JP2006152688A - 排水トラップと設備排水管との接続構造 - Google Patents

排水トラップと設備排水管との接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 施工者の特殊な技術などに依存することなく、排水トラップと設備排水管とを直状配管を用いて高品質な現場施工で容易に且つ迅速に接続することのできる接続構造。
【解決手段】 設備排水管(19)に固定的に取り付けられるソケット部材(1)と、実質的に滑らかな内側面を有し、排水トラップ(18)とソケット部材とを接続する不撓性の配管(2)と、配管の上端部を排水トラップの接続口(18a)に挿入させた状態で配管と接続口とを着脱自在に連結するための第1連結具(3,4)と、配管の下端部をソケット部材に挿入させた状態で配管とソケット部材とを着脱自在に連結するための第2連結具(5,6)とを備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、排水トラップと設備排水管との接続構造に関し、特にキッチンにおいて排水トラップと設備排水管とを接続する構造に関するものである。
従来、たとえばシステムキッチンでは、シンクの排水口に接続された排水トラップと、床から立ち上げられた設備排水管との間を、可撓性の蛇腹状配管を用いて現場施工で接続する場合がほとんどである(たとえば特許文献1を参照)。
特開2001−61575号公報
しかしながら、蛇腹状配管を用いる従来の接続構造では、蛇腹状配管の内側面が滑らかではなく波状であるため、蛇腹状配管を直線状に接続したとしても、ヘドロ状の汚れが蛇腹状配管の内側に溜まり易い。また、現場において所要の長さよりも実質的に長く切断された蛇腹状配管を曲線状に湾曲させて接続すると、湾曲部分にヘドロ状の汚れが堆積し易くなる。
さらに、たとえば発泡性の洗剤を水とともに流すことにより蛇腹状配管の内側をクリーニングしようとしても、蛇腹状配管の滑らかでない内側面に汚れが残り易い。そこで、たとえば樹脂製で実質的に滑らかな内側面を有する不撓性の配管(以下、「直状配管」という)を用いる接続方法が考えられる。しかしながら、この場合、排水トラップと設備排水管との間に直状配管を無理にこじ入れたり、排水トラップを一旦取り外したりすることになり、高品質な現場施工を迅速に行うことができない。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、施工者の特殊な技術などに依存することなく、排水トラップと設備排水管とを直状配管を用いて高品質な現場施工で容易に且つ迅速に接続することのできる接続構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明では、排水トラップと設備排水管との接続構造において、
前記設備排水管に固定的に取り付けられるソケット部材と、
実質的に滑らかな内側面を有し、前記排水トラップと前記ソケット部材とを接続する不撓性の配管と、
前記配管の上端部を前記排水トラップの接続口に挿入させた状態で前記配管と前記接続口とを着脱自在に連結するための第1連結具と、
前記配管の下端部を前記ソケット部材に挿入させた状態で前記配管と前記ソケット部材とを着脱自在に連結するための第2連結具とを備えていることを特徴とする接続構造を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1連結具は、前記配管にほぼ外接して前記排水トラップの接続口の雄ねじ部と係合するための第1ナット部材と、該第1ナット部材の内側に収納されるリング状の第1止水部材とを有し、前記第2連結具は、前記配管にほぼ外接して前記ソケット部材の上端部の雄ねじ部と係合するための第2ナット部材と、該第2ナット部材の内側に収納されるリング状の第2止水部材とを有する。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記ソケット部材には、前記設備排水管にほぼ外接するための下方内側面と、前記設備排水管の上端面に当接するための当接面と、前記配管にほぼ外接する上方内側面と、前記配管の下端部を一時的に載置するための載置面とが形成されている。この場合、前記載置面は、前記ソケット部材の中心に向かって下方へ傾斜していることが好ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記ソケット部材には、第1サイズの設備排水管にほぼ外接するための第1内側面と、前記第1サイズの設備排水管の上端面に当接するための第1当接面と、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの設備排水管にほぼ外接するための第2内側面と、前記第2サイズの設備排水管の上端面に当接するための第2当接面とが形成されている。
