 別の実施例における衛生洗浄装置の水路図 別の実施例における流量調節兼流路切替弁の回転角度による洗浄ノズルを介して吐水される洗浄水の流量 従来技術における流量調節兼流路切替バルブの断面図 従来技術における流量調節兼流路切替バルブの回転角度と流量の関係
符号の説明
RW 旋回流
UW 直進流
12,62 流量調節兼流路切替弁
13,63 洗浄ノズル
14,64 制御器
15,65 ビデ流路
16 やわらか流路
17 おしり流路
18,68 捨水流路
51 給水配管
52 電磁弁
53 圧力調整弁
54 冷水センサ
55 熱交換器
56 温水センサ
57 バキュームブレーカ
58 安全弁
60 アキュームレータ
61 脈動発生装置
66 旋回流路
67 直進流路
69 主流路
70 ノズル本体
80,150 入水口
90 出水口a
100 出水口b
110 弁体
120 コイル
130 バネ
140 弁ゴム
160 ナベタッピンネジ
170 駆動モータ
171 駆動軸
180 押板
190 Oリング
200 収納ボディ
210 Yパッキン
220 支持部
230 シールフランジ
240 スプリング
250 可動部
260 固定部
270 固定部シール
301,302 洗浄水渦室
401,402 吐水穴

Claims (8)

  1. 給水源から洗浄水を取り入れる給水手段と、給水手段によって取込まれた洗浄水を瞬間的に加熱する加熱手段と、該加熱手段によって加熱される洗浄水の流量を増減する流量調節手段と、洗浄水を人体に噴出する洗浄ノズルを備えた衛生洗浄装置において、前記流量調節手段は、前記洗浄ノズルへの給水の有無に関わらず通水状態を維持してなり、前記流量調節手段の前記通水状態における最小流量に対して前記洗浄ノズルへの給水時における最小流量が略同一かそれ以上であることを特徴とした衛生洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の衛生洗浄装置において、前記流量調節手段は、入水口と複数の出水口を備え、一つ以上の通水部を備えた弁体により、洗浄水を前記複数の出水口の一つ、または複数に選択的に切替える流路切替手段を備えた流量調節兼流路切替手段であることを特徴とした衛生洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の衛生洗浄装置において、前記流量調節兼流路切替手段は、一つ以上の通水部を備えた可動部と、複数の通水部を備えた固定部とを備えたディスクバルブであることを特徴とした衛生洗浄装置。
  4. 請求項2または3に記載の衛生洗浄装置において、人体に向けて洗浄水を吐出しない捨水流路を備え、前記複数の出水口の少なくとも一つは捨水流路に接続されていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  5. 請求項4に記載の衛生洗浄装置において、前記捨水流路と前記洗浄ノズルに接続する主流路とを切替える流路切替手段を配設し、前記流路切替手段から吐出される最小流量は前記流量調節手段の実使用範囲における最小流量以上としたことを特徴とする衛生洗浄装置。
  6. 請求項5に記載の衛生洗浄装置において、前記流路切替手段の駆動源としてソレノイドを使用したことを特徴とする衛生洗浄装置。
  7. 請求項4に記載の衛生洗浄装置において、前記捨水流路の終点にノズル洗浄手段を配設したことを特徴とする衛生洗浄装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置において、前記洗浄水の流れに脈動を与える脈動発生装置を配設したことを特徴とする衛生洗浄装置。

JP2004347804A 2004-11-30 2004-11-30 衛生洗浄装置 Withdrawn JP2006152734A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047189A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 洗浄水吐出装置

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