本発明では、たとえば樹脂で形成されて実質的に滑らかな内側面を有する不撓性の配管、すなわち直状配管の下端部をソケット部材に挿入させた状態で、床から立ち上げられた設備排水管にソケット部材を固定的に取り付ける。このとき、たとえば設備排水管にソケット部材の下端部がほぼ外接した状態で、ソケット部材が接着剤の作用により設備排水管に固定される。
次いで、直状配管を所定距離だけ上昇させて直状配管の上端部を排水トラップの接続口に挿入させた状態で、第1連結具を用いて直状配管の上端部と排水トラップの接続口とを着脱自在に連結するとともに、直状配管の下端部をソケット部材にある程度挿入させた状態で第2連結具を用いて直状配管の下端部とソケット部材の上端部とを着脱自在に連結する。
こうして、本発明の接続構造では、排水トラップと設備排水管との間に直状配管を無理にこじ入れたり、排水トラップを一旦取り外したりすることなく、また施工者の特殊な技術などに依存することなく、排水トラップと設備排水管とを直状配管を用いて高品質な現場施工で容易に且つ迅速に接続することができる。その結果、従来技術とは異なり、直状配管の内側にヘドロ状の汚れが溜まったり、堆積したり、クリーニング後に残ったりすることがなくなる。
なお、本発明では、直状配管にほぼ外接する第1ナット部材の内側にリング状の第1止水部材を収納した状態で、排水トラップの接続口に形成された雄ねじ部に第1ナット部材を係合させることにより、直状配管の上端部と排水トラップの接続口とを連結することが好ましい。同様に、直状配管にほぼ外接する第2ナット部材の内側にリング状の第2止水部材を収納した状態で、ソケット部材の上端部に形成された雄ねじ部に第2ナット部材を係合させることにより、直状配管の下端部とソケット部材の上端部とを連結することが好ましい。この場合、比較的簡素な構成にしたがって、操作性および止水性の良好な第1連結具および第2連結具を実現することができる。
また、本発明では、設備排水管にほぼ外接するための下方内側面と設備排水管の上端面に当接するための当接面とをソケット部材に設けることが好ましい。この構成により、設備排水管へのソケット部材の取付けに際して、設備排水管に対して所要の高さ位置にソケット部材を安定的に位置決めすることができる。
また、本発明では、直状配管にほぼ外接する上方内側面と直状配管の下端部を一時的に載置するための載置面とをソケット部材に設けることが好ましい。この構成により、設備排水管へのソケット部材の取付けに際して、直状配管の下端部をソケット部材に挿入させた状態を安定的に維持することができる。
また、この場合、直状配管の下端部を一時的に載置するための載置面がソケット部材の中心に向かって下方へ傾斜していることが好ましい。この構成により、載置面が水の円滑な流れを実質的に遮ることなく、ヘドロ状の汚れが載置面に付着し難くなる。
また、本発明では、ソケット部材が、第1サイズの設備排水管にほぼ外接するための第1内側面と第1サイズの設備排水管の上端面に当接するための第1当接面とを有するとともに、第1サイズよりも小さい第2サイズの設備排水管にほぼ外接するための第2内側面と、第2サイズの設備排水管の上端面に当接するための第2当接面とを有することが好ましい。この構成により、比較的簡素な構成にしたがって、サイズの異なる(ひいては内径の異なる)2種類の設備排水管に対して容易に且つ安定的に取付け可能なソケット部材を実現することができる。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる接続構造が適用されるシステムキッチンの構成を概略的に示す図である。図1に示すシステムキッチンSは、床Fの上に載置されたベースキャビネット11を備えている。ベースキャビネット11の上部には、システムキッチンSに向かって左側から順に、ガスコンロが設けられた加熱調理部12と、左側カウンター13と、シンク14と、右側カウンター15とが設けられている。
また、シンク14に隣接して、たとえば湯水混合型の水栓16が設けられている。シンク14の奥側の底面部には排水口17が設けられ、排水口17にはS字トラップ(排水トラップ)18が接続されている。本実施形態では、図2に示すように、シンク14の排水口17に接続されたS字トラップ18と、床Fから立ち上げられた設備排水管(図1では不図示)19との間の接続構造Kに対して本発明を適用している。
図3は、本実施形態の接続構造を実現するための各部品の構成を概略的に示す図である。また、図4は、本実施形態の接続構造の構成を概略的に示す断面図である。図3を参照すると、本実施形態において床Fから立ち上げられた設備排水管19とS字トラップ18との接続構造Kは、設備排水管19に固定的に取り付けられるソケット部材1と、S字トラップ18とソケット部材1とを接続する不撓性で直線状の配管すなわち直状配管2とを備えている。
なお、S字トラップ18の接続口18aには雄ねじ部18bが形成され、ソケット部材1の上端部にも雄ねじ部1aが形成されている。また、設備排水管19は、床Fから所定距離だけ突出するように予め設けられているか、あるいは現場施工により床Fから所定距離だけ突出するように切断される。さらに、本実施形態の接続構造Kは、第1連結具として、直状配管2にほぼ外接してS字トラップ18の接続口18aの雄ねじ部18bと係合する第1ナット部材3と、この第1ナット部材3の内側に収納されるリング状の第1パッキン(第1止水部材)4とを有する。
また、本実施形態の接続構造Kは、第2連結具として、直状配管2にほぼ外接してソケット部材1の上端部の雄ねじ部1aと係合する第2ナット部材5と、この第2ナット部材5の内側に収納されるリング状の第2パッキン(第2止水部材)6とを有する。ここで、第1パッキン4および第2パッキン6は、たとえば三角形状の断面を有する。また、ソケット部材1および直状配管2は、たとえば樹脂により形成されて実質的に滑らかな内側面を有する。
ただし、ソケット部材1には、図4に示すように、設備排水管19にほぼ外接するための下方内側面1bと、設備排水管19の上端面19aに当接するための当接面1cと、直状配管2にほぼ外接する上方内側面1dと、直状配管2の下端部を一時的に載置するための載置面1eとが形成されている。なお、載置面1eは、ソケット部材1の中心に向かって下方へ傾斜する平面状に形成されている。
図5は、本実施形態の接続構造の施工手順を概略的に示す図である。本実施形態では、図5(a)に示すように、直状配管2の下端部をソケット部材1に挿入して載置面1eに一時的に載置した状態で、S字トラップ18の接続口18aと設備排水管19との間に、ソケット部材1と直状配管2とを一体的に位置決めする。なお、直状配管2には、ナット部材3,5およびパッキン4,6が装着されている。
次いで、図5(b)に示すように、ソケット部材1と直状配管2とを一体的に下降させて、ソケット部材1の下方内側面1bを設備排水管19にほぼ外接させる。そして、ソケット部材1の下方内側面1bを設備排水管19にほぼ外接させながら、設備排水管19の上端面19aがソケット部材1の当接面1cに当接するまで、ソケット部材1と直状配管2とを一体的に下降させる。こうして、設備排水管19にソケット部材1の下端部がほぼ外接した状態で、たとえば接着剤を用いてソケット部材1を設備排水管19に固定的に取り付ける。
次いで、図5(c)に示すように、直状配管2を所定距離だけ上昇させて、直状配管2の上端部をS字トラップ18の接続口18aに挿入する。そして、図5(d)に示すように、直状配管2の上端部をS字トラップ18の接続口18aに挿入させた状態で、直状配管2にほぼ外接する第1ナット部材3の内側にリング状の第1パッキン4を収納しつつ、S字トラップ18の接続口18aに形成された雄ねじ部18bに第1ナット部材3を螺合させて締め付けることにより、直状配管2の上端部とS字トラップ18の接続口18aとを着脱自在に連結する。
同様に、図5(d)に示すように、直状配管2の下端部をソケット部材1にある程度挿入させた状態で、直状配管2にほぼ外接する第2ナット部材5の内側にリング状の第2パッキン6を収納しつつ、ソケット部材1の上端部に形成された雄ねじ部1aに第2ナット部材5を螺合させて締め付けることにより、直状配管2の下端部とソケット部材1の上端部とを着脱自在に連結する。したがって、ソケット部材1における載置面1eから上端までの寸法は、直状配管2の上端部をS字トラップ18の接続口18aに挿入した状態においても直状配管2の下端部をソケット部材1にある程度挿入させた状態が維持できるように設定されている。
こうして、本実施形態の接続構造Kでは、S字トラップ(排水トラップ)18と設備排水管19との間に直状配管2を無理にこじ入れたり、S字トラップ18を一旦取り外したりすることなく、また施工者の特殊な技術などに依存することなく、S字トラップ18と設備排水管19とを直状配管2を用いて高品質な現場施工で容易に且つ迅速に接続することができる。その結果、従来技術とは異なり、直状配管2の内側にヘドロ状の汚れが溜まったり、堆積したり、クリーニング後に残ったりすることがなくなる。
また、本実施形態では、直状配管2の上端部をS字トラップ18の接続口18aに挿入させた状態で直状配管2と接続口18aとを着脱自在に連結するための第1連結具、および直状配管2の下端部をソケット部材1に挿入させた状態で直状配管2とソケット部材1とを着脱自在に連結するための第2連結具を、ナット部材(3,5)とパッキン(4,6)とによりそれぞれ構成している。その結果、比較的簡素な構成にしたがって、操作性および止水性の良好な第1連結具および第2連結具が実現されている。
また、本実施形態では、設備排水管19にほぼ外接するための下方内側面1bと設備排水管19の上端面19aに当接するための当接面1cとをソケット部材1に設けているので、設備排水管19へのソケット部材1の取付けに際して、設備排水管19に対して所要の高さ位置にソケット部材1を安定的に位置決めすることができる。
また、本実施形態では、直状配管2にほぼ外接する上方内側面1dと直状配管2の下端部を一時的に載置するための載置面1eとをソケット部材1に設けているので、設備排水管19へのソケット部材1の取付けに際して、直状配管2の下端部をソケット部材1に挿入させた状態を安定的に維持することができる。
また、本実施形態では、直状配管2の下端部を一時的に載置するための載置面1eがソケット部材1の中心に向かって下方へ傾斜しているので、載置面1eが水の円滑な流れを実質的に遮ることなく、ヘドロ状の汚れが載置面1eに付着し難くなっている。
図6は、本実施形態の第1変形例にかかるソケット部材が大きいサイズの設備排水管に取り付けられる様子を概略的に示す図である。また、図7は、第1変形例のソケット部材が小さいサイズの設備排水管に取り付けられる様子を概略的に示す図である。図6および図7を参照すると、第1変形例にかかるソケット部材1Aには、例えば内径が50mmの比較的大きいサイズを有する設備排水管19Aにほぼ外接するための第1内側面1Aaと、この比較的大きいサイズの設備排水管19Aの上端面19Aaに当接するための第1当接面1Abとが形成されている。
また、ソケット部材1Aには、例えば内径が40mmの比較的小さいサイズを有する設備排水管19Bにほぼ外接するための第2内側面1Acと、この比較的小さいサイズの設備排水管19Bの上端面19Baに当接するための第2当接面1Adとが形成されている。さらに、ソケット部材1Aには、第2当接面1Adに隣接して、直状配管2の下端部を一時的に載置するための載置面1Aeが形成されている。こうして、第1変形例にかかるソケット部材1Aは、比較的簡素な構成にしたがって、サイズの異なる(ひいては内径の異なる)2種類の設備排水管19Aおよび19Bに対して容易に且つ安定的に取付け可能である。
図8は、本実施形態の第2変形例にかかるソケット部材が2種類のサイズの設備排水管に取り付けられる様子を概略的に示す図である。第2変形例にかかるソケット部材1Bは、第1変形例のソケット部材1Aと類似の構成を有する。すなわち、第2変形例のソケット部材1Bには、比較的大きいサイズを有する設備排水管19Aにほぼ外接するための第1内側面1Baと、設備排水管19Aの上端面19Aaに当接するための第1当接面1Bbとが形成されている。
また、ソケット部材1Bには、比較的小さいサイズを有する設備排水管19Bにほぼ外接するための第2内側面1Bcと、設備排水管19Bの上端面19Baに当接するための第2当接面1Bdとが形成されている。ただし、直状配管2の下端部を一時的に載置するための載置面1Beが、設備排水管19Bの上端面19Baに当接するための第2当接面1Bdから間隔を隔てて配置されている点だけが、第1変形例と基本的に相違している。こうして、第2変形例のソケット部材1Bも第1変形例と同様に、サイズの異なる2種類の設備排水管19Aおよび19Bに対して容易に且つ安定的に取付け可能である。
また、ソケット部材1Bの場合、載置面1Beの下側に隣接した当接面および内側面を利用して、例えば内径が30mmの非常に小さいサイズを有する設備排水管に対して容易に且つ安定的に取付け可能である。また、図6および図7に示すように第1変形例のソケット部材1Aには例えば内径が40mmのサイズを有する直状配管2が接続されるが、図8に示すように第2変形例のソケット部材1Bには例えば内径が30mmのサイズを有する直状配管2が接続されることになる。
図9は、本実施形態の変形例にかかる分割型の直状配管を用いて接続した様子を概略的に示す図である。上述の説明では、S字トラップ18の接続口18aの中心軸線と設備排水管19の中心軸線とが鉛直方向に沿ってほぼ一致している場合を想定しているため、直線状に延びる1本の直状配管2を用いてS字トラップ18の接続口18aと設備排水管19(厳密には設備排水管19に取り付けられたソケット部材1)とを接続している。
しかしながら、実際には様々な理由により、S字トラップ18の接続口18aの中心軸線と設備排水管19の中心軸線とがある程度位置ずれしてしまうことも考えられる。この場合、図9に示すような分割型の直状配管2Aおよび2Bを用いて、S字トラップ18の接続口18aと、設備排水管19(たとえば比較的大きいサイズを有する設備排水管19A)に取り付けられたソケット部材1(たとえば第2変形例のソケット部材1B)とを接続することができる。
具体的に、第1直状配管2Aおよび第2直状配管2Bは共に、たとえばクランク状に湾曲した形態を有する。また、下側の第1直状配管2Aの上端部には、雄ねじ部2Aaが形成されている。そして、上側の第2直状配管2Bの上端部とS字トラップ18の接続口18aとがナット部材3とパッキン4(図9では不図示)とにより着脱自在に連結され、第1直状配管2Aの下端部とソケット部材1(1B)の上端部とがナット部材5とパッキン6(図9では不図示)とにより着脱自在に連結されている。
さらに、第2直状配管2Bの下端部と第1直状配管2Aの上端部とが、上述の連結具(3,4;5,6)と同じように、ナット部材7とパッキン(不図示)とにより着脱自在に連結されている。図9の変形例では、第2直状配管2Bの上端部とS字トラップ18の接続口18aとを仮連結し且つ第1直状配管2Aの下端部とソケット部材1(1B)の上端部とを仮連結した状態で、第2直状配管2Bの下端部および第1直状配管2Aの上端部をそれぞれ回動させることにより、第2直状配管2Bの下端部の中心軸線と第1直状配管2Aの上端部の中心軸線とが一致する状態を容易に且つ迅速に見出すことができる。
ところで、図9では、第1直状配管2Aの下端部をソケット部材1Bの載置面1Beに載置した状態で、ソケット部材1Bを設備排水管19Aに取り付けることになる。しかしながら、第1直状配管2Aは湾曲した形態を有するため、図10に示すように、載置面の設けられていないソケット部材1B’を用いても、第1直状配管2Aの湾曲部がソケット部材1B’の上端部に支えられ、第1直状配管2Aがソケット部材1B’を貫通して落下することがない。換言すれば、分割型の直状配管を用いる場合には、ソケット部材に載置面を設ける必要はない。同様に、例えば上端部において内径が40mmで下端部において内径が30mmであるような絞り形態の直状配管を用いる場合にも、直状配管の絞り部がソケット部材の上端部に支えられるので、ソケット部材に載置面を設ける必要はない。
なお、上述の実施形態では、S字トラップと設備排水管との接続に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、S字トラップ以外の他の一般的な排水トラップと設備排水管との接続構造に対しても同様に本発明を適用することができる。
また、上述の実施形態では、キッチンにおける排水トラップと設備排水管との接続に対して本発明を適用しているが、これに限定されることなく、キッチン以外の他の一般的な設備における排水トラップと設備排水管との接続構造に対しても同様に本発明を適用することができる。
本発明の実施形態にかかる接続構造が適用されるシステムキッチンの構成を概略的に示す図である。 本実施形態の接続構造の構成を概略的に示す外観図である。 本実施形態の接続構造を実現するための各部品の構成を概略的に示す図である。 本実施形態の接続構造の構成を概略的に示す断面図である。 本実施形態の接続構造の施工手順を概略的に示す図である。 本実施形態の第1変形例にかかるソケット部材が大きいサイズの設備排水管に取り付けられる様子を概略的に示す図である。 第1変形例のソケット部材が小さいサイズの設備排水管に取り付けられる様子を概略的に示す図である。 本実施形態の第2変形例にかかるソケット部材が2種類のサイズの設備排水管に取り付けられる様子を概略的に示す図である。 本実施形態の変形例にかかる分割型の直状配管を用いて接続した様子を概略的に示す図である。 分割型の直状配管を用いる場合にはソケット部材に載置面を設ける必要がないことを示す図である。
符号の説明
K 接続構造
1 ソケット部材
2 直状配管
3,5 ナット部材
4,6 パッキン(止水部材)
S システムキッチン
11 ベースキャビネット
12 加熱調理部
13,15 カウンター
14 シンク
16 水栓
17 排水口
18 S字トラップ(排水トラップ)
19 設備排水管

Claims (5)

  1. 排水トラップと設備排水管との接続構造において、
    前記設備排水管に固定的に取り付けられるソケット部材と、
    実質的に滑らかな内側面を有し、前記排水トラップと前記ソケット部材とを接続する不撓性の配管と、
    前記配管の上端部を前記排水トラップの接続口に挿入させた状態で前記配管と前記接続口とを着脱自在に連結するための第1連結具と、
    前記配管の下端部を前記ソケット部材に挿入させた状態で前記配管と前記ソケット部材とを着脱自在に連結するための第2連結具とを備えていることを特徴とする接続構造。
  2. 前記第1連結具は、前記配管にほぼ外接して前記排水トラップの接続口の雄ねじ部と係合するための第1ナット部材と、該第1ナット部材の内側に収納されるリング状の第1止水部材とを有し、
    前記第2連結具は、前記配管にほぼ外接して前記ソケット部材の上端部の雄ねじ部と係合するための第2ナット部材と、該第2ナット部材の内側に収納されるリング状の第2止水部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
  3. 前記ソケット部材には、前記設備排水管にほぼ外接するための下方内側面と、前記設備排水管の上端面に当接するための当接面と、前記配管にほぼ外接する上方内側面と、前記配管の下端部を一時的に載置するための載置面とが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の接続構造。
  4. 前記載置面は、前記ソケット部材の中心に向かって下方へ傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の接続構造。
  5. 前記ソケット部材には、第1サイズの設備排水管にほぼ外接するための第1内側面と、前記第1サイズの設備排水管の上端面に当接するための第1当接面と、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの設備排水管にほぼ外接するための第2内側面と、前記第2サイズの設備排水管の上端面に当接するための第2当接面とが形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の接続構造。
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JPS6212669U (ja) * 1985-07-02 1987-01-26
JPH0674669U (ja) * 1993-03-24 1994-10-21 サンウエーブ工業株式会社 下水管と排水管との接続装置
JP2000186352A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Inax Corp ベースキャビネット装置及び配管用の接続管
JP2002138545A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Maruichi Kk 排水接続管

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